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2004/05/13 第159回国会 参議院 参議院会議録情報 第159回国会 外交防衛委員会 第17号
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2004/05/13 第159回国会 参議院

参議院会議録情報 第159回国会 外交防衛委員会 第17号

#1
第159回国会 外交防衛委員会 第17号
平成十六年五月十三日(木曜日)
   午前十時開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月十一日
    辞任         補欠選任
     榛葉賀津也君     佐藤 雄平君
 五月十二日
    辞任         補欠選任
     荒井 正吾君     加治屋義人君
     小林  温君     野上浩太郎君
     佐藤 雄平君     榛葉賀津也君
     松 あきら君     荒木 清寛君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         山本 一太君
    理 事
                舛添 要一君
                齋藤  勁君
                高野 博師君
                小泉 親司君
    委 員
                阿部 正俊君
                加治屋義人君
                桜井  新君
                中島 啓雄君
                野上浩太郎君
                岩本  司君
                佐藤 道夫君
                榛葉賀津也君
                若林 秀樹君
                吉岡 吉典君
                大田 昌秀君
   国務大臣
       外務大臣     川口 順子君
   副大臣
       外務副大臣    阿部 正俊君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        田中 信明君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○刑事に関する共助に関する日本国とアメリカ合
 衆国との間の条約の締結について承認を求める
 の件(内閣提出、衆議院送付)
○無形文化遺産の保護に関する条約の締結につい
 て承認を求めるの件(内閣提出、衆議院送付)
○たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の
 締結について承認を求めるの件(内閣提出、衆
 議院送付)
    ─────────────
#2
○委員長(山本一太君) ただいまから外交防衛委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨十二日、松あきら君、小林温君及び荒井正吾君が委員を辞任され、その補欠として荒木清寛君、野上浩太郎君及び加治屋義人君がそれぞれ選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(山本一太君) 刑事に関する共助に関する日本国とアメリカ合衆国との間の条約の締結について承認を求めるの件、無形文化遺産の保護に関する条約の締結について承認を求めるの件及びたばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の締結について承認を求めるの件、以上三件を一括して議題といたします。
 政府から順次趣旨説明を聴取いたします。川口外務大臣。
#4
○国務大臣(川口順子君) ただいま議題となりました刑事に関する共助に関する日本国とアメリカ合衆国との間の条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。
 政府は、平成十一年二月以来アメリカ合衆国との間でこの条約の交渉を行いました。その結果、平成十五年八月五日にワシントンにおいて、我が方森山法務大臣、谷垣国家公安委員長及び加藤特命全権大使と先方アシュクロフト司法長官との間でこの条約の署名が行われた次第であります。
 この条約は、一方の締約国が他方の締約国の請求に基づき、捜査、訴追その他の刑事手続についてこの条約の規定に従って共助を実施すること、そのための枠組みとして中央当局を設置し、相互の連絡を直接行うこと等を定めております。
 この条約の締結により、我が国及びアメリカ合衆国のそれぞれにおける共助が一層確実に実施されることを確保できるとともに、共助に関する連絡を中央当局間で直接行うことにより、共助の迅速化が期待されます。
 よって、ここに、この条約の締結について御承認を求める次第であります。
 次に、無形文化遺産の保護に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。
 この条約は、平成十五年十月にパリで開催された国際連合教育科学文化機関の第三十二回総会において採択されたものであります。
 この条約は、無形文化遺産を保護することを目的として、そのための国際的な協力及び援助の体制の確立、締約国が取るべき必要な措置等につき規定するものであります。
 我が国がこの条約を締結することは、無形文化遺産の保護の分野における国際協力に寄与する見地から有意義であると認められます。
 よって、ここに、この条約の締結について御承認を求める次第であります。
 次に、たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約の締結について承認を求めるの件につきまして提案理由を御説明いたします。
 この条約は、平成十五年五月にジュネーブで開催された世界保健総会において採択されたものであります。
 この条約は、たばこの健康に対する悪影響を減らして人々の健康を改善することを目指し、各国の実情を踏まえ、たばこに関する広告、包装の形容的表示等の規制について定めるものであります。
 我が国がこの条約を締結することは、主要なたばこ製品の生産国かつ消費国としてバランスの取れた真に実効的なたばこの規制に寄与する上で有意義であると認められます。
 よって、ここに、この条約の締結について御承認を求める次第であります。
 以上三件につき、何とぞ、御審議の上、速やかに御承認いただきますようお願いいたします。
#5
○委員長(山本一太君) 以上で趣旨説明の聴取は終わりました。
 三件に対する質疑は後日に譲ることといたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午前十時四分散会
ソース: 国立国会図書館
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