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2010/01/27 第174回国会 参議院 参議院会議録情報 第174回国会 決算委員会 第1号
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2010/01/27 第174回国会 参議院

参議院会議録情報 第174回国会 決算委員会 第1号

#1
第174回国会 決算委員会 第1号
平成二十二年一月二十七日(水曜日)
   午後零時一分開会
    ─────────────
   委員氏名
    委員長         神本美恵子君
    理 事         風間 直樹君
    理 事         亀井亜紀子君
    理 事         谷  博之君
    理 事         松山 政司君
    理 事         丸山 和也君
    理 事         山下 栄一君
                相原久美子君
                大久保 勉君
                金子 恵美君
                富岡由紀夫君
                那谷屋正義君
                平山  誠君
                広田  一君
                藤田 幸久君
                松浦 大悟君
                水戸 将史君
                有村 治子君
                礒崎 陽輔君
                衛藤 晟一君
                荻原 健司君
                岸  宏一君
                佐藤 信秋君
                中村 博彦君
                松村 龍二君
                山本 順三君
                荒木 清寛君
                鰐淵 洋子君
                仁比 聡平君
                又市 征治君
    ─────────────
   委員の異動
 一月二十六日
    辞任         補欠選任
     富岡由紀夫君     蓮   舫君
     広田  一君     中谷 智司君
 一月二十七日
    辞任         補欠選任
     荒木 清寛君     山本 香苗君
     鰐淵 洋子君     山本 博司君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         神本美恵子君
    理 事
                風間 直樹君
                亀井亜紀子君
                谷  博之君
                松山 政司君
                丸山 和也君
                山下 栄一君
    委 員
                相原久美子君
                大久保 勉君
                金子 恵美君
                那谷屋正義君
                中谷 智司君
                平山  誠君
                藤田 幸久君
                松浦 大悟君
                水戸 将史君
                蓮   舫君
                礒崎 陽輔君
                衛藤 晟一君
                荻原 健司君
                佐藤 信秋君
                中村 博彦君
                松村 龍二君
                山本 香苗君
                山本 博司君
                仁比 聡平君
                又市 征治君
   国務大臣
       財務大臣     菅  直人君
   副大臣
       財務副大臣    峰崎 直樹君
        ─────
       会計検査院長   西村 正紀君
        ─────
   事務局側
       常任委員会専門
       員        諸星 輝道君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○国政調査に関する件
○平成二十年度一般会計歳入歳出決算、平成二十
 年度特別会計歳入歳出決算、平成二十年度国税
 収納金整理資金受払計算書、平成二十年度政府
 関係機関決算書(第百七十三回国会内閣提出)
