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2006/10/10 第165回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第165回国会 本会議 第6号
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2006/10/10 第165回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第165回国会 本会議 第6号

#1
第165回国会 本会議 第6号
平成十八年十月十日(火曜日)
    ―――――――――――――
  平成十八年十月十日
    午後五時 本会議
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 北朝鮮の核実験に抗議し、全ての核兵器及び核計画の放棄を求める決議案(逢沢一郎君外十二名提出)
    午後五時二十二分開議
#2
○議長(河野洋平君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
#3
○加藤勝信君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。
 逢沢一郎君外十二名提出、北朝鮮の核実験に抗議し、全ての核兵器及び核計画の放棄を求める決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。
#4
○議長(河野洋平君) 加藤勝信君の動議に御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。
    ―――――――――――――
 北朝鮮の核実験に抗議し、全ての核兵器及び核計画の放棄を求める決議案(逢沢一郎君外十二名提出)
#6
○議長(河野洋平君) 北朝鮮の核実験に抗議し、全ての核兵器及び核計画の放棄を求める決議案を議題といたします。
 提出者の趣旨弁明を許します。逢沢一郎君。
    ―――――――――――――
 北朝鮮の核実験に抗議し、全ての核兵器及び核計画の放棄を求める決議案
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔逢沢一郎君登壇〕
#7
○逢沢一郎君 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、日本共産党、社会民主党・市民連合、国民新党・無所属の会を代表いたしまして、ただいま議題となりました北朝鮮の核実験に抗議し、全ての核兵器及び核計画の放棄を求める決議案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。(拍手)
 我が国は、広島と長崎への原爆投下を経験した唯一の被爆国として、人類が二度とこのような悲惨な災いを繰り返さぬよう、核兵器の究極的廃絶への努力を傾注するとともに、あらゆる国のいかなる核実験に対しても断固として反対の態度を表明してまいりました。
 北朝鮮による核開発は、日本を含む北東アジア地域全体の平和と安全に対する直接の脅威であると同時に、核兵器不拡散条約を中心とする国際的な核不拡散体制に対する重大な挑戦でもあります。我が国を初め関係各国は、北朝鮮に対し核兵器の開発を断念するよう、六者会合やG8サミットなどあらゆる機会をとらえて最大限の努力を重ねてきました。今月三日の北朝鮮による核実験実施声明を受け、北朝鮮に自制を強く求める安保理議長声明の発出もその努力の一環でありました。
 しかるに、昨九日、北朝鮮は、このような努力を無視し、核実験を実施したと発表しました。北朝鮮の核実験は、いかなる理由に基づこうとも決して正当化されるものではありません。本院は、北朝鮮に対し厳重に抗議するとともに、北朝鮮が直ちにすべての核兵器及び核計画を放棄することを強く求めるものであります。(拍手)北朝鮮は、核実験の実施、弾道ミサイル発射実験、日本人の拉致など国際社会の平和と人道に反する行為を即時停止し、国際社会の信頼を得る努力を払うべきであります。
 政府においては、一層の情報収集・分析を行い、国民の不安を取り除く努力を払いつつ、北朝鮮に対し我が国の断固たる抗議の意志を伝え、北朝鮮がNPT脱退宣言を直ちに撤回し加盟国としての義務を履行すべく、すべての核兵器及び核計画を放棄するよう促すとともに、この目的を達成するため、関係各国及び国際社会との連携のもと、国連憲章第七章に基づく措置も含め、実効性ある措置を講ずるべきであります。
 以上の趣旨を踏まえ、本決議案を提出するものであります。
 案文を朗読いたします。
    北朝鮮の核実験に抗議し、全ての核兵器及び核計画の放棄を求める決議案
  北朝鮮による核開発は、日本を含む北東アジア地域全体の平和と安全に対する直接の脅威であると同時に国際社会全体の平和と安全に対する重大な挑戦である。このため国連を中心とする国際社会は、北朝鮮の核問題に重大な関心を持ち続けてきた。我が国をはじめ関係各国は、六者会合を中心として、サミット・ARFなどあらゆる機会をとらえ北朝鮮に対し核兵器の開発を断念するよう、最大限の外交努力を重ねてきた。特に、北朝鮮が核実験の予告を行ったことを受け、国際社会は、国連安全保障理事会声明の採択をはじめとした様々な取組みにより、北朝鮮の自制を促してきたところである。このような努力を無視する今回の北朝鮮の核実験は、いかなる理由に基づこうとも正当化の余地はなく、我が国はその無謀な暴挙を絶対に容認することはできない。
  本院は、我が国が広島・長崎への原爆投下を経験した唯一の被爆国であることにかんがみ、あらゆる国の核実験に反対するところであり、北朝鮮の核実験に対し厳重に抗議するとともに、北朝鮮が直ちに全ての核兵器及び核計画を放棄することを強く求める。
  政府は、本院の趣旨を体し、更なる情報の収集・分析に努めつつ、直ちにあらゆるルートを通し北朝鮮に対し、我が国の断固たる抗議の意志を伝え、日朝平壌宣言に違反した北朝鮮が関係五カ国の求めに応じ、早期かつ無条件に六者会合に復帰し全ての核兵器及び核計画を放棄するよう促すとともに、今後は、中国・韓国など地域の関係国との協調を強化し、米国など関係各国と連携し国連憲章第七章に基づく措置も含め、国際社会が結束した外交を展開し、平和的な解決を模索すべきである。
  右決議する。
以上であります。
 何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#8
○議長(河野洋平君) 採決いたします。
 本案を可決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、本案は可決いたしました。
 この際、内閣総理大臣から発言を求められております。これを許します。内閣総理大臣安倍晋三君。
    〔内閣総理大臣安倍晋三君登壇〕
#10
○内閣総理大臣(安倍晋三君) ただいまの御決議に対しまして所信を申し述べます。
 今回、北朝鮮が、我が国を含む国際社会の再三の警告にもかかわらず、核実験を強行したと発表しました。それが事実であるとすれば、我が国を初めとする東アジア地域のみならず、国際社会の平和と安全に対する重大な脅威であり、断じて容認できません。
 また、北朝鮮による核実験は、日朝平壌宣言、六者会合の共同声明のみならず、本年七月に採択された国連安保理決議第一六九五号及び十月六日の国連安保理議長声明に違反するものであって、国際社会の努力を大きく裏切るものです。さらには、これは核兵器不拡散条約体制に対する重大な挑戦です。
 我が国は、北朝鮮に対し厳重に抗議し、断固として非難します。
 政府といたしましては、ただいま採択されました御決議の趣旨を体し、北朝鮮の核実験に関する事実関係を踏まえ、我が国として厳格な措置を速やかにとるとともに、同盟国たる米国及び重要な隣国たる中国や韓国を初めとする関係国と連携しつつ、国連安保理において、厳しい措置を含む決議の速やかな採択に向け努力していく考えであります。(拍手)
     ――――◇―――――
#11
○議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。
    午後五時三十三分散会
     ――――◇―――――
 出席国務大臣
       内閣総理大臣  安倍 晋三君
ソース: 国立国会図書館
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