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1947/07/12 第1回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第001回国会 文教委員会 第2号
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1947/07/12 第1回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第001回国会 文教委員会 第2号

#1
第001回国会 文教委員会 第2号
昭和二十二年七月十二日(土曜日)
    午前十時三十一分開議
 出席委員
   委員長 松本 淳造君
   理事 高津 正道君 理事 西山冨佐太君
      田淵 實夫君    野老  誠君
      永井勝次郎君    原 彪之助君
      松澤 兼人君    松本 七郎君
      伊藤 恭一君    押川 定秋君
      久保 猛夫君    五坪 茂雄君
      米田 吉盛君    花月 純誠君
      坂田 道太君    松原 一彦君
      黒岩 重治君
七月七日
 委員西尾末廣君及び木村小左衞門君辞任につき、その補闕として永井勝次郎君及び押川定秋君が
 議長の指名で委員に選任された。
        出席國務大臣文
        部大臣     森戸 辰男君
 出席政府委員
        文部政務次官  永江 一夫君
        文部事務官   日高第四郎君
    ―――――――――――――
本日の會議に付した事件
 六・三制問題に関する説明聽取
 六・三制完全實施に關する決議案起案のための
 小委員選定
    ―――――――――――――
#2
○松本委員長 會議を開きます。本日は文部當局の御出席を願いまして、六・三制の問題及びこれに關連する豫算案、その他について御説明を承りました後に自由に質疑を試みたいと存じます。最初に文部大臣から一應の御説明を願ひます。
#3
○黒岩委員 議事進行につきまして動議を提出いたします。その一つは本委員會は定刻に開會のできますように、今後各員の自覚を喚起したいということと、なおまたすでに開かれました二囘の委員會の實情を見てみますと、理事になつておられる方で、二囘とも出席をなさらぬ方があるようであります。かような無責任な態度は許されぬと考えますので、その理事に對しては一應警告を発しまして、もし今後それが勵行ができないようなことであれば、御辞任を願わねばならぬことと思います。さらにまた委員長が御不在の場合に、定例日において開會ができないことがありました。それで委員長御不在の場合は、委員長の代理を務めるところの理事をおきめ願いまして、委員長の御不在の場合でも開會ができますようにおはからいを願います。以上の三點を皆さんにおはかり願いたいと思います。
    〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
#4
○松本委員長 ただいまの御決定につきまして、御缺席の理事の方につきましては、私からその旨を申し上げます。委員長のいません場合の代りの理事の方につきましては後ほど各理事の方と御相談いたしまして、本日中に決定いたしまして御通知いたしますから、さよう御了承をお願いしたいと存じます。
#5
○森戸國務大臣 文部省のこのたび今議會における一番の重大な問題は、すでに御承知のように、六・三制の完全實施という問題でありますが、この問題は皆さんのとくと御承知のように、たれでもその必要は認めておるのでありますけれども、他面におきましては、今日の日本の經濟的竝びに諸般の事情によりまして、實行が非常な困難に當面しているという事態であります。この二つは、だれもがこれを承認いたしておるのでありまして、かような事情のもとに、私どもは新しい教育制度、特にその中心となつておりまする六・三制、殊に新制中學を、いかにして實現していくかという點にかかつておるのであります。これに對しまして、文部省といたしましては一定の最小限度の要求をいたしておるのでありまするけれども、新聞に報道されておりますところによりますと、大藏省の査定額はきわめてわずかでありまして、これではなかなか實行おぼつかないという事態にあるのです。財政當局竝びに安定本部におきましても、教育の必要ということを、十分認めておるのでありまするけれども、他方におきまして、日本の物資の状況竝びに健全財政の建前から、かような査定をいたしたいということは、一應諒といたしますけれども、なお私どもがもつと根本的に日本の置かれております現状竝びに日本の将來を静かに考えますと、かような状況で六・三制が實行されないということは、まことに悲しむべきことでありまして、これは一文部省の問題ではなく、日本政府、日本の國の問題であると、私どもは考えておるのであります。