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2009/07/01 第171回国会 参議院 参議院会議録情報 第171回国会 本会議 第34号
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2009/07/01 第171回国会 参議院

参議院会議録情報 第171回国会 本会議 第34号

#1
第171回国会 本会議 第34号
平成二十一年七月一日(水曜日)
   午前十時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第三十四号
  平成二十一年七月一日
   午前十時開議
 第一 平成十九年度一般会計歳入歳出決算、平
  成十九年度特別会計歳入歳出決算、平成十九
  年度国税収納金整理資金受払計算書、平成十
  九年度政府関係機関決算書
 第二 平成十九年度国有財産増減及び現在額総
  計算書
 第三 平成十九年度国有財産無償貸付状況総計
  算書
 第四 特定船舶の入港の禁止に関する特別措置
  法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の
  入港禁止の実施につき承認を求めるの件(衆
  議院送付)
 第五 保健師助産師看護師法及び看護師等の人
  材確保の促進に関する法律の一部を改正する
  法律案(厚生労働委員長提出)
 第六 エネルギー供給事業者による非化石エネ
  ルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有
  効な利用の促進に関する法律案(内閣提出、
  衆議院送付)
 第七 石油代替エネルギーの開発及び導入の促
  進に関する法律等の一部を改正する法律案(
  内閣提出、衆議院送付)
 第八 青少年総合対策推進法案(内閣提出、衆
  議院送付)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 議事日程のとおり
     ─────・─────
#3
○議長(江田五月君) これより会議を開きます。
 日程第一 平成十九年度一般会計歳入歳出決算、平成十九年度特別会計歳入歳出決算、平成十九年度国税収納金整理資金受払計算書、平成十九年度政府関係機関決算書
 日程第二 平成十九年度国有財産増減及び現在額総計算書
 日程第三 平成十九年度国有財産無償貸付状況総計算書
 以上三件を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。決算委員長家西悟君。
    ─────────────
   〔審査報告書は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔家西悟君登壇、拍手〕
#4
○家西悟君 ただいま議題となりました平成十九年度決算外二件につきまして、決算委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 平成十九年度決算外二件につきましては、昨年十一月二十六日の本会議において財務大臣より概要の報告がありましたので、その内容については省略させていただきます。
 委員会におきましては、国会が議決した予算及び関係法律が適正かつ効率的に執行されたかどうかを審査し、あわせて、政府施策の全般について広く国民的視野から実績評価を行い、その結果を将来の予算編成及びその執行に反映させるべきであるとの観点に立って審査を行ってまいりました。
 まず、本件決算外二件の概要説明を聴取した後、内閣総理大臣を始め全閣僚出席の下での全般質疑のほか、全七回に及ぶ省庁別の審査など、合計十一回の審査を行いました。
 主な質疑内容として、かんぽの宿等の施設の譲渡等手続、地方自治体における不正経理、ITシステムの利用伸び悩み、各特別会計に滞留する多額の剰余金・積立金、公益法人の内部留保の見直し、委託費の不適切な執行などが取り上げられたほか、行財政全般にわたる議論が交わされましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 六月二十九日、質疑を終局し、委員長より、本件決算審査を踏まえ、内閣に対する警告案及び九項目の内閣に対し措置を要求する決議案を提出いたしました。
 以下、警告案の内容を申し上げます。
    内閣に対し、次のとおり警告する。
    内閣は、適切な措置を講じ、その結果を本院に報告すべきである。
 一、平成十九年度決算検査報告において、依然として会計法令等に違反した不当事項等が数多く見られ、指摘件数九百六十七件、指摘金額千二百五十三億六千万円と件数、金額ともに過去最悪となっていることに加え、過去に指摘を受けた不当事項のうち是正措置が未済となっているものが四百六十五件、百三十一億八千万円に上っていることは、遺憾である。
   政府は、こうした事態を重く受け止め、会計規律の厳正な保持や検査結果を踏まえた事務事業の徹底した見直しによって不当事案の再発防止に努めるとともに、適切な債権管理を行うなど過去に指摘を受けた不当事案の是正に向けて、より厳正に対処すべきである。
 二、地域イントラネット基盤施設整備事業等により整備したテレビ会議装置について、平成十三年度決算検査報告において低調な利用状況を改善するよう指摘されたにもかかわらず、その後も全般的に利用状況が極めて低調で事業目的が達成されていなかったことは、遺憾である。
