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2020/02/27 第201回国会 衆議院 第201回国会 衆議院 本会議 第7号 令和2年2月27日
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2020/02/27 第201回国会 衆議院

第201回国会 衆議院 本会議 第7号 令和2年2月27日

#1
令和二年二月二十七日(木曜日)
    ―――――――――――――
  令和二年二月二十七日
    午後一時 本会議
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 予算委員長棚橋泰文君解任決議案(安住淳君外五名提出)
 法務大臣森まさこ君不信任決議案(安住淳君外五名提出)
    午後二時三十二分開議

#2
○議長(大島理森君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――

#3
○福田達夫君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 安住淳君外五名提出、予算委員長棚橋泰文君解任決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

#4
○議長(大島理森君) 福田達夫君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

#5
○議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 予算委員長棚橋泰文君解任決議案(安住淳君外五名提出)

#6
○議長(大島理森君) 予算委員長棚橋泰文君解任決議案を議題といたします。
 提出者の趣旨弁明を許します。本多平直君。
    ―――――――――――――
 予算委員長棚橋泰文君解任決議案
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔本多平直君登壇〕

#7
○本多平直君 本多平直です。
 ただいま議題となりました予算委員長棚橋泰文君解任決議案について、共同会派、立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム及び日本共産党を代表して、その趣旨を御説明いたします。(拍手)
 まず、案文を朗読します。
  本院は、予算委員長棚橋泰文君を解任する。
   右決議する。
    〔拍手〕
以上であります。
 まず、冒頭、新型コロナウイルス肺炎でお亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、また御家族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます。また、感染、発症されている皆様の一日も早い御回復を心よりお祈り申し上げます。
 我々野党も、今後とも、さらなる感染拡大防止に向け、政府にも協力すべきは協力し、取り組んでまいります。
 さて、今回、棚橋泰文委員長の解任決議の趣旨弁明をさせていただくこと、大変大変、普通、自分から仕事を求めない方なんですが、ぜひともやりたいと思った仕事を与えていただいて、会派の役員の皆様に心より感謝を申し上げます。
 これまで、さまざまな場面で、我々野党は委員長の解任決議を提出してまいりました。中には、本意でなく強引な委員会運営をせざるを得なかった、人柄的にはすぐれた委員長の解任決議を提出したこともあったかもしれません。そうした際の趣旨弁明には若干の心苦しさもあったかとは思いますが、今回、私は、予算委員会の現場にいた人間として、どこにいらっしゃるんでしょうかね、ああ、いらっしゃいますね、棚橋泰文委員長が予算委員長として全くふさわしくないことを心から確信し、思いを込めて趣旨弁明させていただきます。
 解任の理由は、百でも二百でも私は言えますが、こちらにも準備してありますが、大きく分けて……(発言する者あり)言えよとおっしゃったので、言ってもいいんですよ。言えよとおっしゃったので、言ってもいいんですが……

#8
○議長(大島理森君) 不規則発言には応えないで、やってください。

#9
○本多平直君(続) 大島議長の指示には私は従います。
 大きく分けて五つの理由がございます。しっかりと、委員長、お聞きください。
 第一の解任理由は、与党寄りというよりも政府寄り、政府寄りというよりも総理寄りの全く不公正、不公平な委員会運営です。
 私が最初にあなたのことを変だと思ったのは……(発言する者あり)光栄でございます。おまえが変だとのお言葉、しっかり受けとめて取り組んでまいります。
 私が最初に棚橋委員長を変だと感じたのは、その異常なゆっくりとした話し方です。普通のスピードでお話しできるときもありますので、やむを得ない事情ではなくて、わざとやっているとしか思えません。私もいつもよりゆっくり読ませていただいているのは、自由民主党の皆さんにも棚橋ワールドを堪能していただきたいからであります。
 閣僚に我々が質問した後も、遠くの座席に座っている閣僚でも、その着席を一々待ってから次の指名に入る。こんなおかしな運営をした委員長を私たちは見たことがありません。
 なぜこんなおかしな運営をしているのか。いろいろ考えるに、理由は一つであります。今国会は、まさに、桜を見る会をめぐる安倍総理自身の公職選挙法違反、政治資金規正法違反などが疑われ、当然、これらの問題については、他のどの大臣でもありません、安倍総理しか答弁ができません。厳しい野党の追及にさらされる安倍総理の時間を一分でも一秒でも短くしようという魂胆だと思います。
 しかし、単に問題はゆっくり読んでいるとか着席まで待つとか、そんな話ではありません。我々野党議員が魂を込めて準備をした質問の時間をこうしたこそくな手段で削るなどということは、断じて許されることではありません。
 閣僚が、その辺にいらっしゃるんでしょうかね、まともな答弁をしない際の対応もひど過ぎます。
 我が会派の渡辺理事、大串理事が協議を求めても、のらりくらりと時間を稼ぎ、与党の理事を呼ぼうともしません。しばらく間を置いて与党の筆頭理事がようやく出てきても、一呼吸置いて、芝居がかりながら、大きく手を広げ、速記をとめてください。この間に、我々の大切な質問時間が一分、二分と経過していくんです。
 これまでも、なかなか時計をとめない、タヌキのような委員長がいたのでございますが、こんな露骨な委員長は初めてです。失われた質問時間を返してください。
 質問者の指定の大臣に当てない対応もひど過ぎます。
 北村大臣、どこにいらっしゃるんでしょうか。いらっしゃいますね。起きてくださいね。北村大臣のように答弁が不安定な大臣をかばうために政府参考人を指名する運営は過去の委員長でもありましたが、例えば、皆さん、めちゃくちゃなので聞いてください。
 二月三日、辻元議員、安倍総理に、なぜほかの行事は収支報告書に記載されているのに、前夜祭だけ七年間不記載なのかと。どう考えても安倍総理しか答えられない質問に、高市総務大臣を指名。意味が私はわかりませんでした。
 二月四日、我が会派の大河原雅子議員、選択的夫婦別姓について、制度論ではなく、総理大臣の思いを繰り返し聞きました。森法務大臣を指名。貴重な時間を奪いました。
 我々は、各大臣には各委員会で質問する機会があります。予算委員会は、総理大臣の思いを直接聞ける貴重な機会です。貴重な質問者の時間を奪う行為を断じて許すわけにはいきません。
 私もよくやじるので、やじるなとは申しませんが、皆さんがやじりますとこちらの方も読みたくなるので、できるだけ静かに。やじをとめていませんから。できるだけお静かにしていただいた方が、お互いにとって幸いだと存じます。
 第二の解任理由は、もちろん第一の解任理由とも関連しますが、不公正な運営が、公正に見せようという最低限の装いもなく、余りに見え見えであることです。ここまで不公正さが見え見えであることには、不純な動機があるのではないかと強く疑われることです。
 私は、予算委員会に所属して以来、河村建夫委員長、野田聖子委員長のもとで質問に立ってきました。私から見れば、速記のとめ方など、与党寄りと思われる運営がなかったわけではありませんが、少なくとも、公平に見えるよう、野党の声も聞いているように見えるようには努力をされていたと思います。
 それと引きかえ、棚橋泰文委員長は、第一の解任理由で述べたような不公正な運営を露骨に続けました。
 二月十二日、やたらいつもやじには敏感な棚橋委員長が、質問後の辻元議員への、あえて繰り返しません、失礼過ぎるので、安倍内閣総理大臣の大変失礼なやじを聞いていないと。仮に事実だとすれば、委員長として重大な職務怠慢です。
 二月十七日、傍聴席からたった一回発言をした共産党の国対の大幹部、こちらの方に、うちの会派は若者が頑張っている、そっちよりもこちらに、何の事前の注意もなく、突然、棚橋泰文委員長はこう言いました。誰ですか、傍聴人、御退席ください、衆議院規則並びに国会法によって命じますなどと突然発言。当然、こんな指示に誰も従うはずもなく、委員長の権威は著しく毀損されました。
 二月十八日の理事会では、交渉中に、我が会派の大串理事に対して、鉛筆で机をたたき、恫喝まがいのことをする。
 十九日、山尾議員の、検事長の定年延長に対する政府側の矛盾だらけの答弁に我々が抗議し、一時退席した際、事もあろうに、またサボるんですかと発言。またというのが何を指すか全くわかりませんが、サボるという言葉は、かみ合う答弁を求めて抗議のために闘う我々への言葉ではなく、新型コロナウイルス対策本部を私用で欠席し、反省はするが国民に謝罪はしない小泉進次郎、森まさこ、萩生田光一大臣にこそ向けられる言葉だということを明確に申し上げたいと思います。
 こうした棚橋委員長に対し、立憲民主党の枝野幸男代表は次のように述べました。日常的に完全に与党寄りの運営を公然としてはばからない、そろそろ入閣したいということで総理に尻尾を振っているポチなのかと私は強く申し上げたい、恥ずかしくないのか……(発言する者あり)後がありますから、ちゃんと聞いてくださいね。

