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2019/11/21 第200回国会 参議院 参議院会議録情報 第200回国会 内閣委員会 第5号
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2019/11/21 第200回国会 参議院

参議院会議録情報 第200回国会 内閣委員会 第5号

#1
第200回国会 内閣委員会 第5号
令和元年十一月二十一日(木曜日)
   午後一時開会
    ─────────────
   委員の異動
 十一月十四日
    辞任         補欠選任
     こやり隆史君     岡田 直樹君
 十一月十八日
    辞任         補欠選任
     塩村あやか君     蓮   舫君
 十一月十九日
    辞任         補欠選任
     蓮   舫君     塩村あやか君
     高橋 光男君     平木 大作君
 十一月二十日
    辞任         補欠選任
     石井 準一君    三原じゅん子君
     岡田 直樹君     こやり隆史君
     岸 真紀子君     小西 洋之君
     平木 大作君     高橋 光男君
 十一月二十一日
    辞任         補欠選任
     こやり隆史君     徳茂 雅之君
    三原じゅん子君     青山 繁晴君
     山谷えり子君     加田 裕之君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         水落 敏栄君
    理 事
                上月 良祐君
                柘植 芳文君
                杉尾 秀哉君
                矢田わか子君
                石川 博崇君
    委 員
                青山 繁晴君
                今井絵理子君
                岡田  広君
                加田 裕之君
                こやり隆史君
                古賀友一郎君
                徳茂 雅之君
               三原じゅん子君
                山田 太郎君
                木戸口英司君
                小西 洋之君
                塩村あやか君
                高橋 光男君
                清水 貴之君
                高木かおり君
                市田 忠義君
                田村 智子君
   国務大臣
       国務大臣
       (内閣官房長官) 菅  義偉君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣)     武田 良太君
   内閣官房副長官
       内閣官房副長官  岡田 直樹君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        宮崎 一徳君
   政府参考人
       内閣官房内閣審
       議官       大西 証史君
       内閣府大臣官房
       長        大塚 幸寛君
       内閣府大臣官房
       審議官      村手  聡君
       内閣府大臣官房
       審議官      小平  卓君
       内閣府大臣官房
       独立公文書管理
       監        秋山  実君
       内閣府大臣官房
       カジノ管理委員
       会設立準備室審
       議官       徳永  崇君
       警察庁警備局警
       備運用部長    下田 隆文君
       総務省自治行政
       局選挙部長    赤松 俊彦君
       法務省大臣官房
       審議官      保坂 和人君
       国土交通省水管
       理・国土保全局
       次長       塩見 英之君
       観光庁審議官   秡川 直也君
       気象庁予報部長  長谷川直之君
       環境省環境再生
       ・資源循環局長  山本 昌宏君
       防衛省大臣官房
       審議官      青木 健至君
   説明員
       会計検査院事務
       総局第一局長   三田  啓君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○内閣の重要政策及び警察等に関する調査
 (「桜を見る会」の招待者選定プロセス、名簿
 の管理、予算執行等に関する件)
 (「桜を見る会」の招待者への飲食物等の提供
 と公職選挙法上の問題に関する件)
 (カジノ管理委員会委員長及び委員の人事に関
 する件)
 (被災者生活再建支援法の適用基準の見直しに
 関する件)
 (災害時における情報伝達の在り方に関する件
 )
    ─────────────
#2
○委員長(水落敏栄君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、岸真紀子さん及び石井準一君が委員を辞任され、その補欠として小西洋之君及び三原じゅん子さんが選任されました。
 また、本日、山谷えり子さんが委員を辞任され、その補欠として加田裕之君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(水落敏栄君) 政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 内閣の重要政策及び警察等に関する調査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、内閣官房内閣審議官大西証史君外十三名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○委員長(水落敏栄君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#5
○委員長(水落敏栄君) 内閣の重要政策及び警察等に関する調査を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
#6
○杉尾秀哉君 立憲・国民.新緑風会・社民の杉尾秀哉でございます。
 本日は、質問の機会をいただきましてありがとうございます。安倍総理主催の桜を見る会をめぐって質問させていただきます。
 まず、昨日の衆議院の内閣委員会、そして参議院の本会議で重要な事実が幾つも明らかになってまいりました。
 まず、これまで分からなかった招待者の内訳が明らかにされております。総理千人、副総理、官房長官千人、自民党六千人、報道、公明、芸術文化等千人、各省庁六千人、この内訳でよろしいでしょうか。
#7
○国務大臣(菅義偉君) 今委員から御指摘をいただきました。そのとおりであります。
#8
○杉尾秀哉君 総理枠は元々招待者の一割なんですよね、一万人程度。幾ら何でも多過ぎませんか。
#9
○国務大臣(菅義偉君) 精査した結果、約千人ということであります。
#10
○杉尾秀哉君 どういうふうに精査したんでしょうか。
#11
○国務大臣(菅義偉君) 全体を見る中でであります。
 さらに、官邸、長年の慣行でも官邸内や与党にも推薦依頼を行ってきているわけでありますけれども、過去の慣例に従っているところです。
#12
○杉尾秀哉君 過去の慣例ではないと思いますけれども、それはまた追って伺います。
 事務方にも伺いますけど、各省庁六千人あります。この数字というのは基本的にずっと変わっていないという認識でいいんでしょうか。
#13
○政府参考人(大塚幸寛君) 昨日の衆議院の内閣委員会で、今年度の、私、各省庁の推薦人数につきまして、その時点でのまだ精査途中の数字をお示しいたしました。
 ちょっとこれまでの過去の推移につきましては、今手元にその情報を持ち合わせてございません。
#14
○杉尾秀哉君 各省庁推薦人、十年未満で取ってあるはずなので多分分かると思うんですけど、基本的にこの数字って変わっていないと思うんですが。
 じゃ、なぜ、どの枠がどういうふうに増えて、通常一万人だったのが一万八千人まで膨れ上がったんでしょうか。明快な説明をお願いします。
#15
○国務大臣(菅義偉君) 桜を見る会の招待者については、各省庁からの推薦を基に内閣官房及び内閣府で取りまとめております。その際、内閣官房の取りまとめに当たっては官邸内や与党にも推薦依頼を行っており、いただいた推薦を基に内閣官房及び内閣府において取りまとめを行ったものであります。
 資料が残っておらず、詳細は分かりませんが、内閣官房において取りまとめている推薦者数が長年の積み重ねの中で年数を経ることによってだんだん多くなってきたものであるというふうに思います。
 長年の慣行とはいえ、年数が重なる中で人数が増えていったことを反省をし、今後、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化、予算や招待人数も含めて全般的な見直しを行うこととしたところであります。
#16
○杉尾秀哉君 その説明はどこでも聞きました。聞き飽きました。
 何で今頃、こんな数字を出してきたのか。官房長官、官房長官はかつて、総理枠とか政治枠というような特別なものはない、こういうふうにはっきりと記者会見でおっしゃいました。全然実態と違うじゃないですか。何でこんなうその説明したんですか。ちゃんと明快に説明してください、官房長官。
#17
○委員長(水落敏栄君) 大西内閣審議官。(発言する者あり)まず、じゃ事務方から。まず事務方から。
#18
○政府参考人(大西証史君) 恐れ入ります。まず私からお答えをさせていただければと思います。
 枠というものはあるかというお問いかけに対して、長官から、ないという御答弁もされたかと思いますが、いずれにしましても、桜を見る会は、昭和二十七年以来ということで、各界において様々な功績、功労のあった方々などを幅広く招待して、日頃の御労苦を慰労するとともに親しく懇談される内閣の公的行事として開催しているものでございます。そういう趣旨を踏まえて、各方面からいただいた推薦を基に内閣官房、内閣府で取りまとめを行っております。
 その中で、枠につきましては、あらかじめ何人といった招待者の数字を設定して割り当てるといった趣旨のものでは、そういう対応はしておりませんので、そういう趣旨で長官は申し上げたものでございます。
#19
○国務大臣(菅義偉君) 今の質問の中で政治枠というお話もあったんでしょうか。(発言する者あり)
 私、記者会見のときに、そういう枠があるかと言われたときに、そう言われれば、そういうものはありますということは、という発言をしています。
#20
○杉尾秀哉君 違います。十三日の午前の記者会見、官邸ホームページ、十四分から望月記者の質問に答えて、総理枠、政治枠というような特別なものはありませんと断言しています。
 もう一回。
#21
○国務大臣(菅義偉君) その際、あらかじめ何人という招待者の数字を設定して割り当てているという対応はしていないということです。
#22
○杉尾秀哉君 それは詭弁ですよ。大体これぐらいの枠ってもう決めているじゃないですか。それに合わせて数字を決めているじゃないですか。
 そして、この六千人の自民党の枠なんですけど、この内訳ってどうなっているんですか、これ。
#23
○国務大臣(菅義偉君) 名簿がない中で国会の要請に応えるために関係者に聞き取りをしたものであり、六千人の正確な内訳は承知をしておりません。
#24
○杉尾秀哉君 誰呼んでいるか分からない。
 その中にこういうのがあります。資料一です。今年夏の参議院議員選挙を控えて、改選を迎える党所属の参議院議員に、友人など四組まで招待できる案内状が送られました。
 これも六千人の自民党枠の中に入っているんですか。
#25
○政府参考人(大西証史君) 御指摘の配付資料にいただいておりますものでございますけれども、こうしたものもその六千人の中に含まれているものと認識しております。
#26
○杉尾秀哉君 この案内状に一般の方って書いてあるんですよ。どこも功労者、功績者なんて書いてないんですよ。つまり、これ誰でもいいということでしょう。あれだけ官房長官も総理大臣も功労者、功績者と言っておきながら、全く違う案内しているじゃないですか。
 これ、税金を使った行事に、公的な行事に、選挙に利用したと言われても仕方がないんじゃないですか。いかがですか。
#27
○国務大臣(菅義偉君) 幅広く御案内をするということにも、書かれていることも事実じゃないでしょうか。
#28
○杉尾秀哉君 どこに書かれているんですか、幅広くって。
#29
○国務大臣(菅義偉君) 私は記者会見の中でそうしたことを申し上げています。
#30
○杉尾秀哉君 じゃなくて、功労者、功績者と言って、総理大臣だって何度も何度も繰り返して言っているじゃないですか。
 しかも、昨日出てきた安倍昭恵夫人の、いわゆる安倍昭恵さん枠というんですか、これ資料をお配りしました。四ページ以下ですね。これ一般の方のブログなんですけれども、固有名詞は申し上げませんけれども、昨日も衆議院の内閣委員会で出ておりましたけれども、昭恵夫人が主宰するUZUの学校でお手伝いをした人、例えばこの中にはロリータファッションの講師の方とかいらっしゃるんですね。桜を見る会にこれ招待されています。続々、こういう方がブログ、消されているんですけど、まだ残っているのがあります。
 こうした昭恵夫人の招待枠というのはどれぐらいあって、誰がどういうふうにまとめて、どうチェックしていたんでしょうか、説明してください。
#31
○国務大臣(菅義偉君) 推薦者リストが残っていないことから詳細は不明でありますけれども、安倍事務所において幅広く参加希望者を募る中で夫人からの御意見もあったということであります。しかし、これらは総理からの推薦であります約千人の中に含まれていると、このように思っています。
#32
○杉尾秀哉君 本当は幅広くじゃないんでしょう。
 閣議決定で、昭恵夫人、わざわざ、私人であると、こういうふうに閣議決定までしているんですよ。こういう一私人である夫人が税金を使った公的行事に自分の友人を幅広く招くなんて、こんなことがあっていいんですか。こんな税金の使い方していいんですか。いかがですか。
#33
○国務大臣(菅義偉君) 今申し上げましたけれども、総理夫人からの御意見はあくまでも総理からの推薦に含まれており、安倍事務所において幅広く参加希望者を募る過程で夫人からの意見もあったということを承知しています。
 ただ、いずれにしろ、いただいた推薦を基に内閣官房、内閣府において取りまとめを行っているところです。
#34
○杉尾秀哉君 どういう人かチェックしたんですか。
#35
○国務大臣(菅義偉君) 事務的にしっかりしていると思います。
#36
○杉尾秀哉君 事務的にしっかりとというのはどういう意味ですか。
#37
○政府参考人(大西証史君) 名簿の中に氏名、住所、また役職等を記載していただいておりまして、そういうものを基に確認をさせていただいているところでございます。
#38
○杉尾秀哉君 これ、お友達なんですよ、昭恵夫人の。もうこれ以上言いませんけれども。
 これ、一部報道によりますと、総理の実弟の岸衆議院議員、後援会関係者を多数この桜を見る会に招いている。つまり、この桜を見る会というのは、安倍総理、そして安倍総理夫人、安倍総理の御兄弟、そしてその周辺の方、後援会関係の中心の方、これ、実際、安倍ファミリーの会だったんじゃないですか。いかがですか。
#39
○国務大臣(菅義偉君) そんなことはありません。
#40
○杉尾秀哉君 総理枠一千人という目安でございますけれども、事実上、安倍事務所から申請があったものをはねたケースというのはあったんでしょうか。
#41
○政府参考人(大西証史君) 今名簿を全部廃棄しておりますので、具体的に誰がどうということは、まあ元々申し上げられるものではございませんけれども、ありません。
 ただ、昨日、官房長官が会見でも、午後の会見でも申し上げておりますけれども、確認をいろいろさせていただいた中でお断りすることはあり得るということでございます。
#42
○杉尾秀哉君 あり得るとしか言えないんですよね。
 実際にこれ無制限だったんじゃないですか。千人、一応目安になっていますけれども、それ以上でも、いわゆる青天井だったんじゃないですか。答えられますか。
#43
○国務大臣(菅義偉君) これ、社会的常識に照らして問題があれば招待をしないことというのは、これはあり得ます。それ以上の個別のことについては、個人の問題になりますので差し控えさせていただきます。
#44
○杉尾秀哉君 じゃ、言いますよ。キャバクラにお勤めの女性の方、これ職業に貴賤はありませんのでそれについて云々するつもりは全くございませんけれども、こうした方を始めとして実に様々な方が出席されている。その中に、いわゆる反社勢力、それから半グレ組織と言われるような謎の面々もいらっしゃる。例えば、入れ墨姿で写真に収まるような、そういうグループのメンバーの一人が菅長官とツーショットの写真を撮っている。これもネットの中で出ています。
 こうした実態について、菅長官はお分かりでしたか、御存じでしたか。
#45
○国務大臣(菅義偉君) 桜を見る会の会場におきましては、私自身、多くの方と写真撮影をし、委員御指摘の人物とは面識はありません。個々の招待者の参加については承知しておりません。
 また一方で、出席者の一部に、インターネットなどにおいて様々な御指摘がされていることは承知しております。
 本人確認、またセキュリティーの向上策については、今後全般的な見直しの中で必要な対応をしていきたい、このように思っています。
#46
○杉尾秀哉君 どこで招待状を手に入れたかも分からないような人物がたくさん入っているんですよ。本人確認されていないんですよ。野党のヒアリングでも、本人確認していないということを認めていました。ネットのオークションの売買についても否定されませんでした。
 そして、こういう報道が今日されております。ISによるテロが懸念された二〇一六年春の桜を見る会、警備を理由に縮小が一時検討されたけれども、結局、この年、参議院選挙ありました。この選挙の前だということもあって見送りになりました。
 これまで、費用が年々年々増えている理由の一つにセキュリティー対策というのが挙げられています。しかし、さっきも言ったような、正体の知れない人物が多数参加している。そして、実際にセキュリティーを強化しようとして人数を絞ろうとしたら、選挙対策ということで、それもされなかった。これまでの説明、あれは一体全体何だったんですか。うそだったんですか。
#47
○国務大臣(菅義偉君) そうした事実はありません。
#48
○杉尾秀哉君 じゃ、これは、この報道は誤報ということでいいんですね。
#49
○国務大臣(菅義偉君) 私は会見でもそういうふうに申し上げています。
#50
○杉尾秀哉君 これまでの総理、官房長官の説明が大きく揺らいでおります。
 例えば、昨日の総理の発言。総理は元々、今月八日、きっかけになりました予算委員会の田村委員に対する答弁で、私は主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うのでありますが、招待者の取りまとめ等には関与しておりません、こういうふうに明言されました。ところが、昨日の本会議で、推薦者について意見を言うことはあったと、こういうふうに答弁している。
 実際に招待者の選定に関わっているじゃないですか。
#51
○国務大臣(菅義偉君) まず、十一月八日の参議院予算委員会において、総理は、主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うが、招待者の取りまとめ等には関与しないと答弁をされております。
 また、昨日の参議院本会議においても、内閣官房及び内閣府における最終的な取りまとめのプロセス、ここについては一切関与しないとした上で、取りまとめの前提として、長年の慣行により、総理の事務所が内閣官房から推薦依頼を受け、幅広く参加希望者を募ってきたことを承知しており、総理事務所から相談があれば推薦者について意見も言うことがあったが、実際の事務所における推薦者の詳細は承知をしていないという趣旨の答弁をされています。
 つまり、総理は最終的に取りまとめます内閣官房、内閣府の決定をするところには関与しない、こういうことであります。
#52
○杉尾秀哉君 違いますよ。取りまとめが最終的な取りまとめと言い、取りまとめの前段で推薦をしたと、こういう言い方をしているんですけど、じゃ、聞きますよ。総理大臣がこの人入れてくださいと言った人をはねたことありますか。
#53
○政府参考人(大西証史君) 個別のことに、個人のことにつきましては御答弁差し控えますけれども、先ほど長官が述べられましたように、社会的常識に照らして問題があれば招待しないといったこともあり得るわけでございます。
#54
○杉尾秀哉君 あり得るじゃなくて、あったかどうか聞いているんです。言ってください。
#55
○国務大臣(菅義偉君) これは先ほども私申し上げましたけど、個々人のことに関することについては答弁することは控えさせていただきます。
#56
○杉尾秀哉君 つまり、弁解できないんですよ。総理がこの人入れてくださいと言ったら、招待するに決まっているじゃないですか。
 これ、ただ意見言ったんじゃなくて、最終的な取りまとめはそれは事務方がしますよ、発送するのは事務方ですよ。だけど、その人選に深く関わっているじゃないですか。これを虚偽答弁と言わずして何と言うんですか。何と説明しますか。
#57
○国務大臣(菅義偉君) 当然、自分の事務所から推薦を出す中において、総理が意見を聞かれたら言うのは自然なことじゃないでしょうか。
#58
○杉尾秀哉君 違います。自然かどうか聞いているんじゃないんです。
 取りまとめの一部でも関わっているかどうか、つまり、この選定プロセスの中で関与しているかどうか聞いているんです。それについて答えてください。
#59
○国務大臣(菅義偉君) 最終的には、先ほどから申し上げていましたけれども、そうした中の推薦について最終的な取りまとめを行うのは内閣官房であり、内閣府でありますから、そこに総理自身は関与していないということ。
#60
○杉尾秀哉君 関与しているという認識でいいですね。
#61
○委員長(水落敏栄君) 大西内閣審議官。事務方から。
#62
○政府参考人(大西証史君) ちょっと長官の御答弁、重ねての、なぞらせていただく形にもなりますけれども、御説明を申し上げますと、総理は、昨日の参議院本会議、那谷屋先生からの御下問に対しまして、内閣官房及び内閣府における最終的な取りまとめプロセスには一切関与しておりませんが、その前段、私の事務所が、総理の事務所が私ども内閣官房内閣総務官室から推薦依頼を受けて幅広く参加希望者を募ってきたところは、それに対する事務所から相談を受けられれば総理自身も推薦者について意見を言うこともありましたということですけれども、取りまとめの前提として、長年の慣行により、総理の事務所が推薦を、依頼を受けて幅広く参加希望者を募ってきたということでございます。
