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1950/12/09 第9回国会 参議院 参議院会議録情報 第009回国会 運輸委員会 第7号
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1950/12/09 第9回国会 参議院

参議院会議録情報 第009回国会 運輸委員会 第7号

#1
第009回国会 運輸委員会 第7号
昭和二十五年十二月九日(土曜日)
   午後一時四十二分開会
  ―――――――――――――
  本日の会議に付した事件
○日本国有鉄道法の一部を改正する法
 律案(内閣送付)
  ―――――――――――――
#2
○委員長(植竹春彦君) これより運輸委員会を開会いたします。本日の審議の議題でありまする日本国有鉄道法の一部を改正する法律案の予備審査につきましては、衆議院のほうから廻つて来るまで会議を暫時休憩いたしたいと思いまするが、昨日鈴木委員並びにその他の委員からの御要望がございましたのに基きまして、委員長は衆議院に参りまして、本法律案の速かに審議を結了されまして、本会議に上程せられて、更に本院に回付あるよう十分鈴木委員並びに各委員からの御趣旨を伝達し、強く要望いたしましたところが、この問題は愼重に只今取扱い、関係方面と只今折衝中のためにまだ結了を見ていない次第であるから御了承願いたい。さよう参議院の委員会に報告願いたい。こういうことでありましたことを御報告申上げます。
#3
○菊川孝夫君 只今の委員長の御報告は、私ちよつと納得が行かないのでございます。と申しますのは、今慎重審議と言われることについては、これはまだ今日一日会期があるのですから、今日中に本会議に廻すように、午後でもお廻し願えば結構だと思うのでありますが、そのうちに関係方面との折衝云々という御発言がありましたが、本案は申すまでもなく政府の提案であり、而もこれは政府提案である以上はすでに閣議の決定もされておると思うのでありますが、それが今国会の終末になつてから関係方面との折衝云々と言つて審議を遅延させておるということは、私たちとしてはどうしても納得が行かないと思います。閣議決定されて本院に提出されて、而も審議の最中に関係方面との折衝問題が起きるということは、衆議院におきまして関係方面を悪用しておるように私は思うのでありますが、若し関係方面のとこで問題になつておるかというようなことがありましたならば、我々といたしましてもやはり一つ参議院といたしましてそのあり方を、どこが問題になつておるかということを突きとめる必要がある。かようにも考える次第であります。それから尚重大なことは、この法律改正はどうしてもしなければ日本国有鉄道法として法律の形をなさないと、いう点が二点あると私は思うのでありますが、今改正法案として出ておる中の第一点だけは、これはどうしても改正しなければならん問題だと思うのです。もう事務的な改正の問題である、かように考えます。
 それから二十六條のこの改正も、若しこの改正をなんらかの形でやらない限りは今衆議院で問題になつておる点がむしろ法律の本当の條文解釈から言つたならば、條文の整理がなされていないという欠点がある。これはもうすでに国鉄の諸君もよく知つておるのでありますが、その條文整理をしないまま今国会を通過して行くということになると、あの十二條第三項第三号というのですか、この第三項第三号というやつは実は法律で狙つているのとはピントが狂つておりまして、この第三項というやつはこの前の改正によりまして第四項になつておるのです。ところが二十六條の二項の「第十二條第三項第三号」というのは、そのままになつておつて、これは立法当時に狙われた点が、これはどうしても第四項にしなければならんというふうな矛盾がある。従いましてこれは改正しないとするならば死んでしまつているということも言い得ると思う。この点は誰も知らんと思つているか知らんが、もうすでに国鉄の職員が皆よく知つている問題なのであります。そういう点から考えまして、これを遅延さしているということは、而も政府が提案されて、その與党である自由党が、今衆議院におきまして絶対多数を占めておりながら、政府提案をとやかくしているということについては、どうしても参議院として私は納得できないと思うのです。もう今日はあと幾時間もございませんから、私は再度そういう観点に立ちまして、一つ今日は委員長のほうから衆議院の運輸委員長のほうへ御督促願いたい。かように考える次第であります。
#4
○委員長(植竹春彦君) 御発言の通り衆議院に再度参りまして、調査もし、督促して参りたいと存じますが、なおこの点につきまして専門員から第三項の点について…。
#5
○専門員(古谷善亮君) 今日政府のほうが参つておりませんので、私から只今の御発言に対しまして一言申上げますが、お話の中の、三項の問題が四項になるべきだというのは、確かに前回法律改正の場合の條文の整理洩れでございます。それでこれは改正しなければならんものと思います。そのあとの点につきましては、これは結局今の問題とからんでおりまして、その点が改正できれば、あとの問題も自然に解消されるのでありまして、只今菊川先生が二点お示しになりましたけれども、結局結論はその一点が直れば自然改正ざれる問題じやないかと思います。
#6
○委員長(植竹春彦君) 速記をとめて。
   〔速記中止〕
#7
○委員長(植竹春彦君) 速記を開始して。それでは暫時休憩をいたします。
   午後一時五十九分休憩
   ―――――・―――――
   午後二時五十八分開会
#8
○委員長(植竹春彦君) これより委員会を再開いたします。
 本日はこれを以て散会いたします。
   午後三時零分散会
 出席者は左の通り。
   委員長     植竹 春彦君
   理事
           岡田 信次君
   委員
           山縣 勝見君
           菊川 孝夫君
           小酒井義男君
          前之園喜一郎君
           松浦 定義君
           鈴木 清一君
  事務局側
   常任委員会専門
   員       古谷 善亮君
ソース: 国立国会図書館
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