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1950/12/01 第9回国会 参議院 参議院会議録情報 第009回国会 議院運営委員会 第6号
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1950/12/01 第9回国会 参議院

参議院会議録情報 第009回国会 議院運営委員会 第6号

#1
第009回国会 議院運営委員会 第6号
昭和二十五年十二月一日(金曜日)
   午前十時三十四分開会
  ―――――――――――――
  委員長の補欠
十一月二十九日左藤義詮君委員長辞任
につき、その補欠として山田佐一君を
議長において委員長に指名した。
  委員の異動
同日委員小野義夫君、仁田竹一君及び
左藤義詮君辞任につき、その補欠とし
て木村守江君、中川幸平君及び上原正
吉君を議長において指名した。
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○委員の辞任及び補欠選任の件
○議院運営小委員の辞任及び補欠選任
 の件
○議院運営小委員予備員の辞任及び補
 欠選任の件
○公聽会開会承認要求の件
○未復員者給與法の一部を改正する法
 律案の委員会審査省略要求の件
○議院の運営に関する件
○参観人及び傍聽人の取扱に関する件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(山田佐一君) 只今から会議を開きます。議事に先立ちまして、一言御挨拶を申上げたいと思います。不肖今回測らずも運営委員長の重責を荷うことになりました。みずから顧みまして、誠に浅学菲才であり、又徒らに馬齢を加えただけで一向役に立たない者でありまするが、どうか皆様の御支援と御援助によりまして、この重責を果したいと思います。誠心誠意この職に盡しますつもりでありまするから、どうぞ皆様の御同情と御援助のほどをひたすらにお願いいたしまして、御挨拶に代えまする次第であります。よろしくどうぞお願いいたします。
 それでは今日の議題をお願いいたします。常任委員の辞任及び補欠に関する件。
#3
○参事(河野義克君) 自由党から厚生委員の長島銀藏君、法務委員の山田佐一君、文部委員の平岡市三君、人事委員の森田豊壽君、労働委員の池田七郎兵衞君、経済安定委員の山本米治君がそれぞれ辞任せられ、厚生委員には森田豊壽君、法務委員に平岡市三君、文部委員に山本米治君、人事委員に長島銀藏君、郵政委員に池田七郎兵衞君、労働委員に山田佐一君を補欠として指名せられたいという申入れでございます。
#4
○委員長(山田佐一君) 只今議事部長の報告の通りそれぞれの辞任、補欠の件は御承認願いまして御異議ありませんか
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(山田佐一君) それでは御異議ないものと認めます。さよう決しました。
  ―――――――――――――
#6
○委員長(山田佐一君) 次に議院運営小委員及び同予備員の補欠に関する件。
#7
○参事(宮坂完孝君) 議院運営小委員の山田佐一君が辞任されまして、補欠として木村守江君が推薦されております。又同予備員の小野義夫君及び仁田竹一君が辞任されましてその代りに上原正吉君、中川幸平君が補欠として推薦されております。
#8
○委員長(山田佐一君) これも只今の報告通り御承認をお願いいたしたいと思いまするが、御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。さよう決しました。
  ―――――――――――――
#10
○委員長(山田佐一君) 次に公聴会開設承認に関する件。地方行政委員会。
#11
○参事(宮坂完孝君) 地方行政委員長岡本愛祐君から公聴会開会承認要求書が提出されております。事件の名称は地方公務員法案予備審査。公聴会の期日は十二月五日及び六日両日でございます。
#12
○委員長(山田佐一君) これも只今の報告通り御承認を願いましてよろしうございますか。如何でございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○委員長(山田佐一君) 御異議なければさよう決しました。
  ―――――――――――――
#14
○委員長(山田佐一君) 次に委員会省略請求に関する件。
#15
○事務総長(近藤英明君) 内村清次君外十八名から未復員給與法の一部を改正する法律案が議員発議で提案になつております。そして本件につきましては同じく内村清女君外十八名から委員会審査省略が要求されております。御要求になつておる方々は社会党、民主党、それから第一クラブ、自由党、それから緑風会、各派の御要求のように存じますが、本件につきまして委員会審査の省略をなさるかどうかの御協議を願いたいと存じます。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
   〔大隈信幸君発言の許可を求む〕
#16
○委員長(山田佐一君) 大隈さん。
#17
○大隈信幸君 異議ありません、別に。
#18
○鈴木直人君 異議なければ……。ただ若しあれなら私発議者の一人なものですから内容の御説明を申上げてもいいかと思いまして、(「異議なし」と呼ぶ者あり)よろしうございますか。(笑声)
#19
○委員長(山田佐一君) 徒らに波瀾を起さんように(笑声)、それじやこの辺でどうぞ御承認をお願いいたしておきます。何しろ委員長なり立てですからお手柔らかにどうぞ(笑声)。
#20
○事務総長(近藤英明君) この機会にちよつと事務から御参考に申上げたいことがございます。この未復員者給與法の一部を改正する法律案が只今委員会審査省略よろしいことに決しますと、これは明日は定例日じやございませんで、月曜日が本会議の定例日でございます。従つて月曜日に本会議をお開まになれば一応予定せらるべき案件はこれだけでございます。而もこれは余り時間を要さないですむのじやないかと一応事務的には計算いたされます。
 そういたしますと実は今期会期は短うございますので、法的に申しますと自由討議は開かなければならないという日数にまで現在達しておりません、三週間でございますから。併しながらこの前國会も自由討議は実は会期の関係で開かずじまいになつておりますので、その点につきまして何か皆様がたのお考えがありましたら、この際お考え置き願うことも一つかとも存じますので、御参考までにこの点申上げて置ます。
#21
○委員長(山田佐一君) どうぞ御意見を。自由討議どうです、久しぶりですね、やりますか。余り本会議おとなし過ぎたのじやないですか。併しこう何か本会議で國民にやつぱりさすがは参議院のあり方を教えてやつて、名論卓説を出して貰いたい。
 それじや速記止めて下さい。
   〔速記中止〕
#22
○委員長(山田佐一君) 速記を始めて下さい。
 只今の未復員者給與法の一部を改正する法律案は大体は水曜日の本会議に上程するということにして置きまして若しほかに上つて来る法律案の案件がありましたら月曜日に本会議を開いて本案を上程する、別になければ予定通りの水曜日に開くということで御異議ありませんか、
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#23
○委員長(山田佐一君) では御異議がなければさよう決しました。
  ―――――――――――――
#24
○委員長(山田佐一君) こちらからお諮りすることはもうこれで終りましたが、どうか委員諸公の中で何ぞありましたら。
#25
○大隈信幸君 先だつて伺いましたが、院内見学の件について御報告を頂きたいと思います。
#26
○事務総長(近藤英明君) 先般お話のありました見学並びに傍聴者の身体検査等については、私ここでお答え申上げた通りの気持でありますので、所管の警務部長に対しましては私からこういうお氣持でありますから、一層そういう取扱については非常識に亘らないように十分注意をしてこちらの議会の妨害にならないということも勿論十分に考慮しなければなりませんが、同時に参観、傍聽の人々に十分に考慮を拂うということを注意を與えて置きましたが尚更に詳しいことの取扱については……
#27
○大隈信幸君 抽象的なお話なんですが、結局見学のことですが、委員会を一開かれているときに許して頂けるのでありますか。
#28
○事務総長(近藤英明君) この間確めましたところ、委員会が一つあるからということだけで、参観を全面的にとめるという趣意はとつておらない。たまたまそういうことは起つたかも知れませんが、そういう原則をたてておるわけではございません。原則としては現実に委員会の開会の邪魔にならないということを立前にしておる。こういうことでございます。
#29
○小川久義君 さつき僕はまだ確かめてないのですが、今日は参観は便殿だけしか見せなかつたそうですが。今日は十時前に参観に来たものに対しては便殿だけを見せてそうしてもう帰したという。僕が今玄関に入つて来たら便殿だけで帰りましたという。
#30
○事務総長(近藤英明君) ちよつとその点につきまして私全然存じませんので、所管の者の口か一つお聞きとり願いたいと思います。
#31
○参事(丹羽寒月君) 衆議院の方の扱いは委員会が一つ開いておりましても扱わぬという扱いにはなつております。その結果殆んど参観が衆、参両院を通じまして衆議院の分まで全部こつちで引受けるというような結果になつたものですから……。ところが最近は少し減つたのでありますが多いときは一万の日が最近まで続いておりました。少い日で五、六千という目が続いておつたのでどうもそれでは困る、やはり衆議院は衆議院で、衆議院のほうの御紹介の分は衆議院で御参観願うようにしたいというのが、先般改正しました根本趣旨であります。ただ衆議院と違いますところは、こちらでは議員から御紹介がありますものはできるだけ便宜を計りたいということでやつております。その根本の問題につきましては、先程から事務総長からお話がありました通りでございます。できるだけ参観については特に便宜を計りたいと考えておる次第であります。
#32
○小川久義君 体の検査に関しましてはどうなんですか。何か警察官が検視しておるという話なんですが、この議院内で普通警察官が入つて参観人を身体検査をしておるということは、議長の権限を犯しつつあるというようなことになるのですが、その点に対しては衛視がやるべきであつて、警察官が院内に入り込んできて検視をやつておる実情らしいのですが、その点に対してこの間申上げておきました通り、二度やるのはやめて一度にしてもらいたいということも申上げて置いたのですが、特にいろいろ聞いて見ますと、一遍は衛視がやるらしいのですが一遍は警察官がやる。警察官が院内にきてやることは議長権限を犯しはしないか。
#33
○事務総長(近藤英明君) その点ちよつと申上げますが、院内に派遣されている警察官は、議長の派遣要求に基いてこちらに派遣になつて、こちらの警務部長の指揮下に入つている警察官でございます。
#34
○参事(丹羽寒月君) ちよつと今のお話につきまして、先般お話がございましたものですから、よく衆議院の実情も調べたのであります。こういう私らの従来の考え方ですが、お話の通り派出されました警察官は建物外の警備に当り、衛視が建物内の警備に当るというのが従来からの規定でありまして帝國議会始まつて以来のこの取扱でありますが、それは一応規定からいいますれば、受付の外で警察官が一応いたしまして中で衛視がする、こういう立前でございます。入つておいでになる方といたしましても、外でやつては工合が惡うございますので、一応中へお入りになつて雨具とかその他のものをお預けになつたところで警察官でやるということが、傍聴の方の便宜でもあり、永い慣例でございます。問題は衛視と警察官と二度やるではないかということなのです。それで一昨日のお話では衆議院は一回であるけれども参議院は二回だという御注意があつたのでありますので、衆議院の実情も調べたのですが、衆議院の方は衛視がやるのは場所が違つておる。議場の傍聴席の入口で衛視がやつておる。こちらは衛視が中途でやつておるものですからちよつとその点が違う。私の方ではそれは衆議院と同様に議場の入口でいたしたらどうか、又その方が実際は効果があるのです。ところが衆議院の方では、御承知の通りあそこに傍聴人の方の待合室があるのです。本院におきましては待合室を請願課とか農林省の政府委員室に使つておる。あそこには自由に人が入るのであそこでやつた方がいいのでありますけれども、ただ実際問題としまして入口が多くなるものですから複哨が要る。その点で人が二倍になる。それと交替制の関係があるものですからその三倍四倍の人がいる。ところが衆議院の方では衛視の数が多い、参議院では衆議院の三分の二しか衛視の実数を持つておりませんので、それで中途で一カ所でできるところでいたすということに、本院としては相成つておりまして中途でやる、こういうことになつたわけです。従つて今度はそれではお話のように、衛視と警察官と一体になつてやることができるかどうかという点につきまして検討を加えたのでありますが、一つの場所ではどうも工合が惡いというのが今まで二日ばかり検討しました結果であります。それではどちらか一方省いてはどうか、特に警察官でするならば、衛視のほうの検索を省いてはどうかということが問題になるわけでございます。その点につきまして永い検索の歴史を検討いたしました結果、やはり警察官だけでやりましてもどうも抜けることがある。言い換えますと警察官でやつたあとゴム長靴の中にピストルを持つておつたという事件を、衛視の検索で以て発見したという事例があつたのでございます。それからもう一つは万年筆にピストルを仕込んだものを警察官の検索で発見できなかつたのでありますが、衛視の検索では万年筆の中にピストルが入つておつたというのを衛視の点検で以て発見いたした。こういう事例があり、その他そうした関係で永い五十年の検索の歴史の結果は、警察官でやつてもう一ぺん衛視でやる必要があるという結論に達して現在実施しておるわけであります。衆議院におきまして聞きましたところが以前は三回やつておつたそうであります。入口のほうで二回、上のほうで一回やつておつた、こちらでは三回やつたことはないようでございます。そういうことで二回ということになつておりますが、私のほうの内部で検討しました結果は、そうした事例があり、その結果このようにやることになつておるものでありますし、できるだけ運用の面において非常識にわたらんようにいたしたらどうか、御注意の点は十分注意いたすことにしてやつたらどうか、こういう感じがいたしまして目下御趣旨に副うようできるだけ検討いたそう。こういうことに相成つた次第でありますので一応御説明申上げておきます。
#35
○吉田法晴君 今の御説明を聞いておると、警察官だけ検察をやつて見ても抜けがあつて衛視の方が正確なんだ、こういう御説明です。そういたしますならば、何もわざわざ警察官を呼んで検察をする必要はないのじやないか、こういう印象を受けるのです。これは單に扶術的な問題だけでなくて、國会の治安維持といいますか或いは秩序維持のため衛視が存在するのだから、何も普通の警察官をわざわざ呼んでやらせなくてもいい、こういう感じがいたします。そうでなくてさえも最近しばしば必要以上の警察官を呼んでいるという例もございまして問題を起したこともありますし、かただか最近のこういう傾向をなくす意味においても一元化してしまつた方がいいように考えられるのですが、その点について如何ですか。一〇参事(丹羽寒月君) その点につきましては将来十分研究いたして見たいと存ずる次第であります。
#36
○吉田法晴君 これはほかのことですが、今日こういう註文があつたのですが、廊下を歩いておつて痰壼の設備がないので窓から吐いている例がある。廊下に余り美観を損じない程度で、沢山でなくてもいいから痰壼を備えてくれんかというお話がありました、御研究を願うことだけお願いいたします。
#37
○委員長(山田佐一君) いろいろ有難うございました。
 それではこれで散会をいたします。
   午前十一時一分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     山田 佐一君
   理事
           愛知 揆一君
           鈴木 恭一君
           中村 正雄君
           鈴木 直人君
           大隈 信幸君
   委員
           上原 正吉君
           加藤 武徳君
           木村 守江君
          小笠原二三男君
           曾祢  益君
           吉田 法晴君
           片柳 眞吉君
           小宮山常吉君
           高橋 道男君
           小川 久義君
           鈴木 清一君
   委員外議員
           石川 清一君
           須藤 五郎君
  ―――――――――――――
   議長      佐藤 尚武君
   副議長     三木 治朗君
  ―――――――――――――
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  芥川  治君
   参     事
   (記録部長)  小野寺五一君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮坂 完孝君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
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