#63
○杉尾秀哉君 事務方、余計な口出ししないでください。私は官房長官に聞いています。
 何でこんなに国民の皆さんが、支持率も実際下がっている、やっぱりいろんな人が、何でこんな税金の使われ方しているんだ、やっぱり疑問に思う、これは当たり前だと思うんですよ。なぜなのか。これ、国民の血税です。たかが五千万とか六千万とかいう、それは国家予算百兆円に比べれば少ないですよ。だけど、だけど、重箱の隅に真実があったんですよ。公的行事が私物化されていたんですよ。選挙利用されて、それで政治利用されて露骨な有権者買収だったからなんですよ。
 そして、長年の慣習って今審議官おっしゃいましたけど、長年の慣行を崩してきたのは安倍総理本人じゃないですか。ずうっと一万人程度で抑えてきたのを、それを安倍総理になってから長年の、じゃ、佐藤政権になって毎年こんな増えましたか。こんな説明、全然理屈になっていないですよ。
 この桜を見る会の実態というのは、各界の功労者を招くんじゃなくて、安倍総理と自民党の功労者を招く会だったんじゃないですか、どうですか。
#64
○国務大臣(菅義偉君) そうしたことではありません。
#65
○杉尾秀哉君 それは、そう言うと思いました。
 ただ、実態見てくださいよ。各省の推薦枠、六千人ですよ。大体これぐらいなものだと私も思いますよ。それは民主党政権のときにも枠はあったかもしれない、一人四人とかそういうのを聞いていますけれども。ただ、こんな露骨なことはなかったんですよ。慣行を崩して問題になったからやめたんでしょう、来年の件を。
 そして、各省推薦の功労者が半分以下で、逆に政治枠が過半数を占めている。この行事というのは、これ政治利用であって、これ総理による私物化と言われてもこれは仕方がない。そもそも、税金の目的外使用、厳密に言えば財政法に違反していると思いますけど、いかがでしょうか。
#66
○国務大臣(菅義偉君) このことはしっかり申し上げておきたいと思います。
 長年の慣行の中でこうした積み重ねがあったわけでありますけれども、民主党政権のときも、新聞報道によれば、議員一人当たり十名から十五名とか、いろんな報道があります。与党の数に直せば四、五千人は多分政党から推薦をされているんだろうというふうに思っています。
 そういう中で、安倍政権、勤続年数が増える中でそうした積み重ねがあったと。しかし、様々な問題点を指摘をされておりますので、もう一度原点に立ち返って、その推薦の制度だとか、あるいは途中経過のプロセス、あるいは予算、人数、そうしたものをもう一度原点に立ち返って見直しをさせていただいて、来年のこの桜を見る会は一旦中止をさせていただいて、皆さんの御意見を聞かせていただきながら納得のいく形にしていきたい、このように思います。
#67
○杉尾秀哉君 これまでやったことについて答えていない。これからの話にすり替えている。しかも、民主党政権のとき、四千人、五千人。二千五百人と言っていますよ。駄目ですよ、そんないいかげんな答弁しちゃ。何を根拠に四千人、五千人なんて言っているんですか。
 一般論として聞きますけど、選挙に当選する目的で有権者に対して飲食やお土産などを無償で提供する行為、これは公職選挙法上の買収に当たるということでよろしいですね。お答えください。
#68
○政府参考人(赤松俊彦君) 公職選挙法に規定されているとおりかと存じます。
#69
○杉尾秀哉君 これも一般論として伺います。その買収に使われたお金、この資金の出所が私的なお金、政治家のお金じゃなくても、公的なお金、公金であっても公職選挙法に触れるケースがあるんでしょうか。
#70
○政府参考人(赤松俊彦君) あくまで一般論でございますが、買収に使われた金銭というところについては、その金銭の性質というのは特段規定をされてございません。
#71
○杉尾秀哉君 公金であっても買収に当たるケースがあるということですよね。
 では、伺います。
 安倍総理が桜を見る会に有権者八百五十人を招待して、無償で酒食をもてなした。一部、お土産を持って帰ってネットオークションで売られた方も、これは安倍総理の後援会の方じゃないかもしれませんけれども、いらっしゃいます。それだけの対価が発生しているということですね。これ、このケースは有権者の買収に当たるんでしょうか、どうでしょうか。
#72
○政府参考人(赤松俊彦君) 私どもといたしましては、個別の事案に対して具体的な事実関係を承知する立場にございませんので、お答えする立場にございません。
#73
○杉尾秀哉君 じゃ、伺います。
 これ、政府が招待状を出している、内閣総理大臣安倍晋三名で招待しているということで、これは買収に当たらないということをおっしゃる方もいらっしゃいますけれども、内閣総理大臣安倍晋三さん、山口四区選出の衆議院議員である安倍晋三さんと同一人物、同一人格でございます。ならば、内閣総理大臣としての公的地位を利用して有権者を買収したとみなすことはできないんでしょうか、どうでしょうか。
#74
○政府参考人(赤松俊彦君) お答えをいたします。
 まず、買収については、公職選挙法二百二十一条一項一号に規定をされておるところでございまして、当選を得若しくは得しめる目的等をもって選挙人又は選挙運動員に対して金銭、物品その他財産上の利益若しくは公私の職務の供与又は供応接待等をした場合において規定をされておるところでございます。
 条文上でございますが、御指摘の国の行為としての飲食の無償提供というような行為に参加することということのみをもって直ちに買収罪の構成要件に該当することにはならないというふうに考えてございます。
#75
○杉尾秀哉君 これ、市民グループが刑事告発していますから当然捜査の対象になるというふうに思うんですけれども、これ、事実上の買収行為に等しい、そして、その取りまとめに当たった内閣府、安倍事務所も共犯関係に等しいと、こういうふうに指摘する法律関係者の方がいらっしゃいますので、付記しておきます。
 先ほど総理の虚偽答弁の話をしましたけれども、これ問題になっている前夜祭でも同じで、当初、総理はこういうふうに説明していました。招待客の取りまとめには関与していない、前夜祭の会費も参加者が直接ホテルに払込みをしている、こういうふうに言っている。ところが、参加者は事務所が取りまとめている、安倍事務所です、そして安倍事務所が前夜祭も主催をしている、参加費も事務所の、安倍事務所の職員が集めたと、こういうふうに発言を翻しております。
 受付に、前夜祭のことですけれども、受付にホテルの人がいた、それをもってして直接払った、こういう言い方というのは私はできないと思います。実際に参加した人は、安倍事務所の方に参加費を払った、会費五千円を払ったと、こういうふうに言っています。いかがでしょうか。
#76
○国務大臣(菅義偉君) まず、招待者の取りまとめについては、総理自身が申し上げていますように、取りまとめなどには最終的には関与していないということが一つです。また、昨日の参議院本会議においても、内閣官房や内閣府による最終的な取りまとめのプロセスに関与していないということを申し上げています。
 そしてまた、夕食会の費用でありますけれども、十一月八日の参院予算委員会において、総理は、ホテルに直接払込みしているというふうに承知しているというふうにまず答弁されています。
 また、十五日の記者への説明の際には、夕食会費用は、夕食会場の入口の受付にて安倍事務所職員が一人五千円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手渡し、受付終了後に集金した全ての現金をその場でホテル側に渡すという形で参加者からホテル側への支払がなされたという趣旨のこれ説明をされています。
 矛盾はないんじゃないでしょうか。
#77
○杉尾秀哉君 資料三配りましたけれども、前夜祭で歌ったシャンソン歌手の方がこういうふうに証言されているんですね。安倍後援会から出演依頼を受けて、当日も御覧のように安倍事務所のスタッフが仕切っていたと、こういうふうな証言をされています。
 それから、別のNHKの報道ですけれども、都内の主要ホテルに聞いた、取材をした結果が記事になっております。こうした宴会の場合、これ、各ホテルに共通して、参加者が直接代金を払うことはなく、支払の発生前に領収書を発行することもない、こういうふうに明言されています。
 そうしますと、今回のケースでも、前もって予定人数の代金を前払をして領収書を受け取って、会費の支払と引換えに領収書を交付した可能性がある、私は高いのではないかと思いますけど、確証はございません。その一つの理由として、支払がない領収書を八百枚も九百枚も千枚も、ホテルがペイドの判こまで押して全部安倍事務所に渡してしまうというのは考えられない。だって、人数が確定しないのに領収書余ったらどうするんですか。経理上の処理どうなるんですか。コンプライアンス上も極めて問題じゃないですか。
 そう考えると、実際には安倍事務所が、一時的にせよ、この金の出入りに関わっていたというふうに考えるのが自然だというふうに思いますけど、いかがでしょうか。
#78
○国務大臣(菅義偉君) ホテル側への事前の支払は行っていないということであります。
 また、前夜祭の会費については、夕食会場の入口の受付にて安倍事務所職員が一人五千円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、受付終了後に集金した全ての現金をその場でホテル側に渡すという形で参加者からホテル側への支払がなされたということであったということです。
#79
○杉尾秀哉君 この五千円の会費について、いろんな見方があります。私もこれは幾ら何でも安過ぎるというふうに思います。
 ホテルのホームページには、一人一万一千円最低と、こういうふうに書いているそうでございます。仮に、このケースが特別価格で半額以下だったとしたら、割引分が政治資金規正法上の寄附に当たる可能性がある。あるいは、参加者に通常ないような価格で飲食を提供したということになると、これはまた利益提供に当たる可能性がある。
 そこで、時間があと七分ぐらいでございますので、どうしても看過できない答弁が昨日ありましたので、これについて伺います。
 その前夜祭が五千円だったという破格の会費のこの理由を、安倍総理は当初、参加者の大多数が当該ホテルの宿泊者であるという事情を踏まえホテル側が設定した、こういうふうに説明しました。参加者のほとんどが泊まっているからそれと込み込みの料金で五千円、こういうのを提示したと、こういう趣旨だよと、こういうふうに理解されます。
 ところが、昨日、一部報道で、二〇一五年のツアー文書から、このときの夕食会場と宿泊先が別だったと、これ二〇一五年ですよ。夕食会場、これはホテルニューオータニ、そして、宿泊会場、ホテルオークラ、ANAインターコンチネンタル。全く違うんですよね。同じホテルじゃない。総理の説明と違うんじゃないか、こういうふうに指摘されると、今度は昨日の、これを受けてですよ、この後ですよ、昨日の本会議で、ホテルの事務的な手違いで急遽別のホテルに夕食会の会場を変更したと、こういう説明をし始めた。それまで一度もこういう説明していない。
 大体、八百人、このときの人数はもうちょっと少なかったかもしれませんけれども、六百人、七百人、八百人、これぐらい来るような大宴会を急遽会場を変更するなんて、大体ホテルの部屋空いていませんから、あり得ないですから。この説明ってどう付けるんですか。
#80
○国務大臣(菅義偉君) 御指摘の二〇一七年の夕食会についてでありますけれども、会場となったホテルに参加者の大多数が宿泊をしていたとのことであります。その上で、総理が繰り返し説明されておりますように、ホテル側と夕食会の各種段取りを相談する中で、その大多数が当該ホテルの宿泊者であるという事情等を踏まえて、一人五千円とすることでホテル側が価格を設定をしたということです。
#81
○杉尾秀哉君 これ、急遽そのホテルの会場を変更したと、こういう理屈が成り立つのかということを聞いているんですけれども、それについてはどうなんですか。
#82
○国務大臣(菅義偉君) 二〇一七年の夕食会、このことについて今私申し上げたとおりです。
#83
○杉尾秀哉君 今、二〇一七年のこの日程表、資料としてお配りしました。これは最初にもう募集の段階で示された旅程表なんですよ。最初からこう書いてあるじゃないですか。ホテルニューオータニだけじゃなくて、ANAインターコンチネンタルも書いてあるじゃないですか。どこが大部分がそのホテルニューオータニに宿泊なんですか。これ見たら、大体半々とか、それに近いような、そういうふうに受け取れるじゃないですか。二〇一五年だけじゃないですよ。二〇一七年もそうですよ。ずっと五千円なんですよ。
#84
○国務大臣(菅義偉君) 二〇一五年については、当初、夕食会場であり、かつ多くの参加者が宿泊することが予定されたホテルにおいて、事務的な手違いにより夕食会場が確保できないことが判明をし、急遽別のホテルに夕食会場を変更したとの事情があったというふうに聞いています。
 このため、二〇一五年に限っては結果として大多数の参加者の宿泊先が夕食会場と同一ではなくなりましたが、ホテル側と相談を行った結果、提供するサービスの内容や参加者の規模等を勘案をして一人当たり五千円という価格設定になった、総理が答弁しているとおりです。
#85
○杉尾秀哉君 その総理の説明が違うんですよ。だって、二〇一五年、元々二つの、全然、ニューオータニじゃない別のホテルに宿泊をしていて、急遽ホテルニューオータニに夕食会場を設定することになって、宿泊とホテルニューオータニはどこもリンクしていないんですよ。それが何で五千円、宿泊したのと同等の価格になるのか、全く説明になっていないんですよ。
 そもそも、総理は、ホテルとの契約書、見積書、計算書、明細書の類いが一切ないと、こういうふうに説明しています。これは社会通念上あり得ない。あり得ない。
 官房長官、官房長官もよくホテル等々でパーティーとか開かれると思います。見積りも何にも取らずに、全く口約束だけで会費と人数と食事と、そして、いろいろもろもろあります、例えば看板代だ何とかかんとかと、PA代だとか、いっぱいありますよ。そういうのってやったことありますか。
#86
○国務大臣(菅義偉君) あります。(発言する者あり)あります。
#87
○杉尾秀哉君 本当にあるんですか。ホテル側と全く契約交わしてないのあるんですか。
#88
○国務大臣(菅義偉君) ホテルと当然話をしながら、そうしたことをやったことがありますということです。
#89
○杉尾秀哉君 あるんですね。
 私、実は今度の二十六日に国政報告会やって、見積り取ってもらっているんですけど、私のは本当に人数少ないんですけど、それでもこういう明細書って普通ありますよ。
 総理は説明責任、説明責任とずっとおっしゃっているんですけれども、もし説明責任を果たそうとするつもりだったら、安倍事務所になくても、ホテルにありますよ。見積書、計算書、ありますよ。取り寄せたらどうなんですか。
#90
○国務大臣(菅義偉君) 明細書の発行は、これはなかったということです。ホテル側に確認した結果、ホテル側の営業の秘密にも関わることから公開を前提として資料提供には応じかねるということだそうです。
#91
○杉尾秀哉君 幾らでも言い逃れできますよ。
 大体、今回の五千円の件で、じゃ、私もニューオータニで五千円で立食やってもらおうとみんな言っているんですよ。ホテルにも問い合わせているんですよ。これ、ホテルも相当迷惑だというふうに思いますよ。ホテルニューオータニって御三家ですよね。御三家のホテルが、こんな、会費も受け取っていないのに大量に領収書を発行してばらまいて、しかも、あれ手書きで五千円って書いてあるんですよ、誰が書いたか分かりゃしない、そんな領収書が大量に出回っていて、見積書も計算書も何にもなくて出せないなんて、こんなこと、ホテルニューオータニのこれ信用問題にも関わる。
 これ、ホテルニューオータニが出せないからじゃなくて、この書類が出てくると、さっきも言ったような政治資金規正法とかそうしたことに関わってくる不都合な真実が暴かれるからなんじゃないですか、どうですか。
#92
○国務大臣(菅義偉君) まず、ホテルニューオータニで五千円ではできないと言っていますけど、現に昨日の新聞報道で、民主党の国会議員の方が四千幾らでやったんじゃないでしょうか。たしか同じように八百人の規模だったと思います。まず、決め打ちはやめていただきたいというふうに思います。
 サービス内容においてホテル側が設定した価格であると承知しています。そして、その入口で領収書を発行してお金を受け取る、そしてそこにホテルの側の人もいたということじゃないですか。そして、その全てをホテル側に支払をした。そしてまた、宿泊者の人たちは直接旅行社に費用として振り込んでおりますから、そうしたことについて、当然、ある意味では柔軟な設定をして行うということは私はあり得ると思います。
#93
○杉尾秀哉君 引き続き、委員会での真相解明と予算委員会集中審議の総理の出席を求めます。
 時間が来たので終わります。ありがとうございました。
#94
○小西洋之君 立憲・国民.新緑風会・社民の小西洋之でございます。
 まず、私も桜を見る会の件について質問させていただきます。
 まず冒頭、長官に伺います。
 解散・総選挙のことなどがこの永田町で今少し話が出ているところでございますけれども、安倍総理や菅長官は、解散・総選挙がある衆議院の議員の在り方について、常在戦場という言葉を繰り返しおっしゃっております。
 安倍総理は、自民党の仕事始めで、常在戦場の気持ちで皆様とともに身を引き締めていきたいと思います、菅長官に至っては、国会答弁の中で、平成二十八年なんですけれども、衆議院議員としては常在戦場はもう当然のことというふうにおっしゃっていますけれども、この常在戦場というふうに総理や菅長官がおっしゃっている趣旨なんですけれども、衆議院議員においては解散はいつあっても再選できるよう常日頃からしっかり地元活動を行うべきと、そういう趣旨というふうに理解してよろしいでしょうか。
#95
○国務大臣(菅義偉君) 今、小西委員からお話ありましたように、常に緊張感を持って政治活動に行う、こういう意味合いであります。
#96
○小西洋之君 ありがとうございました。
 では、長官に伺います。
 この桜を見る会の推薦者なんですけれども、自民党の推薦者、あるいは安倍事務所の推薦者として最終的に招待者になった者においては、開催要領、これ閣議でも配付される開催要領がありますけれども、開催要領の枠内、つまり開催要領の要件には入らない方も事実上いらっしゃったと、そのような理解でよろしいでしょうか。これはもう正直に、総理もそういう趣旨を答弁されていると思いますので。
#97
○国務大臣(菅義偉君) 桜を見る会は昭和二十七年から行っており、内閣総理大臣が、各省からの意見等を踏まえ、各界において様々な功績、功労のあった方々などを幅広く招待をし、日頃の御労苦を慰労するとともに親しく懇談する内閣の公式行事であります。
 こうした趣旨を踏まえ、開催要領においてはその他各界の代表者等として各界において様々な功績、功労のあった方々を幅広く招待できるようにしており、招待者についてはいただいた推薦を基に内閣官房、内閣府において取りまとめております。取りまとめの詳細についてはお答えを差し控えますが、招待者の推薦に当たっては氏名、役職等の情報をいただいており、こうした情報を基に取りまとめを行っているということであります。
 なお、安倍事務所では、後援会の関係者を含め、地域で活躍されているなど、桜を見る会への参加を推薦したものと承知しています。
 いずれにしましても、記録がないために詳細は不明でありますけれども、このような状況であります。
#98
○小西洋之君 答えていないですけれども、委員の先生方、手元の配付資料一ページの下です。これは安倍総理の十五日のぶら下がりでございますけれども、まあ市井の皆さんと言っているんです。一番下ですね、地域において頑張っておられる市井の皆さん、つまり、一般の市民の皆さんもいらっしゃるんだと。
 このことは、もういろんなネットにあふれている写真など、あるいは、先ほど杉尾委員が配られました安倍総理事務所の、家族、友人、知人、コピーしてまで幾らでもやってくださいという運用から見れば明らかだというふうに思います。
 政府参考人について伺います。
 こうした安倍事務所の推薦者が招待者になるまでの取扱いの流れですが、実際のこの安倍事務所から推薦者の名簿をいただいてまさに取りまとめの作業に当たる、安倍事務所から名簿をいただいた方と取りまとめをしている人って実は同一人物なんです。
 その方は、今、私の手元に名刺もございますけれども、内閣総務官室の参事官補佐の方でございます。その方に、私、二度にわたって直接ヒアリングをさせていただきました。その方の説明だとこういう流れなんですけれども、今から私が申し上げる流れでいいか、事実を確認してください。
 本年の安倍事務所推薦者の取扱いの流れは、内閣官房、内閣府より首相官邸に推薦者依頼があり、官邸の内閣総務官室において安倍事務所に推薦依頼を行い、安倍事務所からメールによってデータで推薦名簿を内閣総務官室が受領し、そのデータをメールで内閣府人事課に提出し、内閣官房、内閣府、官房は内閣総務官室で、内閣府は人事課ですけれども、取りまとめによる招待者としての確定後に安倍事務所に当該招待者の名簿を提供することはなく、内閣府人事課より招待者各人に招待状が郵送された。
 こうした事実関係でよろしいでしょうか、簡潔にお願いします。
#99
○政府参考人(大西証史君) 小西先生のところに担当の参事官補佐を参上させていただきまして御説明を差し上げましたけれども、おっしゃられるように、桜を見る会の招待者につきましては、内閣総務官室におきまして、総理、副総理、官房長官、官房副長官に対しても事務的に推薦依頼を行いまして、各事務所から推薦をいただいております。このやり取りはメールで行いまして、内閣官房、内閣府による取りまとめ後、先生のおっしゃるように、内閣府人事課から招待者に対し招待状を発送するということでございます。
#100
○小西洋之君 これもう質問通告で今読み上げたのをそのまま渡して確認いただいていますので、政府参考人の答弁も事実関係そのとおりという答弁だというふうに、でございますけれども。
 では、続いて政府参考人に伺わせていただきます。
 今確認させていただいた事務の流れを見ると、結局、安倍事務所からの推薦者についての内閣官房と内閣府のこの取りまとめ、最終的な取りまとめとも言っていますけど、その取りまとめというのは、誰かをはじいたりするものではなくて、その推薦名簿をそのまま招待者名簿に名義上変えていると、そうしたものでよろしいでしょうか。
 このことについては、まさに政府参考人御自身だと思いますけれども、大西審議官御自身だと思いますけれども、我が参議院の予算委員会の理事らに対してですね、我が会派の蓮舫理事も含まれますけれども、その理事の方々に直接、誰かをはじいてというようなことはしていない、重複があったときにそれを外すようなことはあるけれども、誰かを不適格として外すことはないというふうにおっしゃったということでございますけれども、そうした事務であるということでよろしいでしょうか。もう簡潔に言ってください。
#101
○政府参考人(大西証史君) 先ほどの杉尾先生の中の御質疑でも若干関連する御説明を差し上げましたけれども、先ほど長官からも御答弁申し上げましたけれども、いわゆる推薦者の取りまとめの詳細につきまして、お答えを詳細につきましては差し控えますけれども、推薦に当たりましては氏名や役職等の情報を、招待者の推薦に当たりましては氏名や役職等の情報をいただいておりまして、こうした情報を基に、長官も今申しました取りまとめを行っているところでございます。
 更に申し上げますと、どなたからの御推薦であっても、社会的常識に照らして問題があれば招待しないといったこともあり得るということでございます。
 なお、先ほど小西先生おっしゃられました別の恐らくチームの先生方とのやり取りの場だと思いますが、(発言する者あり)あっ、予算委員会の理事、失礼いたしました、理事会には私は参上しておりません。私の同室の参事官が参上しましていろいろやり取りをさせていただいておると思いますけれども、私ではございません。
#102
○小西洋之君 まあ、それは蓮舫理事から伺った話と違うので、このことについては予算委員会で、理事会などで引き続き追及されるんだというふうに思います。
 今、答弁しませんでしたけれども、答弁拒否していますけれども、もう私、担当者に聞きました、内閣官房の参事官補佐。で、おっしゃっていました。私一人しか、安倍事務所から推薦名簿をいただいて、私一人しか安倍事務所のこの招待者にする取りまとめはやっておりませんと、公務員で私一人だけですと。その方がもう明示に示されておりました、誰かをはじいたりそんなことはしていないということで。もうはっきりと答弁をされたらいいと思うんですけれども。
 ちなみに、この取りまとめについて、もう政府も名簿を作成するだけの、取りまとめといっても名簿を作成するだけだとかいうような答弁しているわけですよね。そういう事実を確認をさせていただきます。
 では、官房長官に伺います。問いの七番です。
 安倍事務所は、何のためにいかなる目的をもって、開催要領の趣旨や要件、功績、功労と言っていますけれども、に当てはまらないような方々、まあ市井の方々、市井の方々がどうか、どうこう言うつもりはございません、ただ、あくまでこれは総理主催の会ですから功績、功労がある各界を代表する者しか招待資格はないわけでございますので、そういう資格のないと思われる後援会会員やそれ以外の山口県のこの有権者の皆さんを推薦していたのでしょうか。例えば、安倍総理や安倍事務所は、後援会員を推薦、招待するに当たって、安倍総理の政治活動を支えるなどしている後援会員の苦労を慰労する、そのような思いがあったんでしょうか。
#103
○国務大臣(菅義偉君) 桜を見る会というのは、昭和二十七年以来、内閣総理大臣が、各省庁からの意見等を踏まえ、各界においての様々な功績、功労のあった方々などを幅広く招待をし、日頃の御労苦を慰労するとともに親しく懇談する内閣の公的行事として開催をしているものであります。
 安倍事務所においては、内閣官房からの推薦依頼に基づき、後援会の関係者を含め、地域で活躍されているなど、桜を見る会への参加にふさわしいと思われる方を始めとして幅広く参加希望者を募っているということであります。
 いずれにしろ、いただいた推薦を基に内閣官房、内閣府においてその取りまとめを行っているものであります。
#104
○小西洋之君 八百名もの後援者、後援会の方々、あるいは後援会員でもないような市民の皆様をどういう目的で安倍事務所が推薦をしていたのか、それで結果的に招待者として招かれていたのか、目的を聞きましたけど、何一つお答えになりませんでした。
 ただ、安倍総理が語っているんですね。委員の先生方、先ほどの配付資料、一ページの下線部分でございますけれども、記者さんの質問で、自分は安倍総理の選挙戦を支えてきているからその貢献で選ばれたのだと思っている方がいらっしゃったんですけれどもどうですかと聞くと、安倍総理は、確かにそう思われている方もおられると思います、そういう観点から、そういう観点からやはり推薦する上においても知っている範囲で推薦することになるんだろうと思いますというふうに明確におっしゃっているところでございます。
 じゃ、次の質問、政府参考人に伺います。
 問いの十番ですけれども、本年、本年の四月十三日、桜を見る会、芸能人は何人来ていたのでしょうか。そして、その芸能人は、誰がどのような基準で、芸能人の皆さん、推薦をしていたのでしょうか。
 私のヒアリングによれば、内閣府や内閣官房は事務方として芸能人の推薦は行っていなかった、芸能人の推薦は与党からなされていたというふうに聞いておりましたけれども、芸能人の推薦、誰からなされていたのでしょうか。
#105
○政府参考人(大西証史君) お答え申し上げます。
 推薦者リストが残っておりませんので詳細は不明でございますけれども、御指摘の芸能関係の方々につきましては、主に与党や文部科学省などからも御推薦いただいているものと伺っております。
 桜を見る会への御参加にふさわしい方をもちろん御推薦いただきまして、それを基に内閣官房、内閣府におきまして招待者を取りまとめているものでございます。取りまとめの詳細につきましてはお答えを差し控えますけれども、招待者の推薦に当たりましては、何度も申し上げておりますけれども、氏名、役職等の情報をいただいておりまして、こうした情報を基に取りまとめているところでございます。
#106
○小西洋之君 個人情報で答えないとおっしゃっているので、それじゃ、個人情報ではない範囲でお答えをいただきたいんですが、文科省から推薦された芸能人の方はどういう方ですか。個人情報に当たらない方で、例えばこういう分野で功績がある方、そういう答弁をしてください。
#107
○政府参考人(大塚幸寛君) 具体的にどの省からどういう方が招待されたか、この招待者名簿につきましては既に廃棄しておりますので、お答えできる材料は持ち合わせておりません。
#108
○小西洋之君 いや、日本国民の皆さんがそのお顔を見れば誰でも分かるような芸能人の方々ばかりだと思うんですけれども、その方を推薦したことを記録がないから答えられないというのは道理が合わないと思いますが、次の質問、重ねさせていただきます。
 菅長官、今までのこの質疑ですね、菅長官、長官も桜を見る会、出席されておりますけれども、桜を見る会というのは、この開催要領によれば、皇族の方々、そして三権の長ですね、そしてまさに各界に功労、功績のある、まさに各界を代表するような方々が出席をされています。私どもも日々地元でいろんな会合に出席をしておりますけれども、そういう会合とは全く次元が違う。
 私は、二つの意味でこの桜を見る会というのは特別な場だと思うんですね。一つは、まさにこの総理の招待という行政手続がなければ招かれようがない、その手続面。そしてもう一つは、今申し上げたような、皇族の方々や三権の長など、あるいは各界の代表者の方々がいらっしゃるような、普通はもう到底お会いできない、直接はですね、方々がいらっしゃる。
 そういう意味で、この桜を見る会というのは一般社会においても言わば特別な会合であると、そういう理解でよろしいでしょうか。
#109
○国務大臣(菅義偉君) 確かにそういう方も招待の中におられますけれども、総理御自身が述べられておりますように、市井の場で活躍をされておられる、そうした方もいらっしゃっておかしくないというふうに思っています。
#110
○小西洋之君 まさに市井ですね、市民社会で社会に功績、功労があられる方を私は呼ばれるのは、そういう資格があろうかと思います。
 私が伺ったのはそういうことではなくて、桜を見る会というのは、皇族の方々もいらっしゃる、三権の長もいらっしゃる、そういう会というのは一般社会ではないような会合だという理解でよろしいですか。同じようなレベルの会合なんですか。
#111
○国務大臣(菅義偉君) 私、今申し上げましたように、多くの一般の方の中でそうした活躍をされている方が出席をされるということも、そこは当然大事なことだというふうに思っています。
#112
○小西洋之君 一般の方が、功績、功労のある方、要件に合致する方が出席されることは、私、別に何ら異議は申しておらないんです。
 私が伺っているのは、桜を見る会というのは、一般社会ではなかなか出席するような会、機会がない。手続的にもそれはもうはっきりしているわけですけれども、総理推薦がない、招待がない限り出れないわけですから。ただ、その内容面においても、皇族の方々や、あるいは三権の長、あるいはさっき申し上げました芸能人の方、それは普通会えませんよ。そういう方々に会って写真も撮るようなこともできるし、そういう方々と一緒に場を同じくすることができる、桜をめでることができる、そういう意味では特別な会合であるという理解でよろしいですか。常識的な当たり前のことを聞いています。何で答弁拒否されているんでしょうか。
#113
○国務大臣(菅義偉君) 私、先ほど来申し上げていますように、桜を見る会というのは、昭和二十七年以来行っており、内閣総理大臣が、各省庁からの意見等を踏まえ、各界において様々な功績、功労のあった方などを幅広く招待をし、日頃の御労苦を慰労するとともに親しく懇談される内閣の公的行事であります。
 こうした趣旨を踏まえて、開催要領においてはその他各界の代表等として各界において様々な功績、功労のあった方々を幅広く招待できるようにしており、招待者についてはいただいた推薦を基に内閣官房、内閣府において取りまとめているところであります。
 いずれにしろ、取りまとめの詳細についてはお答え差し控えますけれども、招待者の推薦に当たっては氏名や役職等の情報を基にいただいており、こうした情報を基に取りまとめているところであります。
#114
○小西洋之君 皇族の方々や三権の長にお会いできるような場が一般の会合で、社交の場であるわけがないことはもう社会常識だと思います。
 で、内容面ですね。その他、飲食についても普通でないことを今からお示しさせていただきます。
 資料の四ページを御覧いただけますでしょうか。内閣府からいただいて、現に今年の桜を見る会で供された飲食だということでございます。
 まず、食事ですが、真ん中の赤文字、食事メニューのこだわり。茶そばについては国産の茶葉を使用して、焼き鳥は百貨店に納めている老舗の鳥を使っているということでございます。その鳥肉でございますけれども、鹿児島の銘柄鶏のものを使っているということでございます。
 で、写真の上ですね。これ、赤飯などと、あとタケノコ御飯が出るんですが、赤飯のこの箱を御覧いただけますか。きれいな桜の帯が付いて、桜を見る会。これをお土産にしたら、ある意味、分かりやすく言うと、自慢もできるし、御家族もみんな喜ぶし、あるいは御近所の皆さんも、ああ、すごいですねと。行った御本人もきっと満足されると思います。
 では、次の五ページを御覧いただけますか。やはり提供された食事でございます。甘味でございます。真ん中の緑の文字を御覧いただきたいんですけれども、この和菓子ですね、会社名は避けますけれども、江戸末期創業、十五代続く京都にある老舗和菓子屋ということでございます。私、ホームページで調べましたら、全国のそうそうたる百貨店にお品物として納めている、そうした和菓子。隣にバームクーヘンもありますけれども、これも結構なものなんでしょう。で、この個数ですね、ちゃんと一万八千個御用意されたということでございます。
 次のページをおめくりいただきまして、次はお酒なんですけれども、老舗酒造メーカーにたる酒などを依頼するとありまして、ちょっと時間の関係で次のお土産を御覧いただけますでしょうか、七ページでございます。お土産は升でございます。升にきちんと刻印がされていますね。桜の花とともに、桜を見る会、四月の十三日、於新宿御苑と。これは多分、お土産をいただいた方は非常に喜ぶと思うんですね。持ち帰って、ずっと、家でずっと大切に保管をされるというふうに思うんですね。
 このようなすばらしい、普通の市民の皆さんが、百貨店で出されている食材、あるいは百貨店で売られているようなお菓子を今の日本社会の市民の皆さんが全員が日常的に食べられるというふうには到底思えないところでございますけれども、このような食事類が現に振る舞われているということでございます。
 では、菅長官に伺います。よろしいですか。菅長官、通告していますけれども、公選法二百二十一条、買収罪の関係を伺わせていただきます。
 安倍総理が御自身の地元の有権者を八百人も招いてこのような飲食を提供するのは、買収罪における供応接待、供応接待罪そのものではございませんか。
#115
○国務大臣(菅義偉君) それには当たらないと思っています。
#116
○小西洋之君 老舗の和菓子、百貨店に納入、納品されているような和菓子が出され、百貨店に納品されているようなお肉の食材が出され、そして桜を見る会の刻印がなされた升のお土産が渡されている。日本中のどこでも、桜を見る会でなければ、このようなものになかなか一般市民の方は、容易に供することはできないと思います。
 こうした供応接待は、まさに公選法の二百二十一条、買収罪の構成要件に当たるんではないですか。
#117
○国務大臣(菅義偉君) この桜を見る会の招待者については、いただいた推薦を基に最終的に内閣官房、内閣府において取りまとめを行っているものであり、公職選挙法の買収罪に該当することではない、そのように思っています。
#118
○小西洋之君 内閣官房と内閣府が招待者を決めたら、なぜ公選法の買収罪に絶対当たらないと言えるんですか。論理的に説明してください。
#119
○政府参考人(大西証史君) お答え申し上げます。
 公職選挙法の担当ではございませんけれども、桜を見る会は、昭和二十七年以来、内閣総理大臣が、各省庁からの意見等を踏まえ、各界において様々な功績、功労のあった方々などを幅広く招待し、日頃の御労苦を慰労するとともに親しく懇談する内閣の公的行事として開催しているものでございます。
 買収罪、公職選挙法上の買収罪という御指摘ございましたけれども、桜を見る会の招待者につきましては、いただいた推薦を基に最終的に内閣官房及び内閣府におきまして取りまとめを行っているところでございまして、推薦をされた方がそのままということではございません。公職選挙法上の買収罪に該当するのではないかとの御指摘は当たらないと考えております。
#120
○委員長(水落敏栄君) この際、申し上げます。
 答弁につきましては、質疑者の趣旨を体し、簡潔かつ明瞭に行うようお願いします。
#121
○政府参考人(赤松俊彦君) 公職選挙法を所管いたします総務省からお答えをさせていただきます。
 公職選挙法二百二十一条については、当然、故意犯でございますので、当該事実だけではなし、その他の構成要件に該当するかどうかを見ないとその判断ができないものだというふうに考えてございます。
#122
○小西洋之君 私も総務省の選挙部で働いて、政治資金規正法、また公選法の逐条解説のメモ出しなども私、させていただきましたけれども、どうか部長、聞いていないことは答えないでください。そういう構成要件、今から立証してまいりますから。
 一つ、構成要件を申し上げましょう。菅長官、冒頭、安倍総理も菅長官も衆議院選挙は常在戦場だというふうにおっしゃいました。買収罪は特定の選挙に関して成立するんですね。つまり、この桜を見る会、この先ほどの安倍総理の仕事始めの挨拶、実は今年の挨拶なんです。今年の挨拶ですけれども、そうした常在戦場であるという、つまり地元活動をしっかりしなきゃいけないというのは、まさにこれは買収罪の構成要件そのものに当たるんですね。特定の選挙、次の選挙ですよ、総選挙。
 では、重ねて菅長官に伺いますが、長官、よろしいですか、一言。
 御本人が答弁しないんだったら、安倍総理が委員会に出て、予算委員会に出て答弁してください。御本人が、官房長官が答弁できずに政府参考人に振るぐらいだったら、安倍総理を出して、安倍総理の問題なんですから、答弁をさせてください。菅長官が出ているのは安倍総理の代わりに出ていると我々は認識しているわけですから、菅長官、菅長官の責任においてあなたが答弁をしていただきたいというふうに思います。
 では、委員の先生方、十一ページ、資料を御覧いただけますか。
 供応接待というのは一体何か。買収罪の一態様でございますけれども、真ん中の線を引いているところですね、その前から読み上げますけれども、選挙人又は選挙運動者に対する供応接待が犯罪とされるには、線を引いているところですね、供応接待などの趣旨、出席者の顔ぶれ、皇族の方々や三権の長などですね、その範囲、供応の時期などから客観的に総合判断されるべきもの、内閣府が取りまとめたかなんか関係ないんですよ、一般市民の社会通念で判断されるんですね、されるべきものであり、日常の社交の程度を超える範囲であり、皇族の方、三権の長、芸能人、もう日常の社交の世界ではないですね、桜を見る会、日常の社交の程度を超える範囲であり、しかも通常の場合出席を予想されない方まで、今申し上げたような方々まで出席していたり、料理の内容、先ほど申し上げました百貨店に出されているような食事など、あるいはお土産類ですね、料理の内容等通常の程度を超えるものであったりするときは本罪にいう供応接待に該当するものと考えられます。
 菅長官に伺います。
 桜を見る会は特別の場です。そして、出されていたものも特別なものです。買収罪の構成要件、この点については該当するんじゃないですか。
#123
○国務大臣(菅義偉君) 先ほど申し上げたとおり、該当しないと思います。
#124
○小西洋之君 該当しないという理由を論理的に具体的に答弁してください。で、答弁できないんだったら、政府参考人に振らないでください。あなたが答弁できないんだったら、安倍総理が予算委員会に出て、国会と国民に対して説明してください。一国の総理が公選法の買収罪を疑われている事件ですよ。どうぞ官房長官、答弁してください。
#125
○委員長(水落敏栄君) 菅内閣官房長官。(発言する者あり)
 では先に、大塚大臣官房長。
#126
○政府参考人(大塚幸寛君) 先ほど、委員の方からも飲食物の御紹介がございました。飲食物のその提供業務に係る予算と、実際の額とそれから参加者一人当たりの人数で算出いたしますと、飲食物提供業務の一人当たりに掛かります費用は千二百四円、これは平成三十一年で千二百四円という金額でございます。
#127
○小西洋之君 何かもう官僚が一生懸命、もう、そんたくを超えていますね、安倍総理を守ろうとしています。
 では、今答弁されたものを一〇〇%否定しますけれども、よろしいですか。十一ページ、御覧いただけますか。供応接待罪が何か。十一ページの先ほど私が読み上げた右側です。
 そもそも供応接待が犯罪として処罰される理由は、判例にも示すように、人情の弱点、人情の弱点を利用し、選挙人又は選挙運動者に酒食を供することによってその歓心を買い、公正な判断を失わしめ、特定の候補者のために有利な結果を招来せしめようとするものであって、選挙の公正を著しく阻害するおそれがあるからであるというふうにされています。
 菅長官に伺います。
 もうこれ、新聞やネットでもあふれていますけれども、招待状、二ページに付いていますが、安倍総理のお名前で招待状が届くんですね。安倍総理の、うわあ、総理大臣から自分に招待状が来た、もうみんなそれは感動しますよね。これ、人情そのものですよ。で、先ほど申し上げたような、あえて趣向を凝らしたというふうに書いてあるわけですから、趣向を凝らした食事やお土産の数々、そしてこの各界を代表する場が、いらっしゃるこの場、まさに供応罪の、供応接待罪の構成要件を満たすんではないですか。具体的に答えてください。
#128
○国務大臣(菅義偉君) 私、先ほど来答えていますけれども、それには当たらないということを申し上げています。
 そして、今、官房長からも実態について説明があったとおりじゃないでしょうか。
#129
○小西洋之君 もう菅長官が何も答えられていないのは、国民の皆さんも、委員の皆さんも分かると思います。
 では、もう菅長官、答えないので、安倍総理の言葉で立証させていただきます。資料の一ページ、先ほどお示しした一ページを御覧いただけますでしょうか。
 私がさっき読んだところですね、記者さん、質問ですね。実際に参加された地元の方の中にはこの会の性格を自分は知らなかったという方もいらっしゃいます、自分は安倍総理の選挙などを支えているからその貢献で選ばれたのだと思っていたという方がいらっしゃったんですけれどもという、取材の結果を質問にしているんですね。安倍総理の答弁。確かにそう思われている方もおられると思います、そういう観点からやはり推薦する上において知っている範囲で推薦することになるんだろうと思いますというふうに言っております。
 ここで、委員の皆様に、資料のこれ十二ページ、御覧いただけますでしょうか。一番後ろですね。ひっくり返していただければ出てまいります。十二ページ。
 買収罪の一態様である事後報酬供与罪、事後買収と言われる犯罪でございます。左側の方を読みますけれども、本罪は投票をし、選挙運動をし、又はこれらの周旋勧誘、周旋勧誘というのは働きかけるということですね、ことの報酬とする目的をもって選挙人又は選挙運動者に対し金銭、物品その他の利益を供与するなどの行為があったときに成立し、その行為者が処罰される。
 先ほどの十一月十五日の安倍総理のぶら下がりは、安倍総理は、まさに選挙において頑張った方ですね、選挙等を支えている方、確かにそう思われている方もおられると思いますというふうに言っております。これは安倍総理が公選法の事後買収罪そのものを認めている、そうした安倍総理の見解ではないでしょうか。
#130
○委員長(水落敏栄君) 時間が迫っておりますので、簡潔にまとめてください。
#131
○政府参考人(赤松俊彦君) 買収罪の適用について、そのそもそもの目的、選挙のためにという目的を何にも論じなくて、その事実たる構成要件の事実行為だけを論じ、当たるかどうかということをするのは、これは刑罰につながることなので、かなり乱暴過ぎる議論ではないかというふうに感じております。
#132
○小西洋之君 いや、だからそれは、初め、常在戦場ということで立証しているわけでございますけれども、常在戦場ということで。
 じゃ、ちょっと時間でございますので、最後の質問。
 実は、この桜を見る会について、バスでやってきているわけでございますけれども、政府参考人に伺いますけれども、通告の番号で申し上げますと、通告の十三番……
#133
○委員長(水落敏栄君) 時間になります。
#134
○小西洋之君 十三番ですね。あっ、そうですか。終わります。じゃ、終わります。
 私のヒアリングによると、桜を見る会は八時半からなんですね。これは答弁されています、八時半以前は桜を見る会ではない。ところが、安倍総理の一行は、内閣府の説明によれば七時二十分か七時三十分、つまり一時間前に来ているということですね。
 安倍総理一行が来たときには、園内には安倍総理一行以外に、一般市民の皆さん、公務員は除きますけれども、一般市民の皆さんはいなかったと、そういう理解でよろしいでしょうか。
#135
○政府参考人(大塚幸寛君) 当日のその個々の車両等の入門時間、場所でございますが、これはまさしく会合全体の実施、警備に関することでございます。セキュリティーに関することですので、お答えは一切控えさせていただいております。
#136
○小西洋之君 警察庁に伺います。
 セキュリティーとおっしゃいましたけれども、本年の当日、安倍後援会の一行のバスに何人の人が乗ってきているか、そのことについて警備を担当していた警視庁は内閣府などからその人数の情報を得ていなかったということを私、繰り返し警察庁の人から確認しておりますけれども、事実関係はそのとおりでよろしいでしょうか。
