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1947/06/26 第2回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第002回国会 文化委員会 第16号
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1947/06/26 第2回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第002回国会 文化委員会 第16号

#1
第002回国会 文化委員会 第16号
昭和二十三年六月二十六日(土曜日)
    午後二時二十七分開議
 出席委員
   委員長 小川 半次君
   理事 鈴木里一郎君 理事 佐藤觀次郎君
   理事 最上 英子君    奥村 竹三君
      竹尾  弌君    原田  憲君
      山名 義芳君    受田 新吉君
      馬場 秀夫君    高橋 長治君
      川越  博君    藤田  榮君
      森山 武彦君
 出席國務大臣
        國 務 大 臣 鈴木 義男君
 出席政府委員
        賞勳局事務官  村田八千穗君
        法 制 長 官 佐藤 達夫君
 委員外の出席者
        專門調査員   武藤 智雄君
    ―――――――――――――
六月二十五日
 放送法案(内閣提出)(第一五九号)
同月二十四日
 著作権確立に関する請願(松本淳造君紹介)(
 第一六三六号)
 別府に國際観光港としての施設充実の請願(中
 島茂喜君外四名紹介)(第一六五四号)
 「河内日日新聞」に用紙割当の請願(高橋長治
 君紹介)(第一六五五号)
 映画館及び劇場の入場料統制撤廃の請願(大野
 伴睦君紹介)(第一七二三号)
 労働組合等の各機関紙に用紙割当の請願(山名
 義芳君外三名紹介)(第一七四三号)
 聖典刊行会の文化事業助成の請願(高橋長治君
 外二名紹介)(第一七四六号)
 社会科学習指導書に用紙割当の請願(福田繁芳
 君紹介)(第一七七二号)
 奈良縣の國宝並びに重要美術品修理費及び維持
 費の財源として富籤発行許可の請願(東井三代
 次君外十三名紹介)(第一七八八号)
 奈良縣の國宝及び重要美術品修理費國庫補助の
 請願(東井三代次君外十三名紹介)(第一七八
 九号)
の審査を本委員会に付託された。
六月二十五日
 國字改良に関する陳情書(澁谷区大山町四番地
 山本正英)(第九四六号)
 用紙割当に関する陳情書(日本文藝家協会理事
 長舟橋聖一)(第九五一号)
を本委員会に送付された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 連合審査会開会に関する件
 栄典法案(内閣提出)(第一一〇号)
    ―――――――――――――
    〔筆 記〕
#2
○小川委員長 これより栄典法案を議題として会議を開きます。
#3
○馬場委員 文化事業に功労ある人に文化勳章が授與されるのはわかるが、それらの人々には平和重光章は授與されないのですか。
#4
○鈴木國務大臣 必ずしもそのように限定されてはいないのであります。
#5
○馬場委員 國家公共に功労のあつた者には、普通勳章のみが授與され、文化勳章は授與されないのですか。
#6
○鈴木國務大臣 廣い意味では政治、経済、産業も文化に関係を有するので、從つて第一條第一項の場合でも、そのようなことが認められるということはあり得るのであります。
#7
○佐藤(觀)委員 審議機関の委員は、いかなる方法により選定されるのですか。
#8
○鈴木國務大臣 産業、政治、経済、教育宗教等民間各方面の公正なる人士にお願いします。
#9
○佐藤(觀)委員 從來の賞勳局はどうなるのですか。
#10
○鈴木國務大臣 單に事務を担当する所となります。
#11
○馬場委員 國民の表彰に関して、遺漏のあつた場合いかにするのですか。
#12
○鈴木國務大臣 表彰に関して遺漏があつたり、または公正でないと思われたときには、これを市町村役場に申し込めば、再審査の手続がとられるのであります。また中央においては内閣総理大臣及び所管大臣に申し込めば、再審査の手続をとることができます。かかる際には十分その調査を行つた上で決定します。
#13
○馬場委員 各種の團体において再審査の申し込みをした場合には、どう取扱われますか。また個人より申し込みをすることができますか。
#14
○鈴木國務大臣 地方の人は所管大臣に申し込まれれば、ただちに調査を命ずる、これは原則的にはその選定は市町村長ではないとの考えであつて、表彰すべき人は漏れなく表彰したいためであります。もしこの点について個人で氣のついた人があれば、その趣旨を申し込んでいただきたいのであります。
#15
○馬場委員 市町村長の行う人選が形式的になつてしまつて、いわゆる天才というような人について表彰をしないというおそれがあるがどうですか。
#16
○鈴木國務大臣 政府においては十分手を盡し、市町村において眞に功労のあつた人を表彰するよう努力いたします。しかし國会の代議士の方が申請された場合には、これを十分調査して栄典の手続をする考えであります。
#17
○川越委員 人選はあくまで公正でなければならないと思います。地方に栄典審議機関を設ける意思がありますか。またこの法律は何日ごろから実施する考えですか。その予算は毎年計上されるのですか。
#18
○鈴木國務大臣 審議制度としては、幾つもの決定機関を有するより、ただ一つで公に権威あるものといたしたいのであります。この法律は少くとも明年一月一日より実施いたしたいと考えています。それには本年十月ごろより準備しなければなりません。從來勳章は造幣局でつくつておつたが、現在材料を人員もともに不足をしており、賞状だけでもと考えましたが、國家財政の許す限り勳章をつくりたい考えであります。現在五百万円ほど予備金から出しています。
#19
○川越委員 一言だけお伺いします。從來は軍関係の人が栄典に浴することが多かつたのですが、今度は官吏に偏重することのないよう留意してもらいたいと思います。
#20
○鈴木國務大臣 民間の方々が多く表彰されるようになりますが、官吏の表彰については、表彰されるべき証明があるときにのみ表彰します。
#21
○川越委員 役人の表彰について、そのパーセンテージがあまり大きくならないように留意してもらいたいと思います。
 次に人選を行う人、たとえば市町村長、知事等の表彰について説明を願いたいのであります。
#22
○鈴木國務大臣 上司の人が行うことになるが、知事は大臣が表彰いたします。なお大臣は任を退いた後適当なときに表彰されるべきだと思います。
#23
○小川委員長 本日をもつて質疑を打切り、次回の委員会において、討論、採決を行いたいと思いますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#24
○小川委員長 そのように決定いたします。
 次に六月二十五日本委員会に付託された内閣提出の放送法案に関して、通信委員会と連合審査会を開きたいと思いますが御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#25
○小川委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後三時十分散会
ソース: 国立国会図書館
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