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1953/06/14 第19回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第019回国会 懲罰委員会 第4号
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1953/06/14 第19回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第019回国会 懲罰委員会 第4号

#1
第019回国会 懲罰委員会 第4号
 昭和二十九年六月十四日(月曜日)
   午後二時四十三分開議
 出席委員
   委員長 森 幸太郎君
   理事 押谷 富三君 理事 鍛冶 良作君
   理事 高橋  等君 理事 山中 貞則君
   理事 中野 四郎君
      生田  宏君    瀬戸山三男君
      高木 松吉君    田渕 光一君
      三和 精一君    臼井 莊一君
      辻  政信君
    ―――――――――――――
六月十四日
 委員江藤夏雄君及び福田一君辞任につき、その
 補欠として押谷富三君及び鍛冶良作君が議長の
 指名で委員に選仕された。
同日
 理事田中角榮君の補欠として、山中貞則君が理
 事に当選した。
同日
 押谷富三君及び鍛冶良作君が理事に補欠当選し
 た。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 理事の互選
 議員ツルヨ君懲罰再犯の件(議長宣告)
 議員山口シヅエ君懲罰事犯の件(議長宣告)
 議員大石ヨシエ君懲罰事犯の件
 議員萩元たけ子君懲罰事犯の件
 議員山崎始男君懲罰事犯の件
 議員小林進君懲罰事犯の件
 議員長正路君懲罰事犯の件
 議員山田長司君懲罰事犯の件
 議員三鍋義三君懲罰事犯の件
 議員西村力弥君懲罰事犯の件
 議員赤松勇君懲罰事犯の件
 議員横路節雄君懲罰事犯の件
 議員春日一幸君懲罰事犯の件
 議員稲富稜人君懲罰事犯の件
 議員勝間田清一君懲罰事犯の件
 議員佐竹新市君懲罰事犯の件
 議員池田禎治君懲罰事犯の件
 議員滝井義高君懲罰事犯の件
 議員大西正道君懲罰事犯の件
 議員山本幸一君懲罰事犯の件
 議員山口丈太郎君懲罰事犯の件
 議員杉村沖治郎君懲罰事犯の件
 議員高津正道君懲罰事犯の件
 議員野原覺君懲罰事犯の件
 議員成田知巳君懲罰事犯の件
 議員島上善五郎君懲罰事犯の件
 議員田中織之進君懲罰事犯の件
 議員伊藤卯四郎君懲罰事犯の件
 議員前田榮之助君懲罰事犯の件
 議員辻原弘市君懲罰事犯の件
 議員中村時雄君懲罰事犯の件
 議員久保田鶴松君懲罰事犯の件
 議員小平忠君懲罰事犯の件
 議員穗積七郎君懲罰事犯の件
 議員森三樹二君懲罰事犯の件
 議員淡谷悠藏君懲罰事犯の件
 議員伊藤好道君懲罰事犯の件
 議員山花秀雄君懲罰事犯の件
 議員武藤運十郎君懲罰事犯の件
 議員淺沼稻次郎君懲罰事犯の件
 議員中居英太郎君懲罰事犯の件
 議員木下郁君懲罰事犯の件
 議員井手以誠君懲罰事犯の件
 議員伊瀬幸太郎君懲罰事犯の件
 議員西村榮一君懲罰事犯の件
 議員山下榮二君懲罰事犯の件
    ―――――――――――――
#2
○森委員長 これより会議を開きます。
 この際お諮りいたします。過日理事の選任をいたしました後、委員辞任によりまして現在理事の欠員を生じておりますので、先例に従いまして委員長において理事を指名いたすことに御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○森委員長 御異議なしと認めます。よつて
   山中 貞則君  押谷 富三君
   鍛冶 良作君
を理事に指名いたします。
    ―――――――――――――
#4
○森委員長 次にお諮りいたします。前会田渕君から御要求のありました六月三日の事件に関する警務部の議長に対する報告書及び田中警視総監から議長あてに提出されておりました派出警察吏員の負傷その他損害状況報告を、議長と連絡の上、支障がなければ本委員会の参考資料として会議録に掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○森委員長 異議なしと認めます。よつてさよう決しました。
 なお、田渕君の御要求がありました資料につきましては、委員長において調査しました結果、警視庁より連絡のありましたものにつきまして御報告申し上げますと、当日警備に際しまして負傷いたしました警察吏員は三十名に及んでおりまして、面部及び腹部の挫傷、背部の打撲傷等をこうむつておりますが、中には手術を要する者もありまして、十日以上の加療を要する者六名、五日以上の加療を要する者十一名、重き者は二十日間の加療を要する者があることが判明いたしましたので、この際御報告いたしておきます。
 この際お諮りいたします。議員堤ツルヨ君外四十五名の諸君の懲罰事犯の件について秘密会を開きたいと存じますが、御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○森委員長 御異議ないと認めます。よつてさよう決しました。
 議員及び委員会の事務に従事する職員以外の方の退場を求めます。
     ――――◇―――――
  〔午後二時四十五分秘密会に入る〕
#7
○森委員長 これより秘密会を開きます。
 懇談に入ります。
  〔午後二時四十六分懇談会に入る〕
  〔午後四時一分懇談会を終る〕
#8
○森委員長 懇談会を解きます。
 これにて秘密会を閉じます。
  〔午後四時二分秘密会を終る〕
     ――――◇―――――
#9
○森委員長 傍聴人の入場を許します。
 中野君より発言を求められておりますので、この際これを許します。中野君。
#10
○中野委員 この際、提案者である鍛冶君に疑義がありますので、あらためて一点伺つておきたいのでありますが、先日提案者の鍛冶君からの御説明によりますれば、議長サロンより議長席に行くべき通路を針金をもつて――その節の鍛冶君の御説明の中には、針金で入口を巻いて一切のドアーの開閉を封鎖したという話でありましたが、麻なわであるとか針金であるというような明確でなかつた点があるのであります。ここに当日の物的証拠である十六番線の針金でありますが、これは六月三日事件の当夜議長席の後方の政府委員等の入場のとびらをば外部より縛つた針金でありまして、これには衛視の諸君の目撃者として明確なる証人があるのであります。さらに、もう一筋の針金は同じ議長席後方のとびらを外乱より縛した針金で、こういうもの、さらに内部より縛しました女の腰ひも、あるいは議場のカーテンについております太いひも等が証拠物件としてあげられておるのでありますが、この点について鍛冶君よりいま少し明確に当夜の事情を御説明願つておきたいと思うのであります。
#11
○鍛冶委員 先日、中野委員からの質問に答えて、針金をもつてドアーの入口を結わえたことは間違いありませんと、こう述べておりましたが、どうも報告書を読んでみますと、その中になわという文字もあります。また確かに萩元たけ子君の腰ひもを借りて春日一幸君が入口を議場の内部から縛られたという事実も明瞭になつて参りましたので、これを明瞭にしなければならぬというので、その後取調べいたしましたところ、本日までに明瞭になりましたことは、議長の入口、並びに政府委員の入口であります第七号入口、それからあとは議長席後方のとびらとなつております。このとびらの外部からこれのレールをとるために結わえたのが、この十六番線の針金であつたわけであります。従つて議長の入口と七号入口の外部をこの針金で二箇所結わえてあります。それから、議長入口の内部から結わえたのは、カーテンを結わえてありますひも、このひもで議長入口を内部から結わえた。それから、それでもまだ足らるというので、政府委員室の入口がふさがつておらなんだものだから、萩元君の腰ひもをとつて、春日君が……。(笑声)こういうことが明瞭であります。従いまして、外部でだれがやつたか、それから議長の入口の方をだれがやつたかということは確認いたしておりませんが、これは傍聴者も見ておりますし、わが党の羽田武嗣郎君も見ておりますから、春日一幸君がこれで結わえられたことだけは明瞭になつております。以上はなお詳しく調べて、ぜひともこれを明瞭にしたいものだと考えておる点であります。
#12
○中野委員 いずこの国の国会でも、議会の象徴である議長を暴力をもつてその職務を妨害するというようなことはないと断言してもよろしいほど、まれなことであります。むろん、わが国の国会において、帝国議会を通じ今日に至るまでかかる暴挙をしたことは前代未聞であります。いわんや議場の議長の出入口をば、針金をもつて、そうして一切の封鎖を行い、集団的暴力をもつて議長並びに国会の機能を不能ならしめるような不祥事は、断固われわれはこれを糾明して、今後絶無にしなければならぬことは論をまたぬところでございます。しかし、本委員会といたしましては、懲罰事犯の対象になるべき人をば処断する、いわゆる審査するのがその与えられた使命であります。しかし、今回の問題の特異性は、偶発的に起つた暴力事件とは違うということであります。計画的、集団的、一種のクーデターとも見るべきところの一つの現われであります。従つて、われわれとしては、事犯の対象になるべき者に対するところの調査をするということは当然でありまするが、よつて参りまするかかる原因も十二分に探究、究明する必要があると思いまするから、この際、異例なことではありまするけれども、委員長におかれては、このような暴挙をあえてしたそれぞれの事犯者に対して議長より適当なる処置をされんことをば、委員会の名によつて要望されんことを希望いたします。
#13
○森委員長 諸君において別に御異議ありませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○森委員長 御異議がないようでありますから、委員長において適当に処理することにいたします。
 本日はこれにて散会いたします。明日は十時より会議を開くことにいたします。
   午後四時九分散会
ソース: 国立国会図書館
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