くにさくロゴ
2004/06/10 第159回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第159回国会 本会議 第40号
姉妹サイト
 
2004/06/10 第159回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第159回国会 本会議 第40号

#1
第159回国会 本会議 第40号
平成十六年六月十日(木曜日)
    ―――――――――――――
 議事日程 第三十号
  平成十六年六月十日
    午後一時開議
 第一 地中海漁業一般委員会に関する協定の改正の受諾について承認を求めるの件(参議院送付)
 第二 千九百九十二年の油による汚染損害の補償のための国際基金の設立に関する国際条約の二千三年の議定書の締結について承認を求めるの件(参議院送付)
 第三 千九百七十三年の船舶による汚染の防止のための国際条約に関する千九百七十八年の議定書によって修正された同条約を改正する千九百九十七年の議定書の締結について承認を求めるの件(参議院送付)
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 日程第一 地中海漁業一般委員会に関する協定の改正の受諾について承認を求めるの件(参議院送付)
 日程第二 千九百九十二年の油による汚染損害の補償のための国際基金の設立に関する国際条約の二千三年の議定書の締結について承認を求めるの件(参議院送付)
 日程第三 千九百七十三年の船舶による汚染の防止のための国際条約に関する千九百七十八年の議定書によって修正された同条約を改正する千九百九十七年の議定書の締結について承認を求めるの件(参議院送付)
    午後一時二分開議
#2
○議長(河野洋平君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
 日程第一 地中海漁業一般委員会に関する協定の改正の受諾について承認を求めるの件(参議院送付)
 日程第二 千九百九十二年の油による汚染損害の補償のための国際基金の設立に関する国際条約の二千三年の議定書の締結について承認を求めるの件(参議院送付)
 日程第三 千九百七十三年の船舶による汚染の防止のための国際条約に関する千九百七十八年の議定書によって修正された同条約を改正する千九百九十七年の議定書の締結について承認を求めるの件(参議院送付)
#3
○議長(河野洋平君) 日程第一、地中海漁業一般委員会に関する協定の改正の受諾について承認を求めるの件、日程第二、千九百九十二年の油による汚染損害の補償のための国際基金の設立に関する国際条約の二千三年の議定書の締結について承認を求めるの件、日程第三、千九百七十三年の船舶による汚染の防止のための国際条約に関する千九百七十八年の議定書によって修正された同条約を改正する千九百九十七年の議定書の締結について承認を求めるの件、右三件を一括して議題といたします。
 委員長の報告を求めます。外務委員長米澤隆君。
    ―――――――――――――
 地中海漁業一般委員会に関する協定の改正の受諾について承認を求めるの件及び同報告書
 千九百九十二年の油による汚染損害の補償のための国際基金の設立に関する国際条約の二千三年の議定書の締結について承認を求めるの件及び同報告書
 千九百七十三年の船舶による汚染の防止のための国際条約に関する千九百七十八年の議定書によって修正された同条約を改正する千九百九十七年の議定書の締結について承認を求めるの件及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔米澤隆君登壇〕
#4
○米澤隆君 ただいま議題となりました三件につきまして、外務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、地中海漁業一般委員会協定改正について申し上げます。
 地中海等における海洋生物資源の保存、管理及び最適利用の促進等を任務とする地中海漁業一般委員会は、自主的な予算を有しておらず、活動に予算的な制約があったため、地中海沿岸諸国が同委員会の機能を強化すべく他の構成国に働きかけを行った結果、平成九年十月に、委員会の第二十二回会合において本改正が採択されました。
 本改正の主な内容は、地中海漁業一般委員会に自主的な予算を導入すること等であります。
 次に、油汚染損害補償国際基金設立条約二千三年議定書について申し上げます。
 近年、タンカーによる油汚染事故が大規模化、深刻化していることから、現行の国際基金による補償の限度額を上回る大規模な油汚染事故にも対応し得る新たな条約の作成について検討が行われた結果、平成十五年五月に、国際海事機関の外交会議において本議定書が採択されました。
 本議定書の主な内容は、
 千九百九十二年基金による補償が十分でない場合に補償を行う追加的な国際基金を設立すること、
 追加基金は、タンカーからの油汚染損害の規模が大きく、船舶所有者による賠償及び千九百九十二年基金による補償が十分でない場合に、補償を行うこと、
 追加基金の財源は、千九百九十二年基金と同じく、締約国において油を受け取る者の拠出金とすること
などであります。
 最後に、船舶汚染防止国際条約千九百九十七年議定書について申し上げます。
 船舶汚染防止国際条約は、船舶による海洋汚染を防止することを目的として、国際海事機関において作成されたものであります。
 船舶による大気汚染については、平成三年の同機関第十七回総会において決議が採択されたことを受けて、汚染物質の排出を削減するための審議が継続的に行われた結果、平成九年九月に、条約の締約国会議において本議定書が採択されました。
 本議定書の内容は、船舶による大気汚染の防止のための規則について定める附属書を条約に追加することであります。
 以上三件は、去る五月十二日参議院より送付され、二十六日に外務委員会に付託されたものであります。
 外務委員会におきましては、六月二日川口外務大臣から提案理由の説明を聴取し、昨九日質疑を行い、引き続き採決を行いました結果、三件はいずれも全会一致をもって承認すべきものと議決した次第であります。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#5
○議長(河野洋平君) 三件を一括して採決いたします。
 三件は委員長報告のとおり承認するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○議長(河野洋平君) 御異議なしと認めます。よって、三件とも委員長報告のとおり承認することに決まりました。
     ――――◇―――――
#7
○議長(河野洋平君) 本日は、これにて散会いたします。
    午後一時九分散会
     ――――◇―――――
 出席国務大臣
       外務大臣  川口 順子君
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト