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2002/01/21 第154回国会 参議院 参議院会議録情報 第154回国会 本会議 第1号
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2002/01/21 第154回国会 参議院

参議院会議録情報 第154回国会 本会議 第1号

#1
第154回国会 本会議 第1号
平成十四年一月二十一日(月曜日)
   午前十時二分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議事日程 第一号
  平成十四年一月二十一日
   午前十時開議
 第一 議席の指定
 第二 国務大臣の演説に関する件
    ━━━━━━━━━━━━━
○本日の会議に付した案件
 一、日程第一
 一、元本院議長木村睦男君逝去につき哀悼の件
 一、元議員加藤シヅエ君逝去につき哀悼の件
 一、議員真島一男君逝去につき哀悼の件
 一、特別委員会設置の件
 一、日程第二

     ─────・─────
#3
○議長(井上裕君) 第百五十四回国会は本日をもって召集されました。
 これより会議を開きます。
 日程第一 議席の指定
 議長は、本院規則第十四条の規定により、諸君の議席をただいまの仮議席のとおりに指定いたします。
     ─────・─────
#4
○議長(井上裕君) 元本院議長木村睦男君は、昨年十二月七日逝去されました。誠に痛惜哀悼の至りに堪えません。
 同君に対しましては、議長は、既に弔詞をささげました。
 ここにその弔詞を朗読いたします。
   〔総員起立〕
 参議院は わが国 民主政治発展のため力を尽くされ さきに参議院議長として憲政の発揚につとめ 特に院議をもって永年の功労を表彰せられ また国務大臣としての重任にあたられました 元議員正三位勲一等木村睦男君の長逝に対し つつしんで哀悼の意を表し うやうやしく弔詞をささげます
     ─────・─────
#5
○議長(井上裕君) さきに院議をもって永年在職議員として表彰されました元議員加藤シヅエ君は、昨年十二月二十二日逝去されました。誠に痛惜哀悼の至りに堪えません。
 つきましては、この際、院議をもって同君に対し弔詞をささげることといたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○議長(井上裕君) 御異議ないと認めます。
 弔詞を朗読いたします。
   〔総員起立〕
 参議院は わが国 民主政治発展のため力を尽くされ 特に院議をもって永年の功労を表彰せられ さきに運輸委員長公害対策及び環境保全特別委員長等の重任にあたられました 元議員従三位勲一等加藤シヅエ君の長逝に対し つつしんで哀悼の意を表し うやうやしく弔詞をささげます
     ─────・─────
#7
○議長(井上裕君) 議員真島一男君は、昨年十一月二十二日逝去されました。誠に痛惜哀悼の至りに堪えません。
 同君に対しましては、議長は、既に弔詞をささげました。
 ここにその弔詞を朗読いたします。
   〔総員起立〕
 参議院は わが国 民主政治発展のため力を尽くされ さきに農林水産委員長の重任にあたられました 議員従四位勲二等真島一男君の長逝に対し つつしんで哀悼の意を表し うやうやしく弔詞をささげます
    ─────────────
#8
○議長(井上裕君) 北澤俊美君から発言を求められております。この際、発言を許します。北澤俊美君。
   〔北澤俊美君登壇〕
#9
○北澤俊美君 本院議員真島一男君は、昨年十一月二十二日、心不全のため長岡赤十字病院において急逝されました。時あたかも、君が人生を懸けてなし得た国政への復帰後の初の国会となった第百五十三回国会の終盤に近い朝でありました。君の胸中に去来したものを思うとき、ただただ痛惜の涙でこたえる以外何もできない我が身が無念であります。
 私は、本日ここに皆様のお許しをいただき、議員一同を代表して、従四位勲二等故真島一男君の御生前をしのび、謹んで哀悼の言葉をささげたいと存じます。
 私は、真島一男君の訃報を長野の地で伺いました。長野は快晴であり、国会開会中の東京も快晴でありました。独り長岡は、君の急逝を悲しむかのごとく、終日曇り空でありました。「星一つ生命燃えつつ流れけり」、君の訃報を聞いて私の脳裏に浮かんだ高浜虚子の句であります。
