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1951/03/13 第13回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第013回国会 議院運営委員会 第24号
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1951/03/13 第13回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第013回国会 議院運営委員会 第24号

#1
第013回国会 議院運営委員会 第24号
昭和二十七年三月十三日(木曜日)
    午後零時二分開議
 出席委員
   委員長 石田 博英君
   理事 倉石 忠雄君 理事 福永 健司君
   理事 土井 直作君
      飯塚 定輔君    岡延右エ門君
      岡西 明貞君    押谷 富三君
      鹿野 彦吉君    川本 末治君
      島田 末信君    高塩 三郎君
      田中  元君    田渕 光一君
      中川 俊思君   橋本登美三郎君
      石田 一松君    小林 運美君
      椎熊 三郎君    長谷川四郎君
      松井 政吉君    梨木作次郎君
      林  百郎君
 出席政府委員
        内閣官房副長官 菅野 義丸君
 委員外の出席者
        議     長 林  讓治君
        副  議  長 岩本 信行君
        議     員 上林與市郎君
        衆議院参事   西沢哲四郎君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 菅野内閣官房副長官より法律案の提出予定等に
 つき説明聽取公聽会開会承認要求の件
 鉄道建設審議会委員の補欠指名の件
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
#2
○石田委員長 それでは本日の議院運営委員会を
開会いたします。
 初めに、先般本委員会において議決をいたしま
して、北海道に派遣をいたしました十勝沖震災の
慰問団について報告がございます。また北海道知
事から謝電が参つておりますから、これを御報告
いたします。
#3
○西沢参事 本日、北海道知事の田中敏文君から、
議長あてのこういう電報を受取りました。「今次
災害に際しては、さつそくのお見舞金並びに慰問
団の御派遣をいただき、衷心より感謝にたえず。
道民あげて復旧に努力中なるも、今後とも特段の
御援助方お願い申し上ぐ。」こういう謝電を受領
いたしましたので、御報告申し上げます。
 なお一行の御動静につきましては、昨日参りま
した電報によりますと、一昨日夕方札幌に到着い
たしまして、ただちに道庁に知事を訪問し、慰問
金を交付し、その夜ただちに釧路に向けて出発さ
れておるようであります。きのう一日は釧路方面
を慰問する予定だということを言つて参りました
ことを、あわせて御報告申し上げておきます。
    ―――――――――――――
#4
○石田委員長 次に梨木委員より、官房長官の出
席を求められておりますが、官房長官はただいま
事故がありますので、瀧野副長官が出席しており
ます。これに関する質疑を許します。梨木君。
#5
○梨木委員 前会にもお尋ねしたのでありますが、
法案の提出状況を聞きたいのであります。特に行
政協定に基いて立法化しなければならない諸法安
は、どの程度予定されておるか、大体わかつたら、
これを一覧表的なものにして、資料としてもらい
たいということが一つ。
 それからもう一つは、問題になつております団
体等規正法、これは一体いつごろ出るのか、準備
がどの程度進行しておるのかを伺いたいのです。
#6
○菅野政府委員 法案の提出を促進することにつ
きましては、内閣といたしまして懸命の努力をい
たしておるのでございますが、いろいろな事情で
遅れておりまして、まことに遺憾に存じます。き
よう正午現在の状況を申し上げますると、閣議決
定をいたしたものが百二十三件ありますが、その
うち国会に提出いたしましたものが六十八件ござ
います。その六十八件のうち、すでに両院を通過
して法律となつたものが九件ございますので、今
両院で審議中のものが五十九件になつております。
その内訳を申し上げますると、衆議院で審議中の
ものが三十七件、参議院で審議中のものが二十二
件であります。それで司令部の承認を得まして、
近日中に印刷を終了して出せるものが七件現在ご
ざいます。司令部の承認を申請中のものが四十八
件ということになつておりましてこの合計が百二
十三件の閣議決定の数字になるわけでございます。
特にこの前の本委員会におきまして御注意がござ
いまして、三月中に審議を要するものにつきまし
ては促進をいたしておるのでございますが、この
前の三月五日現在で御報告申し上げました三月中