#137
○政府参考人(下田隆文君) お答えいたします。
 警視庁からは、お尋ねの人数について事前に連絡は受けていないというふうに聞いてございます。
#138
○小西洋之君 ですので、セキュリティーを口実に答弁拒否をすることは今後一切許されないということを申し上げるとともに、八時半以前は桜を見る会ではないんですね。そういうのでない場に総理の御一行が招かれていること自体も買収罪に該当するということを申し上げて、法の支配を取り戻すために今こそ国会の真価が問われていることを皆様に申し上げて、終わらせていただきます。
 ありがとうございました。
#139
○木戸口英司君 共同会派の木戸口英司です。
 引き続き、桜を見る会に関してお聞きをいたします。
 今月の八日の参議院予算委員会で、この問題、田村智子委員が取り上げてから、ここまでこうして様々な問題が拡大をして過ごしてまいりました。今議論があったとおり、桜を見る会の公私混同、そして前夜祭の政治資金規正法あるいは公職選挙法に触れる問題、その疑念ということ、やはり、官房長官、これはしっかりと情報公開をしていく、もうそれしかないんだと思います。そのために今日、官房長官もいらしているんだと思いますので、率直に、あとは、総理に聞かなければ分からないことは総理に聞いてくださいということをお答えいただければいいんじゃないかと思います。
 そこで、昨日の参議院本会議での総理答弁、先ほど来お話ありますけれども、私の事務所が内閣官房の推薦依頼を受け、参加希望者を募ってきた、私自身も事務所から相談を受ければ意見を言うこともあったと。まあこれ、この八日の予算委員会とのこの違いと、答弁が全く違っているんではないかということ、私もそのとおりだと思います。新聞でも、桜を見る会招待あるいは推薦、首相が関与ということで字面が躍っております。
 官房長官は、総理が昨日こういう答弁をされることをいつ総理からお聞きになったでしょうか。
#140
○国務大臣(菅義偉君) 総理から直接は聞いておりません。ただ、内容については総理自身が従前から言っていたとおりだと思います。
#141
○木戸口英司君 いや、大事な答弁だと思うんですね。
 そして、今日、官房長官、ここにいらっしゃると、そして、昨日も内閣委員会、衆議院の方で答弁をされておりました。議事録、私も読んでみましたけれども、この点について官房長官が触れられていることはありませんでした。私も反省しているという総理のお話は再三述べられておりましたけれども、こういったことをですね、大事な答弁だと思います。私は、むしろ官房長官がこういう答弁を総理に促したぐらいがあったんじゃないかと思うんですが、そうではないということ、しかも、こういう打合せもしていないで今日いらしているということをちょっと残念に思いますし、今、官邸のこの問題に対する姿勢ということを少し問いたいと思います。
 先ほど来、この流れ、推薦依頼が内閣府あるいは内閣官房からあって、そして、招待者取りまとめが、総理と政府関係者、自民党関係者、あるいは各省庁等と、そして招待者取りまとめと、これが内閣府によって行われるということ。
 先ほど来、この総理の答弁が違うんじゃないかという指摘について、やはりこれ、総理は主催者ですから、招待者イコール推薦者、推薦者イコール招待者であることはこれ間違いない、同義だと思います。これは違いますか。使い分けているんではないですか。
#142
○国務大臣(菅義偉君) 総理は主催者であり、また推薦枠のことについて総理は推薦をする立場でありますけれども、最後に決めるのはやはり内閣官房、内閣府で取りまとめると、こういうことであります。
#143
○木戸口英司君 それではお伺いいたしますけれども、昨日の総理答弁、やはり、私の事務所が内閣官房の推薦依頼を受け、とあります。これはずっとそういう説明でありました。
 それでは、この内閣官房は安倍事務所に対してどのような推薦依頼を行っていたのか。これ、千人という数字、枠が示されておりますけれども、この千人というオーダーを内閣官房から出したものなのかどうか。また、副総理、官房長官、官房副長官の推薦が約千人、自民党関係者の推薦が約六千人、それぞれ推薦依頼を出しているということは認められておりますけれども、この人数については内閣官房から示したものなんでしょうか。
#144
○政府参考人(大西証史君) 官邸内の総理、副総理、官房長官、副長官への推薦の御依頼、また各党への推薦の御依頼、それぞれに先ほど小西先生にも御答弁申し上げたような流れでお願いをしております。
 官邸内につきましての御説明でございましたけれども、それにつきましては、人数の、何といいますか、上限といいますか、確定的な数字としては申し上げてはおりません。ただ、それぞれにこれまでの慣例的な数字で御推薦をいただいているものと認識しております。
#145
○木戸口英司君 そういうことで、その枠という言葉を使うと、事務方も官房長官もそうですけれども、否定をされるんですね。でも、結果的にそういう数字が出ている。結果的にという言葉をよく使われます。
 そうすると、これだけ人数が増えたこの要因、原因、責任、特にこの政治枠ですね、総理、官邸、そして自民党関係者、これは結果的にといっても、これ、偶然なるわけありません。誰の責任でしょうか。予算もあることですから、このぐらいの人数ということが絶対あるはずなんです。官房長官ですか、このぐらいの人数にしましょうということを言われたのは。違いますか。
#146
○国務大臣(菅義偉君) 先ほど来申し上げておりますけれども、桜を見る会については、内閣総理大臣が各界において様々な功績、功労のあった方々などを幅広く招待したところでありますが、長年の慣行の中で招待者の数が膨れ上がってしまったのが、これ実態であります。こうした運用を大いに反省をして、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討し、予算や招待人数も含めて全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行うことといたしました。
#147
○木戸口英司君 いや、これはずっと議論されていることですから、今までも説明ないから、結局こういうことを聞いているわけですけれども。
 推薦してくださいと、そして、各議員、あるいは総理も始め、官房長官もそうかもしれません、どんどんどんどん年々人数が増えていった、結果的にこういう人数になった、予算もどんどん増えていった、だから今基準をもう一度見付けようと、その程度、そういうことだということでもう一度確認をさせていただきます。
#148
○国務大臣(菅義偉君) 今、私自身が申し上げたとおりです。
 今までの運用を大いに反省をし、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討し、予算や招待人数も含めて全般的な見直しをし、幅広く意見を聞きながら行うことにさせていただきました。そういう意味合いにおいて、来年の桜を見る会というのは一旦中止をさせていただくということであります。
#149
○木戸口英司君 その辺の説明がなかなか納得を、国民からも、様々メディアでも騒がれておりますけれども、我々もですけれども、できないわけであります。結局、じゃ、誰が責任あって、これだけ長年続いてきた桜を見る会が中止となったのかということを、私も反省しているという言い方を総理は言っておりますけれども、私もという言い方、ここにこの問題、捉え方、随分軽過ぎるんじゃないかということを感じるわけです。
 そこで、先ほどからも話ありますとおり、昭恵夫人、私人であるということで問題視されているわけでありますけれども、官房長官は昨日の記者会見で、私人である昭恵氏が選定に関わったのは適切なのかとの問いに対し、最終的に決めるのは内閣官房、内閣府の中で取りまとめていると。
 この昭恵氏の推薦が総理枠の中にあったということは認めながらも、結局、内閣官房で決めて内閣府で取りまとめているから、総理の枠の中で誰が呼ばれて来ても内閣府、内閣官房の責任だということでおっしゃったんでしょうか。
#150
○国務大臣(菅義偉君) まず、詳細、推薦者リストが残っておりませんので詳細は不明ですけれども、安倍事務所において幅広く参加者を募る過程で夫人からの御意見もあったということです。そして、総理からの推薦である約千名の中にこうしたことは含まれている、こういうふうに思っています。
#151
○木戸口英司君 この総理の先ほどの昨日の発言ですけれども、内閣官房の推薦依頼を受けと枕言葉のように付けております。まあこれは事実ですから。ただ、発言の中に必ずこういう言葉が出てくる。そして、官房長官が、内閣官房、内閣府で取りまとめている、こういう発言。これ、桜を見る会中止、私、先ほど言いましたけれども、その責任の重み、感じないんですね。
 これ、やはり、まずは主催者である総理、私もという言葉ではなくて、私がやはり主催者としての責任だということをまずおっしゃるべきじゃないでしょうか。どうでしょうか。官房長官。
#152
○国務大臣(菅義偉君) 先ほど来申し上げましたけれども、長年の慣行の中で招待者の数が膨れ上がってしまったという実態の中で、こうした運用、ここを大いに反省をして、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化を検討し、予算や招待人数も含めて全般的な見直しを幅広く意見を聞きながら行うこととしたところであります。
 いずれにしろ、こうした運用については反省をし、責任を感じております。
#153
○木戸口英司君 そこで、その名簿を一年未満で廃棄しているということですけれども、官房長官は、先ほど、安倍昭恵氏の質問に対して、最終的に決めるのは内閣官房であり内閣府の中で取りまとめているということでその質問に対して答えを返していると、そういう内閣府で取りまとめているということで質問を返していながら、その名簿は一年未満で廃棄で今はもうないと。どうそのことを検証するのかということがここで議論になっているわけです。
 ですから、先ほどから、内閣官房の推薦依頼を受けという総理の答弁、そして内閣官房長官の内閣官房、内閣府で取りまとめているという答弁、ここが余りにも無責任ではないかと、そして名簿を廃棄しているという事実関係と整合性が取れないんじゃないかということを私申し上げたいんですが、この点についてはいかがでしょうか。
#154
○国務大臣(菅義偉君) 安倍事務所からの推薦は、先ほど来申し上げているとおりです。
 そして、その名簿を廃棄をする、これは行政文書の保存期間、公文書管理法に基づいて行政機関がこれ定めることになっておりますので、そうしたことの中で廃棄されたというふうに思っています。
 この見る会の招待者名簿については、会の終了をもって使用目的を終えることに加え、これを全て保存すれば個人情報を含んだ膨大な量の文書を適切に管理をする必要が生じることもあり、内閣府において従前から保存期間一年未満文書として遅滞なく廃棄する取扱いになっているというふうに承知をしています。
#155
○木戸口英司君 ですから、官房長官は安倍昭恵氏の質問に対して内閣府が取りまとめているという答弁で返すというのは無責任だということを私申し上げているんです。それであれば、安倍総理、あるいは安倍総理の関係に関して官房長官が安倍総理としっかり打合せをしてこの中身について答弁すると、内閣府に名簿がないわけですから、やっぱりそういう責任が今、官邸、総理、官房長官に問われているということ。
 確かに、その膨大な数というよりも、政治家の後援会の名簿、これを役所で持っているというのは酷な話ですよ。我々にとってみれば命と一緒ですから、政治家にとってみればですね、さっさと廃棄したいというのは分からないわけではない。だけれども、それを証明しろと言われたときには、それを紹介した政治家が証明すると、それは当然じゃないですか。
 じゃ、それならば、菅官房長官、桜を見る会推薦人数、菅官房長官のですね、自身の後援会、数十人としていますが、数十人というのは二十一人から九十九人まで数えられます。かなり幅があります。今日、麻生副総理が百人から二百人ということを答弁されて、これも百人から二百人は相当幅があります。
 私、事務所からこういう大きな行事に後援会を連れていく、かなり事務所で地元の秘書さんが任せられていたとしても、必ず報告すると思います。名簿も見せると思いますよ。そうすると、大体何人ぐらい毎年来ているな、そして、会場でどなたが来ているか、お会いすればよくいらっしゃったねということを言うんだろうと思います。
 やっぱり、これから、先ほど来話しているとおり、桜を見る会の招待基準等を明確化していくということを、その責任者として菅官房長官、いらっしゃるわけですよね。まず、自らのその責任者としての、自身のことを明確に説明する必要があるんじゃないでしょうか。
 まず、自身の後援会、まあ何十何人とまで言わなくて結構です、この数十人、もう少し具体的におっしゃっていただけませんか。
#156
○国務大臣(菅義偉君) 多分、五、六十人じゃないかと思います。
#157
○木戸口英司君 ありがとうございます。
 大事だと思います。そうやってやはり公表をして、まあ人数だけでは困りますけれども、まずはせめてそこからスタートして明らかにしていくこと、大事だと思いますよ。
 そして、これ報道にあるんですけれども、過去の招待者や業界団体、国会議員からの要望に基づいて、これ官房長官がですね、計数百人を招待するよう内閣官房に推薦をしていた。数百人は、これ官房長官枠としてこれは、じゃ、聞きます。
#158
○国務大臣(菅義偉君) 今、私、その話をさせていただこうと思ったんですけれども、私のところに業界団体の方やあるいは国会議員の方から参加をしたいという申入れが実はあります。そうしたことについて事務所で取りまとめて内閣官房、内閣府に名簿を渡しておることは、これは事実であります。
#159
○木戸口英司君 その中で、何か毎年同じ人を呼ぶのは避けてほしいという要望を総理や官房長官に内閣官房からしていた、これは事実でしょうか。
#160
○政府参考人(大西証史君) 事務的なことですので、私の方から御説明申し上げます。
 官邸内にも、また与党の方にも推薦依頼をお願いしておりますけれども、これ各省庁にもお願いをしておりますけれども、いずれも同じ方が連続してということは避けていただくようにということを、そういう趣旨のことをお伝えしておったのは事実でございます。
#161
○木戸口英司君 報道によれば、結局同じ人もかなり呼ばれていたということの中でそういう要望をしてきたと。ただ、なかなか聞き入れられなかったんではないでしょうか。その中で、足し算して膨らんできたということも実際としてあったんではないか。その意味で、推薦依頼をしていた内閣官房、内閣府、そのコントロールが利かなくなっていたと、そういう政治枠だったということを強く指摘をさせていただきたいと思います。
 そこで、その運営実態について、大分聞かれてきていましたけれども、じゃ、この会計処理上、先ほどお話ありましたけれども、後で会計検査院にもお聞きしますので、改めてお聞きしますけれども、これまでの予算計上の在り方に問題があったかと、菅官房長官に十四日木曜日の記者会見、こういう質問がありました。結果から見ればそうではないかと述べ、問題があったという認識を示しています。
 そのように認識しているのであれば、予算額を大幅に上回る支出額が常態化していた要因について、改めてこの点、どのように捉えて、あるいは今後どう調査をしていくか、官房長官、いかがでしょうか。
#162
○政府参考人(大塚幸寛君) その予算額の増加ということ、支出額の増加ということと、それからその御指摘の招待者数の増加というのがございました。確かに、その回を重ねていく上でだんだん人数が多くなってきた、これは事実でございます。そういった中で、予算そのものにつきましては、これは、例えばいわゆる項と目の、目の範囲でその支出の活用をするといった、財政法上きちんと許される範囲でこれまで支出を行ってきたところでございます。
 ただ、そういう中で、長官も御答弁していますとおり、人数が増えてきたことも事実でございますし、そういったこれまでのことを踏まえまして、予算、それから招待人数も含めてこれから全般的な見直しを行うと、そういう状況でございます。
#163
○木戸口英司君 会計処理の方法については問題なかったということをおっしゃる。まあなかなか理解はされないと思います。
 その中で、ちょっとそれに関連をして、先ほど、飲食物の提供業務の業者についてのお話も触れられたところでありますけれども、この桜を見る会の飲食物の提供業務、ジェーシー・コムサ、この契約で、七年間、一者の独占状態、一般競争入札ではなくて企画競争入札だったということですけれども、まあその理由は再三言われておりましたからここでは結構ですけれども、他者による入札参加はあったんでしょうか。いつあったんでしょうか。まずはここからお聞きします。
#164
○政府参考人(大塚幸寛君) 御指摘の桜を見る会の飲食物提供業務の、これは企画競争ということでやっておりますが、二十七年と二十九年につきましては複数者からの入札があったところでございます。
#165
○木戸口英司君 人数も増えているわけですから、この受注額、まあ入札額、受注額ですね、これが増えているのはある意味当然だと思います。
 しかし、今、二十七年、二十九年とおっしゃいましたけれども、この他者との競合があった年だけ、昨年と大体同等額で入札をしているんですね。単独、一者の入札の年はどんどんどんどん金額が上がっているという実態、まあこれは本当におかしいと思います。
 そして、これ、契約金額、まあ受注額ですね、を参加者数で割った参加者一人当たり、さっきちょっと触れられましたけれども、二〇一三年は約八百十円、そして二〇一九年は約千二百三円。これ私も計算しましたけれども、ここまで値上がりしている。大体、参加者が増えれば、立食ですから一人当たりの飲食費はむしろ安く抑えられるんだと思います。これだけ、四百円近く一人当たり上がって、しかも、掛ける人数も増えているわけですから予算額がどんどん増えていると。
 この実態、どうでしょうか。
#166
○政府参考人(大塚幸寛君) その企画競争の結果の毎年毎年の支出額、それから、今委員の方からも一人当たりの金額という御紹介をいただきました。
 まさしく企画競争ということで、これは一般競争ではございません。値段だけではなく、その企画提案も考慮をして、先ほど小西委員の方からも御紹介いただきましたような飲食物を提供させていただいております。その都度その都度、やはり来ていただける方々に、やはり、何といいましょうか、歓待、いろいろ総理等とも歓談をしていただくという場でございますので、それにふさわしい飲食物をという思いもございますし、企画提案にもその旨を示し、最終的にこうした契約内容になっているところでございます。
#167
○木戸口英司君 総理御夫妻とも親しい方だということを報道でも言われております。あるいは、たくさん後援会が来るから立派なものを出してくれということを言ったとは思いませんけれども、まるで何かそういうこと、健全な競争が働いていたとはとても思えません。
 その中で、会計検査院にお聞きをいたします。当然、桜を見る会についても検査対象に含まれていると考えますが、これまで問題点、指摘してこられましたでしょうか。
#168
○説明員(三田啓君) お答え申し上げます。
 会計検査院は、会計検査院法第二十条に基づき、内閣府を含む国の会計経理について常時検査を行っております。これまで、内閣府の収入支出等の会計経理について、合規性、経済性、効率性、有効性等の観点から幅広く検査を実施してきているところでございます。
 個別具体的な事案に係る検査の手法等についてお答えすることは困難でございますけれども、引き続き適切に検査を行ってまいりたいと思っております。
#169
○木戸口英司君 それでは、この現在の桜を見る会のこういう議論、そして様々な報道、あとは、あれだけ人数が増えて、そして予算も拡大をしている、もちろん予定予算を大幅にオーバーしているというこの事実について、どのように問題を捉えられていますでしょうか。
#170
○説明員(三田啓君) 具体的な事案に関する検査の手法についてお答えすることは困難でございますけれども、一般論として申し上げますと、会計検査におきましては、業務の内容や量に応じまして予定価格の算定が適切に行われているか、契約が契約書、仕様書等に基づき適切に履行されているかなどに着眼して検査を実施してきております。
#171
○木戸口英司君 是非、院としても、この会計検査を、これ求めていくことをしていかなければいけないんではないかと思います。これから決算委員会も立ち上がってまいりますので、これだけ予算が拡大をし、しかも人数の枠もない、いわゆる青天井で進めてきたこういう事業、非常に長年続いてきた権威ある事業でありますけれども、これが中止にまで追い込まれたということ、これは本当に国民に対して恥ずかしい話だと思います。この点、また会派でもよく話をしてまいりたいと思います。
 その上で、個別具体ということはなかなか申し上げられないということでありますけれども、それでは、会計検査の報告ということについて言えば、この桜を見る会については我々まだ拝見していないわけでありますけれども、私どもから、この桜を見る会について、これまで、あるいは会計検査が行われていなかったとすれば、十分であったのか、そういう指摘をされるとすれば、これはいかが捉えられますでしょうか。
#172
○説明員(三田啓君) お答え申し上げます。
 会計検査院は、先ほど来申し上げましているとおりに、常時検査をしているところでございますけれども、仮に国会から検査の要請があったりなどいたしましたら、この点については、これまでどおり真摯に受け止めて取り組んでまいりたいと考えております。
#173
○木戸口英司君 それでは、これから、院としてということも申し上げましたけれども、この内閣委員会としても、是非、会計検査進めていただいて、またこの委員会に報告をいただくように、委員長、よろしくお願いいたします。
#174
○委員長(水落敏栄君) ただいまの件につきましては、政府に確認の上、理事会で協議します。
#175
○木戸口英司君 では、会計検査院にも求めたいと思いますが、いかがでしょうか。会計検査を進める、そしていずれ報告をいただくということについて、会計検査院に求めたいと思います。
#176
○説明員(三田啓君) 国会からの検査要請につきましては、検査要請をするかどうかにつきましては国会御自身でお決めになる問題であると思います。会計検査院がこのことに関しまして申し上げる立場にないということを御承知おきいただきたいと思います。
 以上です。
#177
○木戸口英司君 では、委員会としてもですが、私からも要請をさせていただきたいと思います。
 それでは、公文書の管理の問題について一、二問できればと思っていますが、まず、独立公文書管理監にお尋ねをいたします。
 この内閣官房及び内閣府の文書管理規則上ということで再三、規定は説明を受けているわけでありますけれども、非常に議論が混乱をしているところであります。内閣府、内閣官房の部署によっても、そして各省庁によっても、同一の趣旨のこの名簿の文書管理というものがそれぞれ規定が違って、廃棄の時期も違っているということ。我々は、廃棄のためのこの規則ではないと思うんですね。こういった公文書の利活用を、知る権利を満たすためにこういう規則というものはあるんだろうと思います。
