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1951/03/27 第13回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第013回国会 農林委員会 第19号
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1951/03/27 第13回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第013回国会 農林委員会 第19号

#1
第013回国会 農林委員会 第19号
昭和二十七年三月二十七日(木曜日)
    午前十一時十一分開議
 出席委員
   委員長 松浦 東介君
   理事 遠藤 三郎君 理事 河野 謙三君
   理事 平野 三郎君 理事 小林 運美君
   理事 井上 良二君
     小笠原八十美君    小淵 光平君
      川西  清君    坂田 英一君
      坂本  實君    千賀 康治君
      幡谷仙次郎君    原田 雪松君
      高倉 定助君    石井 繁丸君
 出席政府委員
        大蔵事務官
        (主計局長)  河野 一之君
        林野庁長官   横川 信夫君
 委員外の出席者
        農 林 技 官
        (農地局災害復
        旧課長)    堀  直治君
        専  門  員 難波 理平君
        専  門  員 岩隈  博君
        専  門  員 藤井  信君
    ―――――――――――――
三月二十六日
 急傾斜地帶農業振興臨時措置法案(坂本實君外
 四十六名提出、衆法第二一号)
同日
 月灘村にダム建設の請願(長野長廣君紹介)(
 第一六三二号)
 畜犬競技法制定に関する請願(山村新治郎君紹
 介)(第一六三三号)
 産米価額と仮拂金との差額に附する延滞利子の
 引上げに関する請願外八件(笹山茂太郎君紹
 介)(第一六三四号)
 鏡川沿岸土地改良事業に関する請願(長野長廣
 君紹介)(第一六四一号)
 森林法の一部改正に関する請願(遠藤三郎君外
 一名紹介)(第一六五七号)
 政府買上米の割当減額補正に関する請願(長野
 長廣君紹介)(第一六五八号)
 農林委員会費国庫補助増額に関する請願(滿尾
 君亮君紹介)(第一六九五号)
 部落農業団体の活動促進並びに国庫補助に関す
 る請願外九件(船田享二君紹介)(第一六九六
 号)
 池田村外六箇町村地内の国有林拂下げに関する
 請願(山口喜久一郎君紹介)(第一七二九号)
の審査を本委員会に付託された。
同日
 競馬民営反対に関する陳情書(東京都知事安井
 誠一郎)(第一〇一二号)
 農林改良普及制度推進に関する陳情書(鳥取県
 岩美郡宇倍野村前田勝美外六百七名)(第一〇
 一三号)
 林野行政機構改革に関する陳情書(北海道名寄
 地区林産協同組合理事長松浦周太郎)(第一〇一
 四号)
 同外四件(熊本県天草郡高浜村農業協同組合長
 理事森永定春外四名)(第一〇一五号)
 森林計画実施に伴う森林組合の強化擴充に関す
 る陳情書(宮城県知事佐々木家壽治外七名)(
 第一〇一六号)
 主食増産のため海面埋立てに関する陳情書(広
 島県安佐郡祗園町石田公総)(第一〇一七号)
を本委員会に送付された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定
 措置に関する法律の一部を改正する法律案(坂
 本實君外二十三名提出、衆法第八号)
 森林法等の一部を改正する法律案(平野三郎君
 外二十三名提出、衆法第一五号)
    ―――――――――――――
#2
○松浦委員長 これより農林委員会を開会いたします。
 この際念のためお知らせいたします。昨三月二十六日、坂本實君外四十六名提出、急傾斜地帯農業振興臨時措置法案が本委員会に付託になつております。右御承知おき願います。
 これより森林法等の一部を改正する法律案を議題といたし、審査を進めます。
 質疑なりあるいは御意見のある方は発言を許します。他に御発言はございませんか。――なければこれにて質疑は終局いたしました。
 引続きこれより討論に入るわけでありますが、別に討論の御要求もありませんので、討論を省略してただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○松浦委員長 御異議なしと認めます。
 それではこれより森林法等の一部を改正する法律案について採決いたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔総員起立〕
#4
○松浦委員長 起立総員。よつて本案は原案の通り可決すべきものと決しました。
 なおお諮りいたします。本案に関する衆議院規則第八十六條の規定による報告書作成に関しましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○松浦委員長 御異議なしと認めまして、さよう決しました。
    ―――――――――――――
#6
○松浦委員長 次に農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたし、審査を進めます。
 質疑なり御意見のある方は発言を許します。他に御質疑はございませんか。――なければこれにて質疑は終局いたしました。
