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2002/12/04 第155回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第155回国会 議院運営委員会庶務小委員会 第1号
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2002/12/04 第155回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第155回国会 議院運営委員会庶務小委員会 第1号

#1
第155回国会 議院運営委員会庶務小委員会 第1号
本小委員会は平成十四年十月十八日(金曜日)委員会において、設置することに決した。
十月二十二日
 本小委員は委員長の指名で、次のとおり選任された。
      佐田玄一郎君    佐藤 静雄君
      原田 義昭君    岸田 文雄君
      下村 博文君    高木 義明君
      上田 清司君    西  博義君
      都築  譲君
十月二十二日
 佐田玄一郎君が委員長の指名で、小委員長に選任された。
平成十四年十二月四日(水曜日)
    午前十一時二分開議
 出席小委員
   小委員長 佐田玄一郎君
      佐藤 静雄君    原田 義昭君
      岸田 文雄君    下村 博文君
      高木 義明君    上田 清司君
      西  博義君    都築  譲君
    …………………………………
   議院運営委員       児玉 健次君
   議院運営委員       日森 文尋君
   議院運営委員       小池百合子君
   事務総長         谷  福丸君
   庶務部長         土田喜代治君
   庶務部副部長       斉藤 信春君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した案件
 衆議院新議員会館建設の件

