くにさくロゴ
1953/04/27 第19回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第019回国会 議院運営委員会 第51号
姉妹サイト
 
1953/04/27 第19回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第019回国会 議院運営委員会 第51号

#1
第019回国会 議院運営委員会 第51号
昭和二十九年四月二十七日(火曜日)
    午後零時二十八分開議
 出席委員
   委員長 菅家 喜六君
   理事 今村 忠助君 理事 坪川 信三君
   理事 椎熊 三郎君 理事 土井 直作君
      助川 良平君    田渕 光一君
      森   清君    山中 貞則君
      園田  直君    長谷川四郎君
      青野 武一君    山田 長司君
      山本 幸一君    池田 禎治君
      中村 英男君
 委員外の出席者
        副  議  長 原   彪君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
四月二十七日
 委員山田長司君辞任につき、その補欠として和
 田博雄君が議長の指名で委員に選任された。
同日
 委員和田博雄辞任につき、その補欠として山田
 長司君が議長の指名で委員に選任された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 回付案の取扱いの件
 裁判官弾劾裁判所裁判員予備員補欠選任の件
 中央建設業審議会委員任命につき国会法第三十
 九条但書の議決を求めるの件
 漁港審議会委員任命につき同意を求めるの件
 日本国有鉄道経営委員会委員任命につき同意を
 求めるの件
 決議案の取扱いの件
 緊急質問の取扱いの件
 立法事務費の交付を受ける会派の認定に関する
 件
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
#2
○菅家委員長 とれより議院運営委員会を開会いたします。
 まず第一に、参議院回付案の取扱いについてお諮りいたします。住宅金融公庫法の一部を改正する法律案、保安林整備臨時措置法案、この二法案について、簡単な修正のようでありますが、事務総長から一応御説明申し上げます。
#3
○大池事務総長 住宅金融公庫法の一部を改正する法律案は、この前御配付いたしましたので、ただいま差上げておりませんが、住宅金融公庫法の一部を改正する法律案と、保安林整備臨時措置法案の両案の回付案について御説明申し上げます。この二法案の中で、地方税法の一部を改正しておるわけでありますが、それは不動産の取得税の減免に関する規定をこしらえたわけであります。ところが地方税法の一部を改正する法律案の本元が参議院にかかつておりますので、この不動産取得税の減免に関する規定は、本元の地方税法の方で改正をしたい、従つて、その部分だけこの法案から削除して来ておるということであります。別にこの法案の改正に反対があるわけではありません。親の法律案である地方税法の一部を改正する法律案において改正をしたいというのが修正の要点であります。
 なお、住宅金融公庫法は、四月一日の施行でありましたのが、公布の日にかわつております。保安林整備臨時措置法案の方は、公布の日となつておりますから、その点はかわつておりません。
#4
○菅家委員長 この回付案については、いかがですか。
#5
○池田(禎)委員 私の方では、保安林整備臨時措置法案の方はいいのですが、住宅金融公庫法の一部を改正する法律案は、参議院回付に同意してはならないという意見が出ておりましたので、その点、もう一応確かめてから、場内において申し上げたいと思います。
#6
○菅家委員長 それでは住宅金融公庫法の一部を改正する法律案については、場内において意見を御発表願います。
 保安林整備臨時措置法案の方は、各党いかがですか。――同意でございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○菅家委員長 それではこれは同意ということに決定いたします。
    ―――――――――――――
#8
○菅家委員長 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員予備員補欠選任の件ですが、原彪君の補充として、改進党から高橋禎一君が予備員として推薦されております。同君を予備員に決するに、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○菅家委員長 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#10
○菅家委員長 次に各審議会委員任命につき、議決あるいは同意を求めるの件ですが、各党にそれぞれ御意見があるようでございますから、日本国有鉄道の経営委員会委員並びに漁港審議会委員、中央建設業審議会委員、この三件については、次の委員会において議題とすることにいたします。
    ―――――――――――――
#11
○菅家委員長 次に、決議案が一つ出ております。これは全会一致のようでございますが、これの取扱いを御協議願います。事務総長から御説明いたします。
#12
○大池事務総長 第十次造船促進に関する決議案がお手元に参つておりますが、第十次造船を早期に着手せよという要請の決議案であります。
#13
○菅家委員長 これは竹谷源太郎君が趣旨弁明ですね。
#14
○山本(幸)委員 これは委員会で満場一致できまつたのですか。
#15
○菅家委員長 委員会できまつたものと思います。
#16
○山本(幸)委員 これは委員会でなく、各党の委員の間で非公式にきまつたものじやないですか。その点明確にしてもらいたいと思います。
#17
○椎熊委員 こういう問題は、政府の方針にまかしておこうじやないですか。議員の方からそれに関係せずに、政府の計画のことだし、やらざるを得ないことだから、それを一々言うことは……。
    〔「やつたつてやぶへびだよ」「これは自由党も入つているんじやないですか」「各党入つているわけですよ」と呼び、その他発言する者あり〕
#18
○菅家委員長 いかがでしようか。これは各党の国会対策委員長間で一応お話合いを願つたらどうでしよう。
#19
○池田(禎)委員 そうきまればよろしゆうございますが、これはいろいろな角度から御意見が出ればやむを得ませんけれども、私どもの方では本日やるつもりでおるし、上げていただきたいと思つておつたのであります。ただいま椎熊さんから、非公式の話かしらぬが、いろいろ御意見もあつたようです。私どもの方においてもずいぶんこれは問題になつた。こういう時期において、そういうことを取上げる必要はないじやないかということもあつたのですが、その反面におきまして、十数万の造船労働者、あるいはまさに建造しつつあるものが、みなストツプしてしまうということは重大問題ですから、疑獄の問題を摘発することはあくまでも厳正公正にやるべきだけれども、造船そのものがストツプして、これに関連する産業にもひいて影響を及ぼすことは、非常に大きな問題だと思います。いろいろの角度から討議した結果、これはすみやかにやるべきであるということに意見が一致したわけです。そこで、先ほど来雑談的にお話がございました問題の中には、妥当なことも多々あると思いますが、私どもの方では、あらゆる角度から討議して、各党のそれぞれ賛成を得て、決議案として提出したわけなのでございます。
#20
○椎熊委員 そういうりくつも一応立つと思います。ただ、これは主として造船会社の労働者の要請によるものだと思うのです。わが党にも函館ドツクのものから来ております。これは国策としてやるので、それを怠つておるのは政府の怠慢である。われわれは造船会社の職工の人や、組合などからの要請で、このあらしの中に立つて、なお世評にさからうようなことをわざわざやる必要はないじやないかと思います。しかもわが党では、党議でこのことを相談したことはないのです。私もあえて反対しないけれども、本日のところは保留しておいてもらえば、党へ帰つて相談します。社会党がそういうことを積極的に言うに至つたのは、労働組合側の要請によるものだと思うのです。造船所の苦しい実情は、私たちも知つております。その労働組合の人たちの死活に関する問題だから重大問題ではあろうけれども、現在扱われるについても、全部船会社の要請であり、造船会社の要請であり、あるいは労働組合の要請等がいろいろ重なつて、こういうことが起つておると思うのです。政府が怠慢なしに公正にやつておれば、こんなことは起るはずがなかつた。言にいろいろの原因があると思うから、こういう案の取扱いについては、特にこの際慎重にすべきものだと私は思います。
#21
○坪川委員 いかがですか、次会に取扱うことにして……。
#22
○菅家委員長 各党、本日は上程しないという御意見が多いようですが、いかがですか。
#23
○池田(禎)委員 さようならば、やむを得ません。
#24
○菅家委員長 それでは、ただいまの第十次造船促進に関する決議案の取扱いは、次回の委員会において議題といたします。
    ―――――――――――――
#25
○菅家委員長 次に、本日の議事日程について事務総長から御説明申し上げます。
#26
○大池事務総長 本日の議事日程について一応御説明申し上げます。日程第一と第二は、両案一括して厚生委員会理事、青柳一郎君が御報告になります。これは修正でありますが、全会一致の修正であります。日程第三は、建設委員長久野忠治君の御報告であります。これは修正なしで、全会一致であります。日程第四と第五は、大蔵委員会理事、坊秀男君が報告されまして、これも全会一致であります。日程第四と第五の大蔵委員会の案件に関連して、ただいまお手元に差上げてあります国の所有に属する自動車の交換に関する法律案、日本国とアメリカ合衆国との間の二重課税の回避及び脱税の防止のための条約の実施に伴う所得税法の特例等に関する法律案、この二案が午前中満場一致で上つておりますので、日程第四と第五にあわせましてこの際緊急上程をいただき、この四案を一括して坊秀男君が御報告になる、すべて全会一致でございますからお願いをいたしたい、こういうことの御要求があります。そのようにお願いいたしたいと考えております。次の日程第六でありますが、これは水産委員長田口長治郎君が御報告になりまして、これは委員会提出の案でありますので、満場一致でございます。
