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1950/12/08 第9回国会 参議院 参議院会議録情報 第009回国会 議院運営委員会 第10号
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1950/12/08 第9回国会 参議院

参議院会議録情報 第009回国会 議院運営委員会 第10号

#1
第009回国会 議院運営委員会 第10号
昭和二十五年十二月八日(金曜日)
   午後一時三十四分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○委員の辞任及び補欠選任の件
○議院運営小委員の補欠選任の件
○議院運営小委員予備員の補欠選任の
 件
○庶務関係小委員の補欠選任の件
○国会議員の歳費、旅費及び手当等に
 関する法律の一部を改正する法律案
 (衆議院提出)
○鉄道建設促進に関する決議案の委員
 会審査省略要求の件
○第一回アジア競技大会へ日本代表選
 手団派遣に関する決議案の委員会審
 査省略要求の件
○看護婦等の再教育に関する緊急質問
 の件
○最高裁判所裁判官国民審査管理委員
 の補欠選任の件
○本委員会の運営に関する件
○会期延長の件
  ―――――――――――――
#2
○委員長(山田佐一君) 只今から会議を開きます。
 先ずお諮りをいたします。常任委員の辞任及び補欠に関する件を御協議願います。
#3
○参事(河野義克君) 社会党から建設つ委員の門田定藏君、農村委員の江田三郎君がそれぞれ辞任せられで、建設委員に江田三郎君、農村委員に門田定藏君を補欠として指名せられたいという申出が出ております。自由党からは法務委員の平岡市三君、人事委員の西川甚五郎君がそれぞれ辞任せられて、法務委員に西川甚五郎君、人事委員に平岡市三君をそれぞれ指名せられたいという申出が出ております。緑風会は欠員中の決算委員に加賀操君を補欠として指名せられたいという申出が出ております。
#4
○委員長(山田佐一君) 只今の報告通り決しまして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○委員長(山田佐一君) 御異議ないと認めます。さよう決します。
  ―――――――――――――
#6
○委員長(山田佐一君) 次に議院運営小委員同予備員の補欠選任に関する件をお願いいたします。並びに庶務関係小委員の選定、右二案についての御協議をお願いいたします。
#7
○参事(宮城完孝君) 共産党は兼岩傳一君が再び議運に復帰されまして議院運営小委員並びに庶務関係小委員に推薦せられております。加賀操君が議員運営予備員を辞任されまして、その後任に杉山昌作君が推薦されております。
#8
○委員長(山田佐一君) 右報告のことく決しまして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#9
○委員長(山田佐一君) 御異議ないと認めます。さよう決しました。
  ―――――――――――――
#10
○委員長(山田佐一君) 次に衆議院のほうから送付になりました国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律案を議題に供します。先ず本案に対する提案者の説明を願いますが、これは説明を省略して御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#11
○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めます。何か御質疑のあるかたは御質疑を願います。
#12
○中村正雄君 これは質疑及び討論を省略いたしまして、直ちに採決されんことを望みます。
#13
○委員長(山田佐一君) 只今中村君の動議のごとく質疑、討論を省略いたしまして、直ちに採決に入りまして御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#14
○委員長(山田佐一君) 御異議ないと認めます。それでは採決に入ります。本案に賛成の方の挙手を願います。
   〔挙手者多数〕
#15
○委員長(山田佐一君) 過半数であります。よつて本案は原案通り可決すべきものと決定いたしました。
 なお本会議における委員長の口頭報告の内容は、本院規則第百四条によつてあらかじめ多数意見者の承認を経なければならないことになつておりますが、これは委員長において本案の内容、本委員会における質疑応答の要旨、討論の要旨、表決の結果を報告することにいたしまして、御承認を願うことに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#16
○委員長(山田佐一君) 御異議ないと認めます。それから本院規則第七十二條によりまして、委員長が議院に提出する報告書については多数意見者の署名を附することになつております。本案を可とせられるかたは順次御署名を願います。
 多数意見者署名
   中村 正雄   曾祢  益
  小笠原二三男   江田 三郎
   大野 幸一   大隈 信幸
   小川 久義   佐々木良作
   鈴木 清一   吉田 法晴
   鈴木 直人   赤木 正雄
   片柳 眞吉   小宮山常吉
   鈴木 恭一   加藤 武徳
   木村 守江   上原 正吉
   中川 幸平   高橋 道男
#17
○委員長(山田佐一君) 御署名洩れはございませんか。御署名洩れはないものと認めます。
  ―――――――――――――
#18
○委員長(山田佐一君) 次に決議案の委員会審査省略要求に関する件をお願いいたします。
#19
○事務総長(近藤英明君) 二件ございます。便宜一緒に申上げさして頂きます。一件は鉄道建設促進に関する決議案でございまして、前之園喜一郎君ほか十三名からの発議でございます。もう一件は第一回アジア競技大会へ日本代表選手団派遣に関する決議案でございまして、本案は島津忠彦君ほか十八名の発議で、同じように委員会審査省略を要求されております。内容はお手許にお配りしてある印刷物の通りでございます。
#20
○兼岩傳一君 出されたものの意義を説明して下さい。
#21
○事務総長(近藤英明君) 出された意義等につきましては、事務当局はこの印刷物のその書面を拜見いたしまして、その書面を刷つてお配りいたしました程度以上には承知いたしておりません。委員会審査省略をお求めになつておる次第でございます。
#22
○佐々木良作君 もう少し内容を、何もわからなく審査省略したらばどこも審議するところはないわけですからね。もう少し見たほうがいいと思うんですがね。(「賛成」と呼ぶ者あり)
 僕はそういう意味で第一にお伺いいたしますが、アジア競技大会というのはどういうのだかわからないし、こういうのを次々に本院で決議するのが適当であるかどうかということが僕はわからんのですがね。
#23
○加藤武徳君 只今佐々木君から、第一回のアジア競技大会へ日本代表選手団派遣に関する決議案につきまして御発言がございましたが、この決議案の発議者の一人といたしまして、簡單に模様を御報告いたしたいと思いますが、来年の三月にインドの首都のニユーデリーでここに書いてありますアジア競技大会が開催されることになつております。で、各会派の代表者のかたがたの発議に相成つておるように考えておりますが、なおこの決議案の内容の所管常任委員会でありまする文部委員会委員長並びに理事のかたがたが発議者となつております。簡單に申上げます。
#24
○佐々木良作君 私はまだその内容を聞いておらんので、できれば私は留保して頂きたいと思います。
#25
○小川久義君 鉄道建設促進に関する決議案は承認するということで、この選手派遣のほうは留保ということに御決定願います。
#26
○委員長(山田佐一君) それでは別々にお諮りいたします。鉄道建設促進に関する決議案、右案を審査省略することに御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#27
○委員長(山田佐一君) それではさよう決しました。
 次に、第一回アジア競技大会へ日本代表選手団派遣に関する決議案、右は如何いたしますか。
#28
○中村正雄君 これは佐々木君の発言もありましたが、各発議者が各会派から出ておりますので、ここでは一応委員会審査省略ということを決定するだけですから、決議案で以て大した大きな問題ではない事柄なので、一応審査省略はこの委員会で決定したら如何ですか。そうして内容については発議者が各会派におられますから、そのかたに聞いて、本会議の表決は自由にやつていいのですから、委員会審査省略は御決定したら如何ですか。
#29
○兼岩傳一君 僕は代表者が私のほうから出ておりませんので、若しここでお決めになるのでしたら、一つ二つ質問したいと思いますが……。
#30
○委員長(山田佐一君) お答えができるだけはお答えできると思います。
#31
○兼岩傳一君 内容ではなくて、これを参議院でこの決議をするとどういう効果があるか。それからなぜ参議院で決議するのが適当であるか。それをちよつと聞きたい。
#32
○中村正雄君 それは僕は、兼岩君の御質問は当を得てないと思う。参議院で決議すべきかどうかは本会議で決定すればいいので、こういう決議案を委員会審査省略することが妥当かどうかということを決するというだけなんです。従つて法規できめられた発議者が書面を出された以上は本会議に上程されるのは必然ですから、可決するかどうかは、内容について院議を以てどうするかはこれは本会議でやればいいので、ここでやるのは委員会審査省略をしたらいいかどうかという観点からの質問だといいんですけれども、内容についての御質問はおかしいです。
#33
○兼岩傳一君 今中村君の御説でありますが、中村君は各会派から代表者が出ていてすぐわかると言われますが、私のほうは代表者が出ていないのです。それを了解しなければ、審査省略に賛成するか反対するかわからないから、便宜上聞いておる。然らずんば留保して頂いて、それから僕の会派としては態度をきめたいのです。
#34
○中村正雄君 これは共産党は出ておらなければ明日は趣旨弁明があるわけですから、それによつて賛否は決せられたらいいわけで、ここでやつておるのは内容に関して賛成するかどうか、国会として取上げるかどうかという問題でなく、委員会の審査を省略をするかどうかの問題なんですから、それは必要ないと思う。若しこれが参議院において決定すべき案件ではないという実質的な理由があつても、これは適当な署名者が発議すれば議事にしなくてはいけないということはきまつておるのですから、従つて賛否は発議者に共産党から出ておらなければ、発議者の提案理由の説明を聞いて御決定なさればいいので、委員会審査省略についての兼岩さんの議論はなつていないのです。
#35
○委員長(山田佐一君) 兼岩君御了承できましたか。
#36
○兼岩傳一君 できんです。
#37
○佐々木良作君 私はともかくこの種類の決議案というものが唐突として現われて来たので、審査を省略していいかどうか、これはよほど疑問があるので、私はその決定を留保を願いたい。従つて若しどうしてもきめられるのならば、留保ですから積極的に賛成できないので、多数で行かれるならばそれでも仕方がないのですが……。
#38
○委員長(山田佐一君) ちよつと速記をとめて。
   〔速記中止〕
#39
○委員長(山田佐一君) それでは速記を始めて頂きます。
 第一回アジア競技大会へ日本代表選手派遣に関する決議案は留保いたすことに決しました。さよう御了承願います。
#40
○委員長(山田佐一君) 次に、緊急質問に関する件。
#41
○事務総長(近藤英明君) 緊急質問の申出があります。井上なつゑ君から看護婦等の再教育、未帰還赤十字看護婦の待遇について、所要時間は十五分、要求大臣は官房長官と大蔵大臣、厚生大臣を要求されております。
#42
○委員長(山田佐一君) 御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#43
○委員長(山田佐一君) それではさよう決します。
#44
○委員長(山田佐一君) 次に、最高裁判所裁判官国民審査管理委員補欠選任に関する件をお願いいたします。
#45
○小川久義君 そこのところでこそこそとお進めになつているのはどうもけしからんことで、緊急質問の題目もわからん。
#46
○事務総長(近藤英明君) 御参考のためにそれではもう一遍申上げます。
 看護婦等の再教育と未帰還赤十字看護婦の待遇について。要求者は井上なつゑ君、所要時間は十五分要求大臣は官房長官、大蔵大臣、厚生大臣、以上でございます。
#47
○佐々木良作君 こういう会期も詰つたときに、そうした緊急な用事があるということですか。でき得ればこの問題に限るわけじやないのですから、こういうしまいになつてお忙しいときになつた場合には、緊急質問を要求される会派で或る程度内容を確かめられて、本当に緊急性があるかないかということを考えられて出されたほうが至当だと思うのです。
#48
○小川久義君 これをお認めになるとしても、会期は今日一日でありまして、時間がないと思いますが、どうですか。いつおやりになるのか。(「まだ十二時までには大分あるよ」と呼ぶ者あり)
#49
○参事(河野義克君) ちよつと御参考までに申上げますが、ここでこの緊急質問を御承認になるかどうかをきめて頂きますれば、小委員会におきまして、いつ御上程になるか時間の関係等は勘案の上御考慮を願うのが一応の筋合ではないかと思います。
#50
○小川久義君 これはもう今日一日しか会期のない場合にやらなければならないというような緊急性がないと思いますから、保留したいと思います。
#51
○鈴木直人君 この問題は緑風会の政務調査会でも内容を検討いたしまして、これは緊急を要すると認定いたしましてお願いしたのであります。
#52
○赤木正雄君 先ほどの緊急質問は本当に緊急な質問で、それで私緑風会でもやかましく言つておるのでありますが。(「了承」と呼ぶ者あり)
#53
○委員長(山田佐一君) 今後は御意見は十分に尊重いたすことにいたしまして、本件だけは御承認願うことに御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#54
○委員長(山田佐一君) それでは御異議ないものと認めます。さよう決しました。
  ―――――――――――――
#55
○委員長(山田佐一君) 次に、最高裁判所裁判官国民審査管理委員の補欠選任の件について御協議願います。
#56
○参事(河野義克君) 最高裁判所裁判官国民審査管理委員は、法律によりまして本院において本院議員の中からこれを選挙することになつております。それで現在その委員が十人であつたのでありますが、その委員はいずれも去る十二月二日に任期満了いたしまして、現在委員は全部空席になつております。それでその委員を本院において選挙しなければならないのでありまするが、これについてお諮りを申上げたいのであります。それでこの十人を選ぶのでありますから、普通でありますれば各派の中から按分比例で選んでよいわけでありますけれども、半数改選後の本委員会におきまして個々の委員会だけでなくて、全部を総括して各派の間でこの委員については各派はこういう比率で取るということを御相談になつたら、この十人全部を按分比例で取りますと全体の均衡を破ることになりますので、その決定の経緯から言いますれば、現在の各派に割当てられておりまする人数だけ各派から改めて出して頂く。こういうことが然るべきかと思います。現在その十人の内訳は自由党から三人、社会党から三人、緑風会から二人、民主党から二人出ておりますから、そういうふうにお願いしたらよいかと存じますので、お諮りを願いたいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#57
○委員長(山田佐一君) 参事報告の通り決しまして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#58
○委員長(山田佐一君) それでは御異議ないものと認めます。さよう決しました。
#59
○鈴木直人君 今期が本日で終るようになつておるのでありますが、先ほど常任委員長の懇談会を開かれまして議案の審議状況を委員長においてお聞きになつたように了解しておりますが、その経過を御報告をして頂きます。
#60
○委員長(山田佐一君) 議長が聞かれましたので、私そのかたわらにおつただけでございます。
#61
○小川久義君 今の審査委員の報告を逸して、いつ選挙してもらうか。(「早くきめてくれ」と呼ぶ者あり)今日中にやらなければ間に合わんでしよう。
#62
○参事(河野義克君) 今私のほうからは今この御決定がありましたから関係のある各会派に対してすぐ申出を願うということを言わせておりますが、これは何らかの選挙がありますれば、例えばこの衆議院の総選挙がありますれば、一日も早く作つて置かなければならないことでありますけれども、そういうことがなければ直接の必要は起つて来ないわけでありまして、本会期中に選挙して頂けば一番結構だと思いますけれども、止むを得なければ来国会の初めにおいて選挙して頂けば、実際的には間に合うと存じます。
#63
○佐々木良作君 今期の関係は大丈夫ですか。
#64
○参事(河野義克君) 今期継続のこととは関係はございません。(「私語に対して答弁する必要があるのか」と呼ぶ者あり)つまりこの案件をこの委員会に付託しておつて、この委員会から報告が出て、それを来国会でやるという関係ではございませんで、選挙は来国会でやる。初めから来国会の問題として起れば来国会で議決するのでありまして、その実際の仕方をどうするかはあらかじめここで御相談願つておつたわけでありまして、その御意向は来国会におきましても変りはないと思いますから、選挙は来国会のものとしてやつて頂いて支障ないものと思います。
#65
○委員長(山田佐一君) 御了承願います。
#66
○鈴木直人君 先ほど私がお聞きしたことについて議長のほうから……。
#67
○佐々木良作君 議事進行について……。今の鈴木君の質問はどういうことですか、委員長の取上げようとしているのは会期問題をこの議題に上せようと言うのか。今日で会期は切れるので、その問題は改めて考えなければいかんからその考え方について相談しようというのか、議題の取上げをはつきりしてもらいたいと思うのです。
#68
○鈴木直人君 議長の御答弁を聞きましてから、それによつて考えるというわけです。勿論会期は……。
#69
○委員長(山田佐一君) 委員長が、只今鈴木君から御発言がありまして、鈴木君の肚はわかりませんけれども、或いは会期が大分切迫して見えておりますから、或いは佐々木君のお察しのごとき肚かも知れませんが、一応御聽取になつたのは、議長さんが各常任委員長の御意見を御聽取になつたのでありまするから、それは、その御報告は議長さんからおつしやつて頂いたほうが筋途ではないかと思います。
#70
○佐々木良作君 それでわかりましたが、委員会の進め方としてはそれであるならば、前にこの委員長懇談会が開かれておることは御承知のごとくですから、それを相談しなければならないことは当参然でありますから、委員長からむしろ議題として取上げられて、僕は議題に入られたほうがいいと思います。
#71
○鈴木直人君 それでは佐々木君の御意見は尤もだと思いますから、私の先ほどの発言は取消します。
#72
○委員長(山田佐一君) それでは私からお諮りをいたします。会期も本日を以つて終了をいたしまするので、その意味合いにおいて各委員会の議事進行を議長さんが経過をお聞取りになつたことと思うのであります。その経過を承わりまして、本参議院における会期の態度をお取りきめが願いたいと思います。自然衆議院のほうへも御交渉を願わなければならないと思いまするが、この際にまだ時間はありまするけれども、その下心を以て取りあえず常任委員長議事の経過模様を承わつて見たいと、さように存ずる次第であります。
#73
○議長(佐藤尚武君) 本日は本会期中最終の常任委員長懇談会の定例日に当つておつたのであります。のみならず御存じの通り本日は会期の最終日でもありまするので、それで議長といたしまして常任委員長懇談会を開くことを提議したわけでありました。ところが委員会の都合等もありまして、この委員長が定時に一緒に集つて頂くということができなかつたものでありまするからして、委員長に個々別々に議事議案の審理の進行の模様をお聞きしたのであります。その答えによりますると、委員会ではすでにすべて上つてしまつたところもありまするし、本日中に審議を全部終るところもありますし、本日中にはどうしても上らないという委員会もおありでありました。その詳細の模様は事務総長から御説明申上げます。
#74
○事務総長(近藤英明君) 只今議長の命によりまして、それでは議長が常任委員長とここの席で常任委員会の経過をお聞取り願いました状況を記録しておきましたから、その状況を御説明申上げさして頂きます。
 人事委員長の御報告は、本日中にはこれは予算委員会との関係のある問題で、予算委員会のほうといろいろ話をしておるので、それがきまれば、きまつたあと二時間くらいは自分のほうにかかる。それで今日中にでも若しそれがきまるならば、できると、かような條件付のお話が人事委員長からございました。
 それから地方行政委員長からは、連合委員会に案外時間がかかつてこれは今日の三時までは連合委員会にかかるものと考えられます。従つて單独委員会をそれから後開くといたしまして、本日話が付いたといたしましても、相当今日は遅くなる見込みでございますので、大体は明日にまで引続く可能性が多いと存じますということの御返事でございます。
 それから法務委員会は、全部終了しておるからもう何も申すことはない、法案が全部終了しておる。
 それから大蔵委員長からは外国為替特別会計の資本の増加に充てる云々という法律と、特別職の職員の給與に関する法律のこの二件が今日中にはちよつと無理である。併しこれは明日ならばできる、こういう御返事であります。
 それから文部委員長からは国立学校設置法の一部を改正する法律案につきまして技術的な修正をいたさなければならん点もありますので、これはもう一日なければ、つまり明日までなければできないので、文部委員長としては明日までお延し願うことを希望いたしますということまで申しておられます。
 それから厚生委員長からは、二件お持ちでございますが、一件の船員保險法のほうは説明を聞いただけで、それから健康保險法のほうは多少問題もありまして、現在審議の半ばにある、よつて早くても明日の午前中に終るというような状況にあります。
 それから農林委員長からは、今日本会議で終りました競馬法のほかにもう一つ同じ名前の別の競馬法の一部改正がございますが、これは本日午後に上りますので、本日でもできないことはございませんが、通常ならば明日お願いしたいところでございます、ということを農林委員長は申しておられます。
 それから水産委員長は関係は何もないということでございます。
 それから通商商業委員長は予備審査にかかつているのは二件ございますが、衆議院が間もなく上げるそうです。から、こちらも本日中には済む見込みだ。
 運輸委員長のほうは、これは衆議院から来そうにないので、これはどうも明日になつてもどうしてもこれは多分やれる状況にはならんだろう。
 それから電気通信委員会のほうは何にもない。
 予算委員会は予算委員長といたされては本日は見込みがございません。明日の三時頃までには委員会を上げ得る見込みを委員長としては持つております、かような御回答でございます。
 決算委員長といたされましては、何も申すことはない。
 それからその他図書館、労働、内閣、経済安定、郵政、建設、外務等の委員長からは特に申上げることはないという御返事であつたと伺つております。なおその席には議院運営委員長が丁度おいでになりましたので、私の申上げたことに間違いがございましたら、更になお委員長から一つ……。
#75
○委員長(山田佐一君) 只今事務総長の言われた通りでありまするから、よろしく御判断をお願いいたします。
#76
○鈴木直人君 只今委員長から諮られておりまする会期を延長するかどうかという点につきましては、只今各常任委員長からのお話と……。(「まだまだ」「報告を聞いただけだよ」と呼ぶ者あり)
#77
○委員長(山田佐一君) そうしますと、それでは私のほうから発議いたします。以上のような状況でございますから、明日一日会期を延長いたしたいと思いまするが、如何でありましよう。その取扱い方を議長にお願いしたい、かようの次第でありますが。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#78
○佐々木良作君 それは委員長、議題の出し方がどだいおかしいと思う、委員長が一つの結論を持つて、こうしたいと思う。而もその会期の件でなくて会期を延して、それの交渉を議長に頼もう、そういう僕は委員長の議事の進行の方法はないと思う。
#79
○委員長(山田佐一君) それでは御随意に御審議をお願いいたします。(笑声)
#80
○佐々木良作君 御随意に審議するならば今聞き放しでありますから、これで問題があればだけれども、これで散会なり休憩にしてもらいたい。(笑声)
#81
○委員長(山田佐一君) そうすれば会期は今日の十二時で切れますが、どういたしますか。
#82
○佐々木良作君 会期の問題はどこからも議題として出ていやしないのですよ。
#83
○委員長(山田佐一君) 議題になつておらんというならば、それでは会期をどういたしますか。議題に供します。御審議を願います。
#84
○鈴木直人君 只今委員長から会期をどうするかということについて協議をするというお話でありましたが、先ほど各常任委員会における審議の情勢を見ましても、明日まで延長することが止むを得ないと考えるのであります。勿論この会期を決定するにつきましては、この前も御承知のようないきさつがありまして、最初から九日ということに一応の議院運営委員会においても申合せをいたしたようなことでありましたが、現存の進行状況によると、その当時と同じように九日にすることが必要と思われるので、一日延長するということについて皆さん御同意を願いたいと思います。
#85
○佐々木良作君 どうかもう少しずつきりとこの委員会を運営してもらいたいと思う。議題を今委員長が宣告されただけで、こうこうこういう事態になつておるから、議題として現在相談したほうがいいと思うけれどもどうだ、これを取上げていいかということを諮られて、それならば相談しようということになつて、そうして内容に入るべきはずだ。最初に議題をすぽつと言われて、そうしてこの議題をやります。そういう少くとも議運の委員会の運用の仕方はないと思う。もう少し民主的にすらすらとやつてもらいたいと思う。(「佐々木、委員長になれ」と呼ぶ者あり、笑声)
#86
○委員長(山田佐一君) 民主的にすらすらとやるつもりですが、なかなか私議事に不馴れなところでありますから、御注意はよく承つておきます。手続きのことはどちらにでもいたします。
#87
○小川久義君 繰返しは避けたいと思うが、どうも委員長は自由党所属である。会期をきめるときに、審議の状況によつて延したり縮めたりするということできめたのではない。僕は九日までを最後まで主張したのであるが、自由党が八日という説で、今頃委員長の口から会期の延長を言い出されること自体がおかしい、鈴木さんは審議が残つておると言うが、残りはこの次の国会においてやることがいいことなんで、審議が残つたから又一日延ばそう、こういうことでは国会の威信にかかわることであつて、引続き次の国会が改めて召集されるのであるから、その議事に入つてから始めるということにしたい。
#88
○委員長(山田佐一君) 私のことでありますから申上げますが、私に先見の明がなかつた、小川君がいわゆる先見の明があつた。だからあなたの名誉が上ることでありまして、私のほうが間違つておつたということで、先見の明がなかつたということをお詫びいたします。
#89
○小川久義君 休憩して各会派に帰つて相談したいと思います。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#90
○佐々木良作君 只今の小川君の意見ですが、その前に議題の取上げ方をすつきりとしてもらいたいと思う。これをやるかやらんか相談をするならば、その前に例えば総理大臣をどうしろとか、こうしろという要望もあつたけれども、それを棚に上げて、この問題を先決しようとする、とにかく整理して僕はかかつてもらいたいと思う。だから会議運ではそうなつておつても、この議題をまだ本気に討論されておるのかどうか分らないし、討論しておるならば議事の進行に対して異議を申します。
#91
○委員長(山田佐一君) 異議のあるかたはどうぞ御異議をおつしやつて頂きたい。とにかくこれだけの委員会でございますから、議事が円満に行けば委員長何も文句はないのであります。
#92
○佐々木良作君 ともかく公式に委員会を開いておるのですから、そういう座談めいたことはやつてもらいたくない。今委員会の議題が何かということがはつきりしていない。議題は委員長独断で取上げるべきではない。これはこうこうこういう次第になつておるから取上げていいかというふうに諮られる、その場合になお緊急なものがあるかどうかということを相談した上で、それによつて、その序列に従つて議題は取上げるべきである。そうでなかつたならば、先日指定されておる議題、或いはそれ以前に議員に配られておる議題、それが済んだ後に改めてこの議題に入る、今のようにほかの議題が出るというのでなく、その中の緊急なものから整理して取上げて行かなければならんと思う。だからこういうまあ和やかもいいですけれども、座談みたいなことでなく、きちんきちんと締括りをしながら議事を進行して頂きたい。今まだ延ばしていいか悪いか、そういう内容の問題ではないのです。私の言うのは。
#93
○委員長(山田佐一君) おのおのあなたがたがいわゆる議事に明るいからそうおつしやるのでありまして、私のほうは順序を追つて行つておるつもりでございます。若し違うところがあれば、発言は自由でありますからあなたがたのほうで議事の取扱い方が違うならば違うとおつしやつて下さるようにお願いいたします。
#94
○中川幸平君 会期は本日一日で終了になることは申すまでもないことであります。只今委員長から各委員会の審議状況を聞きますと、どうも本日審議未了の案件が相当出るようであります。正式に会期の件を議題に供して頂きたいと思うのであります。(「異議あり」と呼ぶ者あり)
#95
○兼岩傳一君 僕はこの問題に対していろいろな意見を持つおりますが、その前にやはり国会の運用の根本問題であるところの件に関して総理大臣の御説明を願うことになつておる。本国会の波瀾の重疊を極めたものをここまで円満に持つて来たのですから、その点を明らかにして会期の問題に入られることを希望いたします。
#96
○木村守江君 中川議員の動議に賛成いたします。
#97
○委員長(山田佐一君) そういたしますと、兼岩君のお話も承わりました。次の議題は一日延長するか否かということを御協議願います。
#98
○中村正雄君 一応議題になつたのでありますから、それを協議願うのは結構ですが、一応会期の問題は、これは本国会では想像できない別な問題であるわけです。従つて本日までのうちで問題になつた点を一応解決いたしまして、それからやはり会期の点に入るという兼岩氏の御説が正しいと思う。昨日若しくは一昨日の議運で委員長がかねがね懸案になつておる総理大臣の議運における出席ということについては、委員長が責任を持つて本日出してくれるという了解の下に、昨日の議運は一応散会になつておるのですから、この報告は私当然本委員会の冒頭にやるべきだと思つた。ところが議事日程に載つておつた議題を先にやられる、これは止むを得ないと思う。これが済んだら委員長から報告があるものだと思つたら突如こういう議題が緊急に上程されたわけでありますけれども、やはり議運の常道の運営とするならば、緊急な議題よりも更に残つておる議題を片付けて行くのが妥当ではないか。そこで動議は成立して、議題になつておりますけれども、前の議題を先に片付けてもらいたい。私はかように考えます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#99
○中川幸平君 中村君のお言葉は御尤もだけれども、中村君のそれは議題でも何でもないですから、それは後でも先でも差支えないと思う。
#100
○委員長(山田佐一君) 委員長から申上げます。総理の出席問題は自分は非常に責任を痛感いたしておりますので、今日も朝の九時から参りまして、官房長官とは折衝をいたしております。午前中は総理が昨晩遅くなつて出席ができないということでありましたが、御要求がありますれば、私は暫らく御休憩を願いまして、総理の所へ行つて、成るべく要求をして参ります。その間お待ちを願えますか。それとも国会の会期延長は延長で御協議を願えますか。どちらにいたしましても、委員長はどちらでもよろしいと思いますが。
#101
○鈴木清一君 非常に取まとめについて御苦労をなさつておる委員長から、第一段として、休憩して頂いて総理のところへ行つて来て、成るべくなら連れて来て、そのほうから話を解決したいと、こういう御意向があることは非常に結構だと思います。従つて私は委員長の第一の提案では、あなたが今行つて来る間は休憩して、総理が来るか来ないかを確かめて、勿論来いという條件なんですが、確かめて頂いて、その議題が解決してからこの問題に入る。私はこの問題に入るにつきましても、ちよつと政府にお尋ねしたいことがあります。それは昨晩の新聞にも出ておることでもありますので、この点議題に入る前に……私個人としての要求は、できれば官房長官にも出席願いたいと思いますので、これも附加してお願いいたして置きます。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#102
