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1947/01/21 第2回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第002回国会 議院運営委員会 第2号
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1947/01/21 第2回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第002回国会 議院運営委員会 第2号

#1
第002回国会 議院運営委員会 第2号
昭和二十三年一月二十一日(水曜日)
    午後二時十九分開議
 出席委員
   委員長 淺沼稻次郎君
   理事 坪川 信三君    笹口  晃君
      赤松  勇君    佐々木更三君
      森 三樹二君    吉川 兼光君
      工藤 鐵男君    小島 徹三君
      小澤佐重喜君   山口喜久一郎君
      石田 一松君    田中 久雄君
      中野 四郎君    林  百郎君
 委員外の出席者
        議     長 松岡 駒吉君
        副  議  長 田中 萬逸君
        議     員 石田 博英君
        議     員 田中 健吉君
        議     員 外崎千代吉君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 一控室の件
 一議席の件
 一常任委員の各派割当に関する件
 一不当財産取引調査特別委員会の委員指名の件
 一最高裁判所規則制定諮問委員の件
 一全國選挙管理委員会の委員の補欠に関する件
 一明日の議事に関する件
 一二十二年度衆議院追加予算の件
    ―――――――――――――
#2
○淺沼委員長 これより委員会を開催いたします。
 本日の議事はこの間の各派交渉会の申合せに基きまして、議席、控室その他五項にわたりまして、事務総長から御説明を願うことにいたします。
#3
○大池事務総長 議席、控室を、この前、本日の召集日に間に合うようにという意味で、交渉会でお話を申し上げましたところ、その当まだ正式に全農派の方々のお届けがなかつたものですから、それを中心にお話申し上げるわけにまいりませんでしたので、本日現在のところできめようということで、運営委員会の方に残つておつたわけであります。從いまして、本日控室並びに議席――これは関連した問題になつてくると思いますが、ただいままでの人員は、社会党が百二十八、自由党が百二十、民主党が百六、國民協同党が三十二、同志クラブが二十二、第一議員倶樂部が十五、全農派有志議員クラブが十二名、農民党が八名、共産党が四、無所属が一ということになつております。
#4
○淺沼委員長 それでは人数の点を委員会で了承することにして御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○淺沼委員長 それでは一應人数の点は了承することにして次の議事を進めていただきます。
#6
○大池事務総長 議席でありますが、議席は大体第一党が眞中で、第二党、第三党がその竜側を占めることになります。また小会派をその左右に置くことになります。
#7
○淺沼委員長 次に控室の件。
#8
○大池事務総長 控室は先日大体の試案を申し上げまして御意見を承つたのでありますが、民主党としては、同志クラブが中央に部室があります関係上、連絡が非常に不便で困るから、一まとめにしてもらいたいという強い希望があつたわけであります。從つて同志クラブの行き場所等を考えてみたのですが、事務当局としては格別名案も考えられませんので、一應事務的につくりましたものをごらんに供しまして、それで御協議を願いたいと思います。事務的につくりました案としては、第一党の社会党は、一應そのままにお願いするほかなかろうかと思つておるわけであります。その中から全農派が抜かれたのでありまして、一人当りの坪数は多少殖える結果になりますけれども、どの部室をとるというようなことは、ちよつと困難のように考えられますし、一應そのままにお願い申し上げます。