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2004/06/11 第159回国会 参議院 参議院会議録情報 第159回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
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2004/06/11 第159回国会 参議院

参議院会議録情報 第159回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号

#1
第159回国会 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号
平成十六年六月十一日(金曜日)
   午後零時二十一分開会
    ─────────────
   委員の異動
 一月二十日
    辞任         補欠選任
     山本 正和君     椎名 素夫君
 六月十日
    辞任         補欠選任
     高嶋 良充君     伊藤 基隆君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         沓掛 哲男君
    理 事
                有村 治子君
                田村 公平君
                小川 勝也君
                佐藤 道夫君
                森本 晃司君
                池田 幹幸君
    委 員
                阿南 一成君
                愛知 治郎君
                岩城 光英君
                尾辻 秀久君
                扇  千景君
                柏村 武昭君
                陣内 孝雄君
                段本 幸男君
                藤井 基之君
                吉田 博美君
                伊藤 基隆君
                平田 健二君
                松井 孝治君
                円 より子君
                山本 孝史君
                藁科 滿治君
                木庭健太郎君
                山本  保君
                井上 哲士君
                八田ひろ子君
                又市 征治君
                椎名 素夫君
   国務大臣
       総務大臣     麻生 太郎君
   副大臣
       総務副大臣    山口 俊一君
   大臣政務官
       総務大臣政務官  小西  理君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        藤澤  進君
       常任委員会専門
       員        加藤 一宇君
   政府参考人
       警察庁刑事局長  栗本 英雄君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○政府参考人の出席要求に関する件
○政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査
 (第四十三回衆議院議員総選挙の執行状況並び
 に選挙違反取締り状況に関する件)
    ─────────────
#2
○委員長(沓掛哲男君) ただいまから政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を開会いたします。
 まず、委員の異動について御報告いたします。
 去る一月二十日、山本正和君が委員を辞任され、その補欠として椎名素夫君が選任されました。
 また、昨日、高嶋良充君が委員を辞任され、その補欠として伊藤基隆君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(沓掛哲男君) この際、小西総務大臣政務官から発言を求められておりますので、これを許します。小西総務大臣政務官。
#4
○大臣政務官(小西理君) こんにちは。去る四月六日に総務大臣政務官を拝命いたしました小西理でございます。
 山口副大臣ともに麻生大臣を補佐し、全力を尽くしてまいります。
 沓掛委員長始め理事、委員の皆様方の格段の御指導、御鞭撻をよろしくお願いを申し上げます。
    ─────────────
#5
○委員長(沓掛哲男君) 次に、政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。
 政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査のため、必要に応じ政府参考人の出席を求めることとし、その手続につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○委員長(沓掛哲男君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。
    ─────────────
#7