 (継続案件)
○平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書
 (第百七十三回国会内閣提出)(継続案件)
○平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書(
 第百七十三回国会内閣提出)(継続案件)
    ─────────────
#2
○委員長(神本美恵子君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 本日までに、佐藤公治さん、弘友和夫さん、富岡由紀夫さん、広田一さん及び鰐淵洋子さんが委員を辞任され、その補欠として藤田幸久さん、蓮舫さん、中谷智司さん、山本香苗さん及び山本博司さんが選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(神本美恵子君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。
 本委員会は、今期国会におきましても、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○委員長(神本美恵子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#5
○委員長(神本美恵子君) 平成二十年度決算外二件を議題といたします。
 まず、平成二十年度決算、すなわち一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書、政府関係機関決算書につきまして、また、引き続き、平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書及び平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書につきまして、財務大臣から概要説明を聴取いたします。菅財務大臣。
#6
○国務大臣(菅直人君) 財務大臣を拝命しました菅直人でございます。
 それでは、決算についての御報告を申し上げます。
 平成二十年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、平成二十年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。
 まず、平成二十年度の一般会計の決算につきましては、歳入の決算額は八十九兆二千八十二億円余であります。なお、この歳入の決算額には、決算調整資金からの組入額七千百八十一億円余が含まれておりますが、これは、決算調整資金に関する法律第七条第一項の規定により、平成二十年度において予見し難い租税収入の減少等により生ずることとなった一般会計の歳入歳出の決算上不足を補てんするためのものであります。
 他方、歳出の決算額は八十四兆六千九百七十三億円余であり、差引き四兆五千百八億円余の余剰を生じました。
 この余剰金は、財政法第四十一条の規定により、既に平成二十一年度の一般会計の歳入に繰り入れております。
 以上の決算額を予算額と比較いたしますと、歳入につきましては、予算額八十八兆九千百十二億円余に比べて二千九百七十億円余の増加となります。
 この増加額には、前年度余剰金受入れが予算額に比べて増加した額二兆七百五十五億円余が含まれておりますので、これを差し引きますと、歳入の純減少額は一兆七千七百八十四億円余となります。
 一方、歳出につきましては、予算額八十八兆九千百十二億円余に、平成十九年度からの繰越金二兆千百四十八億円余を加えました歳出予算現額九十一兆二百六十億円余に対して、支出済歳出額は八十四兆六千九百七十三億円余であり、その差額は六兆三千二百八十七億円余となります。このうち平成二十一年度への繰越金は四兆五千百八億円余であり、不用額は一兆八千百七十八億円余となっております。
 なお、歳出のうち、予備費につきましては、その予算額は二千五百億円であり、その使用額は二百九十七億円余であります。
 次に、平成二十年度の特別会計の決算でありますが、同年度における特別会計の数は二十一であり、これらの決算の内容につきましては、特別会計歳入歳出決算のとおりでございます。
 なお、歳入歳出決算に添付されている国の債務に関する計算書による債務額につきましては、平成二十年度末における債務額は九百六兆九千七億円余であります。
 このうち、公債につきましては、平成二十年度末における債務額は六百八十兆五千九十一億円余であります。
 次に、平成二十年度における国税収納金整理資金の受入れ及び支払につきましては、同資金への収納済額は五十六兆千八百五十七億円余であり、一般会計の歳入への組入額等は五十五兆五千二百八十三億円余でありまして、差引き六千五百七十三億円余が平成二十年度末の資金残額となります。
 次に、平成二十年度の政府関係機関の決算でありますが、その内容につきましては、それぞれの決算書のとおりでございます。
