くにさくロゴ
2012/06/14 第180回国会 参議院 参議院会議録情報 第180回国会 外交防衛委員会 第5号
姉妹サイト
 
2012/06/14 第180回国会 参議院

参議院会議録情報 第180回国会 外交防衛委員会 第5号

#1
第180回国会 外交防衛委員会 第5号
平成二十四年六月十四日(木曜日)
   午後一時一分開会
    ─────────────
   委員の異動
 四月十七日
    辞任         補欠選任   
     石川 博崇君     山口那津男君
     桜内 文城君     小熊 慎司君
 四月十八日
    辞任         補欠選任   
    三原じゅん子君     猪口 邦子君
 四月二十四日
    辞任         補欠選任   
     宇都 隆史君     世耕 弘成君
 四月二十五日
    辞任         補欠選任   
     世耕 弘成君     宇都 隆史君
 六月六日
    辞任         補欠選任   
     田中 直紀君     石井  一君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         福山 哲郎君
    理 事
                風間 直樹君
                広田  一君
                佐藤 正久君
                島尻安伊子君
                山本 香苗君
    委 員
                石井  一君
                加藤 敏幸君
                北澤 俊美君
                佐藤 公治君
                榛葉賀津也君
                猪口 邦子君
                宇都 隆史君
                岸  信夫君
                山本 順三君
                小熊 慎司君
                山内 徳信君
                舛添 要一君
   国務大臣
       防衛大臣     森本  敏君
   副大臣
       防衛副大臣    渡辺  周君
   大臣政務官
       外務大臣政務官  加藤 敏幸君
       防衛大臣政務官  神風 英男君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        矢嶋 定則君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○外交、防衛等に関する調査
 (国の防衛の諸施策に関する件)
    ─────────────
#2
○委員長(福山哲郎君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、桜内文城君、石川博崇君、三原じゅん子君及び田中直紀君が委員を辞任され、その補欠として小熊慎司君、山口那津男君、猪口邦子君及び石井一君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(福山哲郎君) 外交、防衛等に関する調査を議題といたします。
 国の防衛の諸施策について防衛大臣から発言を求められておりますので、これを許します。森本防衛大臣。
#4
○国務大臣(森本敏君) 防衛大臣の森本敏でございます。
 国の防衛という国家存立の基本にかかわる崇高な任務を担うこととなり、光栄に感じるとともに、その使命と責任の重みを痛感しております。
 本日は、福山委員長を始め委員の皆様に御挨拶を申し上げます。
 まず、去る六月六日、寛仁親王殿下が薨去されましたことは、誠に痛惜の思いに堪えません。皇室を始め御近親の方々の深いお悲しみをお察し申し上げ、ここに謹んで弔意を表します。
 我が国周辺の情勢について申し上げます。
 北朝鮮では、金正恩氏を中心とする新体制が短期間で整えられるとともに、本年四月には人工衛星と称するミサイルの発射が強行されました。また、中国は、国防費の高い伸びを背景に軍事力の近代化を図るとともに、我が国の近海等において活動を活発化させております。さらに、ロシアも軍事活動を活発化させております。このように、我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しており、これらの動向を引き続き注視してまいります。
