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2010/10/25 第176回国会 参議院 参議院会議録情報 第176回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
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2010/10/25 第176回国会 参議院

参議院会議録情報 第176回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号

#1
第176回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号
平成二十二年十月二十五日(月曜日)
   午後五時三十分開会
    ─────────────
   委員の異動
 十月二十二日
    辞任         補欠選任
     外山  斎君     平山 幸司君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         中川 雅治君
    理 事
                行田 邦子君
                今野  東君
                島尻安伊子君
                古川 俊治君
    委 員
                石橋 通宏君
                岩本  司君
                金子 恵美君
                田城  郁君
                平山 幸司君
                山根 隆治君
                猪口 邦子君
                宇都 隆史君
                長谷川 岳君
                横山 信一君
                江口 克彦君
                紙  智子君
   国務大臣
       外務大臣     前原 誠司君
       国務大臣
       (内閣府特命担
       当大臣(沖縄及
       び北方対策))  馬淵 澄夫君
   副大臣
       内閣府副大臣   末松 義規君
       外務副大臣    伴野  豊君
   大臣政務官
       外務大臣政務官  徳永 久志君
   事務局側
       第一特別調査室
       長        杉本 勝則君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する
 調査
 (沖縄及び北方問題に関しての諸施策に関する
 件)
    ─────────────
#2
○委員長(中川雅治君) ただいまから沖縄及び北方問題に関する特別委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る二十二日、外山斎君が委員を辞任され、その補欠として平山幸司君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(中川雅治君) 沖縄及び北方問題に関しての対策樹立に関する調査を議題といたします。
 沖縄及び北方問題に関しての諸施策について関係大臣から発言を求められておりますので、順次これを許します。前原外務大臣。
#4
○国務大臣(前原誠司君) まず、予算委員会が長引きまして、皆さん方にお待たせをいたしましたことをおわびを申し上げます。
 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たりまして、沖縄及び北方問題に関しての諸施策についての方針を申し述べます。
 まず、沖縄に関する事項について述べさせていただきます。
 日米同盟は我が国外交の基軸であり、特に、日米安保体制はその中核を成しております。アジア太平洋地域には依然として不安定、不確実な要素が存在をしており、在沖縄米軍を含む在日米軍は、我が国の安全を確保する抑止力として重要な役割を果たしております。
 一方、沖縄に在日米軍の施設及び区域が集中していることによりまして、沖縄の方々に多大な御負担をお掛けをし、その軽減が求められていることは十分に認識をしております。
 特に、普天間飛行場の移設問題につきましては、本年五月の日米合意を踏まえ取り組むと同時に、沖縄に集中した負担の軽減に取り組んでまいります。沖縄の方々の御理解を求め、誠心誠意説明してまいります。
