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2002/06/12 第154回国会 参議院 参議院会議録情報 第154回国会 共生社会に関する調査会 第6号
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2002/06/12 第154回国会 参議院

参議院会議録情報 第154回国会 共生社会に関する調査会 第6号

#1
第154回国会 共生社会に関する調査会 第6号
平成十四年六月十二日(水曜日)
   午後一時開会
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    会 長         小野 清子君
    理 事
                有馬 朗人君
                清水嘉与子君
                田浦  直君
                羽田雄一郎君
                風間  昶君
                吉川 春子君
                高橋紀世子君
    委 員
                有村 治子君
                大仁田 厚君
                大野つや子君
                小泉 顕雄君
                後藤 博子君
                段本 幸男君
                中原  爽君
                山下 英利君
                岡崎トミ子君
                郡司  彰君
                小宮山洋子君
                鈴木  寛君
                山本 香苗君
                林  紀子君
                田嶋 陽子君
   事務局側
       第三特別調査室
       長        岩波 成行君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○調査報告書に関する件
○中間報告に関する件

    ─────────────
#2
○会長(小野清子君) ただいまから共生社会に関する調査会を開会いたします。
 この際、御報告いたします。
 本調査会は、毎年、調査に関する中間報告書を議長に提出することになっております。
 理事会において協議の結果、お手元に配付の共生社会に関する調査報告書(中間報告)案がまとまりました。
 以下、その概要について御説明いたします。
 本調査会は、第百五十二回国会の平成十三年八月に設置され、共生社会に関する調査会としては二期目になります。調査テーマにつきましては、前期の調査会の設置目的等も参考とし、「共生社会の構築に向けて」と定め、具体的な調査事項としては、調査会委員の自由討議を踏まえ、児童虐待防止に関する件を取り上げて調査を行うとともに、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律施行後のフォローアップ調査も行ってまいりました。
 まず、児童虐待防止に関する政府等の取組について、平成十三年十一月十九日及び二十一日に、それぞれ説明を聴取し、質疑を行いました。
 また、平成十三年十二月三日以降、三回にわたり参考人の出席を求め、児童虐待防止の現状と課題について意見を聴取し、質疑を行いました。
 参考人からは、児童虐待の発生予防のための教育や母子保健の役割の見直し、虐待の早期発見・早期対応が可能となる体制の構築等について意見が述べられました。
 平成十四年四月十日、これら参考人質疑等を通じて得られた児童虐待防止に向けての諸課題について、再度、政府等に対し質疑を行いました。
 さらに、五月八日に児童虐待問題に対する調査会委員の認識の共有化を図るとともに、今後の取組の方向性を見いだすため、委員間の自由討議を行いました。
 調査会委員からは、児童虐待問題への取組として、予防、早期発見・早期対応のための体制整備、児童相談所を始めとする関係機関の充実強化、被虐待児及び虐待を行った親等に対する心のケアに関する施策充実の必要性、虐待防止に向けての更なる法的整備の必要性等が指摘されました。
 このほか、平成十四年二月二十七日、第一期の共生社会に関する調査会において起草・提出し、平成十三年十月十三日から施行されている配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律施行後のフォローアップ調査のため、政府等から説明を聴取し、質疑を行いました。
 我が国においては、平成十二年十一月二十日から児童虐待の防止等に関する法律が施行され、国民の関心が高まっておりますが、児童虐待を取り巻く環境は極めて深刻な状況にあります。児童虐待は二十一世紀を担う子どもの人権侵害であるばかりでなく、その生命の危機にもつながりかねない重大な問題であり、虐待を防止し、適切な対応を図っていくことは、児童の権利に関する条約の趣旨に照らしても喫緊の課題であるとの認識の下、本調査会として意見を集約し、提言として取りまとめることといたしました。
 提言の主な内容は、第一に、児童虐待の発生予防対策の充実として、学校教育における異年齢交流の場の確保や子ども自らが自分自身の身を守るような教育の推進、子育て中の親同士が交流・情報交換できるような場の確保、子育て世代の親がゆとりを持って育児にいそしめるような労働環境の整備、保健師に対する教育・研修と人員の確保、妊産婦健診、周産期診療や乳幼児健診の場を通じたハイリスク妊産婦の把握体制の構築などであります。
 第二は、児童虐待を早期発見・早期対応できる体制の確立として、乳幼児健診に来ない家庭の育児状況の把握、職務上虐待を発見しやすい立場にある者への通告義務の周知徹底、通告を受けた場合の児童相談所の安全確認までの期間の明確化、虐待相談件数の増加等に伴う児童相談所職員等の増員、市町村における虐待防止ネットワークの構築などであります。
 第三は、被虐待児への支援体制の確立等として、保育所、幼稚園、小学校等における被虐待児への適切な対応、施設からの一時帰宅や入所措置解除に際しての客観的な基準と手続に関するガイドラインの策定、被虐待児の家庭的養護の比率を高めるための非養子型里親制度の拡充、虐待する親の養育能力を回復させるための治療・指導プログラムの早期確立などであります。
 第四は、性的虐待への適切な対応として、性的虐待を受けた子どもの心身のケアの充実、子どもの事情聴取が困難であることに配慮した刑事司法手続の検討及び二次的被害の防止のための関係職員の教育・研修の充実であります。
 第五は、児童虐待の防止等に関する法律等の見直しに当たって、子どもの人権尊重の理念の明文化を始め、児童虐待の発生予防、早期発見・早期対応、被虐待児への支援等が適切に図られるための検討の必要性などであります。
 以上が調査報告書(中間報告)案の概要でございます。
 調査報告書の提出についてお諮りいたします。
 お手元の配付の共生社会に関する調査報告書(中間報告)案を本調査会の中間報告書として議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#3
○会長(小野清子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
    ─────────────
#4
○会長(小野清子君) この際、お諮りいたします。
 ただいま提出を決定いたしました調査報告書につきましては、議院の会議におきましても中間報告をいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○会長(小野清子君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後一時七分散会
ソース: 国立国会図書館
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