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1950/11/21 第9回国会 参議院 参議院会議録情報 第009回国会 議院運営委員会 第1号
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1950/11/21 第9回国会 参議院

参議院会議録情報 第009回国会 議院運営委員会 第1号

#1
第009回国会 議院運営委員会 第1号
昭和二十五年十一月二十一日(火曜
日)
   午前十一時三分開会
  ―――――――――――――
 委員氏名
   委員長     左藤 義詮君
   理事      愛知 揆一君
   理事      鈴木 恭一君
   理事      中村 正雄君
   理事      鈴木 直人君
   理事      大隈 信幸君
           小野 義夫君
           加藤 武徳君
           仁田 竹一君
           山田 佐一君
           江田 三郎君
           大野 幸一君
          小笠原二三男君
           山下 義信君
           吉田 法晴君
           赤木 正雄君
           尾山 三郎君
           加賀  操君
           片柳 眞吉君
           高橋 道男君
           小川 久義君
           境野 清雄君
           佐々木良作君
           鈴木 清一君
           兼岩 傳一君
  委員の異動
本日委員山下義信君及び尾山三郎君辞
任につき、その補欠として曾祢益君及
び小宮山常吉君を議長において指名し
た。
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○委員の辞任及び補欠選挙の件
○議院運営小委員の選任の件
○議院運営小委員予備員の選任の件
○庶務関係小委員の選任の件
○会期の件
○第九回國会開会式式辞案に関する件
○國務大臣の演説に関する件
○國務大臣の演説に対する質疑の件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(左藤義詮君) それでは会議を開きます。最初に常任委員の辞任及び補欠に関する件。
#3
○参事(河野義克君) 社会党から議院運営委員の山下義信君が辞任して、後任に曾祢益君を補充されたいということにりい申出が出ております。
#4
○委員長(左藤義詮君) 只今の社会党の申出に対して了承することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(左藤義詮君) さよう決します。
  ―――――――――――――
#6
○委員長(左藤義詮君) 次に、議院運営委員会の小委員及び同じく予備委員を選任したいと思います。委員部長から各派の申出になりました氏名を朗読いたさせます。
#7
○参事(宮坂完孝君) 議院運営小委員、愛知揆一君、加藤武徳君、山田佐一君、鈴木恭一君、江田三郎君、中村正雄君、小笠原二三男君、片柳眞吉君、鈴木直人君、高橋道男君、大隈信幸君、小川久義君、佐々木良作君、鈴木清一君、兼岩傳一君。同予備員、仁田竹一君、小野義夫君、大野幸一君、曾祢益君、赤木正雄君、加賀操君、境野清雄君、岩木哲夫君、石川清一君、矢嶋三義君、水橋藤作君、堀眞琴君、岩間正男君、須藤五郎君、以上でございます。
#8
○委員長(左藤義詮君) 只今の報告の通り承認することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(左藤義詮君) さよう決します
  ―――――――――――――
#10
○委員長(左藤義詮君) 次に庶務関係小委員の選定をいたします。各派から御報告になりました氏名を報告いたさせます。
#11
○参事(宮坂完孝君) 庶務関係小委員、愛知揆一君、中村正雄君、高橋道男君、大隈信幸君、佐々木良作君、鈴木清一君、兼岩傳一君。
#12
○委員長(左藤義詮君) 只今の報告の通り選任することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(左藤義詮君) さよう決します。
 尚庶務関係小委員長は当該委員で互選を願いたいと思いますので、この運営委員会散会後御決定を願います。
  ―――――――――――――
#14
○委員長(左藤義詮君) 次に昨日から引続ております会期に関する件、事務総長から御報告申上げます。
#15
○事務総長(近藤英明君) 昨日当議院運営委員会の御決定に基きまして、こちらの委員会の希望といたしましては、十二月九日までに会期をしたいという御意思であるということを衆議院に伝えるようにと、かようなわけでございまして、昨日この委員会散会直後事務総長といたしましてもこのことを向うへお伝えいたしました。尚議院運営委員長からも向うの議院運営委員長にお伝えになりましたのでございますが、午後衆議院議院運営委員会が開かれまして、その結果といたしまして衆議院の議長から参議院議長に対しまして、正式に会期につきまして國会法に基く協議がなされて参つたのでございます。その際衆議院の御説明によりますと、衆議院の方では参議院のお申出も先ず伺つた。それから尚衆議院は法規に従いまして常任委員長の懇談会を聞きましたところ、常任委員長懇談会の御意向は十四日間という御説であつたそうでございます。ところが議院運営委員会といたしましては参議院の意向が九日までという御希望であるという点を十分に考慮をいたし、これに敬意を表する立場から、特にそれでは常任委員長の御意見に拘わらず、参議院の方の御意向を尊重して八日までにいたしたいということをこれは全会一致で決定いたしましたから、さような筋に従いまして参議院議長に衆議院議長として御協議申上げますと、かようなわけでございます。尚八日といたしました理由につきましての御説明がございました。それは九日まで一杯にしてもよいけれども、法案によつては國会自身で修正をしなければならんものもあるかも知れない。その場合に修正を会期のお終いになつて向うと交渉して、関係方面の同意を得るというような手続をとる、こういうことをいたしますと、それが会期一杯になつた場合に審議未了になると、一応國会が修正案でOKを取つたものに対して政府としては原案のまま又OKを取る。國会が又改めてこの修正案のOKをもう一遍取るというような手続的な不利不便もあるということを考慮して、それを八日にして置けば、継続審査という途も残すことができるので、従つてこの際八日にして置いて継続審査ということの途も残して置きたいという趣意から八日までにするということにいたしましたので、参議院の御同調をお願い申上げたい。かようなお申出であることを申上げて置きます。それから尚こちらの方の常任委員長の懇談会の常任委員長の御意見は先刻連合会議ですでに皆様お聽取りの通りと存じますので、これは省略いたします。
#16
○委員長(左藤義詮君) 如何でございますか。事務総長の報告の……。
#17
○小川久義君 衆議院で申合せしました線による外ないと思います。その通りに同調する。延長しないということで決定したら如何かと思いますが、衆議院の議運の決定に同調する。(「異議なし」「まだあるよ」と呼ぶ者あり)そして会期の延長はしないという申合せをして頂いて決定して頂きたい。
#18
○小笠原二三男君 この申合せは議運だけの問題でなく、それぞれ議案審議の関係もあるでしようし、どういう最惡な事態が起るかも知れないので、條件なしに同調するということで一つ決めて頂きたい。
  (「異議なし」「何でもいいよ」と呼
  ぶ者あり)
#19
○佐々木良作君 小川君の意見にちよつと質問したいのですが、八日に決めて会期の延長をしないということはどういうことですか。九日をやらないということですか。
#20
○小川久義君 そう。
#21
○佐々木良作君 そうすると、それは僕はちよつと話がおかしいと思うので、昨日特に参議院で非常に強硬に出て、一般的な空気にあつたのは、継続審議が前提になるような意味で会期を決定するのはおかしいということだつたのです。それで会期を八日から九日に延長を仮にした場合に、今言つたように継続審議ができないことになる。僕はしない方がいいと思うのだけれども……。そうすると九日という日は完全に残して置いて、つまり延長をしないということで逆枠もくつ付けて、当然にその審議未了という方法を完全に残すということを前提に会期を決めたということになると少し僕はおかしいと思うのですがね。
#22
○愛知揆一君 昨日は御承知の通り加藤君から縷々御説明した通り、我々の最初の主張は八日までということでお願いをいたしたいと思つたのですが、いろいろ各党の御意見を伺つて、十分審議を盡したい、という誠意のある御態度で、我々としてはそれに同調したのである。そういう点から申しますと、今小川君がおつしやつた條件ということはこの際ここに問題とせずに、八日までにという衆議院に同調するという方が、昨日からの議論の経過に辿つて私は筋が通ると思いますが。
#23
○委員長(左藤義詮君) 如何でございましようか。すらつと一つ小笠原君の御動議のごとく衆議院とも円満に、衆議院もこちらの空気を酌み取つて決定されて運営委員会で決められたということでありましたので、小笠原君の動議のごとくに決定することで如何でございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#24
○佐々木良作君 反対、々々。僕の建前で行くと、両院一致で議決ができなかつた場合には衆議院の議決を優先するというので、衆議院の決定通りになるというなら僕は仕方がないと思いますが、理窟が合はん。理窟が合わんのに僕は賛成するわけにはいかんのだ。昨日ここで議論された意味と同じ意味で、衆議院においても、つまり継続審議ができる日にちを残すために、九日じやなくて八日で切るということでしよう。その理窟に私同調するわけに行かん。だから力で負けたというなら仕方がないですよ。だけれどもここでこちらが大体そういう理窟は通らとして決めた方針が、逆から来たからと言つてその方針に同調するわけには行かん。これは両院として当然と思う。理窟さへ通して行けばいいと……。
#25
○委員長(左藤義詮君) ちよつと速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#26
○委員長(左藤義詮君) それでは速記を始めて。
 先程の小笠原委員の動議の通り八日に会期を決めることに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#27
○委員長(左藤義詮君) それではさように決定いたします。
  ―――――――――――――
#28
○委員長(左藤義詮君) 次にちよつとお諮りいたします。開会式の式辞と、それから國務大臣の演説に対する質疑、その日程につきましていろいろお諮りしたいことがございますが、本会議が待つておりますから、運営委員会はこれで休憩をして本会議後に再開することにいたして如何でございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○委員長(左藤義詮君) それでは本会議後に運営委員会を再会いたします。それまで休憩いたします。
   午前十一時三十分休憩
   ―――――・―――――
   午後一時十九分開会
#30
○委員長(左藤義詮君) 午前に引続きまして運営委員会を再開いたします。
 第九回國会開会式の式辞案についてお諮りいたします。
#31
○事務総長(近藤英明君) 午前の本会議中にお配り申し上げました開会の式の式辞案でございますが、これは衆議院の議長から参議院議長に対しまして、かようなことで如何でございましようかという御協議が参つておるわけでございます。よつて当委員会に議長から御意見を伺うために持出した次第でございます。一応朗読いたしましようか、よろしうございます。
#32
○委員長(左藤義詮君) お手許に配付いたしました式辞、これを承認することに御異議ございませんか。
#33
○曾祢益君 この真中の方にあります「さきに勃発した隣國の動乱は國連軍の敢闘にもかかわらず、いまなお終焔をみない」と、こうあるのでありますが、「國連車の敢闘」という言葉を「國際連合の努力」こういうふうに変えた方がいいじやないか、「國連軍の敢闘」を「國際連合の努力」こういうふうにして頂きたいのですが、極めて簡單に申上げますると、如何にもその軍事行動の成行きに非常にこれがかかつているように、軍事行動のみに重点を置いておるようでありまして、その辺が余り結構でないと思いますので、國連の行動はもう今更申すまでもなく警察行動としても軍事部面でございましよう、いろいろな平和的の努力もありまして、そういうものを合せて余り露骨に軍事価というものを出さずに「國際連合の努力」となすつた方が無難である、こういう意味におきまして、そういうふうに提案したいのであります。
#34
○佐々木良作君 そういう話が出るなら、これはいつそ削つたらどうですか、一行ですね、「國連軍の敢闘」ということをずつと抜いたらどうですか。ずつと続くではないか「隣國の動乱はいまなお終熄を見ないまことに遺憾でありまして」とした方が今の社会党の言われた意味ももつと軽くなりますし(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#35
○曾祢益君 削除することに異議ありません。
#36
○委員長(左藤義詮君) この式辞案の真中ごろの「さきに勃発した隣國の動乱は」それから数字抜きまして「いまなお終熄をみない」ということに、かように修正いたすことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり)
#37
○曾祢益君 そのときは「動乱が」でしような。
#38
○委員長(左藤義詮君) この点につきまして、衆議院との打合せもございますので、当委員会一致の意向として、衆議院と協議いたすことにいたします。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