○委員長(沓掛哲男君) 政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査を議題といたします。
 昨年十一月に行われました第四十三回衆議院議員総選挙の執行状況並びに選挙違反取締り状況につきまして、順次政府から報告を聴取いたします。麻生総務大臣。
#8
○国務大臣(麻生太郎君) この機会に、第四十三回衆議院総選挙及び第十九回最高裁判所裁判官国民審査の結果の概要について御報告申し上げます。
 御承知のように今回の選挙は、昨年十月十日に衆議院が解散されたことによる総選挙でありまして、平成六年に公職選挙法が改正され、衆議院選挙が従来の中選挙区制から小選挙区比例代表並立制に改めた後、三度目の総選挙であります。
 選挙すべき議員の数は、小選挙区選挙で三百人、比例代表選挙で百八十人、合計四百八十人でありました。
 選挙当日の有権者は一億二百三十一万人で、前回の総選挙に比べ約百八十二万人増加をいたしております。
 次に、投票の状況について申し上げます。
 十一月九日の投票日は、全国的に曇り又は小雨の天気でありました。
 投票率は、小選挙区選挙で五九・八六%、比例代表選挙で五九・八一%でありまして、これは、前回に比べそれぞれ二・六三ポイント及び二・六四ポイント低下し、これまでで二番目に低いものとなりました。
 次に、立候補の状況について申し上げます。
 小選挙区選挙につきましては、候補者数が千二十六人で、競争率は三・四倍でありました。
 比例代表選挙につきましては、名簿を届け出た政党は五政党、十一選挙区で延べ五十五政党、その届出名簿に登載された候補者数は七百四十五人で、競争率は四・一倍でありました。なお、このうち小選挙区選挙が届出がなされた重複立候補者は六百十二人でありました。
 この結果、小選挙区選挙及び比例代表選挙の合計の候補者数は一千百五十九人で、前回の一千四百四人に比べて二百四十五人の減少となっております。
 次に、当選人の状況について申し上げます。
 党派別に申し上げますと、自由民主党は小選挙区で百六十八人、比例代表選挙で六十九人、合計二百三十七人、民主党は小選挙区選挙で百五人、比例代表選挙で七十二人、合計百七十七人、公明党は小選挙区選挙で九人、比例代表選挙で二十五人、合計三十四人、日本共産党は比例代表選挙で九人、社会民主党は小選挙区選挙で一人、比例代表選挙で五人、合計六人、保守新党は小選挙区選挙で四人、無所属の会は小選挙区選挙で一人、自由連合は小選挙区選挙で一人、無所属は小選挙区選挙で十一人となっております。
 なお、女性の当選人は三十四人で、前回より一人下回っております。
 次に、党派別の得票率の状況について申し上げます。
 小選挙区選挙では、自由民主党四三・八%、民主党三六・七%、公明党一・五%、日本共産党八・一%、社会民主党二・九%、保守新党一・三%、無所属の会〇・八%、自由連合〇・二%、その他無所属を含め四・七%でありました。
 また、比例代表選挙では、自由民主党三五・〇%、民主党三七・四%、公明党一四・八%、日本共産党七・八%、社会民主党五・一%となっております。
 最後に、最高裁判所裁判官の国民審査の状況について申し上げます。
 今回の国民審査は、前回の国民審査以降に任命されました九人の裁判官について行われたものであります。
 国民審査の結果は、いずれも罷免を可とする投票が罷免を可としない投票の数より少なく、したがって審査に付された全裁判官が国民の信任を受けることになりました。
 以上をもちまして、今回の衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の結果の御報告を終わらさせていただきます。
#9
○委員長(沓掛哲男君) 次に、栗本警察庁刑事局長。
#10
○政府参考人(栗本英雄君) 第四十三回衆議院議員総選挙におきます違反行為の取締り状況について御報告を申し上げます。
 選挙期日後九十日の平成十六年二月七日現在で集計をいたしました数字につきましては、お手元に配付さしていただいております資料のとおりでございます。
 検挙状況につきましては、総数で五百六十二件、七百九十人となっております。これは、前回の総選挙におきます同時期の五百五十二件、千三百七十五人と比べますと、検挙件数で十件増加しておりますが、検挙人員では五百八十五人減少しているところでございます。
 また、それぞれの検挙の罪種別に申し上げますと、その中の買収事件として検挙件数四百十四件、検挙人員で六百二十三人、自由妨害といたしましては五十一件、二十七人、戸別訪問九件、二十人、文書違反といたしまして十三件、四十一人、投票干渉四十一件、二十四人、その他として三十四件、五十五人となっているところでございます。今御説明申し上げましたとおり、買収が検挙事件のうち件数で七三・七%、検挙人員で七八・九%を占めているところでございまして、これらの中で最も多い罪種となっているところでございます。
 また、警告状況について申し上げますと、総数で三千二百五十六件でございます。これは、同じ前回の総選挙の際の四千七十六件と比べますと八百二十件ほど減少しているところでございます。
 また、この警告事案のうちのほとんどは文書関係についてでございまして、文書関係が全体の総件数のうちの九六・五%を占めているところでございます。
 以上御報告申し上げます。
#11
○委員長(沓掛哲男君) 以上で報告の聴取は終わりました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時三十分散会
ソース: 国立国会図書館
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