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2000/04/25 第147回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第147回国会 本会議 第29号
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2000/04/25 第147回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第147回国会 本会議 第29号

#1
第147回国会 本会議 第29号
平成十二年四月二十五日(火曜日)
    ―――――――――――――
 議事日程 第二十五号
  平成十二年四月二十五日
    午後零時三十分開議
 第一 港湾労働法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 第二 独立行政法人教員研修センター法案(内閣提出)
 第三 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律案(内閣提出)
 第四 資金運用部資金法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
    ―――――――――――――
○本日の会議に付した案件
 藤本孝雄君の故議員越智伊平君に対する追悼演説
 日程第一 港湾労働法の一部を改正する法律案(内閣提出)
 日程第二 独立行政法人教員研修センター法案(内閣提出)
 日程第三 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律案(内閣提出)
 日程第四 資金運用部資金法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
    午後零時三十二分開議
#2
○議長(伊藤宗一郎君) これより会議を開きます。
     ――――◇―――――
#3
○議長(伊藤宗一郎君) この際、新たに議席に着かれました議員を紹介いたします。
 第百二十九番、東海選挙区選出議員、半田善三君。
    〔半田善三君起立、拍手〕
     ――――◇―――――
#4
○議長(伊藤宗一郎君) 御報告することがあります。
 議員越智伊平君は、去る三月二十四日逝去されました。まことに哀悼痛惜の至りにたえません。
 越智伊平君に対する弔詞は、議長において去る二十三日既に贈呈いたしております。これを朗読いたします。
    〔総員起立〕
 衆議院は 多年憲政のために尽力し 特に院議をもってその功労を表彰され さきに運輸委員長議院運営委員長予算委員長等の要職につき またしばしば国務大臣の重任にあたられた議員正三位勲一等越智伊平君の長逝を哀悼し つつしんで弔詞をささげます
    ―――――――――――――
 故議員越智伊平君に対する追悼演説
#5
○議長(伊藤宗一郎君) この際、弔意を表するため、藤本孝雄君から発言を求められております。これを許します。藤本孝雄君。
    〔藤本孝雄君登壇〕
#6
○藤本孝雄君 ただいま議長から御報告がありましたとおり、本院議員越智伊平先生は、去る三月二十四日、愛媛大学医学部附属病院において逝去されました。
 突然の訃報に接し、しばし茫然と、語る言葉もなく、まことに痛恨のきわみであります。今日までの御交誼、御厚情に心からお礼を申し上げるとともに、寂寥の感深く、惜別の念にたえません。また、先生を内にあって支えてこられた御遺族の皆様の御心情をお察ししますと、お慰め申し上げる言葉もございません。万感胸に迫り、心から哀悼の意を表します。
 私は、ここに、皆様の御同意を得て、議員一同を代表し、謹んで哀悼の言葉を申し上げたいと存じます。(拍手)
 越智伊平先生は、大正九年十二月、愛媛県越智郡玉川町鈍川にお生まれになり、長じて、相模原工科学校電機科に進まれ、昭和十六年に卒業されました。その後、終戦を迎え、空襲で焦土と化した故郷を電気技術をもって復興に寄与しようと決意し、越智電気商会を設立されたのでありました。やがて、先生の穏やかで誠実なお人柄と、電気施設工事で身を粉にして働く姿が町内の評判となり、昭和三十年、推されて出馬した今治市議会議員選挙では、見事トップ当選を飾られたのであります。
 続いて、昭和三十四年、愛媛県議会議員選挙に立候補し、以後連続して四回当選、いずれも最高得票を獲得され、五十歳にして早くも愛媛県議会議長に就任、昭和四十七年十月には愛媛二区の第三十二回総選挙補欠選挙に打って出られ、見事初当選されたのであります。
 本院に議席を得られてからの先生は、大蔵、予算などの委員、理事を務め、幅広く御活躍をされました。その後、運輸委員長を初め大蔵委員長、議院運営委員長、予算委員長を歴任し、常に公正円満な運営を行い、党派を超えて絶大な信頼を得られたのであります。先生に対する地味ながら円熟した政治家との評は、だれもが認めるところであり、難しい折衝などでは調整役としてその本領を遺憾なく発揮されたのでありました。
 また、自由民主党にあっては、国会対策副委員長、副幹事長、愛媛県連会長などの要職を務められました。
 一方、内閣にあっては、第一次竹下内閣の建設大臣として初入閣を果たされ、昭和六十三年四月には、瀬戸内関係者は無論のこと、国民の悲願であった瀬戸大橋の開通を実現されたのであります。また、今治と尾道を結ぶ来島海峡大橋の着工にゴーサインを出されたことは、先生の業績を語る上で忘れることのできないところであります。
 この竹下内閣では、先生が建設大臣、私が厚生大臣として四国の出身者同士が同時に入閣を果たし、一年二カ月の間一緒に仕事をさせていただきましたが、数え切れないほどの思い出が今目の前に浮かんでまいります。
 次いで、平成四年十二月には宮澤内閣の運輸大臣に就任、とりわけ成田空港問題の解決に尽力されました。
 昭和四十一年の位置決定以来、国、公団と反対派の対立が長く続き、工事の見通しが全くつかない中、江藤元運輸大臣を初め関係者の努力で、話し合いによる解決の動きが模索された結果、成田空港問題シンポジウムが始まりました。平成五年五月、先生は、運輸大臣としてみずからそのシンポジウムに出席され、十分なコンセンサスも得ずに空港の建設を急いだと謝罪した後、席を立ち、周囲がとめるのも聞かず、反対派メンバーのところに歩み寄ると、その一人一人と笑顔でかたい握手をされたのであります。さらに、激しい闘争の先頭に立ってきた反対派長老の遺影に合掌され、ねぎらいの言葉をかけられました。そのとき、会場からは一斉に拍手が沸き起こり、それまでの力の対決に終止符が打たれ、平和的話し合いによる解決への道が開かれたのであります。(拍手)