 この招待者が招待基準に合致しているかどうかなど、様々、この文書によってまた先ほどの会計検査院のこれからの調査にも資するものだと思いますけれども、政府全体の行政文書の管理状況を常時監視する役割である独立公文書管理監の一連のこの桜を見る会に関する名簿管理の見解についてお伺いをいたします。また、運用を改めさせるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
#178
○政府参考人(秋山実君) お答えいたします。
 まず、個々の個別の事案についてはなかなかここで御説明するのは難しいので差し控えさせていただきたいと考えておりますが、公文書の保存期間について、一般論として申し上げれば、これは公文書管理法、また公文書管理施行令、また各府省で定めております公文書管理規則等に基づいて、基本的にはその府省ごとに担当部署の具体的な業務、またその性質、内容等に応じて適切に設定されるべきものというふうにされているところでございます。
 独立公文書管理監、おっしゃられましたように、これの適正化を図る意味で監察室というのを設けてございます。まずは基本的には担当部署の具体的な先ほどの要素に従って決めていただくわけでございますけれども、さらに、我々の部屋といたしましても、保存期間表の記載であるとか当該文書の性質、内容等を踏まえまして、これで判断をさせていただくことになろうかと思っております。
#179
○木戸口英司君 これから桜を見る会全般について見直しがあるということであります。菅官房長官、責任者として、こういった名簿管理の問題についても今後の課題として取り上げてもらえばよろしいんではないかと思います。
 最後に、桜を見る会前夜祭の問題についてでありますけれども、先ほど杉尾委員からも指摘があったとおり、私ももう一度繰り返させてもらいますけれども、この前夜祭の収支が政治資金収支報告書に記載がないことについて、総理は、全て自己負担、事務所、後援会としての収入、支出は一切ないということでありますけれども、その証拠となるものは一切示されていないわけです。
 また、ホテルの見積書、これ、一国の総理が来る会ですから、当然、動線とかその時間、タイムスケジュールとか企画書もあるはずなんですね。明細書、また領収書にはコピー見るとナンバリングもしてありますので、ホテルに控えがないわけはありません。これ、安倍事務所側からホテルに再発行、再提出求めれば、必ず出してくると思います。
 これは、総理が問題ないと言っているし、官房長官も問題ないと言っているわけですから、早急にこれ安倍総理に進言して、安倍事務所からこれをホテル側に言って、出してもらうようにということ、官房長官、いかがでしょうか。そう言ってもらえませんでしょうか。
#180
○国務大臣(菅義偉君) 今までも総理からここについては説明をさせていただいておりまして、後援会としての収入、支出は一切なかったと。ホテル側が領収書を発行し、代金はそのままホテルに渡していることなので、その政治資金の報告書にはなかった、ないということであります。
 いずれにしろ、ホテルは営業上の秘密としてそうしたものは出さないというふうに聞いています。
#181
○木戸口英司君 いやいや、安倍事務所が言えば必ず出します。それが一番早道ですので、そのことを求めて、まずこの桜を見る会の質問についてはこれで終わらせていただきます。
 もしよろしければ、官房長官、十五分ぐらいですが御退席いただいて結構ですけれども。
#182
○委員長(水落敏栄君) 菅内閣官房長官は御退席いただいて結構です。
#183
○木戸口英司君 それでは、ちょっと別の質問に入らせていただきます。
 災害に関連して大臣にお聞きをいたします。被災者生活再建支援法に関することであります。
 新聞の記事を、これ、私の地元、岩手日報の記事を皆様にお配りをしております。
 岩手県でも大変な被害がありました。これは一つの事例でありますけれども、普代村という県北の村があります。これは三陸の沿岸でありますけれども、人口約二千六百人、世帯数千百二十六世帯。岩手県、人口少ないところでありますけれども、その中でも一番最少の人口の自治体であります。
 今回の台風第十九号の被害によって、全世帯の一割を超える百二十三世帯、被災をいたしました。全壊一棟、大規模半壊六棟、半壊三十三棟、一部損壊八十三棟に及びますが、残念ながら被災者生活再建支援法の対象とはならないということであります。
 資料二、三に、この法についてお配りをしておりますけれども、これは適用基準となります。普代村において全壊二棟になれば、恐らく資料三の一番下のEが対象になってくると思いますけれども、この場合、大規模半壊や半壊が幾らあっても対象となりません。
 この施行令では、災害救助法による住宅が滅失した世帯の数による基準を採用する一方、住宅全壊被害の数を基準ともしています。住宅が滅失した世帯では、全壊一世帯で一と数え、半壊は二世帯で、床上浸水は三世帯でそれぞれ一と数えられます。
 住宅が滅失した世帯と住宅全壊被害とほぼ同じような概念で捉えられていますが、なぜ同じ政令で、住宅が滅失した世帯、半壊や床上浸水を含めて数え、住宅全壊被害だけは厳密に全壊した住宅だけを数えるという二重基準を採用しているんでしょうか。住宅が滅失した世帯と住宅全壊被害という二重基準の存在は非常に分かりにくいと思います。このことについて御説明を願います。
#184
○政府参考人(村手聡君) お答え申し上げます。
 被災者生活再建支援制度は、著しい被害を及ぼす一定規模以上の自然災害が発生した場合に、住宅に全壊や大規模半壊等の重大な被害を受けた世帯に対しまして、全都道府県の相互扶助及び国による財政支援により支援金を支給するものでございます。
 被災者生活再建支援法は、平成十年に、都道府県等の要望も踏まえつつ、議員立法により制定されたものでございます。対象となる災害についても、その検討の中で取りまとめられたものと承知してございます。
 当時の国会質疑におきましては、提案者から、対象となる災害については、都道府県が相互扶助の観点から助け合いながらやろうということ、国が関与するということからいいますと、災害救助法が適用される災害、これが基本であると、しかし、局地的に住宅の全壊が非常に多いというふうな場合も、これはやはり対象にすべきではないかというようなことで、都道府県単位で見て百戸以上、市町村単位で見て十戸以上全壊があるような災害については、この法律の対象とする自然災害ということにしようということになっているとの説明が行われてございます。
 したがって、例えば、災害救助法では御指摘のような計算方法で滅失世帯数を計算するんですけれども、滅失世帯数では人口規模に応じて三十から百五十の滅失世帯が必要とされているところ、その基準に加えまして、全壊世帯が十世帯を生じていれば支援法の適用とするなど複数の基準を設け、いずれかに該当すれば支援法を適用するということで、支援法を幅広く言わば適用しようとする趣旨だと感じてございます。
 以上でございます。
#185
○木戸口英司君 確かに、様々こういう新しい制度ができて、対象をできる限り広げたい、あるいは様々な対象を拾い上げたいという中で、こういった二重というんですかね、こういう基準を設けられたんだろうと思います。
 そのことを批判しているわけではありませんけれども、なかなか分かりにくいということと、それによってやはり適用がされないところがまだ更に出てくるという部分、後でまた大臣にもお聞きいたしますけれども、その辺で不公平感ということもこういう制度が整備されればされるほど出てくる部分はあるということ。
 その意味では、常にこういった制度を見直していく。そして、これだけ広範囲で被害が出ていることの中で、やはり確かに行政の負担というのは大きくなるわけですけれども、なおさら早く立ち上がっていくための支援策というものは、やはり十分に集中的にやっていかなければいけないんだろうと思います。
 その意味で、やはり、住宅が滅失する被害、そして住宅が全壊するという被害、この辺の違いということを、例えば隣の地域と同じような被害なんだけれども評価によってということ、その辺がまた被災地のいろんな悩みとしてもあるわけでありますし、この新聞にあるお宅については、この地域はやっぱり災害常襲地帯なんですね、それで、かさ上げをして、そしてこういう被害に遭って、全壊、一メートルが浸水ということで全壊ということでありますけれども、かさ上げしたことによって八十センチだったということ、地域としてもこの対象外であるけれども、全壊というところに二十センチの違いで対象にもならないということ、このことが取り上げられていることであります。その辺は、我々、議会としてもまた議論をしていかなければいけないことだと思います。
 その中で、質問続けます。
 被災者生活再建支援法が適用とならない場合に、各県が独自の制度として被災者の住宅の被害の程度に応じて必要な資金を給付することがありますが、各県の事情により、内容は異なっております。また、市町村によって対応しているところもあります。県境を挟んで被災者の救済の度合いに差が生じる場合があるわけです。
 全壊戸数だけを数える基準で普代村のような事例を適用外とするのでは、安倍総理が常々言っている、今後も被災者の気持ちに寄り添い、きめ細やかな支援を行ってまいりますの言葉とは真逆の対応ではないかと考えます。この点、大臣、今感想があればお聞きしたいと思います。
 また、気候変動型の災害については今後とも頻繁に発生することが懸念されるため、財政が厳しい折、被災県が、あるいは市町村が独自の制度で賄っていくには限界があると思われます。
 こうしたことからも、先ほど指摘した点も含めて、半壊住宅等も算入するなど、全ての被災区域が支援対象となるよう被災者生活再建支援法の適用基準を緩和していくべきだと思いますが、いかがでしょうか。また、支給対象とならない住宅半壊世帯数も対象とするなど、支給範囲の拡大について制度の見直しをするべきと考えますが、いかがでしょうか。
#186
○国務大臣(武田良太君) 現行の国の適用基準の緩和についての御指摘だというふうに思っております。
 今日、資料で賜りましたけれども、総人口に対する被災割合等も考慮すべきではないかということも御指摘を受けておりますが、今の段階においては、先ほど説明あったように、一つの市町村におきまして全壊十世帯以上の被害など、住家の全壊世帯数を基準とするもののほかに、半壊世帯や床上浸水世帯を勘案した基準も設けているところであります。
 また、先ほど委員の方からありましたけれども、各都道府県が条例でこの支援というものを行っている県が全国に二十一個。先般、達増知事が来られたときも知事の方にもお願いしましたけれども、全ての県でこの条例をしっかりと制定していただきたいということもお願いをいたしました。この条例がある場合には、支援法の適用基準を満たさない市町村についても、もちろん支援法による支援金は今のところ支給されないんですが、全壊等の世帯に対し支援法と同様の支援をこれ都道府県の条例で行えば、支給額の二分の一を特別交付税で措置することとしております。
 また、この支給対象の拡大については、国、そして県等の財政負担の課題もあり、慎重に検討すべきものと考えておりますけれども、半壊世帯までの対象拡大については、十一月の知事会等々でしっかりとした提言もいただいておりますし、事務方におきまして知事会と協力して半壊世帯の実態把握を進めるとともに、継続的に意見交換を行い、引き続き被災者に寄り添いながら災害対応に努めてまいりたい、このように思います。
#187
○木戸口英司君 国の支援もあるということでありますけれども、それこそ大きい大規模災害であれば県の負担あるいは市町村の負担で賄い切れない、そういうことでこういう被災者生活再建支援法ということがあって、基準に満たない場合は都道府県ということで何とかやってくれということなんだろうと思いますけれども、例えば市町村という単位でいいますけれども、この普代村でいえば、百二十六戸の被害ということであっても、全体、様々な土木被害から含めて、年間の村の予算を超える被災になっているわけですね。やはり積み上げていくとそういうことになるわけで、県にとってもそういうことです、全県で被害が出ておりますので。やはり負担は大きいということ、やはりしっかりと国としてということをお願いしたいと思います。
 そこで、この生活再建支援金について最後の質問になりますけれども、もう時間もなくなってまいりました。
 国が拠出している被災者生活再建支援金補助金は本年度六億円となっており、来年度予算の概算要求額も六億円で、そして基金の残高がもう二百億円程度ということ。かなり災害が続いておりますので、全国知事会においても四百億円の追加拠出が決議されております。
 国においても、都道府県と足並みをそろえていくべきではないか、この基金の積み増しということを更にしていく必要があるのではないかということ、また、早期の生活再建を支援するためにも被災世帯への支援金の支給額を引き上げる必要があるのではないかということを最後に質問をさせていただきます。
#188
○国務大臣(武田良太君) 都道府県の相互扶助の観点から拠出した基金に関しての御質問だと思います。
 被災世帯に対して支援金を支給するんですね、これ。そして、国はその支援金の額の二分の一に相当する額を補助する仕組みとなっており、国が基金に拠出するわけではありません。再建支援金の支給に要する国の経費につきましては、これまでも、当初予算額の六億円のほかに、災害の発生状況等に応じて補正予算や予備費により所要の予算を確保してきたところであります。
 また、御指摘の引上げの件につきましては、全国知事会による平成三十年七月の被災者生活再建支援制度に関する検討結果報告においても、現行の支給額は被災者が住宅再建を行うために必要な支給額であると考えられることから支給限度額は現行どおりとするとされるなど、国や都道府県の財政負担等の課題もあり、慎重に検討すべきものと考えております。
#189
○木戸口英司君 じゃ、終わります。
    ─────────────
#190
○委員長(水落敏栄君) この際、委員の異動について御報告いたします。
 本日、三原じゅん子さん及びこやり隆史君が委員を辞任され、その補欠として青山繁晴君及び徳茂雅之君が選任されました。
    ─────────────
#191
○田村智子君 桜を見る会追及チームの田村智子です。
 官房長官、桜を見る会が来年中止となり、招待の在り方が見直しを求められるという事態になっています。これは、八日の予算委員会で私が指摘したとおり、自民党の閣僚や議員の皆さんは後援会、支援者の招待枠を自民党の中で割り振っていた、安倍晋三事務所が招待者を取りまとめ、総理自身が多数の後援会員、支援者を招いていた、このことが隠しようがなくなったからなのではありませんか。お答えください。
#192
○国務大臣(菅義偉君) 桜を見る会というのは、昭和二十七年以来、内閣総理大臣が、各省庁からの意見等を踏まえ、各界において様々な功績、功労のあった方々などを幅広く招待をし、日頃の御労苦を慰労するとともに親しく懇談する内閣の公的行事として開催をしているものです。
 総理御自身が答弁をされましたように、総理は事務所から相談を受ければ推薦者について意見は言うことでありますが、まあ最終的には内閣府が取りまとめという話の中で、総理御自身がまさに、この明確、人選の基準の問題や、またその人選の過程の透明化、人員、さらに予算、こうしたものを原点に立ち返って見直しをさせていただいて、来年の桜を見る会は中止をさせていただいて、もう一度反省の上に様々な皆さんの御意見を聞きながら確かなものにしていきたい、そういう思いです。
#193
○田村智子君 基準は明確だったんですよ。省庁から推薦をいただいて、各界の功績、功労のある方をお招きする。明確だったんですよ。長年の慣行慣行言いますけど、その問題でもないですよ。
 昨日、官房長官自身が答弁をして、衝撃が走りましたよね。総理からの推薦約一千人、副総理、官房長官、官房副長官で約一千人、自民党六千人。招待者一万五千人の半数以上が総理を始めとする自民党からの招待だった。安倍総理は最も多く自らの後援会、支援者を中心に招待をしていました。そして、総理は自民党の総裁でもありますから、当然、自民党への割り振りを知らないはずがありません。
 安倍総理が桜を見る会を私物化していた、中止をしなければならないほどに桜を見る会そのものをゆがめてしまった、このことを認めるべきだと思いますが、いかがですか。
#194
○国務大臣(菅義偉君) 桜を見る会というのは、先ほど来私から申し上げた、昭和二十七年以来のものであります。総理御自身の、答弁されたように、総理は事務所から相談を受ければ推薦者について意見を言うこともあるが、最終的には内閣官房及び内閣府が取りまとめており、総理御自身はそのプロセスに一切関与をしていないということを申し上げております。
 いずれにしろ、今日の様々な御意見があったことを踏まえて、来年は中止をさせていただき、その中でもう一度見直しをさせていただきたいと思っています。
#195
○田村智子君 何というか、それじゃ、安倍総理は何にも反省していないということになりかねないですね。そういうことだと思うんですよ。
 私、予算委員会の場で安倍総理は、私が指摘してきたこと、つまり、自民党が後援会や支援者招いていますよね、安倍事務所が招待していますよねと。これ、全部事実だったじゃないですか。全部事実だったじゃないですか。だけど、その予算委員会の中で何一つ認めなかったんですよ。だから、当然、虚偽答弁だという批判が噴出するのは当たり前のことですね。
 ところが、昨日の本会議で総理は、内閣官房や内閣府が行う招待者の最終的な取りまとめ等には、またね、最終的なというのをいきなり入れてきたんですね、最終的な取りまとめ等には一切関与しておらず、先日の答弁が虚偽答弁だったとの指摘は当たらないというふうに答弁されました。
 私は、予算委員会の中で、総理は招待者の取りまとめをしていますねと一言も聞いていないですよ。そんなことは聞いていないんですよ。私が聞いたのは、閣僚など自民党議員に招待の枠、割り振っている、こういう実態があるよねということです。総理自身が地元後援会を招待していますよねと聞いているんですよ。そのとおりだったでしょう。それを認めなかったら、虚偽答弁そのものじゃありませんか。
#196
○国務大臣(菅義偉君) 総理は、長年の慣行とはいえ、年数を重ねるごとにだんだん人数が多くなってきた、そうしたことについて反省しなければならないということを申し上げさせていただいて、まさにその上で見直しを行うという決定をさせていただきました。
#197
○田村智子君 それはあれですか、その自分が千人もの招待者を事務所を通じてやっていたということは反省していないということなんですか。
#198
○国務大臣(菅義偉君) 総理自身、去る十五日の記者ぶら下がりにおいて、年数が重なる中で新たな人数が増えていったとの認識を示され、この点については反省をしなければならない、このことを申し上げさせていただいて、その上で、この招待の基準やその招待のプロセスの透明化、こうしたものを検討し、予算や招待人数も含めて、全般的な見直しを幅広くお話を伺いながら実行に移す、この間、来年は中止をさせていただき、こうした国民の皆さんから見て納得のいく形でというふうに思っているところであります。
#199
○田村智子君 何度も言いますけどね、その招待の基準やプロセスは、正規のルートでは何ら、何ら問題ないですよ。後で詳しく指摘しますけれども。
 そのプロセスの見直しが必要だというのは、総理自身の招待の在り方、副総理、官房長官、副長官、そして自民党、ここの招待の在り方のプロセス、ここが問題だったということなんじゃないんですか。ごまかさないでくださいよ。
#200
○国務大臣(菅義偉君) 今申し上げたとおりでありますけれども、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化、そして予算や人員、人数の在り方、こうしたものをもう一度原点に立ち返って見直しをさせていただいて、皆さんの様々な御意見に耳を傾けながら、とにかく国民から納得のいく形にしていきたい、このように思っています。
#201
○田村智子君 全く無反省だということになりますね、そうなると、御自身の関わり方。
 昨日の本会議で、これまでも指摘ありました、私自身も事務所から相談を受ければ推薦者について意見を言うこともあった、ここまで答弁されている。安倍総理は総理からの推薦の仕組みがあることを御存じで、どういう人を招待するかについて意見を言っていたという意味じゃないですか。それなのに、私の質問に対してですよ、私は主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うのでありますが、招待者の取りまとめ等には関与していないわけでありますと。私は主催になっているから挨拶はしますよ、お越しになった方を接待はしますよ、だけど、どういう方招待するかについては全く関与していないという答弁ですよ。
 これ、虚偽でしょう、偽りでしょう。そうしか言いようがないと思うんですけど、もう一度お願いします。
#202
○国務大臣(菅義偉君) 総理自身は、主催者としての挨拶や招待者の接遇は行うが、招待者の取りまとめ等に関与していないというふうに答弁されています。また、昨日の参議院の本会議において、内閣官房及び内閣府における最終的な取りまとめのプロセスには一切関与していない、こう申し上げています。その上で、取りまとめの前提として、長年の慣行によって総理の事務所が内閣官房からの推薦依頼を受け幅広く参加希望者を募ってきたこと、そうしたことを承知しており、総理自身も事務所からの相談があれば推薦について意見を言うこともあったということも申し上げています。
 ただ、そういう中で人数が多くなったことについては反省をさせていただいている、このことを申し上げています。
#203
○田村智子君 これほど明々白々の虚偽答弁はないんですよ。それでも言い逃れしようとする。反省の姿勢のかけらも感じませんね。
 官房長官自身にもお聞きしたいんですよ。
 予算委員会で私は事実を指摘したことになるんですよ。全部事実だった。なぜその直後の記者会見で官房長官は私が指摘したようなことを否定されたんですか。後から後から認めていますよね。なぜ私が指摘したその直後にお認めにならなかったんですか。
#204
○国務大臣(菅義偉君) 済みません、問題の趣旨が分かりませんから、ちょっと。
#205
○田村智子君 その総理が推薦できる枠が一千人、推薦してきたのが一千人、自民党に六千人、私、そういうことを聞いたんですよ、予算委員会で。そういう仕組みありますよねと、現に後援会の方いっぱい招待されていますよねと。
 なぜ、私の質問に、総理も答えなかったけれど、官房長官御自身も記者会見でそのことを認めなかったのか。五日たっているんですよ、指摘から。なぜ直後にお認めにならなかったんですか。
#206
○国務大臣(菅義偉君) 既に招待者名簿がこれ廃棄されており、正確な人数を把握することができない中で、国会からの要請に対してお応えするために、十一月二十日の内閣委員会において、関係者から聞き取りを行ったおおよその招待数を発表させていただいたということであります。
#207
○田村智子君 これ、私思うんですよ。予算委員会の質問で一時話題になっても、そのうち忘れてくれるだろうと、ごまかせるだろうと。安倍政権の七年間って、ずっとその繰り返しじゃないですか。同じようにやれば逃げ切れる、今回も。時間がたてば桜は散ると、そう思っていたんじゃないんでしょうかね。昨日の本会議の答弁は、そのことをあらわにするような不誠実な答弁だったと思いますよ。
 官僚の皆さん、もうこういうのはやめましょうよ。やめましょうよ。ごまかして、偽って、隠して。これ、七年間ずっと繰り返してきて、今どうなっていますか。本当にやめてほしい。ここでもううみを出し切るんだと。
 ここまであからさまな政治の私物化で、それをやっておいて開き直って、私の判断で来年は中止しました、これで幕引きしたら、本当に政治は腐り切ってしまう。私たち野党も本当にこれでは駄目だと思って追及をしてまいりますので、引き続き質問を続けたいと思います。官僚の皆さん、本当もう守らなくていいですよ。ここまで私物化やって、こんな明々白々のうそついて、開き直って反省もしない。ちょっと恥ずかし過ぎます。
 衆議院の内閣委員会で招待の実態が新たに示されました。総理から約千人、副総理、官房長官、官房副長官から約千人、自民党関係者の推薦は約六千人程度と、今年の招待者の半数以上が総理を始めとする自民党の推薦だと。
 十四日、前回の内閣委員会で私は、各省庁からの言わば正規の推薦と総理を始めとする政治家からの推薦、どっちが多かったんでしょうねと、どっちの招待が多かったですかということをお聞きしましたら、手元にお答えできるものがないということだったんですけど、もはや招待の半数以上がそういう枠だった、正規じゃないルートだったということが明らかになったんですよ。
 私、実は十四日にこういう質問したときに、ある方から、それは懸念し過ぎじゃないのかと、何しろ毎年春と秋に叙勲がある、春も秋も四千人を超える方々が勲章をいただいているんだと、そう考えれば、叙勲者を呼ぼうと思ってもこれ数千人規模、八千人とかね、そういう規模になるよと、幾ら何でも政治家の枠がそこまで多いということはないんじゃないのか、そういう心配の声まで寄せていただいたんですが、私が懸念したとおりだったんですよ。
 これ、私も、じゃ、実際、省庁からの推薦ってどれくらいだったのかと昨日、全省庁に問合せをしました。資料の七ページ目に書きました。
 これ、推薦者のところは全部そろっているので推薦者の数で言いますけれども、省庁がどういう方々を推薦したかということなんですけど、これ、外務省はちょっと間に合わなかったんです、もうとにかくばたばたしていて。外務省は百四人というふうに聞いていますので、これを入れていただきたいんですけれども。これ、多い文部科学省でも五百四十六人、少ないところではもう一桁台なんですよ。それで、これ足し上げますと、各省庁からの推薦者、内閣官房だけは分からないということなんですけど、三千四十一人なんです。
 本当に、もう目的が変わっちゃったんじゃないんですか、桜を見る会の。どうしてここまで、言わば省庁の推薦ではないですよ、各界の功労者ではないというところが増えていったのか、安倍政権の下で。これは国会の場で全て明らかにし、検証すべきだと思いますが、官房長官、もう一度お願いします。
#208
○国務大臣(菅義偉君) ですから、私自身、先日の内閣委員会で今委員から御指摘のありました総体的な人数を発表させていただきました。
   〔委員長退席、理事上月良祐君着席〕
#209
○田村智子君 もうそこで終わりじゃないですからね。この数字出して終わりじゃ全然ないですからね。
 今日の東京新聞、先ほども取り上げていただきましたけれども、これも資料では一枚目で配付しました。二〇一六年の桜を見る会をめぐり、政府が警備強化等を理由に検討していた招待客の削減案の実施を見送っていたことが分かったという記事です。
 同年七月の参院選を前に、与党の支援者が多数参加できるように配慮する対応だったと見られる、政府関係者が二十日、明らかにしたと。二〇一五年十一月にパリで同時多発テロが発生し、過激派組織ISが犯行声明を発出した。ISの関連組織による世界的なテロの拡散が懸念される中、当時日本政府でも首相が参加する行事を警備の観点から見直していた。桜を見る会も対象に含まれた。政府は金属探知機配備や警備人員を増強する方針を確認。経費増加も見込まれたため、招待客を減らし、支出額を抑えて警備をしやすくする案が浮上したと。
 先ほど否定されましたが、もう一度お聞きします。これ、私、かなり信憑性の高い、時期的に考えても、記事だなというふうに思っているんですけれども、官房長官、いかがですか。
#210
○国務大臣(菅義偉君) 先ほど私、承知しないという答弁をさせていただきました。また、今、少しの時間の間に確認をいたしましたけれども、そうしたものはなかったということであります。
#211
○田村智子君 それでは、資料を、二枚目ですね、これ、警備体制の推移を見てみます。
 二〇一五年には、参加者増に伴ってなのか、警備員は十八人から四十七人に増えています。一五年でまず増えたんです。翌一六年は、更に五十七人に増えました。この年から新たに、ゲート式金属探知機、つまり、全員、空港のようなあれですね、このゲートを通って金属探知の検査をやることになったわけですよ。警備のやり方を抜本的に強化したことが分かるんですね。これ、当然参加者を抑えたいってなりますね、全員通らなきゃいけないですしね。
 この東京新聞にあるような警備体制の強化が求められた、それに伴って、時間どおりに皆さん入れている、そのこと考えても、あるいはテロ対策やるにも、参加者、それは膨らまない方がいいですよ、抑えたいという動きがあったんじゃないんですか。これ、政府参考人、どうですか。
#212
○政府参考人(大塚幸寛君) その予算の推移、それから支出額の項目の一つとしての、今御紹介いただきましたようないわゆる警備用資機材といいましょうか、その関係する人件費も含めた支出でございますが、これは今ちょっとにわかには確認できませんが、私どもの提出した資料を基に作成されたということで、事実だろうと思っております。
 一方で、先ほどの人数ということにつきましては、これはまさしくその時々、まさしく功績を、幅広く招待をするということの下に毎年毎年判断をして、ああいった数字になっているところでございます。
#213
○田村智子君 じゃ、もう一つ資料を見てみます。
 内閣府が各省に出した桜を見る会への推薦依頼の文書の中に、桜を見る会招待者推薦名簿記入要領、これ内閣府が各省庁に出したものなんですね、五ページ目と六ページ目にあるんですけれども。これ、内閣府自体は廃棄したって言っているんですけど、各省には保存してあるので、これも私、取り寄せました。そうしたら、十年保存のところは十年分出してくださったりしたんですよ。文書は全省庁同じものを出していることが分かりました。
   〔理事上月良祐君退席、委員長着席〕
 それで、資料として、五ページ目というのは平成二十七年、二〇一五年のものなんです。六ページ目が平成二十八年、二〇一六年のものなんですけど、これ中身変わっているんですよ。大体中身一緒なんですけど、新たに加わった書きぶりがあるのが、二〇一六年の文書の9という番号を振ってある項目なんですね。今年度より招待者数の大幅見直しが行われた関係で御推薦枠につきましては厳守を願いますと。さらには、優先順位を明確にしてほしい。つまり、推薦していただいても、枠を抑えるから、優先順位付けてもらって、どの人を優先的に推薦するかと、全部を招待できるわけじゃありませんよということまで書いてあるんですよ。それ以前のにはありません。ないんですよ。
 わざわざこういうことをお書きになったということは、これ、やっぱり招待者を抑えようという試みをしていたんじゃないんですか。
#214
○政府参考人(大塚幸寛君) ただいま委員から御紹介いただきましたこの二十八年出席名簿記入要領なるものでございますが、そこには確かに今御紹介いただいたような記載がございます。
 一方で、事実として御紹介をいたしますと、この二十八年の招待者数は一万三千六百人でございますが、その前年の二十七年も同じ一万三千六百人でございます。当然、こうしたものはその年の招待者を前提に、ここは、済みません、私の推測でございますが、当然作られているもの等ございますので、正直、ちょっと今、お示しいただいたこの記述がどういうことを意味するのか、もう既に私ども資料はございませんが、なかなかお答えをしかねるところでございます。
#215
○田村智子君 いや、招待者がそうだったかもしれませんけど、これ、参加者は二〇一五年一万四千七百人から大きく伸びて、一万六千人にまで伸びているんですよ。いや、そうなると、私はまた別の招待ルートがあるのかなとちょっと思えてきてしまうんですけれども。
 これ、だから、テロ対策を強化したのは明らかなんですよ、全く抜本的に違う警備体制取っているんですから。東京新聞書かれていたこと、私、かなり本当だったんじゃないかというふうに裏付ける資料だと思えるんですね。
 ところが、やっぱりこれ官邸が、参加者を抑えるということそのものには反発したんじゃないのか、私、そう思いますね。事実、十九日、世耕弘成自民党参議院幹事長会見の中で、改選議員には慣例的に枠を多く割り当てていた、こういうふうに述べられている。昨日、各紙が一斉に報道をしていますよね。
 抑えたかったんだけど、二〇一六年は参議院選挙があると、招待者を減らすわけにはいかない自民党の中の事情があると。これで実際の参加者は抑えたかったけれども大幅に増えてしまった。違いますか、官房長官。
#216
○国務大臣(菅義偉君) 先ほど来申し上げていますけれども、そうしたこの文書についても、私、承知しておりませんし、私、この桜を見る会の責任者でありますので、そうしたことについては承知していないということを改めて申し上げさせていただきたいと思います。
#217
○田村智子君 世耕さんのその発言を聞いても、やっぱり選挙の当選のために桜を見る会が利用されてきた。だって、そうでなければ、なぜ改選議員と、二〇一六年参議院選挙改選議員と非改選議員で招待できる人数が違うということになるんでしょうかね。どうですか、官房長官。
#218
○国務大臣(菅義偉君) それは全体を考えた上で自民党で判断されたことだろうと思います。
#219
○田村智子君 そうすると、総裁たるやっぱり安倍総理に予算委員会に来ていただいて、一問一答、私の質問に答えていただきたいというように思います。
 先ほど、小西議員から公選法の指摘がありました。公職選挙法というのは、自分の選挙のためだけじゃないんですよ、買収要件というのはね。当選たらしめる、誰かを当選させたいと、そういう目的をもって物を提供する、お金を提供する、こういうことも駄目なんだよということを厳しく禁じているんですよ。
 私は、総理自身は自分の選挙は多分心配していなかったと思いますよ。それは自分は楽勝だと思っていたでしょう。でも、自分が総裁として居続けるためには、安倍政権が安倍政権として生き残り続けるためには、選挙に勝ち続けなければならないんですよ。自民党のほかの議員の皆さんを当選させなければならないんだと、そういう目的に桜を見る会を利用していたんじゃないのかという、この疑いなんですよ。これは公職選挙法違反の疑いだと私たち指摘しているわけですね。
 官房長官、もう数字も出したと、自民党枠六千人、総理枠千人、これでもう出すものはないと、これ以上何質問するんだというようなつもりでお答えになったかもしれませんが、お答えになった以上はますます疑惑が深まってきているんだということは、本当に厳しく指摘をしておきたいと思います。
 では、安倍晋三事務所による桜を見る会招待者の名簿はどのように作られたのか。
 昨日の衆議院内閣委員会では、安倍昭恵氏からの推薦も安倍事務所で受けていたという答弁がありました。でも、官房長官は、まず、それはないというふうに否定をされた。で、もう一度答弁に立たれて、昭恵夫人付きに確認したところ、推薦作業には一切関与していないというように答弁をやり直しをされているんですよ。ということは、安倍事務所にこの人招待してねというふうに昭恵氏本人がお話をしていた、直接関与していたということになると思うんですが、確認をいたします。
#220
○国務大臣(菅義偉君) 私自身が一回答弁した後に訂正させていただいたんですけれども、安倍夫人は、安倍事務所でその推薦を作る中で、夫人が、幅広く希望者を募る中の、安倍事務所として幅広く参加者を募る中で夫人が意見を言ったということはあったということであります。
 ただ、推薦については安倍総理名で内閣官房と内閣府にその推薦をさせていただいたと、そういうことでありますので、安倍事務所の取りまとめの中にそういう意見を夫人からあったということであります。
#221
○田村智子君 直接、つまり、推薦する人の名前を安倍昭恵さんが安倍事務所とやり取りをしていたということを今、お認めになりましたね。
 本当に、名刺交換を一度したら、もうずっとその後招待状が届くと言っている方は何人もいて、その中の一人は、森友問題で国会が大変なときになっているときに安倍昭恵さんがスキーに行っていたと、スキー企画やっていたと、そこでインストラクターとしてとか、そういうふうに関わった方が名刺交換して、何で自分のところに桜を見る会の招待状が来るんだろうかと、考えてみたら、あのときのスキー企画で安倍昭恵さんと名刺交換をした、これぐらいしか思い付かない、で、毎年来る、こういう証言もあるわけなんですね。これが膨れ上がった実態の一つですね。名刺交換すればその人のところに届く、ずっと届き続ける。異常ですね。本当に異常だと思いますね。
 今、取りまとめているだけだというふうに言ったんですけど、私、安倍事務所の関わり方って本当に深刻で、大西審議官、昨日の衆議院の中の答弁で正直に実態をお話しいただいたんです。私、とても高く評価したいと思うんです。
 安倍事務所におきまして幅広く参加者を募る。募るんですよ。功労、功績のある人を人選するんじゃないんですよ。参加者を募るんですよ。募る。これがいかに桜を見る会の実態と違うかなんですよ、本来あるべき姿と。
 お配りしました資料の三ページ目、四ページ目というのは、省庁に示した、これ、二〇一五年、二〇一六年の省庁に示した、こういう人を紹介してくださいという法務省のものなんですけど、各界の功績者、法務省は推薦五十名とされていますが、うち二十五名については社会的に目立たない分野における功労者を推薦願います。人選方法、まず挙げられているのは勲章なんです。叙勲なんですよ、やっぱり。で、様々な分野で勲章や表彰を受けた者。続いて、社会的に目立たない分野というので指しているのは、例えば東日本大震災のときの復興であるとか、ボランティアであるとか、そういう方を是非招待してくださいと。さらには、原則として同一人が、同じ人が連続して招待を受けることのないように配慮願いますと。ここまで基準は明確なんですよ。人選なんですよ。
 片や、安倍事務所は、参加者を募るなんですよ。募る。
 しんぶん赤旗、どうやって募集をするか、安倍事務所作成の文書を入手いたしました。日曜版十一月二十四日号を資料として配付していますので、見てください。
 安倍事務所は、そこに入手した資料の写真で紹介しているんですけど、二月に、桜を見る会の御案内と参加申込書を配っています。二月吉日。この申込書は、氏名、住所、職業の欄はありますが、功績、功労、肩書を記入するところはありません。さっき、肩書って言ってたけど、ないんですよ。その上、家族や知人、友人が参加する場合は用紙をコピーして利用してくださいというふうにあるわけです。唯一、紹介者って書くようにあるので、どこどこの議員とつながっているとか、後援会で有力者とつながりがあるよというのは分かるかもしれないんですけれども、そこも紹介者が本人だったら本人と書けばいいって書いてあるから、どうしようもないですね、これ。何にもならないですよ。
 総理は、私の事務所においては、後援会の関係者を含め、地域で活躍されているなど桜を見る会への参加にふさわしいと思われる方を始め、幅広く参加希望を募り、推薦を行っていたと答弁していますけれども、確かに安倍事務所は参加者募っていました。
 じゃ、その中から絞り込みがどうやってできるんですか。肩書もない。地域での活動、功績、功労、これ、どうやって確認していたか、何かお聞きになっていますか。
#222
○政府参考人(大西証史君) 御推薦をいただく名簿といいますか、その欄の中には氏名、住所、また役職等を書いていただくことになっておりまして、そういうものを基に取りまとめをさせていただくものでございます。
 また、先ほど来申し上げておりますように、社会的な、社会的常識に照らして問題があるような方につきましては、どなたからの御推薦でありましても招待しないこともあり得るということでございます。
#223
○田村智子君 私、その文書の実物も手元に持っていますけれども、ないですよ、肩書書くところって。氏名、住所とか性別とか、そういうのは書くところありますけれども、役職、肩書、書くところないですよ。確認のしようがないというふうに思うんですけれども。そうでしょう、確認のしようなんかない名簿として上がってきたんじゃないんですか。
#224
○政府参考人(大西証史君) 氏名と住所、また、皆様に必ず役職なり肩書があるわけではございませんけれども、そういうものも書いていただければ書いていただくということでございます。
#225
○田村智子君 いや、だから、ないんですよ。安倍事務所がそもそも参加申込みをこれでやってくださいという紙には、肩書もないし、役職も書いていないし、私はどこどこ地域で町会をやっていますとか、どこどこ地域でボランティア頑張っていますとか、何回復興のボランティアに行ってきました、災害ボランティアに行ってきました、何もないんですよ。何にもないんです。やっぱり確認のしようがないでしょう。
#226
○政府参考人(大西証史君) 申し訳ありません、私、一点勘違いをしておったかもしれません。安倍事務所の方から募集をされるといいますか、御案内を皆様にされる様式は私、つまびらかに拝見しておりませんので、その様式ではございませんでした。
 私が申し上げました名簿というのは、各省様なりにお願いをしている様式についてでございます。失礼いたしました。
#227
○田村智子君 そうなんですよ。各省庁の方には、それをちゃんと書いてねというのは、お配りしたのを見れば分かるんですけど、あるんだけど、安倍事務所はそういうのを全くなしに参加者を募って、そういう名簿が作られて上がってきたんですよねということを確認しているんです。
#228
○政府参考人(大西証史君) 今、私、安倍事務所様が、安倍事務所がどういうものを受け取られて、それを私どもがお願いしている様式にどう反映されたかというところまではつまびらかにしておりませんので、答弁は差し控えさせていただきます。
#229
○田村智子君 メールも含めて廃棄したという苦しい答弁を続けられているので、そういうことしか言えないかと思うんですけど、じゃ、次ですね、もうちょっと見てみたいんですけど、いや、まずは、ないんですよ、ないんです。人選なんかできる資料、何にもないんです。
 参加を申込みした人には、全員、すぐに次の文書が届くんですよ。桜を見る会について(御連絡)という文書が届きます。この度は総理主催桜を見る会への御参加を賜りありがとうございますというところから始まるんですけど、この文書の日付は二月吉日になっています。
 内閣府が今年、桜を見る会の招待状を発送したのはいつからですか。
#230
○政府参考人(大塚幸寛君) 突然のお尋ねですので、ちょっと今それに答えるべきものが持ち合わせてございません。申し訳ございません。
#231
○田村智子君 午前中にちょっと追加ということで通告をしたんですけれども、私の事務所には各省庁に内閣府が出したものがありまして、各省庁に対しては推薦の締切りは今年は二月八日になっているんです。招待状の発送は三月二日以降なんですよ。だから、二月八日に上げていただいて、そこで一定のチェックは、これはやるのかもしれない、各省庁分は、二月八日に。で、三月二日以降に招待状を発送されるんですね。
 これ、おかしくないですか。招待状が発送される前に、この度は総理主催桜を見る会への御参加を賜りありがとうございました、おかしいでしょう。普通、内閣府からの招待状が届いて、ああ、自分は招待されたんだなと分かるんじゃないんですか。これ、招待状が届く前に安倍事務所があなたは御参加ですよという文書を出していることになりますよね。
#232
○国務大臣(菅義偉君) 具体的な内容を承知していませんので、答えることは控えさせていただきたいと思います。
#233
○田村智子君 これ、すぐ確認できると思うんですけど、内閣府、三月二日でいいですよね、今年発送したの。
#234
○政府参考人(大塚幸寛君) 何か先ほどその郵送の記録みたいなものを確認をというお問合せを伺ったと承知をしておりますが、それは日付とどういったもの、何というんでしょうか、量をどのくらい送ってどのくらい支出をしたかということは確かに記録があったようでございますが、じゃ、具体的にそれで何を送ったかというところの記録まではなかったという報告を受けております。
 したがいまして、具体的な特定のものについて、これをいつ送ったのかということにつきまして正確なお答えを申し上げられない状況にございます。
#235
○田村智子君 今、招待状そのもののコピーを小西議員から受け取りましたけれども、もうそもそも日付が、その招待状の日付が三月なんですよ。三月二日以降に発送が始まっているんですよ。これ、私たち事務所の方で確認しましたけれども、違うんですか。
#236
○政府参考人(大塚幸寛君) そのおおよその時期ということで申し上げれば、たしか今、その三月まあ上中旬というぐらいかと思いますが、ちょっと先ほどのお尋ねは何日かというお尋ねだと理解いたしましたので、申し訳ございません、ああいう答えとなってしまいました。(発言する者あり)
#237
○委員長(水落敏栄君) 発言者以外の方は御静粛に。
#238
○田村智子君 だから、招待状の発送はもう三月以降なんですよね、三月入ってからなんですよ。ところが、安倍事務所は二月中に、この度は御参加を賜りありがとうございますというのを出しているわけですよ。これも、何というんですか、もう、だから人選なんかやっていないですよ。事務所に申し込んだら、参加を募ったら、それはそのまま全部招待になっているということを表していますよ。
 しかも、この文書と一緒に届くのが安倍事務所ツアー案。四月十二日には三コースの都内観光、夜の十九時からは安倍晋三後援会夕食会、これ前夜祭のことですね、これらに参加しますか、どうしますか、アンケートに記入をして回答するようになっているんです。
 桜を見る会に行くことが大前提で、そこにどういうオプションを付けますかというアンケートなんですよ。オプションによって旅行会社に支払もするんですよ。そうすると、申し込んだのに、あなたは人選の結果推薦できませんでした、招待はできませんでしたなんてこと、できっこないじゃありませんか。ツアーオプションまで選ばせて、旅行会社に振り込みさせて、そんなことできないですよね。
 だから、参加者を募ってそのまま招待していた、官房長官もこれ認めるべきだと思いますが、どうですか。
#239
○国務大臣(菅義偉君) これも何回とも答弁させていただいていますけれども、いずれにしろ、最後の取りまとめを行うのは内閣府であり、内閣官房で取りまとめを行うわけでありますから、そこで決定をされるというふうに思っています。
#240
