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1950/11/21 第9回国会 参議院 参議院会議録情報 第009回国会 本会議 第1号
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1950/11/21 第9回国会 参議院

参議院会議録情報 第009回国会 本会議 第1号

#1
第009回国会 本会議 第1号
昭和二十五年十一月二十一日(火曜日)
   午前十時六分開議
    ━━━━━━━━━━━━━
 議事日程 第一号
  昭和二十五年十一月二十一日
   午前十時 開議
 第一 常任委員長の選挙
 第二 会期の件
    ━━━━━━━━━━━━━
#2
○議長(佐藤尚武君) 第八回国会閉会後における諸般の報告は朗読を省略いたします。
     ―――――・―――――
#3
○議長(佐藤尚武君) 本院規則第十四條により、諸君の議席は現在の仮議席の通り指定いたします。
     ―――――・―――――
#4
○議長(佐藤尚武君) これより本日の会議を開きます。この際お諮りいたします。星一君から海外旅行のため会期中、鈴木文四郎君から病院のため十四日間請暇の申出がございました。いずれも許可することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。
     ―――――・―――――
#6
○議長(佐藤尚武君) 日程第一、常任委員長の選挙。
 これより欠員中の運輸委員長及び建設委員長の選挙を行います。
#7
○愛知揆一君 運輸委員長及び建設委員長の選挙は、成規の手続を省略して、議長において指名せられんことの動議を提出いたします。
#8
○中村正雄君 愛知君の動議に賛成いたします。
#9
○議長(佐藤尚武君) 愛知揆一君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

#10
○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。つきましては議長は植竹春彦君を運輸委員長に、小林英三君を建設委員長にそれぞれ指名いたします。(拍手)
 議事の都合により暫時休憩いたします。
   午前十時八分休憩
     ―――――・―――――
   午前十一時四十五分開議
#11
○議長(佐藤尚武君) 休憩前に引続き会議を開きます。
 この際、新たに議席に着かれました議員を御紹介いたします。議席第六十二番、地方選書議員、茨城県選出、宮田重文君。
   〔宮田重文君起立、拍手〕
     ―――――・―――――
#12
○議長(佐藤尚武君) 宮田重文君を労働委員に指名いたします。
     ―――――・―――――
#13
○議長(佐藤尚武君) 日程第二、会期の件。
 本院規則第二十二條により、議長は衆議院議長と協議いたしまして、会期を十八日間と協定いたしました。議長が協定いたしました通り会期を十八日間とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
   〔総員起立〕
#14
○議長(佐藤尚武君) 総員起立と認めます。よつて会期は全会一致を以て十八日間と決定いたしました。
     ―――――・―――――
#15
○愛知揆一君 私はこの際、電力問題に関する調査のため特別委員会を設置し、その員数を三十名とする動議を提出いたします。
#16
○中村正雄君 愛知君の動議に賛成します。
#17
○議長(佐藤尚武君) 愛知君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつて電力問題に関する調査のため特別委員会を設置することに決しました。
 本院規則第三十條により、議長が指名いたしました、特別委員の氏名を朗読いたさせます。
   〔海保参事朗読〕
 電力問題に関する特別委員
   秋山俊一郎君  石坂 豊一君
   石原幹市郎君  大屋 晋三君
   岡田 信次君  古池 信三君
   重宗 雄三君  高橋進太郎君
  橋本萬右衞門君  江田 三郎君
   栗山 良夫君  島   清君
   三輪 貞治君  森下 政一君
   山田 節男君  吉田 法晴君
   加賀  操君  野田 俊作君
   溝口 三郎君  山川 良一君
   結城 安次君  久松 定武君
   岩木 哲夫君  小川 久義君
   境野 清雄君  西田 隆男君
   東   隆君  佐々木良作君
   水橋 藤作君  須藤 五郎君