#27
○山本(幸)委員 全部満場一致ですね。
#28
○大池事務総長 全部満場一致でございます。
 日程はそれだけで済みますが、お手元に委員会審査終了予定案件として差上げてあるものの中で、地方行政委員会の町村合併促進法の一部を改正する法律案、これは参議院から参つた法案でありますが、全会一致で上つておりますので、日程が終りましたあと、地方行政委員会の町村合併促進法の一部を改正する法律案を上程願いたいと思います。次の通商産業委員会の二案も、もしそれまでに満場一致で上つて参りましたならば、その際に追加上程をお願いいたしたい。特に商品取引所法の一部を改正する法律案は参議院送付でありますから、こちらだけで決議してけつこうでございますが、次の通商産業省関係法令の整理に関する法律案は、こちらが上りますれば参議院の方へ早く送つてやる必要がありますので、満場一致で上りましたならば、その際追加緊急上程をお願いいたしたいと考えております。
#29
○菅家委員長 本日の日程については、ただいまの事務総長説明の通り決定するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#30
○菅家委員長 御異議がありませんから、さよう決定をいたします。
#31
○池田(禎)委員 建設委員会の案件はいかがですか。
#32
○大池事務総長 建設委員会の案件は、まだ上らないと思います。もしこれも満場一致で上りましたならば、場内で御報告申し上げまして、御願いいたします。
 そこで日程第一に入ります前に、ただいま御決定を願いました参議院回付案の保安林整備臨時措置法案、この問題は御異議ないようでございますから、承認にお願いいたしたいと思います。住宅金融公庫法の一部を改正する法律案の方も、それまでに各党の態度――社会党がただいま留保されましたが、それが御決定になりますれば、これもお願いいたしたいと思います。
    ―――――――――――――
#33
○山本(幸)委員 これで全部済んだわけですが、フイリピンとの賠償に関する緊急質問か何か出ておるだろうと思いますが……。
#34
○池田(禎)委員 私の方からも、川島金次君から出してあるはずです。
#35
○菅家委員長 社会党右派、改進党、社会党左一派の穗積君などから、憲法記念日の行事に関する緊急質問、憲法制定記念日式典に関する緊急質問、川島金次君からも出ており、同じようなものが四つ出ておるわけであります。今のフイリピンの賠償交渉のことは、当該委員会で並木君がすでに速記録を見ますと質問をせられております。ただいま外務委員会で盛んに御本人がやつておるのですから、これは本会議で緊急質問をやらなくてもいいのじやないかと思われます。また憲法記念日の緊急質問が二つ出ておりますが、これも本日緊急質問をやらなくても、委員会でやつていただいて、そう議論する問題でもないと思いますので、今お諮りしようと思つておつたところですが、これはいずれも委員会でやつていただいたらどうですか。
#36
○山本(幸)委員 実は私、昨日ちよつと休んだのでその間の事情がわからないのですが、フイリピンの賠償交渉に関する緊急質問は、委員会で並木君が詳細にやつておられるそうですけれども、一応国際的な対外関係もあるので、皆さんの御了承を得られるならば、ゼスチユアであるという意味においても、緊急質問をやらしていただきたいと思います。
#37
○菅家委員長 速記録を見ますと、委員会で詳しくやつておりますから、その方が適切じやないかと思います。
#38
○坪川委員 委員会でなおおやりいただきたいと思います。
#39
○椎熊委員 憲法記念日の式典の方も、ここしばらくやつていないでしよう。
#40
○大池事務総長 最初五回毎年やりましたが、あとは十年とか十五年とかいうときにやることを考えておられるのじやないかと思うのですが、よくわかりません。
#41
○菅家委員長 それでは、これらはいずれも委員会においておやり願うことにお願いしたいと思いますが、いかがですか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#42
○山本(幸)委員 本日のところは保留しておいていただきたい。
#43
○菅家委員長 それでは、本日のところは保留しておいてもよろしゆうございます。
    ―――――――――――――
#44
○菅家委員長 次に、事務総長から立法事務費の件その他について御説明申し下げます。
#45
