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1950/11/29 第9回国会 参議院 参議院会議録情報 第009回国会 議院運営委員会 第5号
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1950/11/29 第9回国会 参議院

参議院会議録情報 第009回国会 議院運営委員会 第5号

#1
第009回国会 議院運営委員会 第5号
昭和二十五年十一月二十九日(水曜
日)
   午後一時十七分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○議院の運営に関する件
○特別会計、政府関係機関及び終戰処
 理費の経理に関する調査承認要求の
 件
○委員長の辞任及び補欠選任に関する
 件
○委員の辞任及び補欠選任の件
○今国会提出予定法律案に関する件
○会計検査院法第四條第三項及び第四
 項の規定による検査官任命につき承
 認を求める件
○商品取引所法附則第七項及び第八項
 の規定による商品取引所審議会会長
 及び同委員任命につき承認を求める
 件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(左藤義詮君) それではこれより開会いたします。
#3
○事務総長(近藤英明君) 先般の議院運営委員会で、たしか江田さんからと存じますが、ポツ勅政令に関係した資料を事務局で出してくれというお話でございましたので、一応事務局で調べたものができましたから、これをお配りいたします。右御報告いたします。
#4
○委員長(左藤義詮君) 大蔵委員長から発言を求められております。
#5
○委員外議員(小串清一君) 実は御承知の酒税法の改正法案は、十二月一日施行することになつておりますので、大蔵委員会においては、昨日大体の質問を終りまして、それから同時に衆議院と連絡をとりましたところが、衆議院の大蔵委員会は昨日通つたのです。それで本日遅くも午後二時か三時に衆議院では酒税法を通過することになつておりますから、それで我々の方も委員諸君と協議をしまして、今日只今公聽会をこれより開くのでありますが、それを終つて、衆議院の回付を待つて酒税法の改正案だけは本日中に大蔵委員会で通過する考えで、その見通しをしております。つきましては、成るべくなら本日遅くもこの本会議の後に追加日程として頂きたいと思います。万一間に合わぬならば、明日でも開いて頂かなければならんということになつておりますので、一応運営委員会の方へお願をしで置きまずから、いずれにしてもあの法案は一日から施行をされるようなことになつておりまして、税をしよつておるいろいろな全国の売店の品物を整理しなければならん。それで一日からは新税法によつて施行されるのですから、議会としてはどうしても三十日中に決議を終らなければならんので、御了解を願いたいということを私からお願いいたします。
#6
○小川久義君 衆議院のほうはもう済んでおるのですか。
#7
○委員外議員(小串清一君) これから済むことになつておる。大蔵委員会は済んでおるのでございます。ただ本会議が、衆議院の方では本会議の日程に載つておりますが、まだ開会しておりません。是非とも、今日何時までに終るか、遅くも三時までには本会議は通過するということは、向うの委員長やほかの諸君から聞いて参つたのです。
#8
○中村正雄君 一時半に午後の本会議が再開になつて、大体三時半か四時頃までかかるわけですが、一応それまでに通る見込があれば緊急上程してよろしいし、或いは十分か二十分経てば通るのであれば、本会議は休憩して頂いて同時にやつて貰いたい。明日の本会議の予定は案件はないと思うわけでありますので、これだけで本会議を開くということもちよつと困難だと思いますので、本日皆の了解を得て上げるということに一致しますれば、衆議院の方は督促しまして、開会中に上がればいいし、若しも開会中に僅かの時間で間に合わなかつたら、本会議を休憩して頂いて追加上程をして頂きたい。
#9
○委員長(左藤義詮君) 衆議院の方へ十分に連絡をして早くして貰うようにし、若干の時間につきましては、議長にお任せすることにして、只今中村君の動議のことく大蔵委員長に……。
#10
○愛知揆一君 それで全然異議はないのですが、万一今日摘当な、常識で考えられる時間までに衆議院が上らなかつた場合に、問題が問題ですから、さような場合には明日本会議をやるかどうかということも御相談願つて置いた方がいいのではないかと思います。全力を挙げて本会議を開くということにしておいても、これが七時、八時になるまで待つなら、或いは明日の午前に簡單にやつて頂く方がいい。いずれにしても、これは各党とも酒税法の改正は御異議はないし、又国民全部が待望しておられるのですから……。(笑声)
#11
○委員長(左藤義詮君) 大蔵委員長申出の件は、本日できるだけ上程をするように努力いたしまして、万一上程の不可能になりました場合には、御迷惑でございますが、明日本会議を開いて上程するということに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○委員長(左藤義詮君) さように決します。
  ―――――――――――――
#13
○委員長(左藤義詮君) 次に調査承認要求に関する件。
#14
○参事(宮坂完孝君) 決算委員長前之園喜一郎君から、特別会計、政府関係機関及び終戰処理費の経理に関する調査承認要求書が提出されております。概略朗読いたします。
 事件の名称は、特別会計、政府関係機関及び終戰処理費の経理に関する調査でございます。調査の目的は特別会計、政府関係機関及び終戰処理費に関しては特に愼重審査を要すると認められる事項があるので、特に小委員を設けて所要の調査を行う必要がある場合は、昭和二十四年度以降の経理状況についても調査を行う。期間は今期国会開会中。費用は要しない。
 大体以上であります。
#15
○委員長(左藤義詮君) 決算委員長から要求の通りに調査承認することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○委員長(左藤義詮君) さように決します。
   〔委員長退席、理事鈴木恭一君委員長席に着く〕
  ―――――――――――――
#17
○事務総長(近藤英明君) 御報告申上げたいことがございます。委員長並びに委員の変更に関するお申出がございますから申上げます。自由党から議院運営委員長左藤義詮君が辞任せられて、後任として山田佐一君を推薦いたしたいという申出が出ております。それから同じく自由党からでございますが、決算委員の中川幸平君が辞任され、同じく懲罰委員の木村守江君、それから内閣委員の中川幸平君が辞任され、補欠といたされまして、決算委員に仁田竹一君、それから懲罰委員に小野義夫君、郵政委員に中川幸平君を任命したい。それから議院運営委員の左藤義詮君、同じく小野義夫君、仁田竹一君の三名が辞任をされ、議院運営委員の補欠といたしましては、上原正吉君、それから木村守江君、中川幸平君を任命したいと、かような申出が出ております。
#18
○理事(鈴木恭一君) 只今の常任委員長の辞任と常任委員の辞任及び補欠に関する件をお諮りいたすわけでございまするが、先ず常任委員長の辞任並びにその補欠についてお諮りいたします。
#19
○佐々木良作君 こういうような、成るべく常任委員会の性格に従つて、特別な理由がない限り辞めないということにたびたび私から申しておりますが、一応その理由を一つ御説明願いたいと思います。委員長の方からでも、党の方からでも……。
#20
○事務総長(近藤英明君) どなたから御説明があると思いますが、一応事務局の私の方へ文書によつて提出になつておりまする左藤委員長御署名の辞任願を朗読いたしてみたいと思います。
   辞任願
  一身上の都合により議院運営委員長を辞任いたしたく許可願上げます。
  昭和二十五年十一月二十七日
           左藤 義詮
   参議院議長佐藤尚武殿
かようになつております。
#21
○愛知揆一君 只今読上げられました辞任願は、私共といたしましても、いろいろと考えさせられることがあるのでありますが、その理由に盡きておる通り、左藤委員長の一身上の都合ということで、私共自由党の運営委員としては了承したわけであります。尚これは一身上の都合ということでございますから、この議運の席上においてこれ以上論議せられることなく、当人の意思が貫徹できるように私共からもお願いするわけであります。
#22
○中村正雄君 委員長は各会派に割当しまして、各会派の自主性によつて御選考願うわけでありますので、自由党に割当てられておりまする運営委員長の交替をなさるということは、各会派のいろいろな御事情があるでありましようし、それによつて決定されても如何ともなしがたいことでありますし、又只今読上げられた一身上の都合によりという理由であれば、とかく言う必要もないと思いますが、ただ私は議院運営委員会の今後の円満なる運営のために非常に悲しむべきことであるという意見を附して了承いたします。
#23
○理事(鈴木恭一君) 只今中村君の言われました通りに決定してよろしうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#24
○理事(鈴木恭一君) それではさように決します。
 次に常任委員の変更に関しまして、只今事務総長が説明いたしました通り決定してよろしうございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#25
○理事(鈴木恭一君) 御異議がないと認めます。さよう決します。
 速記をとめて……。
   〔速記中止〕
#26
○理事(鈴木恭一君) 速記を始めて下さい。
 法律案の提出予定に関しまして、官房長官よりその後の御説明を聽取したいと思います。
#27
○中村正雄君 開会前日の運営委員会で一応今国会の提出法案につきましての見通しの説明があつたわけでありますが、あのとき頂きました資料並びに説明によりますと、大体本国会の提出予定法案が四十三件か、四件だと記憶いたしております。そうして提出に関する手続その他も一応の見通しを付けまして、開会と同時にこの分のうちの大部分を出せる、又予算案等は二十四日頃という話でありまして、すでに二十四、五日になりますれば、四十三、四件の予定法案のうちの八九割までが出せるような御説明であつたわけであります。ところが本日現在でみますと、たしか十一件しか提案になつていないと思います。従つてそういうふうに情勢が変つているのであれば、官房長官から前の説明と見通しが違つたという御説明があるものと今まで期待いたしておつたわけでありますが、何もないので、本日御足労を願つてその後の予定等につきましての変更の点があれば、御説明を願いたいと思つて、実は御出席を要求したわけであります。この点につきまして御答弁を願います。
#28