 尖閣諸島については、現に我が国はこれを有効に支配しており、今後ともしっかりと取り組んでいく所存です。尖閣諸島は、歴史的にも国際法上も我が国固有の領土です。東シナ海に領土問題は存在いたしません。先般の事件は、我が国の国内法にのっとり粛々と処理をしたものであります。中国には、国際社会の責任ある一員として、適切な役割と言動を期待をいたします。先般のブリュッセルでの日中首脳間の懇談を契機に、関係を改善し、今後は、大局的観点から戦略的互恵関係を深めるため、日中双方が努力することが重要だと考えております。
 次に、日ロ関係及び北方領土問題について述べます。
 ロシアとの間では、アジア太平洋地域におけるパートナーとしてふさわしい関係を構築していきたいと考えております。
 そのためにも、日ロ間の最大の懸案である北方領土問題を最終的に解決しなければなりません。この問題が未解決のままであるために、日ロ間の協力関係が本来あるべき姿になっていないことは大変残念なことであります。また、高齢化している元島民の方々のお気持ちをお察ししますと、これ以上の猶予はもはや許されません。
 本年六月に行われましたムスコカG8サミットの際の日ロ首脳会談では、領土問題について、首脳レベルを始め、高いレベルでのコンタクトを通じ、前進を図っていく必要があるとの認識で一致いたしました。
 また、この会談では菅総理から、領土問題の解決は六十五年以上にわたる我が国国民の悲願であり、この問題の最終的な解決のために首脳レベルで前進を図っていきたい旨述べたのに対し、メドベージェフ大統領は、領土問題は解決できない問題ではない、双方に受入れ可能な、建設的な解決策を模索していきたい旨述べました。
 私は、これまで国会議員としてこの問題にかかわり、特に二〇〇九年九月から先月に至るまでは沖縄及び北方対策担当大臣という立場から、関係団体と緊密に連携し、北方領土返還に向けた環境整備に取り組み、外交交渉を後押ししてまいりました。
 今後は、外務大臣として、政治と経済を車の両輪として進めつつ、北方四島の帰属の問題を最終的に解決をして平和条約を締結すべく、強い意思を持ってロシア側と交渉を行っていく所存でございます。
 以上、諸問題に取り組むに際しまして、中川委員長を始め委員各位の御指導と御協力を賜りますようによろしくお願い申し上げます。
#5
○委員長(中川雅治君) 前原大臣は次の御予定があるということで、どうぞ御退席ください。
 馬淵沖縄及び北方対策担当大臣。
#6
○国務大臣(馬淵澄夫君) 沖縄及び北方対策を担当する内閣府特命担当大臣の馬淵澄夫でございます。沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。
 まず、沖縄政策について申し上げます。
 沖縄の本土復帰から三十八年が経過し、社会資本整備面を中心に、本土との格差は次第に縮小してまいりました。今日では、魅力ある観光地として、また、情報通信産業の分野においても沖縄は着実な発展を遂げています。しかしながら、沖縄の経済社会は、全国に比べて低い県民所得や高い失業率に示されるように、今なお厳しい状況にあります。
 沖縄の自立的かつ持続的な発展を実現するため、政府と沖縄が一体となって、沖縄の魅力や優位性を生かし、各種産業の一層の振興、人材の育成、雇用の安定、重点的、戦略的な社会資本整備などに全力を尽くしてまいります。
 沖縄におけるリーディング産業である観光は、我が国の成長戦略においても大きな柱の一つであり、沖縄は、観光立国推進の牽引役として更なる成長を遂げることが期待されます。沖縄の美しい自然や独特の文化といった観光資源を最大限に活用し、外国人観光客の誘致や長期滞在型の観光地形成に取り組んでまいります。
 情報通信関連産業につきましては、近年、コールセンターからソフト開発など付加価値の高い業態への拡大が始まっています。沖縄IT津梁パークを始め、これまでに整備した産業基盤を積極的に活用しつつ、支援を充実してまいります。
 このほか、国際航空物流拠点の形成に向けた取組や、亜熱帯気候の特色を生かした農林水産業の振興など、各種の振興政策を進めてまいります。とりわけ、各分野の発展を支え、沖縄の将来を担う人材の育成が重要であると考えており、海外の大学や企業等への留学、派遣を支援し、国際的、専門的な人材の育成を図ってまいります。
 沖縄科学技術大学院大学につきましては、来年三月の大学設置等認可申請及び平成二十四年秋の開学に向け、開学準備の仕上げという新たな段階に入っております。この大学院大学が世界最高水準の教育研究の拠点として、また、研究機関や民間企業が集積する知的クラスターの核として成果を着実に生み出し、沖縄の振興に資するよう、管理運営体制の強化を図りつつ、適切かつ積極的に支援してまいります。
 県土の均衡ある発展を図る観点から、広大な海域に多数の離島が存在することから生じる様々な課題に対応してまいります。とりわけ、小規模離島への航空運賃の低減などによって離島地域の活性化を図るとともに、医療など、島の基礎的な生活条件の整備などきめ細かに離島対策を講じてまいります。また、本島北部地域につきましても、引き続き産業の振興や定住条件の整備等を行ってまいります。