     ――――◇―――――
#2
○佐田小委員長 これより庶務小委員会を開会いたします。
 本日は、衆議院新議員会館建設の件について、この問題に限り御協議願うことといたします。
 まず、これまでの新議員会館建設に向けた基本計画について、事務総長の説明を求めます。
#3
○谷事務総長 新議員会館の建設につきましては、新築一棟、議員室一室当たり百平米、第一議員会館議員棟南側、総理官邸寄りに建設する基本構想に基づいて、建物の階数は、地上二十二階、約九十八メートル、地下五階の規模でありますが、十三年度以降、その基本計画策定、基本設計等を含めまして取り組み、鋭意作業を進めております。
 十五年度は、去る七月三十一日の庶務小委員会の協議によりまして、PFI手法により整備を実施する方向として、一つ、基本計画策定費の残りの部分を要求する、それから二つ目は、新たに施設実施設計費、事実上の設計費に当たるものを要求していく、それから三つ目は、PFI事業実施に要する業務支援委託費等を要求しているところでございます。
#4
○佐田小委員長 ただいま説明のありました新議員会館の高層一棟案の高さ規模及び建設場所に対して、先般、内閣から、総理官邸のセキュリティーへの影響が伝えられまして、見直し検討の意見が参っております。
 また、議事堂との均衡、正面からの景観等も含め、将来にわたり重要な問題であり、十分に勘案する必要がありますので、改めて、施設の高さ規模、建設場所に関して、事務局において見直し案を検討させましたので、事務総長の説明を求めます。
#5
○谷事務総長 細かいことは斉藤副部長から説明させますが、要は、現計画案という一項を立ててございますが、それを、F1案、F2案のように二棟、それで、高さを、二十二階の建物から十三階の建物に変えるという案を検討してございます。
 詳しいことは斉藤副部長から説明させます。
#6
○斉藤参事 それでは、事務局から、新議員会館の見直し案につきまして御説明をさせていただきます。
 今回の総理官邸側からの意見でございますが、セキュリティーの関係から、新議員会館につきまして、官邸からの距離を確保するとともに、できるだけ高さも抑える趣旨の内容でございます。
 内容によりましては、今後、具体に設計を進めながら詰めを行っていかないといけない点もございますが、今回、基本的な考え方ということで、総理官邸との関係とあわせまして、仮の議員棟を設ける必要があるかどうか、また、施設の機能性や利便性、議事堂正面に対する景観問題、工事費、工期、さらには、敷地を分断しております山王坂の取り扱い、こういったものも含めまして、さまざまな角度から検討を行いまして、今回の見直し案を提出させていただいております。
 それでは、資料をお手元に配付してございますので、まず、A3のカラーの資料をごらんいただきたいと存じます。
 左側が、高層の一棟で検討を進めておりました現計画案でございます。赤で示しました部分が現在の会館でございまして、図の左側、つまり南側が衆議院、右側が参議院となります。
 この計画でまいりますと、総理官邸との距離は、建物間で約七十五メートル、建物の最高高さでございますが、高層部分で地上二十二階、約百メートル、低層部分で約三十五メートルとなっております。
 なるべく仮設の施設をつくらないということで、既存の会館を生かしながら、また、施設の利便性ですとか機能性を考慮いたしまして、衆議院としては一棟で整備するという方向性が出されておりますので、現在の二棟を集約する形で高層化いたしております。
 また、下の、議事堂正面からのモンタージュ写真をごらんいただきますとわかりますように、景観面では、シルエットが山王パークビルに重なる位置での計画となっております。
 総理官邸のセキュリティーを考えた場合、その対応策といたしまして、計画案の高層のまま官邸との距離を確保する方法、それから、施設を低層化いたしまして視線を抑える方法、また、低層化し、しかも距離を確保する方法、この三つの方法が考えられるかと思います。
 しかしながら、現計画案の配置をごらんいただきますとおわかりいただけますように、官邸との距離を確保するために、北側、つまり、この図の右側の方へ施設を移動させようとしますと、現在の第一議員会館を取り壊す、そして、その跡地ということか、もしくは、第一と第二議員会館の間に限定されてしまうことになります。
 現在の第一議員会館を取り壊す案につきましては、仮議員棟の問題が出てまいりまして、この仮議員棟につきましては、規模も大きい、それから、仕上げですとか設備内容を勘案した場合に、工事費を含めまして、仮設の域を大きく出たものになってしまうということが予想されます。さらに、第一議員会館の先生方には二回の引っ越しをお願いするということになりますし、工程の延伸期間も長く、また景観面でも、かなり議事堂側に寄るという形になります。
 また、第一と第二議員会館の間につきましては、仮議員棟の問題はなくなりますが、山王坂の廃止ですとかつけかえの問題、さらには、議員棟が議事堂中央部に接近するということで、景観に対する問題が大きくなるということになります。
 さまざまな案を検討いたしましたが、このような観点を総合的に考慮いたしまして、これから御説明を申し上げます二案を提出させていただいております。
 それでは、まず、真ん中の、F1案となっております見直し案でございますが、これは建物の高さを抑えた中層の二棟ということで、計画位置は、先ほど申し上げましたように、なるべく仮設の施設を設けないということで、一棟は現計画案の位置、もう一棟を第二議員会館の南側ということで計画をいたしております。したがいまして、官邸との距離、約七十五メーターは変わりませんが、最高高さにつきましては、高層部分で地上十三階、約六十五メーター、低層部分で約三十メーターということで、低く抑えた形となっております。
 一方、高さを抑え二棟化するとともに、官邸からの距離も確保する案につきましては、同様の理由で仮議員棟を設けないということであれば、資料の右側のF2案になります。ただし、この案につきましては、議員棟の一棟を先行整備するということで、まず現第二議員会館側の建設を行いまして、現在の第一議員会館の先生方に移転をしていただいた後、取り壊しを行いまして、そこに建設をした後、現第二議員会館の先生方に移っていただくというような計画になります。
 したがいまして、この場合、総理官邸側の意見には最も沿う形かと思います。しかも仮議員棟は不要になりますが、一方で、今申し上げましたように、段階的な整備ということになりますので、F1案と比較をいたしまして、途中の段階では、現在の会館と新しい会館を接近して使用するということで、双方の議員室の環境に大きな差が生ずることになります。
 また、二棟の議員棟の完成までには、現計画案やF1案が五年程度であるのに対しまして、約二倍程度の期間を必要とすることになります。また、最終的には、現在の第一と第二の議員室の位置が入れかわるということになります。
 また、両見直し案ともに同じでございますが、このように二棟化する案につきましては、どうしても間に山王坂を挟むことになります。現状と同じように二棟が離れてしまう。通常ですと、地下ですとか、あるいは、よくデパートなどで見られますが、道路上の連絡通路しか認められないということになります。そうなりますと、二棟のつなぎは通路のみとなりますことから、現計画案に比べまして一体性が薄れ、施設の機能性ですとか利便性が落ちることになります。
 したがいまして、可能であれば、山王坂を支障のない位置へつけかえる。ただし、山王坂につきましては、江戸時代からの由緒ある参道でございますので、仮に道路機能を残すということになりますれば、利便性や機能性の問題から、行政上の弾力的な運用や特例措置などによりまして、二棟を参道をまたぐ低層棟で緊密に連絡をする形で、できるだけ一体化を図りたいということでございます。
 また、議事堂正面からの景観につきましては、それぞれ下のモンタージュのようになりまして、高さを低く抑えることからほとんど見えなくなってまいります。ただ、F2案の方で、一棟がやや中央に近づく関係で、少し顔を出すということになります。
 以上申し上げましたような両見直し案のメリット・デメリットを下の「評価」の欄に載せてございます。繰り返しになりますので説明は省略させていただきますが、特に、星印で書いた部分でございますが、そこが両案の大きな違いだというふうに御理解いただければと思います。
 次に、もう一枚、A4の小さな紙を用意してございます。ここでは、さまざまな視点ですとか評価項目ごとに、現計画案と対比する形で両見直し案の評価を行っております。
 まず、官邸サイドということで考えますと、高さや距離の関係で、セキュリティーですとか、施設に対する視線という意味では、F2案の評価が高くなります。一方で、F2案でまいりますと、メーンのアプローチ、正面玄関が官邸側の一画という形になろうかと思いますので、交通の混雑ですとか、あるいは騒音問題、こういったことが発生する可能性がございます。
 次に、会館側からの立場で考えますと、F2案につきましては、仮議員棟を設けるとしますと、引っ越しが二回になる。また、その仮議員棟を避けるということになりますと、段階的な整備となりますことから、一期完成段階での執務環境の差が生ずる。また、最終的に第一と第二の議員室が入れかわるということで、問題点が大きいことになります。
 次に、工期、工事費の観点でございますが、現計画案とF1案では議員棟の完成まで約五年であるのに対しまして、F2案では二倍の約十年となります。また、コストの面でございますが、二棟にすることで、面積ですとか設備、また地下部分がふえることから、どちらの見直し案につきましても、まだ概々算の段階でございますが、約百億円程度の負担増が必要になるというふうに考えております。
 最後に、行政手続の観点から見ますと、景観面では、F2案が、参議院を含めた三棟のバランスにやや難点がございます。山王坂の上空利用に関しましては、両見直し案ともに、二棟の一体化を図るために弾力的な運用が必要ということでございます。
 冒頭に申し上げましたように、詳細につきましては今後も検討が必要ではございますが、仮に二棟案ということになりますと、これまでにお決めいただいた方針を変更していただくことになりますので、御審議、よろしくお願いをしたいと思います。
 以上で説明を終わらせていただきます。
#7
○佐田小委員長 これより懇談に入ります。
    〔午前十一時十五分懇談に入る〕
    〔午前十一時四十六分懇談を終わる〕
#8
○佐田小委員長 これにて懇談を閉じます。
 本日は、これにて散会いたします。
    午前十一時四十七分散会

ソース: 国立国会図書館
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