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1951/05/06 第13回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第013回国会 法務委員会 第45号
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1951/05/06 第13回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第013回国会 法務委員会 第45号

#1
第013回国会 法務委員会 第45号
昭和二十七年五月六日(火曜日)
    午前十一時十分開議
 出席委員
   委員長 佐瀬 昌三君
   理事 鍛冶 良作君 理事 田嶋 好文君
   理事 山口 好一君
      押谷 富三君    角田 幸吉君
      花村 四郎君    古島 義英君
      松木  弘君    眞鍋  勝君
      大西 正男君    高田 富之君
      加藤  充君    猪俣 浩三君
      世耕 弘一君    佐竹 晴記君
 出席政府委員
        検     事
        (民事局長)  村上 朝一君
 委員外の出席者
        議     員 稻田 直道君
        專  門  員 村  教三君
        專  門  員 小木 貞一君
    ―――――――――――――
四月三十日
 委員石川金次郎君及び加藤充君辞任につき、そ
 の補欠として鈴木義男君及び風早八十二君が議
 長の指名で委員に選任された。
同日
 委員風早八十二君辞任につき、その補欠として
 梨木作次郎君が議長の指名で委員に選任された。
五月二日
 委員鈴木義男君又び梨木作次郎君辞任につき、
 その補欠として前田種男君及び風早八十二君が
 議長の指名で委員に選任された。
同月六日
 委員前田種男君、風早八十二君及び田中堯平君
 任につき、その補欠として田万廣文君、高田富
 之君及び加藤充君が議長の指名で委員に選任さ
 れた。
    ―――――――――――――
五月一日
 住民登録法実施に伴う予算増額の請願(苫米地
 英俊君紹介)(第二四七三号)
 川南工業株式会社破産申請に基く裁判に関する
 請願(前田榮之助君紹介)(第二四九七号)
 人権擁護局存置等に関する請願(三浦寅之助君
 紹介)(第二五〇五号)の審査を本委員会に付
 託された。
四月二十八日
 戦争犯罪者の大赦に関する陳情書(日本弁護士
 協会理事長深作貞治)(第一五二四号)
 戦犯者の釈放並びに特赦、減刑等に関する陳情
 書(佐賀県民生委員連盟会長山崎宝襌)(第一
 五二五号)
 破壊活動防止法案反対の陳情書(全日本海員組
 合小樽地区代表及川隆外一名)(第一五二六
 号)
 同外一件(全日本海員組合八戸支部長加藤義
 男)(第一五二七号)
 同外八件(山形県教員組合南村山郡支部佐藤庄
 蔵外百五十七名)(第一五二八号)
 同(全日本海員組合釜石地区代表森正利)(第
 一五二九号)
 同(全日本海員組合東京地区代表南波佐間豊)
 (第一五三〇号)
 同(横浜地区船員大会議長西野三吉)(第一五
 三一号)
 同外三件(新潟県教職員組合佐渡郡支部執行委
 員長平岡正二郎外四名)(第一五三二号)
 同(静岡県清水船員大会議長井上富士郎)(第
 一五三三号)
 同(神戸地区船員大会議長谷本光雄)(第一五
 三四号)
 同(尼崎市日亜製鋼本社工場秋山碧)(第一五
 三五号)
 同(岡山県尾道地区船員大会議長村田義兼)(
 第一五三六号)
 同(全日本海員組合広島地区船員大会議長大久
 保重雄)(第一五三七号)
 同(全日本海員組合高松地区船員大会議長下津
 義雄)(第一五三八号)
 同外五件(全日本海員組合九州地区船員大会議
 長高尾宇三郎外六名)(第一五三九号)
 同(大分県教育庁職員組合賀来穗輔)(第一五
 四〇号)
を本委員会に送付された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 罹災都市借地借家臨時処理法第二十五條の二の
 災害及び同僚の規定を適用する地区を定める法
 律案(稻田直道君外八名提出、衆法第三五号)
    ―――――――――――――
#2
○鍛冶委員長代理 これより会議を開きます。
 罹災都市借地借家臨時処理法第二十五條の二の災害及び同條の規定を適用する地区を定める法律案を議題といたします。まず提出者より提案理由の説明を聴取いたします。稻田直道君。
    ―――――――――――――
#3
○稻田直道君 ただいま議題となりました罹災都市借地借家臨時処理法第二十五條の二の災害及び同僚の規定を適用する地区を定める法律案の提案理由を申し上げます。
 昭和三十一年九月十五日より施行の罹災都市借地借家臨時処理法は、あるいは罹災建物の旧借主に優先的に借地権を取得させ、あるいは逆に罹災地の借地権で今後存続させる意思がないと認められるものを消滅させるなどの途を開き、借地借家関係を調整して、戦災都市の急速な復興をはかることを目的として制定されたのでありますが、その後同法の改正により、戦災の場合のみならず、別に法律で指定した火災、震災、風水害その他の災害の場合にも同法の規定を適用して、かかる災害地の復興の促進に資することとなつたのであります。これによつて既往の大火災に本法を適用して、それぞれ所期の効果を上げております。
 昭和二十七年四月十七日鳥坂市に発生いたしました火災は、旧市部八千戸のうち、枢要の地帯五千戸を焼失して、戦後最大の火災となりましたが、早くも借地借家の権利関係が問題となつており、地元の市及び県当局も本法の適用を強く要望しておる次第であります。私どもも罹災地区の状況をつぶさに調査いたしましたところ、右災害につき同地区に罹災都市借地借家臨時処理法の規定を適用いたしますことが、同地区の借地借家関係を調整し、もつてすみやかに同市を復興させるゆえんと考えられますので、ここに本法案を提出した次第でございます。
 なお同市の火災状態、及び臨時救護措置、その他の復興に関する諸事情等につき、お尋ねがありますればお答えいたしますが、本日は本委員会には他にも重要法案がかかつておりますので、右簡単に本案の提出理由を御説明申し上げた次第でございます。
 わが鳥坂市は、今より約十年前にまれに見る大震災にあい、その約八割が損害を受け、今回またこの大火災によりまして、繁華都市のほとんど全部を焼失し去つたのであります。財政窮乏の鳥取県、同じく財政窮乏の鳥取市のこの状態をすみやかにお救いくださる意味をもちまして、何とぞ慎重御審議の上、すみやかに本案を可決せられんことを切にお願い申し上げる次第でございます。
#4
○鍛冶委員長代理 稻田さんから簡単に罹災の状況を、ついでに報告してもらいましよう。
#5
○稻田直道君 まず火災の状況を簡単に申し上げます。
 十七日午後二時五十五分発火いたしまして、折からの南々西の強風にあおられまして、北側隣接の市営動源温泉に延焼いたしました。火焔は見る見る末広町通りの一角を侵し、なおも東北に延びるとともに、末広町通りに沿つて西方にも延焼いたしました。消防自動車の不足も伴いまして、早期消火不能となり、一時は風速十五メートル以上の烈風を起して、火の海はますます拡大し、唯一の防火線とした袋川の線も防ぎ得ず、鳥取市中心の繁華街を総なめにいたしまして、火勢はますます猛烈となり、総動員いたしました全県下の消防団の力をもつていたしましても、いかんともなし得ず、夜半に至るも鎮火の見込みはつかず、遂に火勢は市街地北端まで達するに至りました。翌朝二時ごろ風向が転じ、一時は火のまわりが拡大されるものかと案ぜられましたが、そのころより風勢の衰えと小雨によりまして下火となり、ようやく午前三時鎮火いたしました。この大火により、鳥取市経済の中心部である商店街は全滅し、なお県立中央病院を初め中央郵便局、保健所、検察庁、国警鳥取地区署、経済調査局、県立木材工業指導所、同工業試験場、遷喬小学校、醇風小学校、西中学校、積善学院、盲学校、聾唖学校、勧業銀行鳥取支店、鳥取銀行本支店、山陰合同銀行支店二箇所、三和銀行支店、商工会議所、日本海新聞社及びとりせん百貨店、大鳥機工株式会社等の主要建築物を一夜にして烏有に帰しました。罹災地区は鳥坂市の総面積百三十六万坪の約二割六分、罹災面積は約五十万坪、右のうち借地面積の率は五〇%であります。総戸数は一万二百九十二戸、総世帯数は一万三千七百八十八世帯、総人口は六万一千七百十九人でありますが、罹災戸数は五千二百二十八戸、罹災世帯数は五千五百五十八世帯、右のうち借家世帯数の率は五五%であります。罹災人員は二万四千百四十三人、被害総見積額百九十三億円となつております。
 右の次第であります。
#6
○鍛冶委員長代理 他に御質疑はありませんか。――他に御質疑はないようでありますから、本案に対する質疑はこれをもつて終局いたします。
 次に本案は討論の通告がありませんから、討論を省略し、ただちに表決に付したいと思いますが、御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○鍛冶委員長代理 御異議なきものと認められますから、ただちに表決に付します。
 本案を原案の通り可決すべきものと決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#8
○鍛冶委員長代理 御異議なしと認めます。よつて本案は可決すべきものと決しました。
 この際お諮りいたします。ただいま議決いたしました法律案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じます。御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○鍛冶委員長代理 御異議なければ、さようとりはからいたいと思います。
 法務委員会は本日はこの程度にとどめ、次会は明七日午前十時より破防法案の審査を進めます。なお本委員会散会後ただちに労働委員会との連合審査会を開会いたしますから、そのままお残りを願います。
 本日はこれにて散会いたします。
    午前十一時二十一分散会
ソース: 国立国会図書館
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