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2014/06/20 第186回国会 参議院 参議院会議録情報 第186回国会 本会議 第33号
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2014/06/20 第186回国会 参議院

参議院会議録情報 第186回国会 本会議 第33号

#1
第186回国会 本会議 第33号
平成二十六年六月二十日(金曜日)
   午後六時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第三十三号
  平成二十六年六月二十日
   午後五時三十分開議
 第一 建築士法の一部を改正する法律案(衆議
  院提出)
 第二 会社法の一部を改正する法律案(第百八
  十五回国会内閣提出、第百八十六回国会衆議
  院送付)
 第三 会社法の一部を改正する法律の施行に伴
  う関係法律の整備等に関する法律案(第百八
  十五回国会内閣提出、第百八十六回国会衆議
  院送付)
 第四 原子力委員会設置法の一部を改正する法
  律案(内閣提出、衆議院送付)
 第五 放送法及び電波法の一部を改正する法律
  案(内閣提出、衆議院送付)
 第六 行政書士法の一部を改正する法律案(衆
  議院提出)
 第七 小規模企業振興基本法案(内閣提出、衆
  議院送付)
 第八 商工会及び商工会議所による小規模事業
  者の支援に関する法律の一部を改正する法律
  案(内閣提出、衆議院送付)
 第九 学校教育法及び国立大学法人法の一部を
  改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 第一〇 学校図書館法の一部を改正する法律案
  (衆議院提出)
 第一一 養豚農業振興法案(衆議院提出)
 第一二 花きの振興に関する法律案(衆議院提
  出)
 第一三 内水面漁業の振興に関する法律案(衆
  議院提出)
 第一四 介護・障害福祉従事者の人材確保のた
  めの介護・障害福祉従事者の処遇改善に関す
  る法律案(衆議院提出)
 第一五 アレルギー疾患対策基本法案(衆議院
  提出)
 第一六 国民が受ける医療の質の向上のための
  医療機器の研究開発及び普及の促進に関する
  法律案(衆議院提出)
 第一七 過労死等防止対策推進法案(衆議院提
  出)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、環境大臣石原伸晃君問責決議案(榛葉賀津
  也君外七名発議)(委員会審査省略要求)
 一、日程第一より第一七まで
 一、国会法等の一部を改正する法律案(衆議院
  提出)
 一、参議院規則の一部を改正する規則案(長谷
  川岳君外二名発議)
 一、参議院情報監視審査会規程案(長谷川岳君
  外二名発議)
 一、議院運営委員長岩城光英君解任決議案(前
  川清成君外二名発議)(委員会審査省略要求
  )
 一、法務局、更生保護官署、入国管理官署及び
  少年院施設の増員に関する請願外三百二十一
  件の請願
 一、委員会及び調査会の審査及び調査を閉会中
  も継続するの件
     ─────・─────
#3
○議長(山崎正昭君) これより会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。
 榛葉賀津也君外七名発議に係る環境大臣石原伸晃君問責決議案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、日程に追加してこれを議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○議長(山崎正昭君) 御異議ないと認めます。
 よって、本決議案を議題といたします。
 まず、発議者の趣旨説明を求めます。浜野喜史君。
    ─────────────
   〔議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔浜野喜史君登壇、拍手〕
#5
○浜野喜史君 民主党・新緑風会の浜野喜史です。
 私は、提出会派を代表して、ただいま議題となりました環境大臣石原伸晃君問責決議案の提案理由を説明させていただきます。
 まず、決議案の案文を朗読いたします。
  本院は、環境大臣石原伸晃君を問責する。
   右決議する。
 以下、提案の趣旨を申し述べます。
 石原大臣は、六月十六日、官房長官を訪ねた際、記者とのやり取りの中で、福島の中間貯蔵施設の建設に関し、最後は金目でしょと発言をしました。
 この発言は、故郷を追われて困難な生活を続けている被災地に寄り添うどころか、住民を侮蔑していると言われても仕方がないものであり、謝罪で許されるようなものではありません。大臣としてのみならず、政治家としての資質を疑わざるを得ない発言であります。かつて石原大臣が自民党幹事長だった時代に、民主党の大臣に対して放った言葉を引用すれば、まさに万死に値するものであります。
 石原大臣は、六月十九日の参議院環境委員会において釈明しました。要は、最後は金目でしょとの発言の趣旨は、住民説明会の結果、様々な要望が出たので、最後は予算措置をしっかりやっていくことが必要だということであると説明しました。しかし、どう好意的に見ても、また幅広に解釈をしても、最後は金目でしょは、最後は予算措置でしょとは受け取れません。
 被災地の皆さん、とりわけ中間貯蔵施設に関わる皆さんの不信を買い、福島復興に向けた数多くの関係者の御尽力を水泡に帰すことにつながりかねない今回の発言の結果責任を負っていただかなければなりません。
 大臣は、今回の発言に関して、被災地に寄り添って丁寧に説明していきたいなどと釈明していますが、そもそも石原大臣が被災地に寄り添って心から福島の復興を考えているのか疑問であります。先祖代々の土地、住み慣れた故郷を奪われ、いつ我が家に帰ることがかなうのかも分からない状況にある人たちを思えば、心から丁寧に話を伺うところから始まるはずではないでしょうか。
 しかし、石原大臣は、その労すら取っていないと言わざるを得ません。五月末から始まった十六回にわたる中間貯蔵施設に関する地元説明会に一度として出席していません。なぜでしょうか。大臣としての責任感があり、地元被災者を思う心があったならば、全ての回とは言わずとも、自ら説明会でお話を伺うことがあってしかるべきだったのではないでしょうか。しかも、副大臣、政務官も一度も出席していないということまで分かりました。
 説明会では、地元の方々から厳しい意見が出されたと聞いております。石原大臣は、説明会が終了したこと、今後の予定などを官房長官に説明した帰りに問題発言をしました。地元の方々の厳しい意見を伺うという政治家としての仕事を役人に押し付け、身内である官邸に報告に行くというところだけを自分でやろうとしたため、被災地に思いをはせることができずに、今回の結果を招いたと言わざるを得ません。
 また、石原大臣は、昨年八月十一日に福島で開かれた復興策を話し合う会合の挨拶で、中間貯蔵施設の建設について、福島県を始め皆さんが自ら行動するという認識をしっかりと持っていただくことが重要だと述べたと報じられています。中間貯蔵施設は政府の責任で設置するものであることを所管大臣ならば当然認識していたはずです。それにもかかわらず、中間貯蔵施設の設置の責任を福島県に負わせるかのような発言をしました。事故の被害者に対して事故の後処理の責任を取らせようとするなど、言語道断です。
 以上、石原大臣がいかに福島に思いを寄せることができないか、環境大臣の重責を任せるわけにはいかない理由を説明してきましたが、石原大臣は、この参議院において、今国会、失態を演じています。三月十七日の環境委員会への遅刻の件であります。重要な委員会審議に当たって遅刻することなどもってのほかですが、遅刻の理由についても、当初は事故渋滞などと、虚偽と言われてもしようがない報告をしていました。
 しかも、当日は、国賓であるベトナム国家主席の歓迎式典が宮中で行われていましたが、石原大臣はこれを欠席しています。民主党政権下において、国賓をお招きした宮中行事を欠席した大臣に対し、天皇陛下への侮辱であり、日本国民を愚弄した行為であり、大臣の資格はないとして問責決議案が提出されています。よもや良識ある議員は、民主党の大臣が宮中行事を欠席した場合は問責だが、自民党の大臣は不問であるなどと筋の通らないことをお考えにならないと思います。
 これまで申し述べましたように、石原伸晃君が福島県の復興にとって不可欠な除染や中間貯蔵施設の建設等を所管する環境大臣の重責を担い続けることこそが、福島復興の足かせになっていると断ぜざるを得ません。
 東日本大震災からの復興、福島県の復興を願う良識ある議員諸君には、自らの良心に従って、この環境大臣石原伸晃君問責決議案に御賛同いただきたい、そう願って、提案理由の説明を終わります。(拍手)
    ─────────────
#6
○議長(山崎正昭君) 本決議案に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。中川雅治君。
   〔中川雅治君登壇、拍手〕
#7
○中川雅治君 自由民主党の中川雅治でございます。
 私は、自由民主党及び公明党を代表し、ただいま議題となりました石原伸晃環境大臣に対する問責決議案に対し、断固反対する立場から討論を行います。
 石原環境大臣が東京電力福島第一原子力発電所事故の除染に伴う土壌等を保管する中間貯蔵施設建設に関し発言した件について、ただいま御指摘がございました。しかし、大臣の真意は全く違うところにあります。
 この発言の後の記者会見で、石原大臣は、最後は用地の補償額や地域振興策などの規模を示すことが重要な課題となると申し上げたと説明されております。
 さらに、十九日の参議院環境委員会でも、発言の趣旨は、住民説明会の結果出た様々な政策的要望に対し、最後は予算措置をしっかりとつくっていかなければならない、すなわち、用地の補償、さらには生活再建、地域振興策の規模を示すことが重要な課題になると申し上げたもので、お金で全てを解決するという意図では全くないと述べられております。
 そして、しかし、品位を欠き、誤解を招く表現により不快な思いを抱いた方が大勢いらっしゃる、そのことについては心からおわびを申し上げ、撤回させていただきたい、国会会期終了後、速やかに地元の福島を訪ねさせていただいて、直接おわびを申し上げる所存であるとも言われております。
 さらに、中間貯蔵施設は、地元の皆様方の理解なくして成し遂げることはできない、安倍内閣の最大の重要課題の一つであるこの問題について、被災された皆様方の心に寄り添ってこれからも丁寧に仕事をさせていただきたいと説明しておられます。
 また、石原大臣は、お金で物事が解決できると思っておりませんし、そんな気持ちは毛頭ございませんとはっきり述べられておりますし、また、環境省は二千億の予算の小さな役所であるから、これから多くの要望に対してしっかりと応えていくための予算を確保していかなければならないと決意を述べられたのであります。
 これらの御発言が示すように、石原大臣の意図するところは、地元の皆様からの要望に応えるためにしっかりと予算を確保していかなければならないというところにあったのであります。このことを福島の皆様にも是非御理解をいただきたいと思うのであります。
 石原環境大臣は、平成二十四年十二月の福島県知事との意見交換を始めとして、十七回福島に出張され、自治体の首長との意見交換や、除染現場の視察、また、ふくしまのこれからを考える座談会において地元の方々と懇談するなど、精力的に活動されておられます。問責決議案にある、大臣の責任感が欠如しているとの指摘は全く当たりません。石原大臣におかれましては、これからも引き続き、除染、中間貯蔵施設建設に取り組んでいただき、被災地の復興のために仕事をしていただきたいと思います。
 現在、環境省は、中間貯蔵施設建設を始めとする復興問題だけでなく、地球温暖化対策など数多くの課題を抱えております。石原大臣におかれましては、これらの問題にこれからもしっかりと取り組んでいただくことが政治家としての責任であると考えます。
 石原大臣は、大臣就任以来、懸案の多い我が国の環境行政に尽力され、一つ一つ実績を積み重ねてこられました。
 昨年五月、東日本大震災により被災した三陸地域の復興に貢献するため、三陸復興国立公園を創設されました。昨年十月に、熊本市、水俣市で水銀に関する水俣条約の採択、署名のための外交会議を開催し、議長として会議を成功に導かれました。また、地球温暖化対策に熱心に取り組まれ、浮体式洋上風力発電を始めとした再生可能エネルギーや省エネ対策の推進に尽力されておられます。
 さらには、東日本大震災により大量に発生した岩手県、宮城県の瓦れきについて、目標期日としていた今年三月末に処理を完了させました。これは石原大臣の強いリーダーシップがあったからこそ成し遂げられたものであります。今年四月には、日中韓三か国環境大臣会合を開催し、PM二・五を含む大気汚染について、今後の協力内容について合意いたしました。
 このように、石原大臣は、これまでも強いリーダーシップと実行力で様々な課題の先頭に立ってこられました。しかしながら、まだまだ我が国の環境行政には多くの課題が山積しております。今後とも、粘り強く誠実なお人柄と強い指導力で困難な環境行政の諸課題に取り組んでいただきたいと強く念願いたします。
 議員各位が石原環境大臣問責決議案に反対されることを切望し、私の反対討論を終わります。(拍手)
#8
○議長(山崎正昭君) 大島九州男君。
   〔大島九州男君登壇、拍手〕
#9
○大島九州男君 民主党の大島九州男です。
 私は、会派を代表して、石原環境大臣に対する問責決議案について、賛成の立場から討論をさせていただきます。
 私は、東日本大震災発災後、民主党副幹事長として、宮城県の担当の党務をさせていただいていました。その際、当時幹事長の輿石副議長に呼ばれて、原発事故の福島は、被災三県の中でも、放射能の恐怖、福島第一原発の汚染水問題、除染等いろんな課題が山積し、制度と現実の谷間がある、君は現地に行って、その現実と制度の谷間を埋めてこいと言われ、福島に入らせていただきました。
 そこで体験したことは、津波被害の被災者の皆さんは、多くの苦しみ、悲しみの中においても、家はなくなったけれど、家族が無事だったことが有り難い、家族は失ったけれど、私は元気です、亡くなった家族の分まで頑張って生きていきたい、多くの方々の家族の御遺体が見付からない中、私は御遺体に対面させていただけただけでも有り難い、このような前向きな言葉に私は心を痛め、何としてもこの復興を成し遂げねばならないと、宮城県の担当を誠心誠意させていただいておりました。
 福島に入らせていただいて感じたことは、津波被害と原発事故の被害は違うということでした。絶対安全と言われた原発が自分の郷土を奪った、お墓参りにも行けない、一緒に平和に暮らしていた家族がばらばらになった、行政に、東京電力にだまされた、その言葉を至るところで聞かせていただきました。被災地にとって本当に大切なことは、被災者の皆さんに寄り添い、その心と同じ心で仕事をさせていただく、そのことの重要性を改めて教えていただきました。
 それから、私は、飯舘村の除染の仮置場の問題や川俣町の農地除染の問題、いずれも現地に何度も足を運び、地元の皆さんの意見を聞かせていただいて、関係省庁と調整をさせていただきながら、担当大臣、副大臣、政務官に大事なところは現地に出向いていただいて、解決策を実行させていただいてきました。そこで生まれたのは地元の皆さんとの信頼であります。地元の皆さんと触れ合うからこそ、そこに信頼が生まれるのです。その信頼が何よりの宝です。
 問題が起こると私が指名をいただいて、何度も足を運ばせていただきました。中小企業立地補助金の関係で県と政府が対立し、立ち行かなくなったときも、現地に入り意見交換する中で、全国に対応する制度でなく、警戒区域と津波被害地域にしか対応できない制度に変えて、予算立てすることで解決することもできました。そんな知恵も、現地に入り、そこでみんなと触れ合いながら考えるからこそいただける知恵だったと思っています。
 私たち政治家に必要なことは、国民に直接関わり、その声を国政に反映する重大な使命とともに、役所にはできない難しい問題を正面から受け止めて、逃げずに、体を張って正面から立ち向かっていくところに政治家の大きな役割があるんです。
 しかし、石原大臣、あなたは、十六回にわたる中間貯蔵施設建設に関する地元説明会に一度として出席をしていません。なぜですか。大臣として責任感があり、地元被災者に寄り添う心があったならば、自ら説明会でお話を伺うことは当然じゃないですか。しかも、副大臣、政務官の政務三役も一度も出席をしていません。説明会では、なぜ大臣が来ないのか、多くの声をいただきながら、その言葉を無視してきたじゃありませんか。そんなことで国民の声の代弁者と言えるんですか。
 今回、石原大臣が、官房長官への報告の後のぶら下がり会見で、最後は金目でしょと。まさに、被災者の皆さんに触れず、寄り添うことを行ってこなかった大臣だから出た言葉です。(発言する者あり)
 自民党の皆さんは、それが正しいというやじがありましたが、病院で胃ろう措置を見学した際の感想が、人間に寄生しているエイリアンが人間を食べて生きているみたいだ。信じられません。石原大臣、あなたこそ、被災者を不安のどん底に陥れ、真面目に取り組んでいる多くの国会議員や環境省職員をないがしろにする、国会議員の風上にも置けない国会に寄生するエイリアンだ。一人の人間として、国会議員として、政府の要職を任せることのできない人物であるということは、もはや明白であります。
 石原大臣は、この参議院においても、今国会、致命的な失態を演じています。三月十七日の環境委員会への十分間の遅刻。貴重な委員会審議に当たって遅刻することなどもってのほかであることは言うまでもありませんが、遅刻の理由についても、当初は事故渋滞などと虚偽報告をしていました。それはうそでしょう。しかも、当日は国賓であるベトナム国家主席の歓迎式典が宮中で行われていましたが、石原大臣はこれも欠席しています。
 民主党政権下において、国賓をお招きした宮中行事を欠席した大臣に対して、自民党及び公明党は、天皇陛下への侮辱であり、国民を愚弄した行為だと、大臣の資格はないとして問責決議案を提出しています。大臣の職責は党派は関係ありません。前回の問責決議案に賛成された議員の皆さんは当然賛成されるのが憲政の常道と考えますが、いかがでしょうか。
 私は、こういった資質のない大臣を任命した安倍総理の任命責任が一番重いと思います。自民党にはもっと現場を大切にし、体を張って対処できる人材が多くいらっしゃいます。
 石原大臣、そもそもあなたは環境大臣などおやりになりたくなかったのではないですか。嫌々やっているようにしか私には見えません。日本の国民のための政治を行う行政のトップ、特に環境大臣は、東日本大震災、原発事故の収束、復興の要となる大切なポストです。そこにやる気の感じられない人材を登用するとは、安倍総理は本当に復興を推進する気概があるのでしょうか、私には感じられません。
 石原大臣、安倍総理に伝えてください。おごれる平家は久しからず。安倍総理、あなた自身が日本の総理大臣として謙虚になり、国民の声を聴く姿勢になれば、あなたが任命した大臣はその心を受けて、被災地に赴き、被災者に謙虚に寄り添い、本当に被災者の立場に立った政策の実行ができるようになるのです。石原大臣、あなたの失言は、安倍総理のおごりの心が導いたものです。
 集団的自衛権の憲法解釈変更を閣議決定で行おうとしている総理自身、その驕慢な心を変えない限り、この負の連鎖は止まりません。そして、安倍総理が、石原環境大臣のこのような発言が日本を壊す始まりであることに気付いていただかなければ、総理によってこの国は失われます。石原大臣もそのことをしっかり安倍総理に伝えてください。
 最後に、石原大臣が福島県の復興にとって不可欠な除染や中間貯蔵施設の建設等を所管する環境大臣の重責を担い続けることは、福島の復興のマイナスです。
 石原大臣には、自らの過去の発言を改めて省みていただき、強く猛省を促した上で、問責すべきものとし、東日本大震災からの復興、福島県の復興を願う国民から選出された議員の皆さん、この環境大臣石原伸晃君問責決議案に御賛同いただくことを願い、私の賛成討論とさせていただきます。(拍手)
#10
○議長(山崎正昭君) 清水貴之君。
   〔清水貴之君登壇、拍手〕
#11
○清水貴之君 日本維新の会・結いの党の清水貴之です。
 私は、会派を代表いたしまして、ただいま議題となりました石原伸晃環境大臣への問責決議案に賛成の立場から討論を行います。
 石原大臣は、今週、福島第一原発事故に伴う中間貯蔵施設の建設をめぐり、最後は金目でしょと発言しました。この発言をめぐって大臣は釈明と陳謝に追われ、直後には、正確な発言を覚えていない、正式な会見での発言ではないとかたくなに撤回を拒んでいましたが、その後、品位を欠く表現で不快な思いをされた方には心からおわびし撤回したいなどと発言、朝令暮改の混乱は、昨今の環境行政に対する信頼を失墜させました。
 福島県知事が、この発言に対し、住民の皆さんのふるさとを思う気持ちを踏みにじり、誠に遺憾だと表明し、同県議会も全会一致で抗議文を提出していることは皆様御承知のとおりでありますが、言うまでもなく、福島県の皆さんが今求めているのは、金目ではなく、放射能なんか全く気にしなくてよかった日々であり、子供や孫と笑って暮らせる生活であることを思うと、この度の発言と対応は本当に残念でなりません。
 先祖代々の土地やお墓、家族で暮らしていた家を手放すことに、福島の復興のためならばと、日本の未来のためならばと、泣く泣く協力しようとしてくださる方に対し、まるで金を出せばいいんだろうとも受け取れる発言。大臣、金銭に代えられない有形無形のふるさとの財産を喪失し、未来に不安を抱え、日々重苦しい生活を余儀なくされている皆さんのことを、もう一度、もう一度考えてみてください。
 信頼なくして復興なし。石原大臣は以前、公共の電波を使って、福島第一原発のことを福島第一サティアンと発言しました。本来はこの時点で復興の任務をつかさどる大臣に向かないことが明らかでありますが、大臣就任以降も、今年三月十七日の参議院環境委員会に遅刻をし、あわせて、不誠実な理由説明をして国民を欺いたことで、既にイエローカードを提示されている立場であります。
 今回の発言は、日頃の本音がかいま見えるものとして、著しく福島県民の信頼を損ね、二度目のイエローカードで、いえいえ、若しくは一発レッドカードで退場を促された大臣が、幾ら今後も職責を全うしたいと言っても、それはもはや国民の胸には響きません。石原大臣が今のポストに居座り続けること自体、中間貯蔵施設の議論を前に進めることに際しての障害となります。
 先月末から十六回にわたって開かれた中間貯蔵施設に関する政府説明会、なぜこんな大事な説明会に大臣を始め政務三役が一人も一度も出席をしていないのでしょうか。大臣の公務スケジュールを環境省から出してもらいました。その説明会の日程と突き合わせてみましたが、大臣公務によってどうしても出席できなかったのは、六月九日、参議院決算委員会が開かれていた日、一日だけです。
 六月八日、日曜日の説明会は、この国会のすぐ近くの砂防会館で開かれました。行こうと思えばすぐに行ける距離です。六月十四日、土曜日ですが、この日、福島県で三回説明会が開かれています。その日の大臣のフェイスブックには、御自宅の御近所の中華料理店のおいしそうな冷やし中華の写真が投稿されています。暑くなってきましたから、冷やし中華を食べたくなる気持ち、よく分かります。
 そのようなプライベートな御予定もあるでしょう。大臣公務以外の御自身の政治活動もあるでしょうから、全てに参加するべきだとは言いませんが、会場からは、なぜ大臣が来ないのだという意見も多く出ていたと聞きます。一度ぐらいは会場に足を運び、直接住民の皆さんの声に耳を傾けてもよかったのではないでしょうか。
 大臣は、実務的な説明会なので実務者に任せていた、出てきた意見をまとめた三センチぐらいの冊子をいつも持ち歩いているとおっしゃっていますが、文章でコメントを読むのとじかに話を聞くのとでは全く違います。もっと大臣には、住民の皆さんの複雑な思い、なかなか口に出すことができない心の奥底にある思いにまで気持ちを寄せてほしかった。そうすれば、あのような最後は金目でしょなどという発言は出てこなかったのではないかと思います。
 国会が閉会して、これから失言による謝罪のために福島に足を運ぶことになるとは何とも皮肉な結果ではありますが、このままでは、震災復興どころか、復興事業の停滞と政治不信にますますの拍車を掛けることになります。双葉町の伊澤町長が、町民は感情を害している、施設は大切だが、進展は厳しい状況だと話しているとおり、今後、福島の皆さんは交渉のテーブルには決してフラットな気持ちで立つことはできないでしょう。
 課題が山積する復興事業ですから、いち早く国民が納得する形で責任を取り、新しい体制の下に復興事業と環境行政が強力に推進されることが望まれます。
 潔い、そして速やかな大臣の退陣を求めて、私の賛成討論といたします。(拍手)
#12
○議長(山崎正昭君) 水野賢一君。
   〔水野賢一君登壇、拍手〕
#13
○水野賢一君 みんなの党の水野賢一です。
 石原伸晃環境大臣に対する問責決議案に賛成の立場から討論をいたします。
 今回の、最後は金目でしょという発言に多くの人が怒っているのはなぜでしょうか。それは、この発言の背景には、金さえあれば最後は何とでもなるという大臣の本音が表れているからではないですか。口では被災地に寄り添うと言いながら、実際には被災地を愚弄し、国民を愚弄していると感じるからではないですか。大臣は誤解だと言います。しかし、誤解ではなく、あれこそ大臣の本音なのではないですか。
 発言については、大臣御自身も品位を欠いていたと認めておられます。しかし、品位を欠いた発言が出てくるのは、大臣御自身が品位を欠いた本音を持っているからではありませんか。
 三年前に、当時の鉢呂経済産業大臣が福島第一原発を訪問したときに、死の町などと発言したと報じられました。そのときに万死に値すると強く批判したのは一体全体誰だったんですか。当時の自民党幹事長、石原伸晃氏ではないですか。そして、記者会見で、良識ある大人が、酔っ払っても、どんな状態でもそんな話をしてはいけないと強く批判したのは一体全体誰だったんですか。これまた当時の自民党幹事長、石原伸晃氏ではないですか。
 万死に値するにしても、どんな状態でも大人が言ってはいけないにしても、まさに今回の最後は金目でしょ発言のためにあるような言葉ではないですか。
 さて、国会質疑の中では、大臣の最後は金目でしょの発言が今後の中間貯蔵施設建設に悪影響があるかどうかも議論をされました。さすがに大臣も悪影響はないとまでは言えなかったのでしょう、はぐらかし答弁を続けました。しかし、代わりに驚くべき答弁をした人がいます。井上信治副大臣です。中間貯蔵施設などに関して、地元の理解を得るのにマイナスの影響があるとは思いませんかという質問に、思いませんとはっきり答弁をしたんです。
 どういう神経をしているんですか、この副大臣は。地元との信頼関係が崩れたんです。何の影響もないわけないじゃありませんか。しかも、何で悪影響はないと言えるのかの根拠を問われると、今度ははぐらかして、悪影響がないように頑張りますと言うだけなのですから、開いた口が塞がりません。まさに、大臣も大臣ならば副大臣も副大臣と言わざるを得ないじゃありませんか。
 さて、環境省の外局に原子力規制委員会があります。この人事は国会同意人事ですから、今国会にも人事案が提示をされました。
 ところで、この原子力規制委員会の人事は、規制組織である以上、原子力事業者と余りにも密接な関係のある人を避けるべきなのは当然のことです。そこで、法律が成立をした二年前の国会審議で、委員を選考するに当たってのガイドラインを策定することになったわけです。そして、当時の民主党政権が、原発関係者から過去三年にわたって五十万円以上の資金を受け取った者は委員になれないといったガイドラインを作りました。
 しかし、今回の人選に当たっては、石原大臣は、そのガイドラインは全く考慮しなかったと明言しています。民主党政権の策定したガイドラインに拘束されないというだけならばまだ分かります。しかし、それに代わる新たなガイドラインを作ったのかといえば、それもしていません。
 ガイドラインを策定するということは、国会審議の中で法案提出者が再三再四答弁していることです。立法者の意思なんです。それをいとも簡単にほごにするとはどういうことですか。前の政権のガイドラインに拘束されたくないというだけならばまだしも、立法者の意思に拘束されるのは当たり前のことじゃないですか。
 行政府の役割とは、国会で立法された法律を忠実に執行することです。国会審議で示されたガイドラインを作るという立法者の意思などどうでもいいというのでは、国会審議の意味がなくなってしまうではないですか。
 国会軽視といえば、所管委員会の遅刻も忘れてはなりません。こうした数多くの問題の背景にあるのは石原大臣の、いや自民党政権のおごりがあるのではないですか。
 もちろん、こうしたおごりを許してきてしまった私たち野党も反省しなければなりません。力を合わせて自公政権を追い込んでいくだけの迫力ある野党勢力づくりも必要でしょう。一強多弱の一強と言われる自民党も決して安泰ではないでしょう。おごれる者は久しからずです。そのことを私たち野党の力で示していかなければなりません。
 本日は、国会のルールに従って、みんなの党という会派を代表する形で討論をいたしました。しかし、僣越ながら、私の申し上げたことは、我が会派のみならず多くの野党の共有する思いだと信じます。いや、野党だけではないはずです。与党の方々の中にも、人間としての品性や良識を持っている方々は多くいらっしゃるはずです。そうした方々は、さすがに今回の石原大臣の発言だけは許せないと内心思われていらっしゃるのでしょう。投票に当たっては、そうした方々の良識に期待をしながら、私の賛成討論といたします。(拍手)
#14
○議長(山崎正昭君) 市田忠義君。
   〔市田忠義君登壇、拍手〕
#15
○市田忠義君 私は、日本共産党を代表して、石原伸晃環境大臣の問責決議案に賛成する討論を行います。
 中間貯蔵施設の建設をめぐっての石原環境大臣の最後は金目でしょという発言は、大臣が環境委員会で釈明した、被災者の皆様の心に寄り添ってどころか、全く正反対の被害者の気持ちを踏みにじる重大発言と言わなければなりません。
 この大臣発言に対して、佐藤福島県知事は、避難している住民や県民がこの三年四か月の間どれほど苦しんできたかを本当に理解しているのか、住民のふるさとへの気持ちを全く顧みない発言だと述べています。建設候補地とされ、帰還困難区域が九六%を占める双葉町の伊澤町長も、本当に困る発言だ、補償や賠償など金が目当てだと誤解を招く、大熊町の渡辺町長も、とても受け入れられない問題発言だと怒りをあらわにしているのは当然のことであります。双葉町は昨年十一月、国に対して、原子力発電所事故からの復興という、前例のない取組の中で、多くの課題を抱え、困難な状況にありますと、厳しい現状を痛切に訴えていたのであります。さらに、福島県議会は、自民党を含む全会派の一致した意思として平出議長名で、住民の尊厳を踏みにじるものであり、到底容認できるものではない、大臣自らが真摯で誠意のある対応を住民に示すよう求めると、抗議文を石原大臣宛てに送っています。
 石原大臣は、誤解を与えたことをわびると言いました。これは、自分の発言は正しいが、誤解をした者が悪いと言っているのと同じであります。しかし、皆さん、国民は誰も誤解はしていません。多くの国民は、大臣の発言が、原発事故に何の責任も痛みも感じない暴言であり、本音を述べたものだと正しく受け取っています。石原大臣の暴言に対して、十三万人を超える避難者を始め多くの国民が怒りの声を上げていることに、石原大臣自身はもちろんのこと、安倍政権全体が真摯に受け止めるべきだということをまず厳しく指摘しておきたいと思います。
 問責決議案に賛成する第一の理由は、石原大臣の最後は金目でしょという発言が、福島第一原発事故を引き起こして住民や県民に苦しい避難生活を強いてきた国の反省と責任が全く感じられない重大な発言であり、単に誤解を招いたとして陳謝、撤回すれば済むというものではない、まさに環境大臣としての資格そのものが厳しく問われているからであります。
 福島第一原発事故に何の責任もない福島県の住民が、苦しい避難生活を強いられ、その上に中間貯蔵施設建設の候補地にされています。石原大臣の発言は、このようにふるさとを追い出された住民、帰還したくても帰還できない住民の思いを逆なでするものであります。避難住民が用地の補償、生活再建、地域振興の具体的な金額や施策を求めるのは当然ではありませんか。それを金目当てだと言い張る発言は、大臣としてはもちろん、政治家としての資質も疑われるものであり、即刻辞任すべきであります。
 第二の理由は、大臣は釈明の中で、被災者の皆さんの心に寄り添って丁寧に説明し、対応していく心構えや行動に何の変更もないと述べておられます。しかし、実際は、町や住民が中間貯蔵施設建設に同意しなければ具体的な金額や施策を明らかにしないという姿勢であり、到底被災者の心に寄り添って対応しているとは言えないからであります。
 大臣も副大臣も政務官も、中間貯蔵施設の説明会には一度も出席はしていません。そればかりか、環境省は、住民説明会の中で、用地の補償、生活再建、地域振興の具体的な金額や施策についても住民には一切示してはいません。十四日の説明会終了後、伊澤双葉町長は、言葉は丁寧だが、町民が聞きたいことに対する答えになっていない、今後、国に具体的な回答を求めていくと述べ、渡辺大熊町長も、持ち帰ります、検討しますという回答が多く、こんな不誠実な対応ではかえって町民の間に不信感が募ると批判しておられます。
 第三の理由は、石原大臣のこうした発言は、最終処分場の確保については国が責任を持って行うといいながら、最終処分先も決めないまま、住民の全てが生まれ育ったふるさとを追われたままの双葉町などに、中間貯蔵施設先にありきで押し付けようとする国の姿勢を露骨に示したものであり、到底容認できないからであります。
 必死に帰還と町の復興に力を尽くしているところに、中間貯蔵施設の建設計画が持ち上がりました。町長や住民は、ふるさとの土地が取られてしまう、帰還したくとも帰還できなくなる、中間貯蔵施設によって町全体が分断され、復興、再興ができなくなってしまうなどの不安を訴えています。
 ところが、国は、最終処分先も決めないまま、来年一月の搬入開始というスケジュールに合わせて二つの候補地に中間貯蔵施設の建設を無理やり押し付けようとしています。また、環境省は、中間貯蔵開始後三十年以内に福島県外で最終処分を完了する旨を日本環境安全事業株式会社法に規定したいとしています。しかし、これによって三十年以内が担保されているわけでは決してありません。PCB対策が専門で放射性物質対策のノウハウが全くない同会社では、何らの保障措置にならないことは明らかであります。
 最終処分先を決めてから中間貯蔵施設の建設を提案するのが国の責任であります。中間貯蔵施設ありきの強行的な国の姿勢が、最後は金で解決すればいいという大臣の高慢な発言となって象徴的に現れているのであります。絶対に許されるものではありません。
 第四の理由は、石原大臣発言が、福島第一原発事故の原因もいまだに明らかではなく、収束どころか、日々被害が広がっているにもかかわらず、原発を重要なベースロード電源と位置付けたエネルギー基本計画を閣議決定し、あくまでも再稼働させようとする安倍政権の姿勢と軌を一にしたものだからであります。
 さきの原子力規制委員会委員の任命においても、安倍政権は、原発の再稼働を早める体制づくりのため、欠格要件に抵触する団体から資金提供を受けていた人物や、地震、断層が専門とは言えない人物を登用するなど、独立、中立、公正であるべき原子力規制機関の存在をゆがめる人事を強行いたしました。こうした安倍政権の再稼働ありきの態度が、石原大臣の中間貯蔵施設を金の力で強引に決着させようとする姿勢と結び付いているのであります。
 以上述べたように、大臣としての資格に欠けるこの間の数々の言動は、石原大臣自身の責任にとどまらず、任命した安倍首相の責任も重大だと言わざるを得ません。
 最後に、今年五月、福井地裁は、安倍政権の原発再稼働への暴走に待ったを掛ける画期的、歴史的な判決を下しました。憲法に保障された人格権、すなわち、国民の命と暮らしを守ること以上に大切なことはないという立場に立って、関西電力大飯原発三、四号機の運転差止めを命じるとともに、国民の命や安全よりもコストを優先する考え方をきっぱり退けた判決でした。これは国民の世論と運動が生み出した判決であり、安倍政権は、全国全ての原発の再稼働を断念し、即時原発ゼロの政治決断をすべきであります。
 日本共産党は、安倍政権がこの判決の内容を重く受け止めるとともに、大臣としての資格に全く欠ける石原環境大臣の辞任を強く求めて、賛成討論を終わります。(拍手)
#16
○議長(山崎正昭君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
#17
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 足立信也君外五十七名より、表決は記名投票をもって行われたいとの要求が提出されております。
 現在の出席議員の五分の一以上に達しているものと認めます。
 よって、表決は記名投票をもって行います。本決議案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
#18
○議長(山崎正昭君) 投票漏れはございませんか。──投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
#19
○議長(山崎正昭君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。
   〔議場開鎖〕
   〔参事投票を計算〕
#20
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数        二百三十七票  
  白色票            百四票  
  青色票          百三十三票  
 よって、本決議案は否決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#21
○議長(山崎正昭君) 日程第一 建築士法の一部を改正する法律案(衆議院提出)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。国土交通委員長藤本祐司君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔藤本祐司君登壇、拍手〕
#22
○藤本祐司君 ただいま議題となりました法律案につきまして、国土交通委員会における審査の経過と結果を報告いたします。
 本法律案は、建築物の設計及び工事監理の業務の適正化並びに建築主等への情報開示の充実を図るため、設計受託契約等の原則、及び延べ面積が三百平方メートルを超える建築物に係る設計受託契約等の締結に際しての書面の相互交付義務を定めるものです。また、延べ面積が三百平方メートルを超える建築物の新築工事に係る設計又は工事監理についての一括再委託の禁止、管理建築士の業務の明確化、建築士免許証の提示義務等について定めようとするものです。
 委員会におきましては、提出者衆議院国土交通委員長より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、報告いたします。(拍手)
    ─────────────
#23
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#24
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#25
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十九  
  賛成           二百三十九  
  反対               〇  
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#26
○議長(山崎正昭君) 日程第二 会社法の一部を改正する法律案
 日程第三 会社法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案
  (いずれも第百八十五回国会内閣提出、第百八十六回国会衆議院送付)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。法務委員長荒木清寛君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔荒木清寛君登壇、拍手〕
#27
○荒木清寛君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、会社法の一部を改正する法律案は、株式会社をめぐる最近の社会経済情勢に鑑み、社外取締役等による株式会社の経営に対する監査等の強化並びに株式会社及びその属する企業集団の運営の一層の適正化等を図るため、監査等委員会設置会社制度を創設するとともに、社外取締役等の要件等を改めるほか、株式会社の完全親会社の株主による代表訴訟の制度の創設、株主による組織再編等の差止め請求制度の拡充、特別支配株主の株式等売渡し請求制度の創設等の措置を講じようとするものであります。
 次に、会社法の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案は、会社法の一部を改正する法律の施行に伴い、商法その他の関係法律の規定の整備等を行おうとするものであります。
 なお、衆議院において、これらの法律案の法律番号中、平成二十五年を平成二十六年に改める等の修正及び、水俣病被害者の救済及び水俣病問題の解決に関する特別措置法第十二条第一項の特定事業者のうち特定会社については、子会社の株式等の譲渡に係る親会社の株主総会の特別決議による承認に関する規定は適用しないこととする等の修正が行われております。
 委員会におきましては、大久保勉君外六名発議の会社法の一部を改正する法律案と一括して審査を行い、今回の改正の趣旨と目的、監査等委員会の独立性を確保するための仕組み、社外取締役の導入を促進するための具体的措置と人材の確保、改正案において社外取締役の選任を義務付けなかった理由と社外取締役の適正人数、会計監査人の報酬の決定権を監査役に付与しなかった理由、支配株主の異動を伴う募集株式の発行に当たり、規律の対象とする募集株式発行後の議決権の割合を二分の一超とした理由とその妥当性、多重代表訴訟制度創設の意義と原告適格の妥当性、特別支配株主による株式等売渡し請求制度において少数株主の権利を侵害する懸念、会社法の条文を分かりやすくする必要性、衆議院の修正で、水俣病特措法の特定会社について会社法の規定を適用除外とした理由とその妥当性等について質疑が行われ、また、株式会社の実務関係者、水俣病患者代表等の参考人から意見を聴取いたしました。
 両法律案に対する質疑終局の動議が提出され、多数をもって質疑を終局することを決した後、討論に入りましたところ、民主党・新緑風会を代表して小川理事、日本共産党を代表して仁比委員より、それぞれ両法律案に反対する旨の意見が述べられました。
 討論を終局し、順次採決の結果、両法律案はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#28
○議長(山崎正昭君) 両案に対し、討論の通告がございます。発言を許します。小川敏夫君。
   〔小川敏夫君登壇、拍手〕
#29
○小川敏夫君 私は、ただいま議題となりました会社法の一部を改正する法律案等に対して、反対の立場で討論いたします。
 本法案は、社外取締役の導入の促進等、多岐にわたる改正事項に及ぶものであります。
 次に述べる特別支配株主による株式等売渡し請求制度の創設を除いては賛成し得るものと考えておりますが、同売渡し請求については、当院における審議におきまして許容し難い欠陥があることが明らかとなりましたので、結論として本法案に反対するものであります。
 同法案の問題点について述べる前に指摘しなければならないことは、質疑に先立って法務省が行った我が党ら議員に対する法案説明において、同売渡し請求制度の新設を除外した法案説明資料を作成して配付した上、同売渡し請求制度の新設について何も説明しなかったことであります。
 このような不当な説明によって、同売渡し請求制度に関する質疑が行われず、あるいは充実した質疑が行えないおそれを生じさせたものであります。これは国会を軽視するも甚だしい行為であると言わざるを得ません。法務省に対して、その経過を調査して責任の所在を明確にし、かかる行為が二度と行われることのないよう猛省することを求めるものであります。
 同売渡し請求制度は、売渡し株主の財産権である株式をその意に反して奪うものでありますから、その制度の導入に当たっては、合目的性と売渡し株主に対する正当な対価が確実に支払われる仕組みを備えなければならないことは当然至極であります。
 しかし、合目的性について、法務省は、企業の長期的経営戦略を容易にするなどといった抽象的な説明をするのみであって、人の財産権を強制的に取得することを正当化する合目的性としては甚だ脆弱であって、具体性に欠けた説明しかしておりません。
 また、そもそも、法文上は、いかなる目的であっても、あるいは何らの理由を持たずとも、特別支配株主に該当しさえすれば少数株主に対して売渡し請求を行うことができるものとなっております。これでは、人の財産権をその意に反して奪うことを正当化できる根拠に欠けていると言わざるを得ず、憲法で保障する財産権の侵害に当たることさえ考えられるものであります。
 また、売渡し株主が受けるべき対価について、正当な対価が確実に支払われることが絶対に必要でありますが、本法案では、代金の支払が未了のまま売渡し株主の株式が強制的に特別支配株主に移転することとなっており、売渡し株主の同時履行の抗弁権が奪われています。そして、その後の履行を確保する十分な手だてが講じられていません。
 本法案では、売渡し株主に、手続が違法である場合や、売渡価格に異議がある場合などに裁判手続を申し立てられるとの制度が設けられております。しかし、そうした手続が裁判所に申し立てられても、代金が支払未了のまま特別支配株主に移転してしまうことに変わりはなく、これでは、売渡し株主が株式を取られた後に、裁判の結果が出るまでの間に株式を取得した特別支配株主が破綻してしまえば、売渡し代金の支払は確保されません。さらには、特別支配株主が悪意を有して、内心、逃亡、隠匿などを予定して行う場合などには、売渡し株主の被害を防止することは困難であります。
 売渡し請求手続は、企業やその支配株主の利益や便宜を優先して特別支配株主に少数株主の株式を強制的に取得することを認めた制度でありながら、株式を取られる売渡し株主が代金の支払を受けられないリスクを一方的に負わせられ、これを防止する事務は売渡し株主の負担とされ、なおかつ十分な防止効果を期待できないというのが本法案における制度の仕組みであり、著しく公平、妥当性を欠いたものであります。この売渡し請求制度が実施された後、株式を取られながら代金を受け取れない被害者が間違いなく現れるでしょう。
 よって、このような欠陥条項を含んだ本法案に対しては反対せざるを得ないのでありますから、反対いたします。
 以上で討論を終わります。(拍手)
#30
○議長(山崎正昭君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
#31
○議長(山崎正昭君) これより両案を一括して採決いたします。
 足立信也君外五十七名より、表決は記名投票をもって行われたいとの要求が提出されております。
 現在の出席議員の五分の一以上に達しているものと認めます。
 よって、表決は記名投票をもって行います。両案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
#32
○議長(山崎正昭君) 投票漏れはございませんか。──投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
#33
○議長(山崎正昭君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。
   〔議場開鎖〕
   〔参事投票を計算〕
#34
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数        二百三十九票  
  白色票          百六十五票  
  青色票           七十四票  
 よって、両案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#35
○議長(山崎正昭君) 日程第四 原子力委員会設置法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。内閣委員長水岡俊一君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔水岡俊一君登壇、拍手〕
#36
○水岡俊一君 ただいま議題となりました法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過と結果を報告申し上げます。
 本法律案は、原子力をめぐる環境の変化に鑑み、原子力委員会の所掌事務の見直し、原子力委員会の委員の定数の削減等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、原子力委員会委員長及び委員の選定における公正性、透明性の担保、東京電力福島第一原子力発電所事故の収束に向けた研究者及び技術者の育成、原子力発電の経済的合理性及び供給の安定性等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終了し、討論に入りましたところ、日本共産党の山下理事より反対の旨の意見が述べられました。
 次いで、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対し附帯決議を行いました。
 以上、報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#37
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#38
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#39
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十八  
  賛成           二百二十三  
  反対              十五  
 よって、本案は可決されました。(拍手、発言する者あり)静粛に願います。
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#40
○議長(山崎正昭君) 日程第五 放送法及び電波法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 日程第六 行政書士法の一部を改正する法律案(衆議院提出)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。総務委員長山本香苗君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔山本香苗君登壇、拍手〕
#41
○山本香苗君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、総務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、放送法及び電波法の一部を改正する法律案は、近年における放送をめぐる社会経済情勢の変化等を踏まえ、日本放送協会がインターネットを通じて提供する放送番組等の対象を拡大するとともに、民間の基幹放送事業者の経営基盤強化計画の認定に係る制度の創設、認定放送持ち株会社に係る認定の要件の緩和等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、参考人から意見を聴取するとともに、ラジオ放送を取り巻く現状と課題、放送の地域性確保と放送事業者の経営基盤強化の在り方、マスメディア集中排除原則の今後の在り方、NHKによるインターネットサービスの今後の展開等について質疑が行われました。
 質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して吉良よし子委員より反対する旨の意見が述べられました。
 討論を終局し、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対し附帯決議が付されております。
 次に、行政書士法の一部を改正する法律案は、行政に関する手続の円滑な実施及び国民の利便向上の要請への適確な対応を図るため、所定の研修の課程を修了した特定行政書士は、行政書士が作成した官公署に提出する書類に係る許認可等に関する行政庁に対する不服申立ての手続について代理し、及びその手続について官公署に提出する書類を作成することを業とすることができることとするものであります。
 委員会におきましては、衆議院総務委員長高木陽介君から趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#42
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 まず、放送法及び電波法の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#43
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#44
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十九  
  賛成           二百二十七  
  反対              十二  
 よって、本案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#45
○議長(山崎正昭君) 次に、行政書士法の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#46
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#47
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十九  
  賛成           二百三十九  
  反対               〇  
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#48
○議長(山崎正昭君) 日程第七 小規模企業振興基本法案
 日程第八 商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律の一部を改正する法律案
  (いずれも内閣提出、衆議院送付)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。経済産業委員長大久保勉君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔大久保勉君登壇、拍手〕
#49
○大久保勉君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、小規模企業振興基本法案は、中小企業基本法の基本理念にのっとり、小規模企業の振興について、その基本原則、基本方針その他の基本となる事項を定めるとともに、国及び地方公共団体の責務等を明らかにすることにより、小規模企業の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進し、もって国民経済の健全な発展及び国民生活の向上を図ろうとするものであります。
 次に、商工会及び商工会議所による小規模事業者の支援に関する法律の一部を改正する法律案は、商工会及び商工会議所による小規模事業者の経営支援の取組を一層強化するため、商工会及び商工会議所が行う小規模事業者の経営の発達に特に資する事業について、その認定及びこれに係る支援のための中小企業信用保険法の特例措置等を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、両法律案を一括して議題とし、参考人から意見を聴取するとともに、小規模企業振興基本法案の意義と期待される効果、小規模企業振興基本計画の策定により、PDCAサイクルを確立する必要性、小規模事業者向け施策における国、地方自治体、支援機関の連携の在り方、経営指導員の資質向上及び有為な人材確保を支援する必要性等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終了し、順次採決の結果、両法律案はいずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、両法律案に対して附帯決議を行いました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#50
○議長(山崎正昭君) これより両案を一括して採決いたします。
 両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#51
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#52
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十九  
  賛成           二百三十九  
  反対               〇  
 よって、両案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#53
○議長(山崎正昭君) 日程第九 学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
 日程第一〇 学校図書館法の一部を改正する法律案(衆議院提出)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。文教科学委員長丸山和也君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔丸山和也君登壇、拍手〕
#54
○丸山和也君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、文教科学委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律案は、大学の組織及び運営体制を整備するため、副学長の職務内容を改めるとともに、教授会の役割を明確化するほか、国立大学法人の学長の選考に係る規定の整備を行う等の必要な措置を講じようとするものであります。
 なお、衆議院におきまして、学長が決定を行うに当たり教授会が意見を述べる事項について、学生の入学や学位の授与等のほか、学長が教授会に意見を聴くことが必要な事項を学長があらかじめ定めることとする修正が行われました。
 委員会におきましては、学長に対するチェック機能強化の必要性、大学における教授会の役割、大学の自治に対する認識、大学の国際競争力向上のための方策等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終局し、討論に入りましたところ、日本共産党を代表して田村委員より反対の意見が述べられました。
 討論を終わり、採決の結果、本法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対して附帯決議が付されております。
 次に、学校図書館法の一部を改正する法律案は、学校図書館の運営の改善及び向上を図り、児童生徒及び教員による学校図書館の利用の一層の促進に資するため、専ら学校図書館の職務に従事する職員を学校司書として位置付け、これを学校に置くよう努めること等について定めようとするものであります。
 委員会におきましては、学校司書の配置促進の必要性、学校司書と司書教諭の職務の在り方等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終局した後、日本共産党を代表して田村委員より、専任、専門、正規の学校図書館担当職員としての学校司書の配置を義務付ける旨の修正案が提出されました。
 これに伴い、国会法第五十七条の三の規定に基づいて内閣から意見を聴取いたしましたところ、政府としては修正案に反対である旨の意見が述べられました。
 次いで、順次採決の結果、修正案は賛成少数をもって否決され、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対して附帯決議が付されております。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#55
○議長(山崎正昭君) ただいま委員長報告がありました議案のうち、学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律案に対し、討論の通告がございます。発言を許します。田村智子君。
   〔田村智子君登壇、拍手〕
#56
○田村智子君 日本共産党を代表して、学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。
 第一に、教授会を実態として学長の諮問機関化することは、大学の自治、学問研究の自由を侵すものです。
 教授会は、大学自治の根幹を担う機関であり、多くの大学で、予算や教員人事に関わる事項を含め、教育研究に関する重要な事項について実質的な審議・決定権を有しています。
 本法案は、こうした教授会の役割を認めず、学長に意見を述べる機関に矮小化し、さらには審議事項も制限して、大学運営のあらゆる事項を学長個人の決定で行わせようとしています。
 審議の中で、例えば入試での合否判定は、教授会が決定し、その決定を学長が執行することを可能としなければ大学運営に支障を来すと指摘しましたが、これさえも学長が決定すると、教授会の決定を学長が覆すことはあり得るとの答弁に終始しました。
 学長が数千人、数万人の受験生の合否判定を行うなどあり得ず、教授会の決定を学長が変更することになれば、学長の恣意的な判断による不正入試さえ起こり得ます。それでも教授会の決定権限を断固として認めない、このような法案は、余りに陳腐であり、むしろ大学の公正円滑な運営を阻害すると言わなければなりません。
 政府は、教授会が法律を踏み越えて権限を持たないように、国公私立全ての大学で学則、内規の見直しが必要、そのガイドラインを有識者会議で作ることまで明言しました。このように、大学自治に政府が介入し、上意下達の組織へと改変することは断じて許されません。
 第二に、国立大学の学長選考の基準を定めることにより、学内の意思を民主的に反映させてきた学長選考意向投票制度を骨抜きにすることは重大です。
 学長選考基準として、大学改革を進める資質、能力の評価が挙げられました。文科省は、各大学にミッションの再定義を策定させ、これに基づく改革を強力に進めようとしています。この中には、大学の強みとされた研究分野に大学内の予算を集中させる、そのための学部・学科再編の検討まで盛り込まれています。このような改革を、学内の反対を押し切ってでも進めることができる人物を学長に据えようという狙いは明らかです。
 そもそも、本法案は、文科省が省令改正で行おうとしていたものを、経済同友会のメンバーなどが再三法改正でと文科大臣に要望したことから、急遽法案として提出されたものです。
 日本経団連は、昨年十二月、イノベーションの創出に向けた国立大学の改革についてとの提言をまとめ、グローバル競争を企業が勝ち抜くために、産学連携の研究を強化することが必要とし、国立大学運営費交付金の基盤的経費を大胆に圧縮し、産業競争力につながる研究や人材育成への重点配分を行うよう政府に要求しています。
 短期間に成果を求められる研究環境、基盤的経費の圧縮による教員、研究者の非正規化は、既に日本の大学に深刻な疲弊、停滞をもたらしています。このような改革に大学の未来はありません。
 教授会を始め、大学内での民主的な討論、意思決定こそ学問研究を発展させる力である、このことを指摘し、反対討論を終わります。(拍手)
#57
○議長(山崎正昭君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
#58
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 まず、学校教育法及び国立大学法人法の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#59
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#60
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十八  
  賛成           二百三十八  
  反対              十五  
 よって、本案は可決されました。(拍手)
 次に、学校図書館法の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
 誠に申し訳ありません。
 日程第九の投票の結果を改めて報告いたします。
  投票総数         二百三十八  
  賛成           二百二十三  
  反対              十五  
 よって、本案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#61
○議長(山崎正昭君) 次に、学校図書館法の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#62
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#63
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十九  
  賛成           二百三十九  
  反対               〇  
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
 誠に失礼をいたしました。
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#64
○議長(山崎正昭君) 日程第一一 養豚農業振興法案
 日程第一二 花きの振興に関する法律案
 日程第一三 内水面漁業の振興に関する法律案
  (いずれも衆議院提出)
 以上三案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。農林水産委員長野村哲郎君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔野村哲郎君登壇、拍手〕
#65
○野村哲郎君 ただいま議題となりました三法律案につきまして、農林水産委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、養豚農業振興法案は、養豚農業の振興を図るため、農林水産大臣による基本方針の策定について定めるとともに、養豚農家の経営の安定、国内由来飼料の利用の増進、安全、安心な豚肉の生産及び消費の拡大等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、提出者の衆議院農林水産委員長坂本哲志君より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対して附帯決議を行いました。
 次に、花きの振興に関する法律案は、花卉産業及び花卉の文化の振興を図るため、農林水産大臣による基本方針の策定について定めるとともに、花卉の生産者の経営の安定、花卉の加工及び流通の高度化、花卉の輸出の促進、公共施設及び町づくりにおける花卉の活用等の措置を講じようとするものであります。
 委員会におきましては、提出者の衆議院農林水産委員長坂本哲志君より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対して附帯決議を行いました。
 次に、内水面漁業の振興に関する法律案は、内水面漁業の振興に関する施策を総合的に推進するため、内水面漁業の振興に関し、基本理念を定め、国及び地方公共団体の責務等を明らかにするとともに、内水面漁業の振興に関する施策の基本となる事項を定めようとするものであります。
 委員会におきましては、提出者の衆議院農林水産委員長坂本哲志君より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対して附帯決議を行いました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#66
○議長(山崎正昭君) これより三案を一括して採決いたします。
 三案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#67
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#68
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十八  
  賛成           二百三十八  
 もう一度。
  投票総数         二百三十八  
  賛成           二百三十八  
  反対               〇  
 よって、三案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#69
○議長(山崎正昭君) 日程第一四 介護・障害福祉従事者の人材確保のための介護・障害福祉従事者の処遇改善に関する法律案
 日程第一五 アレルギー疾患対策基本法案
 日程第一六 国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する法律案
 日程第一七 過労死等防止対策推進法案
  (いずれも衆議院提出)
 以上四案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。厚生労働委員長石井みどり君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔石井みどり君登壇、拍手〕
#70
○石井みどり君 ただいま議題となりました四法律案につきまして、厚生労働委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、介護・障害福祉従事者の人材確保のための介護・障害福祉従事者の処遇改善に関する法律案は、平成二十七年四月一日までに、介護・障害福祉従事者の賃金を始めとする処遇の改善に資するための施策の在り方について、その財源の確保も含め検討を加え、必要があると認めるときは、その結果に基づいて必要な措置を講じようとするものであります。
 次に、アレルギー疾患対策基本法案は、アレルギー疾患対策に関し、基本理念を定め、国等の責務を明らかにし、その推進に関する指針の策定等について定めるとともに、アレルギー疾患対策の基本事項を定めようとするものであります。
 次に、国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する法律案は、医療機器の研究開発及び普及に関し、基本理念を定め、国等の責務を明らかにするとともに、その促進に関する施策の基本事項を定めること等により、医療機器の研究開発及び普及の促進に関する施策を総合的かつ計画的に推進しようとするものであります。
 次に、過労死等防止対策推進法案は、近年、我が国において過労死等が多発し大きな社会問題となっていること等に鑑み、過労死等に関する調査研究等について定めることにより、過労死等の防止のための対策を推進しようとするものであります。
 委員会におきましては、四法律案を一括して議題とし、提出者である衆議院厚生労働委員長後藤茂之君より趣旨説明を聴取した後、介護・障害福祉従事者の処遇改善のための具体的な方策、政府が一体となってアレルギー疾患対策を実施する必要性、政府が策定する医療機器の研究開発及び普及の促進に関する基本計画に国民の責務、役割を定める必要性、過労死等の防止対策に係る立法の意義と今後の政府の取組等について質疑を行いましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終局し、順次採決の結果、介護・障害福祉従事者の人材確保のための介護・障害福祉従事者の処遇改善に関する法律案、アレルギー疾患対策基本法案及び過労死等防止対策推進法案はいずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定し、国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する法律案は多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、四法律案に対しそれぞれ附帯決議が付されております。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#71
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 まず、介護・障害福祉従事者の人材確保のための介護・障害福祉従事者の処遇改善に関する法律案、アレルギー疾患対策基本法案及び過労死等防止対策推進法案を一括して採決いたします。
 三案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#72
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#73
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十九  
  賛成           二百三十九  
  反対               〇  
 よって、三案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#74
○議長(山崎正昭君) 次に、国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する法律案の採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#75
○議長(山崎正昭君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#76
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百三十九  
  賛成           二百二十七  
  反対              十二  
 よって、本案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#77
○議長(山崎正昭君) この際、日程に追加して、
 国会法等の一部を改正する法律案(衆議院提出)
 参議院規則の一部を改正する規則案
 参議院情報監視審査会規程案
  (いずれも長谷川岳君外二名発議)
 以上三案を一括して議題とすることについてお諮りいたします。
 これに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#78
○議長(山崎正昭君) 過半数と認めます。
 よって、三案を議題といたします。
     ─────・─────
#79
○議長(山崎正昭君) これより議院運営委員長の報告を求めるのでありますが、前川清成君外二名から、委員会審査省略要求書を付して、議院運営委員長岩城光英君解任決議案が提出されておりますので、まず、本決議案についてお諮りいたします。
 議院運営委員長岩城光英君解任決議案は、発議者要求のとおり委員会審査を省略し、日程に追加してこれを議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#80
○議長(山崎正昭君) 御異議ないと認めます。
 よって、本決議案を議題といたします。
 まず、発議者の趣旨説明を求めます。小見山幸治君。
    ─────────────
   〔議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔小見山幸治君登壇、拍手〕
#81
○小見山幸治君 私は、民主党・新緑風会の小見山幸治でございます。
 提出会派を代表し、議院運営委員長岩城光英君に対する解任決議案の提案理由を説明させていただきます。
 岩城君に対する解任決議案は、昨年の臨時国会に引き続きであります。昨年は、特定秘密保護法の与党の横暴による強行採決でした。そして、今回、その与党の横暴な強行採決を再現させるものでありました。野党が強く反対する中での採決であって、議運委員長が取ったこの行動は断罪をせざるを得ません。このようなことが、議運という国会の赤十字と言われる委員会で起きたことがとても残念でなりません。
 今回の国会法の改正については、六月十三日に衆議院において七時間程度で可決され、参議院へ送付されてきました。これは僅か一週間前のことであります。そもそも、このような法案を会期末に駆け込んで議論しようということ自体、どだい無理な話であります。それを国会開会中に成立させようなどという考え方がそもそも邪道ではないでしょうか。
 一昨日の議運理事会において、我が方から、継続とするならばつるしを下ろすと申し上げました。昨日、本日の理事会の場においても、継続審議にすべきであると述べさせていただきました。そもそも、本改正案は、衆議院においては海外視察があり、これまでの与野党間での協議があっての七時間の審議であったと思います。一泊二日の参議院での審議とは性質が全く異なります。しかも、与党は、参考人質疑さえ行わず、強行採決に及んだのであります。
 この国会法の改正案は、情報監視審査会を設置するだけで、現行国会法百四条を改正していないため、国家の重大な利益に悪影響を及ぼすと内閣が判断した場合には、内閣に情報提出義務がないことに変わりがなく、これでは国会の監視はやったふりとなりかねません。国会が担う行政監視の役割は大変重要なものであります。特にこの特定秘密に関連するものであれば、なおさらであります。いかにこれを実効性あるものとするか、大変重要な論点であります。
 昨日、本日の審議でも、課題として残っている細部に係るルールについては、あとは議運で、今後の検討、骨子しか定めていないなどと、発議者の答弁は全くもって不十分なものばかりであったと言わざるを得ません。引き続き慎重な審議が必要であることは誰の目にも明らかであります。
 皆さん、これは国民の知る権利に関わるものです。最近の与党のやり方は、安易かつ横暴で、目先の課題をやり過ごすだけです。言論の府、国会がなすべきことは議論を尽くすことです。議論を避け、何から何まで数の力で押し切ってしまうのであれば、衆議院に四百八十人、参議院に二百四十二人もの国会議員を選挙で選ぶ必要は全くありません。選挙でただ一人の独裁者を選べば足りるはずです。今回の事態は、まさに昨年の特定秘密保護法の議論を再現しているものであります。その際は、衆議院並みの審議時間すら確保できず、殊更当該特別委員会の審議を急いだのは与党でありました。
 与党の皆さん、こんなことを繰り返していて本当によいのですか。こんなことを繰り返していたら、所詮、参議院は出口、衆議院が終わったら、あとの処理はよろしくと言われんばかりです。参議院の皆さん、特に与党の皆さんは、参議院議員としての気概を是非見せてください。
 今回の国会法改正案は、特定秘密保護法に負けず劣らず筋の悪いものです。与党は、ちゃんと議論せずに処理してしまえという感覚であれば、議員である必要はありません。議院運営委員長であられる岩城君も、議論の大切さを重々承知していると思いますが、まさかあのように議論の尽くされていない法案の採決を強行してくるとは思いませんでした。
 岩城君、市議、県議、市長、内閣官房副長官という要職を歴任されてきた方にあって、このようなやり方を取ったことは参議院に禍根を残します。一党一派に偏らずどころか、議論を拙速に行う与党に肩入れし過ぎ、もはや議院運営委員長にふさわしくありません。
 与党は、会期末であることを理由に採決を強行してきましたが、そもそも、昨年特定秘密保護法が成立した時点で、国会法の改正などの措置が必要になってくることが分かっていたと思います。大変国民の反対が強かった法律に対する手だてですから、慎重に丁寧に審議しようという発想を持つのが自然ではないでしょうか。そうなれば、強行採決の繰り返しは防げたはずです。衆議院から送付されてきたので、衆議院の規程を丸写しした規程を慌てて提出し、中身は全く詰められていません。
 政策や理念に関して各党に隔たりはありますが、議院運営委員会において合意すべきは政策や理念ではありません。主権者である国民からの負託に応じて公明正大な議論を尽くすことであり、この点には、民主党も自民党も、そして各党共に思いは同じはずであります。
 聡明な委員長が、公正円満な委員会、理事会運営に配慮していただいたことを理解できないわけではありませんが、このような事態にあって、とうとう私たちは委員長解任決議案を提出せざるを得ませんでした。
 ましてや、今回の法案は参議院に関わることです。そして、参議院における審議で、議運もこれにいろいろな形でコミットすることになることが明らかになりました。付け焼き刃の議論でこんなものをやってしまって本当によいのでしょうか。昨年、もめにもめた特定秘密保護法への反省はないのでしょうか。
 与党の皆さん、岩城委員長に御負担と御苦労を押し付けることなく、与党の知恵と懐の深さで与野党が合意を成立させるべきではないでしょうか。与党の中にも慎重に審議をするべきだという意見もあると思います。こんなむちゃな内容とやり方で、権威ある議運委員長に頼って無理やりやってはいけません。その点もくぎを刺させていただきたいと思います。
 また、先刻の石原環境大臣の決議案へ、福島県選出の岩城君は何と青色票を同じ福島県選出の森まさこ君とともに投じたものであります。福島県に寄り添うお気持ちを忘れてしまったのでしょうか。情けない。
 以上を申し上げ、私の趣旨説明といたします。ありがとうございました。(拍手)
    ─────────────
#82
○議長(山崎正昭君) 本決議案に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。丸川珠代君。
   〔丸川珠代君登壇、拍手〕
#83
○丸川珠代君 自由民主党の丸川珠代です。
 私は、自由民主党及び公明党を代表して、議院運営委員長岩城光英君解任決議案について、断固反対の立場から討論をいたします。
 まず、何をもっての解任決議であるのか、その理由が全く分かりません。まさに国会最終盤、我々の決められる政治に対し、あらがうことさえできれば何でもいいというだけの、全く無意味な暴挙としか言いようがありません。並び立てられた解任の趣旨は、事実を歪曲して捉えており、全くもって的外れであります。
 岩城委員長は、野党の意見も十分に聞き入れ、円満な議会運営を心掛けてきました。その配慮については、先ほどの提案理由説明でも触れられたとおりでございます。つまり、そのことは参議院各会派が既に御承知のことではないですか。一方的な運営など一度もなかったのであります。
 野党が審議拙速と主張する国会法等の一部を改正する法律案は、昨年末に成立した特定秘密の保護に関する法律の附則第十条の規定に基づく検討を踏まえ、衆参両議院に情報監視審査会を設置するとともに、国会において特定秘密の提出を受ける際の手続その他国会における特定秘密の保護措置を定めるものであります。
 参議院規則の改正案や審査会規程案は、国会法改正を補則するものであって、まさに法改正と一体となって国会による政府の監視を実現するものであり、国民の知る権利を担保するためにも成立が求められるものであります。特定秘密の保護に関する法律の施行は本年末に迫っており、衆参両院での情報監視審査会設置のための準備を考慮すれば、今国会での成立は不可欠であります。
 衆議院では、自由民主党、公明党の与党に加え、日本維新の会、みんなの党、結いの党も賛成し、賛成多数で参議院に送付されました。送られた法案を粛々と審議し成立をさせるのは、法案を受け取った参議院としては当然の議会運営であり、議院運営委員会で各党の意見がまとまらなければ、委員長が議事整理をするのは当然の責務であります。岩城委員長の責任を問うのは的外れも甚だしいと断ぜざるを得ません。
 岩城委員長は、福島県いわき市議会議員に三十歳の若さで当選され、二期務められた後、県議会に転じ、さらにはいわき市長に四十歳で当選して二期を務め、全国青年市長会の会長も経験されました。
 参議院には平成十年に初当選をされ、今日まで三十年以上、地方自治、地方行政、国政と政治の道を歩いてこられた大ベテランであります。第一次安倍内閣では、内閣官房副長官として内閣と国会の調整のかじ取り役を務められ、議会運営の重要性を熟知されておられます。
 そして、平成二十三年、参議院自由民主党の政策審議会長に就任されるや、政審の中に原発被害からの福島復興委員会を設置、自ら委員長に就き、原発事故で苦しむ県民の痛みを国政に届けるべく、福島県議団を窓口に、福島県民の声、訴えを自民党国会議員とともに何十回にわたり聴取され、一刻も早くと故郷の復興に奔走されたのです。
 また、いのちを守る森の防潮堤推進議員連盟を設立し、会長となって東日本大震災で被害を被った東北地方の海岸線に植林による防潮堤の建設を推進されております。その幅広い見識と温厚な人柄は、我が党のみならず、多くの方々が支持し、尊敬をされているところであります。
 一党一派に偏ることなく、公平中立の運営を行ってきた岩城委員長を解任する理由は見当たりません。むしろ、党利党略による解任決議を提出した野党の暴挙に断固抗議をし、猛省を促して、岩城光英議院運営委員長解任決議案への反対討論といたします。(拍手)
#84
○議長(山崎正昭君) 野田国義君。
   〔野田国義君登壇、拍手〕
#85
○野田国義君 民主党の野田国義です。
 冒頭に一言、自民党の皆さんに申し上げたいと思います。
 先ほどの大島九州男議員の、最後は金目、その発言、そのとおりだというようなやじが飛びました。石原大臣と本当に同じような考えなんでしょうか。私は、福島県民は怒っていると思います。猛省を促したいと思います。
 それでは、ただいま議題となりました議院運営委員長岩城光英君解任決議案に対し、会派を代表して、賛成の立場から討論をさせていただきます。
 安倍内閣を支える与党による強引な議会運営は今に始まったわけではありません。岩城委員長に対する解任決議案は昨年の臨時国会でも提案されており、まだ記憶に新しいところであります。
 さきの臨時国会では、特定秘密保護法案が質疑を打ち切って採決を強行するという議会制民主主義を踏みにじる暴挙が行われました。今回もまた、十分な審議もせずに、与党が拙速にまとめた国会法の改正案が参議院へと送付されました。国民のプライバシーや人権に関わる重要な法案を、あと僅かしかない会期末にねじ込むこと自体、厚顔無恥な議会運営と批判せざるを得ません。
 この度の、国会法等の一部を改正する法律案、参議院規則の一部を改正する規則案、参議院情報監視審査会規程案の三案いずれも、特定秘密保護法の問題点を更に上塗りするような悪法と断ぜざるを得ません。
 議運委員長を務められている岩城君だからこそ、この度の法案に関わる手続、内容の問題点を明らかにして、与党に対して慎重審議を求めることができる立場にありました。にもかかわらず、欠陥法案の審議を急ぎ、強行採決を行ったことは、議運委員長としての責務を理解せずに、職務を放棄したものであり、もはやその地位に就く資格のない人物と言わざるを得ません。
 国会における議院運営委員長は、議会運営に責任を持ち、一党一派に偏らず、各会派の主張に十分に耳を傾け、公正中立の立場で円満な議事運営に当たることが求められております。当然のことであります。しかしながら、岩城委員長は、数の力に物を言わせて、一方的かつ強引な議会運営を行いました。委員長の職権の濫用とも言える対応により、議会制民主主義を揺るがしかねないゆゆしき事態が生じているところであります。
 以下、解任決議案に賛成する理由を申し上げさせていただきます。
 岩城委員長は、通常国会会期末ぎりぎりに、十分な審議もできないこのタイミングで、特定秘密保護法に関連する、国民の知る権利の妨害に結び付く、そして、国会議員、各省庁、国会職員、そして議員秘書まで簡単に身分を剥奪される改正国会法外二案を数の力で強引に上程し、野党の制止を振り切り、強引に採決をしたのであります。本来であれば、特別委員会などで十分に議論が必要な法案を実質会期末最終日に採決など、議会制民主主義を講じている国家において到底あるべき姿ではありません。
 審議が行われたこの二日間の議院運営委員会において、法案提出者は野党の質問にまともに答えられず、何度速記を止めたことか、そして、何度後ろに控えている担当職員との耳打ちを目にしたことか、余りにもぶざまな光景でありました。法案提出者に限らず与党議員は、この法案をよく精査したんでしょうか。いや、目にしたんでしょうか。
 国会法第百四条をそのまま維持するということは、秘密情報を提出するかしないかの判断は政府にあり、国会に情報監視審査会を設置しても、審査会は政府の判断を追認するお飾りなものになるにすぎません。特定秘密の監視や運用をつかさどる監視機関がどのような権限や役割を担い、本当に実効性のある機関となるか、そして法的措置はどうなるのか、全く分かりません。
 また、情報監視審査会は、内閣に運用改善の勧告ができるとしておりますが、勧告に法的な強制力はなく、勧告を受けても、対応するかは政府が判断することになります。このように、秘密情報をめぐる立法府と行政府との関係において著しくバランスに欠けたものであります。
 立法府を何と心得ているのでしょうか。余りにも立法府を、そして国民を軽視した誠にお粗末な法案であります。少なくとも継続審議にしてじっくりと時間を掛けて議論しなければなりません。会期末ぎりぎりに上程し、また本日、強行採決をした岩城委員長の責任は余りにも大きいと言わざるを得ません。
 また、厚生労働省の不正入札事件には目をつぶり、国民との約束である税と社会保障一体改革を全く無視した地域医療・介護推進法案を上程し、可決に導いた責任も問わなければなりません。
 与野党の信頼関係を崩し、政府・与党の思うままに審議を進め、強行に採決を行い、本院の存在そのものをおとしめた岩城委員長が本院の権威ある議院運営委員長の職にふさわしくないことは誰の目にも明らかです。
 とりわけ参議院は、御承知のとおり、良識の府、熟議の府であることが国民からも求められており、我々はそのことを誇りに思うとともに、責任を持ってそれに応えていかなければなりません。
 今後とも、民主党・新緑風会は、先人が積み上げてきた我が国の議会制民主主義を守り、充実した審議を求めてまいります。
 これまで申し上げたように、岩城委員長は、政府・与党の要求に一方的に追随するのみであり、与野党の合意形成という言葉は岩城委員長の辞書にはありません。議院運営委員長として全く不適格であり、一刻も早く委員長の椅子から降りるべきであることを強く主張し、良識ある議員は、余りにも乱暴な議会運営にくみせず、党派を超えて、自らの良心と真っ当な判断に従って、党議拘束を抜きにして議院運営委員長解任決議案に御賛同いただくことを強く願って、私の討論とさせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)
#86
○議長(山崎正昭君) 井上哲士君。
   〔井上哲士君登壇、拍手〕
#87
○井上哲士君 日本共産党の井上哲士です。
 私は、会派を代表して、岩城光英議院運営委員長の解任決議案に賛成の討論を行います。
 まず、本日の議運委員会における自民、公明与党による国会法改定案、参議院規則、規程案の強行採決の暴挙に対し、断固厳しく抗議するものであります。
 岩城君は、議院運営委員長として議院の公正な運営をなすべき職責がありながら、本件の取扱いをめぐり、各会派の合意に基づく公正な運営を行わず、与党の多数の横暴にくみして強行採決を進めたのであります。公正な運営を尽くすべき職責をないがしろにし、議会制民主主義を踏みにじった岩城委員長の責任は極めて重大であり、解任は当然であります。
 そもそも、国会法について、参議院での議論はこれまで一切行われてきませんでした。にもかかわらず、衆議院から会期末ぎりぎりの十三日に参議院に送付されてきました。参議院の規則、規程案に至っては、全く与野党間の協議もなしに十七日に自公で提案をしたものであります。国会運営に関わる法案や規則は各党の合意を尽くすことこそが必要であり、このような時期に送付、提出されたことは、初めからその土台を覆すものでありました。議院運営委員長としては、このような会期末の送付、提出をむしろ抗議すべきであります。
 しかも、国会法改定案、参議院規則、規程案は、戦後初めて国会に秘密会を常設をするものであります。国会が監視するどころか、憲法が保障する議員の発言、質問の自由を奪い、昨年、国民の圧倒的多数の反対を踏みにじって強行された特定秘密保護法による政府の秘密体制に国会が取り込まれるものにほかなりません。国会の在り方そのものの根底に関わる重大な法案であり、とりわけ慎重な審議を尽くすことが求められておりました。
 我が党は、国民多数の声を踏まえ、社民党や無所属の議員の皆さんとともに秘密保護法廃止法案を本院に提出し、廃止法案の審議こそ優先されるべきと主張いたしました。また、法案の賛否に違いはあっても、野党各党からは、議院運営委員会への付託は反対、合意によって付託すべきであり、採決での付託は反対の意見が表明をされました。
 にもかかわらず、岩城委員長は、この野党各党の意見に耳を貸さず、委員長職権で法案の議運委員会への付託を強行しました。この対応が先ほどの強行採決への道を開いたことは極めて重大であります。
 しかも、法案の審議は入口に立ったばかりでありました。情報を特定秘密とする内閣の判断を国会の上に置くという問題、国会職員にプライバシー侵害の適性評価を強要するという問題、院内の議員の討論、発言の権利を懲罰によって脅かすという問題、僅かな質疑だけでも、全ての議員や職員の身分に関わる重大な問題が次々と浮き彫りとなりました。
 それに対して、法案や規則提案者自身が果たして内容を理解しているのかと疑われるほど、まともな答弁ができない状況でありました。審議は度々中断し、理事の協議を求める要求に対して、岩城委員長が後刻理事会で協議いたしますと約束をしているという状況でもありました。
 さらに、衆議院では行われた参考人質疑も、野党が強く要求したにもかかわらず黙殺されてしまいました。およそ審議が尽くされて採決を行えるなどという状況にはありませんでした。議運の理事会でも採決の合意など全くなかったのであります。
 本日正午過ぎ、法案への態度の違いを超えて、野党の国対委員長がそろって議院運営委員長に、審議を尽くさないままの採決の強行はあってはならないと強く申し入れました。
 にもかかわらず、今日の議運委員会では自民党議員が質疑打切りの動議を提出をしました。議院の公正な運営に責任を持つ議運委員長は、直ちに理事会を開いてその取扱いについて協議することは最低限やるべきことであります。ところが、岩城委員長は、それをすることなく、与党によるこの横暴な動議を取り扱い、審議中に自らが約束をした理事会協議もほごにして採決を強行したのであります。岩城委員長の行為は、議会制民主主義を根底から覆すものであります。
 同時に、衆議院から送られた法案にどんなに問題が明らかになっても、数を頼りに成立させるという与党の横暴にくみすることにより、再考の府である参議院の存在意義すら失わさせるものと言わざるを得ません。岩城委員長のその責任は極めて重大であり、解任は当然であることを改めて強調いたしまして、私の賛成討論といたします。(拍手)
#88
○議長(山崎正昭君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
#89
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 足立信也君外五十七名より、表決は記名投票をもって行われたいとの要求が提出されております。
 現在の出席議員の五分の一以上に達しているものと認めます。
 よって、表決は記名投票をもって行います。本決議案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
#90
○議長(山崎正昭君) 投票漏れはございませんか。──投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
#91
○議長(山崎正昭君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。
   〔議場開鎖〕
   〔参事投票を計算〕
#92
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数        二百三十六票  
  白色票            百二票  
  青色票          百三十四票  
 よって、本決議案は否決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#93
○議長(山崎正昭君) これより委員長の報告を求めます。議院運営委員長岩城光英君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
   〔岩城光英君登壇、拍手〕
#94
○岩城光英君 ただいま議題となりました国会法等改正案外二案につきまして、議院運営委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、国会法等の一部を改正する法律案は、衆議院提出に係るもので、特定秘密の保護に関する法律附則第十条の規定に基づく検討を踏まえ、各議院に情報監視審査会を設置するとともに、国会において特定秘密の提出を受ける際の手続その他国会における特定秘密の保護措置を定めようとするものであります。
 次に、参議院規則の一部を改正する規則案は、特定秘密の保護に関する法律附則第十条の規定に基づく検討を踏まえ、議院等に提出され、保管されている特定秘密の閲覧手続を定めるとともに、秘密会の記録の中で議院等が特に秘密を要すると決議した部分及び議院等に提出された特定秘密を漏らした議員に対する懲罰の規定を設けようとするものであります。
 最後に、参議院情報監視審査会規程案は、参議院に置かれる情報監視審査会の組織、運営等に関する事項を定めるものであります。
 委員会におきましては、三案を一括して議題とし、国会法等改正案について衆議院議員大口善徳君から、参議院規則改正案及び参議院情報監視審査会規程案について長谷川岳君からそれぞれ趣旨説明を聴取した後、発議者及び森国務大臣等に対し質疑を行いましたが、その詳細は会議録に譲ります。
 三案に対する質疑を終局し、討論を省略して、直ちに採決に入ることの動議が提出され、本動議は多数をもって可決されましたので、三案を順次採決の結果、三案はいずれも多数をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#95
○議長(山崎正昭君) 三案に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。大野元裕君。
   〔大野元裕君登壇、拍手〕
#96
○大野元裕君 民主党・新緑風会、大野元裕でございます。
 ただいま議題になりました三案に対し、会派を代表し、反対の立場から討論をさせていただきます。
 これら三案は、前国会において、国民規模の反対が巻き起こりながらも、真摯な審議を尽くすことなく、担当大臣の答弁が二転三転して迷走する中、委員会の途中で審議を打ち切り、議事録によれば採決されたかも定かでないままに本会議にかけられ、数の力の横暴により強行採決されたあの特定秘密保護法案に関連して、特定秘密の扱いを国会として独自に決定するものであるとされています。
 国家に重大な機密があり、あるいは情報提供者を保護し、情報を交換する国との信頼関係を維持するために守るべき秘密があり、それを保護する措置が必要であることについては言をまちません。その一方で、昨年の特定秘密保護法という悪法に対し民主党が提出した五本の対案に示されているとおり、本来国家が保有する情報とは国民に帰属するものであり、それでもなお秘匿しなければならないのであるから、国会における監視機能や第三者委員会の設置を通じ、国民の皆様に信頼いただける制度的な担保を図らなければならないと主張してまいりました。
 ところが、今回の法案及び規則、規程は、政府の国民無視の横暴を後押しするものであり、国権の最高機関としての国会が自らその役割を放棄するものにほかなりません。横暴を重ねる安倍政権の罪は大きいと思料しますが、これに加担し、国民主権をないがしろにするのみならず、議員活動を妨害するような議員立法を提出した自民党並びに公明党の議員の皆さんは、その責任を自覚するべきであるとまず申し上げたいと思います。
 これら三案は、議員立法として全会一致で本来は審議されるべきものであります。ところが、議院運営委員会における採決により強行に審議に付されました。のみならず、国会の実質閉会日の二日前という、審議時間がまともに確保できないときに駆け込みで提出をされました。与党の皆さんは、特定秘密保護法に対する国民の懸念に応え、確固たる制度的担保を示すことで国民の負託に応えるという国会議員の最低限の役割を理解されていないようで、十分な審議など必要ないとお考えになっておられるようだと私は思いました。
 そもそも、特定秘密保護法に対する制度的担保は、同法案審議の際にセットで行われるべきものでありましたが、これを先送りした上に、会期末になって提出した背景には何があるのでしょうか。政府の第三者機関は法律として提出し、国民の前で審議する意思などないという表明でしょうか。あるいは、政府の第三者機関と国会の監視機関という二つの法律を同一の国会で審議をすると、再び国民の関心を惹起してしまうので、なるべく目立たないうちに採決してしまおうという政府・与党共謀のこそくな考えが背景にあるのでしょうか。我々国会議員は、国民の負託を受けて選出されています。このように国民の皆様の懸念を呼ぶ法律だからこそ、正々堂々と時間を掛けて審議するべきではなかったのでしょうか。
 この法案の中身は、一言で言えば、屋上屋を重ねた茶番劇の舞台を用意するためのものにほかなりません。現在でも国会は、国政調査権に基づき、院、委員会等の決議に基づき、政府に情報の提供を求め、それがかなわない場合には国会法百四条の定めにより疎明する立て付けになっています。今回の法案では、両院にそれぞれ審査会を設置しながらも、結局は疎明、声明で足りるとしています。
 その一方で、国会は、審議のための保全の措置を講じ、あるいは院内の発言であっても懲罰の対象とするなど、自らに制約を課しています。つまりは、現在でも要求できる秘密の提出を特定秘密だけに絞った上で、これを審査可能にはするものの、保全措置、懲罰措置を我々が講じても、結局は判断権は政府にあり、これまでの開示、提出要求のプロセスに茶番劇を行う舞台を付け加えた、それだけの内容にすぎません。
 民主党はこれに対して、特定秘密のみならず全ての秘密を対象として審査会での審議を行い、国会法百四条を改正した上で一定の判断権を国会に与えるという法案を衆議院に提出し、否決されました。これは、制度を通じて国民の信頼を得るという冒頭申し上げた目的ゆえに必要な措置と信じてのことであります。
 特定秘密法は、政府の政府による政府のための法律でありますが、今回の法案は、議員立法であるにもかかわらず、国会の国民に対する責任を果たすというよりは、国会が政府に土下座し、政府の横暴を手助けするものにほかなりません。
 しかも、審査会に対して、さらに、この根源的な問題があるにもかかわらず、それとともに提出された参議院規則、規程は大きな問題を抱えています。衆議院の規則、規程は、海外の事例も出張等を通じて検討され、半年にわたり議論されてきたものと理解しますが、本院の規則、規程が議院運営委員会に示されたのは今週になってからであり、余りに唐突でした。これに加えて、与党の数の横暴でこの規則、規程が審議に付されても、我々は、この規則、規程の重要性に鑑み、発議者からしっかりとした答弁が得られるということを前提に審議に応じました。
 しかしながら、発議者の答弁は余りに不十分で、規程、規則そのものの中身がなく、かつひどいものであることが判明をいたしました。規則、規程の中身を問うても、議院運営委員会で御審議いただきたいとの答弁が繰り返されました。発議者は、最高水準の保全措置を講ずるとしながらも、予算、技術面、人的措置、いずれも事務局と相談した形跡すらなく、規則、規程と呼ぶには余りにお粗末で、発議者の責任を果たすことすらできなかったと言わざるを得ません。
 しかも、その上で、厳格に運用されてきた懲罰の在り方をないがしろにする発言があり、さらには、国の安全保障のためだから国会と民主主義はないがしろにされても構わない、こういった趣旨の発言まで出る有様でした。
 さらには、特定秘密を知り得ることになる審査会所属議員の秘書は適性評価の対象から漏れており、例えば議員の皆さん、秘書を介して審査会に連絡をしたり、質問の準備の作業を手伝うだけでも厳しい刑事罰を伴う情報漏えい、あるいは教唆、共謀、こういったものに該当し、処罰される可能性があるのです。
 これらの規程、規則は、参議院事務局のみならず、法執行機関との相談すらやはり経ていませんでした。発議者がしどろもどろのまま、委員からは、要するにこれは衆議院規則のカーボンコピーですねという、こういう発言すら飛び出しました。
 議員の皆さん、疑いがあるだけで懲罰にかかり、議員の資格を奪われてよいんですか。議員の皆さん、この開いた口が塞がらない制度上の不備によって、皆さん自身や皆さんの秘書が特定秘密保護法の最初の処罰の対象になり、逮捕されてもよろしいんでしょうか。
 安倍政権の政策は目先だけで中身のないものが多いです。しかし、与党までも、このような中身のないアリバイづくりの手法を見習う必要は毛頭ないんです。この規則、規程は、参議院の運営を定め、もって国民の皆様に院が十全に機能するということを示すものであります。政府が特定秘密を提出するための第一要件となる重要なものであるんです。
 だからこそ、本来は、発議者におかれましては本規則、規程を取り下げて、議運でしっかり議論をした上で、特定秘密保護法の実施に間に合わせるよう、野党とも建設的な議論を行うよう我々は求めてまいりました。ところが、前国会に引き続き、今回もまた、憲政史上に汚点を残す強行採決が行われたのです。
 改めて、歴史的な汚点に更に加担することがなきよう、与党、野党、全ての皆様に是非とも熟慮をいただき、この法案に反対をいただきますようお願いをして、私の討論とさせていただきます。
 ありがとうございました。(拍手)
#97
○議長(山崎正昭君) 矢倉克夫君。
   〔矢倉克夫君登壇、拍手〕
#98
○矢倉克夫君 公明党の矢倉克夫です。
 私は、自由民主党及び公明党を代表して、ただいま議題となっております国会法等の一部を改正する法律案並びに参議院規則の一部を改正する規則案及び参議院情報監視審査会規程案の各案に対し、賛成の立場から討論を行います。
 以下、賛成する主な理由を申し述べます。
 本各案は、各議院に情報監視審査会を設け、特定秘密保護法十条及び同法附則十条により、国会の行う審査又は調査に必要な特定秘密がきちんと提出されるよう、国会自らの手で、その手続と特定秘密の保護措置を整備するものであります。
 各案に賛成する理由の第一は、情報監視審査会に、政府の特定秘密の運用状況を常時監視する機能と、国会の委員会等による国政調査への政府の対応が適切かどうか審査をする機能を持たせた点であります。特定秘密保護法については、国民の皆様から、恣意的な運用がなされるのではないかとの懸念を頂戴しているところであります。こうした懸念を払拭するべく、各議院に置かれた情報監視審査会がこの二つの機能を存分に生かしていくことが期待できます。
 第二に、国会から特定秘密が万に一つも漏えいすることがないよう、きめ細かな措置がとられている点です。特に、情報監視審査会の委員が議院の過半数の議決という厳格な手続を経て選任されること、その委員は選任後遅滞なく秘密を漏らさないことへの宣誓を行うこと、厳格な保護措置を講じた情報管理室を設置し、物理的に保護された施設を利用して審査を行うこと、情報監視審査会の事務局職員に適性評価を受けさせることなどは高く評価することができます。
 第三に、情報監視審査会から政府に対してなされる運用改善勧告、特定秘密の提出・提示勧告について、従来からの三権分立の原則にのっとった理解に基づき、その実効性を担保する工夫がなされている点です。情報監視審査会が改善勧告をした場合には、その勧告の結果とられた措置について行政機関の長から報告を求めることができるとの規定を設け、政府が勧告を軽視しないような工夫がされております。
 最後に、情報監視審査会がその権限行使について公正な判断をするために、常任委員会などから審査要請があった場合には、正副議長や審査の要請をした委員長又は調査会長及び与野党の理事が出席、発言することができ、議会の幅広い視点で審査する体制が取られている点も評価すべきでございます。
 以上、主な賛成理由を申し上げました。
 同僚議員の幅広い御支持を期待いたしまして、私の賛成討論を終わります。
 ありがとうございました。(拍手)
#99
○議長(山崎正昭君) 仁比聡平君。
   〔仁比聡平君登壇、拍手〕
#100
○仁比聡平君 私は、日本共産党を代表して、秘密国会法案、すなわち国会法及び参議院規則改定案、参議院情報監視審査会規程案をまたも多数を頼んで強行した自民、公明与党に満身の怒りをもって抗議をするとともに、断固反対の立場から討論を行います。
 本法案は、戦後初めて国会に秘密会を常設するという極めて重大な法案であり、国会の在り方の根本に関わるにもかかわらず、自民、公明両党が会期末ぎりぎりに提出し、実質会期前日の昨日、合意なく強行付託され、僅か七時間で強行採決されたものであります。
 国会法改正案はもちろんのこと、参議院規則、規程案をどう定めるかは、二院制の本旨と参議院の自律性が問われる大問題です。その議会の在り方に重い責任を負い、最も議事運営のルールを重んじねばならないのが議院運営委員会と議運理事会のはずであります。にもかかわらず、法案の内容の説明さえなしに提出され、もちろん、議運理事会での協議も全く行わないまま審議を強行したからこそ、発議者の答弁は支離滅裂となり、到底審議に堪えるものではありませんでした。その責任は、挙げて暴走する安倍政権と与党にあります。与党は、参議院の議会としての仕組みまで多数党がほしいままにできるとでも言うのですか。昨年の臨時国会に続き、解釈改憲の暴走と併せ、ここまでして憲法と議会制民主主義を壊して進もうとする与党の暴挙にはらわたが煮えくり返る思いであります。
 本法案は、第一に、昨年末、広範な国民の反対を押し切って安倍政権が成立を強行した秘密保護法を前提に、秘密保護法の規定に従って、国会の委員会や国会議員が秘密を漏らさない厳格な仕組みをつくり、国会を政府の秘密保全体制に組み込もうとするものであります。
 提案者は、政府の特定秘密を監視すると言いますが、情報監視審査会の勧告に法的拘束力はありません。元々、何を特定秘密にするかは秘密であり、たとえ監視審査会が個別秘密の提供を求めても、内閣が、特定秘密の指定と同様の、我が国の安全保障に著しい支障を及ぼすおそれがあると判断すれば、国会に提出されることはないのです。
 森担当大臣は、国会に秘密を提供するかどうかは国会の秘密保護措置の程度によると答弁をしましたが、その程度も政府の判断次第であります。結局、これのどこが監視だというのですか。国民の目をごまかし、秘密の共犯者に国会がなっては断じてなりません。
 第二に、情報監視審査会は、僅か八人による秘密会であり、委員でもメモさえ取れず、会議録も許可なく閲覧できません。国民には永久に公表をされません。
 例えば、時の政府が、我が国の存立が脅かされるおそれがあると判断して海外で武力を行使しようとしたとき、国民世論が沸騰する中で、その根拠となった情報の提出を、委員会の、あるいは院議をもって求めることもあるでしょう。そのときも、情報監視審査会が提出は求めないと決めてしまえば、国政調査権は阻まれてしまうのです。しかも、審査会が提出を求めないという結論を委員会には通知をするだけで、審査に出席した委員長や理事も、実質的な理由を知りながら同僚議員にさえ話すことはできなくなります。
 そのような国会の秘密体制のために、なお実態が明らかになっていない事務局を置き、その国会職員にプライバシーを洗いざらい調査する適性評価を持ち込むというのです。これは、憲法が求める国会の在り方を根本から壊すものにほかなりません。
 第三に、秘密の開示を受けた議員は、その内容を国会の外で漏らすなら刑罰に処せられ、国会質問で取り上げれば懲罰の対象とされ、除名処分まで受けかねないことになります。
 我が党の、懲罰事由の存否や重みの判断は何を根拠に行われることになるのかとの質問に、発議者は最後までまともな答弁をすることができませんでした。情報監視審査会長が懲罰すべきと報告をしただけで、どんな秘密を漏らしたのか、漏らしたのがその核心部分かほのめかしただけかも分からないまま、議員諸君はその議員が除名に値すると判断し、議決をするというのでしょうか。それは、議会政治の命である議員の発言、討論の権利を議会多数派が恣意的に奪う暗黒国会にほかなりません。
 審議を通じて明らかになったのは、本法案、そして規則、規程案は根本的欠陥を抱えているということです。このまま動かすことなど絶対に許すわけにはいかない、許されないということを厳しく申し上げておきたいと思います。
 国会は、主権者国民を代表する唯一の立法機関であり、国権の最高機関です。憲法は、国会に国政調査権を保障し、公開の原則、議員の発言権保障を明記しています。国会の第一の任務は政府を監視することであり、国政のあらゆる分野で国政調査権を行使し、中でも安全保障と軍事の秘密、その実態を国民に明らかにすることが求められているのであります。
 秘密保護法を前提に、政府、行政の行為を国会の上に置いたのでは、国会はその憲法上の役割を果たすことはできません。秘密保護法は、国民の知る権利を侵害し、日本国憲法の基本原則を根底から覆す希代の悪法であります。廃止を求める世論と運動は成立後も広がり続けています。秘密保護法の廃止こそ今なすべきであるということを改めて強く訴えて、反対討論を終わります。(拍手)
#101
○議長(山崎正昭君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
#102
○議長(山崎正昭君) これより採決をいたします。
 まず、国会法等の一部を改正する法律案の採決をいたします。
 足立信也君外五十七名より、表決は記名投票をもって行われたいとの要求が提出されております。
 現在の出席議員の五分の一以上に達しているものと認めます。
 よって、表決は記名投票をもって行います。本案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
#103
○議長(山崎正昭君) 投票漏れはございませんか。──投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
#104
○議長(山崎正昭君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。
   〔議場開鎖〕
   〔参事投票を計算〕
#105
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数        二百二十四票  
  白色票          百四十六票  
  青色票           七十八票  
 よって、本案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#106
○議長(山崎正昭君) 次に、参議院規則の一部を改正する規則案及び参議院情報監視審査会規程案を一括して採決いたします。
 足立信也君外五十七名より、表決は記名投票をもって行われたいとの要求が提出されております。
 現在の出席議員の五分の一以上に達しているものと認めます。
 よって、表決は記名投票をもって行います。両案に賛成の諸君は白色票を、反対の諸君は青色票を、御登壇の上、御投票を願います。
 議場の閉鎖を命じます。氏名点呼を行います。
   〔議場閉鎖〕
   〔参事氏名を点呼〕
   〔投票執行〕
#107
○議長(山崎正昭君) 投票漏れはございませんか。──投票漏れはないと認めます。投票箱閉鎖。
   〔投票箱閉鎖〕
#108
○議長(山崎正昭君) これより開票いたします。投票を参事に計算させます。議場の開鎖を命じます。
   〔議場開鎖〕
   〔参事投票を計算〕
#109
○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数        二百二十五票  
  白色票          百三十四票  
  青色票           九十一票  
 よって、両案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#110
○議長(山崎正昭君) この際、日程に追加して、
 本日法務委員長外三委員長から報告書が提出されました法務局、更生保護官署、入国管理官署及び少年院施設の増員に関する請願外三百二十一件の請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#111
○議長(山崎正昭君) 御異議ないと認めます。
    ─────────────

    ─────────────
   〔審査報告書は本号(その二)に掲載〕
    ─────────────
#112
○議長(山崎正昭君) これらの請願は、委員長の報告を省略して、各委員会決定のとおり採択することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#113
○議長(山崎正昭君) 御異議ないと認めます。
 よって、これらの請願は各委員会決定のとおり採択することに決しました。
     ─────・─────
#114
○議長(山崎正昭君) この際、委員会及び調査会の審査及び調査を閉会中も継続するの件についてお諮りいたします。
    ─────────────

    ─────────────
#115
○議長(山崎正昭君) まず、内閣委員長要求に係るサイバーセキュリティ基本法案について採決をいたします。
 本案の委員会審査を閉会中も継続することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#116
○議長(山崎正昭君) 過半数と認めます。
 よって、本案の委員会審査を閉会中も継続することに決しました。
 次に、厚生労働委員長要求に係る専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法案について採決をいたします。
 本案の委員会審査を閉会中も継続することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#117
○議長(山崎正昭君) 過半数と認めます。
 よって、本案の委員会審査を閉会中も継続することに決しました。
 次に、環境委員長要求に係る瀬戸内海環境保全特別措置法の一部を改正する法律案について採決をいたします。
 本案の委員会審査を閉会中も継続することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#118
○議長(山崎正昭君) 過半数と認めます。
 よって、本案の委員会審査を閉会中も継続することに決しました。
 次に、各委員長及び各調査会長要求に係るその他の案件について採決をいたします。
 これらの案件は、いずれも委員会及び調査会の審査又は調査を閉会中も継続することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#119
○議長(山崎正昭君) 御異議ないと認めます。
 よって、いずれも委員会及び調査会の審査又は調査を閉会中も継続することに決しました。
     ─────・─────
#120
○議長(山崎正昭君) 今期国会の議事を終了するに当たり、一言御挨拶を申し上げます。
 今常会におきましては、経済再生に向けた成長戦略を始め、国家の安全保障政策、とりわけ、我が国における集団的自衛権の行使をめぐる議論のほか、社会保障制度改革など、国民生活に深く関わる諸課題について熱心な審議が行われました。
 また、参議院の選挙制度改革につきましては、選挙制度協議会における議論を踏まえ、各会派において精力的に御検討いただいております。
 ここに、議員各位の御尽力に対しまして、敬意と感謝の意を表する次第でございます。
 内外の時局ますます多端な折、議員各位におかれましては、御自愛の上、なお一層御活躍くださいますようお祈りを申し上げまして、御挨拶といたします。
 誠にありがとうございました。(拍手)
 これにて散会いたします。
   午後九時四十七分散会
ソース: 国立国会図書館
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