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2007/02/06 第166回国会 参議院 参議院会議録情報 第166回国会 本会議 第5号
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2007/02/06 第166回国会 参議院

参議院会議録情報 第166回国会 本会議 第5号

#1
第166回国会 本会議 第5号
平成十九年二月六日(火曜日)
   午後一時一分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第五号
  平成十九年二月六日
   午後一時開議
 第一 平成十八年度一般会計補正予算(第1号
  )
 第二 平成十八年度特別会計補正予算(特第1
  号)
 第三 平成十八年度政府関係機関補正予算(機
  第1号)
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、日程第一より第三まで
 一、地方交付税法等の一部を改正する法律案(
  内閣提出、衆議院送付)
     ─────・─────
#3
○議長(扇千景君) これより会議を開きます。
 日程第一 平成十八年度一般会計補正予算(第1号)
 日程第二 平成十八年度特別会計補正予算(特第1号)
 日程第三 平成十八年度政府関係機関補正予算(機第1号)
 以上三案を一括して議題といたします。
 まず、委員長の報告を求めます。予算委員長尾辻秀久君。
    ─────────────
   〔審査報告書は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔尾辻秀久君登壇、拍手〕
#4
○尾辻秀久君 ただいま議題となりました平成十八年度補正予算三案につきまして、委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 補正予算の内容につきましては、既に尾身財務大臣の財政演説において説明されておりますので、これを省略させていただきます。
 補正予算三案は、去る一月二十五日、国会に提出され、二月一日、財務大臣から趣旨説明を聴取した後、衆議院からの送付を待って、昨日五日、安倍内閣総理大臣及び関係各大臣に対し、質疑を行いました。
 以下、質疑の若干につき、その要旨を御報告申し上げます。
 まず、「安倍内閣の構造改革に取り組む決意はどうか」との質疑があり、これに対し、安倍内閣総理大臣より、「小泉政権発足当初は負の遺産があり、その解決のために様々な構造改革に取り組んできたところである。それによって、一時的には銀行の不良債権が拡大し、景気が厳しい状況になったこともあったが、強い信念を持って改革を推し進めた結果、不良債権問題は解決し、景気の回復につながってきたと考えている。これからは負の遺産への対応ではなく、新しい未来を切り開き、美しい国の実現に向けて、更に強い信念を持ち、改革を推し進めてまいりたい」旨の答弁がありました。
 また、補正予算について、「今回の補正予算では、財政健全化を進めるほか、必要性、緊急性の高い経費を盛り込んでいるが、その全体像はどうか」との質疑があり、これに対し、尾身財務大臣より、「歳入面では税収が当初予算の四十五兆九千億円から五十兆五千億円へと四兆六千億円増加する見込みとなる一方、歳出面では国民の安全、安心を確保する観点から災害対策、障害者自立支援法を円滑に導入するための予算など、必要性、緊急性の高い経費を計上した。増加した税収はできる限り財政健全化に充てることとし、国債発行額を三十兆円から二十七兆五千億円へと、過去最大の二兆五千億円減額するほか、昨年度に続いて、十七年度決算剰余金の全額九千億円を国債の償還に充て財政健全化を徹底することとした。他方、国民の安全、安心に向けて災害対策、障害者自立支援の円滑化や森林整備など、国民生活に密着した補正予算を編成したところである」旨の答弁がありました。
 質疑は、このほか、沖縄米軍基地問題、地方の行財政改革、学校施設の耐震化、地球温暖化対策、救急医療制度、新型インフルエンザ対策など、多岐にわたりましたが、その詳細は会議録によって御承知願いたいと存じます。
 質疑を終局し、討論に入りましたところ、自由民主党及び公明党を代表して澤理事が賛成の旨、意見を述べられました。
 討論を終局し、採決の結果、平成十八年度補正予算三案は全会一致をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#5
○議長(扇千景君) 三案に対し、討論の通告がございます。発言を許します。坂本由紀子君。
   〔坂本由紀子君登壇、拍手〕
#6
○坂本由紀子君 私は、自由民主党、公明党を代表して、ただいま議題となりました平成十八年度補正予算三案に関しまして、賛成の立場から討論いたします。
 初めに、本補正予算は国民生活上の喫緊の課題に迅速に対処するため編成されたものであり、この審議に当たり、与党からの再三の呼び掛けにもかかわらず、野党議員の皆さんが欠席されたことは誠に残念なことです。国会での審議を拒否することは、国民に対する立法府の一員としての責任を放棄されたものと言わざるを得ないことを冒頭に申し上げます。
 我が国経済は、地方経済や中小企業ではなお厳しさが残るものの、全体としてはほぼ順調に景気回復過程を歩んでいます。かつての高度経済成長期のイザナギ景気を長さにおいて超える長期の回復を続け、今後、地方経済や中小企業、そして個人消費にも回復感が広がってくるものと期待されます。
 政府の経済見通しによりますと、名目GDP成長率は、平成十八年度の一・五%が平成十九年度には二・二%に高まるものと予測されています。また、企業収益に関しても、例えば日銀短観によると、全産業の経常利益は、平成十七年度の一二・三%の増益に続き平成十八年度も四・七%と、比較的堅調な伸びが見込まれています。このような好調な経済活動を背景に税収の増加が続いており、平成十八年度補正予算では四兆六千億円もの増収が見込まれております。
 一方、我が国の財政事情は極めて厳しい状況にあり、先進主要国の債務残高の対名目GDP比率は一〇〇%を大きく下回っているのに対し、我が国のそれは一七六%と際立って高く、財政の健全化は待ったなしの状況にあります。
 このような環境を背景に、今回の補正予算では安倍内閣の財政再建に向けた強い姿勢が示されているとともに、災害対策の充実やいじめ対策など緊急かつ重要な施策について適切かつ十分に手当てされるなど、大いに評価できる内容となっております。
 以下、補正予算に賛成する主な理由を申し述べます。
 賛成の第一の理由は、財政健全化が確実に進められている点であります。
 今回の補正予算では、国債発行額は過去最大の二兆五千億円の減額が行われております。また、平成十七年度決算剰余金について、法律では二分の一以上を国債等の償還財源に充てることとされていますが、九千億円全額を国債償還に充てることとしており、財政再建を積極的に進めようとする安倍内閣の強い姿勢がうかがわれます。
 賛成の第二の理由は、国土の保全が図られていることであります。
 安全、安心な「美しい国、日本」の創造につながるものであり、総額で八千七百八十四億円の災害対策費が計上されています。昨年の梅雨前線豪雨や秋に発生した豪雨、波浪などによる被害に対して、早期復旧と再度の災害防止等に万全を期そうとするものであります。
 同時に、学校などの建物の中には、地震の際に倒壊する危険性の高いものがあり、生徒の安全確保のみならず、災害時の緊急避難場所を確保する観点からも、緊急にその耐震化を実施するものであります。新学期に間に合わせるには春休み期間中に工事を施工する必要があり、補正予算の一刻も早い成立が求められるところであります。
 賛成の第三の理由は、我が国の社会問題に関して、迅速かつ的確な対応がなされていることであります。
 昨年来、教育現場でのいじめを苦にした自殺者の続出や児童虐待の増加など、いじめ、児童虐待問題の深刻化は国民だれもが憂慮しているところであります。本補正予算では、スクールカウンセラーの配置の増加、電話相談窓口を夜間、休日も含めて二十四時間対応に拡充するなど、子供たちがいつでも相談できるよう体制の充実が図られています。
 また、障害者への円滑なサービスの提供のため九百六十億円が計上されています。平成十八年四月から実施された障害者自立支援法に関して、障害者団体を始めとする関係者からの意見を踏まえ、事業者に対する激変緩和措置や新たなサービスへの移行のための緊急的な経過措置が講じられています。障害者の安心を確保するために一日も早い成立が求められます。
 このほか、新型インフルエンザの発生に備え、抗インフルエンザウイルス薬の備蓄を十分に確保する予算も付けられております。
 さらに、市町村合併体制の整備のため九百八十四億円が計上され、合併市町村の住民の日常生活に支障が生じないよう必要な対応が講じられることとなっております。
 以上、総じて申し上げると、今回の補正予算による措置は、安全、安心な国づくり、いじめ対策や社会福祉の充実など、我が国が直面している緊急性の高い問題にしっかりと対応する内容を備えたものであります。
 政府におかれましては、補正予算の成立を受け、適切かつ速やかに予算を執行されんことをお願いいたしまして、私の賛成討論を終わります。(拍手)
#7
○議長(扇千景君) これにて討論は終局いたしました。
    ─────────────
#8
○議長(扇千景君) これより三案を一括して採決いたします。
 三案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#9
○議長(扇千景君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#10
○議長(扇千景君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数          百二十三  
  賛成            百二十二  
  反対               一  
 よって、三案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
     ─────・─────
#11
○議長(扇千景君) この際、日程に追加して、
 地方交付税法等の一部を改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)を議題とすることに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○議長(扇千景君) 御異議ないと認めます。
 まず、委員長の報告を求めます。総務委員長山内俊夫君。
    ─────────────
   〔審査報告書及び議案は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
   〔山内俊夫君登壇、拍手〕
#13
○山内俊夫君 ただいま議題となりました法律案につきまして、総務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。
 本法律案は、平成十八年度補正予算により増額された同年度分の地方交付税について、交付税及び譲与税配付金特別会計における借入金を償還するとともに、調整額の復活のため普通交付税の増額を行った上で、残余の額を同年度内に交付しないで、平成十九年度分として交付すべき地方交付税の総額に加算して交付することができることとするものであります。
 委員会におきましては、地方団体の安定的な財政運営と一般財源総額の確保、交付税特別会計借入金の償還及び次年度への繰越しを行う理由、夕張市の財政再建問題への取組、分権改革推進委員会の委員人選の進め方等について質疑が行われました。
 質疑を終局し、採決の結果、本法律案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ─────────────
#14
○議長(扇千景君) これより採決をいたします。
 本案の賛否について、投票ボタンをお押し願います。
   〔投票開始〕
#15
○議長(扇千景君) 間もなく投票を終了いたします。──これにて投票を終了いたします。
   〔投票終了〕
#16
○議長(扇千景君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数          百二十五  
  賛成            百二十四  
  反対               一  
 よって、本案は可決されました。(拍手)
    ─────────────
   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕
    ─────────────
#17
○議長(扇千景君) 本日はこれにて散会いたします。
   午後一時十七分散会
ソース: 国立国会図書館
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