六・三制を中心とする新しい教育制度竝びに教育理念のできましたことについては、ここで繰返し申し上げることは避けるのでありますが、日本が平和的な民主國家として立つていく、さらに平和的民主的な文化國家として立つていきます重大な道は、新しい次代の國民をそれにふさわしいものに育成していくということに、なければならぬのでありまして、その意味で、アメリカ教育使節團の勧告、教育刷新委員會の決議に基きまして、過ぐる議會には教育基本法と學校教育法とを通過いたしまして、これによつて、日本が新しい民主的平和的な文化國家として、進む方向が示されたのでありまして、これは単に日本の國内において、國民が非常な喜びと望みをもつて迎えたのみならず、諸外國、殊に戦勝國におきまして、日本がほんとうに将來平和國家、文化國家として立つ決心を示したものとして、日本にとつては、きわめてよい印象を與えておるということは、いろいろな報道で明らかなのであります。かようにして私どもは戦敗の日本が、将來國際社會において名誉ある一員として立つていく重大な條件が、日本が民主的、平和的な文化國家に向う方針を定めたということであります。その具體的な途が新教育制度であります。その今日一番問題になつておるのが六・三制であるというような事情でありまするので、私は、これは単に國内の問題だけではなく、日本の國際的な關係においても、重大な日本の國策であると存じておるのであります。
 さらに國内關係におきましては、すでに皆さんの御承知のごとく中央におきましても、地方におきましても、この問題は重大な問題として、關心が集中されておるのであります。過般の知事會議におきましても、ほとんどすべての知事が、この問題に強い關心をもつておられまするし、また大都市の市長の集會におきましても、この問題が取上げられておりまするし、また市町村どこでも、この問題が重大な問題として扱われております。一昨日でありましたか、教員組合が、東京、神奈川、千葉三縣の父兄の請願に八十萬に近い署名のものをもつて見えまして、ぜひとも六・三制の完遂をやつてほしいというような希望が私に傳えられたのであります。かようにして、國内におきましても六・三制を完全にやつてほしいという要望が非常に強いのであります。私どもはそれを聽きまして心をゆすぶられるものがあるのであります。
 殊に地方で、これは皆さんも御承知でありましようけれども、學校を見ると、中には随分ひどいものがありまして、本會議でも御答弁いたしましたように、雨が降ると雨が漏り、下には水がたまるというような教場もあれば、机のない板の間に紙を敷き合せて、勉強しておるような所もある。また民家がないので、お寺の暗い本堂でやつており、葬式があれば、よそへ移らなければならぬという所もありまして、まことに先生方にも父兄方にも、殊に子供たちにも、気の毒にたえないものがあるのであります。これは直接の面でありますが、さらにそれが自治體の財政の面においては、いろいろな問題を起しておりまするし、さらに間接的には父兄の方々にもいろいろと經濟上の迷惑をかけておりまするし、またこういう状態が子供の教育の上に、いろいろな惡い影響をもつておることもおおうことができないのであります。かような事態にありますので、私どもは一日も早くそのような状態を克服して、ほんとうによい教育が行われる、よい仕組をつくつていかなければならぬということに、非常な重點を置いて考えておるのであります。
 國内においてはそうでありまするし、私はこの時局に立つた政府といたしましても、この問題は非常に重視しなければならぬと思う。一番直接の問題といたしますれば、食糧の問題で、これは明日を争う問題でありますと同時に、私は他の極端に立つている問題は教育、殊に新しい教育、新しい學制制度の問題でありまして、これは百年の大計であるということで、場合によると後囘しにされがちな問題であるのであります。この政府の一番のテストは、この目の先の明日あるいは明後日というような直接の問題と、しばらく明日、明後日ではなく、場合によれば百年といわれるが、日本の國民の将來を決定する教育の問題、この二つの兩極端にある問題を、どういうように處理するかということが、私は政府に對する大きなテストになる問題であるとも思ひます。そういう點でわれわれはこの問題につきましては、あくまで重點をおきながら、今日の日本の危機を逃れるとともに、それがために将來の新しい日本の建設のためにこの危機を克服していかなければならぬというふうに存じているのであります。かやうな意味におきまして、現政府といたしましてもこの問題を非常に重視いたしている次第であります。
 國民の間におきましても、實は私、先生方、生徒の間に立つて、いろいろ意見を聽きましたが、不十分ではあるけれども、しかし皆一生懸命に勉強して、新しい日本をつくろうという熱意が、全體としてみればそういう子供たちなり、先生方にも、御父兄にもあるのであります。こういうように國民全體が政府とともに、また地方團體とともに一生懸命になつて教育をしていくということで、初めて新しい日本が文化的に正しい道に踏み入ることができるのであろうと思います。
 こういうような全體の立場から、この六・三制の問題を、文部當局の地位に立つておりまする私としては、完全に遂行ということは困難であろうとも、現在の經濟状態の事態の許す限り、この制度は遅滞なく、中絶されることなく實行されなければならぬと存じておりまするし、それに對して政府とともに、あらゆる努力を盡したいと考えている次第であります。いずれこの問題に對する具體的のことは、次官、局長その他の事務當局から、御質問がありましたときにはお答えいたします。私としてはそういう心構えをもつて、この問題に對しているということを申し上げておきます。
#6
○松本委員長 これより當局の御説明をお願いいたします。日高政府委員。
#7
○日高政府委員 六・三制の實施に至ります經過、それからいたしました結果と、今後の處置につきまして、ごく簡単に申し上げます。
 御承知のように今年の二月に文部省として豫算を六十三億組みました。そのうち約六十億に當るものは、大體が建設費並びに施設費になつておつたのでありますが、時が非常に迫つておりましたので、財政經濟上の處置が間に合わない、また準備も不十分であるから延ばしたらどうかという意見が強うございまして、なかなかそのままには承認されませんで、いろいろ交渉をいたしました結果、約八億の豫算でならば認めるというふうに形勢が変りましたので、それで一應八億をもつて出発することにせざるを得なくなつたのであります。その八億の大體の豫算の内容は、四億五千八百萬圓というのを文部省關係に計上いたしまして、三億四千五百萬圓というのを内務省關係に計上いたしました。教員の給與、それから學校の施設費の補助、その他生徒經費とか、わずかなものを集計いたしまして八億三千九百萬圓というようなもので出発したのでありますが、その當時文部省として大體教室の建増しなしに濟むかというような質問に對しましては、一つのクラスに對して一・〇七の教室が獲得できる見込みでございました。もちろんその一・〇七というのは、確實に實数を押さえることができませんので、生徒の数から逆算して推定いたしましたり、あるいは戦後の混乱のいろいろ移動のありましたこと等につきましても、十分な見當ができておりませんでした。事實やつてみますと、いろいろ障害が出まして、先ほど皆様のお手もとに配りましたような新制中學校の實情が出てまいつたのであります。初めの「新制中學校實施状況調」というのは、今年の六月三日に學務課長會議を開きました際に、五月二十日現在の報告を求めまして、それを集計いたしたものであります。中學校の数は、一番初めの表の一番下の左側のところにあります一萬四千三十というのが、中學校の数であります。その次のが中等學校充當の建物数であります。これが一萬六千六百八十九。それから中學校の生徒の数でありますが、それは三百九十六萬何がし、こういうふうになつております。そのうち特に私どもとして處置をしなければなりませんのは、第五のところに出ております、二部教授をやり假教室を使つて非常に混乱をしておるものであります。その中學校の二部教授の實施状況をごらんいただきますと、合計の最後のところに二萬五千九百五十一という、そういう数が出ております。それから新制の中學校を實施いたしますのに、重みが小學校の方に加わりまして、小學校の力でも二部教授が増したような状況でありまして、それが一萬五千三百六というようなことになつておる次第であります。
 いろいろ違算がございましたので、このことについて何とかこれを軌道に乗せなければ六・三制の實施そのものも名のみであつて、實を失つてしまうおそれがありますので、文部省といたしましては、今日の財政の窮迫状態は十分承知いたしておりますので、大體中學校の方は、一日の時間数がおよそ六時間に當りますが、午前中の分と午後の分と二部教授をすることは、夏分はできますけれども、秋から冬にかけて、殊に寒い地帯においては、中學校の二部教授はほとんど不可能であります。小學校の方は時間数が少いので、まだいくらか二部教授をやつていくということも、可能な状態でありますので、まず中學校の二部教授を解消しなければならないということ、それから假教室というものの中には、報告の中にいろいろ程度の差がありまして、がまんのできるものと、とうていがまんのできないような状況の假教室と二つあります。大體は今年の冬を越すのに耐えがたいようなものだけは、どうしても解消いたしたい。こういう標準で、假教室を解消する案を立てました。
