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1947/05/17 第2回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第002回国会 議院運営委員会 第36号
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1947/05/17 第2回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第002回国会 議院運営委員会 第36号

#1
第002回国会 議院運営委員会 第36号
昭和二十三年五月十七日(月曜日)
    午前十一時三十一分開議
 出席委員
   委員長 淺沼稻次郎君
   理事 坪川 信三君
      石田 博英君    小澤佐重喜君
     山口喜久一郎君    赤松  勇君
      笹口  晃君    吉川 兼光君
      小島 徹三君    椎熊 三郎君
      石田 一松君    竹山祐太郎君
      中野 四郎君
 委員外の出席者
        議     長 松岡 駒吉君
   議員 織田 正信君 議員 角田 幸吉君
   議員 徳田 球一君 議員 本田 英作君
        事 務 総 長 大池  眞君
五月六日森三樹二君が委員を辞任した。
    ―――――――――――――
五月十日
 選挙管理委員会に関する陳情書(東京都各区選
 挙管理委員会聨合会会長角田隆治郎)(第二六
 七号)
を本委員会に送付された。
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 法案を付託すべき委員会に関する件
 衆議院暫定予算に関する件
 國会法の改正に関する件
 衆議院解散に関する決議案の取扱いに関する件
    ―――――――――――――
#2
○淺沼委員長 これより会議を開きます。
 最初に報告事項がございますから、事務総長からお願いいたします。
#3
○大池事務総長 一番最初に御決定を願いたいと思いますのは、経済査察廰法案が参つておるわけであります。この経済査察廰法案の付託委員会を御決定願いたいと思つております。行政機構という面から見ましても、当然決算委員会に行くわけであります。但し内容的には、從來やつておつた経済警察の面をこの経済査察廰をしてとらせようということでありますから、從來経済査察の点については、たしか司法案員会でやつておられたように聞いていますので、そんな関係でどうしたものか。やはり原則通り決算委員会へやつて、そちらから同意を求めていただいた方がいいのじやないかと思うわけでありますが、どうしたらよいものでありましようか。
#4
○小島委員 決算へやつたらいいでしよう。
#5
○淺沼委員長 原則的に決算で扱つていただくことにして、必要があるときには、合同審査をしていただくことにして異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#6
○大池事務総長 それと同じような問題で、電波物理研究所を電氣試驗所に統合する法律案というのがあります。これもやはり電波物理研究所というものを電氣試驗所の方に統合しよう、こういうわけであります。それもやはり行政機構の編成替という意味であります。
#7
○徳田委員 それは今はどこなんですか。
#8
○大池事務総長 文部省所管の電波物理研究所を逓信省所管の電氣試驗所に統合するというわけであります。
#9
○淺沼委員長 決算委員会に付託するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#10
○松岡議長 実は皆さんの所にもそういう陳情があつたかどうかしりませんが、私今思い出したのですが、経済安定本部のもとに民間の委員を加えた査察委員会というものができております。産別の人なども委員になつておるのだろうと私は想像しておりますが、民間からもそういう委員が出ております。それらの人たちがせんだつて來まして、査察廰ができるについて、査察廰の立案を、それらの人が自分の関係の仕事ですから相当研究しているらしい。どうもやはり官僚的なものになるおそれがあるので、査察廰がつくられる際には、どうぞわれわれ委員の意見を一應聽いてもらうような機会をつくつてもらいたいという熱心な希望があつたのであります。決算委員会でこの問題を扱つていただくときに、決算委員会を指揮する意味ではないけれども、そういう希望があるから考慮を求めることを一應やつていただいたらどうか。
