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1951/04/25 第13回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第013回国会 議院運営委員会 第39号
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1951/04/25 第13回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第013回国会 議院運営委員会 第39号

#1
第013回国会 議院運営委員会 第39号
昭和二十七年四月二十五日(金曜日)
    午後零時四十三分開議
 出席委員
   委員長代理 理事 倉石 忠雄君
   理事 福永 健司君 理事 土井 直作君
      飯塚 定輔君    岡延右エ門君
      岡西 明貞君    川本 末治君
      島田 末信君    高塩 三郎君
      田中  元君    中川 俊思君
      柳澤 義男君   山口喜久一郎君
      小林 運美君    椎熊 三郎君
      長谷川四郎君    松井 政吉君
      梨木作次郎君    林  百郎君
 委員外の出席者
        議     長 林  讓治君
        副  議  長 岩本 信行君
        厚生委員長   大石 武一君
        議     員 上林與市郎君
        議     員 小平  忠君
        議     員 小林  進君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 回付案の取扱いの件
 緊急質問の取扱いの件
 本日の本会議の議事に関する件
    ―――――――――――――
#2
○倉石委員長代理 本日も委員長が欠席でございますから、私が代理を勤めます。御了承願います。
 これより議院運営委員会を開きます。
 まず回付案の取扱いの件について御協議を申し上げます。事務総長より御説明願います。
#3
○大池事務総長 一番最初に、総理府設置法等の一部を改正する等の法律案、その次に行政機関職員定員法の一部を改正する法律案、この二案が返つて参ります。引続いて戰傷病者戦没者遺族等援護法案が修正の上返つて来る予定になつております。その修正箇所等は、お手元に配付いたしてありますが、簡単に御説明申し上げます。
 総理府設置法等の一部を改正する等の法律案は、衆議院では、原案通り四月一日が施行日となつておりましたが、それが公布の日にかわつて来るだけであります。内容は衆議院の議決通りであります。
 次の行政機関職員定員法の一部を改正する法律案は、衆議院は原案通り議決いたしたのでありますが、参議院は、外務省の職員を二十名増、航空庁の職員定員を三十六人減と修正になりまして、施行日の四月一日を、公布の日よりということに修正されて来るわけであります。
 次の戰傷病者戦没者遺族等援護法案については、参議院の修正はかなり広範囲であります。第一点といたしましては、障害年金の中の特別項症が六万六千円になつておつたのを九万円に、第一項症五万四千円とあるのを六万六千円に、第二項症四万八千円とあるのを五万四千円に、それぞれ引上げられております。
 改正の第二点は、遺族年金に関する條項の二十五條でありますが、原案では父母について六十歳以上または不具癈疾等の條件を備えたものでなければ支給してございませんのを、配偶者がなくてかつ扶養することのできる直系血族のない父母については、これらの條件をはずすといたしてあるわけであります。父、母、租父母につきましては、本年四月一日に六十歳に達しておる者、及び今後六十歳に達した場合に支給する建前に従来なつておつたものを、今度は昭和三十八年三月三十一日までに六十歳に達する者については、特に本年四月一日に六十歳である者とみなして支給することになつております。
 第三点は、遺族の一時金に関するものを弔慰金というように名称を改めましたことと、支給の範囲についても、原案が軍人軍属の遺族に限つておりましたものを、新たに法令に基いて強制動員を受けた者、徴用工だとか、学徒報国隊員等、元の陸海軍の要請に基いて戦闘に参加した者、これは国民義勇隊員を含む。及び特別の未帰還者の遺族にもこれを支給することといたしまして、その金額を三万円といたしました。
 第四点は、弔慰金を支給します遺族の順序につきまして父母、祖父母については、死亡した者の死亡の当時、その者によつて生計を維持し、またはその者と生計をともにしていた者を先にすることを初めといたしまして、所要の整理を加えてあります。