 かかる安全保障環境の下で、我が国の防衛と安全保障政策を進めるに当たり、特に重視していくこととしては、一つ、防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画に基づき、動的防衛力の構築に努めるとともに、国際社会の平和と安定のための役割を果たすこと、二つ、日米同盟の深化、拡大に努め、我が国の防衛力と日米安保体制を有機的に機能させ、アジア太平洋地域の安定に向けた取組を進めること、三つ、安全で安心な社会を確保するため、内外の様々な危機に迅速的確に対応し得る危機管理態勢を充実させることの三項目であります。
 まず、防衛力整備については、防衛計画の大綱及び中期防衛力整備計画に基づき、厳しい財政状況の中にあっても着実に進展させ、動的防衛力の構築を進めるとともに、我が国の繁栄に不可欠な海洋の安全確保など、あらゆる面で我が国の防衛を確固としたものにしてまいります。
 次期戦闘機については、昨年末に選定したF35Aの調達に向けた手続を進めております。また、南西地域の防衛力強化については、平成二十七年度末までに与那国島への部隊配置の実現を目指すなど、着実に推進してまいります。陸上自衛隊の定員については、効率化、合理化を図る一方、人事制度改革を含む防衛力の構造改革を実施し、第一線部隊の人員を確保してまいります。さらに、新たな安全保障上の課題の一つであるサイバー空間の安定的利用についても、サイバー攻撃への対処能力の充実強化等に積極的に取り組んでまいります。
 また、安定的かつ中長期的な防衛力の維持整備を行うため、防衛生産・技術基盤戦略の策定に向け検討を進めてまいります。
 国際社会の平和と安定への協力においては、防衛省・自衛隊の取組が大きな役割を果たしてまいりたいと考えております。アジア太平洋地域の重要なパートナーであるオーストラリアや韓国との協力を始めとする二国間や多国間の防衛協力・交流を促進するとともに、隣国である中国やロシアとの相互理解、信頼関係の増進にも努め、関係諸国との連携を強化してまいります。中国との間では、日中防衛当局間の海上連絡メカニズムの構築を目指します。
 さらに、国連PKO、国際緊急援助活動等についても、内外から高い評価を受けている自衛隊の長所を生かした活動を実施していく必要があります。政府としては、我が国のより積極的な国際平和協力を可能とするため、PKO等に対する協力の在り方や法改正の要否について関係府省庁間で検討を進めているところであり、防衛省としても、引き続き鋭意取り組んでまいります。
 現在、防衛省・自衛隊は、ゴラン高原、ハイチ、東ティモール及び南スーダンの各PKOに要員を派遣し、ソマリア沖・アデン湾においては海賊対処活動を実施しています。海外におけるこうした自衛隊の活動については、今後とも隊員の安全確保を図りつつ、万全の態勢で取り組んでまいります。
 日米同盟は、我が国の安全保障政策の重要な柱の一つです。既に述べましたように、我が国周辺の安全保障環境が変化していく中で、米国もまたアジア太平洋地域を重視する政策を打ち出すなど、国防戦略を変化させています。このような大きな流れの中で、我が国は、米国と緊密に協力し、日米同盟を深化、拡大することにより、日米両国のみならず、地域の平和と安定のため役割を果たしていくことが重要です。
 また、普天間飛行場の移設問題を始めとする米軍再編についても、米軍の抑止力を維持しつつ、沖縄を始めとした地元の負担を速やかに軽減していくことが重要です。
 既に、四月の2プラス2共同発表で米軍再編の計画の調整を決定し、また、共同訓練、共同の警戒監視活動、施設の共同使用などの日米共同の活動を活発化させる動的防衛協力を打ち出すなど、地域における新たな戦略環境に対応していくための取組は緒に就いています。私としても、これまでの成果を更に実りあるものとするよう努めながら、戦略的観点から日米防衛協力のあるべき姿を模索し、これを実現していきたいと思います。
 危機管理態勢については、大震災、北朝鮮のミサイル発射など、内外の様々な危機に対し、国家の安全と国民の安心を確保するため、情報機能を強化するとともに、迅速的確に対応できる体制の整備などに努めてまいりたいと考えております。
 最後に、国会提出法案について申し上げます。日豪ACSAの実施に係る措置等について所要の規定を整備するため、防衛省設置法等の一部を改正する法律案を今国会に提出しております。委員各位におかれましては、御審議のほど、よろしくお願いいたします。
 以上、防衛大臣としての御挨拶を申し上げました。防衛省・自衛隊に対する国民の期待と信頼にこたえられるよう、自らの知識や経験を生かしつつ、誠心誠意、防衛政策に取り組む所存でございます。福山委員長を始め、理事、委員各位の一層の御指導と御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
 委員長、ありがとうございました。
#5
○委員長(福山哲郎君) 本日はこれにて散会いたします。
   午後一時十分散会
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト