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2017/11/30 第195回国会 参議院 参議院会議録情報 第195回国会 内閣委員会 第1号
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2017/11/30 第195回国会 参議院

参議院会議録情報 第195回国会 内閣委員会 第1号

#1
第195回国会 内閣委員会 第1号
平成二十九年十一月三十日(木曜日)
   午後零時六分開会
    ─────────────
   委員氏名
    委員長         榛葉賀津也君
    理 事         藤川 政人君
    理 事         和田 政宗君
    理 事         白  眞勲君
    理 事         西田 実仁君
                有村 治子君
                石井 準一君
                江島  潔君
                岡田  広君
                山東 昭子君
                高野光二郎君
                豊田 俊郎君
                野上浩太郎君
                山下 雄平君
                相原久美子君
                矢田わか子君
                熊野 正士君
                田村 智子君
                清水 貴之君
                山本 太郎君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         榛葉賀津也君
    理 事
                藤川 政人君
                和田 政宗君
                白  眞勲君
                西田 実仁君
    委 員
                有村 治子君
                石井 準一君
                江島  潔君
                岡田  広君
                山東 昭子君
                高野光二郎君
                豊田 俊郎君
                野上浩太郎君
                山下 雄平君
                相原久美子君
                矢田わか子君
                熊野 正士君
                田村 智子君
                清水 貴之君
                山本 太郎君
   国務大臣
       国務大臣
       (内閣官房長官) 菅  義偉君
       国務大臣
       (国家公安委員
       会委員長)
       (内閣府特命担
       当大臣)     小此木八郎君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(消費者
       及び食品安全、
       海洋政策))   江崎 鐵磨君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(少子化
       対策、クールジ
       ャパン戦略、知
       的財産戦略、科
       学技術政策、宇
       宙政策))    松山 政司君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(経済財
       政政策))    茂木 敏充君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(規制改
       革、地方創生)
       )        梶山 弘志君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(男女共
       同参画、マイナ
       ンバー制度))  野田 聖子君
       国務大臣     上川 陽子君
       国務大臣     石井 啓一君
       国務大臣     鈴木 俊一君
   内閣官房副長官
       内閣官房副長官  西村 康稔君
       内閣官房副長官  野上浩太郎君
   副大臣
       内閣府副大臣   あかま二郎君
       内閣府副大臣   越智 隆雄君
       内閣府副大臣   松本 文明君
       内閣府副大臣   坂井  学君
       内閣府副大臣   葉梨 康弘君
       内閣府副大臣   水落 敏栄君
       内閣府副大臣   あきもと司君
   大臣政務官
       内閣府大臣政務
       官        村井 英樹君
       内閣府大臣政務
       官        山下 雄平君
       内閣府大臣政務
       官        長坂 康正君
       内閣府大臣政務
       官        小林 史明君
       内閣府大臣政務
       官        山下 貴司君
       内閣府大臣政務
