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1950/12/01 第9回国会 参議院 参議院会議録情報 第009回国会 労働委員会 第3号
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1950/12/01 第9回国会 参議院

参議院会議録情報 第009回国会 労働委員会 第3号

#1
第009回国会 労働委員会 第3号
昭和二十五年十二月一日(金曜日)
   午後三時二十一分開会
  ―――――――――――――
  委員の異動
本日委員池田七郎兵衞君辞任につき、
その補欠として山田佐一君を議長にお
いて選定した。
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○專門員の補充に関する件
○公共企業体労働関係法の改正に関す
る調査の件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(赤松常子君) 大変お待たせいたしました。只今より労働委員会を開会いたしますが、先ず最初に專門員補充の件についてお諮りいたします。臨時国会が開かれ引續いて通常国会も間近に迫り、忙しくなつて参りましたので、至急欠員中の專門員を補充をいたしたいと思いまして、理事のかたがたと相談いたして参つたのでございますが、先日の委員長理事打合会におきまして、次のかたを推薦いたすことに決定いたしましたので御賛同をお願いいたしたいと存じます。そこで推薦いたしますかたは高戸義太郎氏と申しまして、履歴は長野県松本市出身のかたで、松本高等学校卒業後、東京大学社会学科を卒業され、その後、鈴木文治氏経営の内外社会問題調査所に勤務され、更に日鉄鉱業株式会社に勤務、現在日本労働組合総同盟出版部長をしているかたでございます。その性格も非常に地味なかたでございまして、こういう專門員のお仕事には適当なかたと存じて、おりますが、如何でございましようか。
#3
○中村正雄君 理事会で一応皆さん了解しているわけですか。
#4
○委員長(赤松常子君) さようでございます。
#5
○中村正雄君 それでは異議ございません。
#6
○委員長(赤松常子君) 異議なしのお声でございますから、それでは御異議ないものと認めまして正式な手續を進めたいと存じます。
#7
○委員長(赤松常子君) それでは次の議題に進みたいと存じますが、本日は、公共企業体労働関係法の改正に関する調査から始めたいと思いますが、先日委員会で配布いたしました改正案について、その時お打合せいたしました通り、若干訂正いたすことになりましたので、この改正案が本日の審議の直接の対象となつております関係上、その全文を改めて御紹介申上げたいと存じます。調査員から紹介いたします。
#8
○調査員(金丸計三君) 朗読いたします。
   (資金の追加支出に関する政府の義務)
  第十六條 公共企業体の予算上又は資金上国会の議決を経なければその履行のための支出をすることが不可能な内容の協定が締結された場合には、政府は、協定の締結後二十日以内(国会が閉会中の場合において、協定の締結後十五日以内に国会が召集されないときは、召集後五日以内)に、国会に対し、その支出のため必要な追加予算又は予算の修正を提出し、その議決を求めなければならない。
  2 公共企業体は、前項に規定する国会の議決があるまでは、同項の協定に基いて予算三又は資金上支出の不可能ないかなる資金といえども支出してはならない。同項に規定する議決があつたときは、公共企業体は、協定の締結の際既に当該議決があつたものとみなして履行しなければならない。
  3 協定の履行のための支出が翌年度以降の予算又は資金にかかわるときは政府は、当該年度の予算において、その支出を可能にする措置をしなければならない。
第二十五條は現行のままであります。
#9
○委員長(赤松常子君) この調査は二十五年四月二十五日の議院運営委員会の全会一致の決定の上、その要請によつて開始されたもので、第七国会以来継續して参つたものであります。当初の予定では、労働問題がその性質上速かなる解決を必要とするために、至急結論を得たいと考え、又努力して参つたのでありますが、参議院議員の改選など種々なる支障があつて、長い間、基礎的調査の範囲を出ることができなかつたのであります。然るにその後、第八国会に至り、調査は急速に進展し、今までの基礎的調査の上に立つて立案に着手することとなり、会期末に公共企業体労働関係法の改正に関する小委員会によつて公労法改正に関する参考案が作成せられ、本委員会に報告されるに至つたのでございます。その後委員会は、この参考案を土台に閉会中も審議して参つたのでありますが、更に改正の趣旨を徹底させるために、参考案を法律技術的観点から精査するよう事務局に命じ、その結果、初めに朗読いたしましたような改正案ができるに至つたのでございます。而して委員会といたしましては、これを開始するに至つた当初の終戰、労働問題の性質並びに今までなされた調査の経過等より考えまして、委員会として、すでに、結論を出さねばならない時期に至つてと考えるのでありますが、この点お含みの上、御審議をお願いいたしたいと存じます。
#10
○原虎一君 大体社会党としましては、先般の委員会で申上げたのですが、まだこれ以上の改正の必要の点もありますけれども、暫定的に、現在問題の焦点になつておりますこの十六条関係は、こういうふうに改正されることに賛成、ということになつておりますから、さよう運営委員会で議長に報告をすると同時に、こういうふうに改正するためにも努力をしたい。こういう決定になつておりますから御報告申上げます。
#11
○波多野林一君  緑風会のほうは、実はまだ、議員総会を開く機会がなかつたので正式に諮つておりません。で、本日も先ほど相談をいたしましたが、明日政調会で協議をすることになつておりますから、次回まで御延期を願いたいと思います。
#12
○堀眞琴君 労農党といたしましては、公労法の問題は非常に重大な関心を持つておるのでありまして、むしろ全面的な修正を私共は要望しているわけなんでありますから、十六条に関する限りは、一応暫定的な措置としてこの修正案に私共は賛成いたします。
#13
○委員長(赤松常子君) 今日は民主党は御出席がございませんが。
#14
○一松政二君 今日ここで賛否を明らかにするわけですか。
#15
○委員長(赤松常子君) いえ、やはり各会派のかたがたの御愼重なる御審議を待つていたしたいと思つておりますし、民主党の御意見もちよつと伺いたいと思つているのでございますが、先程から秘密会が續行されておりまして、まだ終らたいそうでありますので、如何いたしましようか。
#16
○一松政二君 緑風会の御要望もございますので、次回にして頂きたいと思います。
#17
○委員長(赤松常子君) それでは次回に決定いたします。では、会期も少うございますので、できるだけ次回までに御態度の決定をお願いいたしたいと思います。次回はいつにいたしましようか。
#18
○中村正雄君 次回は五日午後一時からにお願いします。
#19
○委員長(赤松常子君) よろしゆうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#20
○委員長(赤松常子君) それでは、そのときはどうぞ全員御出席を願います。
 本日はこれにて閉会いたします。
   午後三時三十二分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     赤松 常子君
   理事
           一松 政二君
           原  虎一君
           波多野林一君
   委員
           宮田 重文君
           山田 佐一君
           中村 正雄君
           山花 秀雄君
           早川 愼一君
           堀木 鎌三君
           堀  眞琴君
  事務局側
   常任委員会調査
   員       金丸 計三君
ソース: 国立国会図書館
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