 それからもう一つは、こういうみじめなことを再び繰返さないために、來年計上すべき豫算を繰上げて、追加豫算でもつて來年度の自然増加の分を計上いたしたい。こういうふうに考えまして、その標準で、できるだけ節約をして豫算を組んでみましたのが、四十九億三千萬圓というものになつたわけであります。實はそれをもつて大藏當局者といろいろ折衝をいたしたのでありますが。大藏省の方にも十分言い分がございまして、大體八億でもつてやるということを決定して出発したのに、それだけけた違いの大きな追加豫算というようなことは理解できないというような態度でありまして、私どもとしても、それには理由のあることと考えまして、これをできるだけ減少する方法をもつて第二の豫算を組みまして、ただいま折衝中なのであります。今、文部大臣がお話になつたようなことがありまして、大藏省の方としては、財源がないので組入れるわけにいかない。大體できても五億程度であろうというような話であります。私どもとしては五億程度の豫算では、これは六・三制の實施ではなくて、中止以外には途がない。しかしこれは中止することはとうていできないというので苦慮しつつ、これら大臣及び政務次官等の折衝にまつて、中止しないで、何とかやつていけるような豫算をぜひともいただきたいという心持でもつて、今後とも極力努力するつもりでおる次第であります。六・三制の實施につきまして御關心の深い兩院の文教委員の方方にも、この邊の事情をおくみとりの上、できるだけお力添えいただきたいと思います。またいろいろ私どもの至らぬ點は、十分御批判、御鞭撻いただきたいと思います。ちよつと概略だけ申し上げました。
#8
○永江政府委員 ちよつと御相談いたしたいのですが、速記を止めていただきたいと思います。
#9
○松本委員長 政務次官から御懇談があるそうでありますので、ちよつと速記を止めて、御懇談を承りましよう。
    〔速記中止〕
#10
○松本委員長 では速記を始めてください。
 これより豫算説明のために懇談會に移りますので、委員でない方は御遠慮願います。
    ―――――――――――――
    〔午前十一時二十九分懇談會に入る。〕
    〔午後零時二十八分懇談會を終る。〕
    ―――――――――――――
#11
○松本委員長 懇談會を終ります。永江政府委員。
#12
○永江政府委員 それではこの際、いずれ私ども退席をいたすことになると思いますが、委員各位に文部省からいろいろお願いを最後に申し上げておきたいと存じます。それは、今さら申すまでもなく、この委員會において、いろいろと日本の國會の意思をおきめになる原動力として、いろいろ御方針をおきめになり、今後は著々と進行されることと存じます。ただ新憲法のもとにおきましては、豫算の提出は申すまでもなく政府がすることになつておるのでありまして、先ほど來事務當局が説明いたしました豫算は、皆さんにおいて非常に御不満な點があることはかねて了承いたしておるのであります、しかし文部省としては、あの豫算をすでに閣議に出しておりまするのでこれをわれわれとしてはいかんともすることができないのであります。しかし、先ほど申しましたように第一次の査定として示された数字についてはもちろん、先ほど當局から御説明申し上げましたように、われわれの現段階において責任を負い得る最低限度の豫算というものを、われわれは今出しておるのでありまして、これは當局としてはあくまでもこの線を死守するつもりで、目下折衝中であります。従いまして文部省の豫算それ自體が少額であるという御不満はあるでありましようが、何とぞ國全般の財政的見地も併せて御考慮願いまして、皆さんのお許しを得まするならばどうかこの最低線を守つております豫算につきましても、政治的御考慮の上で、閣議において決定ができまするように、皆さんの方におきましても、適當な御鞭撻と御指導を賜りたい。かように存知まして、大臣がおりませんので、僭越でありますが、私からこの點は皆さんに切にお願いを申し上げておく次第であります。
#13
○松本(七)委員 先ほど懇談會で、大藏當局でなくても、文部當局からでも大藏省の査定基準等を伺いたかつたのですがそれに満足なお話を伺えませんので、大體のお話によつて大藏當局の態度というものがわかつたのですが、それに對してわれわれは非常に不満に思うのであります。要するに文教に對する認識がいかに足りないかという一語に盡きるように思うのであります。しかし六・三制實施に對しては、文部大臣その他非常に熱意をもつて努力されているということが十分わかりまして、非常に心強い感じがします。しかし大藏當局その他一般の認識が高まれば、財源の捻出ということについては、何らかまだ方法の余地があるものと考えられるのであります。今まで長い間文部省が弱かつたというのは、これをバつクになつて押していく力がなかつた點にあるのでありますから、この際國會でも強力にこれを推進していくならば、この最低線は必ず守れる、また守らなければ、われわれの責任は果せないと考えるのであります。従いまして文部大臣からもお話がありましたように、國際的な信用にも關することでありますし、どうしても一般の認識を高めていくという意味からも、この際衆議院としても各派共同で、六・三制實施に關する緊急決議案を上程するということにいたしたらいかがかと思うのであります。起草委員でも設けて至急これをお運び願います。
#14