に成立を希望しておりますものが、当時四十七件
予定されておつたのでございます。そのうち提出
済みのもの、あるいは近日中に提出できるものが
十七件という数字で、あと三十件ほど残つておる
のでありますが、これは極力提出を促進すること
にいたします。
 それから見方をかえまして、三月上旬に提出の
予定であるものが六十八件あるということを三月
五日現在で申し上げたのでありますが、そのうち
十九件は提出済み、あるいはまた一両日中に提出
できるものでございまして三十九件が残つており
ます。これもできるだけ早く出すようにいたした
いと考えております。
 次に行政協定に伴つてどういうような立法事項
が必要であるかということにつきましては、まだ
法案の体裁が整つておりませんので、具体的に法
案の名称等を申し上げる段階に至つておりません
が、考えられまする立法事項といたしましては、
まず税関係の特例と申しますか、この一連のもの
がございます。たとえば所得税であるとか、関税
であるとかいうものについての一連の特例がござ
います。第二といたしましては、国有財産を駐留
軍に使わせるという、国有財産に関する特別措置
のものが必要でございます。それから防衛支出金
の支出につきましては、会計法等の特例がいりま
すので、この会計法上の特例というようなものも
考えられます。それから日本国民に駐留軍が與え
ました損失補償に関する法律、あるいは駐留軍の
用に供するために使う財産の処理に関する法律、
こういうようなものが考えられます。さらに民事、
刑事の裁判権に関する特例、それから駐留軍に関
する公務執行妨害であるとか、あるいは機密の保
持であるとかいう関係の法律が必要である。さら
に非常にこまかいことになりますが、電信、電話
の料金法の一部改正というようなことも考えられ
ます。これらはいずれも目下法務府を中心といた
しまして成案を急いでおりまして、できるだけ早
く出したいと思いまするが、目下のところは、二
十日ごろまでにすべての準備を整えて、早く提出
いたしたい、かように考えておる次第であります。
 それから団規法等の御質問がございまするが、
これはまだ政府部内の意見が一致しませんので、
いつというようなことは申し上げる段階に至つて
いないことを遺憾に存じます。
#7
○梨木委員 さらにお尋ねいたしますが、そうす
ると、団規法は閣議決定もまだ経ておらないわけ
でありますか。
#8
○菅野政府委員 その通りでございます。まだ閣
議決定の段階にも至らないのでございます。
#9
○梨木委員 行政機構の改革に関する法案はどう
いうふうに進行しておりますか。
#10
○菅野政府委員 行政機構の改革につきましても、
まだ法律案の立案までに行かないのでありまして、
それに関していろいろ政府部内で検討中でござい
ます。まだ閣議決定にも至つておりません。
#11
○梨木委員 行政協定に基く諸立法、これは今の御報告で大体了承しましたが、法律は幾つくらいになりますか、今のところ見当はつきませんか。
#12
○菅野政府委員 私がただいま申し上げましたのは、法律を要する事項だけを抽象的に申し上げたのでありまして、これをどういう体裁にいたしますか、あるいは合せるか、全部一緒にするということはもちろんできませんが、二つ三つ合せるか、あるいは個々に出すかということについてはまだきまつておりませんので、件数、件名等につきましては、まだ未定でございます。
#13
○梨木委員 ごの行政協定に基く諾立法は、今の御説明だと三月二十日ごろに準備を整えるということでありますが、そういたしますと、あと会期を延長しないとすれば五十日くらい審議期間があると思いますが、非常に広汎で、かつ重要な法案でありますから、できるだけ早く提出されるように希望したいし、できますならば、われわれの準備の都合もありますから、どういう体裁のどのような法案を出されるかを、大体見当がつく程度の資料を提供してもらいたいと思います。
#14
○石田委員長 これは御希望ですから、お答えには及ばないと思います。
#15
○椎熊委員 政府の計画しておる法案の出し遅れになつておる点は、ぼくらも非常に遺憾に思うのです。ぼくらの関係している電気通信委員会では、電波法の改正などを計画しておるようですが、それの遅れておる理由を尋ねたら、法制意見局ですか、その方が混雑しておる。なかなか案件が多いし、人が足りないために、成文化するのが遅れておるために実は遅れておるという御答弁を、われわれの委員会で開いておるのですが、そういう事実があるのですか。
#16
○菅野政府委員 法案によりますと、非常に厖大なものがございまして、法制意見局を通るものが遅れるのがございますが、一般的に申しまして、法制意見局の審議のために遅れておるというものはごくわずか、一、二の例外のものでございます。ものによりましては、簡単なものが非常に多いのでありますから、法制意見局の審議で遅れることは、一、二の例外として、厖大なものに限られておるように思います。
#17