 第五点は、二十七年度中の遺族年金につきまして支給停止事由が生じましても、支給を停止しないことになつております。及びすでに支給した遺族年金については、一切返還を要しないことにいたしてございます。
 以上五点が修正のおもなものでありましてその他は必要な條文の整理だけをいたしたのでございます。
 ただいま申し上げました三法案が返つて参りますので、これに対する各党の態度がきまりましたならば、これをいかに取扱いますか、この上程を明日か、きようか、御協議願つておきめ願いたいと思います。―最初の二件の総理府設置法等の一部を改正する等の法律案と、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案は、すでに返つて来ております。
#4
○倉石委員長代理 それでは、これについて各党の態度をお願いいたします。自由党はいかがですか。
#5
○福永(健)委員 自由党は、三案とも参議院修正に同意をいたします。と同時に、本日上程されんことを希望いたします。
#6
○倉石委員長代理 改進党はいかがですか。
#7
○椎熊委員 結論から言いますと、三案とも私どものみますが、この際特に自由党の方に注意を喚起していただきたいことは、戰傷病者戰没者遺族等援護法案については、衆議院においてもほぼこれと同一なる修正意見が各党とも強力であつたのです。ただ政府並びに与党は、面子にこだわつて原案を主張し、参議院に行つてこの通り重要な点がごとごとく直されて来ております。これは当時の事態から、そのことが予想せられておつたにかかわらず、単なる面子で多数で押し切つても、結局において回付されて来ればうのみにしなければならぬ。各党とも共通の利害を持つておる問題にもかかわらず、わかり切つた問題について、面子によつて多数で押し切ることについては御反省を願いたい。参議院で修正されたのをうのみにすることも相当の理由があるけれども、当然のものは衆議院で直して行くことにした方が、当院の権威維持のためにもいいと思います。将来なるべくそういうことにお考えを願いたいと思います。
#8
○倉石委員長代理 社会党はいかがですか。
#9
○土井委員 三案とも、社会党は参議院の回付案をのむことに賛意を表します。
#10
○倉石委員長代理 共産党はいかがですか。
#11
○林(百)委員 戰傷病者戦没者遺族等援護法案に対する参議院の修正について、事務総長でもいいのですが、予算的措置がこれに伴つてできておるか、新しく予算を組むという附帶決議でもあるのですか。予算は現状のままで、そのわくだけを広げようというのですか、その辺についてわかつたら伺いたい。
#12
○大池事務総長 私は存じておりません。そういうことは何も書いてございません。
#13
○林(百)委員 私の方で聞いておるところでは、予算は前のままで、わくだけを広げるという話のようであります。そうすると、適用人員を当初のものより減らすというような措置がとられるのじやないか。従つてわれわれはそういう予算的措置のないものを、無條件で賛成するわけにも行かない。従つて、できるならもう少し検討してみたいので、明日まで延ばせるなら延ばしてもらいたい。もしそれがどうしても不可能なら、この段階においては反対せざるを得ない。あとの二法案についても反対です。ただ検討のために、もしできるならば一日延ばしてもらいたいということを希望いたします。
#14
○椎熊委員 この点は、当該委員会の方へは連絡済みになつておると思うので、不確実ならば、だれか委員は知つておるはずですから、来て説明してもらつたらどうですか。
#15
○倉石委員長代理 それでは椎熊君御提案のようにとりはからうことにいたします。
#16
○椎熊委員 国会自体が直したのだから、これが実施できるように仕組まれておるはずです。一番最後の條項に、そういうことが書いてあると思うが……。
#17
○松井(政)委員 この問題の取扱いは、当然前の原案より予算額はふえる思うのです。われわれが予算額がふえることを考えるよりも、国会が議決した法律に基いて政府は措置しなければならぬことになる。われわれは、賛成か反対かということになれば、要するに予算額がふえようとも、立法府としては賛成だ。その内容の予算上の審議は、修正した参議院の当該委員会ではその点政府に十分ただしておるかもしれないから、必要ならここへお呼びになつて当該委員ないしは政府委員でもけつこうですから、その辺をどなたからか説明してもらいたい。大体立法府が決定すれば、政府はその決定した法律に基いて措置すべきものですか……。
#18
○倉石委員長代理 社会党二十三控室はいかがですか。
#19
○上林與市郎君 私の方では、戰傷病者戦没者遺族等擁護法案の回付案については賛成いたします。
 行政機関職員定員法の一部を改正する法律案の回付案には、反対いたします。
 総理府設置法等の一部を改正する等の法律案の回付案は、まだ態度が決定しておりませんので、もうちよつとお待ち願いたいと思います。