○委員長(山田佐一君) そういたしますと……。
#103
○木村守江君 只今の鈴木さんのお話にもありましたが、私は勿論参議院の運営委員会では九日までの会期を要求したのだが、まあ自由党のほうの意向で了解になつたわけであります。今更自由党が会期を延長するということは不名誉だというようなお話もありましたが、実際問題として参議院は会期の初めの三日というものは殆んどなすこともなくすましたと言つてもいいと思う。そういう点から申しまして、私はどうしてもやはり会期の延長をして、そうして與えられた法案を真劍に審議するということは我々議員としての本分ではないかと思うのですが、今、徒らにこの議案を審議する方法を、前から総理の出席がないためにこれを留保するというようなことは、私は本当に議案の審議ということを真劍に考えない人たちの言うことではないかというように誤解されても止むを得ないのじやないかというような考えから、やはりこの総理の出席がなければ……その解決したあとで会期を延長するというような方法をやめて、先ず会期の延長を諮つて、それで真劍に議案を審議することの態度を示して、その間にこれは総理の出席を求めて何ら差支えないと考えますので、どうぞその点を先にお諮り願いたいと思います。
#104
○鈴木清一君 今、木村さんのお話の中に、大分真劍ということについて言われたようでありますけれども、私は真劍という言葉を木村さんのほうから聞くとは思つていなかつた。真劍なればこそ、この会期を決定する時に我々は過去のあれから見まして、ここで真劍に討議して九日までという結論を出したのです。そうして提案いたしましたら、與党の木村さんのほうから成るべく八日という案が出た。だから私は真劍という言葉を使われるのはおかしいと思う。それから先ほど佐々木君から言われたような、この議題はこれは本日出た議題です。従つて事務当局も予定していなかつた、政府からも何とも言つて来ていない。たまたまここに会期が切迫したというので、運営委員の中から出たことなんです。従つて私は本日の議題とすれば一番最終の議題だと思うのです。それより先に、懸案になつておる議題が多分にあるのですから、それを解決して最終の議題に入るということには別に真劍も不真劍もないと思う。私は先ほど委員長が言われたような、委員長がわざわざ御苦心の結果そう言われたのを、委員長としては一度言われたことをはつきりやつて下さい。その意味で早速行つて頂くごとにして休憩をして下さい。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#105
○委員長(山田佐一君) 私は行くことを拒んでいるわけではありませんので、どうです、一応御相談をされ、休憩いたしまして、本会議を開いて、それから又次に折を見て運営委員会を御開催を願いますか。(「懇談されるならそういう態勢をはつきり整えてからやつたらどうか」と呼ぶ者あり)はつきり申上げております。
#106
○中村正雄君 それなら発言を求める人に発言させて、そうでなければ速記をとめて、懇談するなら懇談するようにはつきりして運営してもらいたい。(「休憩々々」と呼ぶ者あり)
#107
○木村守江君 只今、鈴木委員から、この問題は議運の議題になつておらない。又政府からも要求になつておらない。故にこれは最後の問題だ、従つてこれは今すぐに取上げるべきものではないというような御意見でありましたが、私はここに非常に疑問を抱くのです。我々議員は少くとも與えられた法案に対してこれを審議するのは我々の任務だと思うのです。而も議会が審議をするという機会を作ることが議院運営委員の職務だと考えるのです。かような点から、これは我々がやらなければならないことを真劍に審議する機会を作つて、その議運の運営委員が本当に必要に迫まられたことを議題でないからとか、或いは政府の要求がないからとか、これを取上げるべきものではないとかというような言葉は、私は誠に不思議に感じますが、如何でございましようか。
#108
○小笠原二三男君 木村さん、話の行きがかりをどんどん言つて、そうして時間をとることは、次々の議題が上らんことなんですから、委員長はやはりあなたのほうの党に属した立場もお考えの上で、こうやつたらという折衷案を出しておるのですから、私たちはそれに同調するのに皆さんのほうでこだわる必要がないので、すぐ休憩して、おいで願つて頂きたいと思います。(「進行進行」と呼ぶ者あり)
#109
○委員長(山田佐一君) それでは暫時休憩をいたしまして、総理のほうと交渉をいたして参ります。それでは暫時委員会を休憩いたします。
   午後二時二十八分休憩
   ―――――・―――――
   午後三時四十四分開会
#110
○委員長(山田佐一君) 只今から会議を開きます。ちよつと速記をとめて下さい。
   〔速記中止〕
#111
○委員長(山田佐一君) それでは速記を始めて。
 先ず休憩前に申出がありました総理の出席の件でありまするが、いろいろ申しましたところが、委員長の政治力の足らざるところ遂に総理の出席を実現することができませんでした。併し総理のほうから大体の質問に対する要旨は書面を以て答弁するというので、書面が参つております。書面を一応朗読いたしまするから御清聽を願います。
#112
○中村正雄君 ちよつと、それは話と違うので、そういう書面の報告でもいいということについて要求者が了解し、この委員が了解すれば別でありまするけれども、私一応要求者としましては、書面の回答では不満足なわけで、従つて今の段階においては総理は出席できないということについては相当委員長はお骨折になつても不可能なわけで、この点は了解いたしますが、現在の状況では不可能でも、次の機会に是非とも総理に来てもらつて回答願いたいということにいたしまして、一応時間もたつておりますので、会期の問題が相当問題になると思いますので、この問題を一応保留いたしまして、会期の問題を議題として僕はやつて頂きたいと思います。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#113
○曾祢益君 今の中村君の御発言に異議ないのですが、次の機会ということは若し間違いがあるといけないから、これは今ではない、本会期中において御出席願うということで了承いたします。
#114
○中村正雄君 勿論その通りです。嚴格に言えば、午後三時四十五分ではないという意味であります。
#115
○委員長(山田佐一君) それではさよう取計らいます。本問題はあとにいたしまして、次に今のお話の会期の件を御協議をお願いいたします。
#116
○鈴木清一君 会期の件に入る前に先ほど私が、昨日ちよつと新聞でも見たことがあるので、それで官房長官の御出席ということをお願いしたはずですが、たまたま小会派であり、末のほうだつたせいか、何ら委員長から弁明せずに案件に入られたようですが、この点について一つ委員長お話を願いたい。
#117
○委員長(山田佐一君) 一応官房長官にも話しましてございますけれども、これで御了承できればよし、できなければ、といつて一応成るべくならば出てもらいたいが、ということは言つておるのでございますけれども、そのままであります。
#118
○鈴木清一君 恐らく私の想像では、委員長の今の御答弁では実はお話していないように考えられる。惡く考えれば……。それで便宜的にそうおつしやられることは私共納得しかねるのです。それではお話した結果どういうものだつたかということだけでも私は聞かなければこれは納得できないのですが……。
#119
○委員長(山田佐一君) それは鈴木さんのその質問と、私先刻取違えました。私この問題に対していずれ又官房長官も出て来いと、こういうようにとつたのですが……。
   〔「問題は別です」と呼ぶ者あり〕
#120
○委員長(山田佐一君) それでは今から官房長官に出席を求めましよう。
#121
○愛知揆一君 鈴木さんにお諮りしたいのですが、私は早速官房長官に来てもらうということについて私は賛成でありますが、同時に会期の問題もこれは衆議院との関係もあることでもありますし、非常に重大な問題でもありますから、このほうを先にやつて頂くことにしたいと思いますが……。
#122
○鈴木清一君 私の言つたのと違つておるようです。ちよつと先ほど私が官房長官にと言つたのは、たまたま問題を区分けしなかつた嫌いがあつたので、皆さんに誤解があるようです。実は会期の問題の件を議する前に、私はそれについて質問したいことがあるのです。それはどこまでも会期の問題の件に関連して質問したかつた。それでここにある議題を丁度手で取上げながら、各常任委員長の報告があつたので、これについてこれを手に持つて……。その区分けがはつきりできていなかつたので、総理の質問について言つておるのでなくて、会期を議するに当つてちよつと御質問したかつたので、官房長官をと、こう言つたのですが……。
#123
○鈴木恭一君 鈴木君のお話、別に誤解していないのです。それはそれとして官房長官のお話は今呼びに行つてもらつても結構ですが、それがなければこの会期の問題に入れないと、こうおつしやるわけですか。
#124
○鈴木清一君 私はでき得れば一つ聞きたいと、こういう意味です。
#125
○中村正雄君 直ちに官房長官の出席を求めて、そうしてこの議題と並行してやつては如何です。
   〔「異議なし」「分りました」「並行して下さい」と呼ぶ者あり〕
#126
○委員長(山田佐一君) どうぞ議題のほうの御審議をお願いいたします。
#127
○愛知揆一君 休憩前に私発言の機会がちよつとなかつたのですが、我々といたしましても、本会期の最初から会期問題について非常にいろいろと議論を戰わして参りましたが、結論としては衆議院側の要望もあるので八日までということにしよう。併しながら八日までに十分審議を努めて見て、そうしてそれで審議が終了しなかつた場合には、又改めて延長の問題は議することあるべし、九日においても審議を続けようじやないかという希望は終局においては私は申上げたつもりでありまして、速記緑その他によつて御承知願えると思うのでありますが、それで私どもの気持としてはその当時と全く変らないので、今朝の各常任委員長の御相談、お話合いの結果、今日のような状況であればこれは当然参議院として会期の延長を認めるべきである。こういうふうに考えます。従つて私たちとしてはこの際明日一日会期を延長したい、こういう結論であります。
#128
○中村正雄君 愛知君のお話の通りであると思います。従つて私の考えは違いませんが、参議院のほうといたしましては、会期を決定するときに自由党の諸君の会期の日数と我々と違つておつたわけですけれども、一応結論としては参議院の議院運営委員会は全会一致で十二月九日になつたわけであります。ところが衆議院並びに政府のほうの意向によつて衆議院側で十二月八日に決つて、こちらの同調を求めて来られた。従つて我々も止むなく賛成した。従つて現在議案の審議状況はこういうふうな方向になつておるとすれば、会期の延長は参議院側から求めるべきものにあらずして、政府若しくは衆議院側から会期の延長を求めるのが私は当然だと思つておりますので、従つて参議院側から要求すべきものでないと私はかように考えております。
#129
○鈴木清一君 今中村君の言つたことに関連するのが私の官房長官の要求になるのでありまして、実は昨晩の新聞で見ますると、政府はすでに会期の一日延長を閣議で決定して、これを衆参両院に申入れるということが新聞で出ておりましたので、それでは会期の延長については果して議院が決めるのか、政府が決めるのかどちらかわからない。若し意思がそういうふうにあられるならば、私らがここで先ず議題とする前に政府がその意思表示をすべきではないか。それらが何らないにかかわらず、それがここで問題になつておる。従つてこの会期を議するときに当りましては、中村君と同意見でありまして、むしろ衆議院からこの前申して来たのでありまして、それについて向うからはつきりこちらに申入れて頂きたい、こういうふうに私は解釈しておるので、その点を私よく質問したいと思つて官房長官を要求したのであります。私は今の中村君の意見に同意いたします。
#130
○木村守江君 どうですか、中村さんの御説を拜聽したのですが、これはやはり衆議院、或いは政府のほうから会期の延長を言つて来るべきだ。参議院から言うべきでない。参議院は満場一致で以て八日ということを話をしたのだというお話、これは御尤もなんですが、実際審議未了なんです。衆議院はもう殆んどすべての議案が終了に近いのです。もう今日あたりでも差支ないのです。ところが参議院だけがまだ審議未了なんです。そういう場合にこれは法的には私はわかりませんけれども、恐らく中村先生は法的に立派な根拠があつて申されるのでしようが、実際問題として審議未了なのは参議院なんです。従つてこれは衆議院から言つて来るべきだ、或いは政府から言つて来るべきだと、そういう責任を塗り付けるようなことをしないで、実際問題で参議院がまあ審議未了の案件をたくさん持つておるのだから、我々から進んでこれを審議しようというために、この会期を延長することはちつとも差支ないと思うのですがね。
#131
○佐々木良作君 今の木村さんのお話は非常におかしいので、いつでも参議院が大概後議ですから、こういうふうになるのです。だから参議院は衆議院よりも長くかかるから九日ぐらいにしたらどうだと衆議院に申込んだ。ところが衆議院が、そうじやなく八寸とやつただけの話なんです。だから今の話はピントが外れておると思うのです。衆議院がそれを察しなかつたところに悪いところがある。
#132
○小笠原二三男君 さつきから話を聞いておりますと、どうも前に二週間でいいとか、何とか主張したときの理由とぴつたりしないように考えるのでお伺いするのですが、八日にして、いわゆる一日だけは残そうじやないかという最後のぎりぎりの話が皆さんからあつた。そうしてこの理由には継続審査という手も使えるからと、こういうことであつた。そうして而もそんなことはいかんということが佐々木君からいろいろ話があつて、そうして九日に皆さんも同調して参議院としては決定した。然るに衆議院のほうではやはり一日間を置いて審議未了の場合は継続審査をするように取計らつたほうがいいという附帯理由が説明せられて、八日案というものを御披露になつたので、我々としては特に要求したが、而も加藤君などは冗談話ですけれども、絶対一日以上置かなくちやならんと言われて、私たちも同調したわけなんで、はつきりその間の御説明を願いたい。
#133
○鈴木恭一君 小笠原さんのお話よくわかるのです。まさにそういうふうな経路をとつてきまつたことは事実です。併し私どもも最後は九日までやろう、こういうことで皆同調して、全会一致そうきまつて衆議院へ申込んだのも事実なんです。私たちはその結論をそのまま今日実行しつつあるわけなんです。従つていろいろ衆議院がこうきめたとか、政府がどうだとかいうこともよくわかりますよ。わかりますが、どうせここへ来て九日でなければ審議できないということを我々が認めた以上は、我々が過去でいろいろ言つたことはこれは認識不足だといつて謝つてもよろしいが、ここまで来た以上はそんなことを言わないで明白にするということをここでおきめになつていいのじやないかと思う。
#134
○委員長(山田佐一君) ちよつと速記をとめて下さい。
   〔速記中止〕
#135
○委員長(山田佐一君) 速記を始めて下さい。
 先ず鈴木委員に発言を許します。
#136
○鈴木清一君 官房長官が御出席になりましたのでお尋ねしたいのですが、昨晩の夕刊でありましたか、政府が会期延長についてこれをきめられて、衆参両院に申入れをするのだということがたまたま新聞に出ておりました。私どもといたしましては、御承知のようにこの前会期を参議院で決定するときに私ども野党といたしましてはどこまでも九日まで必要だということを十分認識の上に主張いたしましたが、それが八日と最後に決定したわけであります。すでに会期は本日で終りますので、これを察知してそうした政府の態度と、私はこの新聞を見ておつたのでありまするが、そうしたようなことをあなたのほうでおきめになられたのかどうか、この点だけお聞きしたいのであります。
#137
○政府委員(岡崎勝男君) 御承知のように会期は国会において定められるものになつております。で、ただ政府としては諸般の情勢を見まして、法案がまだ審議途中にあるものもたくさんありますので、政府の希望としてはできるだけ法案を成立させたいということは勿論でありますが、希望といたしましては、会期延長によつてやることができるならばこれもお願いして法案をできるだけ成立させたい、こういう希望でおりますが、政府のほうで会期を決定するというようなことはすべきものではありませんし、又いたしてもおりません。
#138
○鈴木清一君 そういたしますと、昨日の新聞は誤報であつたし、又私どもの見間違いということにもなりまするが、意のあるところはそういうふうに理解いたしましで、次にお尋ねいたしたいのは、本日議運で問題になつておりまする会期の件でありますが、これらについては私どもの考えからすれば、この法案の審議がこれほど澁滞して来たということについては、今までの過去の例からいろいろ見まして、少くとも政府の提出ということが非常に遅れたということと、たまたま今回は御承知のように総理出席の問題において総理が責任回避といいまするか、出席を拒否したために三日も遅れてしまつておる。従つて私どもが止むなく九日と言いましても、むしろそうしたことが初めに起きているならば十日、十一日と言わなければならなかつた。それにもかかわらず政府が先に国会の召集を十日と枠をきめてしまつたので、非常に議論になつたのであります。そこでいろいろ考え合せますと、結論といたしまして私らが申上げたいのは、今日澁滞して会期をどうしても一日延さなければならない、このようになつたのは主として政府の法案提出というようなことが非常に原因になつておるということと、総理が出席を拒否したということによつて少くとも参議院にあれだけの決議をさせ、その間の空白期間ということに対して相当政府は責任を負うべきである。この点につきまして総理の出席を求めておりますが、まだ来られませんので、一応官房長官にこの点について私はどのようにお考えになつておるのか、御質問申上げます。
#139
○政府委員(岡崎勝男君) 法案の提出につきましては、先般もここで中間に申上げました通りできるだけ準備をして早急に出したいつもりでおりましたが、いろいろ打合せの都合などで延び延びになりました点については恐縮いたしております。併し今では遅いのでありますが、本日までのところでは大部分のものはすでに提出されて審議の途中にあると、こういう状況であります。なお総理の問題につきましてはいろいろ誤解もおありになりましたことで、これ又恐縮しておりますけれども、今後できるだけそういうことのないように努力したいと思つております。又通常国会の会期の件につきましては、いろいろ研究しましたが、これは十二月上旬に召集すべきものとなつておりまして、上旬の意味につきましてもいろいろ法律専門家の意見を質しまして、十日までということに決定されたものであります。実は十日は日曜日でありますので、九日のほうが初めにはよろしかろうと考えておつたくらいでありますが、一日でも審議の期間が長いほうがよろしかろうということで、我々も日曜日でありますが、十日という最終日を召集の日とこういたした次第でありますので、これ又御了承願いたいと存じます。
#140
○鈴木清一君 今のお話でありますと、上旬ということはすでに法文に出ておるので、そのつもりであるということは御尤もだと思います。そうだといたしますと、昨日閣議できめたということは、これは真僞は別といたしまして、今あなたのおつしやつておられる言葉のうちに、でき得れば政府といたしましては会期を一日延長ずるということについて心配しておつたと、こうだといたしますると、上旬ということの決定は御承知の上で、ありながら、それではなぜこの前、会期を参議院で決定するときに、少くとも野党が主張いたしました九日に対しまして、衆議院では二週間を要求しておる、それにもかかわらず我々は三週間と言つておる。そうして又こちらのいわゆる與党の人たちに対しては、やはり衆議院と同調いたしましての発言をなされておつたはずである。従つて私は上旬に召集するということを御承知の上であられたにもかかわらず、法案がどのくらい出るかということはあなたがた御承知のはずである。従つて私は、昨日会期の延長ということについて、政府にそれほどの御真意があられるならば、なぜこの前会期を決定するということについても、むしろ衆議院の人たちなり或いはここの自由党のかたがたに対しましても、政府としては一応このような状態であるからむしろ会期は我々の申すのが順当であるというようなことを、なぜ発言なさらなかつたのか。そういたしますと、私は考え合せますと、何ら真意がないということを言わざるを得ないのであります。でありますので、私が申上げたいのは、明日一日延さなければならないということをすでにあなたが昨日考えておるほど御心配であるならば、なぜこの前の会期の延長ということについてここで議論になつておるときに、政府の意向としては我々の主張するところの九日までなり、或いは八日までなりという決定のことについて、むしろあなたがたが積極的に支持するような政府の態度をとらなかつたかということを私はお聞きしたいのです。
#141
○政府委員(岡崎勝男君) その点につきましては、政府のほうの説明が十分でなかつたといたしますれば誠に恐縮であります。実はこの運営委員会でも御説明いたしましたし、衆議院においても御説明いたしたのでありまするが、会期の決定は何分にも国会の議決によるものでありまするので、政府としてはこれに成るべく注文をつけるというような印象を與えたくないと思いまして、ただこの会期中に審議を要すべき法案を、幾つあつてどういう種類のものであるということを説明したにとどまつたのであります。その際この法案はどの程度のものであるかということを詳しく御説明したほうがよかつたかも知れませんが、その点は若し我我の説明が十分でなかつたといたしましたなら、今後はできるだけその点にも注意を拂つて御説明するように心がけるつもりでございますが、いずれにしましても、若し私どもの説明が衆議院などにおきまして、会期を八日までで済むという印象を與えたとすれば、誠に恐縮に存じております。
#142
○中川幸平君 会期の点につきまして、我々與党委員に対していろいろの御意見のあることは、申上げるまでもないことであります。併しながら通常国会の十日と、その間一日休んで開くということが適当ではなかろうかということで八日にお願いしたわけであります。決して法案その他の審議がどうなつてもいいという意味でお願いしたわけではないのであります。ところが実際問題といたしまして、予算も本日中にはむずかしいと、又その他重要法案ももう一日あれば相当通るというような委員長や各位の話もあるのであります。どうか前の事柄は捨てて、一日延長に一つ御同意下さらんことを切にお願い申上げます。
#143
○鈴木清一君 私は今のおかたのお話に入る前に、一応けじめを付けておきます。それは先ほど官房長官をお願いいたしましたのは、私といたしましては質問は終りましたから、この点はつきりいたして置きたいと思います。
#144
○佐々木良作君 今の中川君のお話ですが、或いはその前鈴木君のお話の中にもちらつと出ておりましたが、僕は間違いがあつてはならんから念のために申上げて置きますが、参議院の自由党の諸君が云々という話は、それは会期をここで決定する前の討論の話であつて、きめたのは九日ということを全会一致できめたのです。衆議院が八日ときめて、そうしてこつちは本当は九日のほうがいいのだけれども、衆議院のほうでそのまま議決されればやむを得んということになつたわけです。従つて、前のことを言えば、それは参議院で九日と決定したことが本当は本当であつたのだけれども、衆議院のほうが八日ときめたことは間違いであつたと、この関係だけが残るわけなんです。従つて私は本来ならば、こつちは間違いだつたと、お前のほうの言うことが本当だつたと、従つて僕たちのほうが間違いだから一日延ばそうと考えて、向うからこつちへ言うて来るのが本当だと思うのです。それで現在までのところ、衆議院の態度がどうなつているか、或いは衆議院の議運でどういう話があつたか、事務局なり議長向けに何らか話があつたかということをお聞かせ願いたい。
#145
○事務総長(近藤英明君) 事務的には、何ら衆議院からは話を受けておりません。ただ事務的に申しますれば、今日が一応会期の期終日であるので、参議院のほうでさような問題が論議せられて或る方向に向つたときには、できるだけ早く連絡してもらいたいということを、事務的には我々は頼まれておるだけでございます。
#146
○中川幸平君 佐々木委員の言われる通りでありますけれども、参議院自体といたしまして、殊に参議院の運営委員会といたしましては、この審議の状況を見て、衆議院から議決して来た議案が参議院で審議未了になるというようなことは、参議院自体の性格或いは使命に照しましても、できることなら避けて頂きたいと、かような関係で、もう一日あれば相当審議が結了するということでございますから、どうか本院の議院運営委員会自体の考えを以て、一つ一日延長をお願いいたしたいと思います。
#147
○中村正雄君 中川君の話は、議論すればこれは解決付かないと思いますが、先の懇談できまつたような筋書で行つたら如何でしよう。従つて、官房長官の発言を許されて、整理されたら如何ですか。
#148
○政府委員(岡崎勝男君) 先ほどからいろいろお話がありまして、それには
 一応御答弁をいたしたのでありますが、その間にも御了承を得たと思いまするが、政府としては、今臨時国会に提出しました法案がたくさんありまして、いずれも重要なものであります。そこで、是非この国会中に成立することを希望しておる次第であります。そこで国会の会期の問題は、国会がおきめになるのでありまするから、政府の容喙するところではありませんけれども、希望を申上げれば、何とかこの法案が成立するように御考慮願いたいと、衷心より願つておる次第であります。よろしく一つお願いいたしたいと思います。
#149
○委員長(山田佐一君) それでは大体御了承を願えたように思いまするから、会期は一日延長するということを議長から交渉を願うということで決を採りましてよろしうございますか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#150
○委員長(山田佐一君) それでは御異議ないものと認めます。さよう決しました。
#151
○佐々木良作君 私は、今決議になつた云々ではなくて、或いは一日延す延さんの問題ではなくて、委員長からか、或いは議長から衆議院のほうに、結局一日延すということになりましても、その場合に僕ははつきりと衆議院側に申入れてもらいたい。その内容は、本来両院の議決が一致しなかつた場合には衆議院の議決で云々と書いてありますが、会期の件は、本当から言うと、大概のやつが衆議院で先議されたやつが参議院で後議されるのです。だからその会期は何日まででなければならないという発言のウエイトは本来参議院に置かれなければならないのです。従つて、これはたびたびなんですけれども、今後成るべく、参議院で会期をきめようとして、参議院で或る程度の見通しが付いた場合には、会期の問題については特に参議院の意向をよく聞けということをはつきりと議長から衆議院に申入れてもらいたいと思うのだ。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
#152
○中村正雄君 会期が一日延長になりましたので、実は会期の問題でいつも議論が起るわけですが、官房長官お見えになつておるようですから、一言私はお願いして置きたい。と申しますのは、政府の提出の法案のことなんです。今国会を見ましても、予算案のように衆議院で先議される、この予算案に関係する法案、これは衆議院先議で出されるわけで止むを得ないと思いますが、やはり全部衆議院で先に出されてそれから参議院に廻つて来るのであれば、参議院だけが時間をとることになりますから、法律的に衆議院先議の法案以外は、両方の審議能力を睨み合せまして交互に出してもらいたい。そうすれば仮に今国会にいたしましても、予算案に関係のある法律が多いわけでありますけれども、地方公務員法は何ら予算案と関係ありません。これは参議院に先に出して置けば、衆議院の予算案と参議院の地方公務員法とうまく行くのですが、僕はこの点毎々言つておるわけですが、今後特にお気を付けて願いたいということを申上げて置きたいと思います。
#153
○委員長(山田佐一君) 官房長官は十分に了承しましたということです。今日はこれでよろしゆうございますね。
  ―――――――――――――
#154
○委員長(山田佐一君) 次に常任委員の変更があります。議事部長より説明いたさせます。
#155
○参事(河野義克君) 休憩した後におきまして、社会党から通産委員吉田法晴君、内閣委員の椿繁夫君が辞任せられ、通産委員に椿繁夫君、内閣委員に吉田法晴君を御指名されたいというお申出があります。又緑風会から人事委員西田天香君、法務委員の岡部常君が辞任せられ、人事委員に岡部常君、法務委員に西田天香君を指名せられたいというお申出がありました。又自由党から農林委員の瀧井治三郎君、人事委員の草葉隆圓君が辞任せられ、農林委員に草葉隆圓君、人事委員に瀧井治三郎君を指名せられたいというお申出があります。右お諮り願います。
#156
○委員長(山田佐一君) 只今の御報告の通り決しまして御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#157
○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めまして、さよう決しました。
  ―――――――――――――
#158
○委員長(山田佐一君) 次に、通過法案があります。議事部長から説明いたさせます。
#159
○参事(河野義克君) 今本会議が休憩されておりますが、委員会で上つておつて、本会議にまだ上程されていない法案を御説明申上げます。
 大蔵委員会から上りましたものに、食糧管理特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、郵政事業特別会計の歳入下足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律案、米国対日援助物資等処理特別会計法の一部を改正する法律案、農業共済再保險特別会計の歳入不足を補てんするための一般会計からする繰入金に関する法律の一部を改正する法律案、食糧管理特別会計法の一部を改正する法律案、以上五件が上つております。又農林委員会からは、本日本会議で可決されました競馬法の一部を改正する法律案とは又別個の競馬法の一部を改正する法律案が可決せられております。厚生委員会からは、船員保險法等の一部を改正する法律案が可決されました。又議院運営委員会で会期延長の件が可決せられたことは御承知の通りであります
 以上が今まで上つておる法案でありますが、大蔵委員会はおいてはなおそのほかに今日中に審議が完了する法案があるやに聞いております以上御報告申し上げます。
#160
○中村正雄君 先ほど会期延長の件の前に保留されておりました総理の関係でありますが、会期一日延長ということを決定され、而もこれ以上の会期の延長ができないことは国会法上事実になつておるわけでありますので、一応明日最終日であり、恐らく総理としましても、本会議の予算案なりその他重要な案件が出るために、必ず参議院に来られることと思いまするので、明日は是非時間を差繰られて議院運営委員会に出られるように委員長の特に責任をもつて申出られたいということをお願いして置きます。先に保留の件を解決したいと思います。
#161
○委員長(山田佐一君) 了承いたしました。
 それでは議院運営委員会は明日の午前十時から開会いたしたいと思います。御異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#162
○委員長(山田佐一君) 御異議ないものと認めましてさよう決します。
 それでは本委員会は散会をいたします。
   午後四時三十六分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     山田 佐一君
   理事
           愛知 揆一君
           鈴木 恭一君
           中村 正雄君
           鈴木 直人君
           大隈 信幸君
   委員
           上原 正吉君
           加藤 武徳君
           木村 守江君
           中川 幸平君
           江田 三郎君
           大野 幸一君
          小笠原二三男君
           曾祢  益君
           吉田 法晴君
           赤木 正雄君
           片柳 眞吉君
           小宮山常吉君
           杉山 昌作君
           高橋 道男君
           小川 久義君
           佐々木良作君
           鈴木 清一君
           兼岩 傳一君
  ―――――――――――――
   議長      佐藤 尚武君
   副議長     三木 治朗君
  ―――――――――――――
  政府委員
   内閣官房長官  岡崎 勝男君
  事務局側
   事 務 総 長 近藤 英明君
   参     事
   (事務次長)  芥川  治君
   参     事
   (議事部長)  河野 義克君
   参     事
   (警務部長)  丹羽 寒月君
   参     事
   (委員部長)  宮城 完孝君
  法制局側
   法 制 局 長 奧野 健一君
ソース: 国立国会図書館
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