○田村智子君 是非、これもう安倍事務所といろいろ内閣府の方でやり取りをされていますでしょう。これ、どういう日にちでこういうものを出しているのか、二月吉日というけど、どういう日にちで参加を申し込んだ方々に出しているのか、どうして、参加をいただきありがとうございましたというような文書を作ることができたのか。取りまとめというのは、メールで送られてきたものをそのまま発送の作業に掛けるという取りまとめでしかなかったんじゃないのかということも相当に疑われているわけですから、これ、安倍事務所にしっかりと確認をして御報告いただきたいと思います。
 どうですか、内閣府。
#241
○国務大臣(菅義偉君) いずれにしろ、最終的には、先ほど来申し上げましたけど、内閣官房と内閣府の中で取りまとめるわけであります。そこで最終決定になるんだろうと思います。
#242
○田村智子君 お調べいただきたいんですよ。安倍事務所に問合せをしてください。で、御報告いただきたい。いかがですか。
#243
○国務大臣(菅義偉君) 先ほど来私申し上げていますけれども、安倍事務所におけるやり取りの詳細は承知しておりますが、総理からの推薦も含めて内閣官房や内閣府の取りまとめを行った上でこれは招待することになっております。
#244
○田村智子君 もう本当に、もう安倍総理に出てきていただくしかないんですね、こうなると。もうそのことがますます明らかになりました。
 最後、五分、ずっと問題になっている名簿の保存のことについてもちょっと聞いておきたいんです。
 各省からの推薦は各省庁に推薦名簿が保存されていると。ところが、内閣官房の今の総理からの推薦とかこういうのはもう全部消去、廃棄、一年未満だから廃棄したというふうに言われているんですけれども、いろいろ省庁に出した文書も全部廃棄したというふうに言っているんですけど、私、とても疑問だったのは、さっきの法務省の文書を見ても、例えば法務省に対して五十人推薦してくださいねと書いてあるんですよ。これ、各省庁ばらばらなんですよ。これだけ推薦してくださいという、あの一覧表を見ていただければ分かるんですけど、もう極めてばらばらなんですよ。
 これ、各省庁、例えば全く同じ数字だったら、別に文書を廃棄しても、そのたびに廃棄しても、こうやってこの推薦枠でお願いしますと書けると思うんですけど、これだけばらばらの推薦枠をお示しになるには、これ文書が残っていなかったら、私、内閣府は各省庁に示すことできないというふうに思うんですけど、どうですか。
#245
○政府参考人(大塚幸寛君) 何といいましょうか、確かに委員の御指摘のような面もあるかもしれませんが、少なくとも私どもとしては、これは事実として、一年未満文書と位置付け、廃棄をしているところでございます。
#246
○田村智子君 それで、各省庁は何で取っているかといったら、同一人物を繰り返し招待しないようにとかそういうこともあるから、それは三年とか五年とか十年とか、やっぱりそういうチェックをしていると思うんですよ。本来だったら内閣官房の資料もですよ。
 私は、内閣官房には芸能関係者も相当いるんじゃないのかとか、報道関係者だって、どこかの省庁、総務省とかというよりは恐らく私は内閣官房じゃないかというように思っているんですけれども、そういう方の、やるときに、前年度の名簿が全くない状態で改めていろいろ招待状を出すということはおよそ考えられなくて、名簿の役割が終わるというのは桜を見る会が終わったときじゃないと思うんですよ。少なくとも、次の年の招待者を決めるようなときまでは取っておかなかったら、名簿としての役割を終えていないというふうに思うんですが、どうして内閣官房だけが一年未満なんですか、自らの推薦のところも含めて。ほかのところ、そんなところないんですよ。何で内閣官房だけが一年未満なんですか。
#247
○政府参考人(大西証史君) 内閣官房の文書につきましては、内閣官房行政文書管理規則によりまして定型的、日常的な業務連絡、日程表に該当する文書と整理しておりまして、保存期間を一年未満としております。
 先ほど来御紹介ありますように、数千人に及ぶ個人情報が含まれている文書でありますので、それを適切に管理することはなかなか困難もございますので、速やかに廃棄することとしている、使用目的を終わり次第、速やかに廃棄しているものでございます。
#248
○田村智子君 今年は五月九日に本当に捨てちゃったのかもしれない、質問されると思ったから。それ以前、そんなふうに捨てているはずないですよ。
 官房長官、本当にもう安倍総理に出てきていただいて、もう終わりじゃないと、予算委員会に出るように是非進言いただいて、私が様々指摘した問題にお答えいただくように御進言いただきたいと思います。お願いします。
#249
○国務大臣(菅義偉君) いずれにしろ、先ほど来御議論いただいた中で私どもは答えているというふうに思っています。
#250
○田村智子君 総理の公選法違反の疑惑なんですよ。政治の私物化そのものなんですよ。私物化されたことはもう明らかなんですよ。
 この問題は絶対に総理に出てきていただいて、一問一答でしっかりと御答弁いただく。うみを全部出し切る。官僚の皆さんも、もう隠すことないです。持っているものを、電磁的データも含めてちゃんと御提出いただきたい。このことを心からお願いして、質問を終わります。
#251
○清水貴之君 日本維新の会の清水と申します。どうぞよろしくお願いをいたします。
 桜を見る会関係に関しましては、また後ほど質問させていただくとしまして、まずは武田国家公安委員長、お越しいただきましたので、IR関連についてまずは質問をさせていただきたいと思います。
 IR施設の開業、その前提となるカジノ管理委員会、この人事案というのが国会に示されたというふうに認識をしております。委員長、委員、それぞれのもう名前も挙がっておりまして、報道などでも明らかになっておりますけれども、どういった基準で、そしてどういった狙いでこのような人事案を成されたのか、お聞かせいただきたいと思います。
#252
○国務大臣(武田良太君) カジノ管理委員会ですが、カジノの設置、運営に関する秩序の維持及び安全の確保を任務としており、規制の整備や法執行について専門的な審議を行うこととなっております。
 委員長候補の北村氏は検事として勤務し、法執行の分野における専門家であり、氏兼氏は財務、税務の分野、樋口氏は警察分野を中心に豊富な行政実務と法執行の知見を有しておられます。また、カジノ管理委員会においては、ギャンブル依存症への対応や国民の信頼確保も重要な課題であり、このような観点から、精神科医の渡氏とメディアや公共政策に識見を有する遠藤氏はそれぞれ重要な専門性を有しておられます。
 このように、今般提示した人事案は、全体としてカジノ運営、カジノ管理委員会の運営に必要な様々な専門性をバランスよく備えた適切なものと考えております。
#253
○清水貴之君 これから国会の同意人事ということで国会に諮られますが、確かに今おっしゃったとおり、検察、警察、精神科医の先生、そしてメディアの方など、バランスよくとおっしゃいましたが、そのように人選をされたんだと思います。
 私、指摘をさせていただきたいのが、大分これ選ぶのに時間が掛かったなというところです。このIRの整備法が成立したのは去年の七月です。確かに整備法の中では、来年の一月までにこのカジノ管理委員会を立ち上げたらいいと、人選したらいいということになっていますので、確かにその期間を、期限を目いっぱい使われたということだというふうに思うんですけれども、さきの通常国会のときから、このカジノ管理委員会というのがいつ設置されるのかが、なぜこういうことを言っているかといいますと、開業までのプロセスというのがありまして、もう一番最初の段階なんですね。もうこの後いろんなことを自治体でもやっていかなければいけませんし、その最初の段階がこのカジノ管理委員会なんです。これが設置されるまでに一年半ほど掛かっているわけですね。
 前もこれ、一回委員会でお聞きして、まだですかという感じでお聞きしたんですけれども、慎重に選んでいるんですというような御答弁でした。確かに慎重にされているんだとは思いますが、大分これ時間掛かっているなという印象を受けるんですね。
 この辺り、やはり、このカジノに関してとか、様々なこれ議論の的になっていることはこれは理解をしているんですが、ただ、法律が成立をいたしましてこれから進んでいこうという段階ですので、是非スピード感を持って進めていただきたいなというふうに思いますが、これも大臣、お答えいただけますか。
#254
○国務大臣(武田良太君) 我が国初めての事業、カジノというもの、国民の信頼がこれ重要になってまいりまして、それの一つの監督と申しますか、をする重要な役割をこの委員の皆様方には担っていただかなくてはなりません。どなたが見ても信頼の置ける方々の選出にはしばし時間が掛かるのも致し方ないこと、このように考えているところであります。
#255
○清水貴之君 そのカジノ管理委員会の人事案は出てきました。次が基本方針の策定ということで、これ案は公表されたというふうに認識をしておりますが、今後のスケジュールです。
 この基本方針が策定されて初めて今度は各自治体の方に移っているわけですので、次はこのタイミングというのが一つのポイントになるわけですが、これについて、また今後のスケジュールなど、今話せるような内容がありましたら教えていただけたらというふうに思います。
#256
○政府参考人(秡川直也君) 基本方針でございますけれども、IR整備法に基づく基本方針、これ、国土交通省において案を作成しまして、本年九月にパブリックコメントを行ったところでございます。さらに、この基本方針案のうち、これまで検討中ということで空欄だった認定の申請期間につきまして、二〇二一年一月から七月までという案を作成いたしまして、一昨日、十九日よりパブリックコメント第二回を行わせていただいているところでございます。
 今後、カジノ管理委員会が一月七日に、来年設立をされた後に、同委員会を含めました関係行政機関との協議を行って、IR推進本部の決定を経まして、一月末というのを一つのめどにして基本方針を確定させ、公表してまいりたいというふうに考えております。
#257
○清水貴之君 その間のスケジュールなんですが、基本方針が一月末というお話いただきました。で、その前に話が出た認定申請ですね、これが二〇二一年の一月から七月ということですから、ここでまた一年間空くわけですね。ここもやはりこれだけ時間というのは必要なものですか。
#258
○政府参考人(秡川直也君) 来年の一月めどと申し上げましたけど、基本方針が確定します。その後に各自治体で御自分のその自治体のその実施方針というのを決めていただいて、同時に、事業者を公募するという手続に入ります。その後、その選んだ事業者と一緒になって区域整備計画という計画をそれぞれ自治体で作っていただくということになります。
 ですので、来年、二〇二〇年は、御自分の方針を決めて事業者を選び、計画を作る年というふうになるんじゃないかと思います。その翌年、申請を出していただくという手続になると思います。
#259
○清水貴之君 ということは、必要な期間だというような認識なわけですね。
 もう一点お聞きしたいのが、地元での合意形成、これが必要になるものだというふうに認識をしていますが、やはりなかなか自治体の中には、建設に反対をされる、これ、やっぱり意見が分かれているところですので、反対の意見を持っていらっしゃる住民の方とか、様々あります。
 こういった、地域における合意形成をどのように行っているか。これ、認定に当たって判断していくことになるんだと思うんですけれども、どのように判断していくつもりか。これも非常に難しいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。
#260
○政府参考人(秡川直也君) IR整備法におきまして、地域における合意形成というのは非常に重要な位置付けになっております。
 それを確保するために、IRを整備しようとする自治体は、まず実施方針を策定する際に協議会又は立地市町村との協議を行うということになっております。あと、区域整備計画を作成する際には、公聴会を開催するとか、住民の意見を反映させるために必要な措置というのを講じるとともに、議会の議決を経ることになっております。
 それから、国土交通省としましては、区域整備計画の認定の審査を行う際に、このようなIR整備法に基づく地域の合意形成のための手続がしっかり取られていることを確認するということを掲げております。
#261
○清水貴之君 御説明いただきまして、まずカジノ管理委員会というところで進めていくということになると思いますが、是非、様々御説明いただいて、確かに初めての事業だということで時間を掛けて丁寧にというのも分かるんですが、スピード感も必要だということもお伝えさせていただけたらと思います。
 IR関連の質問はここで終わりですので、武田大臣は御退席いただいて、委員長のお許しがあれば、結構でございます。
#262
○委員長(水落敏栄君) 武田特命担当大臣は御退席いただいて結構です。
#263
○清水貴之君 では、桜を見る会関係について質問をさせていただきたいと思います。カメラが大分減りましたね。さすが、やっぱり田村智子先生の後ということで、済みませんが。
 これまで様々議論を聞いておりまして、やはり私も、ここはどうかな、おかしいなと思う点も多々出てきておりますので、その辺りを聞かせていただきたいというふうに思います。
 まずは、もう今日もずっと議論になっているところです、招待基準です。
 招待基準がまあ本当に曖昧ですよね。ですので、今日聞いていた感じでしたら、一応開催要領というのがあって功労者の方々などをお招きするということで決まっているけれども、でも、それ以外、招待枠があるような、国会議員、総理だとか官房長官だとか、その他国会議員だとか、こういったところから上がってきたものに関しては、そういったところからチェックすることもなく外れて自然に招待がされるという、こういったことだというふうに認識をしたんですが、よろしいでしょうか。
#264
○内閣官房副長官(岡田直樹君) 選考基準やプロセスについてのお尋ねであると存じます。
 桜を見る会の趣旨につきましては、政府側から答弁申し上げておりますように、昭和二十七年から、内閣総理大臣が、各省庁からの意見等を踏まえて各界において様々な功績、功労のあった方々などを幅広く御招待し、日頃の御労苦をねぎらうとともに親しく懇談をされる内閣の公的行事という意味合いがございます。こうした趣旨を踏まえて、今御指摘のあった開催要領においては、その他各界の代表者等として、各界において様々な功績、功労のあった方々が幅広く招待されるようにしてきたところであります。
 その招待者については、取りまとめの内閣官房や内閣府から推薦依頼を行った上で、いただいた推薦を基に取りまとめを行ってきたところでありますけれども、招待者の選定基準が曖昧であり、結果として長年の間に招待者の数が膨れ上がってしまったというのが実態であるというふうに存じます。
 こうした運用を大いに反省をして、招待基準の明確化や招待プロセスの透明化というものを検討し、予算や招待人数も含めて全般的な見直しを幅広く御意見を伺いながら行う必要があると考えております。
#265
○清水貴之君 今御発言ありましたとおり、確かにもう曖昧で、だから一回やめて、見直してという話になると思うんですが、そのためにも、今日も議論になっている、やっぱりこれまでがどうだったかというところをしっかりと見ていく必要もあるんだというふうに思うんですね。そのためにみんな質問をしているんだというふうに思うんですけれども。
 そうなりますと、これも繰り返しになりますが、総理などからの推薦があった方というのは、そういう開催要領に定められているようなその基本的な枠からは外れるといいますか、それ以外の方といいますか、そういった方々ももう参加していたということになるわけですよね。事務方で結構です。
#266
○政府参考人(大西証史君) お答え申し上げます。
 先ほど副長官の方から御答弁ありましたような、桜を見る会の開催趣旨を踏まえまして推薦のお願いを内閣官房、内閣府から各方面に差し上げるわけですけれども、そういう中で、安倍事務所におかれましては、後援会の関係者を含め、地域で活躍されているなど、光の当たらない部分もおありだと思いますけれども、桜を見る会への参加にそういう意味でもふさわしいと思われる方も推薦していただいていたものと承知をしております。理解をしております。
#267
○清水貴之君 ということは、総理のところから出てきましたというのは、これも田村先生からも質問されていましたが、そのまま招待状を送るという形だったんですか。それとも、しっかりとやはり一つ一つチェックをしていたんですか。
#268
○政府参考人(大西証史君) 取りまとめの詳細についての御回答は差し控えさせていただきますけれども、招待者の推薦に当たりましては氏名や役職等の情報をいただいておりまして、こうした情報を基に取りまとめをさせていただくわけでございます。最終的に内閣官房と内閣府でそれを行わせていただいているということでございまして、その中で、官房長官からも会見、また本日の御答弁でもございましたけれども、社会的な常識に照らして適当でないと判断されるような場合におきましては御招待を控えさせていただくといったこともあり得るということでございます。
#269
○清水貴之君 それはどうやってチェックをするんですか。この方は社会的にふさわしくないという方というのは一つ一つ見るんですか、何か照会を掛けるんですか。
#270
○政府参考人(大西証史君) そうしたプロセスにつきましては、機微にわたるところでございますので、回答は差し控えさせていただきたいと思います。
#271
○清水貴之君 誰がどうだったとか、誰が招待されなかった、それを教えてくれと言っているんじゃないです。それを聞いたら機微だと思います。でも、そのプロセスを聞いているんですね。どうやってそれを行ってきたのかという、これは機微ではないと思いますよ。単なるプロセスだと思いますが。
#272
○政府参考人(大西証史君) 社会的な常識に照らして妥当か、適切かどうかといったような観点での確認なりということになってまいります。そこまでにさせていただければと思います。
#273
○清水貴之君 もう、やっていないならやっていない、それは総理のところからの推薦だから、それは総理のところでちゃんと信頼があるからオーケーですということで、それはそれで、そういう答えで別にいいんだと思うんですよね。
 なので、ただ、その辺りはどうやっていらっしゃる、社会的な方はと、入れないといいますか、招待しないということをお答えになるから、じゃ、どうやってそれを判断しているんですか。やっぱりこちらとしては聞きたくなるわけですね。もう一回お答えいただけますか。
#274
○政府参考人(大西証史君) 本日、ほかの先生からもそういう趣旨に近い御下問なり、御質問までなかったように思いますけれども、御言及があったかと思いますけれども、そういう点についての社会的な常識に照らしてどう判断するかということが必要になってくる場合があり得ないことではないと思っております。
#275
○清水貴之君 ちょっと分からないんですけど。
 もう一個、ちょっと後で聞こうと思ったんですが、セキュリティーのところもですね、これも前回質問があって、もう総理の関係のバス、団体の皆さんが朝早くから行って、そのままゲートを通っていたという話もありました。
 そうなると、まあセキュリティーゲートを増やして対応しているということですけれども、それを明らかに擦り抜けたような方々もいるんじゃないかと。まあ一万何千人もいらっしゃって、今の話だったら、ちゃんと全員が全員どうか、おかしな人が入っているとは思いたくはないですけれども、それはセキュリティーチェックをするというのは、これはもう、それは総理大臣もいて、もういろんな方がいて何かあったらそれは大変な場なわけですから、そこに誰かやっぱり何か問題を起こすような人がいないとももちろん限らないわけですね。それをしっかりとガードしていく、防御していくというのは、これは主催者としての責任だと思いますけれども、いかがですか。
#276
○政府参考人(大塚幸寛君) その会当日の入園ないしセキュリティーに関するお尋ねと理解いたしました。
 この桜を見る会の入場に際しましては、基本は徒歩で入園いただくことを前提にしておりますけれども、一方で、非常に多くの方が招待をされ、できるだけ効率的に入園をいただくという必要もございます。そういった観点から、受付の効率的な観点から適当であるというふうに認められる場合にはバスによる入園を認めるこれはケースもあるところでございます。
 その場合、事前に団体側に対しまして、招待者の手荷物を最小限にしてほしい、あるいは危険物の持込みは認められないといったようなことを指導するなどの対応をお願いしているところでございます。
#277
○清水貴之君 ということは、先ほど、ちょっと戻るんですけれども、そのバスで入った方々は皆さん安全な方々だという前提という、信頼関係の下でとなると思うんですが、ただ、そこの照会は明確にお答えいただいていないですけれども、まあ答えられていない、していないというふうに認識をしているんですけれども、そうなると、非常に危険性は、これは一〇〇%排除されているわけではないというふうに認識してしまうんです。それで問題ないんですか。
#278
○政府参考人(大塚幸寛君) 個々がどうかということとは別に、確かにバス、あるいはバス以外の乗用車で入ってこられる方もいらっしゃいます。そういった、手荷物検査あるいは金探といったその基本としての在り方と、それ以外のいわゆる例外としての在り方、そういったようなことが本当に今までのままでいいのかどうか、そこも、今般の総理、長官の御発言を受けた今後の検討の中で、こういったセキュリティー、それ以外にもいろいろと本人確認の有無ですとかそういった御指摘もいただいておりますので、今後、必要な検討を行ってまいりたいと考えております。
#279
○清水貴之君 もう一点、やはり名簿の管理のところ、これも私も非常にやっぱりおかしいなと。今、この御時世で、紙の名簿というのは非常にかさばりますから保存しておくの大変だというのも分かるんですけれども、今、これだけデータ化が進んでいる時代です。ブロックチェーンなどの技術もあって非常に安全性もかなり担保されるような状況になっておりますので、なぜそれをあえて削除する若しくは消去しなきゃいけないかということなんですが、改めてなんですが、削除、消去、これは五月九日、シュレッダー、若しくはデータを破棄といいますか、削除というんですかね、そういった形で行ったということでよろしいでしょうか。
#280
○政府参考人(大塚幸寛君) 本年実施分の桜の会に関する招待者名簿のその紙媒体、そして電子媒体のその情報に関しては、今委員御指摘のとおりでございます。
#281
○清水貴之君 シュレッダーはまあ物理的に持っていくんですよね。データの削除、破棄というのは誰がどういった立場で行われるんですか。
#282
○政府参考人(大塚幸寛君) このデータ自体は言わば大臣官房の人事課というところで管理をしているわけでございますが、基本、この人事課が定めておりますその文書の保存期間にのっとった対応でございますので、それは通常の業務の中でその担当者が行っているものでございます。
#283
○清水貴之君 その文書の保存期間なんですが、二〇一八年四月にこれは変更されているわけですね。それまでは一年だったものがこのタイミングから一年未満になっています。それを変えた理由というのは何でしょう。
#284
