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2004/05/20 第159回国会 参議院 参議院会議録情報 第159回国会 経済産業委員会 第16号
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2004/05/20 第159回国会 参議院

参議院会議録情報 第159回国会 経済産業委員会 第16号

#1
第159回国会 経済産業委員会 第16号
平成十六年五月二十日(木曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月十八日
    辞任         補欠選任
     山口那津男君     浜四津敏子君
     池田 幹幸君     西山登紀子君
 五月十九日
    辞任         補欠選任
     西山登紀子君     紙  智子君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         谷川 秀善君
    理 事
                魚住 汎英君
                加納 時男君
                松田 岩夫君
                広野ただし君
                藤原 正司君
    委 員
                泉  信也君
                小林  温君
                関谷 勝嗣君
                福島啓史郎君
                保坂 三蔵君
                勝木 健司君
                直嶋 正行君
                平田 健二君
                藁科 滿治君
                浜四津敏子君
                松 あきら君
                緒方 靖夫君
                紙  智子君
   国務大臣
       経済産業大臣   中川 昭一君
   副大臣
       経済産業副大臣  泉  信也君
   大臣政務官
       経済産業大臣政
       務官       江田 康幸君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        世木 義之君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○特許審査の迅速化等のための特許法等の一部を
 改正する法律案(内閣提出、衆議院送付)
○参考人の出席要求に関する件
    ─────────────
#2
○委員長(谷川秀善君) ただいまから経済産業委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る十八日、池田幹幸君及び山口那津男君が委員を辞任され、その補欠として西山登紀子君及び浜四津敏子君が選任されました。
 また、昨日、西山登紀子君が委員を辞任され、その補欠として紙智子君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(谷川秀善君) 特許審査の迅速化等のための特許法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
 政府から趣旨説明を聴取いたします。中川経済産業大臣。
#4
○国務大臣(中川昭一君) おはようございます。
 特許審査の迅速化等のための特許法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。
 この法律案は、審査処理を促進し、出願人の審査請求行動を適正にすることにより、特許審査の迅速化を図るとともに、職務発明の対価に係る規定を整備するものであります。
 本法律案は、産業構造審議会知的財産政策部会において、経済界、労働界、研究者、弁理士、法曹といった様々な立場の委員の参加を仰いで慎重な審議を行い、本年一月に取りまとめられた結果を踏まえて作成したものであります。
 次に、本法律案の要旨を御説明申し上げます。
 第一は、特許審査は、出願された技術が従来からあったものでないことを調査することが必要ですが、その調査業務を、公益法人以外の者であっても行うことができることとするものであります。
 第二は、特許出願人が、出願された技術が従来からあったものでないことについての調査機関の報告を提示して出願審査の請求をしたときは、その手数料を軽減することができることとするものであります。
 第三は、実用新案制度の魅力向上のため、実用新案の登録出願の日から六年となっている実用新案権の存続期間を十年に延長するものであります。
 第四は、独立行政法人工業所有権総合情報館に、工業所有権に関する研修及び情報システムの整備の事務を特許庁から移管するものであります。
 これらの特許審査の迅速化のための改正に加え、職務発明に係る対価に関する規定を整備します。
 具体的には、職務発明に係る対価について定める場合、対価を決定するための基準の策定に際して使用者等と従業者等との間で行われる協議の状況、策定された当該基準の開示の状況等を考慮して、その定めたところにより対価を支払うことが不合理と認められるものであってはならない旨の規定を設けるものであります。
 また、対価についての定めがない場合又はその定めたところにより対価を支払うことが不合理と認められる場合における対価の定め方に関する規定を整備するものであります。
 以上が本法律案の提案理由及びその要旨でございます。
 何とぞ、慎重御審議の上、御賛同くださいますようお願い申し上げます。
 ありがとうございました。
#5
○委員長(谷川秀善君) 以上で趣旨説明の聴取は終了いたしました。
 本案に対する質疑は後日に譲ることといたします。
    ─────────────
#6
○委員長(谷川秀善君) 参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 特許審査の迅速化等のための特許法等の一部を改正する法律案の審査のため、来る二十五日午前十時からの委員会に新日本製鐵株式会社参与・知的財産部長・社団法人日本経済団体連合会産業技術委員会知的財産部会委員阿部一正君、日本労働組合総連合会総合政策局長木村裕士君及び弁理士大西正悟君を参考人として出席を求め、その意見を聴取することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○委員長(谷川秀善君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時四分散会
ソース: 国立国会図書館
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