 また、沖縄県における不発弾等対策につきましては、重要な課題と認識し、対策の一層の加速化を図りつつ、着実に取組を進めてまいります。
 なお、先日閣議決定された円高・デフレ対策のための緊急総合経済対策において、沖縄における雇用対策や産業振興策が盛り込まれたところであり、地域経済の活性化に向け、効果的な施策を講じてまいります。
 沖縄振興特別措置法による十か年の沖縄振興計画の実施期間は残り一年余りとなりました。私は、大臣就任直後に沖縄を訪問し、知事、県議会及び首長代表の方々等から地元の声をお聞きいたしました。政府としては、現行計画の総仕上げを行うとともに、沖縄県が策定した沖縄二十一世紀ビジョン、政府の沖縄振興審議会や沖縄政策協議会における議論を踏まえ、新たな沖縄振興策の検討を鋭意進めてまいります。
 沖縄には在日米軍施設・区域が集中し、基地の存在に起因する事件、事故を含め、県民の皆様に大きな御負担をお掛けしております。この基地負担を軽減すべく、その整理、統合、縮小に向けて取り組むことが重要であり、沖縄担当大臣として、沖縄との橋渡し役を務めてまいります。普天間飛行場の移設問題については、政府の方針の下、沖縄県民の皆様の思いを受け止めながら尽力してまいる所存です。また、基地が返還された跡地の利用についても、地元の要望を踏まえながら、その円滑な利用に向け、取組を進めてまいります。
 次に、北方領土問題について申し上げます。
 私は、先日、根室管内を訪問し、納沙布岬及び洋上から北方領土を間近に見るとともに、元島民の方々や地元関係者のお話を直接伺い、生まれ故郷を追われた方々の御労苦や、ふるさとを思う気持ち、四島返還に対する切実な思いを痛感し、北方領土問題の解決に向けて決意を新たにいたしました。
 戦後六十五年が経過した今、元島民の方々の高齢化が一層進んでおります。北方四島の帰属の問題を最終的に解決して日ロ平和条約を締結するという我が国の一貫した基本方針の下、この問題が一日も早く解決されるよう、北方領土返還要求運動を支える多くの関係団体等と連携し、四島の返還に向けた環境整備に取り組み、外交交渉を後押ししてまいる所存です。
 このため、次代を担う青少年に対する北方領土教育や後継者育成等を中心とした国民世論の一層の啓発、ビザなし交流等の推進を通じた相互理解の増進及び元島民の方々への援護措置の充実に努めてまいります。
 中川委員長を始め理事、委員の皆様方の一層の御理解と御協力をお願い申し上げます。
 ありがとうございました。
#7
○委員長(中川雅治君) 以上で関係大臣の発言は終了いたしました。
 この際、副大臣及び大臣政務官から発言を求められておりますので、順次これを許します。末松内閣府副大臣。
#8
○副大臣(末松義規君) 内閣府副大臣の末松義規でございます。
 沖縄の本土復帰後三十八年余りが経過いたしましたが、沖縄の新たな発展の基礎を築いていくためには、産業の振興や雇用の創出など解決を要する多くの課題があります。また、北方領土問題を一日も早く解決させることは全国民の悲願であります。
 馬淵大臣の御指導の下、沖縄政策及び北方領土問題の解決促進に全力を傾注してまいりたいと考えております。
 中川委員長を始め理事、委員皆様の御指導、御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
#9
○委員長(中川雅治君) 伴野外務副大臣。
#10
○副大臣(伴野豊君) 外務副大臣の伴野豊でございます。
 本委員会におきまして取り扱われます沖縄及び北方四島に関する問題は、私が申し上げるまでもなく、我が国の外交にとって極めて重要な問題でございます。
 外務副大臣として、誠意と情熱を持って前原外務大臣を補佐し、沖縄及び北方領土問題に全力で取り組んでいく所存でございます。
 なお、外務副大臣の中では、私は特に本委員会を担当させていただくことになっております。
 中川委員長を始め理事、委員各位の御指導と御鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。
#11
○委員長(中川雅治君) 徳永外務大臣政務官。
#12
○大臣政務官(徳永久志君) 外務大臣政務官の徳永久志でございます。
 基地問題を始めとする沖縄の諸課題と北方四島の領土問題は我が国外交の最重要課題であるという認識に立って、前原大臣及び伴野副大臣をお支えをし、全力で職務に精励してまいる決意でございます。
 中川委員長を始め先生方の御指導をよろしくお願いを申し上げます。
#13
○委員長(中川雅治君) 本日はこれにて散会いたします。
   午後五時四十三分散会
ソース: 国立国会図書館
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