くにさくロゴ
1950/11/25 第9回国会 参議院 参議院会議録情報 第009回国会 地方行政委員会 第1号
姉妹サイト
 
1950/11/25 第9回国会 参議院

参議院会議録情報 第009回国会 地方行政委員会 第1号

#1
第009回国会 地方行政委員会 第1号
昭和二十五年十一月二十五日(土曜
日)
   午後一時二十八分開会
  ―――――――――――――
 委員氏名
   委員長     岡本 愛祐君
   理事      堀  末治君
   理事      吉川末次郎君
   理事      竹中 七郎君
           石村 幸作君
           岩沢 忠恭君
           安井  謙君
           高橋進太郎君
          小笠原二三男君
           相馬 助治君
           中田 吉雄君
           西郷吉之助君
           鈴木 直人君
           岩木 哲夫君
           石川 清一君
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○專門員の選考に関する件
○地方行政の改革に関する調査の件
○警察予備隊の視察に関する件
○地方公務員法案の付託に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(岡本愛祐君) これより地方行政委員会を開会いたします。
 先ず御報告をいたします。かねて当委員会の專門員が一人欠員になつておりました。それでその選考をいたしたのでございますが、希望が十三名ございました。おのおの推薦者から提出があつたのでございます。そこで委員長と三理事と寄りまして、選考いたしまして、武井群嗣というかたが適当であろうということになりました。その武井群嗣というかたは明治二十七年の生れでありまして、京都帝大法学部の卒業でございます。内務省に勤めまして、出形、山口各県知事を経まして、厚生次官を勤めました。済生会理事長も勤めました。不幸にして追放になつておつたのでございますが、最近の解除で追放解除になつたかたであります。專門員は理想といたしまして、大体國務大臣と次官の間くらいの実力のあるかたを選びたいという参議院の方針でありまして、まあそういう方針を以ちまして選んだのでございます。これはその筋の承認が必要であるそうであります。まだ決定いたしませんが、そういうような運びになつていることを御了承願いたいと思います。年齢は、明治二十九年ですから私と同年であります。五十六であると思います。ちよつと速記を止めて。
   午後一時三十一分速記中止
   ―――――・―――――
   午後一時四十五分速記開始
#3
○委員長(岡本愛祐君) では速記を始めて不さい。速記を止めております間にいろいろ御意見も出ましたので、尚一両日御研究を願いまして、又いずれ改めて御承認を得たい。こういうふうに考えております。
  ―――――――――――――
#4
○委員長(岡本愛祐君) それではその問題はその程度にしておきまして、次は閉会中の継続調査に関する件をお諮りいたします。第八國会終了後の閉会中におきまして、地方行政の改革に関する調査を継続調査事件といたしたのであります。委員会を開きますこと、地方行政委員会が十三回、それから地方財政緊急対策に関する委員会二回、それから厚生、文部、地方行政連合委員会が一回、通産、地方行政連合委員会が二回というふうに御勉強をお願いいたしました。で、結論はまだ出ませんので、例によりまして調査未了報告書を提出いたしたいと思います。その案文等につきにましては委員長に御一任願いたいと思います。御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(岡本愛祐君) それではそういうふうにお願いいたしまして、いずれその調査書はお廻しいたしますから御署名を頂きたいと思います。
  ―――――――――――――
#6
○委員長(岡本愛祐君) それからもう一件、警察予備隊の視察の件であります。これは相馬君その他から御要求がありまして研究をいたしておりましたが、二十八日、火曜日の午後、予算委員会と連合して視察をしてはどうかという案がございます。これについて御意見ございませんか。
#7
○西郷吉之助君 この間予算委員会で予備隊視察の件が出ましたが、吉川君並びに私が発言しまして、地方行政委員会でもそういう予定だが一緒にやつてはどうかということを私が提案しまして、そういうふうにしようというので地方行政委員会に申入れたのであります。一つ予算委員会と一緒にお願いをしたいと思います。
#8
○委員長(岡本愛祐君) 二十八日で差支ございませんか。
#9
○西郷吉之助君 その予定は大体何時ごろからやつてどういうふうに終るのですか、その予定をちよつと……。
#10
○委員長(岡本愛祐君) ちよつと速記を止めて下さい。
   〔速記中止〕
#11
○委員長(岡本愛祐君) 速記を始めて……。
 それでは委員長に御一任願うことにいたしまして、いずれ日收等については又改めて御相談いたします。
  ―――――――――――――
#12
○委員長(岡本愛祐君) それからもう一つ地方公務員法案の件でございます。これは先日政府から衆議院に提案いたしまして、参議院にも予備審査のため廻つて来ておるのであります。そこでこれは参議院規則から申しますれば、地方行政委員会は地方自治庁の所管に属する事項を所管するのでございますから、この地方公務員法案は地方自治庁の所管に属するものであり、従つて当然地方行政委員会に付託せらるべきものと我々は信じておるのでございます。ところが参議院の文部委員会のほうから、この地方公務員法案は文部委員会のほうへ付託をして貰いたいという要望が議長のほうに出たのであります。その理由を尋ねて見ますと、地方公務員の過半数は地方の教職員であるから、そのほうにして貰いたいという要望だそうであります。これはそういう要望が出ますと、議院運営委員会におきまして、その要望をかなえて特に所管を文部委員会にするかどうか、それを決定することになつておりまして、まだ委員会に付託の運びになりません。それはあらかじめ御了承願つておきたいと思います。