       官        新妻 秀規君
       内閣府大臣政務
       官        簗  和生君
   政府特別補佐人
       人事院総裁    一宮なほみ君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        藤田 昌三君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○国政調査に関する件
○内閣の重要政策及び警察等に関する調査
 (一般職の職員の給与についての報告及び勧告
 等に関する件)
    ─────────────
#2
○委員長(榛葉賀津也君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
 本委員会は、今期国会におきましても、内閣の重要政策及び警察等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○委員長(榛葉賀津也君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#4
○委員長(榛葉賀津也君) この際、国務大臣から発言を求められておりますので、順次これを許します。菅国務大臣。
#5
○国務大臣(菅義偉君) 初めに、北朝鮮による核実験の実施及び弾道ミサイルの発射について申し上げます。
 北朝鮮による核実験及び相次ぐ弾道ミサイル発射は、我が国を含む地域の平和と安全に対するこれまでにない重大かつ差し迫った脅威です。国際社会全体であらゆる手段を通じ北朝鮮に対する圧力を最大限まで高め、北朝鮮の政策を変えさせなければなりません。このような観点から、我が国としては、これまで採択された一連の安保理決議の完全な履行、そして我が国独自の措置により断固たる対応を取っていく決意であり、我が国の平和と安全の確保、国民の安全、安心の確保に万全を期してまいります。
 続きまして、内閣官房及び内閣府の事務を担当する国務大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 安倍内閣は、発足以来、経済の再生、東日本大震災からの復興、地方創生、一億総活躍など、各般の重要課題に全力で取り組んでまいりました。今国会におきましても、厳しさを増す安全保障環境、デフレからの脱却、少子高齢化の克服など、困難な課題に真正面から立ち向かう所存です。
 内閣官房及び内閣府は、内閣の重要政策に関する企画立案及び総合調整を図る役割を担っており、私は、各大臣と緊密な連携を図りつつ、内閣の要として、これまでの課題に全力で取り組んでまいる決意であります。
 内閣官房におきましては、テロを始め、大規模自然災害、重大事故やサイバー攻撃等への危機管理対応、外交・安全保障政策の機動的、戦略的な遂行、複雑多様化する国際情勢や一段と厳しさを増す国際テロ情勢に対応するための情報収集・集約・分析機能の強化、情報保全の更なる徹底、普天間飛行場の名護市辺野古沖への移設を始めとする沖縄の基地負担軽減、新型インフルエンザを始めとする国際的に脅威となる感染症の対策、アイヌ政策及び明治百五十年に向けた関連施策の推進等に取り組んでまいります。あわせて、安倍内閣が取り組む重要課題について、国民の皆様や国際社会に向けてしっかりと情報発信をしてまいります。
 内閣府におきましては、広範な重要政策に関し、経済財政諮問会議などを活用して英知を集め、総合的、戦略的な企画立案を行い、各般の施策を的確に推進するとともに、私の直接の担当分野である国際平和協力業務、政府広報、栄典行政などについても適切に推進してまいります。
 なお、今後御審議をお願いすることを予定しております法案は、いずれも現下の重要政策課題を実現、推進するために必要なものであります。その内容につきましては逐次御説明をしてまいりますが、よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
#6
○委員長(榛葉賀津也君) 小此木国務大臣。
#7
○国務大臣(小此木八郎君) 小此木でございます。
 国家公安委員会及び死因究明等の推進に関する事務を担当する大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 もとより、良好な治安を確保することは政府の重要な責務です。日本を世界一安全な国にするため、以下の諸施策を強力に推進いたします。
 第一に、厳しさを増す国際テロ情勢等を踏まえ、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催も見据えて、情報収集・分析、水際対策、警戒警備のほか、官民連携による訓練の充実等を通じオールジャパンでのテロ対処能力の強化等に努め、テロ対策に万全を期します。また、北朝鮮による拉致容疑事案等の捜査、調査に全力で取り組みます。
 第二に、サイバー空間の脅威に的確に対処すべく、産学官の連携や外国治安情報機関等との協力を推進し、警察の対処能力の強化等に努めます。特殊詐欺、ストーカー、配偶者からの暴力、児童虐待等の事案に対しては、被害の未然防止に向けた取組等を推進するほか、凶悪事件から市民を守ります。
 第三に、昨年五月に成立した刑事訴訟法等改正法が目指す新たな刑事司法制度に対応するため、捜査手法、取調べの高度化について必要な取組を進めるとともに、客観証拠に基づく適正な捜査を一層推進するための基盤整備に努めてまいります。
 第四に、暴力団による対立抗争等、現下の厳しい組織犯罪情勢に対して、取締りの徹底等により、暴力団の壊滅に向けた取組を進めます。また、犯罪組織等の資金源の封圧や犯罪収益の剥奪、薬物の乱用防止に向けた取組を推進いたします。
 第五に、世界一安全な道路交通を実現するとの目標の達成に向け、高齢運転者対策、悪質、危険な違反の取締り等、総合的な交通事故防止対策を各界各層と連携して推進するほか、自動運転システムの実現に向けた環境の整備にも努めます。
 このほか、東日本大震災やその後に発生した様々な災害の教訓を踏まえ、警察の災害対処能力の向上に取り組みます。
 これらの諸施策を推進するに当たっては、積極的かつ合理的な警察運営及び業務改革を推進し、厳正な規律と高い士気を持つ組織を構築することにより、国民の期待と信頼に応える強い警察の確立に努めます。
 死因究明等の推進については、死因究明等推進計画に掲げられた各施策について、関係府省庁と連携して我が国の死因究明等の推進を図ります。
 以上、所管行政について申し上げましたが、榛葉委員長を始め、理事、委員各位の皆様方の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 ありがとうございました。
#8
○委員長(榛葉賀津也君) 石井国務大臣。
#9
○国務大臣(石井啓一君) 特定複合観光施設区域(IR)の整備に関する事務を担当する国務大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 IRにつきましては、昨年末に成立いたしましたIR推進法に基づき、有識者会議から具体的な制度設計について提言をいただき、全国で説明・公聴会やパブリックコメントを実施いたしました。引き続き、IR推進法及び国会における附帯決議の御趣旨を尊重し、魅力ある日本型IRの実現に向けて必要な法制上の措置の検討を進めてまいります。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
#10
○委員長(榛葉賀津也君) 松山国務大臣。
#11
○国務大臣(松山政司君) 一億総活躍、情報通信技術(IT)政策担当大臣、また、少子化対策、クールジャパン戦略、知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 一億総活躍社会の実現は、安倍内閣の最重要課題です。少子高齢化という日本の構造的課題に真正面から挑み、誰もが活躍できる一億総活躍の社会をつくり上げるため、関係大臣と協力してニッポン一億総活躍プランを着実に実施してまいります。
 IT政策については、インターネット等を通じて流通する多様かつ大量の情報を活用することにより、国民一人一人が世界最先端のIT国家であることを実感できるよう、官民データ活用推進に重点的に取り組んでまいります。
 日本社会を根幹から揺るがしかねない少子化の危機を脱することは待ったなしの課題であり、現役世代の結婚、出産、子育てに関する不安を解消していくことが重要です。希望出生率一・八の実現を目指し、我が国の社会保障制度を全世代型へと大きく転換し、子育て世代や子供たちに大胆に投資してまいります。
 具体的には、まず、子育て安心プランを前倒しし、企業主導型保育事業の更なる活用などにより、二〇二〇年度までに三十二万人分の保育の受皿整備を進め、待機児童の解消を目指します。あわせて、保育士等の処遇改善を着実に進めてまいります。また、幼児教育、保育の無償化を一気に進めてまいります。さらに、結婚の希望の実現に向けた活動支援や、結婚、妊娠、出産、子育てに温かい社会づくりに取り組む地方公共団体を支援してまいります。
 子供たちの誰もが、家庭の経済事情にかかわらず、それぞれの夢に向かって頑張ることができる国づくりを目指し、基金を通じた草の根の活動の支援など、子供の未来応援国民運動を展開するとともに、子供の貧困対策に取り組む地方公共団体を支援してまいります。
 あわせて、高齢社会対策について新たな大綱策定に向けた取組を進めるとともに、子供、若者の育成支援、障害者の自立と社会参加の促進、交通安全対策の総合的推進に取り組みます。
 クールジャパン戦略については、アニメや食、観光資源など、幅広い日本の魅力を生かし、輸出や訪日外国人の増大を図り、海外の成長を取り込むため、異業種が連携したビジネス創出、人材育成等を推進してまいります。
 知的財産戦略については、中長期的なイノベーション創出を目指し、人工知能やデータの利活用を進める知財制度の構築や知財創造教育等を政府一丸となって進めてまいります。
 科学技術イノベーション政策は、世界に先駆けた生産性革命の実現や、これらを通じた戦後最大のGDP六百兆円経済を実現する重要な柱となるものです。第五期科学技術基本計画等に基づき、ソサエティー五・〇の実現に向けて、破壊的なイノベーションを通じた新事業、新産業の創出、若手研究者や中小・ベンチャー企業の活躍促進に取り組みます。
 また、官民投資の拡大に向けて、大学や国立研究開発法人などの制度改革、人工知能やロボット、IoTなどを対象領域とする官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)を通じた予算編成プロセス改革、エビデンス構築に関する取組を具体化します。さらに、政府研究開発投資の対GDP比一%の達成を目指し、政府全体の科学技術関係予算の拡充に取り組むとともに、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)及び革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)を強力に推進してまいります。
 宇宙政策については、宇宙産業が生産性革命や新産業創出につながる重要な基盤であることを踏まえ、宇宙利用の一層の拡大に向けて、宇宙基本計画の工程表を改訂し、関係施策の一層の具体化や加速に取り組んでまいります。特に、本年に三機の打ち上げに成功した準天頂衛星「みちびき」や、その他の衛星データを活用した新事業や新サービスの創出を始めとして、宇宙政策をより一層強力に推進してまいります。
 原子力政策については、原子力委員会が本年七月に策定した原子力利用に関する基本的考え方を踏まえ、国民の理解と信頼を得られるよう、関係機関と連携、協力しながら取り組んでまいります。
 これらのほか、成年後見制度の利用の促進、休眠預金等に係る資金の活用、遺棄化学兵器処理などの政策を推進してまいります。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力を賜りますようよろしくお願いいたします。
#12
○委員長(榛葉賀津也君) 茂木国務大臣。
#13
○国務大臣(茂木敏充君) 経済再生担当大臣、人づくり革命担当大臣、社会保障・税一体改革担当大臣及び経済財政政策を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 景気は、雇用・所得環境の改善が続く中で緩やかな回復基調が続いており、足下では需給ギャップもプラスになっています。こうした中、日本経済の最大の課題は、少子高齢化という壁を乗り越え、サプライサイドの改革を通じて潜在成長率を引き上げていくことです。そのため、人づくり革命、生産性革命に最優先で取り組んでまいります。
 人づくり革命については、幼児教育の無償化や介護人材の確保などを通じて社会保障制度を全世代型社会保障へ転換するとともに、真に必要な子供たちに限った高等教育無償化など、人への投資を拡充します。これらの政策を力強く進めていくため、消費税一〇%への引上げに伴う増収分などを活用した二兆円規模の政策を取りまとめます。
 生産性革命については、二〇二〇年度までの三年間を生産性革命集中投資期間として、大胆な税制、予算、規制改革など、あらゆる施策を総動員し、過去最大の企業収益を更なる賃上げや設備投資へと向かわせます。
 これらを実現するため、来月、新しい経済政策パッケージを策定をいたします。
 健康、医療、介護の分野では、医療情報の利活用基盤を整備し、日本医療研究開発機構による研究支援等の充実に取り組んでまいります。
 先日、閣僚間で大筋合意した十一か国によるTPP協定については、引き続き関係国と協力し、速やかに署名し、早期発効を実現できるよう尽力するとともに、TPP及び日EU・EPAと併せて、これらが我が国の経済成長に直結するものとなるよう、本年十一月二十四日に決定した総合的なTPP等関連政策大綱に基づき、万全の国内対策を講じてまいります。
 少子高齢化が進展する中で、社会保障制度の持続可能性の確保と財政健全化を同時に達成する観点から、引き続き社会保障と税の一体改革に取り組みます。
 経済再生なくして財政健全化なしを基本とし、予算の効率化を進め、予算編成の基本方針を取りまとめます。プライマリーバランスの黒字化を目指すという目標をしっかりと堅持しつつ、この目標の達成に向けて、これまでの経済・財政一体改革の取組を十分精査した上で、プライマリーバランスの黒字化の達成時期及びその裏付けとなる具体的な計画を改めてお示しします。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
#14
○委員長(榛葉賀津也君) 梶山国務大臣。
#15
○国務大臣(梶山弘志君) まち・ひと・しごと創生担当大臣、行政改革担当大臣、国家公務員制度担当大臣、地方創生及び規制改革を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶申し上げます。
 まち・ひと・しごと創生総合戦略の中間年を迎えた今年、地方創生の総点検を行いました。実施した施策の大宗において一定程度進捗している一方、二〇一六年には東京圏への転入超過が約十二万人に上り、この十五年間で地方の若者が五百万人以上も減少しました。
 このため、第一に、地方への新しい人の流れをつくるため、ライフステージに応じた施策の強化に取り組んでまいります。
 地方の活力の源泉である若者が、それぞれの分野で、日本全国のみならず世界中から集まるような、きらりと光る地方大学づくりを進めてまいります。今後、十八歳人口が大幅に減少する中、学生が過度に東京へ集中している状況を踏まえ、東京の大学の定員を抑制するための制度や仕組みについては具体的な検討を行い、年内に成案を得ます。地方拠点強化税制について、オフィス減税、雇用促進税制の拡充、延長を図ります。また、生涯活躍のまちづくりを進めます。さらに、地方生活の魅力の効果的、戦略的な発信の検討とともに、好事例の横展開等を行います。加えて、政府関係機関の地方移転については、文化庁の京都への全面的な移転、年次プランに基づく研究機関、研修機関等の移転等、具体的な取組を進めてまいります。
 第二に、地方に仕事をつくり、安心して働けるようにするために、空き店舗等遊休資産の活用、地域商社等を積極的に活用した販路拡大、日本版DMO等の形成、プロフェッショナル人材戦略拠点等を通じた人材支援等に取り組んでまいります。
 第三に、若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるため、地域働き方改革会議において、地方の取組を主力とする働き方改革を進めることを支援してまいります。
 第四に、時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに、地域と地域を連携する取組を進めるため、日本版BIDを含むエリアマネジメント等による稼げるまちづくり、小さな拠点の形成等を推進してまいります。
 今後とも、意欲的に地方創生にチャレンジする地方の皆様を、情報、人材、財政の地方創生版三本の矢により支援します。さらに、本年末に総合戦略を改訂し、目に見える地方創生を推進してまいります。
 岩盤規制改革をスピード感を持って進めていくことは、安倍内閣の揺るぎない方針であり、国家戦略特区はその強力な突破口であります。引き続き、重点六分野を始めとする規制改革に集中的に取り組み、規制改革事項の追加や深掘りを行うとともに、具体的事業を目に見える形で迅速に実現してまいります。また、経済効果が高く、特段の弊害がない特区の成果については、必要なものから全国展開を進めてまいります。
 地方分権改革については、地方からの分権提案を最大限実現できるよう、年末の対応方針の決定に向け、取り組んでまいります。あわせて、優良事例の普及や情報発信の強化等に努めてまいります。
 道州制については、地方経済の活性化や行政の効率化にも資する手段の一つと考えており、国会における御議論も踏まえつつ取り組んでまいります。
 行政改革は、行政機能や政策効果を向上させ、政府に対する国民の信頼を得るために重要な取組であり、不断に進める必要があります。事業の効果や効率を点検、検証する行政事業レビューの実施、証拠に基づく政策立案の推進等により、国民への説明責任を果たすとともに、実効性の高い行政の実現に取り組みます。
 国家公務員制度については、人事院勧告等を踏まえた本年度の給与改定や退職手当の支給水準の引下げを実施するための法案を今国会に提出しました。また、優れた人材の確保、育成、活用を推進し、働き方改革を進めるとともに、適正な退職管理に努めてまいります。あわせて、業務改革の徹底により既存体制の見直しを図るとともに、CIQや海上保安の体制強化など、急増する内閣の重要課題に確実に対応できる体制の構築を進めます。
 新たなビジネスや雇用を生み出す規制改革は安倍内閣の重要課題です。規制改革推進会議の下、引き続き、チャレンジを阻む岩盤のように固い規制や制度に挑戦し、スピード感を持って改革を進めてまいります。
 現在と将来の国民に対する説明責任を全うするため、極めて重要な制度である公文書管理制度については、行政文書の管理に関するガイドラインを本年中に改正する等、各行政機関における公文書管理の質を高めるための不断の取組をしっかりと進めてまいります。
 また、国立公文書館の新たな施設の建設について、今年度中を目途に基本計画を策定する等、取組を進めてまいります。
 公益法人は、民による公益の増進を担い、活力あふれる共助社会を支える重要な存在です。公益法人の自己規律の確立や適正な法人運営の確保に向けて支援するなど、公益活動の活性化に一層尽力してまいります。
 また、独立公文書管理監による特定秘密の指定等の検証、監察を支援してまいります。
 さらに、上下水道等の公共施設の整備、運営に係る公的負担の抑制を図りつつ、民間投資やビジネス機会の拡大を図るため、多様なPPP、PFIを推進してまいります。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
#16
○委員長(榛葉賀津也君) 次に、鈴木国務大臣。
#17
○国務大臣(鈴木俊一君) 東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣及びサイバーセキュリティ戦略本部に関する事務を担当する国務大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の成功に向けて、開催都市である東京都や、大会の計画、運営及び実行に責任を持つ組織委員会、競技会場が存在する関係自治体等と密接に連携し、着実に取組を進めていく必要があります。本年五月の役割分担及び経費分担についての大枠合意を踏まえ、更に業務の具体化を進め、経費の縮減、効率化を図り、大会準備を一層加速化させてまいります。
 また、復興オリンピック・パラリンピックは東京大会の重要な柱の一つです。東京大会の開催を契機として、国際社会からいただいた御支援に対する感謝の気持ちを表す復興「ありがとう」ホストタウンを推進します。加えて、食材や木材の供給、聖火リレーや試合開催などを実施し、被災地と連携を進め、その復興の姿を世界へ向けて発信できるよう取り組んでまいります。
 大会成功の鍵を握るのはパラリンピックの成功であると考えています。政府としては、本年二月にユニバーサルデザイン二〇二〇行動計画を取りまとめ、今月には共生社会に向けた地域主導の取組を推進する共生社会ホストタウンを新設しました。大会を契機として、障害の有無にかかわらず互いの尊厳を大切にし合う社会を実現するため、これらの取組を通じ、物理的なバリアフリーばかりではなく心のバリアフリーを社会全体に拡大し、大会後のレガシーとなることを目指します。
 また、セキュリティーの万全と安全、安心を確保するため、テロなど組織犯罪への対策の強化など、あらゆる対策を講じるとともに、大会時の輸送については、大会輸送と一般交通の適切な共存を図るため、国民や企業などの皆様の理解と協力を得ながら、大会期間中の交通行動の見直しに関する機運醸成や合意形成を図り、円滑な輸送の実現に取り組んでまいります。
 東京大会は競技が開催される自治体だけの祭典ではありません。大会参加国・地域と交流する地方自治体をホストタウンとして登録し推進するとともに、文化プログラムを認証するビヨンド二〇二〇プログラムを活用して、大会に向けた機運醸成を図り、オールジャパンでの地域活性化や日本文化の魅力発信等へつなげてまいります。
 これらの施策を推進するため、閣議決定した基本方針に基づき、関係大臣等と緊密に連携し、各府省庁の関連施策を一体として確実に実行し、大会の円滑な準備及び運営に関する施策の総合的かつ集中的な推進を加速させて取り組んでまいります。
 新国立競技場については、新国立競技場の整備計画に基づき、昨年十二月から本体工事を開始しました。二〇一九年十一月の完成を目指して着実に整備プロセスを進めてまいります。
 サイバー空間が今や欠くことのできない経済社会の活動基盤となっている中、サイバーセキュリティーの確保は、国民生活や社会経済活動、さらには我が国の安全保障の観点から極めて重要な課題となっております。このような認識の下、サイバーセキュリティ戦略や昨年施行された改正サイバーセキュリティ基本法に基づき、二〇二〇年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催及びその後を見据えながら、国際的な連携を進めつつ、官民を挙げてサイバーセキュリティー施策の加速、強化に取り組んでまいります。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
#18
○委員長(榛葉賀津也君) 次に、野田国務大臣。
#19
○国務大臣(野田聖子君) 女性活躍担当大臣、また、男女共同参画、マイナンバー制度を担当する内閣府特命担当大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 男女共同参画社会の実現と女性活躍の推進は、社会、経済の多様性と活力を高める観点から、成長戦略の一丁目一番地です。
 女性活躍推進法によって開示された企業等の女性活躍情報の見える化の促進等により、労働市場や資本市場を通じて企業の取組を促すとともに、理工系女性人材の育成、継続就業のための両立支援体制の整備、男性の意識や暮らし方の変革、指導的地位に占める女性の割合の拡大、さらには女性に対するあらゆる暴力の根絶に取り組んでまいります。
 マイナンバー制度については、本年十一月から情報提供ネットワークシステム及びマイナポータルの本格運用を開始したところです。
 引き続き、国民の利便性の向上や行政運営の効率化の実現に向けて、関係府省と連携して取り組んでまいります。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
#20
○委員長(榛葉賀津也君) 次に、上川国務大臣。
#21
○国務大臣(上川陽子君) 特定秘密の保護に関する制度に関する事務を担当する国務大臣として、一言御挨拶を申し上げます。
 特定秘密保護法は、平成二十六年十二月十日に施行され、平成二十七年十二月一日に完全施行となりましたが、今後も国民の皆様の御理解をいただくよう努めるとともに、法律の適正かつ円滑な施行に万全を期してまいります。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
#22
○委員長(榛葉賀津也君) 次に、江崎国務大臣。
#23
○国務大臣(江崎鐵磨君) 食品安全及び海洋政策を担当する内閣府特命担当大臣、領土問題担当大臣として、一言御挨拶申し上げます。
 食品の安全性の確保のため、科学的知見に基づき、客観的かつ中立公正に食品健康影響評価を行うとともに、その評価結果についてリスクコミュニケーションを実施します。
 海洋政策については、海洋の安全保障、海洋の積極的な開発や利用と環境保全、人材育成などの取組を強化していくことが重要であり、海洋基本計画に基づき、総合的な海洋政策を推進してまいります。また、次期海洋基本計画を来春を目途に作成していくこととしており、関係省庁と連携し、改定に向けた取組を進めてまいります。
 さらに、本年は、有人国境離島元年として、政府、地方が一体となり、その保全と地域社会の維持に関する施策を強力に推進します。
 領土・主権対策については、竹島の領土問題及び尖閣諸島をめぐる情勢に関して、外交政策等との整合性を確保しつつ、国内外で我が国の立場についての正確な理解が浸透するよう、内外発信の強化に努めてまいります。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。
#24
○委員長(榛葉賀津也君) 以上で国務大臣からの発言は終わりました。
 国務大臣は御退席いただいて結構でございます。
 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
#25
○委員長(榛葉賀津也君) 速記を起こしてください。
 次に、内閣官房副長官及び内閣府副大臣から発言を求められておりますので、順次これを許します。野上内閣官房副長官。
#26
○内閣官房副長官(野上浩太郎君) 内閣官房副長官の野上浩太郎でございます。
 榛葉委員長を始め、理事、委員の先生方の御指導、御鞭撻を賜りながら、西村副長官とともに菅官房長官を補佐してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。
#27
○委員長(榛葉賀津也君) 西村内閣官房副長官。
#28
○内閣官房副長官(西村康稔君) 内閣官房副長官の西村康稔でございます。
 榛葉委員長を始め、理事、委員の先生方の御指導、御鞭撻を賜りながら、野上副長官とともに菅官房長官を補佐してまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
#29
○委員長(榛葉賀津也君) 水落内閣府副大臣。
#30
○副大臣(水落敏栄君) この度、引き続き内閣府副大臣を拝命いたしました水落敏栄でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 東京オリンピック・パラリンピック競技大会、新国立競技場の整備を担当いたしております。
 鈴木大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
#31
○委員長(榛葉賀津也君) あかま内閣府副大臣。
#32
○副大臣(あかま二郎君) 内閣府副大臣のあかま二郎でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 領土問題、IT政策、食品安全、海洋政策、科学技術政策、宇宙政策、知的財産戦略、クールジャパン戦略等を担当いたしております。
 官房長官を始め、関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えております。
 榛葉委員長を始め、理事、委員の先生方には御指導を何とぞよろしくお願い申し上げます。
#33
○委員長(榛葉賀津也君) 越智内閣府副大臣。
#34
○副大臣(越智隆雄君) 内閣府副大臣の越智隆雄でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 経済再生、社会保障・税一体改革、人づくり革命、経済財政政策等を担当いたしております。
 関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。
#35
○委員長(榛葉賀津也君) 松本内閣府副大臣。
#36
○副大臣(松本文明君) 内閣府副大臣の松本文明でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 一億総活躍、まち・ひと・しごと創生、行政改革、女性活躍、少子化対策、規制改革、地方創生、男女共同参画を担当いたしております。
 関係大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いをいたします。
#37
○委員長(榛葉賀津也君) 坂井内閣府副大臣。
#38
○副大臣(坂井学君) 内閣府副大臣の坂井学でございます。
 マイナンバー制度を担当いたします。
 野田大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、榛葉委員長を始め、理事、委員の先生方の御指導と御協力、よろしくお願い申し上げます。
#39
○委員長(榛葉賀津也君) 葉梨内閣府副大臣。
#40
○副大臣(葉梨康弘君) 内閣府副大臣の葉梨康弘でございます。
 特定秘密の保護に関する制度を担当しております。
 上川大臣を支え、力を尽くしてまいりたいと考えておりますので、榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
#41
○委員長(榛葉賀津也君) あきもと内閣府副大臣。
#42
○副大臣(あきもと司君) 内閣府副大臣のあきもと司でございます。
 IRを担当してまいります。
 石井大臣を支え、力を尽くしてまいります。
 榛葉委員長を始め、理事、委員の皆様の御指導と御協力をよろしくお願いします。
#43
○委員長(榛葉賀津也君) 以上で内閣官房副長官及び内閣府副大臣からの発言は終わりました。
 内閣官房副長官及び内閣府副大臣は御退席いただいて結構でございます。
 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
#44
○委員長(榛葉賀津也君) 速記を起こしてください。
 次に、内閣府大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。山下雄平内閣府大臣政務官。
#45
○大臣政務官(山下雄平君) 内閣府大臣政務官の山下雄平です。
 領土問題、一億総活躍、IT政策、女性活躍、食品安全、海洋政策、少子化対策、科学技術政策、宇宙政策、知的財産戦略、クールジャパン戦略、男女共同参画などを担当いたしております。
 榛葉委員長を始め、理事、委員の皆様の御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げます。
#46
○委員長(榛葉賀津也君) 新妻内閣府大臣政務官。
#47
○大臣政務官(新妻秀規君) 内閣府大臣政務官の新妻秀規でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 東京オリンピック・パラリンピック競技大会を担当しております。
 榛葉委員長始め、理事、そして委員各位の御指導と御協力、よろしくお願い申し上げます。
#48
○委員長(榛葉賀津也君) 村井内閣府大臣政務官。
#49
○大臣政務官(村井英樹君) 内閣府大臣政務官の村井英樹でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 経済再生、社会保障・税一体改革、人づくり革命、経済財政政策等を担当いたしております。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願い申し上げます。
#50
○委員長(榛葉賀津也君) 長坂内閣府大臣政務官。
#51
○大臣政務官(長坂康正君) 内閣府大臣政務官の長坂康正でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 まち・ひと・しごと創生、行政改革、規制改革、地方創生を担当いたしております。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。
#52
○委員長(榛葉賀津也君) 小林内閣府大臣政務官。
#53
○大臣政務官(小林史明君) 内閣府大臣政務官としてマイナンバー制度を担当いたしております小林史明でございます。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。
#54
○委員長(榛葉賀津也君) 山下貴司内閣府大臣政務官。
#55
○大臣政務官(山下貴司君) 内閣府大臣政務官の山下貴司でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 特定秘密の保護に関する制度を担当しております。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いいたします。
#56
○委員長(榛葉賀津也君) 簗内閣府大臣政務官。
#57
○大臣政務官(簗和生君) 内閣府大臣政務官の簗和生でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
 特定複合観光施設区域、IRの整備を担当いたしております。
 榛葉委員長を始め、理事、委員各位の御指導と御協力をよろしくお願いを申し上げます。
#58
○委員長(榛葉賀津也君) 以上で内閣府大臣政務官からの発言は終わりました。
 内閣府大臣政務官は御退席いただいて結構でございます。
 速記を止めてください。
   〔速記中止〕
#59
○委員長(榛葉賀津也君) 速記を起こしてください。
    ─────────────
#60
○委員長(榛葉賀津也君) 次に、内閣の重要政策及び警察等に関する調査を議題といたします。
 一般職の職員の給与についての報告及び勧告等に関する件について、人事院から説明を聴取いたします。一宮人事院総裁。
#61
○政府特別補佐人(一宮なほみ君) 人事院総裁の一宮でございます。本年六月、人事官に再任され、引き続き人事院総裁を拝命いたしました。今後とも、人事院に与えられた責務を適切に果たすよう、全力で職務に取り組んでまいる所存でございます。引き続きよろしくお願いいたします。
 人事院は、八月八日、国会と内閣に対し、国家公務員の給与に関する報告及び勧告を行い、あわせて公務員人事管理に関する報告を行いました。以下、その概要を御説明いたします。
 まず、給与に関する報告及び勧告について御説明いたします。
 月例給につきまして、公務と民間における本年四月時点の給与を比較した結果、公務員給与が民間給与を六百三十一円、〇・一五%下回ることになりました。この較差を解消するため、俸給表の水準を引き上げるとともに、平成三十年度に予定していた本府省業務調整手当の引上げの一部を実施することといたしました。
 特別給につきましては、公務と民間における直近一年間の支給割合を比較した結果、公務が民間を下回ったことから、〇・一月分の引上げを行い、年間四・四〇月分とすることといたしました。引上げ分につきましては、勤務実績を反映する勤勉手当に配分することとし、本年十二月期分から引き上げることといたしました。
 また、給与制度の総合的見直しにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、本年四月から本府省業務調整手当の引上げを行うとともに、平成三十年度においても同手当の引上げを行うことといたしました。あわせて、若年層を中心に、平成二十七年一月一日に抑制された昇給の回復を行うことといたしました。
 次に、公務員人事管理に関する報告について御説明いたします。
 国家公務員の人材確保が引き続き厳しい状況にある中、積極的に人材確保策を展開するとともに、働き方改革により、魅力ある公務職場を実現する必要があります。特に、長時間労働の是正に向けて、より実効性ある取組の推進が強く求められています。また、職員の能力開発等の推進、管理職員のマネジメント能力の強化等のほか、非常勤職員の勤務環境の整備を進めてまいります。
 国家公務員の高齢期雇用については、当面の措置として義務的再任用により対応していますが、公務能率の低下が危惧されるなどの課題も指摘されており、定年の引上げに向けて、平成二十三年の意見の申出以降の諸状況の変化も踏まえ、必要な検討を鋭意進めていくこととしております。
 以上、本年の報告及び勧告の概要を御説明いたしました。
 榛葉委員長始め、内閣委員会の委員の皆様におかれましては、人事院勧告制度の意義や役割に御理解を賜り、この勧告を速やかに実施していただきますようお願い申し上げます。
#62
○委員長(榛葉賀津也君) 以上で説明の聴取は終わりました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時四十八分散会
ソース: 国立国会図書館
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