#11
○淺沼委員長 今議長の言われたことを附言して案を送るということに異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○淺沼委員長 さうよ決定いたします。
    ―――――――――――――
#13
○大池事務総長 それからいま一つは六月分の暫定予算でございますが、五月分の本院の暫定予算は三千九百十七万三千余円になつておりますが、六月分は、五月分から当然減額せらるベきものを除きまして、三千四百九十万九千四百円ということに相なるわけであります。これは、五月分の暫定予算をここで御了承願いまして、その中から六月分として当然になくなるものだけを引いたものでありまして、五月分の暫定予算と内容的にほとんど変つておりません。從つてこれはおそらく、六月分の暫定予算を政府が提出することになりましたので、政府の方で大体五月分のものとにらみ合わせて、こういうことになるがよろしいかということで來たわけであります。その時ちようど事実上の休会をお願いしておる時期でありましたので、特にお集まりを願つて御承認を願つてやるのが正式の手続だつたのでありますが、五月分から変つたものがこれというものが何もございませんものですから、五月分を御了承願いました趣旨に基きまして、それでよかろうということを申し上げたわけでありますので、御了承を願いたいと思います。四百万円ばかり減つておりますが、その減つておる内容は、閉会に伴う議員の帰郷旅費が、五月に閉会ということになつておつたために、五月分の予算の中の四十万円以上のものが載つておりました。それが残つておるものですから、六月二十日になつても、このまま六月分の方からそれを落しておいて五月分の予算が残つておる。それが減願になつております。それから、議員会館と宿舎物件費、これが二百三十五万円五月分の方に載つておるわけであります。從つて、五月分でそれを買うなりば六月分でもう一遍買う必要はないものでありますから、それだけ落ちたわけであります。それから、自動車費等百四十五万円ばかりあります。これは、議員さんを述るバス等を買う費用が五月分の中に載つておりました。從つてこれは当然落ちたわけであります。あとは事務員の増員に伴う諸設備費が十五万円ばかりあります。これも一應設備したものが五月分に載つておりますから、それだけ落ちたわけであります。運用上の予算は五月分と全然変つておりません。
#14
○徳田球一君 給與は二千九百二十円ベースに組み込んでありますか。
#15
○大池事務総長 予算的の数字の方では、二千九百二十円の予算が來ておりますが、拂う場合には二千五百円だけで、また四百二十円はこまかしいのができていないために、その方は預かつておりますから、あとから出します。
#16
○小島委員 それから不当財産の方の経費はどうなつておりますか。
#17
○大池事務総長 不当財産の方は五月分から四十万円であります。
    ―――――――――――――
#18
○淺沼委員長 それではこの場合吉川君から福利小委員会の報告を願うことにいたします。
#19
○吉川委員 この間から福利委員会について、いろいろ御質問があつたのですけれども、この間緊急に開きまして、例の消費組合について、これは議員さんから一人一口百円という出費をすることに決定しておるのでありますけれども、まだその出費がほとんど実現していないわけです。これは各政党各会派の事務長のところでまとめて、至急に出費してもらうように願いたい、こういうことがきまつたのです。
 それから消費組合の運営について今まで専務理事というのが一人だつたのですが、これを二人に殖やす。これは議員の方は議員部というものがあつて、とても出してみたところで実際上仕事ができはしないので、今の職員組合を主として、理事に依存していこうということになつております。この消費組合の運営に状況については、少くとも年に四回、福利委員会に報告する、福利委員会を通して議院運営委員会に報告する、こういうことになつております。それから消費組合の賣店のあとに伊勢丹がはいつてきておるわけですが、それについての報告があつてそれを福利委員会は承認したわけです。
 それから営繕の状況を詳しく報告を聞きまして、委員会と面会所、宿舎とを、その時集まつた小委員で、実際に視察したわけです。
 それから自動車の件ですが、最近バスが二台、まだはつきりしたことはきまりませんが、増加されますので、それに伴つてバスの運轉回数をもう少し殖やすこと、それからバス以外に今衆議院にあります自動車の数なども詳しく報告してもらつたのですが、今大体常任委員会專用のバスがあるけれども、議員全体としてのバスはないのであります。これはいろいろ事務局の自動車運営操作のこともあると思いますが、少くとも三台ぐらいのものは議員が緊急な用事で出かけるときにはなるべく使えるように用意しておく、こういうようなことを委員会で話がきまつたのであります。もう一つは特別委員会にも常任委員会と同じように、――これはいろいろ自動車の状況を調べてみますと、大きな自動車はないようですから、小型自動車でやむを得ないのですが、そういうものを特別委員会用にも自動車を置いておかぬと、委員会によつてはむしろ常任委員会より忙しい特別委員会もありますので、そういうことを福利委員会は満場一致で決定しておるわけです。この委員会で一つ御承認を願いたいと思います。
#20
○徳田球一君 伊勢丹をここに入れたのはどういうわけです。
#21
○吉川(兼)委員 あれは消費組合として資金その他の面もあるし、物がそろわない。議員諸君の滯在が非常に長くなつて、いろいろ身のまわり品が欲しいのだが、伊勢丹なら一應そういう物もそろえやすいだろう、それでどこがいいかというので二、三事務局で調べたのです。
#22
○徳田球一君 ぼくらは利用したことはないけれども、行つてみると消費組合のときよりだいぶいい物があつて、消費組合の方が圧倒されはしないかと思う。
#23
○吉川(兼)委員 そんなことはない。消費組合を通じてまとめて買う場合には、伊勢丹の値段よりさらに一割か五分引かせて消費組合利用者に賣るという話がつけてあります。
#24
○徳田球一君 消費組合の方は、みな承認しているのですか。
#25
○吉川(兼)委員 承認しております。
#26
○徳田球一君 伊勢丹に圧迫されて消費組合の方がなくなりはしないかと思うのです。消費組合が衰えて伊勢丹が独占すると、今の値段よりはずつと上る。最初は向うは安く賣るだろうけれども、それは独占資本の常套手段で、つぶすためには最初は安く賣つて、つぶしてしまえば横暴になる。そうすると消費組合が復活することはむずかしくなる。
#27
○吉川(兼)委員 それは十分に考えて、伊勢丹を入れるについてはこういうことになつているのです。「上記の件左記指示事項により許可する、」事務総長の名前ですが、
  営業期間を一箇年ごとに更新すること。
  営業の場所 一定の場所。
  営業品目 議員の院内における必需物資及び職員の生活必需品その他本院において必要と認めた物品類。
  販賣物品の種類及び價格はあらかじめ消費組合の承認を得ること。
  消費組合の一括購入品については一定の割引をなすこと。
  議院の運営上支障あるときは何時にても営業を停止せられても異存なきこと。
  從業員の氏名、年齡及び住所を警務課及び庶務課に届け出ること。
  その他本院において特に必要と認めた指示事項を守ること。
このような非常に嚴格なことが書いてありますから、そういう御心配はないと思います。
#28
○淺沼委員長 ほかにありませんか。なければ報告通りに決定するに御異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#29
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#30
○大池事務総長 ほかに報告事項として、土地改良貫徹議員連盟というのが衆議院議員の九十四名ばかりで結成されたのであります。從いまして從來食糧対策議員連盟というものがあつて、公式の委員会ではありませんが、一應あれと同様に一つの議員連盟としての取扱いをしてもらいたい。たとえば議員連盟をどこかで聞きたいというときには、空いている委員室を貸すとか、公報に廣告を出すとか、事務員を連盟で設ける場合には食糧対策議員連盟の控室にテーブルを置かしてもらいたい。これは食糧対策議員連盟の方と打ち合わせて、土地改良の方で交渉するから、そういう取扱いをしてもらいたいというお話であります。
#31
○中野(四)委員 私賛成でありますが、今後も各党派間において協定を経て設立された議員連盟は、これにならわれるつもりであるか、これを伺つておきたい。
#32
○大池事務総長 大体無制限には困難だと思いますが、議院運営の方で同じような取扱いをしたらという承認を得れば、そういう扱いにいたしたいと思います。
#33
○淺沼委員長 ちよつと速記をやめてください。
    〔速記中止〕
#34
○淺沼委員長 今の土地改良貫徹議員同盟問題については、適当に事務当局で処理していただく、その扱い方はよろしゆうございますか。
#35
○徳田球一君 はいる者はだれでもいいのか。
#36
○淺沼委員長 これは超党派的なものだから、だれでもいい。
    ―――――――――――――
#37
○大池事務総長 この前の委員会で椎熊さんから各常任委員会の專門調査員の出張の実情はどうなつておるか、その調査した報告を出してもらいたいというお話がありまして、詳しく調べれば、これだけでは十分でないと思いますが、とりあえず各常任委員会別に專門調査員、書記の出張日数並びに旅費額を調べたものをお手もとに差上げてあるわけであります。別に特別な説明も要らないと思いますが、外務委員会は調査員書記を通じて三十九日間、治安及び地方制度委員会は六十二回出張しております。その旅費は、二十二年度に各委員会に割り当てた旅費の予算は一万円で、二十三年度は四月、五月の暫定予算の範囲では一万三千八百円ぐらいあつたのであります。從つて実際出張された日数で旅費がなくなつておられる場合には、やむをえず旅費を支給しないで自費で行つたことになつております。從つて旅費支給日数はこの表の最後の段に書いてある通りであります。
#38
○淺沼委員長 速記を止めて……。
    〔速記中止〕
#39
○角田幸吉君 正式に発言いたしますが、民主自由党としては、この問題につきましては意見の発表を留保いたします。
#40
○中野(四)委員 それはちよつとこのままにしておいて進行しましよう。事務総長、まだ報告がありますか。
#41
○大池事務総長 いま一つ、米軍専用車に乗車の件であります。これは御承知の通り本年一月一日から規則が変りまして、從來の議員パスでは乗れない。從つて専用車に乗車する場合は、二等切符を所持していなければ乗れないということに相なつたわけでありまして、その当時も一應御報告を申し上げ、公報等でも出しておいたわけでありますが、これが議員さんに十分徹底をしておらない点があるようでございます。そのためにやはり從來通りの取扱いで議員のパスをもつておれば乗れるものなりと誤解して乗つておられる方もままございまして、そのために下車を命ぜられる。ところが下車を命ぜられても、もうそのときには他の車は一ぱいで、降りたときに困るものですから、やはり降りるまでの間に時間をとつたり、あるいはその間に言葉の行き違い等でいろいろの事件が発生しておるようであります。從つてこの問題は、根本的には從來通り議員パスでも乗れるように盡力してみたらばどうかということで、議長御一任になつておるわけでありますが’それもまだ十分に解決しておらぬのであります。その間にやはり今言うような誤解の点で、ままそういうことがありますために、第三輸送司令部の方から運輸省の渉外事務局に、そのあつた事件を指示いたしまして、こういうことのないように十分連絡をとるようにという命令があつたそうでありまして、渉外事務局の方から私の方へ、議員さん方に徹底方の要望があつたわけでございます。從いまして、その改正規約をもう一度公報で、たまたま出たのを読まない方もあるかもしれませんから、三日ぐらい出しまして、規則の改正になつた点と、從來の議員パスでは乗れない、乗る場合には二等の切符の購入を願いたいという意味の注意書を出して、徹底をはかるつもりでありますが、そういうぐあいに規則が変つてしまつたことを、各党におかれましても、適当の機会に徹底するようにおはかりを願いたい、こう思つております。
