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2018/07/11 第196回国会 参議院 参議院会議録情報 第196回国会 議院運営委員会 第40号
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2018/07/11 第196回国会 参議院

参議院会議録情報 第196回国会 議院運営委員会 第40号

#1
第196回国会 議院運営委員会 第40号
平成三十年七月十一日(水曜日)
   午前九時二十九分開会
    ─────────────
   委員の異動
 七月九日
    辞任         補欠選任
     杉尾 秀哉君     江崎  孝君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         山本 順三君
    理 事
                大家 敏志君
                古賀友一郎君
                末松 信介君
                里見 隆治君
                矢倉 克夫君
                櫻井  充君
                芝  博一君
                田村 智子君
                東   徹君
    委 員
                足立 敏之君
                今井絵理子君
                小川 克巳君
                小野田紀美君
                佐藤  啓君
                自見はなこ君
                中西  哲君
                藤木 眞也君
                松村 祥史君
                宮島 喜文君
                伊藤 孝江君
                礒崎 哲史君
                柳田  稔君
                江崎  孝君
                宮沢 由佳君
   委員以外の議員
       議員       木戸口英司君
        ─────
       議長       伊達 忠一君
       副議長      郡司  彰君
        ─────
   事務局側
       事務総長     郷原  悟君
       事務次長     岡村 隆司君
       議事部長     小林 史武君
       委員部長     笹嶋  正君
       記録部長     金子 真実君
       警務部長     金澤 真志君
       庶務部長     木下 博文君
       管理部長     宮崎 一徳君
       国際部長     鈴木 千明君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○決議案の委員会審査省略要求の取扱いに関する
 件
○本日の本会議の議事に関する件
    ─────────────
#2
○委員長(山本順三君) ただいまから議院運営委員会を開会いたします。
 決議案の委員会審査省略要求の取扱いに関する件を議題といたします。
 事務総長の報告を求めます。
#3
○事務総長(郷原悟君) 昨十日、東徹君から政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員長石井浩郎君問責決議案が提出されました。
 本決議案には、発議者から委員会の審査を省略されたい旨の要求書が付されております。
 この要求につきまして御審議をお願いいたします。
#4
○委員長(山本順三君) 本件につき御意見のある方は御発言願います。
#5
○東徹君 日本維新の会の東徹です。
 私は、会派を代表して、政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員長石井浩郎君の問責決議案について、委員会審査省略要求を可決し、本会議の議題とすることを求めます。
 我々、これまで、問責決議案というのは今まで一度も出したこともありません。審議拒否をしたりとか、そしてまた採決を遅らそうとしたりとか、そういった意図で我々は一度もこういった問責決議案を出したことはございません。不信任案を出したことがありません。でも、今回だけはやはり納得できない、理解できない、そういうことで問責決議案を出させていただきました。
 参議院選挙制度については、最高裁から一票の較差を是正するための改革が求められ、そのために選挙制度専門委員会で議論が行われてきました。その中で、十七回に及ぶ専門委員会の議論を無視して、自民党は合区対象議員を救済するためだけの党利党略以外の何物でもない法案を提案してきました。
 自民党案は、そもそも二〇一〇年の公約では、自ら国会議員の議員定数を三割削減して五百人にするということを国民に約束してきたことを忘れて、今回、今どこの都道府県でもそしてまた政令市でも議員定数を削減し、そしてまた衆議院でも議員定数を削減していく中で、逆に定数を六も増やそうとする、そして、一票の較差も三倍以内にしか是正されず、その意味でも抜本的な改革になっておりません。
 今回の自民党の定数六増法案、これはもう党利党略、私利私欲、党内の不満をただただ抑えるためだけの制度改正となっており、国会議員の身分保障をする、そして保身政治そのものであります。
 これに対して、本来であるならば、参議院を代表し、中立の立場から職務に当たるはずの伊達議長は、それぞれの会派の意見をしっかりと聞いて、そして合意形成を図っていく、そういった努力もせず、職責を放棄いたしました。私は、このこと自体も議長の不信任に値すると考えております。
 そして、選挙制度は民主主義のルールを定める大変重要なものであります。公平公正であることが求められます。多数派が数の力によって自分に有利なものにすることは許されず、少数会派の意見も聞いた上で、できるだけ多くの会派が合意できるよう、十分議論して調整する努力が求められるはずです。にもかかわらず、今回、数の横暴でもってやろうとしております。
 七月五日の議院運営委員会でも申し上げました。今、確かに自民党が過半数を持っているというからこれだけ横暴なやり方ができるかもしれませんが、過半数が割ったときには、これまた必ず今回のやり方があしき前例となってしまうということを申し上げておきたいと思います。こういう方法で、選挙制度を一党だけの考え方で変えることができるという今回のやり方、これがあしき前例になってしまう。これは是非、公明党さんにも私はこのことを是非理解していただきたいと思います。
 七月五日の議院運営委員会で倫選特に法案が付託されました。与党の議運理事からも維新も対案を出せというふうに言われましたので、金曜日に対案を出させていただきました。そして、月曜日になっていきなり公明党の案と日本維新の会の案を採決させてくれと。そんな、そんなことは理屈も通らないし理解もできないとさんざん申し上げさせていただきました。国対の方にも国対以外にも、いろんなありとあらゆるところに言わせていただきました。にもかかわらず、月曜日に委員長の方から採決をする、そんなことは認められるはずがありません。
 なぜ公明党と日本維新の会の案だけを採決するんですか。そんなことは理解できないということで我々はそのとき退席をさせていただきましたので、公明党さんの案だけを採決するということになりました。
 結局、こんなやり方は理解は全くできないわけでありまして、決して石井委員長一人の責任ではないと思いますが、今回は石井委員長の問責を出さざるを得ないということであります。
 選挙制度を議論する以上、より公平公正で中立であるべき石井委員長、そしてその運営に関わる皆さん方にも、是非ともこれは反省をしていただきたいと思います。
 本問責決議案について本会議で審査が行われるよう強く要請して、意見表明といたします。
 ありがとうございました。
#6
○委員長(山本順三君) 他に御発言ございませんか。──他に御発言がなければ、これより採決を行います。
 本決議案の委員会審査を省略することに賛成の諸君の挙手を願います。
   〔賛成者挙手〕
#7
○委員長(山本順三君) 少数と認めます。よって、委員会審査省略要求の件は否決されました。
 暫時休憩いたします。
   午前九時三十六分休憩
     ─────・─────
   午後六時開会
#8
○委員長(山本順三君) ただいまから議院運営委員会を再開いたします。
 まず、決議案の委員会審査省略要求の取扱いに関する件を議題といたします。
 事務総長の報告を求めます。
#9
○事務総長(郷原悟君) 本日、山本順三君外十四名から平成三十年七月豪雨の災害対策に関する決議案が提出されました。
 本決議案には、発議者全員から委員会の審査を省略されたい旨の要求書が付されております。
 この要求につきまして御審議をお願いいたします。
#10
○委員長(山本順三君) ただいまの事務総長報告の決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○委員長(山本順三君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#12
○委員長(山本順三君) 次に、本日の本会議の議事に関する件を議題といたします。
#13
○古賀友一郎君 本日は、お手元に配付いたしました資料のとおり議事を進めることの動議を提出いたします。
 以上です。
#14
○委員長(山本順三君) ただいまの古賀君提出の動議につきまして御意見のある方は御発言願います。
#15
○櫻井充君 国民民主党・新緑風会の櫻井充です。
 今の動議に反対の立場で意見表明させていただきたいと、そう思います。
 今回の倫選特での本当に混乱は、まあここに御本人がいる前で大変申し訳ございませんが、議長のあっせんが不十分であったと。正直申し上げて、議長として、私は職責をきちんと果たされたとはとても思っておりません。このこと一つ取って、私は、本当に議長にふさわしいのかどうか、本当に疑義の念を抱いておりまして、自ら職を辞するということもお考えいただきたいと思うぐらい私は大きな問題だったと、そう思っています。
 さらに、これからこの議事が通り、本会議が行われるということになった際に議長はベルを押されるそうですが、こういう法案について野党が反対し、それから我々は、これからもう少し詳しく述べますが、反対の意見表明もさせていただけなかった、こういう案件について本会議でベルを押される、これも併せて抗議をしておきたいと、そう思っています。
 今回の委員会で、これは皆さん、各々の政党で考え方が違います。ですから、結論が出た際に、賛成の党もあれば反対の党があるのは私は当然のことだと思っていますし、それから更に申し上げれば、どこかの段階で採決を行わなければいけない、これは民主主義の原則です。ですから、どこかの場面で決着を付けなきゃいけなくて、採決を行ってくるということ自体は私は当然のことだと思っています。
 しかし一方で、今回は、我々は野党第一会派として責任ある対応を取らなければいけないと思い、最終的には委員会に残って、そして反対を表明させていただきました。それはなぜかというと、全会一致でこの法案が通るという、そういうことを避けたいという思いもありましたし、その際に我々として、どういう立場でこの法案について反対なのかという意見表明をさせていただきたいと思っておりました。
 ところが、石井委員長の議事により、結局、我々は、討論省略という動議が可決されてしまったものですから、討論を行うことすらできなかった。私は、ここは本当に大きな問題であって、この議運の委員会が遅れたのも実は理事会で相当な議論があったからです。
 繰り返しになります。意見は違います。意見が違うので、結果が出たことについては仕方がないと思いますが、でも、そこに至るまでのその手続というのは非常に大事なことであって、こんなことを繰り返し繰り返しやられていたのでは、そしてもう一つ申し上げれば、過去にはこういう前例がありません。こういう前例をつくってしまうようなことに対しては、本当に私は民主主義の崩壊につながることだと思っていて、是非、前例がないように、そして、今後きちんとした議会の進め方、委員会の進め方をやっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。
 そして、もう一点。こういう形で、これは東理事がよく申し上げていたことですけれど、与党が数の力でこうやって法案を出されて通していく、こんなことをやっていたら本当に議会が成り立っていくんだろうかということです。
 公明党さんから修正案が出されました。公明党さんは、自分の案を取り下げても、こういう修正案を出して歩み寄ろうという姿勢を見せてくださいました。私は、この姿勢こそ本当に大事なことであって、残念ながら、自民党の方々はこれを一顧だにせずに、結局は自分たちの案を推し進めてくるようになりました。
 この中で、繰り返しになりますが、皆さんの会派で、意見は違います、意見は違うけれど、意見を集約するためにどういう努力をしていくかということがすごく大事なことであって、各々の政党が歩み寄りを見せなければこういう問題は解決しないんです。その意味においては、せっかく提案があったにもかかわらず、こういう提案に歩み寄りの姿勢を見せなかった、非常に大きな瑕疵をつくっていることだと、私はそう思っていて、このような法案をとても本会議にかけて諮るということは難しいことだと、そう思っています。
 是非、各委員の先生方にも党派を超えて反対ということに御理解をいただきたい、そう思って、私の意見表明を終わります。
 ありがとうございました。
#16
○田村智子君 日本共産党を代表し、本日の本会議で公職選挙法の一部を改正する法律案、いわゆる自民党案と公明党案を日程とすることに反対の意見表明を行います。
 そもそも自民党案を倫選特に付託をすると決めたのは、七月五日の議運委員会でした。その際にも私は、選挙制度は議会制民主主義の土台であり、どのような制度にするかは、議会を構成する各党各会派間で議論を重ね、合意を得る努力を尽くすことが不可欠であり、たとえ倫選特に付託が行われたとしても数の力で採決を強行することがないようにということは、その後も議運の理事会の場あるいは倫選特の場でも様々な政党からそうした意見表明が行われていたというふうに理解をしています。
 倫選特での審議は、とても尽くされたとは言えない状態です。自民党案が付託されたことにより、その他の政党からも次々と独自の法案が提出をされていきました。それらの法案の審議が果たしてどこまで行われたと言えるのでしょうか。
 しかも、五法案を一括審議している最中に、議論の整理と称して特定の二法案のみを採決するという自民党の全く道理のない提案をそのまま進めることとなり、本日の本会議でも二法案だけが採決に付されるということになりました。
 このように、選挙制度という、まさに議会制民主主義、あるいは日本国憲法が土台とする国民主権、その本当に大本からつくっていく選挙制度をこのようなやり方で一方的に数の力で押し付けていくということ、変えていくということは、まさにこの日本の議会の歴史に大きな禍根を残すことになると言わざるを得ません。
 本日の本会議への上程に反対をする意見表明といたします。
#17
○委員長(山本順三君) 他に御発言ございませんか。──他に御発言がなければ、ただいまの古賀君提出の動議について、これより採決を行います。
 古賀君提出の動議に賛成の諸君の挙手を願います。
   〔賛成者挙手〕
#18
○委員長(山本順三君) 多数と認めます。よって、古賀君提出の動議は可決されました。
 なお、予鈴は午後六時十五分、本鈴は午後六時二十分でございます。
 暫時休憩いたします。
   午後六時八分休憩
   〔休憩後開会に至らなかった〕
ソース: 国立国会図書館
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