○政府委員(岡崎勝男君) この前参りましたときは確かにそう考えておりました。それでもう一遍申上げると、あのとき考えておりました法律案は、この国会に是非提出したい法案三十一件、それから若し間に合えば、間に合うというのは余りあとになつて……、閉会から余り遅れない時分に間に合えば提出したいと考えておつた法律案が十四件、合計四十五件であります。このうち一、二は取止めになるものもあるかも知れんと考えて、大体四十二、三件あると、こう申上げておつたのであります。併し是非提出したいと考えておりました法案は、今申しましたように三十一件であります。そこでそのうちで今どうなつておりますかといいますと、本日までに提出済の法案は、今十一件とおつしやいましたが、十四件になつております。それから只今印刷中のものが七件でありまして、合計で以て二十一件、そのうちの七件は今まだ印刷中ですから、今日若しくは明日になりますが、今明日中に提出できると思います。提出済が十四件、合計二十一件になつております。そこであと十件ばかりがまだ提出済になつておりませんが、これらは全部関係筋に前から提出済であります。あとから多少考慮すべき点も出て来たと思いまして、供えば給與に関する法律案も遅れまして、実は今日漸く提出したようなわけでありますが、そのときにまだ何と言いますか、現業関係とか、特別の給與の規定で以てやつておりますものは、まだ提出済になつておらないのですが、そんな関係もありまして、どうも遅れて恐縮ですが、只今のところ二十一件はもう間違いなく明日までには提出できます。これは印刷だけの問題であります。あとの十件のうちでも、もうそう遅れずに提出できるつもりでありますので、非常に御迷惑をかけて恐縮でありますが、予定より多少遅延しました点は御了承願いたいと思います。関係筋には予定通り提出してあつたのですが、いろいろ研究すべき点が向うにもあるのだと見えまして多少時間が手間取つたのであります。
#29
○中村正雄君 御弁明の点は了承できました。ただ今までの例にありますように、最初の御説明と、その後情勢の変化がありましたら、やはり前の御説明と違つていることになるわけですから、政府の方から進んで、こちらから要求する前に、こういうふうな予定であつたけれども、こういうふうに変更せざるを得なかつたという点を御連絡願いたい。それを申上げて了承いたします。
#30
○理事(鈴木恭一君) 只今の官房長官の御説明、了承したということでよろしうございますか、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#31
○佐々木良作君 中村君は希望を付して了承したと言いましたが、その希望の方をどうにか一つ答えて貰つた方がいいと思います。
#32
○政府委員(岡崎勝男君) 御希望の点はよく分りました。例えば予定のときに一日くらい遅れるというようなことになりますと、そう一々連絡する時間もありませんが、例えば今度のような場合、数日も遅れたというようなときには、私の方から進んで御連絡して御了解を求めるようにいたします。
#33
○理事(鈴木恭一君) 速記を止めて……。
   〔速記中止〕
#34
○理事(鈴木恭一君) 速記を始めて……。
 会計検査官任命につき事後承認要求に関する件、これは承認してよろしうございましようか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#35
○理事(鈴木恭一君) 御異議がないようでございますので承認することにいたします。
  ―――――――――――――
#36
○理事(鈴木恭一君) 次は商品取引所審議会会長及び同委員任命につき事後承認要求に関する件をお諮りいたします。これは政府の提出いたしました通り承認することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#37
○理事(鈴木恭一君) 御異議がないと認めます。承認することにいたします。
  ―――――――――――――
#38
○理事(鈴木恭一君) お諮りすることは一応終つたのでございますが、別に御発言ございませんか。
#39
○小川久義君 先程中村さんから法案提出に対して質問があり、官房長官が答えたのですが、外部的には、請願陳情はいつ幾日までしか受付けないという規則でやつて来たのですが、政府に対しても提出法案は閉会幾日前までに出せ、それ以後は提出法案は受付けないという線を引くことは、審議の期間のないものを持つて来るというようなことがなくなつていいのじやないかと思います。これは即決はできないと思いますが、十分御研究願いたいと思います。(「異議なし」「賛成」と呼ぶ者あり)
#40
○理事(鈴木恭一君) それでは本日はこれを以て散会いたします。
   午後一時四十五分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     左藤 義詮君
   理事
           愛知 揆一君
           鈴木 恭一君
           中村 正雄君
           鈴木 直人君
           大隈 信幸君
   委員
           加藤 武徳君
           江田 三郎君
           高橋 道男君
           小川 久義君
           佐々木良作君
           鈴木 清一君
           兼岩 傳一君
  委員外議員
   大蔵委員長   小串 清一君
  ―――――――――――――
   議長      佐藤 尚武君
   副議長     三木 治朗君
  ―――――――――――――
  政府委員
   内閣官房長官  岡崎 勝男君
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  芥川  治君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
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