 私は、真島一男君にお別れの言葉をささげるに当たって、君の友人、知人から数多くの思いをお寄せいただきました。その交友関係の広さ、思い出の数々、そして六十九年の人生でなし得た事績の膨大さ、こんなにも広く人生のフィールドを縦横に駆け巡った人を私はほかに知りません。草稿を練りつつ、君は力の限り生きながら燃え尽きて私たちの前から走り去ったのかと、改めて思い知らされたのであります。
 あのトレードマークとなっていたウエリントン型のやや大きめの黒縁眼鏡の奧の細い目、ついだれもが話し掛けたくなるような優しい笑顔、そして不屈の越後人魂、忽然として旅立たれた真島一男君、春秋六十九年、君の人生は短く無念でありましょうが、また、実り多き生涯でもありました。
 ともに力を合わせ、永遠に寄り添うことを願った奥様、そして御遺族の方々に数多くの思い出を残された真島一男君は、政治家としても一社会人としても、立派に生きたあかしを残されたことを御報告し、心からお悔やみを申し上げます。
 真島一男君は、昭和七年十月二十八日、新潟県長岡市に生をうけ、その壮健な体格を生かし、サッカーなどのスポーツに興じ、また、親思いの優しい心をはぐくみながら、多感な少年期において万丈の人生の原型を形作られたのであります。
 やがて俊英として頭角を現した君は、「雪国の興亡はそりに頼る生活からの脱却に掛かっており、これをやり抜く」との言葉どおり、熱い心を持って旧建設省に奉職され、三十一年間にわたり行政官として過ごされ、優れた数々の業績を残されました。その背景には、息をつく暇もなく働き通し、かじかむ手を赤く染めながら水仕事にいそしむお母様の姿を間近に見続けてきた君の心に、雪国での人々の暮らしを少しでも楽にしてあげたいとの強い思いが芽生え、当時としては珍しかった電気洗濯機を初給与の中からお母様にプレゼントされるなど、君の持つ慈愛の深さが人としてその資質を磨き上げたにほかなりません。
 そして君は、その熱心な仕事ぶりに周囲から高い評価と信頼を得ることになり、早くから指導的な立場で行政の指揮をされたのであります。関屋分水路の用地問題という実に困難な仕事に直面した君のいちずな対応ぶりから事態解決の糸口が見いだされ、その後、越後平野を洪水から守ったこと、また、関西国際空港建設プロジェクトに関する米国企業参入問題に係る日米事務レベル協議において、君の昼夜を問わない獅子奮迅の働きにより、難航を窮めた交渉を解決に導かれたこと、さらに、二千三百万人余の入場者を得た国際花と緑の博覧会を史上最大規模のものとし、成功裏に導かれたこと、そして、道路へ大容量光ファイバーという新しい価値を付加し、国土を一大情報ネットワークとして活用するという卓抜した着想など、君の功績には枚挙にいとまがないものがあり、改めてその先見性に敬意を表するものであります。
 私が社会人となって民間会社に在籍していた時代、さらにその後、県会議員として社会資本整備に強くかかわりを持つ中で、当時、既にその名を知られていた君に教えを請い、しばしば訪ねる私を励まし、隣県の交誼をもって県政の発展のために多大なお力添えをいただくなど、いつも温かく包み込むその誠実さに強い敬慕の念を抱かざるを得ませんでした。
 やがて君は、新たに国政という立場から、日本の国土を均衡の取れた発展に導くため、長きにわたり活躍されてきた旧建設省を辞し、平成二年の参議院新潟県選出議員補欠選挙に郷土の衆望を担って出馬されました。その結果は、地元の方々がいかに君に信頼を寄せていたかを如実に示すがごとく見事に初陣を飾られました。そして、続く平成四年の参議院議員通常選挙において再選の栄冠を得られたのであります。
 このとき、私は参議院に初当選し、ともに竹下登先生の下で国政に参画し、君の御指導を仰ぐこととなったのであります。しかし、それもつかの間、大きな政局の流れの中で分裂・離党となりましたが、君は、その間、慰留の気持ちを強く持ちながらも私の政治信条に理解を示し、有益なる示唆を与えてくれたのでありました。その後、お互いに立場は変わっても長く御親交をつなぐことができましたのも、君の大きな包容力のしからしめるところでありました。
 参議院において、君は、その幅広い見識を遺憾なく発揮され、内閣、大蔵を始めとする数多くの委員会の理事、委員などの要職を歴任されましたが、中でも、君の政治生活を印象付けたものに、通産政務次官の任期中において時代の行く末を見据えたリサイクル法の制定に意を尽くされたことに加えて、参議院アメリカ金融問題調査団長として渡米し、バブル対策の立案に奔走されるそのお姿がありました。その後、農林水産委員長としても活躍をされるなど、参議院議員たる者はかくあれと、身をもって範を示すなど、国政に尽瘁されたのであります。
 君は、仕事に精進される傍ら、「マーサン」という愛称で親しまれながら、ゴルフ、マージャン、囲碁などを通じて多くの方々との交遊も大切にされ、その幅広い交流と着想には、ちゃめっ気を込めた人間の幅とロマンを感じさせるものがありました。その一端は、格言、翻訳など多くの著作物の端々に表されるように、著者の心がそのまま読者に伝わるものでありました。例えば、ベンジャミン・フランクリンの「プーア・リチャードの暦」という格言集を翻訳、出版されましたが、本書は日本図書館協会選定図書に選ばれ、ベストセラーにもなったのであります。また、君の古いノート一杯に書き付けられた名言・格言を集大成した名著「心に響く今日の名言」を手にした人は、どれほど励まされ、また勇気付けられたか計り知れません。
 このように人生を深く洞察した文人政治家として輝かしい人生を歩んだ君ではありますが、その足跡は必ずしも平たんな道ばかりではありませんでした。平成十年の参議院議員通常選挙において次点という苦杯をなめたとき以来、君は新潟県内をくまなく巡られる日々において、地域の人々に不屈の政治家との印象を鮮烈に与えるところとなったのであります。現在の私の議員宿舎の部屋は、君が以前使われていた部屋であり、再起を期して刻苦勉励されている君の姿がいっときも私の脳裏から離れることはありませんでした。
 このような不動の信念に貫かれた君は、並々ならぬ闘志を燃やされ、昨年七月の参議院議員通常選挙において返り咲きの栄冠を獲得されました。
 今日、我が国は解決すべき多くの課題を抱えておりますが、特に、君の専門分野である生活環境整備から都市再生に至る幅広い政策展開が現下の急務となり、時代をリードするアイデアを駆使し得る参議院きっての政策エキスパートとして参議院自由民主党政策審議会の副会長としての活躍が強く望まれていたところであります。
 しかし、あれほど強靱と見受けられた君の体もひそかに病魔に侵され始めていたのであります。人の定めは静かに受け入れなければならないと申します。しかしながら、老少不定、生者必滅のことわりに自らを納得させようとするも、君の御逝去は、奥様を始め御遺族の悲しみはもとより、郷里の新潟県そして国政にとっても痛恨事というほかありません。
 「困っている人に手を差し伸べる平和な政治、美しさのある地域づくり」を高らかにうたい上げながら、道半ばで倒れられた君の心情を推察するとき、胸の痛みを禁じ得ません。君を政治に駆り立てたものは何か、生涯を懸けてつくろうとしたものは何かをよくかみしめ、二十一世紀の国づくりに反映するよう全力を尽くすことをお誓いいたします。
 いつの時代も夫婦ともに相携えて生きてきた君が、療養中に奥様からこれからは楽しく生きていきましょうと励まされていたことなどを伺うにつけ、君の旅立ちに無念の思いは募るばかりであります。
 思い出は限りなく尽きませんが、真島一男君の在りし日をしのびつつ、ここに謹んで、本院を代表して、心から哀悼の意を表し、お別れの言葉といたします。
  平成十四年一月二十一日
          参議院議員 北澤 俊美 
     ─────・─────
#10
○議長(井上裕君) この際、特別委員会の設置についてお諮りいたします。
 災害に関する諸問題を調査し、その対策樹立に資するため、委員二十名から成る災害対策特別委員会を、
 沖縄及び北方問題に関する対策樹立に資するため、委員二十名から成る沖縄及び北方問題に関する特別委員会を、
 国会等の移転に関する調査のため、委員二十名から成る国会等の移転に関する特別委員会を、
 金融問題及び経済活性化に関する調査のため、委員二十五名から成る金融問題及び経済活性化に関する特別委員会を、
 また、政治倫理の確立及び選挙制度に関する調査のため、委員三十五名から成る政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を、
それぞれ設置いたしたいと存じます。
 まず、災害対策特別委員会、沖縄及び北方問題に関する特別委員会、金融問題及び経済活性化に関する特別委員会並びに政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会を設置することについて採決をいたします。
 以上の四特別委員会を設置することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○議長(井上裕君) 御異議ないと認めます。
 よって、災害対策特別委員会外三特別委員会を設置することに決しました。
 次に、国会等の移転に関する特別委員会を設置することについて採決をいたします。
 本特別委員会を設置することに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔賛成者起立〕
#12
○議長(井上裕君) 過半数と認めます。
 よって、本特別委員会を設置することに決しました。
 本院規則第三十条の規定により、議長は、議席に配付いたしました氏名表のとおり特別委員を指名いたします。
    ─────────────
   議長の指名した委員は左のとおり
○災害対策特別委員
      大仁田 厚君    加治屋義人君
      景山俊太郎君    柏村 武昭君
      岸  宏一君    小泉 顕雄君
      斉藤 滋宣君    鶴保 庸介君
      中川 義雄君    宮崎 秀樹君
      神本美恵子君    高橋 千秋君
      谷林 正昭君    山根 隆治君
      山本 孝史君    加藤 修一君
      弘友 和夫君    大沢 辰美君
      大門実紀史君    山本 正和君
○沖縄及び北方問題に関する特別委員
      後藤 博子君    佐藤 泰三君
      伊達 忠一君    中川 義雄君
      仲道 俊哉君    西田 吉宏君
      西銘順志郎君    日出 英輔君
      森田 次夫君    脇  雅史君
      岩本  司君    海野  徹君
      木俣 佳丈君    佐藤 泰介君
      佐藤 雄平君    遠山 清彦君
      渡辺 孝男君    紙  智子君
      小泉 親司君    島袋 宗康君
○国会等の移転に関する特別委員
      有馬 朗人君    大野つや子君
      太田 豊秋君    河本 英典君
      沓掛 哲男君    国井 正幸君
      近藤  剛君    鈴木 政二君
      保坂 三蔵君    伊藤 基隆君
      江本 孟紀君    谷  博之君
      長谷川 清君    和田ひろ子君
      草川 昭三君    浜田卓二郎君
      福本 潤一君    井上 美代君
      西川きよし君    渕上 貞雄君
○金融問題及び経済活性化に関する特別委員
      荒井 正吾君    入澤  肇君
      久世 公堯君    小斉平敏文君
      小林  温君    佐々木知子君
      佐藤 昭郎君    田中 直紀君
      野上浩太郎君    林  芳正君
      福島啓史郎君    若林 正俊君
      浅尾慶一郎君    今泉  昭君
      櫻井  充君    広中和歌子君
      円 より子君    峰崎 直樹君
      荒木 清寛君    山口那津男君
      池田 幹幸君    小池  晃君
      岩本 荘太君    平野 達男君
      大田 昌秀君
○政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員
      阿南 一成君    愛知 治郎君
      有村 治子君    金田 勝年君
      木村  仁君    倉田 寛之君
      清水 達雄君    段本 幸男君
      月原 茂皓君    中島 眞人君
      藤井 基之君    松村 龍二君
      三浦 一水君    森元 恒雄君
      矢野 哲朗君    吉田 博美君
      吉村剛太郎君    池口 修次君
      小川 勝也君    小林  元君
      佐藤 道夫君    高嶋 良充君
      千葉 景子君    藤井 俊男君
      簗瀬  進君    山下八洲夫君
      木庭健太郎君    森本 晃司君
      山本  保君    井上 哲士君
      池田 幹幸君    八田ひろ子君
      大江 康弘君    広野ただし君
      又市 征治君
    ─────────────
#13
○議長(井上裕君) これにて休憩いたします。
   午前十時二十四分休憩
     ─────・─────
   午後二時三十六分開議
#14
○議長(井上裕君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 日程第二 国務大臣の演説に関する件
 財務大臣から財政について発言を求められております。これより発言を許します。塩川財務大臣。
   〔国務大臣塩川正十郎君登壇、拍手〕