 平成九年九月には、第二次橋本改造内閣に農林水産大臣として三度目の入閣を果たされました。私はその前の内閣で農林水産大臣の任にあり、我が国の農政が重要な局面を迎えていたときだけに、自他ともに心置きなく先生にバトンタッチをいたしました。しかし、先生はその直後に体調を崩され、わずか十六日間で辞任されましたことは、今思い返しましても、返す返すも残念でなりません。
 こうして越智伊平先生は、昭和四十七年の初当選以来、連続して十回当選され、在職期間は二十七年七カ月に及び、平成十年九月には永年在職議員として栄誉ある表彰を受けられました。
 先生は、生涯、郷土の発展のために心を砕き、骨身を惜しまず働かれました。社会資本の整備がおくれていた四国にとって本州との連絡橋の建設はまさに喫緊の課題であり、先生のライフワークとなりました。また、海に霧がかかると連絡船が出なくなる、買い物もできなくなる、一日も早く橋の建設をという瀬戸内の島に住む人々の声もあり、先生は政治生命をかけて取り組まれたのであります。
 そして、ようやく昨年の五月一日、来島海峡大橋が完成し、本州と四国をつなぐ第三のルート、今治と尾道を結ぶ瀬戸内しまなみ海道が開通し、先生は病を押して記念式典に参列され、その精魂込めた政治姿勢に皆感動を覚えたものでありました。(拍手)
 長年の悲願がかなった連絡橋は、行政、文化、経済などでの交流と発展が期待され、先生が愛された郷土の、まさに二十一世紀へのかけ橋となることは申すまでもなく、島に住む人々の暮らしの中で大いに貢献することでありましょう。
 顧みれば、先生は実に多くの人々から慕われ、信頼されました。それは、飾りのない朴訥としたお人柄と、常に粘り強く努力するひたむきさにありました。いつも物静かで仲間思い、にこにことした笑顔で思慮深く、慎重で実行力のあるそんな越智先生を私はこの上なく尊敬しておりました。私の人生においてあなたのような先輩を持ったことを私はいつまでも誇りにし、そのことを大切にしていきたいと思っております。
 越智先生は、ただ一筋の人生を一貫した人柄で生き続けてこられました。今、先生を失い、初めて先生の存在がどんなに大きいものであったかを思い知らされております。かけがえのない先生の思い出は、御生前の親交に恵まれた多くの人々の心の中に、きっといつまでも生き続けることでありましょう。
 ここに、謹んで越智伊平先生の御生前の御功績をたたえ、お人柄をしのびつつ、重ねて心からの御冥福をお祈りして、追悼の言葉といたします。(拍手)
     ――――◇―――――
 日程第一 港湾労働法の一部を改正する法律案(内閣提出)
#7
○議長(伊藤宗一郎君) 日程第一、港湾労働法の一部を改正する法律案を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。労働委員長赤松広隆君。
    ―――――――――――――
 港湾労働法の一部を改正する法律案及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔赤松広隆君登壇〕
#8
○赤松広隆君 ただいま議題となりました港湾労働法の一部を改正する法律案につきまして、労働委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 まず、本案の主な内容について申し上げます。
 本案は、最近における港湾労働をめぐる情勢に対応して、港湾運送に必要な労働力の確保に資するとともに、港湾労働者の雇用の安定その他福祉の増進を図るため、港湾労働者派遣事業の制度を創設して、港湾労働者の就労の機会を確保する等の措置を講じようとするものであります。
 本案は、去る四月十九日に本委員会に付託され、二十日に牧野労働大臣より提案理由の説明を聴取し、二十一日に質疑を終了したところであります。
 その主な質疑事項は、港湾労働者派遣制度導入による雇用秩序維持対策の必要性、港湾労働者雇用安定センターの労働者派遣業務の廃止に伴う同センターの派遣労働者の雇用確保の必要性、港湾労働者雇用安定センターにおける労働者派遣契約の締結についての一元的あっせんの必要性などでありました。
 同日討論を行い、採決の結果、本案は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
 なお、本案に対し附帯決議を付することに決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#9
○議長(伊藤宗一郎君) 採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#10
○議長(伊藤宗一郎君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
     ――――◇―――――
 日程第二 独立行政法人教員研修センター法案(内閣提出)
#11
○議長(伊藤宗一郎君) 日程第二、独立行政法人教員研修センター法案を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。文教委員長鈴木恒夫君。
    ―――――――――――――
 独立行政法人教員研修センター法案及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔鈴木恒夫君登壇〕
#12
○鈴木恒夫君 ただいま議題となりました法律案につきまして、文教委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本案は、学校教育関係職員の資質の向上を図るため、独立行政法人教員研修センターを設立しようとするものであり、その主な内容は次のとおりであります。
 第一に、独立行政法人教員研修センターは、校長、教員その他の学校関係職員に対する研修及び研修に関する指導、助言等を行うことを業務とすること、
 第二に、研修センターに承継させた権利義務のうち、その権利にかかわる土地建物等の価格に相当する額を、独立行政法人教員研修センターの当初の資本金とすること、
 第三に、その役員の種類及び定数を定めること
などであります。
 本案は、四月十七日本委員会に付託され、十九日中曽根文部大臣から提案理由の説明を聴取した後、二十一日質疑を行い、討論、採決の結果、本案は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#13
○議長(伊藤宗一郎君) 採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#14
○議長(伊藤宗一郎君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
     ――――◇―――――
 日程第三 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律案(内閣提出)
#15
○議長(伊藤宗一郎君) 日程第三、建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律案を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。建設委員長大口善徳君。
    ―――――――――――――
 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律案及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔大口善徳君登壇〕
#16
○大口善徳君 ただいま議題となりました建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律案につきまして、建設委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本案は、近年、建設工事に伴い発生する廃棄物の量が増大し、廃棄物の最終処分場の逼迫及び廃棄物の不適正処理等廃棄物処理をめぐる問題が深刻化している状況にかんがみ、特定の建設資材について、その分別解体等及び再資源化等を促進するための措置等を講ずることにより、資源の有効な利用の確保及び廃棄物の適正な処理を図ろうとするものであります。
 その主な内容は、
 第一に、一定規模以上の解体工事その他の建設工事においては、受注者は一定の技術基準に従い、特定の建設資材について分別解体等を実施する義務を負うこととすること、また、工事の着工に先立ち、発注者はその分別解体等の計画等を都道府県知事に届け出ることとすること、
 第二に、分別解体等に伴って生じた特定の建設資材に係る廃棄物については、受注者は再資源化を実施する義務を負うこととすること、ただし、再資源化が困難な場合には、縮減をもって足りることとすること、
 第三に、解体工事業者の登録制度を創設するとともに、解体工事業者に対して、技術管理者の選任及び解体工事の現場での標識の掲示等を義務づけることとすること、
 第四に、分別解体等及び再資源化等の円滑な実施を確保するため、必要な費用の適正な負担についての発注者の責務等を定めるとともに、主務大臣または都道府県知事は建設工事の発注者に対して再資源化により得られた建設資材の利用について必要な協力を要請することができることとすること
であります。
 本案は、去る四月十七日本委員会に付託され、十九日中山建設大臣から提案理由の説明を聴取し、二十一日質疑を行い、同日採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと議決した次第であります。
 なお、本案に対して附帯決議が付されました。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#17
○議長(伊藤宗一郎君) 採決いたします。
 本案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#18
○議長(伊藤宗一郎君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
     ――――◇―――――
 日程第四 資金運用部資金法等の一部を改正する法律案(内閣提出)
#19
○議長(伊藤宗一郎君) 日程第四、資金運用部資金法等の一部を改正する法律案を議題といたします。
 委員長の報告を求めます。大蔵委員長金子一義君。
    ―――――――――――――
 資金運用部資金法等の一部を改正する法律案及び同報告書
    〔本号末尾に掲載〕
    ―――――――――――――
    〔金子一義君登壇〕
#20
○金子一義君 ただいま議題となりました法律案につきまして、大蔵委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。
 本案は、中央省庁等改革基本法の規定に基づき、財政投融資制度の改革を実施するものであります。
 その概要は、郵便貯金及び年金積立金の資金運用部への預託義務を廃止するとともに、財政融資資金における資金調達について、国会の議決を経た金額の範囲内でいわゆる財投債の発行ができることとする等の措置を講ずるものであります。
 本案は、去る四月十八日宮澤大蔵大臣から提案理由の説明を聴取した後、質疑を行い、二十一日質疑を終局いたしました。
 次いで、討論、採決いたしましたところ、多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
 なお、本案に対し附帯決議が付されましたことを御報告申し上げます。
 以上、御報告申し上げます。(拍手)
    ―――――――――――――
#21
○議長(伊藤宗一郎君) 採決いたします。
 本案の委員長の報告は可決であります。本案を委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕
#22
○議長(伊藤宗一郎君) 起立多数。よって、本案は委員長報告のとおり可決いたしました。
     ――――◇―――――
#23
○議長(伊藤宗一郎君) 本日は、これにて散会いたします。
    午後零時五十八分散会
     ――――◇―――――
 出席国務大臣
        大蔵大臣    宮澤 喜一君
        文部大臣    中曽根弘文君
        労働大臣    牧野 隆守君
        建設大臣    中山 正暉君
ソース: 国立国会図書館
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