   政府は、今後、テレビ会議装置の整備費を原則補助の対象としないこととしているが、運用中の装置について引き続き利用が低調なものについては、補助金の返還も含めて厳しく指導改善を図るべきである。また、この種補助金の交付に当たっては、利用見込みの調査を厳格に行うとともに、交付後の利用実績を随時把握するなどして、補助金の効果の発現、有効活用が図られるよう努めるべきである。
 三、国際機関の信託基金について、国際連合からその閉鎖の照会文書等を受けていたにもかかわらず、これを長期にわたり回答することもなく放置していたり、また、信託基金が閉鎖状態にあることを把握できたにもかかわらずその事実の把握を怠っていたりしたため、我が国が拠出した十基金、計七百二十六万米ドルの拠出残余金が有効に活用されない事態となっていたことは、遺憾である。
   政府は、このようなずさんな事務処理が行われた原因を踏まえ、関連情報の的確な把握と緊密な事務連携、事務実施体制上の不備の改善など確実な再発防止策を徹底すべきである。
 四、厚生労働省及び同省所管の独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構の委託事業に係る四件の不当事項に関して、委託先である公益法人を始めとする団体二百二十六のうち百四十九もの多くの団体で、委託費から、不正な支出による別途経理や懇親会に係る飲食費等への流用など、不適正な会計経理によって目的外の用途への支出を行っていた事態が多数明らかになったことは、遺憾である。
   政府は、このような委託事業に係る不適正経理事案に対して徹底的な再発防止策を講ずることはもとより、委託費の不正な使用等に対する関係職員の処分や加算金の引上げによる懲罰的措置の厳格化を行い、委託費の適正な執行の確保に万全を期すべきである。
 五、厚生年金の標準報酬月額等について、不適正な遡及訂正処理による記録の改ざんが組織的に行われていた疑いのある事例が約六万九千件もあることが明らかになったことは、極めて遺憾である。
   政府は、年金記録をめぐる問題が次々と明らかになる現状を重く受け止め、標準報酬月額等の記録の改ざんが行われた被害者の救済に全力を尽くすとともに、社会保険事務所職員による関与の実態の全容解明に努め、関与が明らかになった職員に対しては刑事告発を含む厳正な処分を行うことにより、公的年金制度に対する国民の信頼回復に万全を期すべきである。
 以上であります。
 討論に入りましたところ、民主党・新緑風会・国民新・日本の神本理事より、本件決算外二件はいずれも是認することに反対し、内閣に対する警告案及び措置要求決議案はいずれも賛成する旨の意見が述べられました。
 次いで、自由民主党及び公明党を代表して自由民主党の山本委員より、本件決算外二件はいずれも是認することに賛成し、内閣に対する警告案は反対する旨の意見が述べられました。
 次いで、日本共産党の仁比委員及び社会民主党・護憲連合の又市委員より、平成十九年度決算並びに国有財産増減及び現在額総計算書はいずれも是認することに反対し、内閣に対する警告案及び措置要求決議案は賛成し、国有財産無償貸付状況総計算書は是認することに賛成する旨の意見がそれぞれ述べられました。
 討論を終わり、採決の結果、平成十九年度決算は賛成少数により是認すべきものでないと、また、多数をもって内閣に対し警告すべきものと議決されました。
 したがって、本会議で議決すべき議決案は、
 一、本件決算は、これを是認しない。
 二、内閣に対し、次のとおり警告する。
となりました。
 また、措置要求決議案は全会一致をもって本委員会の決議とすることに決しました。
 次に、平成十九年度国有財産増減及び現在額総計算書は賛成少数により是認すべきものでないと決定いたしました。
 次に、平成十九年度国有財産無償貸付状況総計算書は多数をもって是認すべきものと決定いたしました。
 なお、本件決算外二件の審査を受けて、国会法第百五条の規定に基づき、会計検査院に対し検査要請を行いました。要請した検査項目は、本年四月十三日に議決した、簡易生命保険の加入者福祉施設等の譲渡等の一件、また、六月二十九日に議決した、在外公館に係る会計経理、牛肉等関税を財源とする肉用子牛等対策の施策等の計二件、合わせて三件であります。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#5
○議長(江田五月君) 三件に対し、討論の通告がございます。順次発言を許します。西島英利君。
   〔西島英利君登壇、拍手〕
#6
○西島英利君 私は、自由民主党及び公明党を代表して、平成十九年度決算外二件に対し是認することに賛成の立場から、また、内閣に対する警告決議案に対しては断固反対の立場から討論を行います。
 平成十九年度決算の賛成の第一の理由は、国の厳しい財政状況等を踏まえ、適切な経済財政運営が行われた点であります。平成十九年度予算においては、徹底した歳出削減・見直しに取り組み、めり張りの利いた予算配分が行われております。その結果、新規公債発行額も二年連続で三十兆円を下回り、大幅に減少いたしました。