 次に、国の債権の現在額につきましては、平成二十年度末における国の債権の総額は二百九十二兆七千五十一億円余であります。その内容の詳細につきましては、平成二十年度の国の債権の現在額総報告のとおりでございます。
 次に、物品の増減及び現在額につきましては、平成二十年度末における物品の総額は十一兆八百八十億円余であります。その内容の詳細につきましては、平成二十年度物品増減及び現在額総報告のとおりでございます。
 以上が、平成二十年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書等の概要であります。
 なお、平成二十年度の予算の執行につきましては、予算の効率的な使用や経理の適正な処理に努めてきたところでありますが、なお会計検査院から七百十七件の不当事項等について指摘を受けましたことは誠に遺憾であります。
 今後とも、予算の執行に当たっては一層配慮をいたし、その適正な処理に努めてまいる所存であります。
 何とぞ御審議のほどお願い申し上げます。
 次に、平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書及び平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書を会計検査院の検査報告とともに国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。
 まず、平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書の概要について御説明いたします。
 平成二十年度中に増加しました国有財産の総額は三十九兆五千八百四十七億円余であり、また、同年中に減少しました国有財産の総額は四十二兆三千八百三十四億円余でありまして、差引き二兆七千九百八十六億円余の純減少となっております。これは平成十九年度末現在額百五兆千六百七十六億円余より差し引きますと百二兆三千六百九十億円余となり、これが国有財産法に基づく平成二十年度末現在額であります。
 以上が平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書の概要であります。
 次に、平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書の概要について御説明いたします。
 平成二十年度中に増加しました無償貸付財産の総額は二千八百十五億円余であり、また、同年度中に減少しました無償貸付財産の総額は二千七百八十八億円余でありまして、差引き二十七億円余の純増加となっております。これを平成十九年度末現在額一兆八百五十九億円余に加算いたしますと一兆八百八十六億円余となり、これが平成二十年度末現在において国有財産法に基づき無償貸付をしている国有財産の総額であります。
 以上が平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書の概要であります。
 なお、これらの国有財産の総計算書にはそれぞれ説明書を添付しております。
 何とぞ御審議のほどお願い申し上げます。
#7
○委員長(神本美恵子君) 次に、平成二十年度決算検査報告及び平成二十年度国有財産検査報告につきまして、会計検査院長から概要説明を聴取いたします。西村会計検査院長。
#8
○会計検査院長(西村正紀君) 平成二十年度決算検査報告につきまして、その概要を御説明いたします。
 会計検査院は、平成二十一年九月八日、内閣から平成二十年度歳入歳出決算の送付を受け、その検査を行って、平成二十年度決算検査報告とともに、平成二十一年十一月十一日、内閣に回付いたしました。
 平成二十年度の一般会計決算額は、歳入八十九兆二千八十二億余円、歳出八十四兆六千九百七十三億余円、各特別会計の決算額の合計額は、歳入三百八十七兆七千三百九十五億余円、歳出三百五十九兆千九百八十二億余円でありまして、会計検査院はこれらの決算額を確認いたしました。
 また、国税収納金整理資金は、収納済額五十六兆千八百五十七億余円、歳入組入額四十五兆五百三十四億余円でありまして、会計検査院はこれらの受払額を検査完了いたしました。
 政府関係機関の平成二十年度の決算額の総計は、収入一兆八千二百四十八億余円、支出一兆七千八百四十七億余円でありまして、会計検査院はこれらの決算額を検査完了いたしました。
 平成二十年度の歳入、歳出等に関し、会計検査院は、国、政府関係機関、国の出資団体等の検査対象機関について書面検査及び実地検査を実施いたしました。そして、検査の進行に伴い、関係者に対して一千二百余事項の質問を発しております。
 検査の結果、検査報告に掲記した不当事項等について、その概要を御説明いたします。
 まず、法律、政令若しくは予算に違反し又は不当と認めた事項は合計五百九十三件、百二十三億二千九百九十三万余円であります。
