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1953/12/08 第18回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第018回国会 本会議 第5号
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1953/12/08 第18回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第018回国会 本会議 第5号

#1
第018回国会 本会議 第5号
昭和二十八年十二月八日(火曜日)
 議事日程 第五号
    午後一時開議
 第一 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第二 検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第三 昭和二十七年度一般会計国庫債務負担行為総調書
 第四 昭和二十六年度国有財産増減及び現在額総計算書
 第五 昭和二十六年度国有財産無償貸付状況総計算書
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した事件
 日程第一 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第二 検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第三 昭和二十七年度一般会計国庫債務負担行為総調書
 日程第四 昭和二十六年度国有財産増減及び現在額総計算書
 日程第五 昭和二十六年度国有財産無償貸付状況総計算書
 租税特別措置法の一部を改正する法律案(参議院提出)
 町村合併促進法の一部を改正する法律案(参議院提出)
 日雇労務者の越年要求に関する請願外三百十七請願
 地方行政委員会外八常任委員会及び海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会に付託した事件につき閉会中審査の件(議長発議)
    午後二時四十一分開議
#2
○議長(堤康次郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
#3
○議長(堤康次郎君) 日程第一、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、日程第二、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。法務委員長小林かなえ君。
    〔小林かなえ君登壇〕
#4
○小林かなえ君 ただいま議題となりました裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案につき、委員会における審議の経過並びに結果を御報告申し上げます。
 本両案は、裁判官及び検察官についても、一般の政府職員の例にならい、その給与を改善しようとするものでありまして、両法律の各別表を改正するとともに、裁判官の報酬等に関する法律第十五条と、検察官の俸給等に関する法律第九条に定める報酬または俸給の各月額を改正しようとするものであります。認証官である裁判官及び検察官の報酬または俸給の月額は、一部の不均衡を是正するほかは、すえ置きにいたそうとするものであります。
 法務委員会におきましては、次長検事及び東京検事長以外の検事長について今回例外的に増額の措置をとりながら、同じく認証官である東京以外の高裁長官等をはずしたのは不公平な措置ではないかとの質疑がありました。これに対し、政府から、認証官は今回は増額しないとの閣議決定はあつたが、次長検事及び東京以外の検事長は、特号検事との従来からのつり合い上、事務的に是正したにすぎないとの答弁がございました。
 十二月七日、両案につき自由党から修正案が提案されました。その内容は、各高等裁判所長官と東京検事長にそれぞれ三千円の増額をなさんとするもので、その理由は、裁判官の報酬と検察官の俸給に対する従来の均衡を保持することが適当であるとする法務委員会の伝統的方針に建つたものであります。
 採決の結果、両案は全会一致をもつて以上の修正案の通り修正議決せられた次第であります。
 以上御報告申し上げます。(拍手)
#5
○議長(堤康次郎君) 両案中、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案に対しては、佐藤榮作君外三名から成規により修正案が提出されております。
    ―――――――――――――
#6
○議長(堤康次郎君) 修正案の趣旨弁明は提出者から省略の申出があります。
 これより採決いたします。まず、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案につき採決いたします。本案の委員長報告にかかる修正に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#7
○議長(堤康次郎君) 起立少数。よつて本案の委員長報告にかかる修正は否決されました。次に、本案は原案の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて本案は原案の通り決しました。
 次に、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案につき採決いたします。本案に対する佐藤榮作君外三名提出の修正案を可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて佐藤榮作君外三名提出の修正案は可決されました。
 次に、ただいま修正議決されました部分を除き、その他は原案の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なしと」呼ぶ者あり〕
#10
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつてその他は原案の通り決しました。
     ――――◇―――――
#11
○議長(堤康次郎君) 日程第三、昭和二十七年度一般会計国庫債務負担行為総調書、日程第四、昭和二十六年度国有財産増減及び現在額総計算書、日程第五、昭和二十六年度国有財産無償貸付状況総計算書、右三件を一括して議題といたします。委員長の報告を求めます。決算委員長田中彰治君。
    〔田中彰治君登壇〕
#12
○田中彰治君 ただいま上程されました昭和二十六年度国有財産増減及び現在額総計算書、昭和二十六年度国有財産無償貸付状況総計算書並びに昭和二十七年度一般会計国庫債務負担行為総調書につきまして、決算委員会において審査いたしました経過並びに結果を御報告申し上げます。
