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1947/06/18 第2回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第002回国会 農林委員会 第21号
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1947/06/18 第2回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第002回国会 農林委員会 第21号

#1
第002回国会 農林委員会 第21号
昭和二十三年六月十八日(金曜日)
    午後一時三十五分開議
 出席委員
  委員長 井上 良次君
   理事 岩本 信行君 理事 森 幸太郎君
   理事 佐竹 新市君 理事 永井勝次郎君
   理事 鈴木 強平君 理事 荻原 壽雄君
   理事 北  二郎君
      小川原政信君   小野瀬忠兵衞君
      佐々木秀世君    佐瀬 昌三君
      田口助太郎君    野原 正勝君
      梁井 淳二君    山村新治郎君
      清澤 俊英君    黒田 寿男君
      野上 健次君    溝淵松太郎君
      守田 道輔君    菊池  豐君
      小林 運美君    関根 久藏君
      寺本  齋君    中垣 國男君
      坪井 亀藏君   的場金右衞門君
      平工 喜市君    森山 武彦君
      大瀧亀代司君
 出席政府委員
        農林政務次官  大島 義晴君
        農林事務官   山添 利作君
 委員外の出席者
        農林事務官   田邊 勝正君
        專門調査員   片山 徳次君
        專門調査員   岩隈  博君
    ―――――――――――――
六月十七日
 本庄村の土地改良事業施行の請願(金野定吉君
 紹介)(第一三九二号)
 大郷村の土地改良費國庫補助の請願(金野定吉
 君紹介)(第一三九三号)
 山形市の農業土木事業費國庫補増額の請願(金
 野定吉君紹介)(第一三九四号)
 相模村の農業土木事業費國庫補助の請願(金野
 定吉君紹介)(第一三九五号)
 楯山村の耕地水害復旧並びに土地改良事業施行
 の請願(金野定吉君紹介)(第一三九六号)
 堀田村の土地改良事業施行の請願外八件(金野
 定吉君紹介)(第一三九七号)
 金井村の土地改良事業施行の請願(金野定吉君
 紹介)(第一三九八号)
 村木澤村の土地改良事業施行の請願(金野定吉
 君紹介)(第一三九九号)
 境の目澤護作工事費國庫補助の請願(金野定吉
 君紹介)(第一四〇〇号)
 高瀬村の農車道開設費國庫補助の請願(金野定
 吉君紹介)(第一四〇一号)
 西郷村の農道改修費國庫補助増額の請願(金野
 定吉君紹介)(第一四〇二号)
 本庄村の溜池築設費國庫補助増額の請願(金野
 定吉君紹介)(第一四〇三号)
 藏祖村の土地改良事業費國庫補助の請願卯金野
 定吉君紹介)(第一四〇四号)
 瀧山村の農業土木費國庫補助の請願(金野定吉
 君紹介)(第一四〇五号)
 鏐鉢澤護岸工事費國庫補助の請願(金野定吉君
 紹介)(第一四〇六号)
 西郷村の溜池築設費國庫補助増額の請願(金野
 定吉君紹介)(第一四〇七号)
 作谷澤村の土地改良事業施行の請願(金野定吉
 君紹介)(第一四〇八号)
 金井村の農業土木事業費國庫補助の請願(金野
 定吉君紹介)(第一四〇九号)
 高櫛村の土地改良事業費國庫補助の請願(金野
 定吉君紹介)(第一四一〇号)
 開墾地に適しない山林の買收中止に関する請願
 (亘四郎君紹介)(第一四一一号)
 九頭龍川沿岸農業水利改良事業費國庫補助の請
 願(坪川信三君外一名紹介)(第一四一二号)
 加茂郡の雹害救済に関する請願(岡村利右衞門
 君外四名紹介)(第一四一八号)
 手当米確保に関する請願(黒田寿男君外二名紹
 介)(第一四四六号)
 食糧増産対策に関する請願(黒田寿男君二名紹
 介)(第一四四七号)
 農村工業助成に関する請願(黒田寿男君外二名
 紹介)(第一四四九号)
 宮崎縣小林種畜收場存置並びに拡充の請願(川
