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1947/02/12 第2回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第002回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号
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1947/02/12 第2回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第002回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号

#1
第002回国会 海外同胞引揚に関する特別委員会 第3号
昭和二十三年二月十二日(木曜日)
    午後二時三分開議
 出席委員
   委員長 天野  久君
   理事 川合 彰武君 理事 庄司 彦男君
   理事 水谷  昇君 理事 若松 虎雄君
   理事 中嶋 勝一君 理事 成島 憲子君
      高瀬  傳君    成田 知巳君
      松谷天光光君    松原喜之次君
      今澄  勇君    和田 敏明君
      庄司 一郎君    竹尾  弌君
      西川富佐太君    村瀬 宣親君
      吉川 久衛君    根本龍太郎君
      中村 嘉壽君    東井三代次君
      高倉 定助君
 委員外の出席者
        復員事務官   田島 俊康君
    ―――――――――――――
二月十二日理事原侑君の補欠として水谷昇君が理
事に当選した。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 委員会運営に関する件
 理事補欠選任に関する件
    ―――――――――――――
#2
○天野委員長 それではこれより会議を開きます。
 この際お諮りいたすことがあります。理事の原侑君が議員を退職されましたので、理事の補欠選任をいたしたいと思いますが、委員長において指名いたすことに御異議はありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○天野委員長 御異議ないと存じますから、水谷君を理事に御指名いたします。
    ―――――――――――――
#4
○天野委員長 本日は先般來理事会あるいはその他でいろいろ御協議願いました当委員会の今後の活動方針について御協議願いたいと存じます。理事会においていろいろ御決議願いましたその方針を朗読いたします。
一、運営の方針
  海外残留者の引揚が速かに終るようにあらゆる努力を拂うとともに、留守家族、引揚者その他の援護を現実の社会状態に合致せしむるため、各種の手段により問題の急速解決をはかる。
二、問題解決の目標
 1 引揚げを促進し年内に引揚げを完了させる。
  イ、ソ連関係地域からは毎月確実に十五万人程度以上引揚げが行われるよう懇請すること。
  ロ、満洲、北鮮、特に中共地区の残留者の情報を得るようにし、かつ急速な帰還をはかること。
  ハ、外地裁判の公正迅速な実施と内地服役が可能なように請願の途をつけること。
  ニ、服役者等特殊の環境にある者に至るまで保健の点に特に留意すること。
 2 受入の態勢を完全にする。
  イ、上陸地における應急援護の措置を十分ならしめること。
  ロ、無縁故者等の緊急受入れに遺憾ならしめること。
 3 留守家族その他の援護を合理化する。
  イ、留守家族、遺族の援護を合理化すること。(未復員者給與法の改正)
  ロ、終戰後の強制労働による死歿者、傷病者に対する補償その他一般の取扱、援護を適正にすること。
  ハ、引揚者の住宅問題、就職問題、農地問題等を解決して、その更正を促進すること。
三、活動の要領
 1 政府の施策、施設運用を嚴に監視し、その効果の増大を促進する。このために少くとも毎週一回委員会を開き周密に審議する。
 2 各関係筋に直接國民の代表として情を具して問題解決に当る。特に公正なる世界輿論に訴えることに留意する。
 3 各種援護実施の徹底については、委員会で審議、その促進をはかるほか、他の委員会特に厚生委員会と連合審議を行い、協同して活動する。
以上のことが理事会で大体きめられましたので、これについて御意見がありましたら、御意見を御開陳願いたいと思います。何か御意見はありませんか。――この方針については御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○天野委員長 それでは御異議ないと認めまして、この方針で進んでいきたいと思います。かつまた、この方針をほんとうに徹底完遂するように、ひとつ委員各位の御支援と御努力をお願いいたしたいと存じます。しかして、これが各位の御賛成を得ました以上、まず第一の引揚完遂に関しまして、早速活動を開始いたしたいと思いますが、年内に引揚を完了させる、この目的に対して運動を開始いたしたいと思いますが、何かそれに対しての御意見はありませんでしようか。そこでこの際なおお諮りいたしたいことは、これをいたしますのに、実は各部門がありますので、小委員会のごときものを設けて御担当願うか、それともその都度委員各位のそれぞれの立場、お力によつてお願いして御担当願うようにいたすか、どちらにいたしたらよろしゆうございましようか。
#6
○庄司(彦)委員 小委員会は要らないのではないですか。全員が一緒に当るという方法をとつたらどんなものでしようか。
    〔「それでよいと思う」と呼ぶ者あり〕
#7
○天野委員長 それではただいまのお説で進むことに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○庄司(彦)委員 共産党の陳情なんかから見ましても、本委員会の活動が國民に十分徹底しないようだし、それから故意に誤り傳えておるような傾向がよく見られますので、この際本委員会として、引揚、陸揚地に一度調査に行こうということを提議したいのですが……。
#9
○天野委員長 それはたいへんよいことだと思います。それでこの間共産党がまいりました永徳丸ですが、あの件について実は復員廳で完全にはいかぬらしいですが、お調べ願つてあるそうですからこの際田島さんから簡單にお話し願いたいと思います。
#10
○田島説明員 私から簡單にお話し申し上げます。この前伺いましたのは永徳丸という船で、これが十一月二十一日に舞鶴へはいつているようでございますが、私いろいろお話の向きのことで調べました結果、次のような事実でございますからちよつとここで御報告申し上げます。ちよつと速記を止めてください。
#11
○天野委員長 速記を止めて。
    〔速記中止〕
#12
○天野委員長 それでは本日はこの程度に止めて散会いたします。
    午後二時四十一分散会
ソース: 国立国会図書館
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