#10
○議長(大島理森君) 本多君に申し上げます。
 不規則発言に対しては応えないように。

#11
○本多平直君(続) 恥ずかしくないのか、あんな姿を一日七時間も放送されて、恥を知れと申し上げたいと。
 私は枝野議員の秘書を十年務めましたが、枝野議員は、時々政治的に対立関係にある議員にさえ、クローズの場でもこんな言葉を使ったことを私は見たことがありません。棚橋委員長の見え見えの不公正さにそれだけ強く憤ったのだと思います。
 棚橋委員長は、人を人として扱わない発言などと反論されているようですが、二〇一一年、棚橋さんの野党時代、総理大臣に対し委員会の正式な場で、あなたは存在する価値があるんですか、総理大臣として、粗大ごみじゃないですかと発言をされています。
 二〇一三年、与党になられた後も、厚生労働委員会の運営に関し、民主党は抵抗野党への先祖返りで、恐竜どころか両生類にまで戻ったと述べました。山井議員からのこの発言についての抗議を受けると、へ理屈を言うんですよ。両生類に例えたのがひどいとおっしゃるが、それはおかしい、両生類を愛している人もいるし、そもそも両生類に失礼じゃないかと棚橋さんは反論をされました。
 このように、党は違うとはいえ、人のことをごみだの両生類だのと表現した失礼な過去をお持ちの棚橋委員長に、枝野代表を批判する資格は全くありません。
 当選三回で御入閣、同期のトップだったのでしょうが、その後、当選八回まで再入閣がない中、個人的にどんな思いがあろうと勝手ですが、我々が魂を込めて、国民の思いを代表するために質問に臨む予算委員会を、これだけ露骨に、恣意的に運営することは断じて許されません。
 安倍内閣がこの先長く続き、改造などがあると私は思えませんが、委員会を公平らしくさえ運営できず、野党に強い恨みを買い、集中砲火を浴びる方をわざわざ入閣させないことを、安倍総理に心から御忠告申し上げます。
 第三の解任理由を申し上げます。
 第一、第二に比べれば大した話ではないんですが、せっかくの機会ですから指摘をしておきます。ある意味、一番私が不可解だったのは、この第三の理由です。委員長の個人的な自己顕示欲からと思われる意味不明な議事妨害、過剰介入での我々野党議員への審議妨害であります。
 例を幾つか挙げます。
 辻元議員の質問の際、総理に収支報告の仕方について、なぜ桜を見る会だけ今までと違うやり方をしたのかとの質問に、棚橋委員長は、それは私にですかと。いつからあなたは安倍総理になったんですか。大串議員の、桜を見る会の招待者名簿廃棄、これを、大串さんは教養がございますから古代の中国の言論弾圧に例え、現代の焚書坑儒と述べたことに対し、棚橋委員長、現代のと。何を言っているんですか、あなたは。
 委員会は、あなたの興味、教養を満たす場ではありません。
 会派の後藤議員の、官房長官、お約束いただけますかとの質問には、委員長じゃなくてですかと。これで終わりではないんですよ。委員長に対する要請ではございませんか、委員長に要求されるんじゃないんですねと、三度もしつこく絡むなど、意味不明に人の質疑に刺さり込み、時間の無駄であり、審議妨害です。
 最近の決まり文句、手をこう広げて、間をとって、「御静粛に」ですが、単発の、議事を妨害していないやじに対して一々反応をして、回数が多過ぎます。私が数えただけで、今国会、四百四十一回、御静粛に。単発の気のきいたやじは、やり過ごせばいいんですよ。委員長の御静粛にのせいで、私は閣僚の答弁が聞こえません。やじよりも、委員長の過剰な御静粛にが審議の邪魔です。
 この際、せっかくの機会ですから、国会におけるやじについて私の考えを述べさせてください。もちろん、私の会派内、ましてや、日本共産党さんには御立派な、やじをしない方もたくさんいらっしゃるので、会派の意見ではありません。私の考えであります。
 国民の皆さんの中には、やじについて、学校の教室になぞらえ、批判をされる方もおられます。私も、やじが少ない方ではありませんので、お叱りを受ける場合もあります。まだまだ私は、やじは議場の花と言われるような、当意即妙で、歴史に残る、多くの方が納得するようなやじができているとはとても言えません。しかし、私個人は、議会を正常に運営するために、やじが必要な場面や、やじが役立つ場面がやはりあると考えています。
 まず、そもそも、閣僚が答弁ができなかったり、質疑がかみ合わない場合です。理事が協議を求めている場合などに、速記、時計をとめないなど、委員会運営が明らかにおかしい場合は特にそうです。私が抗議の声を上げることで、ようやく棚橋委員長も一分、二分おくれて速記をとめ、私が声を上げて、ようやく質問者の質問時間を守ることができました。これでもやじはおかしいですか。
 審議打ち切り、強行採決などの際の抗議の声はもちろんです。
 また、本会議場で、我が同志の森山浩行君がよくやりますが、法案の問題点を端的に指摘するやじなどは、私も聞いていて大変勉強になります。我々は、当然、自分の所属委員会や関心分野の法案には詳しいですが、この場で採決に臨む際に、全ての法案に詳しいとは限りません。こうした法案に対する、それはおかしいじゃないか、こうしたやじは、セレモニーになりがちな本会議を活性していると私は考えています。
 さらに、もう一つ、許されるべきやじは、立法府にチェックされるべき行政府、閣僚の答弁が、論理的ではない、整合的ではないなどの場面です。事実ではない、そういう場合です。
 我々は、皆さんもお気づきだと思いますが、政策の方向性が違うからといって一々やじっていません。お気づきだと思いますが、委員会で与党の皆さんが質問するときにはやじっていません。我々がやじっているのは、政府のおかしな答弁に対してです。それに対して与党の皆さんは、同じ立法府の仲間である我々が質問をしているときにやじっているわけで、全く整合性がないと思っています。
 一方、やじもいい話ばかりではありません。当然慎むべきやじもあります。
 単なる誹謗中傷はいけませんし、結局どなたが発言したか名乗っていませんが、先日の選択的夫婦別姓をめぐる質問の際の、だったら結婚しなきゃいいじゃないかとか、沖縄で相次ぐヘリ事故の際の、それで何人死んだんだなど、実際にその問題で苦しんでいる国民がいる問題での心ない発言は論外だと考えます。
 少し、棚橋方式を改めて、きちんと読ませていただきます。
 私が大問題だと考えるのは、安倍政権で顕著な閣僚席からのやじです。
 本予算委員会での安倍総理から辻元議員へのやじは、本来謝罪で済むものではなく、懲罰になっても、おかしな発言です。
 今国会、極めて不公正な棚橋委員長でさえ、閣僚席からのやじへの注意を十五回以上もしています。
 茂木外務大臣などは常連で、質疑が紛糾すると、全く所管外にもかかわらず、ここは俺がと出しゃばります。
 特にひどかったのは、違法な検事長の定年延長のせいで支離滅裂な答弁を強いられた、ある意味お気の毒な人事院の局長の答弁後、背後からパワハラまがいに、帰れ、帰れと指示。人事院は内閣から独立した機関で、ましてや、局長は外務大臣の部下ではありません。
 国会がどういう目的で行政府の皆さんを国会にお呼びしているかを考えれば、閣僚席からのやじなどあり得ないと思います。
 やじではありませんが、総理が審議の中で、民間のおすし屋さんの名前を私が数えただけでも二十四回も意味不明に繰り返しながら、野党議員をうそつき呼ばわりするなど、委員会の品位は大きく傷つきました。
 棚橋委員長が制止すべきは、野党議員の発言の一々ではなく、これらの総理、閣僚のやじや不適切な発言であったことを強く申し上げたいと思います。
 あと二つですから、急いで読みますので、ぜひお聞きください。
 第四の解任理由は、こうした不公正で不可解な運営のせいで、予算委員会が本国会で取り組むべき重要課題の解決が大きく阻害されたことです。
 新型コロナウイルス対策については、野党としても、厚生労働大臣の出席を求めないなど、異例の協力をしてまいりました。この問題で棚橋委員長が審議の妨害などを行わなかったことは、名誉のために申し上げておきます。
 しかし、その他の重要な課題については、棚橋委員長は、ことごとく審議を妨害し、遅延させ、積極的なイニシアチブをとりませんでした。
 総理主催の桜を見る会、募ったが募集はしていない、合意だが契約はしていない、何よりもすぐ出せる、前夜祭の領収書、明細書、招待者名簿を廃棄したことがわかるログなどは示されないままです。
 辻元議員がANAインターコンチネンタルホテル東京から引き出した、例外なく明細書は主催者に発行しているとの回答書は、総理が続けてきた答弁が虚偽であることを立証しているのではないですか。総理からは、いまだに意味ある反論をお聞きしていません。
 もう一つの大問題、検事長の恣意的、違法な定年延長についてもしかりです。
 そもそも、山尾議員の指摘前には、検事の定年は延長できないとする過去の法令解釈の存在にさえ気づいていなかったのですから、解釈の変更など閣議決定の前にできるはずがありません。うそにうそを重ね、法務大臣や人事院、内閣法制局など本来独立性の高いはずの組織まで巻き込んで、連日、答弁修正の連続です。
 今回の定年延長が法律の解釈変更で行えるという判断自体、法治主義を大きく逸脱していますが、解釈変更さえ行われていなかったとすれば、もはや今回の定年延長は完全に無効です。
 あなたが差配しなければならなかったのは、野党議員のやじへの執拗な注意などではなく、こうした問題の解明に向けての中立的な姿勢だったと私は考えます。
 第一の解任理由、不公正な運営のところで申し上げてもよかったのですが、問題の解決に必要な、我々野党が呼んだはずの参考人は呼ばず、我々が求めもしない参考人は答弁能力の余り高くない北村大臣に、採決までして強行的に呼ぶ、とんでもない運営にも断固抗議をしたいと思います。
 一義的には、委員長ではなく、理事会でこうした運営をした与党の責任です。問題解決のために、参考人の呼び方について一切のリーダーシップを発揮せず、与党の言いなりの運営に終始した棚橋委員長の責任は極めて重大です。
 私が特に憤るのは、選挙の洗礼も受けないまま、官邸中枢で七年にわたり、内閣法の規定にある総理の命を受けの範囲や所管分野を超え、好き勝手、公私混同をきわめる、加計学園問題で、総理の口で直接言えないので私が言うとの発言もしたとされる和泉洋人総理大臣補佐官です。自民党、公明党はこの方の参考人招致も拒否をしました。
 部下である大坪寛子審議官との四回にわたる公費百八十五万円を使った海外出張でのコネクティングルーム使用、こんな不謹慎な部屋割りの手配を強要された外務省の官僚はどんな気持ちだったかと小川淳也議員は強く憤っていました。
 そもそも、ミャンマーの出張は、アウン・サン・スー・チー氏など国家首脳との面会であり、幅広い分野が議題として予想されるとしても、担当の外務官僚は当然としても、国土交通省も呼ばず、農林水産省も呼ばず、経済産業省も呼ばない中、厚生労働省出身、健康政策担当の大坪審議官のみを同行させるなど、コネクティングルームの、ミャンマー出張そのものがきわめつけの公私混同であると言わざるを得ません。
 そもそも、和泉補佐官、大坪審議官の問題は、単なる公私混同にとどまらず、政策形成を不透明にゆがめている強い疑いがあります。和泉補佐官の威光を背景に、大坪審議官は、多くの難病患者さんなどが心から期待しているノーベル賞を受賞された山中教授などが進めるiPS細胞予算の大幅削減への介入を密室で画策、その他にも巨額の医療研究予算を差配する独立行政法人医療研究開発機構への人事、総理補佐官が所掌を超え、人事に圧力をかけて、大坪氏の関与を強めた疑惑など、直接、和泉総理補佐官に事情をお聞きしない限り、来年度予算の採決など到底認められないということを強く申し上げたいと思います。
 一方、我々が求めない参考人は、答弁能力の極めて低い北村大臣の補助のため、採決までして無理やり呼び、最後まで、北村大臣の公文書管理への理解、認識について深めた議論ができませんでした。
 そもそも、補助のために呼ばれた官僚自体が、白塗りの文書が公文書管理法の趣旨には反しないなどとわけのわからない答弁を繰り返すのみで、参考人として専門の官僚が来た意味を全く果たしていません。
 北村大臣については、高齢でもあり、同情の声も一部にはありましたが、最近、少し調子に乗られているんじゃないですか。
 予算委員会などで御鞭撻をいただいた、まあ例えれば相撲のぶつかり稽古みたいなもので、ぶつかっていって転がされて、また立ち上がって、起き上がって、いろいろ試しながらここまでやってこられた、おかげさまで自分の足で立ってお答えができている、知ってりゃ答えられるし、知らなきゃ答えられない、どういう質問が来るだろうなあと想定して準備していく、そういう中でぴったり山かけて試験に臨むような感じで、当たるのもあれば当たらないものもある。更に調子に乗り、昨晩は、答弁に詰まり非常に有名になり、まことにありがたいと。
 大臣、こうしたふざけた発言は、森友事件の改ざんで自殺者まで出した公文書管理問題の責任者として、また我々の質問時間を意味不明なやりとりで長時間にわたって無駄にした責任を全く感じておらず、極めて不謹慎であり、とっとと辞任することを私はお勧めいたします。(発言する者あり)そうした差配をしていただけなかったということを申し上げています。
 そもそも、安倍総理、いらっしゃるんですかね、内閣府の担当大臣を、論功行賞人事で、答弁能力のない方を充てることはぜひおやめをいただきたいと思います。公文書管理、男女共同参画、科学技術、消費者行政、震災復興など、内閣府は各省庁との調整が必要な、力のある大臣が必要な分野です。例えば茂木大臣のような、ありとあらゆる分野に御精通されている実力派の大臣をお充ていただきたい。心からお願いをいたします。
 これら重要問題の解決に取り組む予算委員会の審議をリーダーシップを持って調整するどころか、総理の顔色をうかがい、問題解決の妨害すらした棚橋委員長の解任は当然であります。
 最後になります。第五の解任理由は、棚橋委員長の不公正な、不適切な委員会運営が、与野党間の争いとか課題解決の妨害とか、そういうレベルを超え、日本の民主主義の崩壊に加担しているという一番重要な問題です。
 今国会の予算委員会で議論されている課題は、単なる与野党間の政策議論や、まして揚げ足取りの権力闘争ではありません。政治の世界に残念ながらつきものの、単発のスキャンダル追及でもありません。森友、加計と相次ぐ行政、予算の私物化がきわまった桜を見る会の真相究明であり、隠蔽、改ざん、証拠は捨てる、出さない、民主主義の基盤、国会審議の前提である公文書管理が破壊されている問題なんです。
 今回の検事長の定年延長に見られるように、解釈で恣意的に法律の解釈をゆがめ、いやいや、その解釈変更さえ行われていなかった可能性がある。法治主義が目の前で破壊をされています。本来独立性を持つべき日本銀行、NHK、内閣法制局と、安倍政権のもとで次々と独立性が崩壊されてきました。そして、ついには、総理大臣を逮捕する権限も持つ検察の独立性が壊されようとしています。うそのつじつま合わせに人事院までつき合わされ、我々の、予算委員会、棚橋委員長の前で次々と破壊をされてきました。
 繰り返しますが、単なる与野党の闘争ではありません。立法府の真ん中で民主主義の前提が破壊されている事態です。
 こうした事態に何ら積極的な対応をとることなく、単なる与党寄りの不公正な運営ではなく、個人的な思惑で委員会を適切に運営することができなかった棚橋委員長は、日本の民主主義の崩壊を看過したと言わざるを得ません。
 以上、第一に、委員会運営が極めて不公正であること、第二に、不公正さが見え見えであること、第三に、審議を妨害する過剰介入があったこと、第四に、委員会の重要な課題解決、問題解決を妨害したこと、そして何より、第五に、安倍政権による民主主義の破壊に加担したこと、以上、歴代予算委員長の中でも最悪とも言える委員長の解任理由を申し述べ、また、与党内の心ある議員の賛成を心からお願いをして、趣旨弁明といたします。(拍手)
    ―――――――――――――

