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2001/05/22 第151回国会 参議院 参議院会議録情報 第151回国会 内閣委員会 第10号
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2001/05/22 第151回国会 参議院

参議院会議録情報 第151回国会 内閣委員会 第10号

#1
第151回国会 内閣委員会 第10号
平成十三年五月二十二日(火曜日)
   午後零時二十五分開会
    ─────────────
   委員の異動
 五月十七日
    辞任         補欠選任
     川橋 幸子君     小山 峰男君
 五月十八日
    辞任         補欠選任
     森田 次夫君     鴻池 祥肇君
     富樫 練三君     市田 忠義君
 五月二十一日
    辞任         補欠選任
     鴻池 祥肇君     森田 次夫君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         江本 孟紀君
    理 事
                宮崎 秀樹君
                森田 次夫君
                小宮山洋子君
                簗瀬  進君
    委 員
                鹿熊 安正君
                中原  爽君
                仲道 俊哉君
                山崎 正昭君
                円 より子君
                大森 礼子君
                白浜 一良君
                大沢 辰美君
                照屋 寛徳君
   国務大臣
       国務大臣
       (経済財政政策
       担当大臣)    竹中 平蔵君
   副大臣
       内閣府副大臣   松下 忠洋君
   大臣政務官
       内閣府大臣政務
       官        渡辺 博道君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        舘野 忠男君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○理事補欠選任の件

    ─────────────
#2
○委員長(江本孟紀君) ただいまから内閣委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 昨日までに、川橋幸子君及び富樫練三君が委員を辞任され、その補欠として小山峰男君及び市田忠義君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(江本孟紀君) 理事の補欠選任についてお諮りいたします。
 委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。
 理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#4
○委員長(江本孟紀君) 御異議ないと認めます。
 それでは、理事に森田次夫君を指名いたします。
    ─────────────
#5
○委員長(江本孟紀君) この際、国務大臣から発言を求められておりますので、これを許します。竹中国務大臣。
#6
○国務大臣(竹中平蔵君) 経済財政担当及びIT担当としてごあいさつを申し上げたいと思います。
 まず、こういうそうそうたる先生方と御議論する機会を与えられましたこと、大変光栄に思います。にもかかわらず、海外出張等々が続きまして、ごあいさつの機会がおくれましたことをおわび申し上げたいと思います。
 皆様もよく御承知のように、現在の最重要課題というのは、聖域なき構造改革を断行することによって経済の再生を図るということだと思います。
 しかしながら、当面の景気というのはさらに弱含んでいる。先行きにもアメリカ経済の減速でありますとか設備投資の鈍化の兆しでありますとか、懸念すべき点が見られています。
 こうした景気の脆弱性の背景には実は構造改革、構造問題というのが存在するわけで、これに向けて、まず緊急経済対策を速やかに実行に移して日本経済の再生に努めていきたいというふうに考えています。この経済対策というのは、実は新たに経済のサプライサイド、供給側の政策を重視して推進するというところに大きな特徴があるというふうに認識しています。不良債権の処理でありますとか資本市場の構造改革を重視する政策へのかじ取りを行うものというふうに位置づけています。
 また、構造改革なくして景気回復はないという強い決意のもとに、痛みを恐れず経済・財政の構造改革を断行していきたいというふうに考えます。
 構造改革の中身は大きく三つあると思います。
 第一は、まず、二年から三年以内に不良債権の最終処理を目指すということです。その過程で、銀行の株式保有制限とか株式取得機構についての問題、さらにはこれを金融システム安定化と市場メカニズムとの調和を念頭に具体化を図りたいというふうに思います。
 第二の構造改革というのは、経済が持っている本来の成長力、すなわち潜在成長力そのものを高めるための政策、具体的には競争政策、規制改革を推進するということが中心になると思います。中でも私の担当でありますIT革命をここで推進するということは大変重要だと思います。
 御承知のように、昨年のIT戦略会議で五年以内に日本を世界最先端のIT国家にするという非常に野心的な目標が立てられているわけでありまして、それを受けてe―Japan重点計画は既につくられている。これを着実に実行して、さらに今回e―Japan二〇〇二プログラムといういわば二〇〇二年を目指した中間目標を設定することによって、これを強力に推進していきたいというふうに思っています。特に、すべての国民がIT活用のメリットを十分享受できるように、電子商取引等に対する消費者の信頼確立を図る、さらには個人情報の保護でありますとか情報セキュリティー対策というものにも努めていきたいと思います。
 構造改革の第三は、財政構造の改革であります。
 日本が巨額の財政赤字を抱えているということは、もう皆さんよく御承知のとおりであります。この状況を改善して、二十一世紀にふさわしい簡素で効率的な政府をつくるということが目標であります。そのために来年度から財政健全化に向けてスタートを切ることが重要であるというふうに考えています。
 また、こうした新内閣の政策に対して、実は先週、OECDの閣僚理事会に出席し、説明してまいりましたけれども、各国からは高い評価が与えられたということをぜひ御報告したいと思います。政府のストロングインテント、非常に強い決意をウエルカムする、歓迎するというような表現が用いられました。
 こうした経済財政上の重要課題の解決に当たって、総理のリーダーシップのもとで政治主導の政策決定をするということが大変重要でありますけれども、そのための器として経済財政諮問会議があります。これは極めて重要な役割を担うというふうに考えています。この経済財政諮問会議では、六月をめどに、来年度予算を初めとする今後の経済財政運営でありますとか、さらに経済社会の構造改革に関する基本方針を作成するということを今目指しているところであります。
 構造改革には痛みも伴うわけでありますけれども、これを柔軟かつ大胆な政策運営で乗り切ると。さまざまな形でその過程で国民との対話を強化して、政策の決定、議論、それと実施の過程、つまり政策のプロセスそのものを国民の前に明らかにして、広く理解と問題意識を国民と共有するということが重要だというふうに思います。また、消費者契約法の実効性確保等による消費者保護の推進でありますとか、NPOの活動促進等によって、国民が生活の真の豊かさをより実感できるような経済社会の実現に努めていきたいというふうに考えています。
 経済財政運営がこれから間違いなく正念場を迎えると思います。そういった意味で、責任の重さを痛感しながらも、そのかじ取り役として経済財政運営に万全を期す決意でおりますので、委員長を初め、理事、委員各位の皆様の御理解と御協力を切にお願い申し上げる次第であります。
 ありがとうございました。(拍手)
#7
○委員長(江本孟紀君) 以上で発言は終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時三十一分散会
ソース: 国立国会図書館
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