  ―――――――――――――
#39
○委員長(左藤義詮君) 次に國務大臣の演説が二十四日に予定されておるわけでございますが、これに対する質疑の予定について御協議を頂きたいと思います。
#40
○事務総長(近藤英明君) ちよつとその場合に御参考までに申上げておきますが、二十四日というものは大体昨日の運営委員会のお話で御了承と心得ますが、二十四日の施政演説を行います場合の所要時間、これを一応御参考のために申上げます。総理大臣が十五分、大蔵大臣も十五分、二人で三十分、衆議院は午後一時からですので、大体二時かと心得ますが……
#41
○委員長(左藤義詮君) 國務大臣の演説を二十四日午後二時からといたしますことに御異議ございませんか。
   〔「異議なしと呼ぶ者あり〕
#42
○佐々木良作君 ちよつと質問ですが、この間の官房長官が見えましたときにですね、予算が完全に出せなくても大体大綱が決まれば、大体二十四日に間違いないと言われましたが、この時に総理大臣はやることになつておるのですが、大蔵大臣も同様に提案の理由の説明じやなくて、予算が出なくても一緒にやるということですか、そう理解してよろしうございますか。
#43
○事務総長(近藤英明君) ちよつと申上げますと、去る十七日に井上官房副長官がこちらの議長のところに使いに見えての話では、何らの條件なしに二十四日、総理大臣並びに大蔵大臣の演説をいたしたいという申入れをしておられます。
#44
○佐々木良作君 そうしますと、何が出ないときは施政方針を総理大臣がやつて、経済閣僚の話はないという話がありましたが、今度出た場合に、大蔵大臣がやられるというのは、予算案の提案理由というくらいの意味でやられるのじやないかと思つておつたが、そうでなくて提案されなくても財政演説ということでやられるということに了解してよろしいことになりますか。
#45
○委員長(左藤義詮君) 只今お話の予算を出さずに財政演説をやるかどうか。これは政府にも確めなければなりませんが、これについてそういう前例がありますかどうか、事務当局に一応説明さしたいと思います。
#46
○参事(河野義克君) 予算が提出される以前に、総理大臣が施政方針の演説をした例はございます。大蔵大臣が演説をされた例はございません。但し、大蔵大臣が財政、いわゆる財政演説といわれるものをされますのは、予算の提案理由の説明ではありませんで、予算が國会に提案された機会に財政に関する政府の所信を述べられるわけでありますから、正式に提案理由の説明ではありません。併しながら予算が出された以前に大蔵大臣が演説した例はこれ又ないのであります。
#47
○委員長(左藤義詮君) 先程佐々木君の御発言でございますが、この点は昨日官房長官は、予算等が提出できると申しておりましたですがどういう情勢になりまするか、若し提出できれば両大臣が演説をするということに御了解を頂いたらどうかと思います。
#48
○兼岩傳一君 出なければ……。
#49
○委員長(左藤義詮君) 改めて運営委員会を開いて御相談をいたします。
#50
○小笠原二三男君 間に合いますか。
#51
○鈴木清一君 今日向うに聞きますか。
#52
○委員長(左藤義詮君) 今日できるかどうか分りません。
#53
○鈴木清一君 昨日もこの問題が非常に中心になつたが、官房長官の話の結論が出ないので、日にちについては非常に疑義があつて、疑問が出たのですが、それで念を押したわけですが、ですから二十四日にやる場合に、予等も提出を含めてやられるか、やられないかということをはつきり今聞かれたら聞いて、その自信があるとするなら、又別に問題は……二十四日にするということはいいだろうと思いますが、今直ぐ聞くというわけには……
#54
○佐々木良作君 私の心配するのは、ここで二十四日をぴたつと確定して、予算案が出ようが、出まいが、総理も大蔵大臣も演説をさせるということに決めるかどうか、これが一つと、或いは出なくても総理大臣の演説はやれるという話もありましたので、そうすると二十四甘はやると決めて、総理大臣の演説をやつて、そのときに予算案が出れば大蔵大臣がやり、予算案が出なかつた場合には後に出たときにやるということにするか。三番目には、この二十四日ということ自身も動くように考えて、予算案が出ることを前提としておるという、若し予算案が出なかつた場合には、総理大臣も大蔵大臣も両方ともずらすように態勢を考えるのか、その辺をちよつと決めないというと、後に質問する場合に、当然に予算に関連した質問が出て来ますから、ちよつと困るのじやないかと思うわけであります。
#55
○委員長(左藤義詮君) 如何でございましようか。総理大臣の演説は二十四日にやらせることにして、大蔵大臣につきましては、予算案の準備等もありまするので、若しやりますとすれば、二十四日の午前に議運を開いて、もう一度決定するというような計らいは如何でございましようか。
#56
○佐々木良作君 今度は意見ですが、さつき言いましたように、三つの可能性があるわけですが、私、意見としては今これから相談するのがその演説に対する質問の問題ですから、これは当然に今度のときは予算関係が中心にならざるを得ない。そうすると総理大臣の演説と大蔵大臣の演説を今のように分離しない方がいいだろう、予算案が出なければ総理大臣の演説も延ばす、こういうふうに段取を組んで置いた方が、運営上にはいいのじやなかろうか。意見です。
#57
○委員長(左藤義詮君) 昨日からどれくらい折衝が進捗しておりまするか、若し皆さんの御希望がございますれば、官房長官を呼びまして、もう一度二十四日に予算を提出して財政演説ができるかどうか、見通しをもう一度聞いたらどうです。
#58
○佐々木良作君 聞いて貰つても結構ですが、そこまで聞くのでしたら、私は一応二十四日の二時にしておいてそれに予算案提出が間に合わなかつたらそのまま一日ずらして行く……。
#59
○委員長(左藤義詮君) 果してそういう場合に、政府としてずらすことを希望いたしますか、或いは総理の方を先にやつて、財政を別にやるようなことを希望いたしますか、その点も含めて政府の國会に対してお願いをしたいと思う意向を折衝段階と共に一つ聞いてみたら如何でございましようか。
#60
○中村正雄君 僕は委員長の意見と違うのですが、やはり二十四日にやるとして、問題になりますのは、各会派の質問演説者を決めて、質問演説者が準備しなくちやいけないわけです。その関係でやつぱり総理と大蔵大臣との演説を切り離すということになれば、これは困るだろうと思います。従つて私共の心配しておるのは、二十四日の午前中に議運を開いて変更ということは困ると思う。従つて一応参議院の親切的な考え方かも知れませんが、政府から正式に十七日に二十四日に両大臣がやりたいという申入をしておつて、而も今何ら変更の通知がないとすれば、これは決まつておるものと考えて参議院は決めて行つていいと思う。誰が考えましても、一日や二日前になつてあの申込は取消しますということは政府としては言えないと思う。従つて二十四日に予算が出る出ないに拘わらず、総理大臣が施政方針演説をやり、大蔵大臣が財政演説をやるということに一応決定して、それに基いて質問をするところの準備をして行きたいと思います。従つて若しもその後の問題で予算が出なくても、後に出た場合に予算に対しての説明をやらしてもいい、もう一遍やらしてもいい。従つて二十回目に両大臣にやつて貫いたい。そのつもりで進んで貰いたいと思う。
#61
○加藤武徳君 今の中村君の御発言のように、政府の申入にもあるのでございますから、二十四日に施政演説をやらなくなるという前提で議論をせずに、十四日にやるんだという線で決めて置いたらいいじやないかと思いますから、私は中村君の意見に賛成いたします。
#62
○委員長(左藤義詮君) 何か御意見ございませんか。ちよつと速記を止めて。
   〔速記中止〕
#63
○委員長(左藤義詮君) 速記を始めて……。政府から申入れの通り二十四日総理並びに大蔵大臣の演説を聞くことにいたしまして、大体午後二時から本会議を開くことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#64
○委員長(左藤義詮君) さよう決します。この演説に対しまして質疑を各派から行われると思いますが、その人数、時間、順序等を如何いたしますか、御教示願います。
#65
○佐々木良作君 第八國会の時、或いはその前の先例をちよつと事務局から言つて頂いて決めたらどうですか。
#66
○参事(河野義克君) 先例といたしましては、第一國会から第八國会まですべて御説明申上げる用意がございます。但し相当比率等が変りましたから、選挙後の第八國会の例を申上げます。第八國会におきましては、第一順位を野党の最大会派が取られまして、その他は大会派順にやられ、且つ自由党は辞退されました。それでその結果順位は社会党、緑風会、民主党、第一クラブ、労農党、共産党、社会党、緑風会、民主党というような恰好でやられ、その時間は社会党、緑風会はおのおの八十分、民主党は五十分、第一クラブ、労農党、共産党は各三十分、計三百分、五時間を要し、日にちとしては四日間に亘つてやりました。これが第八國会における先例であります。必要でありますれば、第七國会以前のも逐次申上げますが問御参考までに衆議院の議院運営委員会の御決定の状況を申上げますれば、二十五日から二日間質疑を行う、こう決定をされております。
#67
○中村正雄君 第八臨時國会の通りにやつて如何ですか。それで日にちの問題ですが、第八は四日やつたのですけれども、衆議院が二十五、七の二日間で上れば、二十八日には午後もやれるわけですから、参議院は三日でやることにして前回通り三百分二十八日は午後も終るまでやるということで如何ですか。
#68
○委員長(左藤義詮君) 如何でございますか、中村君の動議がございましたが、大体第八國会と同じように割当三百分といたしまして、二十五日、二十七日。二十八日は衆議院がございませんので、午後に亘りましても、これを全部三日間で終了する、かような動議に御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#69
○委員長(左藤義詮君) それではさように決します。
 順序は第八國会通りといたしますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#70
○委員長(左藤義詮君) 二十八日の午後もやるということを申しましたが、質疑は衆議院は二十七日で終りますけれども、大体本会議の予定日でありますので、その日に本会議を開くかも知れませんから、これは衆議院との関係でございますが、若し衆議院が本会議を開かないとすれば午後に及んで質疑を全部終るというふうに御了承願います。
#71
○中村正雄君 従つて衆議院は二十八日午後開けば、参議院はやはり三十九日も開いて全部やつてしまうということの含みで今の御注意は了承したいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#72
○委員長(左藤義詮君) 速記を止めて。
   〔速記中止〕
#73
○委員長(左藤義詮君) 速記を始めて下さい。それでは國務大臣の演説に対する質疑につきましては、前第八國会通りの時間といたしまして、二十五日、二十七日、二十八日に終るように努力をする。荷前國会におきましても、時間の励行を非常に皆さんで御協力を願つたのでありますが、今回も前回通りできるだけ定時に開会いたすように十分御用席を御協力願いたいと思います。
#74
○委員長(左藤義詮君) 次に委員の辞任及び補欠につきまして御報告いたさせます。
#75
○参事(河野義克君) 緑風会から建設委員の尾山三郎君、郵政委員の徳川宗敬君、決算委員の小宮山常吉君、議院運営委員の尾山三郎君がそれぞれ辞任されまして、建設委員に徳川宗敬君、郵政委員に尾山三郎君、決算委員に小林政夫君、議院運営委員に小宮山常吉君を補欠として指名されたいという申出が来ておりますからお諮りをお願いいたします。
#76
○委員長(左藤義詮君) 議事部長の報告の通り承認することに異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#77
○委員長(左藤義詮君) ではさように決します。ちよつと速記を中止して下さい。
   〔速記中止〕
#78
○委員長(左藤義詮君) それでは速記を始めて下さい。
 次回は二十四日の十一時に開会することにいたします。
 それでは本日はこれを以て散会いたします。
   午後一時五十五分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     左藤 義詮君
   理事
           愛知 揆一君
           鈴木 恭一君
           中村 正雄君
           鈴木 直人君
           大隈 信幸君
   委員
           小野 義夫君
           加藤 武徳君
           山田 佐一君
           江田 三郎君
           大野 幸一君
          小笠原二三男君
           曾祢  益君
           吉田 法晴君
           赤木 正雄君
           尾山 三郎君
           加賀  操君
           片柳 眞吉君
           高橋 道男君
           小川 久義君
           境野 清雄君
           佐々木良作君
           鈴木 清一君
           兼岩 傳一君
  ―――――――――――――
   議長      佐藤 尚武君
   副議長     三木 治朗君
  ―――――――――――――
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  芥川  治君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
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