 このうち、収入に関するものは二十五件、二十六億七百三十八万余円であります。
 その内訳は、租税の徴収が適正でなかったもの、保険料の徴収が適正でなかったもの、診療報酬の請求が適切でないもの、貸付料等の徴収が適切でないものなどとなっております。
 また、支出に関するものは五百六十七件、八十八億三千十四万余円であります。
 その内訳は、会計経理が適正を欠いているもの、委託費等の支払が過大となっているもの、保険の給付が適正でなかったもの、医療費の支払が過大となっているもの、補助事業の実施及び経理が不当なものなどとなっております。
 以上の収入、支出に関するもののほか、固定資産の減損処理に当たり、会計経理が適正を欠いているものが一件、八億九千二百四十万余円であります。
 次に、平成二十年十一月から二十一年十月までの間におきまして、会計検査院法第三十四条又は第三十六条の規定により意見を表示し又は処置を要求いたしましたものは六十九件であります。
 その内訳は、バリアフリー賃貸住宅貸付けの実施に関するもの、独立行政法人日本貿易振興機構が保有する保証金に関するもの、公益法人等に補助金を交付して設置造成させている資金等の有効活用に関するもの、中小企業金融安定化特別基金の活用に関するもの、学資金貸与事業における割賦金の回収及び返還期限猶予に関する指導に必要となる債務者の住所等の把握に関するものなどとなっております。
 次に、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項は四十六件であります。
 その内訳は、物納財産として引き受けた土地に係る国有財産台帳の価格改定を適切に行うよう改善させたもの、国民健康保険の財政調整交付金の交付額の算定を適切なものにするため、退職被保険者等の遡及適用に伴う一般被保険者数の調整を的確に行うよう改善させたもの、不要とされている資産について、譲渡を含む適切な処分に向けた調整を積極的に進めて、調整が付かない場合には国庫へ返納することとする処分計画を作成し、処分を円滑に進めるよう改善させたもの、技術協力業務の開発調査等を委託する契約において、契約相手方が海外に渡航する場合に割安な割引運賃で航空券を手配するよう定めることにより、委託費を経済的に執行するよう改善させたもの、コンピューターサービスの調達に当たり、特定調達に該当するものであることを踏まえ、透明性、公正性及び競争性が確保された契約事務を実施するよう改善させたものなどとなっております。
 次に、不当事項に係る是正措置等の検査の結果につきましては、昭和二十一年度から平成十九年度までの決算検査報告に掲記した不当事項のうち、是正措置が未済となっているものは三十省庁等における四百八十一件、百三十一億五千四百七十七万余円、このうち金銭を返還させる是正措置を必要とするものは三十省庁等における四百八十一件、百三十一億三千七百八万余円となっております。
 また、平成十九年度決算検査報告において改善の処置の履行状況を継続して検査していくこととした本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項のうちに、改善の処置が一部履行されていなかったものが六件あり、このうち四件については不当事項として掲記しております。
 次に、平成二十年十一月から二十一年十月までの間におきまして、会計検査院法第三十条の二の規定により国会及び内閣に対して報告いたしたものは六件であります。
 その内訳は、さきに御説明いたしました中小企業金融安定化特別基金の活用に関するもの、国民健康保険の財政調整交付金の交付額の算定を適切なものにするため、退職被保険者等の遡及適用に伴う一般被保険者数の調整を的確に行うよう改善させたもののほか、独立行政法人における食事手当等の現金の支給に関するもの、還付金の支払事務に関するもの、電子申請等関係システムの利用状況に関するもの、精液採取用種雄牛の貸付けの有償化に関するものとなっております。
 次に、平成二十年十二月から二十一年十月までの間におきまして、国会からの検査要請事項に関し、会計検査院法第三十条の三の規定により検査の結果を報告いたしたものは五件であります。
 その内訳は、国土交通省の地方整備局等における庁費等の予算執行に関するもの、独立行政法人の業務、財務、入札、契約の状況に関するもの、年金記録問題に関するもの、防衛装備品の商社等を通じた輸入による調達に関するもの、各府省所管の公益法人の財務等の状況に関するものとなっております。
 次に、本院の検査業務のうち特にその検査の状況を報告する必要があると認め、検査報告に掲記いたしたものは四件であります。
 その内訳は、最近の金融情勢の下における公的資金未返済行を含む金融機関の財務の状況及び金融システムの安定化のための諸施策の実施状況に関するもの、都道府県等における国庫補助事業に係る事務費等の経理等の状況に関するもの、日本銀行の財務の状況及びその推移に関するもの、独立行政法人及び国立大学法人が管理運営する福利厚生施設等の状況に関するものとなっております。