○椎熊委員 ついでに伺つておきたいのですが、北海道の災害復旧のことですが、先般の建設大臣の報告によると、百五十億くらいの概算が出ておる。それを建設大臣は、とりあえず二十六年度の予備金でまかなつて行く、その他のものは金融措置法で考慮される、こういうことであつたのですが、昭和二十六年度の予備金の剰余金が目下どの程度にあるのか、きようでなくともいいのですが、知らせていただきたいと思います。
#18
○菅野政府委員 これは調べまして申し上げます。
#19
○石田(一)委員 今の問題とはちよつと違うのでありますが、実は最近東京都の特別区においては、新聞の伝えるところによると、特別区の区長を官選にする、あるいは都議会議員の定員を三分の一あるいは半数くらいに減ずる、あるいは末端の特別区の地方自治体の権限を大幅に縮小する、こうした問題が盛んに新聞報道で流布されております。伝えるところによると、すでに次官会議においては、これに憲法違反ではないということに決定して、政府としてはこの地方自治法の一部改正案を今国会に提出されるというので、各特別区の議員、あるいは市長あたりにおいては、寄り寄り協議しておるようであります。この点について、御意見と真相を知らしていただきたいと思います。
#20
○菅野政府委員 私は、新聞は見ませんが、次官会議云々のことは絶対ございません。今まで次官会議でそういう問題が問題になつたことはございません。地方自治法の一部を改正するというのは、一応提出予定になつておりますが、これは次官会議にも、まだ閣議にもかかつておりません。そういう意味におきまして、内閣といたしましては、全然関知しておらないのであります。
#21
○林(百)委員 官房長官に希望があるのですが、この前行政協定の議事録をぜひ全議員に配付してもらいたい。これは大部のものでなくて、七、八枚のものですから、われわれ外務委員会の委員には配付を受けましたが、ぜひ全議員に配付するように願いたいと思います。
 そこでちよつとお聞きしたいのですが、私たち外務委員のところへ配付になつたものは七、八枚のものですが、あれが議事録ですか、それとも別個に議事録があるのか、あれは要点だけであるのか、もう少し正確な交渉の経過が論争されたものがあるのではないか。それならばまだ外務委員にも配付になつておりませんが、その点どうですか。
#22
○菅野政府委員 岡崎国務大臣が、希望者の方におわかちしましてもよろしいというお約束をいたしましたのは、外務委員の方々に配付いたしましたあの議事録であります。あれが公式の会合の議事録で、そのほかにはございません。印刷いたしまして六、七枚のものが、公式の会合の議事録でございます。あれ以外には配付いたしておりません。
#23
○林(百)委員 それ以外に議事録があるのですか。それともそれがあつても、配付できないのですか。あるいはそれもないのですか。
#24
○菅野政府委員 それ以外に議事録はございません。
#25
○林(百)委員 七、八枚のものでも、希望者ということでなく、全議員にひとつ配付してもらいたいと思います。
#26
○菅野政府委員 全議員の方が御希望なら、そういうふうにいたします。
#27
○林(百)委員 それは議運でそうきめていただいたらどうでしよう。
#28
○土井委員 ちよつとお聞きしたいのですが、別にあげ足をとるわけではありませんけれども、会議録を全議員に配付してもらいたいというお話がこの前ありましたときに、あなたの方では、それは非常に厖大なものであつて分厚なものであるから、希望者にだけ配付するようにしたいということを明確に言われた。今われわれのところへ来ておるのは、これつばかりの小さなもので、この間のお話と大分違うのです。わずかな期間に、会議録の厚さがそれほど違つて来るのか、ぼくはあれ以外にもつとこまかいものがあるのではないかと思う。そういう会議録というものは別個にしてあれは希望者には全部配付するというあなたのお考えであつたと思うのですが、実際のものは、まだほかにあるのじやないですか。
#29
○菅野政府委員 その誤解はごもつともだと思います。私この前非常に厖大だということを強く申し上げましたけれども、私が見ましたのは、英文と日本語の文と両方の原稿でございまして、それが非常に厚かつたのでございます。これを印刷しても、相当な厚みになるという錯覚を起しまして厖大という言葉を使いましたが、事実あれ以外にはないのであります。
#30
○梨木委員 その会議録を私の方でくれと要求しても、もらえないのですが、どういうわけですか。
#31
○石田委員長 その会議録は、希望者の全議員に配付するように、本委員会といたしまして希望いたします。
#32
○林(百)委員 もう一つ希望がございます。行政協定に基く諸立法は、いつごろ、どういうものが、どういう予定だということがわかりましたら、表にして議運に提出してもらいたいと思います。国会の運営に非常に重要な参考になりますから。
#33
○石田委員長 それは前に申しております。そういうことにとりはからいます。
#34