#20
○倉石委員長代理 小平君の方は。
#21
○小平忠君 三案とも賛成であります。援護法の改正につきましては、ただいま委員長が言われたように、予算的措置を明確にした上で、これを決定していただくように希望いたします。
#22
○倉石委員長代理 それではこの三案とも、回付案が来次第上程するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#23
○倉石委員長代理 それではさように決定いたしまして後刻ただいまのようなとりはからいをいたすことにいたします。
    ―――――――――――――
#24
○倉石委員長代理 次に、緊急質問の取扱いの件を御協議申し上げます。
#25
○長谷川委員 昨日大臣から説明がありましたので、同じような問題について二つ緊急質問が出ておりますが、あえてこれを本会議で質問する必要はないと思う。そこで一応当該委員会の方に回付して、さらに質問願つたらいかがですか。
#26
○上林與市郎君 私の方からも出ておりますが、片方のはいつやるのですか……。
#27
○福永(健)委員 あなたの方のものについて、先に態度を御発表願つたらいかがですか。
#28
○椎熊委員 災害復旧の問題については、この間の十勝沖震災でも、災害地を復興して行くのにいろいろ難関があり、政府と話合いをして行くにも、單なる形式的質問では要領を得ないと思うのです。ゆつくりこまかに協力し合つて行かないと効果が上らないと思う。本会議での通り一ぺんの質問なんかでは、事態を本質的に解決して行けない。政府から昨日大体ああいうとうに相当こまかな報告があつて政府から発言があれば、議員も質問はできますけれども、ほんとうに災害を復旧して行くには、熱意を示すためにも、委員会等でひざ突き合せて政府と話し合つた方が効果的だと私は思う。きようのようにたくさんの議案があるときに、きのうせつかく政府が説明したことについて、また質問することもどうかと思うので、これは当該委員会においてお話合いをした方がよいと思います。それがまたほんとうに適当であるし、親切なやり方だと考えます。
#29
○倉石委員長代理 ちよつと懇談にいたしましよう。
    〔速記中止〕
#30
○倉石委員長代理 速記を始めて。懇談をとじます。
 緊急質問の取扱いは、二件とも委員会まわしという御意見に一致しましたので、委員会に回付して十分御質疑を願うことにいたします。
#31
○林(百)委員 ただ委員会まわしということを形式的に行われると困るので、当議院運営委員会において委員会まわしになつたものは、委員長から当該委員会へ、こういう緊急質問が委員会まわしになつたから、特別に取扱うようにという注意をしてもらいたい。そうでないとおざなりの、ここの処理として委員会まわしということで簡単に済んでしまうと、委員会が何らこれについて注意を喚起されないこともあろうと思いますから、そういうことにしてもらいたい。
#32
○椎熊委員 質問しようとするほどの熱意のある人は、当然当該委員会に行つて十分質問をされることだろうと思います。それでなければできないと思います。
#33
○林(百)委員 もちろん質問者はやると思うが、当該委員会へ、一応委員会まわしになつたということを通告してもらいたい。
#34
○倉石委員長代理 本日は代理委員長でありますから、そういう問題については、石田委員長が出席いたしましたときに、もう一度申し上げます。
    ―――――――――――――
#35
○倉石委員長代理 次に、本日の本会議の議事に関する件についてお諮りいたします。事務総長から御説明願います。
#36
○大池事務総長 本日の議事日程について御報告申し上げます。ただいま御決定になりました総理府設置法等の一部を改正する等の法律案、行政機関職員定員法の一部を改正する法律案、この一案はすでに回付となつておりますので、この回付案について最初に採決をお願いいたします。戰傷病者戰没者遺族等援護法案については、まだ正式に参つておりません。従つて参つた後に、適当のところで緊急上程を願いたいと思います。
 日程に入りまして日程第一は、昨日記名投票の御要求がありまして、採決だけが残つておりますので、本日ただちに採決に入るわけでありますが、どういう方法でいたしますか、御相談を願いたいと思います。
#37
○長谷川委員 昨日、この問題については非常に大きく取上げられた問題でありますから、きようは御苦労でも記名投票をお願いいたします。
#38
○林(百)委員 これは私だけの見解ですが、討論だけは昨日のを生かして、採決は本日のを生かすという議事取扱いについては、われわれとしては納得できません。昨日は審議未了で流れたのですから、本日新たに委員長の報告をして、討論をして、本会議ではつきり審議を書して採決に入らないと、審議にならないと思います。(「そんな議事のやり方はない」「こんな議論を許したら国会の審議は成り立たない」と呼ぶ者あり)きのうの討議と、本日の討議は違うのです。―発言するなら、成規の発言を求めて言つたらどうですか……。
#39
○倉石委員長代理 林君、御意見をお続け願います。
#40
○林(百)委員 われわれはそう考えます。それから採決の方法については、これは当然記名投票を要求します。これは非常に重要な法案でありますから、この二つについて、議事を取進めるように希望いたします。
#41
○倉石委員長代理 社会党二十三控室はいかがですか。
#42
○上林與市郎君 記名投票はけつこうです。
#43
○倉石委員長代理 自由党はいかがですか。
#44
○福永(健)委員 皆さんがそういうことをおつしやるなら、私の方も記名投票に賛成いたします。
#45
○椎熊委員 この件に関して、林君の発言について言いたい。林君が法律も何も知らない人なら別ですけれども、この民主主義の国会を運営して行く上において、一事不再出の原則を認めないということでは、議事が運営できないことになる。議長が討論終結を宣告した、残つているのは採決だけである。それをきようまた委員長の報告から始めるということは何ということか。そんな議論をしたら笑われる。そういう議論をしてはならない。われわれはすでに議長の宣告によつて、討論は終結したことを認めておるのです。あとは採決だけが残つておるのです。
#46
○林(百)委員 一事不再出というのは何ですか。きのうの討論に、きようの採決をくつつけるということはおかしいと思う。
#47
○椎熊委員 そういうことは委員会でもある。採決だけを明日に延期することは幾らでもある。
#48
○倉石委員長代理 ただいまは採決の方法についてお諮りしておるのであります。皆さん方の御意見が、記名投票によつて採決をされるということのようでありますから、それでは本件の採決については、記名投票で採決をいたすことにいたします。
#49
○大池事務総長 次は日程第二でありますが、経済安定委員会の案であります。これは前田委員長が御報告になりまして反対討論が中崎敏君、横田甚太郎君のお二人でございます。
 日程第三、第四は、農林委員長松浦東介君が御報告になりまして、全会一致の案であります。
 日程第五、第六、第七、第八の四件は、一括いたしまして運輸委員長岡村利右衞門君が御報告になります。反対討論が江崎一治君であります。最初の五、六は、反対が共産党だけであります。七、八は、反対が社会党並びに共産党でありますから、これは五、六と七、八と、二つにわけて採決をお願いいたします。
 日程第九、第十は一括でありまして、地方行政委員会の理事河原伊三郎君が御報告をなさいまして、反対討論は立花敏男君であります。
 日程第十一は、郵政委員会の理事飯塚定輔君が御報告をされまして、反対討論が共産党の田代文久君、賛成討論が社会党の受田新吉君になつております。
 これで日程第十一までは終りますが、本日上つて参りますものが、厚生委員会から一件、建設委員会から二件ございますので、これを緊急上程願いたいと思います。厚生委員会の分は、国民健康保険再建整備資金貸付法案。建設委員会からは、公共工事の前払金保証事業に関する法律案と、日本国とアメリカ合衆国との間の安全保障條約第三條に基く行政協定の実施に伴う土地等の使用等に関する特別措置法案、これが上つて参ります。これは反対討論が池田峯雄君であります。本日の緊急上程は、これだけの予定であります。
#50
○倉石委員長代理 ただいまの事務総長御報告の通り決定するに御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#51
○倉石委員長代理 それでは、さように決定いたします。
#52
○松井(政)委員 建設委員会の公共工事前払金の問題は、きよう委員会は上らないという話でございました。
#53
○大池事務総長 予定は上げられることになつておりましたが、上らなければ、それだけは除きまして、上つた分だけを緊急上程をお願いいたします。
#54
○倉石委員長代理 先ほどお話の戰傷病者戦没者遺族等援護法案について、御希望のありました厚生委員長が見えましたから、お尋ねがありましたならばお願いいたします。
#55
○林(百)委員 厚生委員長にお尋ねいたしますが、参議院から修正回付されて来るということであります。これは一部金額がふえ、適用範囲が少しふえたようであります。これに対して予算的措置をどうするか、委員会で何か附帯決議でもしたか、あるいは政府側でどう言われたか、参考までにお聞きしたいと思います。われわれの聞いておるところでは、予算は現状のままだ。概算で予算は組んであつて、もともと五億ほど余分のものがあるから、法案がこのようになつても、別に予算を補正したり、追加したりする必要はないというようなことを言われたとも聞いておりますが、もし正確な知識をお持合せなら、報告していただきたいと思います。
#56
○大石厚生委員長 参議院で、政府にどのような交渉をしたか詳しく存じません。それから今の八千五百二十七億の中に、確かに余裕があるらしいという見通しは大体ついておりますけれども、それは別として国会で議決すれば、政府はその国会の議決通り予算的措置をするだろうと考えております。
#57
○林(百)委員 大体わかりました。そうすると、委員会では別に附帶決議をしたこともないし、政府の答弁で少し余裕があるから、それで充てるということですか。
#58
○大石厚生委員長 政府からは何も申しておりません。ただこちらの決議通りするだろうと確信しております。
#59
○林(百)委員 けつこうです。
#60
○倉石委員長代理 それでは本会議の議事はよろしゆうございますね。
    ―――――――――――――
#61
○倉石委員長代理 なお、小林君から発言を求められておりますから、これを許します。小林君。
#62
○小林(運)委員 昨日本委員会において私から、先般国会議員が国会に登院するのをはばまれた問題につきまして申し上げまして、議長のお話は大体伺つたのでありますが。まだ納得が行きません。もう一つは、警視庁のわれわれ国会議員に対する考え方、警官のわれわれに対する態度等について警視総監の見解を十分承つて、われわれは考えてみようと思いますので、本委員会に警視総監を呼んで話し合いたいと思いますから、警視総監を呼んでいただきたい。これを議長からしかるべくお願いしたいと思います。
 なお議長からの御答弁では、きのうは詳細報告がないというお話でしたが、その後どんなふうになつておりますか。議長の御見解も、本日わかつておりましたならば御報告を願いたいと思います。
#63
○倉石委員長代理 ただいま小林君のお話の件でありますが、昨日は御承知のような事情で、本会議が流会のような形になりましので、出席者も少数になりましたたために、院内の警察及び秩序に関する小委員会は開かれなかつたようであります。本日は、委員諸君に私の方からよく希望をいたしておきまして、本会散会後、小委員会が開かれると思いますから、そこで十分に調査をしていただきたいと思います。きのうそういうことを申し上げておきましたが、そのようにおとりはからいを願いたいと思います。
#64
○小林(運)委員 小委員会は小委員会でけつこうですが、きのう申し上げましたように、警視総監に本委員会に出席をいただいて、この席ではつきりした答弁を伺い、なお小委員会でいろいろ議論をする必要があれば、小委員会にまわしていただきたいと思います。一応本委員会に警視総監を呼んでいただきたいということを要望いたします。
#65
○福永(健)委員 小林君のお話ですが、委員長が言われたように、小委員会を開いていただいて、その上で本委員会に呼ぼうということならけつこうだと思います。小委員会で先に御相談をしていただいて、その結論によつて善処することにお願いしたいと思います。
#66
○倉石委員長代理 福永君の御提案のようになさつたらいかがでしようか。
#67
○小林(運)委員 われわれはちよつと考えが違うのです。小委員会でおやりになることはいいのですが、国会議員の登院を、警官がピストルや棒を持つて拒否することは大きな問題で、小委員会で取扱うような小さい問題ではないと思う。そういう前提に立つて、本委員会ではつきり警視総監の考えを聞いて、その上で警備上どうこうするということは、小委員会でもいいと思いますが、そういう大きな事件に対する考えは、本運営委員会ではつきりしたいと思うのです。
#68
○福永(健)委員 私の申し上げるのは、小林君の言われるようなことに小委員会でお話合いになれば、そうなさることはけつこうだと思うのですが、その前後の関係は、まず小委員会で検討されました後に、小林君のお話のごとく、本運営委員会でやるのがよかろうという結論でございますれば、そういうことにいたすという意味で、小委員会を先にやる方がいいと思います。昨日委員長もさように言われましたように、きよう小委員会をお開き願つて、そこでまず結論を得ておやり願いたいと思います。
#69
○小林(運)委員 福永君の小委員会を開くということに対しては、私は何も異論がない。ほかの警備上の問題もありましようから、それはさしつかえないと思うのですが、小委員会で、必要であるか必要でないかということを、この問題についてはきめたくない。この議院運営委員会で、皆さんのおるところではつきりしてもらいたいという意味なんです。小委員会を開くことについては、別に異論がありません。ただ、ここへきよう警視総監を呼ぶということは、技術的にもたいへんだろうと思いますので、次の委員会でもけつこうですから、呼ぶということだけはひとつ確認していただきたい。
#70
○林(百)委員 大体小林君の意見の通りで、これは自明の理であります。国会の自主性に関する問題でありますから、議院運営委員会に正式に警視総監を呼んで、警察の方針―国会の自主性について十分警告を与えながら、あとのこまかい技術の問題は、小委員会に移して検討したらいいと思います。
 あわせて報告をしたいことは、きのう議院運営委員会が済んだ後、午後五時十分ごろでありますが、私の方の、正式に政党の事務員として登録しておるある者が、第二議員会館に議員に呼ばれて行く途中、門から出るとすぐそこで検束された。さつそく私の方では警視庁へ行つて、どういう事情だと聞いたところが、あの十八日の面会所の問題だと言う。この秘書は私のそばにずつとおりましたので、彼が手を出したとかなんとかいうことがないことは明瞭であります。あの面会所の中に、私服の警部が一人入つておりました。これに対して学生の諸君が非常に憤慨され、国会議員に陳情に来てすら、われわれは私服の警官に遠慮しいしい物を言わなければならならぬということは、われわれの持つておる陳情権を制限することだといつて憤慨した。そのことに関して、われわれの政党事務員が国会の門を出るとすぐそこで、検束されたということは非常にゆゆしい問題である。(長谷川委員「政党事務員だつて検束されることはある」と呼ぶ)長谷川君が言うように、政党事務員だつていろいろのことで検挙されることはあるが、国会の面会所の中で起きたことについて門を出るとすぐ政党事務員が検挙されたということは……(長谷川委員「門の外はこつちに関係がない」と呼ぶ)正式に発言を求めて言つてください。一々言われては、われわれ発言できないじやないか。こちらの言つておることは黙つて聞いて、その後に正式に発言を求めて言つてください。こういうこともあるから、われわれとしてはやはり警視総監を、この運営委員会に呼んでもらいたいと思います。
#71
○長谷川委員 そんなことで、一々警視総監が呼ばれてはたまらないと思う。
#72
○福永(健)委員 今、林君のお話を伺つたのですが、林君の言われることは、小林君の話とは若干性質を異にしていると思います。林君の方の政党事務員が、その原因がどうのこうのというお話がありましたが、いずれにしても、門外において成規の逮捕令状によつて執行を受けたということでありますならば、本議院運営委員会の問題ではないと思います。従つて小林君の発言とは話が違います。
#73
○倉石委員長代理 ちよつと懇談にいたします。
    〔速記中止〕
#74
○倉石委員長代理 速記を始めてください。懇談をとじます。
 ただいま小林君のお話の件につきましては、本日本会議散会後、院内の警察及び秩序に関する小委員会を開催いたしまして、そこで十分に愼重に検討することにお願いいたします。
    ―――――――――――――
#75
○倉石委員長代理 次に、次回の本会議はいつにいたしますか。
    〔「明日開いてください」、「賛成」と呼ぶ者あり〕
#76
○倉石委員長代理 それでは次回の本会議は、明二十六日定刻より開くことにいたしまして議院運営委員会は、明日の午前十一時開会ということにいたしておきます。
 本日の本会議は何時にいたしますか。
    〔「ニ時でどうですか」、「賛成」と呼ぶ者あり〕
#77
○倉石委員長代理 それでは、本会議は二時に開会いたすことにいたします。
#78
○土井委員 ちよつと破防法に関して、この当該委員会は法務委員会でありますが、これに対して、関係の委員会と連合審査をすることを前提として法務委員会に付託したわけであります。ところが法務委員会では、労働委員会等の連合審査については、わずか一日だけやつておる。しかも逐條審議を法務委員会で先にやつておいてしかる後に連合審査を一日だけおざなりにやるというやり方は、連合審査の方法としては非常に当を得た処置ではないと思う連合審査の場合には、総括的に各委員会が連合して審査をし、それぞれ質疑が終つた後に、当該委員会で逐條的に議案の審議をするという方法をとるべきが順序でないかと思う。ところが逆の方法をとつておるということで、当該委員会から、これについて委員長を通じて警告を発してもらいたい、連合審査を先にすべきだということであります。例をあげて言いますれば、電力問題などについては、通産と建設と安本の三委員会で連合審査を先にやつて、それから通産に付託されて逐條審議をやつた。そういうやり方が正しいのではないかと思うので、運営委員長から、その点についてお話合いを願いたいと思います。
#79
○倉石委員長代理 ただいま土井君の御提案の問題につきましては、委員長と法務委員長と懇談をいたしまして、その趣旨に沿うように、できるだけ努力することにいたします。
 それでは本日はこれにて散会いたします。
    午後一時三十七分散会
ソース: 国立国会図書館
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