#13
○石村幸作君 それはまだきまらないでしよう。きまつたらとんでもないことで、これは当然地方行政委員会に付託になるのが当然ではないかと思うのです。これを文部省管轄に持つて行かれないように、当委員会から強硬に意思表示をしておいて頂く必要がありはしないかと思います。
#14
○岩木哲夫君 それはとんでもない話であつて、それは中に教員の身柄の者も多いと言いますが、教員のことについては半額は國庫負担の事柄でもあるし、教員の身柄に対する公務員の考え方と、公務員全体の職務規律とか、或いは労働條件であるとか、待遇改善というものは公務員全体の問題である。そういつたもののために而も文部行政なり文部事務等を掌る、そういう関係のところへそれを持つて行くというのは、これは筋の違うことで、これは殆んど問題にならない。論ずる余地がない。(「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり)
#15
○高橋進太郎君 それから今の文部委員に仮に一歩を讓つて、その立論を仮に是としたとしても、この法律の適用を得る過半数というものは、それは教員の数よりも一般職のほうが多いのです。だからそこを調べて頂いて、そういう嘘をもつて嘘の立論からこれを律するようなことは、これは断然排撃して貰いたい。それは地方自治庁からお調べ下されば、これは教職員よりも適用を受けるほうが多いのですから、だからおかしいのですが……。
#16
○西郷吉之助君 それをきめる際は、地方行政はこれで、皆で、全員できめまして、地方行政委員長も出席して、これに付託する必要のある理由を強調せられる理由があるのじやないでしようか。
#17
○相馬助治君 私は岩木さんの言つた通りに、とんでもないことだとやつぱり思うのです。それで何も強調する必要がない。打つちやつておいたらどうですか。というのは、向うに行つたら何もこれをここで地方行政委員が論じて議論を一つにして、これをおれ達のほうに寄こせ。そんなことを言う必要がないのです、と思うのですが……。
#18
○吉川末次郎君 それは議院運営委員会が馬鹿でない限り、気違いでない限り……。それは先程から皆さんがおつしやるのが言うまでもなく自明の理なんでして、そういうことを若し文部委員会がおきめになつたとすれば、文部委員会はどうかしておるわけなんで、私は決して繩張り争いというような意味から言うのではなくして、むしろ國会運営におけるそういう決定を、議院運営委員会が若しするということであれば、非常な私は錯誤であるばかりでなしに、どうかしておると言わなければならんので、一応意思表示をしてお置きになるということが必要だと考えますが、議院運営委員会はそれ程馬鹿でないのじないかと推察いたします。
#19
○委員長(岡本愛祐君) それでは今相馬君、吉川君から御意見が出ましたように、私も議院運営委員会におきまして、そういう不当な付託の仕方をしないことを確信いたしております。併しこの点は荷議院運営委員会のほうにも申入れることにいたしておきたい。念のために御了承願いたいと思います。
#20
○岩木哲夫君 これは私はこういうことを言うていいのか知らんが、私はそのことはちらつと噂に聞いたのですが、文部委員の中には、相馬君もおられて甚だ失礼でございますが、教員出身のかたが大半を占めておる、過半数を占めておるのだそうです。それでこれは余談でありますが、文部省としましても、教員出身のかたの委員が非常におられるために、これは而も多数だというようなために、非常にいい場合もあるが、公正を欠く場合もなきにしもあらずというような点で、非常に実は問題になつて、教員出身の者ばかりで、文部委員を占めるということについては、多少意見もあるということも私は仄かに聞いております。丁度教育委員会の委員が素人であるごとく、相当半数が素人であつてもよいという代表的な見解などの点から見て特に今回の地方公務員について、教員各位が、その政治行動の把握を非常に運動の目途として努力されておるというような実情等から、この意味合いが反映して、多数の文部委員の中の教員出身の方々が、それは俺のところで料理したいという意味合いの誤解を招く虞れがありますから、やはりこれはまだ筋の通つた話と違います、いわゆる筋の通つた話じやないが、そういう噂すらある状態ですから、あれやこれや考えたら、本筋のこちらの地方行政に戻して貰うというか、流して貰うということが正しいということを、委員長が大いに弁論して頂くというお含みの上で善処されんことをお願いいたします。
#21
○委員長(岡本愛祐君) 承知いたしました。
 以上を以ちまして、只今のところ皆様にお諮りしたり、報告したりする件はございません。一応これで休憩にいたして置きますか、散会にいたしますか、御意見を……。
   〔「散会」と呼ぶ者あり〕
#22
○委員長(岡本愛祐君) それでは散会にいたして御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#23
○委員長(岡本愛祐君) それでは今日はこれで散会いたします。
   午後二時二分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     岡本 愛祐君
   理事
           堀  末治君
           吉川末次郎君
   委員
           石村 幸作君
           安井  謙君
           高橋進太郎君
          小笠原二三男君
           相馬 助治君
           中田 吉雄君
           西郷吉之助君
           岩木 哲夫君
           石川 清一君
ソース: 国立国会図書館
姉妹サイト