 次に、国民の関心の高い事項等に関する検査の状況として、これまで御説明いたしました事例などを整理し、検査報告に掲記しております。
 最後に、特別会計に関する法律の規定に基づき、平成二十年十一月に内閣から送付を受けた平成十九年度特別会計財務書類について検査した旨を検査報告に掲記いたしました。
 以上をもちまして概要の説明を終わります。
 会計検査院といたしましては、機会あるごとに関係各省庁などに対して適正な会計経理の執行について努力を求めてまいりましたが、なおただいま申し述べたような事例がありますので、関係各省庁などにおいても更に特段の努力を払うよう望んでいる次第であります。
 次に、平成二十年度国有財産検査報告につきまして、その概要を御説明いたします。
 会計検査院は、平成二十一年九月八日、内閣から平成二十年度国有財産増減及び現在額総計算書及び平成二十年度国有財産無償貸付状況総計算書の送付を受け、その検査を行って、平成二十年度国有財産検査報告とともに、平成二十一年十一月十一日、内閣に回付いたしました。
 平成二十年度末の国有財産現在額は百二兆三千六百九十億余円、無償貸付財産の総額は一兆八百八十六億余円になっております。
 検査の結果、国有財産の管理及び処分に関しまして、平成二十年度決算検査報告に掲記いたしたものは十一件であります。
 その内訳は、不当事項といたしまして、国有林野の貸付料等の算定に関するもの、意見を表示し又は処置を要求した事項といたしまして、新設等工事により取得するなどした国有財産等の国有財産台帳等への記録に関するもの、国有財産の登記に関するもの、独立行政法人日本貿易振興機構が保有する保証金に関するもの、道路情報管理業務を集約して行うために取得した施設に係る財産の国有財産台帳への記録に関するもの、国立公園等における施設の新設等工事により取得した国有財産の台帳価格に関するものなど、本院の指摘に基づき当局において改善の処置を講じた事項といたしまして、物納財産として引き受けた土地に係る国有財産台帳の価格改定を適切に行うよう改善させたもの、不要とされている資産について、譲渡を含む適切な処分に向けた調整を積極的に進めて、調整がつかない場合には国庫へ返納することとする処分計画を作成し、処分を円滑に進めるよう改善させたもの、特定検査対象に関する検査状況といたしまして、独立行政法人及び国立大学法人が管理運営する福利厚生施設等の状況に関するものとなっております。
 以上をもって概要の説明を終わります。
 よろしくお願い申し上げます。
#9
○委員長(神本美恵子君) 以上で平成二十年度決算外二件に関する概要説明を終わります。
 平成二十年度決算外二件に対する質疑は後日に譲ることといたします。
 次に、平成十九年度決算に関する本院の議決について政府の講じた措置及び平成十九年度決算審査措置要求決議について政府の講じた措置につきまして、財務大臣から説明を聴取いたします。菅財務大臣。
#10
○国務大臣(菅直人君) 平成十九年度決算に関する参議院の議決について講じた措置につきまして御説明申し上げます。
 決算検査報告において指摘された不当事項等の再発防止につきましては、財務省及び各省各庁等において、文書による要請のほか、会計検査院との会議を始め各種の会議や研修等を通じて、予算の適正な執行及び指摘事項の周知徹底、再発防止の指導を行い、関係職員の資質の向上を図っているところであります。
 さらに、再発防止のため、執行に携わる職員の責任の明確化、綱紀の粛正の徹底を図るとともに、内部牽制、予算執行の透明性の確保等により、一層の予算の厳正かつ効率的な執行及び会計事務の適正な処理に努力しているところであります。
 なお、決算検査報告の指摘事項のうち予算編成に関連する事項につきましては、個別の事務事業ごとに必要性や効率性を洗い直し、その結果を予算に的確に反映するように取り組んでいるところであります。
 また、過去に指摘を受けた不当事項の是正につきましては、平成二十年一月及び平成二十一年一月に財務省から各省各庁等に対して、不当事項として指摘された事項について国庫等に早急な返還を求めるなどの適正な対応を要請するとともに、是正処理状況についてホームページ等で公表するよう平成二十年十一月に通知したところであります。
 今後とも、これらの措置を講ずることにより、指摘事項の再発防止に努めるとともに、過去に指摘を受けた不当事項の是正に向けて努めてまいる所存です。
 次に、テレビ会議装置につきましては、平成二十年十一月以降は、原則として、地域イントラネット基盤施設整備事業の補助の対象としないこととし、実施マニュアルを改訂しその旨を明記したところであります。
 また、行政刷新会議事業仕分における議論の結果も踏まえ、平成二十二年度予算において、地域イントラネット基盤施設整備事業を廃止したところであります。
 一方、既に整備した運用中のテレビ会議装置につきましては、その利用状況を調査し、利用が低調なものについては、利用計画を策定させ、定期的に利用実績を報告させる措置を講じたところであります。その結果、引き続き利用状況が改善されないような場合については、補助金の返還も含めて厳しく指導、改善を図ってまいる所存であります。
 次に、国際機関の信託基金の閉鎖に伴う拠出残余金の問題につきましては、外務省において、再発防止のため、拠出残余金を早期に処理する体制を整備したところであります。
 具体的には、「国連の信託基金における拠出残余金の取扱に関するガイドライン」を策定するなどして、拠出残余金が生じた場合には、原則として我が国への返還(国庫返納)を求めることとし、振替を行うのは国際連合からの要請がある場合に限定しました。また、国際機関からの照会に対する回答期限、返還事務手続担当課等を定め、公電による報告、指示を徹底するとともに、国庫返納と他基金への振替の双方を年一回国会へ報告することとしました。さらに、外務本省の担当課等において拠出後の信託基金の状況を確実に把握するため、定期的に決算状況の確認を行うこととしたほか、拠出残余金額について把握する課を定めて情報を一元的に管理するなどの措置を講じたところであります。
 今後とも、拠出残余金の適正な管理が行われるよう努めてまいる所存であります。
 次に、厚生労働省の委託事業における不適正経理につきましては、平成二十年十一月に「雇用対策に係る各種委託事業の適正な実施について」等の通知を関係機関に発出し、これに基づき、不正な支出による別途経理や懇親会に係る飲食費等への流用などの再発が今後なきよう、厳格な指導徹底を行ったところであります。
 また、平成二十一年六月及び八月に「労働局関連部局の委託事業における不正経理行為に係る再発防止等の取扱について」等の通知を関係機関に発出し、不正経理に関与した委託先団体の職員の処分等の適切な実施の要請及び加算金の割合を現行の五%から最大二〇%まで引き上げる措置を講じたところであります。
 多くの団体で不適正経理が行われていたことにかんがみ、各種委託事業については、同様の事態が二度と繰り返されることのないよう、厚生労働副大臣の指示の下、調査チームを設け、厚生労働省職員の関与の有無などの事実関係と再発防止策等について検証し、その結果に基づき必要な措置を講じることにより、再発防止及び会計法令に基づいた委託費の適正な執行に努めてまいる所存であります。
 次に、厚生年金記録改ざん問題につきましては、標準報酬月額等の不適正な遡及訂正処理の可能性がある約六万九千件の記録のうち、約二万件の受給者について、平成二十一年度三月末までに戸別訪問をおおむね終了しました。
 平成二十年十月までにすべての年金受給者、加入者にねんきん特別便を送付するとともに、加入者については平成二十一年四月から標準報酬等の情報を含むねんきん定期便を順次送付することなどを通じて、本人に記録を確認していただき、被害者救済を進めております。
 その際、一定の条件に該当する場合は、年金記録確認第三者委員会に送付することなく社会保険事務所において迅速に記録訂正をすることとしております。
 また、厚生労働大臣の下に年金記録の回復に関する委員会を新たに設けたところであり、標準報酬等の不適正な遡及訂正処理の問題についても、当該委員会の議論も踏まえ、より迅速な被害者救済の方策について検討を行っております。
 約二万件の戸別訪問において、不適正な遡及訂正処理への職員の関与をうかがわせるような内容の回答があった事案等については順次調査を実施しており、関与が明らかになった職員に対してはこれまでに戒告等の処分を行ったところであります。
 今後、更に不適正な遡及訂正処理への職員の関与が明らかになった場合には厳正に対処し、国民の信頼回復に最善を尽くす所存であります。
 以上が平成十九年度決算に対する参議院の議決について講じた措置であります。
 政府は、従来から、決算に関する国会の審議議決、会計検査院の指摘等にかんがみ、国費の効率的使用、事務事業の運営の適正化、不当経理の発生の防止等について特に留意してまいりましたが、今後とも一層の努力を続けてまいる所存であります。
 次に、平成十九年度決算審査措置要求決議について講じた措置につきましては、電子申請システムの利用促進及び継続可否の検討について等九項目に係る措置につきましては、お手元に配付してありますとおり御報告いたします。
 以上です。
#11
○委員長(神本美恵子君) 以上で説明の聴取は終わりました。
 なお、平成十九年度決算審査措置要求決議について講じた措置につきましては、これを本日の会議録の末尾に掲載することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○委員長(神本美恵子君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時三十二分散会
ソース: 国立国会図書館
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