#12
○議長(大島理森君) 討論の通告があります。順次これを許します。堀内詔子君。
    〔堀内詔子君登壇〕

#13
○堀内詔子君 自由民主党・無所属の会の堀内詔子です。
 私は、自由民主党、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました予算委員長棚橋泰文君解任決議案に対しまして、断固反対する立場から討論を行います。(拍手)
 まず初めに、今般の新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた皆様方の御冥福を心からお祈り申し上げます。
 近年頻発する激甚な災害から国民を守るため、ハード、ソフト両面からの対策は急務であります。現在審議中の令和二年度予算には、防災・減災、国土強靱化予算が盛り込まれております。我が国に住む全ての人々の生命や財産を守ることは、国民の皆様から負託を受けた我々国会議員にとって最も重要な任務の一つと言っても過言ではありません。我々与党は、国民の安全、安心を守るために、一刻も早い予算の成立が必要であると確信しております。
 にもかかわらず、今回、維新の党を除く野党から提出された解任決議案は、誠実で真面目な棚橋委員長の委員会運営手続を批判するものであるとともに、令和二年度予算審議をいたずらに政局にするものであります。国民の安全、安心を顧みることなく、十年一日のごとく党利党略に走る野党の皆さんの態度には、疑問を呈せざるを得ません。
 そもそも、常任委員長の解任決議案には、客観的かつ積極的な理由が必要なはずです。しかしながら、正義感にあふれ、心配りのある棚橋委員長の委員会運営のどこにもその理由を見出すことができません。全く理解のできない解任決議案だと思います。
 一部野党の皆さんは、棚橋委員長が自分たちの希望する答弁者を指名しなかったと主張しておられます。
 しかし、委員会の議事整理は委員長の職権であり、加えて申し上げれば、棚橋委員長の答弁者の指定は極めて的確でありました。委員会の議論をつぶさに見ていると、棚橋委員長が指名した答弁者は、質問者に対し、正面から丁寧に答弁を行っておりました。
 衆議院規則では、細目的、技術的な質問は政府参考人に答弁させることとしており、あくまで充実した予算審議のために答弁させたものであります。所管事項に責任ある、政府を代表する立場の政府参考人を招致するという原則は、何ら問題がありません。
 また、一部野党の皆さんは、議事が混乱した際に委員会の時間を停止しないと主張しておられますが、総理や閣僚など答弁者の発言は的確かつ要点を得ており、棚橋委員長はみずからの御判断で、簡潔に答弁を行うようにとの旨の指示も出されております。与野党それぞれの主張に耳を傾けられ、公正かつ中立な、まさに見事な采配でございました。
 そもそも、国会は言論の府であり、一問一答の質問、答弁が求められることもありますが、背景も含めた丁寧な議論を行うことこそが国会に求められているのではないでしょうか。
 解任決議案を出された皆様方は、棚橋委員長が与党提案の日程で採決することを理事会で一方的に決めたと主張しておられます。
 棚橋委員長は、基本的質疑や一般質疑において、野党の質疑時間に十分に配慮されました。さらに、喫緊な審議が必要なテーマの集中審議も、与野党合意のもとで円満に行われてきました。地方公聴会、そして中央公聴会、分科会も開催され、慎重かつ丁寧に質疑を重ねられております。
 これにより、予算の審議に十分な審議時間や密度が確保されております。これらは、ひとえに委員長の采配のたまものであります。
 さまざまな状況を鑑みると、採決を行う機は熟したと考えられるのが議会人として自然な姿ではないでしょうか。
 いま一度申し上げますが、委員会運営に際し、棚橋委員長は公平、中立かつ誠実な御判断で臨まれていたことは皆さんが一番御存じのはずで、解任に値するところはみじんもないことは誰の目にも明らかであります。
 既にこの解任決議案は議題となっておりますが、真に良識のある野党の皆さんであれば、この場で直ちに撤回されることを強く期待いたします。
 以上、申し上げました理由により、本解任決議案に断固反対を表明し、私の反対討論といたします。(拍手)

#14
○議長(大島理森君) 川内博史君。
    〔川内博史君登壇〕

#15
○川内博史君 立憲民主・国民・社保・無所属フォーラムの川内です。
 私は、共同会派を代表し、ただいま議題となりました棚橋泰文予算委員長解任決議案に断固賛成の立場で討論をいたします。(拍手)
 今、堀内先生の討論を聞いておりまして、歯の浮くようなその討論に、民主主義が崩壊をする予兆というのはこういうところにもあらわれているんだなということを改めて危機感を持って聞かせていただいておりました。私は、棚橋委員長に、愛を持ち、しかし、厳しい討論をさせていただきたいというふうに思っております。
 まず、全国で猛威を振るいつつある新型コロナウイルスでお亡くなりになられた皆さんや、あるいは、現在も治療をされていらっしゃる皆さんに心からお見舞いを申し上げ、一刻も早い御快癒をお祈りしたい、議場にいらっしゃる皆さん全員でしたいというふうに思います。
 この新型コロナウイルスの問題、この間の政府の対応は、私は、後手後手に回っているのではないかと言わざるを得ないと思います。
 国民の抱く大きな不安をよそに、多くの重要な判断、これを国民や自治体、民間に丸投げをし、政府は一体何を言いたいのか、国民は何をすればいいのか、余りにもわかりにくい基本方針であったと言わざるを得ないと思います。その基本方針なる仰々しい名前が、かえって国民の不安を増大させているのではないか。
 なぜ安倍総理は、記者会見を開いて、国民の前でしっかりとみずからの言葉で説明し、国民の持つさまざまな疑問や疑念に積極的に答えようとしないのか。国民の不安を払拭すべき総理が、対策本部にちょっと出て、夜になれば、連日連夜、取り巻きとおぼしき皆さんと誕生会をお祝いするなど、長々と夕食をともにしている場合なのか。まずは、国民に対して、問題に取り組んでいる姿勢をしっかりと示し、みずからの言葉で丁寧に説明することこそが必要であると申し上げたい。
 安倍晋三さんという政治家が、民主主義を余りお好みにならない、丁寧な説明を全くしようとしない政治家であることは、この間の国会質疑で明らかではありますが、それでもなお、総理大臣なのですから、総理以下、政府全体の誠実な情報公開を促し、先手先手の万全の対応をとるよう強く求めたいと思います。
 さて、この新型コロナウイルスの問題に限らず、悪化する経済情勢や、総理みずからの政治姿勢が問われる桜を見る会、さらには前夜祭の大問題、余りに無理のある違法な検察官の定年延長問題、白塗り文書を改ざんと認めようともしない公文書の取扱いの問題、利権にまみれたカジノをめぐる現職国会議員の逮捕、相次ぐ閣僚の辞任、自衛隊の中東派遣問題、一向に進展しない北方領土、あるいは拉致問題、この国会が抱える内外の諸情勢はどれも極めて重大であり、国会での活発な議論こそが国民の望むところであると思います。
 そして、予算委員会という場は、現下のさまざまな課題をあらゆる大臣に対して議論をすることができる重要な場であり、これを差配し、民主主義を言葉と行動で体現をすべき予算委員長たるもの、安倍総理大臣や官邸の意向がどうであろうが、より一層、公平中立な、民主主義を実現する委員会運営が求められているのだと思います。
 何より、行政監視機能を果たすべき立法府の一員として、棚橋委員長が、質疑の最中に何らかの、答弁にそごがあれば厳しく行政府の態度を正さなければならない立場であることなどは、今さら私が申し上げるまでもありません。
 ところが、棚橋委員長は、今国会が始まって最初の予算委員会で、予算委員長の職責の重大性に鑑み、円滑かつ円満な委員会運営に努めていくと御発言をされました。しかし、その舌の根も乾かぬうちに、公平さのかけらもない、傍若無人きわまる委員会運営をなされたのであります。
 聞かれたことに答えない、御飯論法の極致のようなふざけた答弁にも、ただひたすら時間が経過するのを待つ予算委員長は、委員長としてはふさわしくないのであります。
 あげくの果てには、委員室にいた多くの議員の耳に届いた安倍総理の言語道断の不規則発言も、全ての国民が聞いていたと思いますが、最も近くにいた棚橋委員長、あなた一人だけが、なぜか、私には聞こえませんでしたというのですから、一体どちらを向いて委員会を運営しているのか、あきれ返るばかりでありました。
 予算審議をお願いしている立場の安倍総理が、議員の質問について、その場でやじを飛ばすなど、全くもって許しがたい、言語道断の所業であり、予算委員長が、立法府の矜持を持って、即座に厳重注意すべき案件であったと思います。棚橋委員長には、どちらを向いていらっしゃるのか、委員長としての矜持が問われる場面であったと存じます。
 この件に限らず、時間をかけてゆっくり、先ほど本多議員もおっしゃっていましたが、質疑者の氏名を読み上げたりするなどして、野党委員の貴重な質疑時間を奪っておられました。議会制民主主義の理念に反する、悪質な審議妨害と断じざるを得ません。さらに、野党側のやじにのみ、わざわざ個人名まであげつらって過剰に反応したり、ここで改めて述べるのもはばかられるような、幼児性すら感じるつまらぬ運営手法に厳しい批判が浴びせられるのは、当然のことであります。特に、枝野代表による手厳しい批判には、陰では与党議員の皆さんの多くも、言い得て妙だとうなずいておられたのではないでしょうか。
 棚橋委員長は敏感に反応され、人を人として扱わない発言に大変憤っているなどとおっしゃったようでありますが、かつて棚橋議員が公党に対して、恐竜どころか両生類にまで戻ったとまで述べたことはまるでお忘れになったかのようで、まずはみずからの胸に手を当てて、みずからの所業を振り返るべきであります。棚橋委員長に何かを言われる筋合いは、我々にはないのであります。
 政府参考人の招致では、質疑者の意向を無視して、委員会の採決を強行までして、政府に都合のよい参考人のみ招致するという、予算委員会では過去に例がない悪行をおやりになられました。国政にかかわる重要問題を議論する予算委員会だからこそ、与野党の合意をもって円満に運営されるべきところ、棚橋委員長はみずからの立場をどう勘違いしているのか。
 さらに、委員長職権による合意なき運営を強行されました。この一カ月で実に二十回を超える職権を行使されております。まさに論外の運営であり、そもそも、合意を得るための努力もしなければ、野党に理解を得る姿勢のかけらもありませんでした。机をたたけば野党が言うことを聞くと思っていらっしゃったのでありましょうか。ひたすらどこかの方向を向いて尻尾を振るだけのポチのようだとやゆされても、全く反論の余地はないのではないでしょうか。
 以上、棚橋泰文予算委員長解任決議案に断固賛成する理由をるる申し上げました。
 最後に、議場におられる議員諸君、特に与党議員の皆様に申し上げます。
 総理やら官邸やらへのそんたくは、もうたくさんです。隠蔽、捏造、改ざん、もう終わりです。やはり、タイは頭から腐るのです。腐ってもタイだと居直る向きもあるかもしれませんが、腐っているものは腐っているのです。今こそ行政監視機能を担う立法府としての矜持を取り戻し、真っ当な政治を前進させるべきときです。
 そのためにも、棚橋委員長解任決議案への賛成を改めて呼びかけ、討論を終わります。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)

#16
○議長(大島理森君) 藤田文武君。
    〔藤田文武君登壇〕

#17
○藤田文武君 日本維新の会・無所属の会の藤田文武でございます。
 私は、会派を代表して、ただいま提出されました棚橋予算委員長解任決議案に対し、反対の立場から討論をいたします。(拍手)
 今国会での予算委員会において、棚橋委員長の議事進行をめぐる差配に全く問題がなかったとは言いません。独特の間のとり方もあったものの、しかし、それが解任に値するものとは考えておりません。
 解任決議案に反対する第一の理由は、予算委員会において予算案とは全く関連しない質疑に時間を費やす政党の姿勢を肯定することになるからです。日本維新の会を除く野党は、予算案と新型コロナウイルスの対策という、国民が重大な関心を寄せる事柄以外のことに過半数の時間を割いてきました。
 昨年十月の消費税率一〇%への増税は、経済に大きな打撃を与えることは予想されていました。そして、二月十七日に公表された昨年十月―十二月期の実質GDP成長率は、年換算でマイナス六・三%という大変低い値でした。これに追い打ちをかけるように、新型コロナウイルスによる肺炎が広がりを見せており、日本経済及び国民生活に深い影を落としつつあります。
 今国会の予算委員会において、我が党に与えられた質疑時間は他の野党と比べて大変少ないものでありましたが、その貴重な時間を新型コロナウイルスと予算案に関する質問に充ててまいりました。国民が今、国会に何より審議を求めている課題だからでございます。
 日本維新の会は、一月二十三日に新型コロナウイルス対策本部を立ち上げ、二月三日には加藤厚生労働大臣に提言書を提出いたしました。これは、自民党の提言書より三日早かったことをつけ加えます。国民の皆さんは、政治にこういう対応を望んでいるものと確信いたします。
 解任決議案に反対する理由の二つ目は、この決議案では、国会での真っ当な政策審議を無為に遅滞させるための手段でしかなく、全く国民のためにならないからであります。
 人類共通の課題ともいうべき新型コロナウイルスが猛威を振るっている今、外国人旅行客の減少による観光収入の減少は、国民の皆さんの間では喫緊の課題となっております。経済のバロメーターでもある株価も大きく下がっております。東京オリンピック・パラリンピックの開催も危ぶまれており、東日本大震災以来の国難が目前に迫っていると言っても過言ではない状況にあります。
 既に、資金繰りが苦しくなっている中小零細企業が出てきております。大企業においてもサプライチェーンの分断は既に起こっており、中国湖北省における工場の再稼働がようやく小規模ながら始まったかどうかというところで、予断を許しません。国民の皆さんは、大きな不安を抱えていらっしゃいます。ここで解決策を出すことこそが、政治の役目ではないでしょうか。
 解任決議案は、本当に国会において優先して決議すべきものなのか、甚だ疑問です。国民の皆さんは、真面目に本質的なことを議論してほしい、そのように考えていらっしゃるに違いありません。まさに、我が党が訴え続けている国会改革、これが急務であることが、この解任決議案の提出においてもはっきりいたしました。
 責任政党である日本維新の会は、国民の皆さんの思いに応えてまいります。審議を意図的に遅滞させることや拒否すること、そして根拠の薄い解任決議案については、国民の利益に反するものとして、断固突っぱねてまいります。
 一方で、未知のウイルスとの闘いで国難に直面する中、政府は、新型コロナウイルス拡大阻止に向け、民間にもイベントの自粛や時差出勤などを求めています。民間には、経済的ダメージを最小限にしながらも感染拡大を防止するという非常に難しい創意工夫をお願いしているわけです。新型コロナ対策に万全の対応を尽くさなければならない今、本来ならば、国会の休会をも視野に入れた、より効果的、効率的な運営方法を模索すべきであって、審議をただ単に引き延ばすことを目的とした不信任案や解任決議案などに同調することはできません。
 ウイルス拡大に歯どめをかける日本の決意と取組を内外に示すためにも、国会においては、より生産的、本質的な議論を進めていくように、全党全会派に強く求めてまいります。
 よって、ここに、棚橋予算委員会委員長解任決議案に反対であることを改めて表明し、私からの討論といたします。
 御清聴ありがとうございました。(拍手)

#18
○議長(大島理森君) 宮本徹君。
    〔宮本徹君登壇〕

#19
○宮本徹君 私は、棚橋泰文予算委員長解任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)
 今予算委員会では、桜を見る会、黒川検事長の定年延長など、国会が行政監視の機能を果たすことが強く求められております。ところが、棚橋委員長は、行政監視機能発揮へ力を尽くすどころか、職権濫用の疑いのある和泉首相補佐官など野党が求める参考人は認めず、野党が求めていない参考人を毎回採決で決めるという異常な運営を続けております。予算委員長の任にあらずであります。
 今、桜を見る会でも、黒川氏の定年延長でも、総理答弁、政府答弁の信憑性が問われる事態になっています。
 ところが、与党は締めくくり質疑を提案しております。政府の答弁が行き詰まる中、審議も尽くさずに予算委員会を打ち切るなど、国会の自殺行為と言わなければなりません。
 桜を見る会をめぐっては、安倍首相が、税金を使った内閣の公的行事である桜を見る会を私物化し、後援会員を接待したのは事実上の買収ではないかが問われています。
 安倍首相は、地元事務所が参加者を幅広く募ったことを認めながらも、内閣府、内閣官房が最終的に取りまとめているから公選法違反に当たらないと答弁してきました。しかし、安倍事務所は、内閣府が招待状を発送する前に、桜を見る会への御参加賜り、ありがとうございますと記した文書を出していました。
 安倍首相は、「回数を重ねる中で、推薦すれば招待されるだろうとの安易な臆測のもと、作業を進めてしまった」と答弁しましたが、まさに語るに落ちるであります。内閣府、内閣官房がノーチェックだったことは明らかです。
 先週末、それを裏づける政府職員の新たな証言が報道されました。首相答弁は虚偽ではないのか、いよいよたださなければなりません。
 桜を見る会前夜祭については、先週、ANAインターコンチネンタルホテル東京が、見積書や明細書を主催者側に発行していないケースも、ホテル主催でない宴会で代金を参加者一人一人から会費形式で受け取ることもないこと、このことに例外はないことを文書で明らかにいたしました。明細書の発行を受け取っていない、参加者一人一人がホテルに五千円を払っているなどの総理の答弁は完全に否定されました。参加者一人一人がホテルとの契約主体だから政治資金収支報告書に記載する必要はないという安倍首相の珍論は、もはや成り立ちようがないのであります。
 桜を見る会の招待者名簿等を私が資料要求した昨年五月九日ごろに全て破棄をしたという答弁も、審議の中で虚偽であることが明白になりました。ところが、答弁に窮した政府は、うその上にうそを重ね、国会を欺き続けております。断じて許すわけにはまいりません。
 黒川検事長の定年延長は、国会の立法権を侵害するものであり、立法府として見過ごすわけには断じてなりません。
 検察官は、起訴の権限を持つ唯一の機関であります。時の権力者も起訴できます。何よりも、職務執行の公正さ、政治的中立さが求められ、その職責の特殊性から、検察官は検察庁法で、任免について一般の公務員とは異なる取扱いとされてきました。政権の思惑で定年延長されたりされなかったり、こうしたことはできない法解釈をしてきたのであります。
 ところが、安倍政権は、この立法以来の法解釈を無視して、黒川氏の定年延長の閣議決定を行いました。前代未聞の暴挙と言わなければなりません。
 しかも、法解釈の変更は口頭決裁だという。いつ、どういう理屈でこれまでの法解釈を変更したのか記された決裁文書がないなど、本来あり得ないわけであります。法務大臣の答弁も、人事院の答弁も、くるくる変わり、審議すればするほど、閣議決定前には正式な法解釈の変更が行われてはおらず、黒川氏の定年延長は違法な決定であった疑念が深まっております。
 今、棚橋委員長がやるべきは、国会が行政監視機能を果たすために、真実が明らかになり、過ちが是正されるまで徹底した審議を続けることではないでしょうか。
 予算案そのものにも大きな問題があります。新型コロナウイルス対策は一円も計上されていません。国民の命と健康、暮らしと雇用を守るために、予算の修正が必要なのではありませんか。審議を打ち切ることなど断じて許されない、このことを厳しく指摘し、討論とさせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)

#20
○議長(大島理森君) これにて討論は終局いたしました。
    ―――――――――――――

#21
○議長(大島理森君) 採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行います。
 本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。
 氏名点呼を命じます。
    〔参事氏名を点呼〕
    〔各員投票〕

#22
○議長(大島理森君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。
 投票を計算させます。
    〔参事投票を計算〕

#23
○議長(大島理森君) 投票の結果を事務総長から報告させます。
    〔事務総長報告〕
 投票総数 四百五十二
  可とする者(白票)       百三十三
  否とする者(青票)       三百十九

#24
○議長(大島理森君) 右の結果、予算委員長棚橋泰文君解任決議案は否決されました。(拍手)
    ―――――――――――――
安住淳君外五名提出予算委員長棚橋泰文君解任決議案を可とする議員の氏名
安住   淳君   阿久津 幸彦君   阿部  知子君   青柳 陽一郎君
青山  大人君   浅野   哲君   荒井   聰君   伊藤  俊輔君
池田  真紀君   石川  香織君   泉   健太君   稲富  修二君
今井  雅人君   生方  幸夫君   江田  憲司君   枝野  幸男君
小川  淳也君   小熊  慎司君   尾辻 かな子君   大河原 雅子君
大串  博志君   大島   敦君   大西  健介君   逢坂  誠二君
岡島  一正君   岡田  克也君   岡本 あき子君   岡本  充功君
奥野 総一郎君   落合  貴之君   海江田 万里君   柿沢  未途君
金子  恵美君   神谷   裕君   亀井 亜紀子君   川内  博史君
菅   直人君   吉良  州司君   城井   崇君   菊田 真紀子君
岸本  周平君   黒岩  宇洋君   玄葉 光一郎君   源馬 謙太郎君
小宮山 泰子君   後藤  祐一君   近藤  和也君   近藤  昭一君
佐々木 隆博君   佐藤  公治君   斉木  武志君   櫻井   周君
重徳  和彦君   階    猛君   篠原   豪君   篠原   孝君
下条  みつ君   白石  洋一君   末松  義規君   関  健一郎君
田嶋   要君   高井  崇志君   高木 錬太郎君   武内  則男君
玉木 雄一郎君   津村  啓介君   辻元  清美君   手塚  仁雄君
寺田   学君   照屋  寛徳君   中川  正春君   中島  克仁君
中谷  一馬君   中村 喜四郎君   長尾  秀樹君   長妻   昭君
西岡  秀子君   西村 智奈美君   野田  佳彦君   長谷川 嘉一君
原口  一博君   日吉  雄太君   平野  博文君   広田   一君
福田  昭夫君   古川  元久君   古本 伸一郎君   堀越  啓仁君
本多  平直君   馬淵  澄夫君   前原  誠司君   牧   義夫君
松田   功君   松平  浩一君   松原   仁君   道下  大樹君
緑川  貴士君   宮川   伸君   村上  史好君   森田  俊和君
森山  浩行君   矢上  雅義君   谷田川  元君   屋良  朝博君
山内  康一君   山尾 志桜里君   山岡  達丸君   山川 百合子君
山崎   誠君   山井  和則君   山花  郁夫君   山本 和嘉子君
柚木  道義君   横光  克彦君   吉川   元君   吉田  統彦君
笠   浩史君   早稲田 夕季君   渡辺   周君   赤嶺  政賢君
笠井   亮君   穀田  恵二君   志位  和夫君   清水  忠史君
塩川  鉄也君   田村  貴昭君   高橋 千鶴子君   畑野  君枝君
藤野  保史君   宮本   徹君   本村  伸子君   赤松  広隆君
初鹿  明博君
否とする議員の氏名
あかま 二郎君   あべ  俊子君   安倍  晋三君   逢沢  一郎君
青山  周平君   赤澤  亮正君   秋葉  賢也君   秋本  真利君
麻生  太郎君   畦元  将吾君   穴見  陽一君   甘利   明君
安藤  高夫君   安藤   裕君   井出  庸生君   井野  俊郎君
井上  信治君   井上  貴博君   井林  辰憲君   伊東  良孝君
伊藤 信太郎君   伊藤  達也君   伊吹  文明君   池田  道孝君
池田  佳隆君   石川  昭政君   石崎   徹君   石田  真敏君
石破   茂君   石原  伸晃君   石原  宏高君   泉田  裕彦君
稲田  朋美君   今枝 宗一郎君   今村  雅弘君   岩田  和親君
岩屋   毅君   うえの賢一郎君   上杉 謙太郎君   上野  宏史君
江崎  鐵磨君   江渡  聡徳君   江藤   拓君   衛藤 征士郎君
遠藤  利明君   小倉  將信君   小此木 八郎君   小里  泰弘君
小田原  潔君   小野寺 五典君   小渕  優子君   越智  隆雄君
大岡  敏孝君   大串  正樹君   大隈  和英君   大塚  高司君
大塚   拓君   大西  英男君   大西  宏幸君   大野 敬太郎君
岡下  昌平君   奥野  信亮君   鬼木   誠君   加藤  鮎子君
加藤  勝信君   加藤  寛治君   梶山  弘志君   勝俣  孝明君
門   博文君   門山  宏哲君   金子  俊平君   金子 万寿夫君
金子  恭之君   金田  勝年君   上川  陽子君   神谷   昇君
神山  佐市君   亀岡  偉民君   鴨下  一郎君   川崎  二郎君
河井  克行君   河村  建夫君   神田  憲次君   神田   裕君
菅家  一郎君   木原  誠二君   木原   稔君   木村  次郎君
木村  哲也君   木村  弥生君   城内   実君   黄川田 仁志君
岸   信夫君   岸田  文雄君   北村  誠吾君   工藤  彰三君
国光 あやの君   熊田  裕通君   小泉 進次郎君   小泉  龍司君
小島  敏文君   小寺  裕雄君   小林  茂樹君   小林  鷹之君
小林  史明君   古賀   篤君   後藤  茂之君   後藤田 正純君
河野  太郎君   高村  正大君   國場 幸之助君   左藤   章君
佐々木  紀君   佐藤  明男君   佐藤   勉君   佐藤 ゆかり君
齋藤   健君   斎藤  洋明君   坂井   学君   坂本  哲志君
櫻田  義孝君   笹川  博義君   塩崎  恭久君   塩谷   立君
繁本   護君   柴山  昌彦君   下村  博文君   白須賀 貴樹君
新谷  正義君   新藤  義孝君   菅   義偉君   菅原  一秀君
杉田  水脈君   鈴木  馨祐君   鈴木  俊一君   鈴木  淳司君
鈴木  貴子君   鈴木  憲和君   鈴木  隼人君   関   芳弘君
薗浦 健太郎君   田所  嘉徳君   田中  和徳君   田中  英之君
田中  良生君   田野瀬 太道君   田畑  裕明君   田村  憲久君
平   将明君   高市  早苗君   高木   啓君   高木   毅君
高鳥  修一君   高橋 ひなこ君   竹本  直一君   武井  俊輔君
武田  良太君   武部   新君   武村  展英君   橘  慶一郎君
棚橋  泰文君   谷   公一君   谷川  とむ君   谷川  弥一君
津島   淳君   辻   清人君   土屋  品子君   出畑   実君
寺田   稔君  とかしきなおみ君   冨樫  博之君   渡海 紀三朗君
土井   亨君   冨岡   勉君   中曽根 康隆君   中谷   元君
中谷  真一君   中根  一幸君   中村  裕之君   中山  泰秀君
永岡  桂子君   長尾   敬君   長坂  康正君   長島  昭久君
二階  俊博君   丹羽  秀樹君   西田  昭二君   西村  明宏君
西村  康稔君   西銘 恒三郎君   額賀 福志郎君   根本   匠君
根本  幸典君   野田  聖子君   野田   毅君   野中   厚君
葉梨  康弘君   萩生田 光一君   馳    浩君   鳩山  二郎君
浜田  靖一君   林   幹雄君   原田  憲治君   原田  義昭君
百武  公親君   平井  卓也君   平口   洋君   平沢  勝栄君
福田  達夫君   福山   守君   藤井 比早之君   藤丸   敏君
藤原   崇君   船田   元君   船橋  利実君   古川   康君
古川  禎久君   古田  圭一君   古屋  圭司君   穂坂   泰君
星野  剛士君   細田  健一君   細田  博之君   細野  豪志君
堀井   学君   堀内  詔子君   本田  太郎君   牧島 かれん君
牧原  秀樹君   松島 みどり君   松野  博一君   松本   純君
松本  剛明君   松本  文明君   松本  洋平君   三谷  英弘君
三ッ林 裕巳君   三ッ矢 憲生君   三原  朝彦君   御法川 信英君
宮内  秀樹君   宮腰  光寛君   宮崎  政久君   宮澤  博行君
宮路  拓馬君   宮下  一郎君   武藤  容治君   務台  俊介君
宗清  皇一君   村井  英樹君   村上 誠一郎君   茂木  敏充君
盛山  正仁君   森   英介君   森山   裕君   八木  哲也君
簗   和生君   山際 大志郎君   山口  俊一君   山口  泰明君
山口   壯君   山下  貴司君   山田  賢司君   山田  美樹君
山本  幸三君   山本   拓君   山本ともひろ君   山本  有二君
吉川  貴盛君   吉川   赳君   吉野  正芳君   義家  弘介君
和田  義明君   若宮  健嗣君   鷲尾 英一郎君   渡辺  孝一君
渡辺  博道君   赤羽  一嘉君   井上  義久君   伊佐  進一君
伊藤   渉君   石井  啓一君   石田  祝稔君   稲津   久君
浮島  智子君   江田  康幸君   大口  善徳君   太田  昭宏君
太田  昌孝君   岡本  三成君   北側  一雄君   國重   徹君
佐藤  茂樹君   佐藤  英道君   斉藤  鉄夫君   高木 美智代君
高木  陽介君   竹内   譲君   遠山  清彦君   富田  茂之君
中野  洋昌君   浜地  雅一君   濱村   進君   古屋  範子君
桝屋  敬悟君   鰐淵  洋子君   足立  康史君   青山  雅幸君
井上  英孝君   浦野  靖人君   遠藤   敬君   串田  誠一君
杉本  和巳君   馬場  伸幸君   藤田  文武君   森   夏枝君
井上  一徳君   中山  成彬君   下地  幹郎君
     ――――◇―――――

#25
○福田達夫君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 安住淳君外五名提出、法務大臣森まさこ君不信任決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

#26
○議長(大島理森君) 福田達夫君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

#27
○議長(大島理森君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 法務大臣森まさこ君不信任決議案(安住淳君外五名提出)

#28
○議長(大島理森君) 法務大臣森まさこ君不信任決議案を議題といたします。
 提出者の趣旨弁明を許します。今井雅人君。
    ―――――――――――――
 法務大臣森まさこ君不信任決議案
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔今井雅人君登壇〕

#29
○今井雅人君 今井雅人でございます。
 私は、立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム、日本共産党、社民党を代表して、ただいま議題となりました法務大臣森まさこ君不信任決議案について、提案の趣旨を御説明いたします。(拍手)
 まず、決議案を朗読いたします。
  本院は、法務大臣森まさこ君を信任せず。
   右決議する。
    〔拍手〕
以上であります。
 以下、本決議案を提出するに至った経緯と理由を申し上げます。
 安倍内閣は、一月三十一日の閣議において、二月八日に六十三歳の定年を迎える東京高等検察庁の黒川弘務検事長の勤務を半年間延長することを閣議決定いたしました。「同検事長を管内で遂行している重大かつ複雑困難事件の捜査・公判に引き続き対応させるため、国家公務員法の規定に基づき、六か月勤務延長するものでございます。」というのが閣議の議事録に記された決定理由です。
 検察官の定年については、検察庁法の中で、検事総長は、年齢が六十五歳に達したときに、その他の検察官は年齢が六十三歳に達したときに退官すると明確に規定され、後から定められた国家公務員法の定年制度に関する規定は適用されないというのが政府の見解であり、事実、検察官が定年を過ぎて任期を延長されたことは過去一度も例がありません。
 予算委員会では、当然のことながら、このことをめぐって激しい議論が重ねられてまいりました。
 二月三日、我が共同会派の渡辺周委員が、総理、これはどうしてこの方がこんな駆け込みで定年延長をされるんですかと質問すると、安倍総理は、法務省の人事でございますから、法務大臣から答弁させますと人ごとのように答え、かわって森法務大臣が、検察庁の業務執行上の必要に基づき、法務大臣である私から閣議請議を行って閣議決定され、引き続き勤務させることとしたものでございますと事もなげに答えたのであります。
 渡辺委員が、それでは、東京高検の検事長として、誕生日の一週間前に駆け込みで定年延長をしなければならないほどの緊急性や必要性とは一体何ですか、その業務はと問いますと、森法務大臣は、その具体的な緊急性や必要性は明らかにせず、東京高検、検察庁の管内において遂行している重大かつ複雑困難事件の捜査、公判に対応するため、黒川検事長の検察官としての豊富な経験、知識等に基づく管内部下職員に対する指揮監督が不可欠であるというふうに判断した、法令に基づく人事を行っていますと平然と説明をしたのでございます。
 渡辺委員は、これは違法若しくは脱法ではないかと識者から指摘されている、なぜこの検察庁法に別段の定めということでわざわざ書いてあるかといえば、やはり、刑事訴訟法上、強力な権限を持っている、その職責に鑑みて、やはり長くできないような仕組みになっていると指摘して、安倍内閣の決定を強く批判いたしました。
 これに対して、法務大臣は、特別法である検察庁法に書いてないことは、一般法である国家公務員法の規定が適用されるので、勤務延長については国家公務員法が適用されるとの説明を繰り返すのみでございました。
 二月十日の予算委員会では、我が共同会派の山尾志桜里議員が質問に立ち、昭和五十六年に国家公務員法に定年制を導入する法改正の審議が行われた際の議事録を紹介し、当時の人事院任用局長が、「検察官と大学教官につきましては、現在すでに定年が定められております。今回の法案では、別に法律で定められておる者を除き、こういうことになっておりますので、」ここが大事です、「今回の定年制は適用されないことになっております。」と明確に答弁した事実を挙げて、検察官には国家公務員の定年制は適用されないというのが当時の政府見解であるということを指摘いたしました。
 これに対して、森法務大臣は、何と、その議事録を読んでおらず、当時の政府見解も知らなかったということを渋々認めたのであります。
 さらに、二月十二日、我が共同会派の同僚議員である後藤祐一議員が、検察官について適用が除外されている国家公務員法の定年制規定の中に定年延長も含まれるかと人事院にただすと、人事院の給与局長は、人事院といたしましては、国家公務員法に定年制を導入した際は、議員御指摘の昭和五十六年四月二十八日の答弁のとおり、検察官については、国家公務員法の勤務延長を含む定年制は、検察庁法により適用除外されていると理解していたものと認識をしております、現在までも、特にそれについては議論はございませんでしたので、同じ解釈を引き継いでいるところでございますと明確に答弁をされました。
 また、参院の共同会派の同僚議員であります小西洋之議員が独自に国立公文書館で見つけ出した国家公務員法の定年制導入当時の政府の想定問答集のつづりの中に、「検察官、大学の教員については、年齢についてのみ特例を認めたのか。それとも全く今回の定年制度からはずしたのか。」という想定問に対して、「定年、特例定年、勤務の延長及び再任用の制度の適用は除外されることとなる」とする回答が明確に示されていたことが明らかになりました。
 このほかにも多くの同僚議員の鋭い追及によって、森法務大臣の答弁は迷走を続けました。
 ここまでの経緯に照らせば、検察官については、国家公務員法の定める定年の年齢や、その年齢に達した後に初めて到達する年度末に退職するという規定が適用されないだけではなく、勤務延長、つまり定年延長の規定も適用されないということは、このように国家公務員法の定年制導入当時から明確であり、今回の黒川検事長の勤務延長を決めた閣議決定は、この明確な政府見解に対し、違法、無効な決定であることはもはや明らかであります。
 ところが、これに対して安倍政権は、今度は、法解釈を変えたというむちゃくちゃな論法を持ち出して、黒川検事長の定年延長の閣議決定を正当化しようと躍起になってまいりました。
 二月十三日、衆議院本会議で、我が共同会派の高井崇志議員の質問に対しまして、安倍総理は、今般、検察官の勤務延長については、国家公務員法の規定が適用されると解釈することとしたと、拍子抜けするような見解を突然表明したのであります。
 この総理答弁を皮切りに、人事院給与局長が、さきの、同じ解釈を引き継いでいるという答弁の撤回に追い込まれました。また、解釈変更を決裁した文書の提出を求められた法務省が、作成日付のない怪しげな文書を委員会に提出したり、省内の決裁は口頭決裁だったと驚くべき報告があったりと、全てが後づけで、閣議決定や総理の答弁とつじつまを合わせるように事態が動いたのであります。
 こうした中で、森法務大臣も、過去の政府見解は知っていたが、今回、法解釈を変更したというような趣旨に軌道修正をしたのでありますが、しかし、過去の政府見解はいつから知っていたのか、いつ解釈を変更したのかという質問には、しどろもどろで、意味不明な答弁が繰り返されました。
 さて、この一連の……(発言する者あり)それは違います。
 この一連の経緯を踏まえて、森法務大臣をなぜ信任できないかという理由を述べたいと思います。
 黒川検事長については、官邸の意向に忠実であるとか、これまで何人もの自民党議員の政治と金をめぐる事件を不起訴にするために注力してきたとか、安倍総理はこの人物を次の検事総長に据えたいのだろうというのは、衆目の一致するところだと言ってよいかもしれません。それゆえ、今回の法を無視した異例な黒川氏定年延長には不穏な意図が隠されていると疑わざるを得ません。
 そもそも、なぜ検察官には、検察庁法が制定された当時、厳格な定年制が設けられ、後に国家公務員法に定年制が定年延長などの条項も含めて導入されたときにも、なぜ検察官にはこの定年延長が適用されないとする政府見解が明快に示されたのか。
 それは、検察官が内閣総理大臣をも刑事訴追できる強力な権限を有するがゆえに、その身分が時の政権などによって恣意的に左右されないように、政治的中立性と独立性を担保すると同時に、強力な権限に歯どめをかけるという両面のバランスをとる必要があったからであることは、検察庁法制定当時の、最後の第九十二回帝国議会の議論などでも明らかであります。いわく、準司法官としての身分保障、かつての司法ファッショへの反省などの白熱した議論がそこでは交わされていたのであります。
 そうであるがゆえに、政府がある特定の検察官だけを定年延長させたりさせなかったりというような恣意的な人事の余地があってはならないというのが、国家公務員法の定年延長制度の検察官への適用を除外するという基本的な理由であると私は考えます。
 一方、国家公務員法で定年延長を認めることができる事由については、人事院規則は、「職務が高度の専門的な知識、熟達した技能又は豊富な経験を必要とするものであるため、後任を容易に得ることができないとき。」と定め、その具体例として、人事院は、定年退職予定者がいわゆる名人芸的技能等を要する職務に従事しているため、その者の後継者が直ちに得られない場合を挙げています。
 この名人芸的技能というのは、宮内庁の雅楽師のような、ごく例外的なケースであろうというのが一般的な解説であります。黒川検事長を始め検察官が一体どのような名人的技能を持ち得るのか、私には想像ができません。この意味からも、検察官に定年延長を適用しないというこれまでの解釈、運用には極めて合理性があると私は考えております。
 しかるに、今回の黒川検事長の定年延長をめぐる森法務大臣の説明には、従来の法解釈を変えてまで定年延長を行わなければならないという必要性や合理性は全くなく、ただ単に、検察庁法の条文を改めてよく見たら、国家公務員法の定年延長制度を明確には適用除外していないといったような趣旨のへ理屈を並べているだけです。
 この問題は、まさに我が国の政治システムが法治主義なのか人治主義なのかを厳しく問うています。官邸の後押しを受けた検察官だけが出世できるという前例をつくってしまうことは、検察官の職務の公平さについて、国民の信頼を地に落とすものと言わざるを得ません。あなたは、この国の三権分立をぶち壊し、この国を息苦しい統制国家にしようとしていることがわからないんですか。
 もちろん、怠慢がゆえに従来の政府見解も見落としていたということも責任は重大でありますが、そればかりでなく、我が同僚議員から指摘を受けたことに対して、考えや態度を改めるどころか、安倍総理の解釈変更の答弁と軌を一にして、一層かたくなに、黒川検事長の定年延長決定を正当化するために、恥の上塗りのような姿勢をとり続けているのは、もはやあなたの政治的信念に基づく確信的行為のようであります。
 法務大臣の私が国会で答弁しているんだからそれが正しいと強弁する不遜な態度、立憲民主党の枝野代表が質疑で事実を整理して説明しているのに対して、ファクトでなくストーリーで話しているとでたらめを言う姿、まるで安倍総理が乗り移っているんじゃないかと背筋が寒くなりました。これだけははっきりと申し上げておきたいと、総理お決まりのせりふをまねして強がってみても、うそは真実にはならないということを申し上げておきたいと思います。
 大変残念ですが、法治主義の先頭に立つべき法務大臣としての資格は、森まさこ君には全くないと断言せざるを得ません。悪魔に魂を売り渡してしまった元人権派弁護士、森まさこ君に申し上げたい。恥を知りなさい。
 あわせて、安倍総理にも申し上げます。
 あなたには、法治主義とは何なのか、人治主義ではなぜいけないのか、恐らく理解ができないのかもしれません。しかし、あなたのなすことによってどれだけ多くの優秀な官僚がつじつま合わせのために不本意な尻拭いを余儀なくされているか、おわかりでしょうか。日付もない怪文書のような文書を国会に提出せざるを得なかった法務省の面々もそうです。今回、総理答弁に合わせてみずからの正しい答弁を撤回、修正せざるを得なくなった人事院給与局長もそうです。こうした官僚の皆さんの立ち振る舞いは、見ていて気の毒でなりません。このままでは、官僚のなり手もだんだん先細っていくに違いありません。あなたは、日本の民主政治と優秀な官僚によって支えられた統治機構をどんどん解体に追いやっているんです。
 今回定年延長された黒川さんにも、この場をおかりしてお伝えしたいと思います。
 もしあなたに検察官としての矜持が少しでもあるのであれば、今すぐにでも任期延長を返上して辞任されてはどうでしょうか。まさかないとは思いますが、この定年延長の末に、従来の人事慣行に反して、官邸の後押しで検事総長になることなど夢にも考えるべきではありません。
 先日開かれた各地の検察官トップの集まる検察長官会同の場でも、今回の定年延長に出席者から公然と疑問の声が上がったと伺っています。そうした疑問の声に背を向けて検事総長になったとしても、その任務を適切に務められるとは全く思いません。早急に辞任されることを強くお願いを申し上げておきたいと思います。
 以上が、法務大臣森まさこ君を不信任とする経緯と理由でございます。ぜひ、野党のみならず、与党の皆様にも御賛同を賜りますことを心から訴え、提出者を代表して、私からの趣旨弁明とさせていただきます。
 御清聴どうもありがとうございました。(拍手)
    ―――――――――――――

#30
○議長(大島理森君) 討論の通告があります。順次これを許します。藤井比早之君。
    〔藤井比早之君登壇〕

#31
○藤井比早之君 自民党の藤井比早之です。
 私は、自由民主党・無所属の会、公明党を代表し、森まさこ法務大臣に対する不信任決議案に対し、断固反対の立場から討論をいたします。(拍手)
 まず、今般の新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになられた皆様の御冥福を心からお祈りし、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。感染された皆様の御回復を心よりお祈り申し上げます。
 森大臣は、法曹や閣僚としての経験を生かしながら、「困った人を助けたい。」との思いで、虐待や差別のない社会、社会的弱者の皆様が安心して暮らせる社会の実現に取り組んでおられます。
 児童虐待の根絶に向け、法務省児童虐待防止対策強化プランを策定され、児童虐待防止対策を抜本的に強化されました。
 性暴力被害をなくすために、性犯罪防止に向けた取組を進めておられます。
 東日本大震災の被災地の子供さんへのいわれのないいじめ問題など、人権問題に法務省の取組を加速されました。
 養育費未払い問題は、みずから私的な勉強会を立ち上げ、困難な立場にあるシングルマザーの皆様に寄り添った政策実現、子供さんが安心して生活できる社会の実現に邁進されています。
 所有者不明土地問題解決、民事裁判手続のIT化のため、法制化を加速されています。
 あおり運転の罰則整備は、本年一月に法制審議会に緊急諮問され、二月に答申を受けて、今国会での自動車運転処罰法改正法の提出に向けて取り組むという、想像を絶するスピード、迅速さで取り組んでおられます。
 昨年末に発生した被告人カルロス・ゴーンの海外逃亡事案に当たっては、年末年始や深夜を問わず、率先して陣頭指揮に当たり、保釈中の被告人の逃亡防止のための刑事法整備について、法制審議会に諮問され、抜本的な対策策定に取り組んでおられます。
 このように法務行政に全力で取り組み、その責務を果たしてこられた森大臣を不信任とする理由は皆無であり、森大臣には、今後も引き続き、持ち前の責任感と真摯な姿勢で法務行政をリードしていただきたいと存じます。
 森大臣は、国会審議に真摯に臨んでこられました。法務委員会の野党の理事、委員の皆様は、昨年の臨時国会で、野党の皆様の意見に真摯に耳を傾け、与野党修正協議、会社法修正案を受け入れた森大臣のお姿をお忘れではないと信じております。
 野党は、東京高検検事長の勤務延長を問題視しています。検察官の勤務延長の取扱いについては、昨年来、国家公務員法、検察庁法改正検討の過程で提起されたもので、今回の解釈は妥当なものです。
 人事院政府参考人は、国家公務員法と検察庁法の適用関係は、検察庁法に定められている特例の解釈にかかわることでございまして、法務省において適切に整理されるべきものと答弁しており、解釈変更を容認していたことは明らかであり、法務省の解釈が適法であることは明らかです。
 森大臣は一貫してこの解釈を前提として答弁しており、迷走しているとの批判は当たりません。
 なお、一月下旬の、法務省、内閣法制局、人事院の協議の経過については、既に予算委員会に提出されている文書により明らかです。手続は適切です。後づけとの批判は当たりません。
 このような解釈に基づき、重大かつ複雑困難な事件の捜査、公判に対応するため、検察官の勤務延長を行うことに何ら問題はありません。
 以上、森法務大臣の不信任を求める理由は皆無です。
 新型コロナウイルス感染症の流行を早期に終息させるためには、今がまさに正念場です。
 先般取りまとめられた緊急対応策や基本方針を踏まえ、緊急に措置すべき対応策を着実に実施する。何よりも、経済への対策として、令和二年度予算を早期に、一刻も早く成立させることが必要です。
 令和二年度予算の早期成立を例年以上に要するこの時期に、野党が提出した決議案は、全くもって理不尽であり、ただの審議引き延ばしと断じざるを得ません。
 良識ある衆議院議員の皆様には、この決議案を断固否決していただきますよう求めまして、私の反対討論といたします。
 ありがとうございました。(拍手)

