2015/02/06 第189回国会 参議院
参議院会議録情報 第189回国会 本会議 第4号
#1
第189回国会 本会議 第4号平成二十七年二月六日(金曜日)
午後零時三十一分開議
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#2
○議事日程 第四号─────────────
平成二十七年二月六日
午後零時三十分 本会議
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第一 シリアにおける邦人へのテロ行為に対す
る非難決議案(中川雅治君外十四名発議)(
委員会審査省略要求)
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○本日の会議に付した案件
議事日程のとおり
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#3
○議長(山崎正昭君) これより会議を開きます。日程第一 シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案(中川雅治君外十四名発議)(委員会審査省略要求)
本決議案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、これを議題とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(山崎正昭君) 御異議ないと認めます。よって、本決議案を議題といたします。
まず、発議者の趣旨説明を求めます。中川雅治君。
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〔議案は本号末尾に掲載〕
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〔中川雅治君登壇、拍手〕
#5
○中川雅治君 ただいま議題となりましたシリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案につきまして、発議者を代表し、案文を朗読いたします。シリアにおける邦人へのテロ行為に対する非難決議案
今般、シリアにおいて、ISILにより二名の邦人に対し非道、卑劣極まりないテロ行為が行われた。本院は、この許しがたい暴挙を、断固非難する。また、御家族の御心痛を思えば言葉もなく、誠に無念、痛恨の極みであり、深い同情の念を表明する。
このようなテロ行為は、いかなる理由や目的によっても正当化されるものではない。我が国及び我が国国民はテロリズムを断固として非難するとともに、決してテロを許さない姿勢を今後も堅持することを本院はここに表明する。
我が国は、中東・アフリカ諸国に対する人道支援を拡充することにより国際社会の平和に寄与するとともに、国連安保理決議に基づいて、テロの脅威に直面する国際社会との連携と取組を一層強化するよう、政府に要請する。
さらに、政府に対し、国内はもとより、海外の在留邦人の安全確保に万全の対策を講ずるよう要請する。
最後に、本院は、我が国国民を代表し、本件事案への対応に際し、ヨルダンを始めとする関係各国、国際機関及び関係者によって示された強い連帯と、解放に向けてなされた協力に対し、深い感謝の意を表明する。
右決議する。
以上であります。
何とぞ皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(拍手)
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#6
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。本決議案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
〔投票開始〕
#7
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。〔投票終了〕
#8
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。投票総数 二百三十一
賛成 二百三十一
反対 〇
よって、本決議案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
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〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
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#9
○議長(山崎正昭君) ただいまの決議に対し、外務大臣から発言を求められました。外務大臣岸田文雄君。〔国務大臣岸田文雄君登壇、拍手〕
#10
○国務大臣(岸田文雄君) この度の事件によって二名の日本人がテロの犠牲となられたことは、誠に無念、痛恨の極みであります。非道、卑劣極まりないテロ行為は絶対に許すことはできません。我が国が、テロに屈することは決してありません。ただいま採択されました御決議の趣旨を踏まえ、政府といたしましても、今後とも、国内外の日本人の安全確保に万全の対策を講じてまいる所存であります。(拍手)
#11
○議長(山崎正昭君) 本日はこれにて散会いたします。午後零時三十七分散会