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1999/12/07 第146回国会 参議院 参議院会議録情報 第146回国会 農林水産委員会 第4号
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1999/12/07 第146回国会 参議院

参議院会議録情報 第146回国会 農林水産委員会 第4号

#1
第146回国会 農林水産委員会 第4号
平成十一年十二月七日(火曜日)
   正午開会
    ─────────────
   委員の異動
 十一月十八日
    辞任         補欠選任
     中島 啓雄君     三浦 一水君
 十二月一日
    辞任         補欠選任
     大沢 辰美君     緒方 靖夫君
 十二月二日
    辞任         補欠選任
     緒方 靖夫君     大沢 辰美君
    ─────────────
  出席者は左のとおり。
    委員長         若林 正俊君
    理 事
                岩永 浩美君
                亀谷 博昭君
                小林  元君
                須藤美也子君
                谷本  巍君
    委 員
                金田 勝年君
                岸  宏一君
                佐藤 昭郎君
                中川 義雄君
                三浦 一水君
                森下 博之君
                郡司  彰君
                羽田雄一郎君
                藤井 俊男君
                峰崎 直樹君
                鶴岡  洋君
                渡辺 孝男君
                大沢 辰美君
                阿曽田 清君
                石井 一二君
   国務大臣
       農林水産大臣   玉沢徳一郎君
   政務次官
       農林水産政務次
       官        金田 勝年君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        鈴木 威男君
    ─────────────
  本日の会議に付した案件
○農林水産に関する調査
 (WTOシアトル閣僚会議に関する件)
    ─────────────
#2
○委員長(若林正俊君) ただいまから農林水産委員会を開会いたします。
 委員の異動について御報告いたします。
 去る十一月十八日、中島啓雄君が委員を辞任され、その補欠として三浦一水君が選任されました。
    ─────────────
#3
○委員長(若林正俊君) 農林水産に関する調査を議題とし、WTOシアトル閣僚会議の結果について、政府から報告を聴取いたします。玉沢農林水産大臣。
#4
○国務大臣(玉沢徳一郎君) 委員長を初め委員の先生方に御報告を申し上げたいと存じます。
 私は、十一月三十日から十二月五日までの間、米国シアトル市で行われました第三回WTO閣僚会議に出席するため出張してまいりました。
 お手元に「WTOシアトル閣僚会議の結果について」という資料を配付しておりますが、資料に沿って私から概略を御報告申し上げます。
 今回のWTO閣僚会議は、全体会合のもとに、農業、市場アクセス等の五つの閣僚級分科会を設置し、各分野ごとに真剣な議論が行われました。
 しかしながら、農業、ダンピング防止措置等で各国の立場が大きく異なっており、一方、時間が余りに限られていたこと、百三十五の加盟国を抱え、運営上、議論の効率性と透明性を両立させることが極めて難しい状況であったことなどから、会議最終日の三日になっても調整がつかず、ついに現地時間十二月三日午後十時過ぎ、日本時間で四日午後三時でありますが、開催されました全体会合で、米国のバシェフスキー通商代表から、これは議長でございますが、会議におきましては、このプロセスを中断する、中身の進展はあったのでこれを凍結し、ジュネーブに引き継ぐ旨発言するに至った次第であります。
 このように、閣僚会議自体は残念な結果に終わりましたが、農林水産分野につきましては、農業分科会を初め各種の会合などにおいて、我が国の主張を閣僚宣言に反映させるべく努力してまいりました。また、世界各国の農林水産行政の責任者とお会いし、文字どおり昼夜の別なく真剣な話し合いができましたことは有意義であったと考えております。
 次に、農林水産分野の議論の概要について御報告申し上げます。
 今回の閣僚会議において、農業分野におきましては、資料にもありますように、第一に農産物を鉱工業品と同一のルールのもとに置くか否か、第二に次期交渉における農業協定第二十条の位置づけ、第三に農業の多面的機能の取り扱いという、大きく三つの論点がありました。
 このうち、我が国が主張してまいりました農産物を鉱工業品と同一のルールのもとに置くという一部の国の考え方は農業の特性を無視するものであること、次期農業交渉は農業協定第二十条に基づくものであることにつきましては、各国の理解を得ることができたと考えております。
 また、我が国が強く主張してまいりました農業の多面的機能につきましても、ケアンズ・グループは別としまして、その考え方に理解を示す国々がふえてきております。特に、今回、農業の多面的機能の具体的内容であります食料安全保障、環境保護、農村地域の活性化等について、各国の理解を得ることができたと考えております。
 次に、林産物、水産物につきましては、貿易問題を考える上で、地球環境の保全や持続的な資源管理の観点を踏まえることの重要性を主張してまいりましたが、少なからぬ国の支持が得られたことは有意義であったと考えております。交渉全体にわたって、環境保護、資源管理、輸出入国間の権利義務のバランスの観点を考慮して進めることが必要という考え方につきましては、一定の理解が得られたと考えております。
 なお、今後の見通しでありますが、農業分野につきましては、農業協定第二十条に基づき、来年の当初から交渉が開始されることとなっております。
 今回の閣僚会議において何ら合意もなされなかったことから、農業交渉の取り進め方については見通しが困難な状況にありますが、いずれにしましても、この交渉において、我が国は、多様な価値観を持つ国、地域、人々がお互いを認めつつ共存できる時代、すなわち多様性と共存の時代に貢献する二十一世紀の農産物貿易ルールの構築のため、関係者が一体となって積極的な貢献を果たしていきたいと考えております。特に、この点につきましては、各国の農業の特質に相互理解が必要であるということを強調してまいったところでございます。
 委員各位の先生方におかれましては、今後とも一層の御理解と御支援をお願い申し上げまして、報告とさせていただきます。
 ありがとうございました。
#5
○委員長(若林正俊君) 以上で報告の聴取は終わりました。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後零時七分散会
ソース: 国立国会図書館
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