#32
○議長(大島理森君) 小川淳也君。
    〔小川淳也君登壇〕

#33
○小川淳也君 野党共同会派の小川淳也です。(拍手)
 ただいまの藤井先生の討論、はえある旧自治省に務めた一級先輩として、とても容認できるものではありません。
 会派を代表して、ただいま議題となりました森法務大臣の不信任決議案に賛成の立場から討論を行います。
 森大臣、本当に残念です。極めて不本意、無念。情けなく、恥ずかしく、深刻きわまりない事態だと思います。
 現在、我が国は、肺炎対策をめぐる国家的危機管理の局面にあり、この局面で、法治の根幹を預かり、国の出入国管理をつかさどる法務大臣の信任を議論せざるを得ないこと自体、国民に対して極めて申しわけなく、不幸な事態であります。
 冒頭、この新型肺炎対策について申し上げます。
 まず、森大臣、対策本部閣僚会議を欠席して地元行事に行くのはやめてください。
 そして、一部報道にある、外形的に感染者数を抑えるため、ウイルス検査を渋っているのではないかとの疑念についてです。
 まさかとは思いますが、どれほど政権にとって不都合であろうとも、いかにオリンピックの議論に影響しようとも、これだけは絶対にあってはなりません。国民の健康と命の保障にまさる政策課題はほかに存在しないはずだからであります。
 野党側も速やかに議員立法を提出いたします。政府には、一刻も早く、全ての患者の不安に応え、かつ、我が国の真の感染実態を明らかにするよう強く求めるものであります。
 さて、法務大臣、法律家であるはずのあなたが、法の番人たるべき法務大臣の職責にありながら、我が国の法治国家と三権分立の原理に重大な挑戦を行い、その旨、臆面もなく国会で答弁し、かつ、旧来の解釈確認という基礎的な手続を怠った疑いがあり、国会での発言を二転三転、迷走し続ける姿は、もはや見るにたえません。本議案の審議をまつまでもなく、まずは、即刻、みずから身を処すべきことを求めます。
 森大臣は、前河井大臣の引責に伴い、過去の経験等を買われて就任されたものとお見受けしておりました。しかるに、就任早々、日本の刑事司法、出入国管理への信頼を根底から揺るがしかねない大失態、すなわち、ゴーン容疑者の不法出国を許してしまったんです。
 大臣の直接の作為、不作為ではないでしょう。しかし、結果として、国際社会に醜態をさらし、日本の刑事司法、出入国管理への信頼を失墜させたこの責任は一体誰に帰属し、誰が責任をとったのか、今もってなお不問に付すことはできません。
 本不信任案の直接の原因は、検察人事です。
 これには、内閣が違法、不当に介入した疑惑があり、法務大臣は、これを防ぐどころか、積極的に加担し、主導した疑いがある。
 そして、従来の政府の公式見解の確認を怠ったまま結論に至らしめ、手続に重大な瑕疵を生じさせた直接の責任があります。加えて、国会における答弁の迷走、あげくの果てには、重要な解釈変更を口先で行ったと平気で言い放つ不見識、無定見、無責任、無神経には、もはや投げかける言葉すら見当たりません。
 法の支配、三権分立、司法の独立は、時の政権の都合によって左右されてはならない国の根本的な原理です。個々の検察官の任期を政権の都合で伸長すること自体、特に、日本の検察は起訴便宜主義を採用しています、起訴の有無を検察官の裁量に委ねているんです、したがって、人事の独立は検察の独立の根幹であり、憲法にすら違反する疑いがあります。
 既に、全国の検察幹部から不信の声が上がっているというではありませんか。検察官は、国民からの疑念の中、正義を遂行することはできません。政権との癒着を疑われたまま、罪人を訴追する迫力は生まれません。かくして、全国の検察現場に及ぼす影響は甚大であり、検察官の士気に与える影響ははかり知れないのであります。
 内閣は、本人事に係る閣議決定を取り消し、撤回することをまず求めます。
 第二に、官邸のお庭番ともやゆされる黒川氏を検事総長にこの後任命することは、法の趣旨に照らし、許されないものであることを指摘します。
 第三に、黒川氏自身、みずからと、全検察への誇りと名誉にかけて、検事総長就任を辞退すべきことを申し添えます。
 この際、人事院及び法制局にも猛省を求めたいと思います。両者ともどもに、過去の政府見解の確認を見過ごしたのではありませんか。これにより、本来なすべき進言を怠り、内閣の意思決定に重大な瑕疵をもたらしたのではありませんか。その後の口裏合わせのような国会答弁とあわせて、担当者及びしかるべき責任者の処分を求めるものであります。
 委員会でも指摘したとおり、やはり、この政権は、政権の都合を法令より上位に置いているとしか思えません。検察人事、安保法制、公文書管理に自衛隊派遣、全て政権の御都合次第。初めに結論ありき。後に法令、時には憲法までをも従わしめる。法秩序を破壊しながら、最長政権に至っています。
 自信があるのであれば、憲法九条に集団的自衛権を明記し、正々堂々、国民に問えばよかったではありませんか。国民の自己決定権を踏みにじり、ただ解釈改憲に逃げ込んだだけではありませんか。
 公文書はルールに従って適切に廃棄したと皆さん方はおっしゃる。私が正確に申し上げましょう。文書保存期間を一年未満と改悪した。つまり、あなた方は、廃棄したのは文書だけではありません。文書を適切に保存するというルールそのものを廃棄したのであります。公文書は現在及び将来の国民に対する説明責任であるという、この規範もろとも廃棄し、破壊したのであります。
 この超法規的政権の無謀と横暴を一体いつまで許すのか。今こそ、私たち野党が問われています。国民は受皿を求めています。国民の憂いや無念や怒りや憤り、諦め、そしてそれでも捨て切れない希望や願い、これに我々野党が応えていかなければなりません。
 結局、検察人事の独立性を回復するには、政権がかわるしかありません。不都合な公文書を暴き出し、全面開示するには、政権がかわるしかありません。法解釈の適正化、責任ある者の処分、犯罪容疑者の適正な訴追、全ては健全な政権交代によってしか実現されないのであります。
 この政権の無謀、横暴を正す使命と責任は、改めて、我々野党にある、今、その重い責任を自覚し、国家国民のためにみずからを高め続けてまいりたいと思います。
 改めて、その任に値しない森法務大臣の許すべからざる数々の責任論、同時に、我々野党が共有すべき強い責任感、使命感を、場内に広く、強く訴えかけて、本決議案への賛成討論といたします。
 御清聴まことにありがとうございました。(拍手)

#34
○議長(大島理森君) 串田誠一君。
    〔串田誠一君登壇〕

#35
○串田誠一君 日本維新の会・無所属の会の串田誠一です。
 会派を代表して、ただいま議題となりました森まさこ法務大臣に対する不信任決議案について討論いたします。(拍手)
 今般問題となっている検事長定年延長問題は、極めて理解しがたい解釈変更であると考えます。
 検察庁法では、検事の免職については、検察官適格審査会の議決を経なければできないことになっています。検察官適格審査会の構成は、国会議員、裁判官、弁護士、日本学士院会員及び学識経験者の中から選任された十一人の委員が務めることになっています。これは、明らかに国家公務員の免職とは異なります。
 なぜこのような厳格な制度になっているのか。それは、検事が総理大臣をも訴追することができるからです。時には内閣に対して毅然とした態度をとらなければならないからです。決してその地位が内閣によって左右されてはならないからです。
 定年の年齢も異なります。検事総長は六十五歳、その他の検察官は六十三歳です。国家公務員とは異なります。厳格な議決を経なければやめさせることができないかわりに、定年延長がないことから、最初から定年年齢が異なっているのです。
 この規定を、これまでの内閣は厳格に守ってきました。それが検察官への国民の信頼につながったのです。今回のような、ある人物だけは定年延長が認められるようなことがあると、その検察官は、政府と関連があり、便宜を図るのではないかという疑念が生じます。これからの司法制度に対する信頼失墜にもつながってしまいます。
 検察官に対する定年延長について、人事院の解釈は異なっていました。なぜ検察官に国家公務員の定年延長が認められないのかは、以上の理由があるからです。
 当初の立法過程とも異なるものであるなら、それを変えることは国民にも大いに関係します。しっかりと議論をし、検察庁法の改正を経てすべきです。それが、解釈変更で、さらには口頭で行ったというのですから、司法の公正を余りに軽視するものであります。
 また、選択的夫婦別姓の予算委員会での答弁も、御自身が通称使用し、その別姓の不便さを十分承知していながら、十分な理由もつけずに憲法違反状態を続けています。さらには、子どもの権利条約を遵守しないで放置していることなどを考慮すれば、その責任は極めて重大であると言わざるを得ません。
 しかしながら、現在の日本は、新型コロナウイルスで国家的な危機に面しています。感染を広げないために、入管法の適切な運用など、極めて法務大臣の任務が求められる局面です。
 この国家的な危機に、法務大臣を解任し、空白をつくるべきでしょうか。これまでのコロナ対策に対する指揮命令を新たにやり直す時間があるでしょうか。政府が言うように、ここ一、二週間が正念場です。
 さらに、党として、国会運営にも問題提起しています。民間に会議の自粛を呼びかけている政府が、国会開催を自粛しないままでいいのでしょうか。一時的に、臨機応変な国会運営も検討すべき局面にあるものと考えます。
 さて、議題の理由に戻ります。
 不信任案の理由となっている検事長定年延長は、説明責任を果たすということだけで済まされるものではありません。検察官への信頼を確保するためにも、早急に閣議決定を取り消して延長を取りやめるべきであるか、当人を説得して自主的に退職させ解釈変更を取り消すべきです。
 されど、不信任案を認めて政治的空白をつくるべきではありません。コロナ対策は、全てに優先されるほど重要な危機的事態です。しっかり対応してもらわなければなりません。感染を防げるかどうかの瀬戸際にある中で、政治的空白をつくり、国民の生命身体に対し危険を増大してはなりません。
 以上により、日本維新の会は、森まさこ法務大臣に対する不信任決議案に反対いたします。(拍手)

#36
○議長(大島理森君) 藤野保史君。
    〔藤野保史君登壇〕

#37
○藤野保史君 私は、日本共産党を代表して、森まさこ法務大臣不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)
 不信任の理由の第一は、森大臣が、憲法に由来する検察官の職責の特殊性を無視して、検察庁法の解釈をねじ曲げたことです。
 検察庁法は、定年について、検事総長は六十五歳、検察官は六十三歳と明確に定めています。検察官に定年延長制度の適用がないことは、一九四九年、一九八一年の二度にわたって立法府の意思が明確にされているのです。
 ところが、森大臣は、黒川弘務東京高検検事長の定年延長を可能とするために、強引な解釈を行いました。断じて許されません。
 そもそも、検察官は、公訴権を独占しており、時には総理大臣の訴追も行う、強大な権限と重い職責を負っております。こうした職責の特殊性があるからこそ、検察官には独立性が担保され、特別な身分保障が法律で定められています。定年制度は、まさにその根幹です。
 重要なのは、この検察官の職責の特殊性が憲法に由来するということです。
 戦前、治安維持法による弾圧、特高警察などによる人権侵害が相次ぎました。こうした人権侵害を二度と起こさないようにするために、最高法規である憲法に、諸外国の憲法に例を見ないほど詳細な、刑事手続における人権保障規定が置かれ、それを具体化するものとして、刑事訴訟法、検察庁法が位置づけられているのです。
 ところが、驚くべきことに、法務省は、昨日提出した文書で、百三十年前、一八九〇年、大日本帝国憲法下で制定された裁判所構成法を持ち出して、今回の定年延長が正当化されると説明しています。しかし、戦前は、天皇のもとに司法権があり、そのもとに検察も置かれていました。三権分立は極めて不十分だったのです。
 このときにつくられた法律を解釈変更の理由にするなど、二重三重に成り立ちません。法の支配を担うべき法務大臣が、最高法規である憲法に基づく法解釈を否定する、こんなことは断じて認められません。
 第二に、森大臣は、自分の答弁の誤りを認めるどころか、うそにうそを重ねる答弁を繰り返し、国会審議を踏みにじっています。
 森大臣は二月十日の予算委員会で、山尾議員の質問に対して、定年延長制度は検察官に適用されないという一九八一年の国公法改正時の政府の明確な答弁について、知らないという旨の答弁を五回も繰り返しました。そして、その間、法務省の官僚もこれを訂正することなく、知らない旨の答弁を繰り返すままにさせました。
 ところが、その後、政府の解釈はいつ変わったのかと質問される中で、一月十七日には内閣法制局と相談した、一月二十二日には人事院と相談したと答弁しました。一月十七日に内閣法制局、一月二十二日に人事院と法解釈について相談したにもかかわらず、何で二月十日にはそんな議事録は知らないと繰り返したのか、全く説明がつきません。
 その後も森大臣の答弁は二転三転し、あげくの果てに、解釈変更の決裁は口頭決裁だとまで言い出しました。国会に対して虚偽答弁を繰り返す森大臣に法務大臣の重責を託すことは、絶対に認められません。
 今回の異常な人事は、安倍総理自身が桜を見る会の問題で刑事告発され、東京地検と広島地検によって、カジノ疑惑による衆議院議員の逮捕、起訴や、前法務大臣らの家宅捜索等が繰り返されているさなかで行われました。安倍政権に近い人物が検事総長になる道を開くために、森大臣は異常な解釈を強行したのです。三権分立、検察の独立を最も重んじなければならない法務大臣が、時の政権言いなりで、検察への政治介入のお先棒を担ぐなど、到底許されません。
 以上、憲法をゆがめ、虚偽答弁を繰り返す森大臣は法務大臣として全く不適格であることを強く主張して、私の討論といたします。(拍手)

#38
○議長(大島理森君) これにて討論は終局いたしました。
    ―――――――――――――

#39
○議長(大島理森君) 採決いたします。
 この採決は記名投票をもって行います。
 本決議案に賛成の諸君は白票、反対の諸君は青票を持参されることを望みます。――議場閉鎖。
 氏名点呼を命じます。
    〔参事氏名を点呼〕
    〔各員投票〕

#40
○議長(大島理森君) 投票漏れはありませんか。――投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。――議場開鎖。
 投票を計算させます。
    〔参事投票を計算〕

#41
○議長(大島理森君) 投票の結果を事務総長から報告させます。
    〔事務総長報告〕
 投票総数 四百五十五
  可とする者(白票)       百三十六
  否とする者(青票)       三百十九

#42
○議長(大島理森君) 右の結果、法務大臣森まさこ君不信任決議案は否決されました。(拍手)
    ―――――――――――――
安住淳君外五名提出法務大臣森まさこ君不信任決議案を可とする議員の氏名
安住   淳君   阿久津 幸彦君   阿部  知子君   青柳 陽一郎君
青山  大人君   浅野   哲君   荒井   聰君   伊藤  俊輔君
池田  真紀君   石川  香織君   泉   健太君   稲富  修二君
今井  雅人君   生方  幸夫君   江田  憲司君   枝野  幸男君
小川  淳也君   小熊  慎司君   小沢  一郎君   尾辻 かな子君
大河原 雅子君   大串  博志君   大島   敦君   大西  健介君
逢坂  誠二君   岡島  一正君   岡田  克也君   岡本 あき子君
岡本  充功君   奥野 総一郎君   落合  貴之君   海江田 万里君
柿沢  未途君   金子  恵美君   神谷   裕君   亀井 亜紀子君
川内  博史君   菅   直人君   吉良  州司君   城井   崇君
菊田 真紀子君   岸本  周平君   黒岩  宇洋君   玄葉 光一郎君
源馬 謙太郎君   小宮山 泰子君   後藤  祐一君   近藤  和也君
近藤  昭一君   佐々木 隆博君   佐藤  公治君   斉木  武志君
櫻井   周君   重徳  和彦君   階    猛君   篠原   豪君
篠原   孝君   下条  みつ君   白石  洋一君   末松  義規君
関  健一郎君   田嶋   要君   高井  崇志君   高木 錬太郎君
武内  則男君   玉木 雄一郎君   津村  啓介君   辻元  清美君
手塚  仁雄君   寺田   学君   照屋  寛徳君   中川  正春君
中島  克仁君   中谷  一馬君   中村 喜四郎君   長尾  秀樹君
長妻   昭君   西岡  秀子君   西村 智奈美君   野田  佳彦君
長谷川 嘉一君   原口  一博君   日吉  雄太君   平野  博文君
広田   一君   福田  昭夫君   古川  元久君   古本 伸一郎君
堀越  啓仁君   本多  平直君   馬淵  澄夫君   前原  誠司君
牧   義夫君   松田   功君   松平  浩一君   松原   仁君
道下  大樹君   緑川  貴士君   宮川   伸君   村上  史好君
森田  俊和君   森山  浩行君   矢上  雅義君   谷田川  元君
屋良  朝博君   山内  康一君   山尾 志桜里君   山岡  達丸君
山川 百合子君   山崎   誠君   山井  和則君   山花  郁夫君
山本 和嘉子君   柚木  道義君   横光  克彦君   吉川   元君
吉田  統彦君   笠   浩史君   早稲田 夕季君   渡辺   周君
赤嶺  政賢君   笠井   亮君   穀田  恵二君   志位  和夫君
清水  忠史君   塩川  鉄也君   田村  貴昭君   高橋 千鶴子君
畑野  君枝君   藤野  保史君   宮本   徹君   本村  伸子君
井上  一徳君   中山  成彬君   赤松  広隆君   初鹿  明博君
否とする議員の氏名
あかま 二郎君   あべ  俊子君   安倍  晋三君   逢沢  一郎君
青山  周平君   赤澤  亮正君   秋葉  賢也君   秋本  真利君
麻生  太郎君   畦元  将吾君   穴見  陽一君   甘利   明君
安藤  高夫君   安藤   裕君   井出  庸生君   井野  俊郎君
井上  信治君   井上  貴博君   井林  辰憲君   伊東  良孝君
伊藤 信太郎君   伊藤  忠彦君   伊藤  達也君   伊吹  文明君
池田  道孝君   池田  佳隆君   石川  昭政君   石崎   徹君
石田  真敏君   石破   茂君   石原  伸晃君   石原  宏高君
泉田  裕彦君   稲田  朋美君   今枝 宗一郎君   今村  雅弘君
岩田  和親君   岩屋   毅君   うえの賢一郎君   上杉 謙太郎君
上野  宏史君   江崎  鐵磨君   江渡  聡徳君   江藤   拓君
衛藤 征士郎君   遠藤  利明君   小倉  將信君   小此木 八郎君
小里  泰弘君   小田原  潔君   小野寺 五典君   小渕  優子君
尾身  朝子君   越智  隆雄君   大岡  敏孝君   大串  正樹君
大隈  和英君   大塚  高司君   大塚   拓君   大西  英男君
大西  宏幸君   大野 敬太郎君   岡下  昌平君   奥野  信亮君
鬼木   誠君   加藤  鮎子君   加藤  勝信君   加藤  寛治君
梶山  弘志君   勝俣  孝明君   門   博文君   門山  宏哲君
金子  俊平君   金子 万寿夫君   金子  恭之君   金田  勝年君
上川  陽子君   神谷   昇君   神山  佐市君   亀岡  偉民君
鴨下  一郎君   川崎  二郎君   河井  克行君   河村  建夫君
神田  憲次君   神田   裕君   菅家  一郎君   木原  誠二君
木原   稔君   木村  次郎君   木村  哲也君   木村  弥生君
城内   実君   黄川田 仁志君   岸   信夫君   岸田  文雄君
北村  誠吾君   工藤  彰三君   国光 あやの君   熊田  裕通君
小泉 進次郎君   小泉  龍司君   小島  敏文君   小寺  裕雄君
小林  茂樹君   小林  鷹之君   小林  史明君   古賀   篤君
後藤  茂之君   後藤田 正純君   河野  太郎君   高村  正大君
國場 幸之助君   左藤   章君   佐々木  紀君   佐藤  明男君
佐藤   勉君   佐藤 ゆかり君   齋藤   健君   斎藤  洋明君
坂井   学君   坂本  哲志君   櫻田  義孝君   笹川  博義君
塩崎  恭久君   塩谷   立君   繁本   護君   柴山  昌彦君
下村  博文君   白須賀 貴樹君   新谷  正義君   新藤  義孝君
菅   義偉君   菅原  一秀君   杉田  水脈君   鈴木  馨祐君
鈴木  俊一君   鈴木  淳司君   鈴木  貴子君   鈴木  憲和君
鈴木  隼人君   関   芳弘君   薗浦 健太郎君   田所  嘉徳君
田中  和徳君   田中  英之君   田中  良生君   田野瀬 太道君
田畑  裕明君   田村  憲久君   平   将明君   高市  早苗君
高木   啓君   高木   毅君   高鳥  修一君   高橋 ひなこ君
竹本  直一君   武井  俊輔君   武田  良太君   武部   新君
武村  展英君   橘  慶一郎君   棚橋  泰文君   谷   公一君
谷川  とむ君   谷川  弥一君   津島   淳君   辻   清人君
土屋  品子君   出畑   実君   寺田   稔君  とかしきなおみ君
冨樫  博之君   渡海 紀三朗君   土井   亨君   冨岡   勉君
中曽根 康隆君   中谷   元君   中谷  真一君   中根  一幸君
中村  裕之君   中山  泰秀君   永岡  桂子君   長尾   敬君
長坂  康正君   長島  昭久君   二階  俊博君   丹羽  秀樹君
西田  昭二君   西村  明宏君   西村  康稔君   西銘 恒三郎君
額賀 福志郎君   根本   匠君   根本  幸典君   野田  聖子君
野田   毅君   野中   厚君   葉梨  康弘君   萩生田 光一君
馳    浩君   鳩山  二郎君   浜田  靖一君   林   幹雄君
原田  憲治君   原田  義昭君   百武  公親君   平井  卓也君
平口   洋君   平沢  勝栄君   福井   照君   福田  達夫君
福山   守君   藤井 比早之君   藤丸   敏君   藤原   崇君
船田   元君   船橋  利実君   古川   康君   古川  禎久君
古田  圭一君   古屋  圭司君   穂坂   泰君   星野  剛士君
細田  健一君   細田  博之君   細野  豪志君   堀井   学君
堀内  詔子君   本田  太郎君   牧島 かれん君   牧原  秀樹君
松島 みどり君   松野  博一君   松本   純君   松本  剛明君
松本  文明君   松本  洋平君   三谷  英弘君   三ッ林 裕巳君
三ッ矢 憲生君   三原  朝彦君   御法川 信英君   宮内  秀樹君
宮腰  光寛君   宮崎  政久君   宮澤  博行君   宮路  拓馬君
宮下  一郎君   武藤  容治君   務台  俊介君   宗清  皇一君
村井  英樹君   村上 誠一郎君   茂木  敏充君   盛山  正仁君
森   英介君   森山   裕君   八木  哲也君   簗   和生君
山際 大志郎君   山口  俊一君   山口  泰明君   山口   壯君
山下  貴司君   山田  賢司君   山田  美樹君   山本  幸三君
山本   拓君   山本ともひろ君   山本  有二君   吉川  貴盛君
吉川   赳君   吉野  正芳君   義家  弘介君   和田  義明君
若宮  健嗣君   鷲尾 英一郎君   渡辺  孝一君   渡辺  博道君
赤羽  一嘉君   井上  義久君   伊佐  進一君   伊藤   渉君
石井  啓一君   石田  祝稔君   稲津   久君   浮島  智子君
大口  善徳君   太田  昭宏君   太田  昌孝君   岡本  三成君
北側  一雄君   國重   徹君   佐藤  茂樹君   佐藤  英道君
斉藤  鉄夫君   高木 美智代君   高木  陽介君   竹内   譲君
遠山  清彦君   富田  茂之君   中野  洋昌君   浜地  雅一君
濱村   進君   古屋  範子君   桝屋  敬悟君   鰐淵  洋子君
足立  康史君   青山  雅幸君   井上  英孝君   浦野  靖人君
遠藤   敬君   串田  誠一君   杉本  和巳君   馬場  伸幸君
藤田  文武君   森   夏枝君   下地  幹郎君
     ――――◇―――――

#43
○議長(大島理森君) 本日は、これにて散会いたします。
    午後五時十四分散会
     ――――◇―――――
 出席国務大臣
       法務大臣  森 まさこ君
ソース: 国立国会図書館
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