○政府参考人(大塚幸寛君) お尋ねのその文書のその保管期間でございますが、一年未満といたしました理由は、これはまさしく何のためにその招待者名簿を作成しているかということなんですが、これはまさしくその招待状を発送する際の言わば基となるものでございますので、それはもう会の終了をもって使用目的を終えるということがございます。
 それから、その後もまた保存しておくとなりますと、これはまさしく、その氏名等の個人情報を含んだ膨大な量の文書をまたそのまま持っていかなくてはいけない。これはやはりその保管に関するコストが掛かりますし、まあそれも使用目的があったればこそそういったコストも正当化されるかと思いますが、もう既にその使用目的を終えているということで、冒頭申し上げました、会の終了をもって使用目的等を終えるということから、一年未満文書として位置付けたものでございます。
#285
○清水貴之君 こういう公文書に関しては、ちょうどもうその前の年ですよね、森友学園の問題があって、自衛隊の日報問題があって、その文書というもの自体が、その管理、保管がすごく問題になっている時期なわけですね。そこであえて、それ流出するリスクがあるからということですか、持っていたら。そうしたら、それはそれで逆に危機管理というか、その保存状態、管理状態に問題があるということです。
 繰り返しになりますが、紙だったらそれは大変ですけれども、今はもう電子媒体でもう幾らでもどこにでもちょっとパソコンの中一つ置いておけるわけですから、なぜそれをわざわざ削除しなきゃいけないのかという、本当に疑問なんですね。
 これも、これまでも話ありましたが、翌年の招待をするに当たって、前年のその履歴というのは非常に参考になることだというふうに思います。
 先ほどもお話ししたとおり、中に入っている方々で、まあ正直なところ、ちゃんと身元確認ができていない方もいらっしゃるわけですよ。そういった方々が、もし何か中でトラブルを起こしていたとか、若しくはその後に何か問題があった方だと分かることだってあるわけですよね。そうしたときに、その方々のもう情報というのが全く手元にないというのは、これはこれで問題じゃないかと思うんですけれども、改めてお答えいただけますか。
#286
○政府参考人(大塚幸寛君) 私、内閣府、これはやはりその全体の推薦者を集めて、最終的な招待者はこういう方ですということを確定をし、それを基に招待状を発送するということのために、先ほど申し上げたようなこの招待者名簿を保有し、またそのための情報をいただいているところでございます。
 したがいまして、その会の終了をもちましてこの使用目的を終えたということでございまして、逆に、紙媒体もそうですが、やはり電子媒体であっても、今どういう形でいろんな情報が危機にさらされるということは、やはりそのリスクもそれなりに高いものと思っておりますし、逆に、そういった使用目的を終えたものをやはり適切に言わば廃棄も含めた対応をするといったことも公文書管理の世界の中での必要な要請だというふうに考えております。
#287
○清水貴之君 それは取りまとめというのは、各所から上がってきたものを、これも名簿にして住所を打ち込んで招待状を送るという作業のことのみを指しているわけですか。その中に、今までも質問したとおり、どういった方々がいて、ちゃんと問題のない方かどうか、そういう判断するという作業は、もうそれは内閣、内閣官房でもそれは行わないというか、含まれていないということなんでしょうか。
#288
○政府参考人(大塚幸寛君) そうした取りまとめといいましょうか、推薦を受けたプロセスは、私どもを含めた内閣官房、そして各省庁の全体で行っているものでございます。
#289
○清水貴之君 いや、来た推薦名簿に対して発送するだけという作業で終わっているんですか。それとも、それ以上のことを行っているんですか。
#290
○政府参考人(大塚幸寛君) 取りまとめのその詳細につきましてはお答えを差し控えさせていただきますが、いずれにいたしましても、私ども、最終的に内閣官房、内閣府で取りまとめを行っているものでございます。ただ、その資料につきましては、これは会の終了をもって役目を終えるということで一年未満の文書として位置付けているところでございます。
#291
○清水貴之君 もう一点、予算についてもお伺いをします。
 予算が増えているのはこれはもう分かっているんですが、そもそもの予算計上をしている額とやはり最終的な支出額がもうかなり乖離があるわけですね。予算を出して、国会の承認を得てやはり進めていくべきだと思いますが、最終的には大体、去年、今年ですともう三倍ぐらいにまで膨れ上がっているわけでして、先ほども会計法上は問題がないということなんですけれども、でも、やはり、これは国会の承認を得ずに、報道によりますと、そういった予算が通って、一千七百万で予算が通った後にすぐにもうそれ以上の額の契約をその飲食業者とかと結んでいるという話ですから、何なんだと、この当初の予算はという話になりますが、これについてはどうお答えになりますか。
#292
○政府参考人(大塚幸寛君) この桜を見る会に要しますその経費でございますが、委員の御指摘のとおり、従来までは、その準備、設営に最低限必要となる経費という考え方に立ちまして、ここ五年間で申し上げれば、毎年度約一千八百万の予算を計上させていただきました。他方で、これまでの御議論でも御紹介いただきましたような、例えばテロ対策の関係等がございまして、それはその時々の情勢を踏まえ、一方で必要な支出を行ってきたこともこれは事実でございます。
 ただ、当然、その支出に当たりましては、法令にのっとり、私ども適正に経費を確保してきたと考えてございますが、ただ、昨日、長官からも、そういうやり方がよかったかといえば、結果的に見れば望ましいことではなかったといったような発言もございました。
 今回の、まさしくその見直しの中止の中で、今後、その予算の在り方も含め、招待人数等々、全体的な見直しを行うということでございますので、必ずしもこれまでのやり方をもちろん是とするなく、もう一度、ある意味ゼロベースでこういった予算の在り方につきましても私ども見直しを行ってまいりたいと考えております。
#293
○清水貴之君 見直しは当然もちろん必要だと思いますし、公金を使うイベントとしてふさわしいかどうか、我々維新の会としては非常に疑問を持っているところではありますが、そのためのやはり見直しをするんだったら、それなりのしっかりとした情報だとかデータとか現状だとか、これを見なければいけないと思いますので、やはりもう文書の破棄とか、この辺は納得がいかないなというところを改めて申し述べさせていただきたいというふうに思います。
 残りあと十五分ぐらいなんですが、防災関係、質問させていただきたいというふうに思います。
 今年も、秋は台風の被害、大きな被害が出てしまいました。亡くなられた方も百名近い方という、もう大変大きな人数になってしまっております。というのがありまして、我々としては、すごく様々対応されていることは分かるんですが、台風が今来るとか、大雨がどこでどう降るというのは大分予報の技術などが進んでいて、もっと事前にその情報などを生かして対応して、亡くなる方を少しでも減らせるんじゃないかと、そういうふうに思いながらこの質問をさせていただきたいと思うんですが、まずは、予報ですね、災害などの予見可能性についてなんですが。
 まずは気象庁さんですかね、お聞きしたいと思いますけれども、今、予報の技術というのはどんどんどんどん進んでいっていると思います。でも、やはり大雨というのがこれだけ発生して、川の氾濫まで起きてしまうわけですね。今の技術でどこまでこういったところを防げるような予報ができるのか、生かせていけるのか、この辺りについてお聞かせいただけますか。
#294
○政府参考人(長谷川直之君) 気象庁の台風の進路予報の精度の現状についてお答えをさせていただきます。
 進路予報の精度は長期的に見れば改善を続けておりまして、例えば五年平均をいたしました台風の中心位置の予測精度につきましては、昨年二〇一八年の値を二〇一〇年の値と比較してみますと、三日先の予報につきましては平均的な誤差が三百二キロから二百十九キロ、それから一日先の予報につきましては百十二キロから八十キロにというように誤差が小さくなってきているところでございます。
 気象庁では、今後とも、引き続き、予報精度の改善に向けた技術開発に取り組みますと同時に、より効果的な情報発信ができるように、情報の伝え方についても改善に取り組んでまいります。
#295
○清水貴之君 そうやって気象庁さんが出している予報が精度が向上しているということなんですが、それが、じゃ、地域に対してどう反映されていくかというのも、これも大変重要なことだというふうに思うんですね。
 気象庁の情報をダイレクトにネットで取る、若しくはテレビなどで取る方々はいいんですけれども、そういった作業がなかなかできなかったりとか、うまくできない方もいらっしゃると思うんですね。こういうのをどう、伝えていく方法も考えなければいけないと思いますが、これについてはいかがでしょうか。
#296
○政府参考人(長谷川直之君) 気象庁では、昨年の平成三十年七月豪雨を受けまして、有識者会議での検討を経まして、防災気象情報の伝え方の改善策を取りまとめて、今年度はこれに沿った取組を進めているところでございます。今般の台風第十九号の事例におきましても、できる限り早い段階から臨時の記者会見を行うなど、私ども、気象庁の持つ危機感を早め早めに、また効果的に発信するように努めてまいったところでございます。
 一方で、一連の台風や豪雨によりまして大きな被害が生じております。このため、気象庁といたしましては、今般の大雨や台風接近時におきまして、住民や自治体などの皆様が様々な防災対応の判断をしていく中で私どもがお伝えした情報が有効であったのかといったような点についてしっかりと確認、検証を行いまして、今後の改善につなげてまいりたいと考えております。
#297
○清水貴之君 失礼しました、官房副長官も、質問もう恐らくここまでですので、もし御退席いただけるならば結構でございます。
#298
○委員長(水落敏栄君) 内閣官房副長官は御退席いただいて結構です。
#299
○清水貴之君 そういった予報を基に、今度は川ですね、河川。今回やはり河川の氾濫による大きな被害が出たわけですけれども、ここも予測がどれほどできるのかということが非常に重要になるんだというふうに思います。この辺りについてはいかがでしょうか。
#300
○政府参考人(塩見英之君) お答え申し上げます。
 河川の水位につきましては、洪水予報を行う河川を指定いたしまして、その河川につきましては水位の状況がどうなっているかという情報を提供させていただくとともに、数時間先の水位がどう変化するかということにつきましても予報をさせていただきまして、気象庁さんと共同で、市町村、県、そして報道機関の御協力をいただきまして、国民、住民一般の方に周知をさせていただいているところでございます。
#301
○清水貴之君 ただ、結果として、それが今回は大きく氾濫をして被害につながったわけですよね。これに関しては、どのように今、分析といいますか、考察をされているんでしょうか。
#302
○政府参考人(塩見英之君) 今回の台風十九号におきましては、その情報提供の点で少し幾つかの課題があったと認識をしてございます。特に、水防法に基づいて氾濫発生情報というものを提供してございますけれども、その氾濫が発生したという情報が一部で発表できなかったという事実もございますし、また、一定のエリアの住民の方全員に対しまして一定の水位に達した旨の情報をメールで提供しているという取組も一部のところで配信できなかったということがございました。また、一元的なホームページによりまして気象や河川の防災情報を提供してございますが、そのホームページがつながりにくくなったというようなこともございまして、情報提供が十分できなかったという点が今回の十九号台風における課題だと認識してございます。
 この課題につきましては、現在、気象庁と国土交通省の水管理・国土保全局で合同で検証チームを設置いたしまして、先日、第一回目を開かせていただきましたけれども、今後の改善策について検証チームで検証の上で、必要な改善を行ってまいりたいと考えてございます。
#303
○清水貴之君 ダムも非常に大事な要素だと思っております。事前に水位をどうするのかという、ここはコントロールがある程度人の力でできるところですから、どう考えていくか、これも大事だというふうに思います。
 治水と利水で、利水の方ですよね、ダムを使って発電をしたりとか、使っている側からすると、これが使えなくなると非常に困るところもあるわけですよね。こういったところのバランス。とはいえ、やはり災害を防ぐことが最優先だと思いますので、この辺りを、以前お話聞いたときでしたら、やはり利水者と相談をしながら、話合いをしながらというようなことだったと思うんですが、ここはもう私はそれをやはり超えるところで、もう国交省若しくはダムの管理者の判断でそれはコントロールするべきじゃないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
#304
○政府参考人(塩見英之君) お答え申し上げます。
 御指摘のとおり、多目的ダムにつきましては、建設費あるいは維持管理費を含めまして、利水の容量につきましては利水者が負担をしているというところでございまして、本来は利水の目的のダム容量を治水の目的のために使うということは想定はされていないわけでございますけれども、この後大雨が予想されるという場合におきましては、治水のためのダムの容量を使用して貯水することはもちろんでございますけれども、利水者の御協力もいただきまして、発電やかんがいのために貯留をしている水を事前に放流をして一時的に治水のための容量を確保していくということは極めて私どもも重要だと思ってございます。
 ただ一方で、先生御指摘のとおり、利水のために貯留している水を放流するということになりますので利水者の御理解をいただくことが不可欠でございまして、特に放流をした後、大雨がやんだ後、水位がちゃんと回復するのかというところが非常に関心事でございます。
 このため、国土交通省におきましては、こういった事前放流の取組を推進いたしますためにガイドラインを作成いたしまして、どの程度の水位まで下げれば回復可能であるのかと、下げても回復可能であるかといったことを技術的に検討できるような手法をお示しをいたしますとともに、仮に水位が回復しなかったという場合の損失補填の考え方につきましても明らかにさせていただいておりまして、こういったことを丁寧に利水者の方に御説明をさせていただきながら、合意を得て、事前放流の取組を推進してまいりたいと考えてございます。
#305
○清水貴之君 続いて、警報レベル、警報の話なんですけれども、やはりこれがまあ分かりにくいと。いろんな情報があって、実際、どの段階でどう動いたらいいか分かりにくいという声もあります。
 これは内閣府の防災担当と消防庁が出されているものでして、警報レベル五まで作っているんですよね。警報レベル四で全員避難だというんですけれども、三で高齢者などは避難ということになるんですが、四で避難となって、今度は五があると、五はもう災害が発生している状態だというふうにいうわけですね。
 この辺も非常に分かりにくいといいますか、五が最大なのか四が最大なのか、はたまたもっと数があるのかというところも分かりにくいですし、あと、言葉の使い方も、どのように避難を促していくか、この言葉の表現の仕方、これも非常に、工夫はされているんだと思うんですが、難しいことだと思います。これについての考え方、聞かせてください。
#306
○政府参考人(小平卓君) お答えいたします。
 今先生がおっしゃった、警報ではなくて、済みません、警戒レベルでございます。警報は気象警報やいろんなのがあってあれなんですけれども。
 昨年の七月の西日本豪雨のときにいろいろな情報が非常に出てしまって、非常に分かりにくかったというお話がございました。先生も御案内のとおり、例えば、河川に関する情報であるとか、気象に関する情報であるとか、土砂災害に関する情報であるとか、市町村が出す避難に関する情報であるとか、今言っただけでも四種類あって、それぞれ段階がありますので何十種類もあるわけですけれども、それが出るとやはり分かりにくいよねということがございまして、やはりそれぞれの災害のレベルに応じて、ある程度の切迫性、災害による被害の切迫性というのはやっぱりある程度レベル化ができるんじゃないかということで、中央防災会議の下に防災対策実行会議というのがあるんですけれども、そこにワーキンググループを設置して、有識者にも入っていただいて御議論をしていただきました。その結果として、レベルも、たくさんあっても意味がないものですから、結果的に五段階ということにさせていただきました。
 今のレベル五につきましては、先生おっしゃいましたように、災害が発生していますよという状況ですので、それから逃げようと思ってもかなり厳しい状況になるものですから、逆に言うと、五になる前に皆さんちゃんと逃げてくださいと。そういう意味では、四の段階でもうみんな逃げてください。ただ、みんな逃げてくださいといっても、健常者の方、元気な方と、ちょっと足腰の悪かったりする方いらっしゃいますので、そういう方は三で逃げてくださいという整理をさせていただいています。
 ただ、おっしゃるとおり、まだ今年の六月から運用が始まったばかりということと、実際に台風十九号のようにはるかに超えるような巨大台風が来たりしているのもありまして、実際にこういう運用が十分定着し切っていないのではないかという御議論もありますし、今後に向けても、我々、今回かなり大きな被害が出たこともありますので、またワーキンググループを設置して今後の対応について検討してまいりたいと思っているところでございます。
#307
○清水貴之君 今回亡くなった方は、車中死ですね、車で避難をされている最中に大雨若しくは川の氾濫にのまれて亡くなられた方という方が大変多かったわけですね。としますと、こういった避難指示、警報、警戒レベル、出していくタイミングというのもこれ非常にまた難しいと思うんですよね。わあ、逃げなさいと出たから逃げる、もう夜だから暗いから、じゃ車で行こうといったところ、今度は車のまま被害に遭ってしまったという方、これたくさんいらっしゃるわけですね。これももちろんその被害が大きくなる前の段階で避難できていたらいいんでしょうけれども、このタイミングも非常に難しいと思います。
 川の情報もそうですし、気象庁さんとの大雨の情報も連携も必要ですし、この辺りもしっかりと見ていっていただきたい。こういったことによる、一生懸命避難しようとしたんだけど結果的に亡くなってしまったという方を少しでも減らしたいなというふうに思うんですが、これについていかがでしょう。
#308
○政府参考人(小平卓君) 先生、御指摘いただきまして、ありがとうございます。
 我々とすれば、もっと安全なうちに逃げていただければと思ってはいるんですけれども、実際に逃げようと思ったときにはかなり周りが非常に厳しい状況になって、もうさすがに歩いても逃げられないな、車で行くかという段階になってかなり厳しい状況になった方もいらっしゃるのではないかと思いますが、亡くなってしまった方もいらっしゃるのでちょっと状況については証言等が取れませんけれども、我々、先生のおっしゃったことも含めて、議論の中では検討してまいりたいと思います。
#309
○清水貴之君 続いて、自衛隊の活動についてお聞かせをいただきたいと思います。
 自衛隊の皆さんが本当にもう大変危険な状態の中、本当に自分の身を挺して活動されていることに関しては本当に国民のもうほとんど多くが感謝をしている状態だとは思います。その一方で、今回もありましたとおり、自衛隊の出動要請、これは県ですから、県からなかなか出なくてうまく活動ができなかったなんという話はこれ必ず出てくるわけですね。
 そこで思うのが、もっと早い段階で、例えばここの川が氾濫しそうだ、氾濫して、最後、被害が起きた後の救出活動をされている、これはこれで非常に大事な任務をされていると思うんですが、その事前の段階で、川があふれそうだから、そこを何とかせき止めるような活動をするとか、これもいろんな予報、情報との連携など必要になってくると思うんですが、こういったことをもっと進められたら被害というのも減らせるんじゃないかというふうに考えるんですけれども、この辺りについてはやはりなかなか難しいものでしょうか。
#310
○政府参考人(青木健至君) お答え申し上げます。
 台風十五号の接近に際しまして、自衛隊は九月八日の夜の時点で情報収集体制を強化いたしまして、実際、台風十五号が千葉県に上陸した九日午後には千葉県庁に情報収集のため連絡員を派遣いたし、順次、市町村にも対象を広げて情報収集体制を強化いたしました。
 また、十九号の際には、記録的な暴風や大雨による甚大な被害が発生するおそれがあると、また、十五号により既に被災した地域において更なる被害発生が予想されました。こういったことも踏まえまして、実際、台風が来る前に千葉県庁及び県内全ての市町村に連絡員を先行的に派遣をして、情報収集活動を実施いたしました。
 また、自衛隊では、陸海空それぞれの初動対処部隊が災害に即応できる体制を常時待機しているところでございますけれども、特に今般の台風の、あらかじめある程度情報があるような場合には、上陸前から出動の準備を整えて駐屯地、基地で待機をして、しっかりとすぐに初動体制が取れるような、そういった体制を取っていたところでございます。
 防衛省・自衛隊としては、引き続き、平素から地方公共団体と連携を強化いたしまして、迅速かつ的確な災害救援活動、派遣活動ができるように努めてまいりたいと思います。
#311
○清水貴之君 最後に、済みません、防災装備、ちょっと時間なくて、ごめんなさい、飛ばさせていただいて、災害ごみですね、これも本当大変な量になっているというふうに聞いておりますので、これに対する対応、環境省さんですかね、最後聞かせていただいて、質問を終わりたいと思います。
#312
○政府参考人(山本昌宏君) 御指摘いただきました災害廃棄物の関係ですが、膨大にございまして、現在、宅地や路上から速やかに撤去する、それから、身近な仮置場からの搬出を鋭意進めておるというところです。
 それで、年内を目標に生活圏からの撤去完了を目指して様々な支援を行っていると。さらには、そこから先もございますので、特に仮置場の搬出に関しては、今回量が大量ですので広域的な処理も重要ということでございまして、環境省におきまして広域処理を調整しておりまして、例えば長野県からでいきますと、富山県、三重県、愛知県といったところ、処理施設への搬出を既に行っているというところでございます。
 また、膨大な量がありますので、今回、災害廃棄物の処理に係る経費につきましても地方財政措置を拡充していただきまして、国の財政支援を九七・五%まで引き上げると。それから、家屋の被害も大きいので、全壊家屋に加えまして半壊家屋の解体費用も補助対象に含めるということで支援を拡充いたしております。
 引き続き、人的支援、物的支援、財政支援、あらゆる側面からしっかりと対応してまいります。
#313
○清水貴之君 終わります。ありがとうございました。
#314
○委員長(水落敏栄君) 本日の調査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。
   午後四時三十分散会
ソース: 国立国会図書館
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