○大池事務総長 二件だけ御了承願いたいことがございます。前からお願いをいたしておりました赤十字の基金募集にあたり、白い羽運動が五月一日から始まりますので、それまでにぜひ議会の方の御意思を聞きたいという要望がございました。白い羽運動は、従来は一人百円ずつの寄付金を出しております。つきましては、もしお願いできますならば、この際御決定を願いたいと思つております。
#46
○菅家委員長 これは従来通りでいかがでしようか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#47
○菅家委員長 御異議がありませんので、従来通りに決定いたします。
#48
○大池事務総長 なおもう一つは、只野直三郎君が小会派クラブを出まして、今お一人で無所属の方に所属しておりますが、立法事務費の交付の点について御了解を得たいと思います。只野直三郎君は日本人民党ということで届出をしておるわけであります。従いまして立法事務費の交付に関する法律によりますと、政治資金規正法第六条第一項によりまして届出のあつた政党で、議院におけるその所属議員が一人の場合であつてもこれを含むということが第一条に規定してありますので、御本人から日本人民党の代表者ということで届出がありましたから、この法律に基いて、日本人民党という形で立法事務費を交付いたしたいと考えております。その取扱いを御承認願いたいと思います。
#49
○池田(禎)委員 これは異議ないというよりも、しかたがないということですね。法律があるから……。
#50
○大池事務総長 前に共産党の川上さんのときも、一人でも出すということでこの法律ができておりますから…。
#51
○菅家委員長 それでは、これは了承するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#52
○菅家委員長 御異議がありませんから、さよう決します。
#53
○菅家委員長 なお、次の開会日のことでございますが、先ほど来理事会においても種々相談をいたしたのであります。休日が続きますので、次の本会議の定例日は五月一日の土曜日になるのであります。五月一日はメーデーでありますが、今日まで一日に本会議を開いた例もあります。会期が切迫しておりますので、三十日までに上つて来た法案を全部三十日に審議するというならば、しいて一日の定例日に開かなくてもいいと思います。このことについてあまりここでつつ込んで御相談願わなくても、一応各党の国会対策委員長会議でお話合いも進めていただき、そこでお話がまとまつたならば、明日本委員会の理事会を開いて、それらとにらみ合せて、どうするかをきめたらいかがかと思います。皆さんの御意見で運営委員会を明日開いてもよろしいのですが、開会日取りのことだけでありますから、理事会に御一任願えればそうしたいと思います。皆さんの御意見によつてきめたいと思います。
#54
○山本(幸)委員 委員長の御説明もよく私ども納得できるわけです。これはいろいろ法案審議の関係もありましようし、一日にかかる場合もないとも言えぬと思うのです。メーデーだから本会議をやらぬというような決定も、そう表ざたにできることではないと私は考えるけれども、今までメーデーの場合には、本会議は主として満場一致のものに限つてやつております。メーデーについての各党の考え方は別にして、年一回の行事でもあり、ことに私ども両社会党は、これらに深い関係もあることですから、国会対策委員長会議においても、メーデーの日ぐらいはぜひ猶予してもらうように、皆さんの腹にもとめていただきたい。皆さんの腹にとめていただけば、おのずから国会対策委員長会議にもそれが反映すると思います。特にここには副幹事長もいらつしやるし、資金局長もいらつしやるし、偉い人もおるので、そういう話をしてもらえればスムーズに行くと思いますので、そういう点も一応腹にとめていただきたいと思います。
#55
○菅家委員長 国会対策委員長会議においても、今のような御趣旨によつて、この日に開かないということをきめるかどうかわかりませんが、前日までに議案の上るものを全部上げてしまいますれば、法案がないのに本会議を開くこともありませんから、その日にあえて開かなくてもいい、従つて、三十日に全部上つてしまえば土曜日には開く必要がない。国会対策委員長会議でスムーズに話合いが行けば、三十日に全部上るのではないかと思いますので、どうぞ国会対策委員長会議で一応協議願うようにしていただきたいと思います。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#56
○菅家委員長 なお、本日の本会議は一時半でいかがですか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#57
○菅家委員長 それではさよう決定いたします。
 明日は、理事会は午前十時半に開きます。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後零時五十四分散会
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト