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2013/04/19 第183回国会 参議院 参議院会議録情報 第183回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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2013/04/19 第183回国会 参議院

参議院会議録情報 第183回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号

#1
第183回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
平成二十五年四月十九日(金曜日)
   午後零時十分開会
    ─────────────
   委員の異動
 三月六日
    辞任         補欠選任
     加賀谷 健君     武内 則男君
 四月十八日
    辞任         補欠選任
     風間 直樹君     斎藤 嘉隆君
     武内 則男君     加賀谷 健君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         猪口 邦子君
    理 事
                尾立 源幸君
                徳永 エリ君
                野村 哲郎君
                長谷川 岳君
    委 員
                岩本  司君
                加賀谷 健君
                斎藤 嘉隆君
            ツルネン マルテイ君
                室井 邦彦君
                宇都 隆史君
                島尻安伊子君
                武見 敬三君
                橋本 聖子君
                横山 信一君
                江口 克彦君
                主濱  了君
                紙  智子君
                山内 徳信君
   国務大臣
       外務大臣     岸田 文雄君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(沖縄及
       び北方対策))  山本 一太君
   副大臣
       内閣府副大臣   伊達 忠一君
       外務副大臣    鈴木 俊一君
       外務副大臣    松山 政司君
   大臣政務官
       内閣府大臣政務
       官        島尻安伊子君
       外務大臣政務官  あべ 俊子君
       外務大臣政務官  若林 健太君
   事務局側
       第一特別調査室
       長        宇佐美正行君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する
 調査
 (沖縄及び北方問題に関しての施策に関する件
 )
    ─────────────
#2
○委員長(猪口邦子君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告申し上げます。
 昨日、風間直樹君が委員を辞任され、その補欠として斎藤嘉隆君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(猪口邦子君) 沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題といたします。
 沖縄及び北方問題に関しての施策に関する件について関係大臣から所信を聴取いたします。
 まず、山本沖縄及び北方対策担当大臣から所信を聴取いたします。山本沖縄及び北方対策担当大臣。
#4
○国務大臣(山本一太君) 沖縄及び北方対策を担当する内閣府特命担当大臣の山本一太でございます。沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、所信の一端を申し述べます。
 まず、沖縄政策について申し上げます。
 昭和四十七年の本土復帰以来、沖縄の振興開発のため諸施策を積極的に講じてきた結果、社会資本整備面を中心に本土との格差が縮小し、観光や情報通信産業の振興等においても成果を上げております。しかしながら、今日なお沖縄の社会経済は、全国に比べ低い県民所得や高い失業率に示されるように厳しい状況にあります。
 昨年、改正沖縄振興特別措置法が施行されました。民間主導の自立型経済の発展並びに二十一世紀の万国津梁の形成に向け、県の自主性をできる限り尊重しつつ、本法律に基づいて沖縄の振興に真摯に取り組む所存であります。
 沖縄の振興に当たっては、東アジアの中心に位置する地理的特性や、日本一高い出生率、若年人口率といった沖縄の優位性、潜在力を最大限生かすことが肝要と考えております。こうした視点から、産業の振興を始めとする各種施策の推進に全力で取り組んでまいります。
 とりわけ、国際物流拠点産業は、沖縄の地理的優位性を生かすことのできる今後の成長産業であります。アジア主要都市を結節する国際物流拠点の形成を図りつつ、高付加価値型のものづくり企業や高機能型の物流企業などの臨空・臨港型産業の集積を図ってまいります。
 また、沖縄のリーディング産業である観光・リゾート産業につきましては、持続的な発展に向け、豊かな自然や独自の文化などを生かしつつ、外国人観光客の誘客拡大と観光の高付加価値化を進めてまいります。
 観光と並ぶリーディング産業である情報通信関連産業につきましては、アジア地域との近接性やリスク分散の観点からも、沖縄が優位性を発揮できる分野であり、一層の集積と高付加価値化を図るため、地域制度を活用してまいります。
 平成二十五年度の沖縄振興予算につきましては、厳しい財政状況の下、沖縄県の御要望に最大限おこたえし、安倍政権の沖縄振興に対する姿勢を如実にお示ししました。総額として三千一億円を計上するとともに、制度創設二年目となる沖縄独自の一括交付金制度につきましても、沖縄振興特別推進交付金(ソフト)と沖縄振興公共投資交付金(ハード)を合わせて千六百十三億円計上いたしました。この一括交付金を活用し、沖縄の実情に即した的確かつ効果的な施策が展開されるよう、引き続き、県、市町村と連携を図ってまいります。
 また、国として、空港や港湾、主要幹線道路など産業の一層の発展等を支える社会資本整備の推進を図ってまいります。
 特に、那覇空港は国内外の観光客の受入れや国際物流拠点の形成のために極めて重要な拠点的空港でありますが、処理能力の限界に近づきつつあります。那覇空港滑走路増設事業につきましては、安倍総理の指示の下、関係各省と調整を行い、初年度(平成二十五年度)の国費として百三十億円を計上し、新規事業化するとともに、工期を七年から実質五年十か月に短縮することといたしました。
 沖縄科学技術大学院大学については、各分野の優れた研究者はもとより、十八の国・地域から三十四名の極めて優秀な学生を集め、昨年九月に開学したところであります。沖縄の振興と自立的発展、世界の科学技術の向上を図るため、沖縄のすばらしい自然の中で、国際的に卓越した科学技術に関する教育研究やその環境の整備を推進することにより、本大学院大学がイノベーションの国際的拠点に成長するよう、引き続き支援してまいります。
 沖縄における農業につきましては、亜熱帯気候の特色等を生かし、必要な生産基盤の整備による生産性の向上等を図ってまいります。
 沖縄における不発弾対策につきましては、重要な課題と認識し、対策の一層の充実を図り、着実に取組を進めてまいります。
 さらに、潤いのある豊かな住民生活の実現のため、子育ての支援や人材育成及び雇用の促進、離島対策などにつきましても、課題の克服に向けて取り組んでまいります。
 私は、大臣就任に当たり、安倍総理から、できるだけ頻繁に沖縄に足を運び、沖縄の方々のお気持ち、御意見をしっかりお聞きするよう指示を受けました。就任後約四か月で、五回沖縄を訪問するとともに、知事と十回にわたる懇談を重ねてまいりました。沖縄視察の際は、沖縄の現状や課題について各方面から率直な御意見を伺うことができました。そこで私が感じたのは、沖縄の限りない可能性であります。沖縄の優位性や潜在力を生かして、強く自立した沖縄を実現するとともに、沖縄を日本経済のフロントランナーとするべく、各種施策を力強く推進してまいります。
 沖縄における基地負担の問題につきましては、国土面積の約〇・六%の沖縄県内に全国の約七四%の在日米軍専用施設・区域が依然として集中しており、また、このような状況について引き続き厳しい声があることは承知しております。政府としては、このような沖縄の基地負担の現状を軽減することが最優先で取り組むべき課題であると認識しております。
 普天間飛行場につきましては、住宅や学校等が密集している中に存在しており、固定化を回避し、一刻も早いその危険性の除去を図ることが必要と認識しております。引き続き、沖縄県民の皆様の声によく耳を傾け、信頼関係の再構築のための努力を続けながら、政府の方針を誠実に御説明し、御理解を得るための最大限の努力を行うことが必要であると認識しております。また、先般、嘉手納以南の土地の返還に係る統合計画が日米間で合意されたところですが、基地返還後の跡地利用につきましては、跡地利用特措法に基づき着実に推進してまいります。
 次に、北方領土問題について申し上げます。
 今年一月、私は根室・納沙布岬を訪問しました。近くて遠い四島の返還を願う元島民の方々の強い望郷の思いを改めて胸に刻み、全国民の問題として北方領土問題の解決に向けた決意を新たにいたしました。
 二月七日の北方領土返還要求全国大会には、安倍総理が出席され、領土問題の最終的解決に向けて進展が得られるよう、引き続き強い意思を持って交渉を進めていくと述べられました。北方対策担当大臣としては、関係団体と密接に連携しながら、外交交渉を後押しする国民世論の啓発に全力で取り組んでまいる所存です。特に、次代を担う若い世代に対し、北方領土問題の正しい理解と関心を高めるための施策の一環として、情報発信手段であるソーシャル・ネットワーキング・サービスの活用や、民間企業と連携した啓発の推進など、きめ細やかに取り組んでまいります。
 また、先般、「北方四島交流事業の見直しについて」を取りまとめたところであり、今後、この見直し方針に基づき、相互理解の増進を図り、領土問題の解決に寄与するという本来の目的を実現するための戦略的な北方四島交流事業の推進に努めるとともに、元島民の方々への援護措置の充実にも取り組んでまいります。
 猪口委員長を始め理事、委員の皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
#5
○委員長(猪口邦子君) 次に、岸田外務大臣から所信を聴取いたします。岸田外務大臣。
#6
○国務大臣(岸田文雄君) 外務大臣の岸田文雄でございます。沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、所信を申し述べます。
 まず、沖縄に関する事項について述べます。
 我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、我が国の外交・安全保障の基軸たる日米同盟の強化が不可欠です。特に、在沖縄米軍を含む在日米軍の抑止力は、我が国の安全、ひいては地域の平和と安全の確保に不可欠です。
 普天間飛行場の移設を含む在日米軍再編については、現行の日米合意に従って進めながら、沖縄の負担軽減を実現いたします。今月五日、日米両政府は、七年越しの課題であった嘉手納以南の土地の返還計画を発表いたしました。この計画は、返還時期と返還に向けた具体的な段取りについて初めて明らかにしたものであり、沖縄の負担軽減を進めるとの日米両政府の強い決意を示すものです。今後は、この計画を着実に実行してまいります。また、普天間飛行場の固定化はあってはなりません。負担軽減を早期に、かつ具体的に目に見えるものにするため、沖縄の方々の声によく耳を傾け、信頼関係を構築しながら全力で取り組んでまいります。
 沖縄県にある尖閣諸島についても一言申し上げます。
 日中関係は、我が国にとり最も重要な二国間関係の一つであり、大局的観点から戦略的互恵関係を推進していきます。我が国固有の領土である尖閣諸島をめぐる情勢については、我が国の領土、領海、領空は断固として守り抜くとの決意で冷静に取り組みつつ、中国側に対しては、意思疎通を通じて、事態をエスカレートさせないよう自制を強く求めます。
 次に、日ロ関係及び北方領土問題について述べます。
 ロシアとは、戦略的視点に立って、アジア太平洋地域のパートナーとしてふさわしい関係を構築すべく、あらゆる分野における協力の進展を目指します。
 今日、残念ながら日ロ関係は本来の潜在力に見合うほど十分に発展しておりません。その背景に北方領土問題があることは明白です。
 昨年末、安倍総理はプーチン大統領と電話会談を行い、双方受入れ可能な解決策を見出すべく努力したいと述べました。これに対し、プーチン大統領は、平和条約に関する作業をより活発化するよう両国の外務省に指示を出す必要がある旨述べるとともに、安倍総理の訪ロを招請しました。来る安倍総理訪ロを日ロ関係の発展に弾みと長期的方向性を与えるものとすべく、準備を進めてまいります。
 北方領土問題に関する日ロ両国の立場には大きな隔たりがありますが、政府としては、北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの基本方針の下、強い意思を持ってロシアとの交渉を粘り強く進めていく考えです。私としても、元島民の方々の思いを胸に、交渉の前進を図ります。元島民、北方四島隣接地域の方々はもちろん、全ての国民から政府の取組に対する理解と力強い支持をいただくことでしっかりとした交渉を展開し得ると考えます。
 以上の諸問題に取り組むに当たり、猪口委員長を始め委員各位の御指導、御鞭撻のほど、心からお願い申し上げます。
#7
○委員長(猪口邦子君) 以上で所信の聴取は終了いたしました。
 本件に対する質疑は後日に譲ることといたします。
 この際、副大臣及び大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。伊達内閣府副大臣。
#8
○副大臣(伊達忠一君) 内閣府副大臣の伊達忠一でございます。
 山本大臣御指導の下、沖縄政策及び北方領土問題の解決促進に全力を傾注してまいる所存でございます。
 猪口委員長を始め理事、委員の皆さんの御指導、御鞭撻をよろしくお願いいたします。
#9
○委員長(猪口邦子君) 鈴木外務副大臣。
#10
○副大臣(鈴木俊一君) 外務副大臣の鈴木俊一でございます。
 本委員会においては、我が国の外交にとって極めて重要な沖縄及び北方四島に関する問題を扱うこととなります。岸田外務大臣を補佐し、外務副大臣としての職責を全うすべく、全力で取り組んでまいります。
 猪口委員長を始め委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
#11
○委員長(猪口邦子君) 松山外務副大臣。
#12
○副大臣(松山政司君) 外務副大臣の松山政司でございます。
 本委員会におきましては、我が国の外交にとって極めて重要な沖縄及び北方四島に関する問題を扱うことになっております。岸田外務大臣を補佐し、外務副大臣としての職責を全うすべく、全力で取り組んでまいります。
 なお、外務副大臣として私が特に本委員会を担当することになっておりますので、猪口委員長を始め委員各位の御指導と御協力を心からお願いを申し上げます。
#13
○委員長(猪口邦子君) 島尻内閣府大臣政務官。
#14
○大臣政務官(島尻安伊子君) 内閣府大臣政務官の島尻安伊子でございます。
 山本大臣、伊達副大臣の御指導の下、沖縄政策及び北方領土問題の解決に全力で取り組んでまいります。
 猪口委員長を始め理事、委員の皆様方の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
#15
○委員長(猪口邦子君) あべ外務大臣政務官。
#16
○大臣政務官(あべ俊子君) 外務大臣政務官のあべ俊子でございます。
 外務大臣政務官としての責任を果たすべく、岸田外務大臣をお支えしてまいります。
 猪口委員長を始め委員各位の御支援と御協力を心よりお願い申し上げます。
#17
○委員長(猪口邦子君) 若林外務大臣政務官。
#18
○大臣政務官(若林健太君) 外務大臣政務官の若林健太でございます。
 外務大臣政務官としての責任を果たすべく、岸田外務大臣を補佐してお支えをしてまいりたいと思います。
 なお、三人の大臣政務官の中では私が特に本委員会を担当することとなっております。猪口委員長を始め委員各位の御支援と御協力を心からお願い申し上げます。
#19
○委員長(猪口邦子君) 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時二十七分散会
ソース: 国立国会図書館
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