#15
○国務大臣(塩川正十郎君) 今般、さきに策定されました緊急対応プログラムを受けて、平成十三年度補正予算(第2号及び特第2号)を提出することとなりました。その御審議をお願いするに当たり、補正予算の大要について御説明いたします。
 まず、最近の経済情勢とさきに策定されました緊急対応プログラムについて申し述べます。
 政府は、改革なくして成長なしとの基本的考え方の下、状況の変化に細心の注意を払いながら、各般の構造改革を積極的に推進することを経済財政運営の基本としており、昨年十月には、構造改革を進めていく上で先行して決定、実施すべき施策を盛り込んだ改革先行プログラムを策定し、これを受けて、雇用対策等に重点を置いた第一次補正予算を編成いたしました。
 その後、米国における同時多発テロ事件の発生を契機に世界経済が同時不況に陥るリスクが高まる中、我が国の景気は、生産、設備投資が減少し、個人消費が弱含むなど、一段と悪化してまいりました。
 こうした経済環境の急激な変化に対応し、構造改革をより一層推進しつつ、デフレの進行と相まって景気が加速度的に悪化することを回避するため、地域における基盤整備の要請も踏まえ、政府は、去る十二月、緊急対応プログラムを策定いたしました。
 同プログラムにおいては、構造改革に資する重点分野に注力して社会資本の整備を行うこととし、都市機能の一層の高度化、国際化、環境に配慮した活力ある地域社会の実現、科学技術、教育、ITの推進による成長フロンティアの拡大及び少子高齢化への対応、この四つの政策課題の下、民間投資の創出、就業機会の増大に資し、早期執行が可能で経済への即効性が高く、緊急に実施の必要のある事業を盛り込んでおります。
 次に、今般提出いたしました平成十三年度補正予算の大要について御説明申し上げます。
 今申し上げました緊急対応プログラムを実施するため、一般会計補正予算については、歳出面において、産業投資特別会計へ二兆五千億円を繰り入れるほか、一般会計施行分として千三百九十二億円を計上しております。
 歳入面においては、安易な国債増発によることなく、日本電信電話株式会社の株式の売払収入による国債整理基金の資金を活用するための国債整理基金特別会計からの受入金二兆五千億円のほか、一般会計施行分の財源として産業投資特別会計からの受入金一千三百二十六億円を計上し、合計二兆六千三百九十二億円を計上することといたしております。
 これらの結果、平成十三年度一般会計第二次補正後予算の総額は、八十六兆三千五百二十六億円となります。
 また、産業投資特別会計補正予算については、社会資本整備勘定において、今申しましたように一般会計から二兆五千億円を歳入として受け入れ、歳出として改革推進公共投資特別措置二兆五千億円を計上することといたしております。その内訳は、都市機能高度化等対策費といたしまして六千二百七十八億円、環境配慮型地域社会実現対策費といたしまして六千五百五十八億円、科学技術等対策費といたしまして八千七百二十億円、少子高齢化対策費といたしまして三千四百四十四億円であります。
 以上の一般会計及び産業投資特別会計の予算補正に関連して、その他の特別会計予算についても所要の補正を行うことといたしております。
 財政投融資計画につきましては、この補正予算において、国営土地改良事業特別会計に対し、百十三億円を追加することとしております。
 なお、今回の補正予算を実施するため、別途、日本電信電話株式会社の株式の売払収入の活用による社会資本の整備の促進に関する特別措置法等の一部を改正する法律案を提出し、御審議をお願いすることとしております。
 以上、平成十三年度補正予算の大要について御説明いたしました。
 今回の補正予算は、経済環境の急激な変化に対応して、構造改革を推進しつつ、高い経済効果が期待できる施策について緊急実施をするために編成したものであります。
 何とぞ、御審議の上、速やかに御賛同いただきますようお願い申し上げます。
 ありがとうございました。(拍手)
#16
○議長(井上裕君) ただいまの演説に対する質疑は次会に譲りたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#17
○議長(井上裕君) 御異議ないと認めます。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後二時四十三分散会
     ─────・─────
ソース: 国立国会図書館
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