 引続きこれより討論に入ります。討論に入るわけでございますが、別段討論の通告もございませんので、この際討論を省略してただちに採決いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○松浦委員長 御異議なしと認めます。
 これより採決いたします。本案に賛成の諸君の起立を求めます。
    〔総員起立〕
#8
○松浦委員長 起立総員。よつて本案は原案の通り可決すべきものと決しました。遠藤君。
#9
○遠藤委員 ただいまの農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の高率適用基準に関する件につきまして、本委員会の決議案を提案したいと存じます。
 決議案の案文を朗読いたします。
  農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の高率適用基準に関する件
  農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案は、激甚なる被害を蒙つた農林水産業施設に対し高率の国庫補助を適用して、災害復旧を促進し、もつて食糧自給度の向上と農林漁民の経済安定に資せんとするものである。
  よつてこの法律の成立後、政府はこれが運用に万遺憾なきを期し、農林漁民の多年の要望に応えるべきである。特に農地及び農業用施設については、現下における農家経済力の脆弱なる実情に鑑み、これが災害復旧に対し、政令で定める基準については、当該市町村における災害復旧事業費総額を被害農家戸数で除した額が五万円程度となる額を基準とし、これを超えた部分については、高率補助を適用すべきである。
  右決議する。
昭和二十七年三月二十五日
簡単に本決議案の提案の理由を説明いたしたいと存じます。
本農林委員会において農林水産業施設災害復旧事業費に対する国庫補助率の引上げの問題に関しまして、慎重審議の結果、改正案は議決せれたのでありますが、ついては補助を適用する基準は、災害を受けた当該市町村における被害総額を被害農家戸数で除した額が八万円以上であつては、現下の経済力の脆弱な農家にあつてはとうていその負担に耐え得るものではなく、五万円が妥当であるとの御意見が多数を占めていたのであります。またただいま農林委員で農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案の提案者各位におかれまして、それぞれ農村の実情に照し研究を重ねられました結果は、ほぼ同一の結論に達しておるのであります。さらにまた現地側から寄せられております請願、陳情等もいずれも適用基準を五万円にしてほしいと要望しておるのであります。なおまた土木災害に対する高率補助適用の準基準と比較いたしましても、ただいま政府案に示されている八万円の額は多額に失しますので、少くともそれを五万円程度の額にまで引下げることが諸般の事情から見まして妥当であろうと存じます。つきましては本改正案の趣旨を尊重いたし、政府におきましてもこの点十分に善処するよう強く要望いたしたいと思いますので、右の決議案を提案した次第でございます。何とぞ御賛成をお願いしたいと存じます。
#10
○松浦委員長 ただいまの遠藤三郎君の御提案に関しまして、御意見があれば発言を許します。別に御意見もなければ、お諮りいたします。ただいまの遠藤君の御提案になりました農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の高率適用基準に関する件につきまして、これを本委員会の決議とするに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○松浦委員長 御異議ないようでありますからさように決します。
 なお先ほどの農林水産業施設災害復旧国庫補助の暫定措置に関する法律の一部を改正する法律案に関する委員会報告書の作成に関しましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○松浦委員長 さように決しました。
#13
○井上(良)委員 ただいま農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の高率適用基準に関する件を本委員会の決議として満場一致決定をされたのでありますが、本決議は非常に及ぼすところが大きいのであるし、従来本委員会でいろいろ政府に対して委員会の意思を表明する必要上から決議をいたしておりますが、これが決議は政府の方において十分取入れて、実際委員会の意思を法案、予算案等に盛り込むという点、が、はなはだどうも怠慢のようでございます。この点特に本決議案を災害復旧その他に対して非常に重大な意義を持つておりますので、ぜひ委員長においてこれが実現について格段の努力を切にひとつ願つておきたい。これは特に私お願いしておきます。従来の決議がどうも実行されてないという実績にかんがみて、この決議だけはぜひ一つ実現するように、委員長の一段の決意をもつて臨まれるようにお願いしておきます。
#14
○松浦委員長 井上さんの御発言は、本委員会の決議は、委員会の権威のためにも、政府をして実行せしめるように委員長に努力せよというような御鞭撻と解釈いたしましたから、御趣旨に沿いまして十分努力いたします。
 本日はこれをもつて散会いたします。
    午前十一時二十分散会
ソース: 国立国会図書館
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