     ―――――・―――――
#19
○愛知揆一君 私はこの際、在外同胞引揚問題に関する調査のため特別委員会を設置し、その員数を二十名とする動議を提出いたします。
#20
○中村正雄君 愛知君の動議に賛成します。
#21
○議長(佐藤尚武君) 愛知君の動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#22
○議長(佐藤尚武君) 御異議ないと認めます。よつて在外同胞引揚問題に関する調査のため特別委員会を設置することに決しました。
 本院規則第三十條により、議長が指名いたしました特別委員の氏名を朗読いたさせます。
   〔海保参事朗読〕
 在外同胞引揚問題に関する特別委員
   石川 榮一君  大谷 瑩潤君
   草葉 隆圓君  長島 銀藏君
   森田 豊壽君  安井  謙君
   内村 清次君  河崎 ナツ君
   小酒井義男君  曾祢  益君
   森崎  隆君  飯島連次郎君
   高良 とみ君  杉山 昌作君
   鈴木 直人君  紅露 みつ君
   木内キヤウ君  千田  正君
   堀  眞琴君  兼岩 傳一君
     ―――――・―――――
#23
○議長(佐藤尚武君) 議員柴田政次君は九月十五日に、議員佐々木鹿藏君は十一月二日に、議員土屋俊三君は十一月六日に逝去せられました。誠に痛惜哀悼の至りに堪えません。三君に対しまして議長はすでにそれぞれ弔詞を贈呈いたしました。
     ―――――・―――――
#24
○議長(佐藤尚武君) この際、石坂豊一君、小泉秀吉君、岡田宗司君から発言を求められました。よつて順次許可いたします。小泉秀吉君。
   〔小泉秀吉君登壇、拍手〕
#25
○小泉秀吉君 只今議長から報告のありました通り、議員佐々木鹿藏君は去る十一月二日急逝せられました。誠に痛惜の至りに堪えません。ここに一言同君の生前を回顧し、追悼の意を捧げたいと存じます。
 佐々木君は明治二十二年広島県豊田郡に生れ、十四歳にしてすでに商業に志し、身を米穀業界に投ぜられましたが、爾来、呉米穀小売商業組合理事長、同全国連合会理事、広島県食糧営団理事長等を歴任せられ、他面、日本礦業化学株式会社社長、関東ブロツク建築株式会社社長等の要職を兼ねられ、その活躍は実に多方面に亘つておられたのであります。昭和二十二年の春、第一回参議院議員の選挙が行われまするや、同君は県民の輿望を担つて出馬され、六年議員に当選せられたのであります。思えば第一回国会以来、新憲法下の多岐多端な国会におきまして、その円満な御人格と卓越せる識見により議院に重きをなされ、特に運輸委員長として委員会の使命達成のため盡力されたのでありましたが、その功績は実に大きなものがあつたのであります。特に最近におきましては、旧軍港市転換法の制定に際しては、発議議員の一員としてその成立については大いに努力され、旧軍港が平和都市として発展の基礎を築きましたことについては、佐々木君の力は誠に多かつたことと思うのであります。又公共事業の災害対策につきましては、災害復旧と災害予防の建設との調整を図ることにつきまして、気象事業の整備充実を初め各般の施策につき政府に善処を促しておりましたところ、その努力半ばにして永眠されましたことは、国といたしましても誠に残念に思う次第でございます。誠に佐々木君は政治家として又実業家として真に畏敬すべき方でありまして、今後いよいよ同君の御活躍に期待するところが多かつたのでありましたが、今回忽焉として永眠されましたことは何としても遺憾の極みであります。この上は我々は同君の志を継いで、どこまでも同君の御遺思のあるところを伸長し、その実を結ぶよう努力いたしますことが、同君の霊に応えるゆえんのものであろうと存ずるものであります。
 ここに同君に対しまして心からの弔詞を述べる次第であります。(拍手)
#26
○議長(佐藤尚武君) 岡田宗司君。
   〔岡田宗司君登壇、拍手〕
#27
○岡田宗司君 私共の農林委員会に所属せられておりました自由党に所属せられておりました土屋俊三君が、去る十一月六日肝臓癌を以ちまして急逝せられたのであります。同君を失いましたることは誠に私共同僚といたしまして痛惜に堪えぬ次第でございます。
