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1947/06/04 第2回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第002回国会 運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 第1号
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1947/06/04 第2回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第002回国会 運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 第1号

#1
第002回国会 運輸及び交通委員会財政及び金融委員会連合審査会 第1号
昭和二十三年六月四日(金曜日)
    午後三時四十四分開議
 出席委員
 運輸及び交通委員会
   委員長 川野 芳滿君
   理事 前田  郁君 理事 高瀬  傳君
      中野 武雄君    大澤嘉平治君
     小笠原八十美君   岡村利右衞門君
      井谷 正吉君    川島 金次君
      佐々木更三君    重井 鹿治君
      島上善五郎君    島田 晋作君
      館  俊三君    原   彪君
      飯田 義茂君    堀江 實藏君
 財政及び金融委員会
   委員長 早稻田柳右エ門君
   理事 塚田十一郎君 理事 島田 晋作君
   理事 中崎  敏君 理事 梅林 時雄君
   理事 吉川 久衛君
      淺利 三朗君    石原  登君
      江崎 真澄君    大上  司君
      島村 一郎君    宮幡  靖君
      赤松  勇君    川合 彰武君
      佐藤觀次郎君    田中織之進君
      金光 義邦君    後藤 悦治君
      井出一太郎君    藤田  榮君
      本藤 恒松君    堀江 實藏君
      河口 陽一君    本田 英作君
 出席國務大臣
        運 輸 大 臣 岡田 勢一君
 出席政府委員
        運輸政務次官  木下  榮君
        運輸事務官   加賀山之雄君
 委員外の出席者
        專門調査員   岩村  勝君
        專門調査員   堤  正威君
        專門調査員   氏家  武君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 國有鉄道運賃法案(内閣提出)(第七七号)
    ―――――――――――――
#2
○川野委員長 これより運輸及び交通委員会、財政及び金融委員会連合審査会を開きます。
 私が各位の御了承を得まして委員長の職務を務めさせていただきたいと思います。
 ではこれより昨六月三日運輸及び交通委員会に付託になりました國有鉄道運賃法案、内閣提出第七七号を議題といたします。まず政府より提案理由の説明を聽取いたします。岡田運輸大臣。
    ―――――――――――――
#3
○岡田國務大臣 ただいま議題となりました國有鉄道運賃法案につきまして、提案の理由を説明申し上げます。
 國有鉄道は、創設以來終戰に至るまで、経営上の赤字を生じたことはなかつたのでございますが、終戰後急激なる物價及び賃金の高騰により、今日までに二回運賃の改正を行いましたが、その都度、インフレーシヨン抑制のため、その値上げは少額に抑えられ、昭和二十一年、二十二年の両年度にわたりまして多額の損失を生ずるに至つたことは御承知の通りであります。さらに今回物價の改訂、賃金水準の引上げ等が行われることになりまして、國鉄收支の懸隔は、企業の根本原則を喪失いたしますのみならず、國家財政の健全性を危殆に陷れることとなりますので、このたび運賃改正をはかり、財政法第三條の特例に関する法律によりまして、國会の御審議をお願いすることとなつたのでございます。
 國有鉄道事業は、独占的であり、かつ公共的性質のものでありますので、経営並びに運賃のいかんは、直接國民大衆の日常生活に多大の影響を及ぼします関係上、その経営能率を高揚して、経費を節減し、運賃値上げは最小限度に止めなければならぬことは申すまでもないのでありますが、このたびの改訂に際しましても、日本経済の現状に鑑み、物價の高騰は依然としてできるだけ抑制せねばならぬことが強く要請されますので、貨物運賃は採算コストを無視いたしましても、低位にこれを抑えることが必要であります。そこで政府におきましては、あらゆる角度からいろいろ考慮檢討を加えました結果、貨物厄び旅客運賃ともに現行の約三・五倍に引上げることに案を決定したのでございます。戰前に比べまして、現行運賃は、旅客、貨物ともに約二十二倍になつておりますので、今回も同率値上げをいたすことにしたのでありますが、鉄道を利用せられます多数の國民諸君に対しまして、実質的の御負担の増加と相なりますことは、まことに心苦しい次第でございます。從いまして政府といたしましては、かかる運賃値上げを行います以上、十分なる自己反省のもとに、鉄道特別会計の合計化を行つて、幾分でも國民大衆の負担の軽減をはかり、その納果を得なければならぬと存じます。すなわち今年度國有鉄道予算案は、当初要求に比し、大藏省と打合わせの結果、人員において約六万人、修繕費及び物件費等を合わせまして約六十億円の節減を行うこととし、非常に窮屈な経費を計上いたしますとともに、他方雜收入約十億円を計上する等の措置を講ずることとしたのでございますが、なおかつ收支不足百億円を出しておるのでありまして、この不足金は一般会計から繰入れることといたしたのでございます。また、今回増額を予定されております通行税は、全部これを旅客運賃の中に含めることといたしましたのも、この趣旨に基くものでございます。これら收支の細目につきましては、別途予算案において國会の御審議を願う次第でございますが、今回の値上げ、特に旅客運賃は、一見大幅値上げでありまして、種々御批判もあろうかと存ずるのでありますが、以上述べました通り、貨物、旅客両運賃全体といたしましては、現在の経営採算からは、なおかつ相当に下まわつた水準になつておるのであります。從いまして、現在の物價並びに経済の実情に照らしまして、何とか御了承を賜わりたいと思うのでございます。われわれ國有鉄道当局といたしましては、從來とも経営の合理化に努めてまいりましたつもりではありますが、さらにこれを促進し、徹底いたしますため、國有鉄道復興五箇年計画を作案いたしますとともに、その経営、機構、技術、経理等の全般にわたりまして刷新改善を速やかに実行したいと存じ、新たに國有鉄道審議会を設けまして、これが調査立案をいたすこととした次第でございます。今後とも、経営の合理化及び能率の向上等、輸送力の強化並びにサービスの改善等に積極的努力を傾注いたしまして、國民各位の御負託にこたえたいと存ずる次第でございます。
 何とぞ愼重御審議の上、可決せられんことをお願い申し上げる次第でございます。
#4
○川合委員 本日はこれにて散会されんことを望みます。
#5
○川野委員長 川合君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○井谷委員 この間私は、鉄道の人員の基本調査、あるいは鉄道弘済会、鉄道病院、かようなものに対する基本的な調査をお願いしておいたのでずが、質問にはいります場合には、やはりこうした資料がわれわれは欲しいのでありますから、至急に御提出を願いたいと思います。
#7
○加賀山政府委員 お答え申し上げます。ただいま印刷の準備をいたしておりますので、明日はでき上る予定になつております。
#8
○川野委員長 それでは次回の連合審査会は明五日午後一時から開くことにいたしまして、本日はこれにて散会いたします。
    午後三時四十九散会
ソース: 国立国会図書館
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