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2006/09/25 第164回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第164回国会 災害対策特別委員会 第11号
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2006/09/25 第164回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第164回国会 災害対策特別委員会 第11号

#1
第164回国会 災害対策特別委員会 第11号
平成十八年九月二十五日(月曜日)
    午前十一時四十五分開議
 出席委員
   委員長 大野 松茂君
   理事 秋葉 賢也君 理事 斉藤斗志二君
   理事 原田 令嗣君 理事 福井  照君
   理事 宮下 一郎君 理事 奥村 展三君
   理事 下条 みつ君 理事 谷口 隆義君
      小川 友一君    岡本 芳郎君
      木原 誠二君    木村  勉君
      坂井  学君    田中 良生君
      平  将明君    高鳥 修一君
      土屋 正忠君    土井 真樹君
      長島 忠美君    西村 明宏君
      林   潤君    林田  彪君
      平口  洋君    盛山 正仁君
      森  英介君    山本  拓君
      黄川田 徹君    小平 忠正君
      園田 康博君    田村 謙治君
      松本  龍君    森本 哲生君
      鷲尾英一郎君    谷口 和史君
      塩川 鉄也君    菅野 哲雄君
      糸川 正晃君
    …………………………………
   国務大臣
   (防災担当)       沓掛 哲男君
   内閣府副大臣       嘉数 知賢君
   衆議院調査局第三特別調査室長           佐藤 廣平君
    ―――――――――――――
委員の異動
九月二十五日
 辞任         補欠選任
  谷  公一君     土屋 正忠君
  丹羽 秀樹君     土井 真樹君
  三ッ矢憲生君     田中 良生君
  望月 義夫君     木原 誠二君
  岡本 充功君     園田 康博君
  高橋千鶴子君     塩川 鉄也君
同日
 辞任         補欠選任
  木原 誠二君     望月 義夫君
  田中 良生君     三ッ矢憲生君
  土屋 正忠君     谷  公一君
  土井 真樹君     丹羽 秀樹君
  園田 康博君     岡本 充功君
  塩川 鉄也君     高橋千鶴子君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 災害対策に関する件(平成十八年台風第十三号による被害状況等)
 派遣委員からの報告聴取
     ――――◇―――――
#2
○大野委員長 これより会議を開きます。
 議事に入るに先立ちまして、委員会を代表して一言申し上げます。
 このたびの平成十八年台風第十三号による被害でお亡くなりになられた方々とその御遺族に対しまして、深く哀悼の意を表します。
 また、被災者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 これより、お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、黙祷をささげたいと存じます。
 全員御起立をお願いいたします。――黙祷。
    〔総員起立、黙祷〕
#3
○大野委員長 黙祷を終わります。御着席願います。
     ――――◇―――――
#4
○大野委員長 災害対策に関する件について調査を始めます。
 この際、去る二十二日、平成十八年台風第十三号による被害状況等調査のため、宮崎県に委員派遣を行いましたので、派遣委員を代表いたしまして、私から調査の概要について御報告申し上げます。
 派遣委員は、自由民主党の秋葉賢也君、宮下一郎君、民主党・無所属クラブの奥村展三君、公明党の谷口隆義君、日本共産党の高橋千鶴子君、社会民主党の菅野哲雄君、そして私大野松茂の七名であります。
 また、無所属の江藤拓君が現地参加されました。
 まず、今般の台風及び被害の概要についてでありますが、台風第十三号は、十七日午後六時過ぎには長崎県佐世保市付近に上陸し、九州北部を通過して日本海へ進み、二十日には北海道に再上陸した後、オホーツク海に抜けて、温帯低気圧に変わりました。
 この台風により、長崎県、佐賀県等の一部の地域で記録的な大雨となる等により、大きな人的、物的被害が発生いたしました。特に、宮崎県延岡市では、竜巻を示唆する特徴のある突風が発生し、市街地を通過したことにより、市民の方々の生命や財産に大きな被害が発生いたしました。
 それでは、調査の概要について御報告申し上げます。
 まず、宮崎空港内において、宮崎県の坂副知事及び河野総務部長から宮崎県における被害状況の概要について説明を聴取した後、被災世帯の避難の現状、強風に対する予報・警報伝達体制等について質疑応答を行いました。
 宮崎県内の主な被害状況は、九月二十日現在、人的被害が、死者三名、重軽傷者百四十九名、住家被害が、全壊四十棟、半壊百三十九棟、一部破損六百二十九棟、非住家被害が八十四棟であります。
 宮崎県は、十七日には、延岡市に災害救助法及び被災者生活再建支援法を適用したとのことであります。
 次に、延岡市役所において、首藤延岡市長から、延岡市における被害状況の概要について説明を聴取するとともに、災害救助法、被災者生活再建支援法の弾力的運用等についての要望がありました。
 同市では、十七日午後二時ごろに竜巻と思われる突風が発生し、その突風は、長さ七・五キロメートル、幅百五十メートルから二百五十メートルにわたって、塩浜町の海岸から北の尾崎町に向かって市街地を直線的に移動したと見られています。被害地区の約千五百世帯の大半にかわらや窓ガラスの破損があり、死者三名、重軽傷者が百四十名の人的被害となりました。
 また、住家被害は、全壊三十九世帯、半壊百二十八世帯、一部損壊五百九十八世帯、非住家被害は八十棟であります。
 次に、同市内の被災現場を視察いたしました。
 まず、市内緑ヶ丘地区の突風が発生したと思われる公園付近を視察いたしました。公園では木の枝が折れたのが散見され、また、付近の住宅では屋根が吹き飛ぶなどの被害を受けて、応急措置のビニールシートで覆われ、復旧作業が行われていました。
 次に、浜町の浜川緑道の被災現場を視察いたしました。そこでは木が根こそぎなぎ倒されており、突風のすさまじさを目の当たりにしました。
 次に、浜町の量販店の被災現場を視察いたしました。店内で死亡事故が発生する等店舗に大きな被害がありましたが、ボランティアの方々の協力もあって迅速な復旧が行われ、一部営業が開始されておりました。
 次に、別府町のJR日豊線の特急にちりん九号の脱線現場を視察し、現場にてJR九州の担当者から事故当時の状況について説明を聴取いたしました。
 事故直前には、運転手が前方からの飛来物を目視し、危険を感じて非常停止をして減速した直後に突風があり、五両編成の前二両が車台から外れ横転する事故となったが、幸いにも人的被害は最小限にとどまり、また、事故当日に仮復旧が行われたとのことでありました。
 次に、幸町から延岡駅までの被災状況を視察いたしました。
 この市内中心地の被災建物は、屋根はシートで覆われ、壁にはかわらなどが突き刺さっている等、飛来物により生じた生々しい傷跡が残り、改修、改築作業が行われていました。山下町商店街では、同商店街の組合員の方から、五十二店舗の九割が被害を受けた被災の現状について説明を受けました。また、ボランティアの方々の献身的な協力により、復旧に向けた取り組みが行われたとのことでした。
 以上が調査の概要でありますが、私どもは、この調査を通じまして、自然の猛威を改めて認識するとともに、現地の一日も早い復旧復興がなされるよう力を尽くす決意を新たにしたところであります。
 最後に、今回の調査に御協力をいただきました皆様に心からお礼を申し上げ、派遣の報告とさせていただきます。
 この際、お諮りいたします。
 派遣地からの要望事項につきましては、これを本日の委員会議録に参照掲載いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○大野委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。
    ―――――――――――――
    〔要望事項は本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
#6
○大野委員長 次に、平成十八年台風第十三号による被害状況等について政府から説明を聴取いたします。沓掛防災担当大臣。
#7
○沓掛国務大臣 このたびの台風第十三号による被害状況等につきまして御報告いたします。
 まず、この災害により不幸にして亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族に対し深く哀悼の意を表します。また、行方不明者の方の一刻も早い発見をお祈りいたしますとともに、被災された方々に対しまして心よりお見舞いを申し上げます。
 台風第十三号につきましては、強い勢力を維持したまま九州地方に接近し、九月十七日十八時過ぎに長崎県佐世保市付近に上陸しました。その後、九州北部を北東に進み、二十日早朝に北海道石狩市付近に再上陸し、同日早朝にオホーツク海に抜けました。
 この台風により、西表島で七十メートル近い最大瞬間風速を記録するなど、沖縄地方から九州地方にかけて暴風となったほか、竜巻による住家被害等が発生しました。また、台風と前線の活動により、一部の地域では降り始めからの総雨量が九月の月間平均雨量を超える大雨となりました。このため、山口県を初め八道県で最大で約四万四千世帯、十万八千人に対する避難勧告が出されました。
 被害状況につきましては、宮崎県、佐賀県を中心に、死者九人、行方不明者一人、負傷者四百二十九人の人的被害が出ております。また、住宅の被害につきましては、全壊九十三棟、半壊三百四十三棟、一部破損六千百三棟、床上浸水、床下浸水八百二十一棟などの被害が発生しております。ライフラインにつきましても、九州や中国地方を中心に最大時で約九十万戸の電力供給が停止するなどの被害がありました。また、農林水産業関係でも、水稲の倒伏等の被害が発生しております。
 次に、政府の対応でございますが、台風に対する防災体制に万全を期すため、台風が九州に上陸する前の十七日午後に、私も出席して関係省庁連絡会議を開催し、各省庁において厳重な警戒態勢をとることなどを確認するとともに、国民に対して早目の避難やむやみな外出を控えることなどを呼びかけ、被害軽減に努めたところです。また、宮崎県延岡市において発生した竜巻による大規模な被害が明らかになったことから、十九日には私自身が政府調査団の団長として現地に赴き、被災状況等を調査いたしました。
 この台風による被害に対しましては、災害救助法が宮崎県延岡市において適用されています。また、被災者生活再建支援法につきましても、宮崎県延岡市、沖縄県石垣市及び竹富町において適用されているところであります。被災された方々が一日も早く安心して生活できるよう、被災者への支援や被災地の速やかな復旧等につき、政府を挙げて対策に取り組み、万全を期してまいりたいと考えております。
 以上、報告させていただきます。ありがとうございました。
#8
○大野委員長 以上で説明は終わりました。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十一時五十八分散会
ソース: 国立国会図書館
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