 まず、昭和二十六年度国有財産増減及び現在額総計算書について御説明いたします。昭和二十六年度中に増加しました国有財産は、行政財産六百十八億四千七百余万円、普通財産六百十七億八千二百余万円、計千二百三十六億三千余万円であります。また、本年度中に減少しました国有財産は、行政財産百二十四億八千七百余円、普通財産千六十五億二千六百余万円、計千百九十億千三百余万円でありまして、差引いたしますと、総額において四十六億千六百余万円の純増加となります。これを前年度末現在額二千七百十六億四千五百余万円に加算いたしました二千七百六十二億六千二百余万円が昭和二十六年度末現在の国有財産の総額であります。ちなみに、国有財産法施行令第二十三条により昭和二十七年三月三十一日現在において総合評価をいたしました結果、その総額は八千八百三十四億四千六百余万円となりまして、台帳価格との差額は六千七十一億八千三百余万円となります。
 次に、昭和二十六年度国有財産無償貸付状況総計算書について御説明申上げます。国有財産法第二十二条及び同条を準用する第十九条及び第二十六条の規定により地方公共団体等に無償で貸し付けてあります国有財産の本年度中に増加した総額は九千七百余万円でありまして、減少した総額は千余万円となつておりますので、差引八千六百余万円の純増加となります。これを前年度末現在額七千余万円に加算いたしました一億五千六百余万円が昭和二十六年度末現在において無償貸付をしておる国有財産の総額であります。
 最後に、昭和二十七年度一般会計国庫債務負担行為について御説明申し上げます。昭和二十七年度におきまして財政法第十五条第二項の規定により災害復旧その他の緊急の必要がある場合に国庫債務負担行為をすることのできる金額は三十億円でありまして、このうち、昭和二十七年十二月七日火災により焼失した北海道大学工学部の建物の復旧に対しまして、昭和二十八年二月十七日閣議の決定により四百四十四万七千円の範囲内で債務を負担する行為をすることといたしたものであります。
 以上が右三件の大要であります。
 本委員会は、本年七月六日政府当局及び会計検査院の説明を聴取し、十二月四日質疑に移り、社会党吉田賢一君より、昭和二十六年度国有財産増減及び現在額総計算書中、行政財産につき郵政省においては資産再評価を行い、その改定による純増差額二百五十八億三千六百余万円を生じたのに、これが計上を脱落していましたので、その点につき当局にただしましたところ、昭和二十七年度分において相当訂正するとの説明がありました。
 次いで、討論を省略し採決に入りましたが、多数をもつて右三件をいずれも是認すべきものと議決いたしました次第でございます。
 簡単ながら報告を終ります。(拍手)
#13
○議長(堤康次郎君) まず、日程第三につき採決いたします。本件の委員長報告は異議がないと決したものでありますげ。本件は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて本件は委員長報告の通り決しました。
 次に、日程第四及び第五の両件を一括して採決いたします。両件の委員長報告はいずれも是認すべきものと決したものであります。両件は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて両件は委員長報告の通り決しました。
     ――――◇―――――
#16
○荒舩清十郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、参議院提出、租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題となし、この際委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
#17
○議長(堤康次郎君) 荒船君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。
 租税特別措置法の一部を改正する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。大蔵委員会理事黒金泰美君。
    〔黒金泰美君登壇〕
#19
○黒金泰美君 ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、大蔵委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 この法律案は参議院から送付せられたものでありまして、提案者の説明によりますれば、この法律案の目的とするところは繊維関係の輸出振興に資せんとするものであります。その内容は、租税特別措置法第七条の六及び第七条の七の適用範囲を拡大し、輸出のため第一次製織加工、メリヤス加工、染色または整理加工をする青色申告提出者個人または法人が製糸、紡績または織物業者から委託を受け加工をなしたる場合におきましても所得税及び法人税の軽減措置をしようとするものであります。しこうして、本法律の施行によりましては、税収は減少を予想されないのであります。
 この法律案は、本月四日本委員会に付託となり、同五日、提案者参議院議員小林君の説明を聴取いたしました。質疑の内容の報告は省略いたしたいと存します。
 次に、討論におきまして、社会党の春日委員から、陶磁器の加工についても織物と同様考慮すべきものとの要望がなされたのであります。
 次に、採決に入りましたところ、起立総員をもつて原案の通り可決いたしました。
 右御報告いたします。(拍手)
#20
○議長(堤康次郎君) 採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。
 この際暫時休憩いたします。
    午後二時五十八分休憩
     ――――◇―――――
    午後八時十三分開議
#22
○議長(堤康次郎君) 休憩前に引続き会議を開きます。
     ――――◇―――――
#23
○荒舩清十郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、参議院提出、町村合併促進法の一部を改正する法律案を議題となし、この際委員長の報告を求め、その審議を進められんことを望みます。
#24
○議長(堤康次郎君) 荒船君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#25
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。
 町村合併促進法の一部を改正する法律案を議題といたします。委員長の報告を求めます。地方行政委員長中井一夫君。
    〔中井一夫君登壇〕
#26
○中井一夫君 ただいま議題となりました町村合併促進法の一部を改正する法律案につき、地方行政委員会における審議の経過並びに結果をきわめて簡単に御報告いたし、詳細は速記録に譲ることをお許し願いたいと存じます。
 本法案は参議院提出にかかるものでありまして、その趣旨は、町村合併促進法立案の当時予想せざりし各種の問題に対処し、同法の立法目的を十分に具現せしめ、これによつて町村合併の実施を一層円滑に行い得るようにいたさんとするものであります。
 本委員会におきましては、十二月七日本法案の付託を受け、即日参議院地方行政委員会理事石村幸作君より提案理由の説明を聴取し、本八日質疑応答を行い、討論を省略、採決の結果、全会一致をもつて原案の通り可決すべきものと決定いたした次第であります。
 右御報告申し上げます。(拍手)
#27
○議長(堤康次郎君) 採決いたします。本案は委員長報告の通り決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#28
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて本案は委員長報告の通り可決いたしました。
     ――――◇―――――
#29
○荒舩清十郎君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。すなわち、日雇労務者の越年要求に関する請願外三百十七請願を一括して議題となし、その審議を進められんことを望みます。
    ―――――――――――――
#30
○議長(堤康次郎君) 荒船君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#31
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて日程は追加せられました。
 日雇労務者の越年要求に関する請願外三百十七請願を一持して議題といたします。
    ―――――――――――――
#32
○議長(堤康次郎君) 各請願は委員長の報告を省略して採択するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#33
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつて各請願はいずれも採択するに決しました。
     ――――◇―――――
#34
○議長(堤康次郎君) お諮りいたします。地方行政委員会外八常任委員会及び海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会に付託した事件について閉会中審査いたしたいとの申出がありますから、その申出事項を参事をして朗読いたさせます。
    〔参事朗読〕
 地方行政委員会において
  一、地方自治法の一部を改正する法律案(門司亮君外七名提出、第十六回国会衆法第七七号)
  二、地方財政再建整備法案(床次徳二君外五名提出、第十六回国会衆法第八七号)
  三、昭和二十八年における冷害により被害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律案(吉川久衛君外二十三名提出、第十七回国会衆法第八号)
 法務委員会において
  一、接収不動産に関する借地借家臨時処理法案(吉田安君外三名提出、第十六回国会衆法第八二号)
 大蔵委員会において
  一、資金運用部資金法の一部を改正する法律案(福田赳夫君提出、第十六回国会衆法第五一号)
  二、米穀の売渡代金に対する所得税の特例に関する法律案(森宰太郎君外二十二名提出、第十六回国会衆法第五七号)
  三、昭和二十八年における冷害等による被害農業者及び被害農業協同組合等に対する所得税及び法人税の臨時特例に関する法律案(千葉三郎君外十四名提出、第十七回国会衆法第四号)
  四、昭和二十八年における冷害による被害たばこ耕作者に対する資金の融通に関する特別措置法案(吉川久衛君外十三名提出、第十七回国会衆法第九号)
 厚生委員会において
  一、昭和二十八年六月及び七月の大水害並びに同年八月及び九月の風水害の被害地域において行う母子福祉資金の貸付に関する特別措置法の一部を改正する法律案(吉川久衛君外十三名提出、第十七回国会衆法第五号)
  二、昭和二十八年六月及び七月の大水害並びに同年八月及び九月の風水害の被害地域に行われる国民健康保険事業に対する資金の貸付及び補助に関する特別措置法の一部を改正する法律案(吉川久衛君外十三名提出、第十七回国会衆法第七号)
 農林委員会において
  一、臨時硫安需給安定法案(内閣提出、第十六回国会閣法第一六七号)
 水産委員会において
  一、加工水産物の輸出振興に関する法律案(佐竹新市君外四十五名提出、第十六回国会衆法第二七号)
 通商産業委員会において
  一、中小企業等協同組合法の一部を改正する法律案(山手滿男君外十一名提出、第十六回国会衆法第一七号)
  二、硫安工業合理化及び硫安輸出調整臨時措置法案(内閣提出、第十六回国会閣法第一六八号)
 運輸委員会において
  一、日本国有鉄道法の一部を改正する法律案(参議院提出、第十六回国会参法第七号)
 労働委員会において
  一、昭和二十八年六月及び七月の大水害並びに同年八月及び九月の風水害による被害地域における失業対策事業に関する特別措置法の一部を改正する法律案(吉川久衛君外十三名提出、第十七回国会衆法第六号)
 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会において
  一、海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件
#35
○議長(堤康次郎君) ただいま朗読いたしました案件について各委員会において閉会中審査するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#36
○議長(堤康次郎君) 御異議なしと認めます。よつてさよう決定いたしました。(拍手)
     ――――◇―――――
#37
○議長(堤康次郎君) 諸君、第十八回国会は本日をもつて終了いたしました。
 御承知のごとく、本期国会は、前期国会に続いて当面の重要問題を解決し、もつて民生の安定をはかり、内外の態勢を整えんとする重要な使命をになうものでありました。諸君は日夜励精して慎重審議を重ね、短期間によく所期の成果をあげ得ましたことは、まことに御同慶にたえません。(拍手)ここに諸君の御労苦に対し深く感謝の意を表する次第であります。(拍手)
 なお、次期常会は明後日をもつて召集されております。引続き諸君の御自愛と御奮闘を祈つてやみません。(拍手)
 これにて散会いたします。
    午後八時二十二分散会
ソース: 国立国会図書館
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