○長谷川委員 ちよつと問題が違うかもしれませんが、首相官邸の職員の問題ですけれども、非常にみすぼらしい服装をしておる。私が聞いてみると、四年間に夏冬ぶつ通しで一着しかもらつてないそうです。これはたくさんの外国人が来るし、あまりみすぼらしいので、ぜひこれは支給するように、この間事務総長の方からあなたの方に話してもらうように伝えておいたのですが、至急考えて、何とか御配慮願いたいと思います。
#35
○石田委員長 けつこうな御希望ですから、それをお伝え願います。――それでは御苦労さまでした。
    ―――――――――――――
#36
○石田委員長 次に公聽会開会の件を議題にいたします。西沢事務次長。
#37
○西沢参事 厚生委員会に戰傷病者戰没者遺族等援護法案が昨日出て参つたのでありますが、それについて公聴会を開きたいという申出があります。これをお認め願えるかどうか、御協議願いたいと思います。
#38
○石田委員長 いかがですか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#39
○石田委員長 それではさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#40
○石田委員長 次に鉄道建設審議会委員の補欠指名の件を議題にいたします。西沢事務次長。
#41
○西沢参事 鉄道建設審議会の委員でありまする古式恵市君と廣川弘禪君のお二人が大胆に就任されましたについて、辞任の申出があつたそうであります。これの後任として、自由党から益谷秀次さんと水田三喜男さんの二人を推薦して参つております。これは割当てられた範囲のことでありますので、できますれば、きよう本会議で御決定を願いたいと思います。
#42
○林(百)委員 これは党へ割当てるのですか、政府が適当の人を選任するのですか。
#43
○石田委員長 党へ当てるのです。
#44
○林(百)委員 法律にそうあるのですか。
#45
○石田委員長 衆議院議員から何名というわくがあるわけです。それを本委員会で割振りをいたしたのが、それであります。
 それでは、これを本日の本会議に上程するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#46
○林(百)委員 私の方は上程はかまいませんが、賛否の点については、後ほど協議してお返事いたします。
#47
○石田委員長 それではほかに御異議がありませんから、これを本日の本会議に上程することにいたします。
    ―――――――――――――
#48
○石田委員長 次に前から保留になつております決議案は、本日も保留に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#49
○石田委員長 それでは保留に決します。
    ―――――――――――――
#50
○石田委員長 次に緊急質問で保留になつておるものがありますが、なおそのほかに本日外炎導入に関する緊急質問というのが提出されております。これは西村榮一君から出ております。
#51
○倉石委員 これは全部保留として、次会に御相談することにしたらいかがかと思います。
#52
○石田委員長 それでは、これは次会に御協議申し上げるということに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#53
○石田委員長 御異議がありませんから、さように決定いたします。
    ―――――――――――――
#54
○石田委員長 次に本日の議事につい御相談願います。西沢事務次長。
#55
○西沢参事 日程をお手元に配付いたさせておりますが、最初に、ただいま御決定願いました鉄道建設審議会委員の補欠選任の件をお願いいたしたいと思います。
 次に日程第一でありますが、これは大蔵委員会の理事奧村又十郎さんの報告があります。全会一致になつております。
 それから日程第二は、法務委員長佐瀬昌三君の御報告で、これも全会一致になつております。
 このほかにもう一件、大蔵委員会から法律案が上つて参りました。それは日本輸出銀行法の一部を改正する法律案、これを緊急上程していただきたいという希望が大蔵委員会からございます。これは大蔵委員長の佐藤重遠さんの報告で、共産党から反対討論の通告がございます。深澤義守君になつております。従いまして採決は起立でお願いいたしたいと思います。
#56
○石田委員長 本日の日程については、ただいま御報告の通りで御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#57
○石田委員長 それではさように決します。討論時間は、慣例通り十分以内にお願いいたします。
 本日の本会議は、午後一時、定刻より開会に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#58
○石田委員長 御異議がありませんから、さようにいたします。本日の議院運営委員会は、これにて散会をいたします。
    午後零時三十分散会
ソース: 国立国会図書館
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