 土屋君は明治十六年千葉県に生れ、最初師範学校を卒業いたしまして教員の職にございましたが、中途養子に参られまして米穀商を営まれ、ずつと今日に至るまでその業務に携わつておられたのであります。戰争中におきまして、食糧の統制が行われるようになり、食糧営団が生れるや、千葉県の理事長になられ、更に又食糧公団になりましてからは千葉県の支局長になられておりまして、食糧の配給の面におきまして幾多のむずかしい問題の解決に当られまして、千葉県における権威者といたしまして、又実際についていろいろ衝に当られまして、大いにその実績を挙げられて参つたのであります。又公の職といたしましては、同君の住まわれておりました松尾町の町長に挙げられて非常な実績を挙げ、更に又県会議員に当選いたしまして県政の上に盡すところ多かつたのでございます。本年の五月の参議院選挙に当りましては、千葉県自由党の絶大なる御支持によりまして、又千葉県民の多くの人々の御支持によりまして、最高点を以て当選せられたのであります。当選後、農林委員会に属されまして、長い間の経験を基礎にいたしまして、食糧政策の面におきましていろいろと御研究、御発言がありまして、私共委員会におきましては土屋氏に多く学ぶところがあつたのでございます。然るに僅かの期間の御在職の後急逝いたされましたことは、誠に憎みても余りある次第と存ずる次第であります。土屋君の考えられておりましたいろいろの食糧政策上のむずかしい問題は、まだ解決の途を得ておりません。或いは今後ますます難問題が出て来るかとも思われるのでございます。その際におきまして、氏のごとき有能な議員を失いたることは、誠に議院といたしましても、又国といたしましても大きな損失と存ずるのであります。私共は氏の志を生かしまして、氏が長年御研究になり、又そのために努力されて参りましたところの政策の実現のため邁進しなければならんと思つております。これが氏の志を生かすゆえんであると思つておる次第でございます。私共は氏の急逝に対しまして誠に痛恨に堪えぬのでございます。
 これを以ちまして私の追悼の言葉といたさせて頂きます。(拍手)
#28
○議長(佐藤尚武君) 石坂豊一君。
   〔石坂豊一君登壇、拍手〕
#29
○石坂豊一君 私はここで元建設委員長柴田政次君の哀悼の言葉を述べなければならないのを誠に悲しんでおる次第であります。
 柴田政次君は、明治十五年九月、茨城県多賀郡磯原町にお生れになりまして、茨城県多賀郡磯原町の町長、同県県会議員、同県県会議長等に挙げられまして、多年郷土政界の重鎮であつたのでありますが、昭和二十二年四月、第一回参議院議員選挙に出馬せられまして、茨城県から六年議員として御当選になつたのであります。爾来、農林、決算及び建設の各種委員として又本年五月からは建設委員長としてその円満なる人格と高邁な識見を以て終始委員会の使命の達成に精進せられまして、その功績は多大なるものがあるのであります。分けても現在深刻な社会問題でありまする住宅問題及び引続き襲来しました台風被害の復旧問題等の解決に鋭意努力をせられたことは、皆様御承知の通りであります、その一方、又産業の発展のためにも、茨城県木材生産組合連合会会長、同県林業会会長等の要職にあつて、郷土産業界の振興に貢献せられたる多大な事績を残されておるのであります。
 同君は、閉会中酷暑をおかして、建設委員会の派遣議員の一人として、長野、富山及び石川の各県に出張して現地調査に当られたのでありまするが、その過労も一つの原因ではなかつたろうかと今から考えられるのでありまするが、去んぬる九月十五日、本院議員宿舎において忽焉として長逝せられたのであります。同君の平素の御活躍の程を思うとき、誠に惆悵措く能わざるものがあります。これはひとり国会の損失のみならず、国家社会のためにも一大損失であると信ずるのであります。この上は我々は同君の御遺志を継ぎまして我が参議院の使命を全ういたし、以て英霊を慰めたいと存ずるのであります。ここに謹んで皆様と共に哀悼の意を捧げたいと存ずるのであります。
 これを以て哀悼の言葉といたします。(拍手)
#30
○議長(佐藤尚武君) 本日の議事日程はこれにて終了いたしました。次会の議事日程は決定次第公報を以て御通知いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時六分散会
     ―――――・―――――
○本日の会議に付した事件
 一、議員の請暇
 一、日程第一 常任委員長の選挙
 一、新議員の紹介
 一、常任委員の指名
 一、日程第二 会期の件
 一、電力問題に関する特別委員会設置の件
 一、在外同胞引揚問題に関する特別委員会設置の件
 一、故議員柴田政次君、佐々木鹿藏君、土屋俊三君に対する弔詞贈呈の件
 一、故議員佐々木鹿藏君に対する追悼の辞
 一、故議員土屋俊三君に対する追悼の辞
 一、故議員柴田政次君に対する追悼の辞
ソース: 国立国会図書館
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