 賛成の第二の理由は、経済運営を始めとする適時適切な諸施策の実施の成果として、民間主導の持続的な成長が図られたことであります。平成十九年度の国内総生産の経済成長率は実質で年率一・九%と堅調に推移するとともに、完全失業率の改善も見られるなど明るい兆しが見られております。これらのことは、平成十九年度の政府の経済財政運営が適切であったことを示すものであります。
 賛成の第三の理由は、特別会計改革を行った結果、歳入歳出決算が前年度に比べて大きく減少している点であります。平成十九年度の特別会計歳入決算総額は約三百九十六兆円、同歳出決算総額約三百五十三兆円となり、いずれも前年度と比べて二〇%以上の大幅な減少となっております。
 以上、簡単に平成十九年度決算の賛成理由を申し上げました。
 しかし、依然厳しい財政状況が続いており、政府には、引き続き規律ある財政運営と予算の適正な執行を図るよう強く要請をしておきます。我々も、引き続き、決算審査の一層の充実を通じて、行政に対する監視、監督をしっかり行ってまいります。
 次に、内閣に対する警告決議案に対し、反対の理由を申し上げます。
 第一に、警告の内容に反対しているのではなく、決議の在り方に反対しているのであります。
 この決算の警告決議に限らず、決議というものは原則として全会一致で行うべきものではないでしょうか。私は、全会一致であるという重みが決議に権威を裏付けるものと確信をいたしております。従来、警告決議は、決算を是認した上で、行政の問題点等を指摘して予算に反映させてきたのであります。例えば、平成十五年度と十六年度の特別会計の見直しの決議により、二十九兆四千億円の削減が行われました。
 第二に、我々は、決算を否認した上で警告決議を行うことは妥当でないと主張してまいりました。単に主張するだけでなく、昨年よりも一歩前進できる具体的な妥協案も提示をいたしました。しかし、民主党の諸氏は、我々の主張に耳を貸そうとしませんでした。
 決算審査の充実は、参議院改革の一環として重要な位置付けを成し、通常国会の会期内での審査を今年で七年連続で終えることになるなど、与野党の垣根を越え実施してきているものであります。それゆえに、今回の民主党の数に頼った暴挙は、ここ数年来の参議院の努力を水泡に帰すものであります。残念でなりません。断固抗議をするとともに、警告決議の撤回を強く要求いたします。
 最後に、決算審査の更なる充実に努めることをお約束申し上げ、私の討論を終わります。(拍手)
#7
○議長(江田五月君) 神本美恵子君。
   〔神本美恵子君登壇、拍手〕
#8
○神本美恵子君 民主党の神本美恵子でございます。
 私は、民主党・新緑風会・国民新・日本を代表し、二〇〇七年度決算外二件に是認することに反対し、内閣に対する警告決議案に賛成する旨の討論を行います。
 二〇〇七年度決算の是認に反対する第一の理由は、我が国の財政悪化に歯止めが掛からず、国の借金を一段と膨らましたことであります。
 二〇〇七年度の公債依存度は三一%と依然として高い水準にあり、長期債務残高は七百六十七兆円を数え、GDP約一・五倍に達しました。このように我が国の財政状況は戦後最も危機的な状況に陥っていると言えます。
 反対する第二の理由は、このような危機的状況にもかかわらず、政府は巨額の無駄を発生させていることであります。
 二〇〇七年度決算検査報告によると、会計法令等に違反した不当事項等指摘件数九百六十七件、指摘金額一千二百五十三億六千万円と、件数、金額とも過去最悪となっています。しかも、過去に指摘を受けた不当事項のうち、是正措置が未済となっているものが四百六十五件、百三十一億八千万円に上っており、政府の怠慢な姿勢に猛省を促すものであります。
 また、国の随意契約と天下りが一向に改善されません。
 各府省が締結する随意契約の支払金額割合は、二〇〇七年十二月時点で五八%と依然として競争契約を上回っており、とりわけ契約相手先が公益法人、独立行政法人では、それぞれ八五%、九九%と極めて高くなっています。また、所管府省のOBが天下りしている公益法人に対する随意契約は、そうでない公益法人に比べ、一法人当たり件数で約三倍、金額で約十二倍と極めて多く、ここにも天下りの弊害が顕著に現れています。天下り先の法人に随意契約で業務を発注し、国費を垂れ流しにするシステムは依然として変わっていないのであります。
 さらに、指名競争入札を経て発注した支出においても官製談合事件が起こっていることも見逃せません。
 先月二十三日に、国土交通省の出先機関による公用車業務の入札談合が明らかになりました。同省において三年連続で官製談合事件が発覚する事態となりました。政府の規律の緩みは、もはや政権交代なくして正しようがない状況に陥っているのであります。こうした国費の無駄遣いや垂れ流し、政府の規律の緩みなどは断じて容認できません。
 以上が二〇〇七年度決算の是認に反対する理由であります。
 一方、警告決議案に賛成し、政府に遺憾の意を表明するとともに、改善を強く望むものであります。
 国の補助事業であるテレビ会議システムが長期間有効に活用されていない問題、国際機関の信託基金の閉鎖に伴う拠出残余金の放置問題、厚労省の委託事業における不適正経理問題、厚生年金の記録改ざん問題など政府の失政を厳しく指摘するとともに、決議案の内容に沿って今後の善処を求めるものであります。
 また、国有財産関係二件についても、財政再建に不可欠な国有財産売却の努力が不十分であることなどから、是認に反対します。
 なお、決算の是認否認と警告決議の関係について一言申し述べます。
 本来、決算審査の意義、目的は、予算執行を検証、分析、評価し、その結果を予算編成に反映させることであります。内閣に対する警告や措置要求決議は、決算審査の過程で明らかになった政府の失政や無駄遣いなどを指摘し、参議院として政府に対して是正改善措置を求めるものであり、決算の是認否認にかかわらず極めて重要なものであります。
 かつて、与野党逆転状況の一九八六年から九〇年までの五年間、決算が是認されず、警告決議が行われなかった時期がありました。しかし、今述べた重要性と警告決議が付されない状況が続いたことの反省から、九六年十二月、当時の全会派で構成される参議院制度改革検討会は、決算審査の充実についての答申を当時の斎藤十朗議長に行いました。その中で警告決議については、政府の責任を明確にするため決算の是認否認にかかわらず警告決議を行うことができるものとすると明記されておりました。
 一昨年の選挙で与野党逆転した参議院において、再び決算が否認される状況となりました。昨年の二〇〇六年度決算審査では、決算委員会の理事会において、決算が是認されない以上警告として個別の指摘を行う必要はないとする与党側意見と、決算が是認されない場合においても警告という形で具体的な問題を指摘すべきであるとの野党側意見が示され、調整が整わなかったとして警告決議等が見送られる誠に残念な結果となったのであります。与野党を超えて積み上げてきた参議院決算の充実サイクルを崩し、二十年前に逆行させてしまったのであります。
 今年度の決算審査においては、委員会決議である措置要求決議は最終的に全会一致で議決できたものの、警告決議に対しては、案文内容で一致したにもかかわらず、与党側からは昨年同様のかたくなな姿勢で御賛同いただけませんでした。しかし、参議院制度改革検討会が求めた是認否認にかかわらず警告を出すという議決ができたことは大きな前進であります。
 私は、二〇〇一年初当選直後、先輩であります故久保亘元大蔵大臣から、華やかな予算と比べて決算委員会は地味だけど勉強になるからねと教えられて以来八年間、ずっと決算委員会に所属してまいりました。再考の府参議院として、決算審査の充実に向け、歴代委員長を始め、理事、各会派の皆さん方の努力を目の当たりにしてきました。委員会質疑においても、他の委員会と違い、与野党問わず政府に対して鋭く厳しく追及する決算審査の在り方を学んでまいりました。二〇〇四年、ドミニカ移民政策に対しての尾辻秀久議員の外務省に対する怒りを込めた迫真の質疑は今も忘れられません。
 二〇〇七年、百六十六回通常国会本会議において、民主党議員会長及び当時の自民党議員会長が共に決算重視を表明されたことは記憶に新しいことでございます。
 与党議員の皆さん、いま一度、参議院制度改革検討会で合意された、政府の責任を明確にするため決算の是認否認にかかわらず警告決議を行うことができるものとするという答申の重みをしっかりと受け止め、与野党一致して警告決議を行おうではありませんか。
 全会一致で決算重視の参議院としての姿勢を示すことができるよう強く求めまして、私の討論といたします。(拍手)
#9
○議長(江田五月君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
#10
○議長(江田五月君) 日程第一の平成十九年度決算の委員長報告は、本件決算を是認しないこと及び内閣に対し警告することから成っております。
 これより採決をいたします。
 まず、本件決算を是認することについて採決をいたします。
 本件決算を是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#11
○議長(江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#12
○議長(江田五月君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十八  
  賛成             九十七  
  反対            百三十一  
 よって、本件決算は是認しないことに決しました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#13
○議長(江田五月君) 次に、委員長報告のとおり内閣に対し警告することについて採決をいたします。
 委員長報告のとおり内閣に対し警告することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#14
○議長(江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#15
○議長(江田五月君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十八  
  賛成            百三十一  
  反対             九十七  
 よって、委員長報告のとおり内閣に対し警告することに決しました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#16
○議長(江田五月君) 次に、日程第二の国有財産増減及び現在額総計算書について採決をいたします。
 本件を是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#17
○議長(江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#18
○議長(江田五月君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十八  
  賛成             九十七  
  反対            百三十一  
 よって、本件は是認しないことに決しました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#19
○議長(江田五月君) 次に、日程第三の国有財産無償貸付状況総計算書について採決をいたします。
 本件を委員長報告のとおり是認することの賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#20
○議長(江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#21
○議長(江田五月君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十七  
  賛成             百十二  
  反対             百十五  
 よって、本件は是認しないことに決しました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#22
○議長(江田五月君) 先ほど議決されました内閣に対する警告に関し、内閣総理大臣から発言を求められました。麻生内閣総理大臣。
   〔内閣総理大臣麻生太郎君登壇、拍手〕
#23
○内閣総理大臣(麻生太郎君) ただいまの御決議に対して所信を申し上げます前に、一言申し上げます。
 今般、決算について参議院の御理解を得ることができなかったことは誠に遺憾であります。
 政府としては、今後とも決算に関する国会の審議議決、会計検査院の指摘等も踏まえ、予算の適正かつ効率的な執行に一層努力をしていく決意であります。
 なお、ただいまの御決議に関しまして、政府としては、従来から国の諸施策の推進に当たって、適正かつ効率的に執行するよう最善の努力を行っているところでありますが、今般五項目にわたる御指摘を受けましたことに関しましては誠に遺憾であります。
 これらの御決議の内容は、いずれも政府として重く受け止めるべきものと考えており、御決議の趣旨を十分に踏まえ、今後このような御指摘を受けることがないよう改善、指導してまいります。(拍手)
     ─────・─────
#24
○議長(江田五月君) 日程第四 特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件(衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。国土交通委員長田村耕太郎君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔田村耕太郎君登壇、拍手〕
#25
○田村耕太郎君 ただいま議題となりました承認案件につきまして、国土交通委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 我が国の平和及び安全を維持するため、平成十六年に特定の船舶の我が国への入港を禁止する措置を定めた特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法が制定され、平成十八年十月以降、同法に基づき、北朝鮮船籍のすべての船舶の入港禁止措置が講じられてきました。
 本件は、去る四月十日の閣議決定により、平成二十二年四月十三日までの一年間、引き続き、北朝鮮船籍すべての船舶の本邦への入港を禁止する措置が講じられたことについて、同法に基づき、国会の承認を求めようとするものであります。
 委員会におきましては、国土交通大臣より趣旨説明を聴取した後、採決の結果、本件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#26
○議長(江田五月君) これより採決をいたします。
 本件の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#27
○議長(江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#28
○議長(江田五月君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十七  
  賛成           二百二十七  
  反対               〇  
 よって、本件は全会一致をもって承認することに決しました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#29
○議長(江田五月君) 日程第五 保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律案(厚生労働委員長提出)を議題といたします。
 まず、提出者の趣旨説明を求めます。厚生労働委員長辻泰弘君。
    ─────────────
   〔議案は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔辻泰弘君登壇、拍手〕
#30
○辻泰弘君 ただいま議題となりました法律案につきまして、厚生労働委員会を代表して、その提案の趣旨及び内容の概要を御説明申し上げます。
 今日、我が国医療は、高齢化の進行、国民のニーズや療養の場の多様化、財政上の制約、要員確保の困難性、不採算部門の縮小などに直面する中で、その本来の機能が十分果たされない状況が生じ、また、医療従事者がその任を全うすることあたわず、退出せざるを得ない事態も現出するなど、危機的な状況に立ち至っているのが現状であります。
 しかし、たとえそのような状況の下に置かれていようとも、常に強い使命感と倫理観を併せ持ち、患者の健康回復のために、人々の幸せのために、自己犠牲をもいとわぬほどの献身的な姿勢をもって最善を尽くし、事に当たる多くの医療従事者の方々の存在があればこそ、今日の日本の医療が支えられていることを、私どもは改めて心に銘記しなければなりません。
 今、国民が最も強く求めている政策課題の一つが安心できる良質な医療の提供体制の確立でありますが、そのためには、医師等の方々に対する対応と同時に、医療従事者の中で最も多数を占め、チーム医療の中で果たすべき役割が大きく、活動の場も多様化している看護職の領域において、看護職員の資質及び能力の一層の向上を図ることが急務となっております。
 同時に、看護職をより一層魅力ある専門職とすることにより、医療現場の最前線を支える志ある有能な看護職員を確保することが強く求められているのであります。
 かかる現状にかんがみ、本法律案は、国家試験の受験資格を改めるとともに、新人看護職員の臨床研修その他の研修等について定めるものであります。
 次に、本法律案の概要につきまして御説明申し上げます。
 第一に、受験資格に関して、保健師助産師看護師法において、保健師国家試験及び助産師国家試験の受験資格について、文部科学大臣の指定した学校における修業年限を六か月以上から一年以上に延長するとともに、看護師国家試験の受験資格を有する者として、現行の規定に加えて、「文部科学大臣の指定した大学において看護師になるのに必要な学科を修めて卒業した者」を明記することとしております。
 第二に、研修に関して、保健師助産師看護師法において、保健師、助産師、看護師及び准看護師は、免許を受けた後も、臨床研修その他の研修を受け、その資質の向上を図るように努めなければならないものと規定しております。
 同時に、看護師等の人材確保の促進に関する法律において、まず、看護師等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針に定める事項及び国の責務として、「看護師等の研修等」を、また、病院等の開設者等の責務として、「新たに業務に従事する看護師等に対する臨床研修その他の研修の実施」及び「看護師等が自ら研修を受ける機会を確保できるようにするために必要な配慮」を、さらに、看護師等の責務として、「研修を受ける等」をそれぞれ明記することとしております。
 なお、この法律は平成二十二年四月一日から施行することとしております。
 以上が、この法律案の提案の趣旨及び内容の概要であります。
 なお、本法律案は、厚生労働委員会において全会一致をもって委員会提出の法律案とすることに決定したものでございます。
 何とぞ速やかに御可決あらんことをお願い申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#31
○議長(江田五月君) これより採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#32
○議長(江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#33
○議長(江田五月君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十六  
  賛成           二百二十六  
  反対               〇  
 よって、本案は全会一致をもって可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#34
○議長(江田五月君) 日程第六 エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律案
 日程第七 石油代替エネルギーの開発及び導入の促進に関する法律等の一部を改正する法律案
  (いずれも内閣提出、衆議院送付)
 以上両案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。経済産業委員長櫻井充君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔櫻井充君登壇、拍手〕
#35
○櫻井充君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 まず、エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律案は、エネルギー供給事業者に対して、非化石エネルギー源の利用と、化石エネルギー原料の有効利用を義務付けるための措置を講じようとするものであります。
 なお、衆議院において、法律の施行後二年を経過した場合に、太陽光発電買取り価格等の費用負担方法等について検討を加え、所要の措置を講ずるとする修正が行われております。