 越博君外五名紹介)(第一四五〇号)
 小貝川沿岸農業水利事業を國営に移管の請願卯
 鈴木明良君紹介)(第一四五一号)
 犬島の重労働者に対して加配米配給の請願卯榊
 原亨君紹介)(第一四五二号)
 米穀輸入に関する請願(橋本金一君紹介)(第
 一四五八号)
 農業金融緊急対策に関する請願(黒田寿男君外
 二名紹介)(第一四六七号)
 農地改革の徹底に関する請願(黒田寿男君外二
 名紹介)(第一四六八号)
の審査を本委員会に付託された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 輸出入植物檢疫法案(内閣提出)(第一〇六号
 )
 農業災害補償法の一部を改正する法律案(内閣
 提出)(第一三九号)
    ―――――――――――――
#2
○井上委員長 会議を開きます。
 この際農業災害補償法の一部を改正する法律案について、一点質問をしておきたいという希望がありますからこれを許します。中垣さん。
#3
○中垣委員 農業災害補助償法の第八十四條におきましては、災害があつた場合に收繭のみに補償をするというふうに解釈してあるようでありますが、今年のようなひよう害があつた場合には、桑の葉に対しましてはどういうような見解をもつておられるか、政府の御意見を聽いておきたいと思うのであります。たとえば今年のように桑の葉が全滅したような場合には、桑の買入れをやらなければやつていけない。從つてそういう損害というものは当然補償されるべきだと思いますが、御意見を承つておきたいと思います。
#4
○大島政府委員 ただいまの御質問の要旨は、收繭に違算があつた場合のみに補償されるように解釈されておつて、桑の害に対しては補償が適用されないのかという御質問の要旨のように拜聽いたしますが、法の第八十四條に規定しております第二項の共済目的の場合におきましては、桑葉に限られていた補償方法を、昨年の農業災害補償法設定当時の精神から申しまして、むしろこれを蚕繭にまで延長したということになるのでありまして、御指摘のように本年のひよう害の場合に、もし蚕繭のみに補償を與えて桑葉に補償を與えないということになりますと、一應ひよう害によつて桑葉がだめになる、從つて蚕を継続することができない。この損害を補償してもらうには繭をとつては補償ができないというような誤解も一部にありまして、私どもが現に地方に参りましたときにも、蚕兒を放尻する農家があつたのであります。そこで私どもはそういうことは國家のために実に惜しいことである、法は決してそういうふうな解釈をしておるものではない。桑葉の損害に対しましてはこれは別な方法で蚕繭の場合に包含せずに別々に補償するということを申したのでありまして、ただいまでも当局ではさような見解のもとにおいて、少くとも本年のひよう害等に対しましては、ひよう害によつて受けた桑葉の補償と、それによつて蚕繭が減收したということであるならば、さらにまたその補償というふうに二つの補償に相なると思うのであります。さように御解釈願つてよろしいと思うのであります。
#5
○坪井委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案の内容について一点だけお尋ねしておきたいと思います。
 第一國会におきましても、委員会において、農業災害に対しましてこの再保險に場合でありますが、まだ國家の補償する点が足らぬではないか、それをもつと大幅に引上げたもらいたいという要望が強かつたのであります。もちろんある程度までは引上げられたのでありまして、水稻につきましても一反歩九割以上の災害があつた場合には四十円が千円以上になつたということは大幅でありますが、しかし今の米價というものからみますと、それはごくわずかなものにしか当らぬ関係になつております。從つて政府の補償を殖やしてくれれば、農家の負担すべき災害に対する掛金は当然上らなければならぬと言われておりますが、もちろんこれも実は大幅に上つておりますし、どうも現状から見ますと、農家の共済の料金が高過ぎるという観点上、第一回國会におきましても附帶決議として、これの引上げを要望してあるように私は考えております。こういう観点から見ますれば、この掛金については米麦等について、あるいはまた養蚕の方はグラム割りになつておりますが、こうしたものについても現在の半額ぐらいに引上げるのが当然ではないか。なおまた家畜については何らの補償もなく、全額を再保險にかけておるということでありますが、これらも半額ぐらいにすべきだと考えております。これらについて政府としてはなぜ一部改正する法律案の中に、前の趣旨を織り込まなかつたか。これは当然織り込んで、保險の掛金は半額に軽減してやることが妥当であると私は認めております。これについて政府の方針、またお考えを御明示願いたいと思います。以上であります。