○松本委員長 ただいまの松本君の御提案に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#15
○松本委員長 それではさように決定いたしまして、起草委員をどういう方法でいたしましようか。松本さん原案はございませんか。
#16
○松本(七)委員 起草委員は委員長に御指名願つたらいかがでございましようか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○松本委員長 それでは起草委員に 松本 七郎君 花月 純誠君 西山冨佐太君以上お三方にお願いいたします。(拍手)
    ―――――――――――――
#18
○花月委員 先まど御提案になりました近藤鶴代さんが私どもの方の理事になつておりますけれども、いろいろ所用のために御出席になつておりません。今後御出席になるかどうかわかりません、多分おやめになると思いますが、警告を發することは、私から申し傳えまして、すぐ御返事いたしますから、正式に警告を發することはおやめ願いたいと思います。さようお取計願いたいと思います。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
    ―――――――――――――
#19
○松澤(兼)委員 先ほど聞いていますと、今日閣議で三十一億か五億かということが決定するそうですが、もしそうだとするとその前に一度委員會の意向を向うに傳えてえおく必要はないのですか。一應大藏當局と文部當局へ文教委員會の意思として、文部省案を最小限度絶對支持するから、そういうようにはかつてもらいたいということを申し出てもらつたらどうですか。實行は委員長と理事の方にでも行つていただきますか。
#20
○原(彪之助)委員 その點に關しましては、實は昨日衆議院と兩方の文教關係の者が手分けをいたしまして、文部省、大藏省、終戦連絡事務局、G・H・Qなどへ大體の文教委員會の意向を傳えると同時に、文部省を鞭撻する意味のことを申し傳えてあるのですが、なお今日機會を得て、兩院の關係者が総理大臣にもこの意味を傳達しようという申合せを、實はいたしているのであります。ただいまの御提案の趣旨とも合致すると思いますので、早急にそういう取計らいをしていただきたいと思います。
#21
○松本委員長 御異議はありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#22
○松本委員長 そうすると暫時休憩いたしましようか、それともあらかじめ原案でもおもちでございましようか。
#23
○野老委員 實は第一議員クラブの相馬君、受田君の兩名が主になりまして、決議案の原案がございますので、起草委員のお方におかれては、これを十分参考にせられるということが必要と思います。
#24
○伊藤(恭)委員 民主黨におきましては、すでに原案をつくつておりますので、これもやはり参考にしていただきたいと思います。なお最後に希望といたしまして、もし運営委員會で常任委員長が協議される場合には、従前の豫算委員、決算委員というような機構と今度は違いまして、文教常任委員とか文化常任委員とかいうものができている、それにつきましては、われわれとしては豫算委員會は数字のことを主としてやるというようなことも承つておりますが、そういう内容的の折衝においては、各常任委員長が豫算分捕りになつてはいけませんけれども、その邊はひとつの含みの上、十分に圓滑なる運営をしていただきたいということを希望いたします。
#25
○松本委員長 ただいまの決議案ですが、第一議員クラブ、それから民主黨にも原案があるそうでございますので、委員におかれましては、それを斟酌して、至急に御作成をお願いします。
#26
○黒岩委員 先ほど秘密會の場合に御發言がありましたが、國策として教育費のパーセントのわくをきめるということにつきまして、決議案の中へはつきりとその意思を表明するような方法をとつていただきたいと思います。これを起草委員の方にお諮り願います。
#27
○松本委員長 ただいまの御提案、いかがでございましようか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#28
○松本委員長 異議がないと認めますので、起草委員におかれましても、御参考をお願いいたします。いかがいたしましようか。原案をお持ちでしようか。
#29
○五坪委員 それは起草委員に一任したらいかがでしよう。また寄つて詮議するまでもないでしよう。
#30
○松本委員長 それでは起草委員に全部御一任願いましようか。
#31
○松澤(兼)委員 それでは本會議の前に、寄つて協議したらどうですか。
#32
○松本委員長 それでは御一任願います。本日はこれにて散會いたします。午後零時四十二分散會
ソース: 国立国会図書館
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