2015/04/14 第189回国会 参議院
参議院会議録情報 第189回国会 経済産業委員会 第5号
#1
第189回国会 経済産業委員会 第5号平成二十七年四月十四日(火曜日)
午前十時一分開会
─────────────
出席者は左のとおり。
委員長 吉川 沙織君
理 事
磯崎 仁彦君
滝波 宏文君
宮本 周司君
加藤 敏幸君
倉林 明子君
委 員
阿達 雅志君
岩井 茂樹君
高野光二郎君
松村 祥史君
渡邉 美樹君
小林 正夫君
直嶋 正行君
安井美沙子君
佐々木さやか君
浜田 昌良君
東 徹君
松田 公太君
中野 正志君
荒井 広幸君
国務大臣
経済産業大臣 宮沢 洋一君
副大臣
経済産業副大臣 高木 陽介君
事務局側
常任委員会専門
員 奥井 俊二君
─────────────
本日の会議に付した案件
○官公需についての中小企業者の受注の確保に関
する法律等の一部を改正する法律案(内閣提出
)
○参考人の出席要求に関する件
─────────────
#2
○委員長(吉川沙織君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。
政府から趣旨説明を聴取いたします。宮沢洋一経済産業大臣。
#3
○国務大臣(宮沢洋一君) おはようございます。官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。
我が国経済の持続的な成長を実現するためには、成長戦略を確実に実行して経済の好循環を確かなものとし、景気回復の実感を全国津々浦々にまで届けることが必要不可欠であります。このため、地域の経済と雇用を支える重要な存在である中小企業・小規模事業者の活力を最大限に発揮させるために、創業間もない中小企業の官公需への参入を促進し、また、地域産業資源を活用したふるさと名物の開発、販路開拓を促進することにより、地域を挙げて中小企業・小規模事業者の商品、サービスへの需要を掘り起こす必要があります。
以上が本法律案を提案した理由であります。
次に、本法律案の要旨を御説明申し上げます。
第一に、実績が重視される傾向にある国等との契約において、創業間もない中小企業の受注機会は限られているため、官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律において、受注機会の増大を図る措置を講じます。創業十年未満の中小企業者を新規中小企業者として定義し、新規中小企業者等との契約目標の設定、受注機会の増大のための措置等を盛り込んだ基本方針を策定するとともに、国等の契約の実績の概要の公表を行います。
第二に、地域産業資源の更なる活用促進を図ります。中小企業による地域産業資源を活用した事業活動の促進に関する法律を改正し、市区町村の役割を明確化することにより積極的な関与を促し、また、地域産業資源を活用する事業者に対して需要の動向に関する情報提供等の支援を行うこと等により、消費者嗜好を捉えたふるさと名物の開発、販路開拓を促進する仕組みを新たに盛り込みます。
第三に、独立行政法人中小企業基盤整備機構法を改正し、業務の追加を行います。地域産業資源を活用した事業活動を促進するため、市区町村を通じた貸付けを追加し、また、各省各庁等の依頼に応じて、中小企業者の受注の機会の増大を図るための情報提供業務等を新たに行います。
以上が本法律案の提案理由及びその要旨であります。
何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同くださいますようよろしくお願い申し上げます。
#4
○委員長(吉川沙織君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
─────────────
#5
○委員長(吉川沙織君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律等の一部を改正する法律案の審査のため、参考人の出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(吉川沙織君) 御異議ないと認めます。なお、その日時及び人選等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(吉川沙織君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。本日はこれにて散会いたします。
午前十時五分散会