二党、三党の位置が人数で変つたわけでありますので、從來の民主党が第一國会に占められました部室全部を自由党の第二党に差上げて、第三党の、自由党として從來おもちになつておつた部室に民主党と入替えをしていただいたらと考えたわけであります。そういたしますと、社会党の方は大体一坪、これは百を單位として計算したわけでありますので、百二十八名になると一・〇一五坪になりますが、多少の変化はあると思います。それから自由党の方は從來の民主党の部屋を五つ全部とるといたしますと、一人当り〇・九四坪になります。民主党の方は從來の自由党の全部の部屋をとるわけにまいりませんので、四部屋とることにいたしますと、〇・九二四坪になります。それから自由党で從來もつていた第二十号の控室は三十坪ありますが、それを一應同志クラブの二十一人に充てたわけであります。共産党の部屋は一應從來のままにお願いします。同志クラブは三十坪ですから、一・四七三、共産党は從來のままにお願いして、一人当り二・八一三ということになります。國民協同党の方は二部屋でお願いしておつたわけですが、これが從來の第一議員倶樂部の方の十三号室にはいつていただく。そうすると坪数は一部屋と前に二部屋で同じでございまして、從來も両方合わせて四十一坪ありますが、第一議員倶樂部の十三号室もやはり四十一坪五ありますので、從來と一人当りの数は変りません。結局國協は一人当り一・二九六というところです。その次に続いております。從來國協党で幹部室に使つておられました十坪の部屋、ここを農民党が八人でございますので、一應事務的にはこれを充てたわけであります。率は一人当り一・三五になります。
 その次に國協の今までの大きい方の部屋、これに第一議員倶樂部の十五人と無所属の一人を充てまして一・九四五坪に当ります。それから今まで農民党のおられた新聞記者倶樂部の隣りの十四坪の当へ全農派の十二人、今度は十四人になりまして一坪四になります。今の十二人とした計算では一・一八七となります。
 事務的には一應そう見たわけでございまして、今の農民党のおつしやる八人で十坪よりも、四人で十一坪の共産党の部屋の方が廣いわけでございますから、理論的には農民党の方と共産党の方と変つていただくということはお話合いで……。わずかに一坪だからこの通りにしておきましたが、それが変れば農民党の方が一・四くらいにはなるだろうと思います。
#9
○淺沼委員長 それではこの辺で速記を止めて懇談に移ります。
    〔速記中止〕
#10
○淺沼委員長 そうすると下の二階の関係においては、民主党と自由党と入替を行つて、その結果民主党の方の部屋におつた同志クラブは第二十五号室に行つていただく。それから三階の関係では現状を維持して、全農派、議員クラブのために、ここ二、三日の間に事務当局において部屋をつくつていただくということを了承の上に、今までの体制を崩さない、これで御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
 それでは常任委員の割当をあとにまわして、議席の件を議題に供します。
#12
○中野(四)委員 特にぼくの方に異動があるので発言を求めます。この前も私は言つたのですけれども、この前はこちら側にもつてきて、今度は逆にこちらへもつてきたのだが、ぼくらの方を動かすようなことはやめてもらいたい。それからこの配置の仕方は感心しないのです。どうしても農民党は、現在の過程において共産党と並んだ所でいいと思います。
#13
○淺沼委員長 そうすると今の議場の原測をかえないで共産党、農民党、それから新党、同志クラブ、第一議員クラブ、要するに全農派と同志クラブが向つて右の方にはいつて異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○淺沼委員長 それではさように決定いたします。
 次に議席の変更、個人々々の議席の変更については從來通り議長に一任して、特別に変更する場合は事務当局になるべく早く届け出るようにお願いします。
#15
○淺沼委員長 次に常任委員の割当に関する件を議題に供します。常任委員の割当は、各派交渉会でも、議院運営委員会でも、問題になりまして、結局それぞれの党の議員数に此例して選ぶという規定になつておるのでありますが、議員の変更によつて、数字が変更されてきているわけであるますから、これをでう扱うか御議議願いたい。
#16
○大池事務総長 ただいまお手もとに差上げてある表について一應御説明申し上げます。所属議員数四百六十六、社会党百二十八、自由党百二十、民主党百四、國民協同党三十二、同志クラブ二十二、第一議員倶樂部十五、全農派十二、農民党八、共産党四、無所属三になつております。
 昨日の情勢においてつくつたものですが、その数字から見ますと、外務委員会以下各委員会を縱に割つた通りの数字が出るわけであります。そうして全部出ました数字が計というところに出まして社会党は百七十、自由党は百六十七、民主党は百四十三、國民協同党は四十六、同志クラブ三十三、第一議員倶樂部二十二、全農派二十、農民党十一、共産党三、こういう現実に割り当つた数字がここに合計されてきております。ところがその下の割当委員数というのは、全員を割り当てますと、國会法の規則に基きまして社会党は百七十六、自由党は百六十五、民主党は百四十三という下の段の数字が割り当つてくるわけであります。現実に上に出ている百七十と百七十六との差の六名は、よそからもらつてきて適当な委員会に入れる。自由党は二名多く出過ぎているから、二名どこからか減らす。共産党は五名のところ三人しか出ていなてから、二人よその減らした分をもらう。こういう数字になつてくる。現実に出ている数を申し上げれば、外務委員会は社会党八、自由党八……。
#17
○坪川委員 それは変つたところだけ言つてください。
#18
○淺沼委員長 ここは原則をきめてただけばいいわけで、具体的に言えば、治安及び地方制度委員会に例をとつてみれば、民主党は割当数より一名少いから一名民主党を殖やす。同志クラブは一名多いから一名減らすというように調整していくわけです。
#19
○坪川委員 先日の各派交渉会においても、一應全部辞任して、全部この数ではつきり選任することになつておりますから……。
#20
○淺沼委員長 これは全部でこぼこを充員するようにしたらどうか。全部辞任ができるといつた原則をここで申合せして、各党がそれに應じて全部辞表を出すことになれば、それでもいいが、どちらでも皆さんの見込みで……。
#21
○坪川委員 先日の話合いはそうだつた。
#22
○石田博英君 変動に應じてかえなければならぬということよりも、一應安定したとわれわれが常識上判断できる時期があると思うから、恒久性をもつて從事しなければならぬ委員会の人数、また委員会の顔触を、変動があつたたびごとにかえることは適当でないと思う。
#23
○田中健吉君 私の方は從來本運営委員会には委員が出ておらなかつたので、前の取極めのことは承知しておりません。新しく今問題をここに出されたわけですが、これは私としては一應持ち歸つてでなければ何とも申し上げられない。
#24
○淺沼委員長 ここは交渉会と違うから、原前をきめて……國会法の第四十六條に「常任委員及び特別委員は、各派の所属議員数の比率により、これを各派に割当て選任する。」とうたつてありますが、今までの慣例からすれば、自然会期の始まる前に政党政派に移動があつた場合は、その是正をやつておかなければ、この四十六條の精神を活かすわけにいかぬ。現にあるところは非常に減つておりながら、持つているものは余計持つている。また重複してやつている。そういうことは是正して行くことが当然だと思う。
#25
○山口(喜)委員 是正していくことはよくわかるが、常任委員云々ということは、選挙直後を承けての考え方ではないか。
#26
○淺沼委員長 選挙直後が原則であるが、その間に現われた委員会の意思は、本会における各派の勢力を代表しておらない結果になれば、委員会の決定を本会議で修正しなければならぬことになる。
#27
○小澤(佐)委員 この前の委員会の問題は、これとは違う。
#28
○石田(一)委員 公認候補者として出て、議会政治をやつてる者が、途中で分裂して一つの会派ができることを想像して、國会法や衆議院規則ができておるものではないし、この議会に政党法でも提出されればなんですが、こういう問題は例外的な問題だから、一應原則に從つて、正しいもとの姿に編成することがほんとうだと思います。
#29
○山口(喜)委員 私の言うのは、國会毎にやり直すというのは、新たなる例を開くので、こういう例を開くことがいいのか悪いのかを決定してから、進めたいというのです。
#30
○林(百)委員 今の全農派の田中さんのお話ですけれども、全農派が一つの会派としておる以上、各委員会に出なければならないのが、農林委員会に五人出ておるという、また民主党も同志クラブができて、その間に委員を割り振ることは重要だと思いますから、その会期々々の政治的な必然に應じて、ある程度是正することは、やむを得ないと思うのです。
#31
○石田博英君 会期ごとに是正することは、根本的に異議ないのですが、各勢力数によつて按分するということと同時に、常任委員会の設けられた使命というものを考う合わせなければならぬと思う。学問的な知識経験をもつ人人によつて、恒久性をもつて運営せられることによつて十分効果をあげる建前でなければならぬ。それが政界の変動、議会勢力の状況によつて、自分のやつておる委員会をかえなければならぬという不安定なものであつては、常任委会の使命は達せられない。その事の善惡は別問題として、今も変動が続いておるのに、こういう恒久性をもつ委員会の割振りをそれによつてやるよりは、少し時期をまつて、恒久性をもたせるように変更せしむるのが私は当然だと思う。
#32
○小島委員 実際問題として、会期中に変動することは別として、現在一應変動しておるのは、この会期の初めに是正して運営していくのが正しいと思う。七、八人の権利があるのに、委員会に二、三人しか出ていないということでは、運営ができないから、会期の初めに是正していくのが至当だと思う。
 もう一つ、一應全員を辞職した形にしようというのは、必ずしも全部変つてしまうという意味ではない。一應再編成するという建前にしてもらえば、しやすいというのである。
#33
○淺沼委員長 これは総辞職ということになつても、任期四年ということになつているので、実際は辞表を出すとか出さないとか、なかなかやかましいと思う。しかしでこぼこ是正だけはやつていくことにして、あまりこだわらない方がよい。
#34
○山口(喜)委員 会期の初めにきめて勉強してやろうという趣旨だと思うから、にわかにかえることはたいへんである。何か他の方法があろうと思う。
#35
○淺沼委員長 大体今までの議論はそう変つていない、田中君の議論がまだ同一のところまで來ていないが、これは委員外の発言であるし、それで大体運営委員会としては、原則は尊重する、しかし委員数のでこぼこは是正するということでいかがですか。
#36
○山口(喜)委員 任期四年のものを入れかえるということは、議院法に新しい例を開くことになるから、愼重を期したい。
#37
○小島委員 そういうことであれば、委員数を殖やして、各党に割り当てていくということにすればよい。
#38
○石田(一)委員 今山口さんの「任期中その任にある」という根本原則を、この運営委員会だけで破るという先例をつくるとおつしやいますが、こうした先例は、ただいまのような現実の問題で、社会党の百何十名の方が二、三人しか農林関係の委員をもたない。全農派の方が五、六名ももつておるというような、全然逆な場合が出た場合に、これを運営委員会において正しき姿に是正するという先例は、大いにわれわれの方でつくつてよいじやないかと思います。
#39
○山口(喜)委員 惡いのよいのという意見は、まだ私は表明していない。新例を開くことになりますから、愼重を期して、よいということに意見が一致すれば、新例によりましよう。
#40
○淺沼委員長 私は必ずしも法律の解釈は、新例としてでなくてもよいと思う。四十一條は、「会期の始めに議院において選任し、議員の任期中その任にあるものとする。」という決定があつて、四十六條には「常任委員及び特別委員は、各派の所属議員数の比率により、これを各派に割当て選任する。」ということが決定されて、これは選挙が終つたものにあてはめると同時に、これを修正して惡いという規定はないから、前例でなく、自然でこぼこの是正だけはできると思う。
#41
○小澤(佐)委員 ただ問題は、委員の任期四年間というものはきまつておりますから、それを運営委員会で高圧的に決定ということでなく、こういうふうにしてお互いにこれに協力するのだというふうにもつていけばよいと思います。
#42
○中野(四)委員 そこでちよつと私は疑議があるのでありますが、九十議会の最初に、委員を割り当てるときにこの議論が出て、速記録にもあると思う。たとえば会派に異動のあつた場合にどうするかといつたようなことは、お互い双方話合いの上で話ができるじやないかということで、これは一應速記にも出ておるし、話もまとまつているから、前言を飜さずに、速記録を調べて見たらよいと思う。
#43
○淺沼委員長 これは中野さんの言われたことを再確認しなければ、與党、野党の関係が変つても、委員長、委員の問題は処理できないということを一應了承の上に議論を進めていただかなければ、これも問題として残る。それはあまり無理なことでなく、やはり妥当性のあるものできめることがよいと思う。
#44
○山口(喜)委員 委員長の点では、最初のときにはみんなに割振りになつておつたのが、與党がとるのがほんとうだというのでとつたわけです。
#45
○淺沼委員長 とつたわけです。ところが了承事項として與党、野党が変れば大いに話合いをしようということになつておりましたが、そのときにまた規則だということに還つてしまつた。そういうことではもつれてしようがないから、やはりそういう問題は解決しておく必要があると思う。
#46
○林(百)委員 自由党が與党になつたときの問題もある。だから彈力性をもたしておいた方がいい。
#47
○佐々木(更)委員 それから今山口さんがおつしやつた國会の発言権をいつでもきめる、こういうふうに聽いたが、これも法律的かどうかしりませんが、一つの例でしよう。
#48
○山口(喜)委員 新例ではない。四十一條に書いてある。それをその法律も忘れずに相談しようというわけです。
#49
○佐々木(更)委員 そこで將來これが一つの慣例になることは明らかだと思う。これは國会の初めごとということではなく、所属議員数が著しく変更されたときにやるということを基礎にしないと、うまくないと思う。
#50
○山口(喜)委員 著しく変更されたということでやるか、あるいは國会の初めに再檢討するという慣例がこれからできるから、そういう慣例にするかどうかということです。
#51
○淺沼委員長 大体この問題は委員長問題に関連して、取扱いいかんでは、かえつて惡例を残すことになるから、大体この委員会の意向としては、法律の示す通りに、四年間の原則は認めるけれども、各党派にいろいろな変動があつた場合には、これを是正するという考えの上に各党間で了解していただいて、もう一遍あらためて相談することにしたらどうでしようか。
#52
○坪川委員 一應各党ともこの運営委員会だけは代表者が了解してということにしよう。
#53
○淺沼委員長 出席運営委員は、今言つたような是正の方針をとるベきだということに意見の一致を見た。しかし各党間においてもう一遍相談することとして、大体の時期はいつごろにしましようか。
#54
○田中健吉君 私は全農派有志議員クラブから委員が一人出られて、この議論は活発に展開されればさいわいだと思う。そういう報告はいたしますけれども、今までやつておつたものをそう簡單にやめさせるわけにもいかぬから、その点を含んでおいていただきたい。
#55
○坪川委員 それは私は田中君に申し上げた通り、私から申すまでもないと思うが、少くとも一政党、一会派というものは職域代表ではないと思う。あなたの方で農林委員を六名とつておいて、あとの委員会に関係ないということは議員の職責を果すゆえんでないと思う。
#56
○田中健吉君 その話を申し上げるのではなくて、私はこのことはなお全農派有志議員クラブとしても、相当研究しなければならぬ重大問題だから、そこで正式に委員でも出て議論すると非常にいいと思う。
#57
○坪川委員 運営委員にだれがいますか。
#58
○佐々木(更)委員 実際議院運営上、政治常識から言つても君の方自身がうまく運営しなければいかぬ。
#59
○松岡議長 この議会に私議論を好むわけではありませんが、先ほど來、しきりに論議されております。たとえば、任期が四年となつていること並びに個々の議員をして、その專門的な事柄に習熟せしめるという趣旨が強調されておりますが、これは御意見ごもつともでありまして、それと議会運営という大きな問題と、いずれが一体尊重すベき事柄であるか、本末軽重を誤るがごときことのないように、私はお願いしたいと思う。もとより議会の運営がりつぱにできました上で、委員各位が自分の專門のことに習熟されることが望ましいのであつて、專門のことに習熟するために議会は存在するのではないのであります。この点は本末を誤ることのないように、私は決して一党一派に偏する考えで申し上げておるのではありませんで、いかに労働者のみから出ている、たとえば労働党というものが、將來の日本にできたといたしましても、それは労働委員だけでよいという筋合いのものでは断じてないのでありまして、やはり労働者であつても、財政上の問題、外交上の問題に習熟することに努力しなければならぬことは当然であります。会派がいろいろと異動がありまして、変ることを認められないということになればこれは議院運営上重大な問題が起つてまいります。この点はどうぞひとつ……。
#60
○山口(喜)委員 ただいま議長の言われるのは、いわゆる選挙終了直後の御議論であつて、今、会期ということは、四十一條に任期があるからこれをどうするかという話合いで、決してわれわれの考えは本末顛倒でも何でもない。その規定されたる法律――やはり本流は、議会は規則によつて運営されていく。その規則に抵触する点のみをどういうふうに運営委員会によつてやるかという点です。
#61
○石田博英君 われわれの申し上げたことが、あたかも本末を顛倒したように言われるのは心外だ。
#62
○松岡議長 その点ちよつと私から釈明します。決して石田君、山口君の言われたことに対して、どうこう言うのでなく、田中君がその点をあまり強く言われるから、それで申し上げたわけです。
#63
○淺沼委員長 時期の問題はどうしますか。
#64
○石田(一)委員 時期の問題は、実際上において委員会が運営される以前に、これが決定されなければならない。
#65
○淺沼委員長 委員会運営の前までというふうに決定いたします。
    ―――――――――――――
#66
○淺沼委員長 次は不当財産取引調査特別委員会の委員の指名に関する件について、事務総長から御説明願うことにいたします。
#67
○大池事務総長 不当財産取引調査特別委員会の委員指名は、各党に割り当てまして、その数の約五割増の委員の数を議長の所まで申し出ていただいて、その中から議長が指名するというお話合になつております。
#68
○中野(四)委員 いつそういうふうになつたか。
#69
○大池事務総長 この前の休会の直前に議長が指名するというとき三十人になつておりましたが、三十人だけでなしに、その党にたとえば四人割り当てたならば六人出していただいて、そのうちから大体順位をつけていただいて、できるだけそれに應ずる、そういうようなお話合いがありました。
#70
○中野(四)委員 隠退藏物資特別委員会の委員をもつてこれに育てるという前提のもとに、去る十二月十一日の午後相談をしたと私は思うが、その後どういう変化があつたのか、私はそれを聞いておりません。
#71
○松岡議長 その問題については、そうした方がよかろうという御意見がありましたけれども、そう決定したことはありません。各党において大体そういうおつもりでおやりになるだろう。私は個人としてはそう了解しておるわけであります。
#72
○中野(四)委員 その際特に隠退藏物資の加藤委員長にオブザーバーとして出席願つて発言があつた。小島君から新たに指名すべきであるという説があつた。しかしわれわれは、さにあらずして、隠退藏物資の委員会の延長であるから、その発展的解消とともに、その委員をもつて充てるということを前提として了承しようということで、それが決定したと了解しておる。
#73
○小島委員 加藤君が來て、多分これは隠退藏委員会が発展的に解消して、この委員会に吸收されるだろうと言われたが、しかしその委員が全部そのまま委員になるとは言つてない。
#74
○中野(四)委員 それではそのときの速記録を出してもらつて……。
#75
○淺沼委員長 一つの委員会が解消して、新たな委員会ができるのだから委員の候補者は、各派で選ばれなければならぬ。しかし候補者の中に隠退藏物資等に関する委員の人が含まれてくるということの了解のもとに、それは……。
#76
○森(三)委員 隠退藏物資の委員会が解消して、不当財産取引の審査委員会ができるのだが、隠退藏物資の委員が当然その委員になるということはない。選考には、そうしたものが出てくるだろうが、やはり新たに選考するということであつた。
#77
○淺沼委員長 ちよつと速記を止めて懇談しましよう。
    〔速記中止〕
#78
○淺沼委員長 それでは不当財産取引調査特別委員会の委員は三十名として、委員の候補者は各党間であげる。その比率は、あとで事務当局と打合せを願いたいと思います。最後は是正をしなければ、共産党までいかぬということになりますので、從つてその割当の是正をどうするかということは、委員を議場において指名するときまで保留することにして、最後の届出はいつごろまでにしましようか。
#79
○工藤委員 二、三日うちにしましよう。
#80
○淺沼委員長 そうすると本会議質問後了ごろまでにしましよう。
    ―――――――――――――
#81
○淺沼委員長 次は最高裁判所規則制定諮問委員に関する件、これはこの間最高裁判所の方から申出があつた件であります。
#82
○大池事務総長 これは三人あるわけであります。向うの内部規則をつくる委員会が三つできて、二十五人の委員ができ、それに衆参両院から三人ずつ代表の委員を出してもらいたい、こういうことで結局衆議院議員としては三名諮問委員が出るわけです。この三名をどの党派に割り当てるか、從來は社民自となつておりますが……。
#83
○淺沼委員長 それではそのように決定いたします。
 これはいつまでにいたしますか。これも質問後了までにいたしますか。
#84
○大池事務総長 なるべく早くお願いしたいという向うの希望があります。
#85
○淺沼委員長 それではそのようにお願いします。
    ―――――――――――――
#86
○淺沼委員長 それでは全國選挙管理委員会の委員の補欠に関する件。
#87
○工藤委員 これは実はわれわれの方は國民協同党の方へ人選をお願いして、それに賛成してきたけれども、不幸にして一人は受けないし、一人は辞職した。今日ぼくの所に岡田君がきて、せつかくやつてもらつたけれども、本人が辞職したために、何らの仕事もせずに終つたのであるから、いま一遍國協の方へ任してもらえぬかと言つてきた。それについてぼくは党内で相談してみたが、まだ結論を得ないし、要するにいい人を欲しいのだから、これはお互いに考えようじやないか。大体國協の方もそういう事情で、だれかまた新たに欲しいということであれば、ぼくの方の同志の相談した上で御返事しようということになつている。これはまだ二、三日延ばしてください。
#88
○淺沼委員長 それでは二、三日延期いたします。
#89
○石田(一)委員 わが党は人選はしたけれども、一應話し合わなければならないので、まだ発表する時期ではない。
    ―――――――――――――
#90
○淺沼委員長 それでは明日の議事に関する件を議題にします。
#91
○大池事務総長 明日は先日の話合いによつて、午後一時に衆議院で総理大臣の演説を聽いて、引続いて参議院の方で総理の演説があるということで、こちらは総理の演説を聽いて終つたところで散会をすることになつておりまして、明後日から質問に入ることになつております。
#92
○淺沼委員長 そうすると明日の議事は、本会議において総理大臣の演説を承るということだけで異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#93
○淺沼委員長 さよう決定いたしまい。これに対する質疑の扱い方をいかがいたしましようか。
#94
○林(百)委員 大体その方針をきめておいた方がいいと思います。各党の準備もありますから……。
#95
○淺沼委員長 それでは質問の順位でありますが、順位の点はあとにして、比率でいけばどういうことになりますか。
#96
○大池事務総長 ただいまの数字でいけば、社自民、社自民、社國自となります。
#97
○淺沼委員長 ちよつと速記を止めて……。
    〔速記中止〕
#98
○淺沼委員長 質問に関する件は、原則を三日間においてこれを終了する。まず各党一人ずつ一まわりする。さらに増加に点については、交渉会において相談する。それでよろしゆうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#99
○淺沼委員長 交渉会はあす本会議散会後ただちに開いて、順位その他を決定することにします。
#100
○工藤委員 予算の提出はいつごろになりますか。
#101
○淺沼委員長 もう一点、今工藤さんから言われた政府から提出される予算その他の案件の提出期と質問とにらみ合わして議会の運営で休会その他の問題を議論する。
#102
○工藤委員 まず政府の意向を聽いて、それからにしようじやないですか。
#103
○松岡議長 政府の意向ということもありますが、きわめて常識的に考えられることは、なかなか二月一ぱいや三月の中旬に予算案が提出されることは考えられない。そこで結局急を要する〇・八の問題であるとか、あるいは何か向うで特別に條件を附してくるものでもあれば別といたしまして、急いで片づけなければならぬものがなければ、暖房裝置のないこの議会で、お互いに疲れて、ろくろく審議もできないようなことをしていないで、休むときはきつぱり休む、やるときは準備ができたときに能率的にやる。これは内閣の方も議会としても、それでないとお互いむだに疲れてしまうのじやないか。そこでなるべくならば、今月一ぱいくらいに急ぐものを片づけて、二月一ぱいくらい休会したらどうかと思つております。
#104
○工藤委員 議長のお話はその通り。ところがいつも崩れますから、だめを押すのです。與党が第一に崩れる、議長もすぐに崩れる、しばしば朝から晩まで油を賣つて暮すようなことになる。だから崩れないように守ろうではありませんか。
#105
○石田博英君 これは特に申し上げておきたいことだけれども、今度の〇・八箇月分の問題も重大な問題であるが、水害地復旧に対する國庫補助の計上が全然ない。現実の問題として、工事をやらなければならぬから、工事をやらしておる。ところが金がどうしても來ないというので、現に工事が進まない。それから金融機関その他も、予算のわくがきまらないと、金融上の便宜をはかつてもらうに至らない。水害復旧の問題は東北の米産に非常に影響してくる。さらにこれは一部官吏の問題でなく、全國民的な問題であるから、ひとつ院議をもつて、ぜひとも今回の追加予算の中に、これを組み入れてもらわなければならぬ。今月一ぱいで議会を切上げるならば、それまでに予算の問題を片づけるように、ぜひお願いしておきます。
    〔委員長退席、坪川委員長代理着席〕
    ―――――――――――――
#106
○大池事務総長 二十二年度衆議院追加予算額の分につきましてお諮り申し上げまして、御決定願いたいのでありますが、二十二年度の國会の経費の中で、どうしても追加要求をしなければならない分だけを御報告申し上げますから、御了承願いたいと思つております。
 それは衆議院といたしまして総額四百二十四万七千円であります。その内訳は、旅費といたしまして、普通旅費と議員旅費と両方ございますが、普通旅費としては、專門調査員並びに同書記、そういう方々が出張しております。この予算の計上漏れの分と、議員旅費で特別日当が今度百円に増加されましたので、それが前議会の分と、通常会の分と合せて三百万余円。それから役務費中の自動車借料、これは二台議会を往復しているもので、日に五千二百円ずつ、この分が追加要求をしなければなりません。次に備品費中の自動車購入費、これはこの前私の方で買つたコマンダーの單價が、最初の話合い以上に上つた金額だけを計上したのであります。その以外に國会共通費として七百二十三万五千円、その内容は特別手当〇・八月分の金額、それから役務費中の印刷製本費、これは現在の残額と見込額との差引額、電燈水道料、通信費も現在の残額と今後の支出見込額の差引額をいただきたい。給與特別措置費も、現在の残りと今後三月までの所要額の差引分をいただきたい。この両方合わせて千百四十八万二千円、これだけはどうしても法律上必要なものですから、追加予算として大藏省に要求したいと思いますから御了承願います。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#107
○坪川委員長代理 異議なしと認めます。
 他に御発言ありませんか。――それではこれで散会いたします。
    午後四時九分散会
ソース: 国立国会図書館
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