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1953/12/08 第18回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第018回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号
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1953/12/08 第18回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第018回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号

#1
第018回国会 海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会 第4号
昭和二十八年十二月八日(火曜日)
    午後一時二十六分開議
 出席委員
   委員長 山下 春江君
   理事 青柳 一郎君 理事 庄司 一郎君
   理事 亘  四郎君 理事 臼井 莊一君
   理事 柳田 秀一君 理事 受田 新吉君
      小平 久雄君    長谷川 峻君
      福田 喜東君    佐々木盛雄君
      吉川 久衛君    有田 八郎君
    ―――――――――――――
本日の合本議に付した事件
 閉会中審査に関する件
    ―――――――――――――
#2
○山下委員長 これより会議を開きます。
 この際閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。今十八国会も今日で会期が終了することになつておりますが、本委員会に付託されています海外同胞引揚及び遺家族援護に関する件について閉会中も継続して審査を行うため、議長に対し閉会中審査の申出をいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○山下委員長 御異議なしと認めます。よつてさよう決しました。
 次にお諮りいたします。ただいま閉会中の審査の件について御決定を願つたのでありますが、御承知のように、今夜ソ連地区残留同胞引揚げの交渉に当つた日本赤十字の島津団長以下の方々が帰つて参りますが、先刻議長に申し出ることに決定いたしました。閉会中審査すべき事件が院議によりまして付託になりました場合、これらの方々を当委員会に参考人としておいでを願い、ソ連地区残留同胞の実情調査に資したいと思います。おいでを願う方々は、日本赤十字社社長島津忠承君、同外事部長工藤忠夫君、同外事部調査課長木内利三郎君とし、以上のようにとりはからうことに御異議ありませんか。
    〔「異議なし工と呼ぶ者あり〕
#4
○山下委員長 それでは、さようとりはからいます。なお、手続等については委員長に御一任を願つておきます。
 次に、先般来より委員長の手元に抑留同胞の引揚げ並びに戦犯者赦免に関する嘆願状が参つておりますので、この際委員諸君にお知らせいたし、御了承を願いたいと存じます。
   陳情書
  戦犯者赦免並にソ連残留同胞救出
  に関する決議について
 昭和二十八年度岐阜県町村議会議長
 会定期総会において標記について別
 項の通り決議致しましたから趣旨貫
 徹のため格段の御高配を賜りたく懇
 請致します。
  昭和二十八年十一月五日
    岐阜県町村議会議長会長
           杉山金次郎
   戦犯者赦免並にソ連残留同胞救
   出に関する決議
 終戦後八年有余を閲す今日、今猶巣
 鴨の獄窓に戦犯者として拘禁され、
 またソ連には幾多の同胞が苦悩の日を送りつつあることは我々の断じて黙視できないところである。よつて言々は一層関係諸国の同情と理解を喚起し、戦犯者の赦免並にソ連残留同胞救出の急速なる実現につき万全の努力を尽すものとする。右決議する。
 昭和二十八年十月十六日
  岐阜県町村議会議長会定期総会
    ―――――――――――――
  戦争犯罪人の全面的釈放並びに
  抑留同胞の引揚完了促進に関する陳情書講和条約成立後国内各方面に起つた戦犯受刑者の減刑、釈放或は内地送還等の要望は一部の国を除き全世界の世論を喚起し、人道、平和、友好の立場から着々その実現を見たことは喜ばしい限りであるが、尚多くの同胞が巣鴨拘置所に服役し、中共、ソ連地区に抑留されていることに対しこれが今回釈放並びに送還については当人は勿論、留守家族始め全国民のひとしく、ひとときも忘れ得ない心からの念願である。政府に於ては国民の真情を訴え万全の手段を講じて交渉に当り一刻も早く全員の釈放並びに送還を完くせられるよう、右中国四国各県議会議長会全員一致の決議により陳情する。
 昭和二十八年十一月十四日
   中国四国各県議会議長
   会代表山口県議会議長
          二木 謙吾
    ―――――――――――――
   歎願書
  平和条約発効後既に一年有余にな
 りましたが、ソ連地区、中共地区に
 は未だ多数の同胞が極寒の異境の地
 に抑留生活を続けておりますこと
 は、国民として洵に忍び難いところ
 であります。
  われわれはこれら同胞の心情と、
 日夜生活に喘ぐ留守家族の実情を審
 さに見聞するとき本問題の早急なる
 全面解決の必要を痛感するものであ
 ります。
  何卒政府及び国会においてはこれ
 らの苦衷をお察し下され、本問題の
 全面解決とこれら地区からの同胞の
 引揚促進のため格段の御尽力を賜わ
 りたく懇願いたす次第であります。
  昭和二十八年十一月二十日
    引揚援護愛の運動 秋田県
    協議会 委員長 本間金之助以上であります。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後一時二十九分散会
ソース: 国立国会図書館
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