#6
○山添政府委員 農家負担の軽減には今後も努めたいと思つております。
#7
○永井委員 農業災害補償法の一部を改正する法律案の質疑打切りの動議を提出いたします。
#8
○井上委員長 ただいま農業災害補償法の一部を改正する法律案の質疑打切りの動議が出ました。動議に賛成の方は御起立願います。
    〔賛成者起立〕
#9
○井上委員長 起立多数。
 次に輸出入植物檢疫法希及び農業災害補償法の一部を改正する法律案の両案を一括議題にして討論に付します。
#10
○永井委員 両法案に対する討論は省略して、ただちに採決されんことを望みます。
#11
○井上委員長 永井君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○井上委員長 御異議なきものと認めまして討論は省略されました。
 これより採決いたします。輸出入植物檢疫法案、及び農業災害補償法の一部を改正する法律案の原案に賛成の諸君は御起立願います。
    〔賛成者起立〕
#13
○井上委員長 起立多数、よつて両案は原案通り可決確定いたしました。
#14
○野原委員 本委員会に全般小委員会をおくことになりまして、小委員の人選がなかつたのでありますが、林業小委員会としましては、この小委員会の今後のいろいろな仕事を進めていくにあたりまして、小委員長を選任したいと思つておりますが、それに対して社会党の永井君を林業の小委員長に推薦したいと思いますが、お諮り願います。
#15
○坪井委員 先般來いろいろ小委員が設けられておりますが、將來もまた必要に応じて、小委員は設けられることと思います。私は人のよい惡いは別といたしまして、ややもすると過去においては與党側なり、あるいは多数党から小委員長が選任される向きがありますが、そうした弊を避けて、なるべく民主的の線に沿つて小委員になつた方で互選するということにしていただきたい、それが最も今後民主的であろうと考えます。(「それはそうなつている」)それならいいが、とにかく私は委員長にその旨を話したところが、委員長はそうやるのだということでありますから、いつ会議を開いていつやつたかということをお示し願いたい。ただこうやるから頼むということではわからない。別に今には反対はありませんから、もちろん賛成はしますけれども、今後はなるべく予告して、いつ小委員会において互選するということをはつきり明示した上でやつてもらうことがいいじやないかと思います。結局ボス的の……(笑声)
#16
○井上委員長 わかりました。わかりました。
#17
○坪井委員 ではその点は委員長にお願いします。と同時に非常に出席率が惡いと思います。どうかこれは委員長の責任において、もう少し督励法を考えてもらいたいと思います。われわれはこうして務めて出席しても、結局社会党みずからの出席が相当少すのであるけれども、これは委員長の責任において、警告というか、極力集めてもらいたいと思います。そうでないと、先ほど委員長はそのことを言われましたが、今後われわれは定足数が欠ければいつでも審議しないということを、あべこべにわれわれは委員長の責任を糾すことにいたします。
#18
○井上委員長 野原さんからの動議がございますが、永井氏を林業小委員長に推薦したいということに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#19
○井上委員長 異議なきものと認めてさよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
    午後一時四十八分散会
     ――――◇―――――
ソース: 国立国会図書館
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