 次に、石油代替エネルギーの開発及び導入の促進に関する法律等の一部を改正する法律案は、開発及び導入促進の対象を石油代替エネルギーから非化石エネルギーに改めようとするものであります。
 委員会におきましては、両法律案を一括して議題とし、参考人から意見を聴取するとともに、温室効果ガス排出削減中期目標とエネルギー政策の関係を明らかにすべきこと、新たに導入される太陽光発電による電力買取り制度における国民負担の程度や必要性について国民の幅広い理解を得るべきこと、非化石エネルギー利用拡大における原子力発電の位置付けを明確にすべきこと、燃料電池及びヒートポンプを新エネルギーとして位置付けていない理由等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終了し、順次採決の結果、両法律案はいずれも全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び化石エネルギー原料の有効な利用の促進に関する法律案に対して附帯決議を行いました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#36
○議長(江田五月君) これより両案を一括して採決いたします。
 両案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#37
○議長(江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#38
○議長(江田五月君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十七  
  賛成            二百十三  
  反対              十四  
 よって、両案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#39
○議長(江田五月君) 日程第八 青少年総合対策推進法案(内閣提出、衆議院送付)を議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。内閣委員長愛知治郎君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔愛知治郎君登壇、拍手〕
#40
○愛知治郎君 ただいま議題となりました法律案につきまして、内閣委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、子ども・若者が次代の社会を担い、その健やかな成長が我が国社会の発展の基礎を成すものであることにかんがみ、日本国憲法及び児童の権利に関する条約の理念にのっとり、子ども・若者の健やかな育成と社会生活を円滑に営むことができるようにするための支援、その他の取組について、基本理念等を定めるとともに、他の関係法律による施策と相まって、総合的な子ども・若者育成支援のための施策を推進しようとするものであります。
 なお、衆議院におきまして、題名を子ども・若者育成支援推進法に改めること、日本国憲法及び児童の権利に関する条約の理念を基本理念に反映させること、支援対象となる子ども・若者の範囲を拡大すること、支援に関連する分野の事務に従事する機関等により構成される子ども・若者支援地域協議会を設置した地方公共団体の長が、協議会における支援全般について主導的な役割を果たす子ども・若者指定支援機関を指定できることを主な内容とする修正が行われております。
 委員会におきましては、児童の権利に関する条約の本来の趣旨を適切に解釈し、施策に反映させる必要性、社会生活を円滑に営む上での困難を有する子ども・若者の実態を踏まえた支援の必要性、協議会による支援の実効性の確保等について質疑が行われましたが、その詳細は会議録によって御承知願います。
 質疑を終了し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 なお、本法律案に対し九項目から成る附帯決議を行いました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
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#41
○議長(江田五月君) これより採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#42
○議長(江田五月君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#43
○議長(江田五月君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数         二百二十四  
  賛成            二百十九  
  反対               五  
 よって、本案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#44
○議長(江田五月君) 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時五十一分散会
ソース: 国立国会図書館
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