 それからもう一つは、非常にむずかしい問題でございますので、ここですぐおきめ願うのは困難だと思いますが、それは國会記者会の規約の問題でございます。御承知の通り國会に出入りいたします新聞並びに報道記者等の出入に關しましては、從來から出入証を差上げておきまして、これが記者会において自律的に配分をいたして出入りをしておつたわけでありますが、その記者会の規約について、關係方面から民主的に規約を改正したらばどうであろうかという強い勧告がございまして、数度の交渉の結果、大体の改正案といたしまして、お手もとに配付いたしましたように五條と八條が根本的に変るわけであります。もし五條と八條がこのように変りました場合に、どういうようにしてこの記者徽章の配付をやつたらばいいだろうかという問題がすぐに起つてくるわけであります。現在は規約の方の第五條は「新聞協会々員タル新聞通信社及ビ放送事業者」ということになつておりまして、それがこの幹事会で認めた範囲で、ある程度の制限をせざるを得ない事情に相なつておつたわけであります。そのために新聞といたしましては、大体日刊の新聞社というような標準でやつておるように了承しております。ところが今度の改正案によりますと、正規の用紙割当を受ける出版物は当然にはいれる。それから(ロ)には出版物以外の報道機關の入会をも認めることになつており、また(ハ)の方では常識上報道機關として正規かつ職業的機能を営むものと認められる個人ははいれるというように、非常に範囲が廣く相なつておるわけであります。これはこの記者会にはいる資格でありますが、第八條の方で現実に出入証の配付がどうなるかと言いますと、第八條では「本会員であるとないとを問わず、議院に出入するパスを要求するすべての合法的新聞に対し本会は同社が最低一つのパスを入手することを妨げざるものとす」というように、合法的の新聞であれば、この会員として第五條で制限されておる以外の者でも入り得る。少くとも一人は入り得るというように拡がつていくわけであります。その場合に当然にパスを所持すべき者と幹事会が認めたものは、これは推薦をいたしてくるようになつておりますから、この推薦されてパスを持つておる者は、ある程度制限ができると思いますが、それ以外の者がこういうぐあいに入り得る形になりますために、「本会は事務総長から衣頼ありたる場合は、幹事を通じパスを発行するものとす。」こうありますのは、おそらく事務総長の方から向うの幹事の方に相当の数を差上げておいて、それを適宜発行するような形に相なることを予想しておるのではないかと思うわけであります。そういうような關係で現実よりも非常に殖えてこなければならないという關係がありますので、これに対する出入証の交付方等に非常にむずかしい問題が起つてくるのではないか、こう考えております。現在ではそれならばどうなつておるかと申しますと、大体約六百箇を向うに配付いたしまして、その範囲で賄わせておるわけであります。これは現実にはいつてくる方は六百人あるわけでは絶対にありません。事実はおそらく二、三百人の範囲に止まつておると思いますが、その專任の記者に徽章をやつておきますと、その方が來ずに代人が來るという場合がありますので、六百箇出ておりましても、実際には二、三百人の範囲が出入りしておられるというようなことに相なつておるように聞いております。それがさらに廣なつて、この六百の箇数をどんどん増すというても、おそらく現実に六百人來たならば問題になりませんので、その六百を出します際にも、一應そういうことがないと取締り上困る、あるいは混雑をして困る、あるいは現にそれだけ出たために新聞記者の諸君、通信社の諸君が事務上差支える場合は、箇数は自分の方で制限するというお話が出ておつたわけであります。ずつと引続いてそうなつております。さらにこれが新規約によつて殖えてきますと、新聞社だけでも二百四十五社くらいになつてくるわけであります。それに雑誌もはいることになるので、少くとも二、三千にはなるのではなかろうかと思います。それ以外の個人という問題になつたならば、えらいことになる。そのような数千のものを新聞記者諸君に渡して、適宜入れていただくということは、おそらく不可能になるのではないか。從つて一般傍聽人と同じように早い者勝ちというか、推薦者以外の分については、事実上徽章を持つておつても入れないというような制限を受けることになるのではないかと思いますので、こういう規約の改正をされることは、衆議院の取締りの面からも非常に困つたことではないかと思います。もし、かりにこういう改正案ができるといたしますれば、これに対処してどういう形で出入証を交付するかという問題について、國会記者会側と衆議院側と十分打会せをしなければならないと思います。從つてそれに対して打合せ等の具体的の問題が出ました場合には、議院運営委員会等にお諮りいたしまして、御了承いただけるような段階に達したいと思いますが、これについて何か御意見でもあれば伺つておきたいと思います。
#42
○中野(四)委員 全般的に言えばこの問題は議院運営の上において重大な問題であるから、ここできめることはできません。党に帰つて党の議を経て決定したいということを前堤としたいと思います。それから第五條のフリー・ランサーないし廊下とんびの入会を認めぬというのは何ですか。こういう不見識な名前をここに付することはどうかと思います。こういうものは早く削除することがいいと思います。
 それからこれに関連して申し上げなければならぬことが一つある。聞くところによりますと、社会党、民主自由党、民主党、國民協同党をもつてその事務長会議というものをやつているそうです。近來社会革新党も一枚加えたそうでありますが、この事務長会議によつて現在警務課で発行しているところの通院徽章を全部取上げて、これを事務長会議で扱つている。そして十五人以上の党に一個ずつ與えるということを先日の会議に付したそうです。まつたくこの議院運営委員会の本質を知らずに事務長会というものが越権行為をなしているものだと思います。いわんや聞くところによると、部屋に置いたものがなくなるから、今後はそういうような者は入れないようにするという議論もしているようであります。でありますから、この事務長会議に対して、運営委員会を通じて、嚴重な警告を発し、今後議院運営の上において、さような越権行為を断じてされないようにきめていただきたいということが一つであります。
 さらにもう一つ、議院運営の観点からいつて、現在國民協同党以上の四党には党の事務員用としてパスが運輸省から発行されておるわけであります。しかもその発行の経過を聞きますと、二十五名以上の交渉團体に一枚というようなことを事務長会議で決定して運輸省の方に頼んだということであります。現在國会法の改正もなく、交渉会の規定もない今日において、何をもつて律するか、二十五名以上の交渉團体に特別に便宜が與えられて、それ以下の政党には事実上その便宜が與えられないということを、端的に事務長会議で行うということは、もつてのほかだと思う。これは議院運営からいつて支障があるから、特に委員会からこの点について嚴重な警告を発して、少くとも各党に最低一枚の事務員用としてのパスの発行を認めるということを述べていただきたいと思うのであります。端的にいつて、四党や五党の事務長が集まつて國会運営の上に自由の取捨選択をすることは穏かでないと思うので、この点運営委員会で取上げていただきたいと思います。
#43
○淺沼委員長 それでは、事務長会議というものの内容についても、まだ私どもより了承しておりませんし、今、中野さんからお話のあつた二点については事務長会議を主催しておる側と一度懇談をして、その上で議院運営全体として考慮してみたいと思います。さよう取扱いますから御了承願います。
    ―――――――――――――
#44
○大池事務総長 いま一つは、図書館が赤坂離宮の方に移りまして、一應各部屋に割り振られて仕事をしております。図書館運営委員会の方々にも見ていただき、議院運営の方々にもおひまのある方はごらん願えれば結構であります。その他の議員の方々でもおいでを願う方があつたら來てもらいたいという申出があります。
 それから國会法の改正について両院の合同打合会を明日あたり開きたいということであります。
#45
○淺沼委員長 参議院は各党から一名ずつ出ておりますが、明日の午後でもよろしいか。
#46
○徳田球一君 二十日にしたらどうだろう。
#47
○淺沼委員長 二十日以後に延ばすほどの内容のものでない。
#48
○松岡議長 衆議院は一致して讓歩しないことに院議はきまつているのですから……。
#49
○淺沼委員長 それでは明日午後一時打合会を開きます。
#50
○徳田球一君 予算は出せ出せと言つておるのだが、十五日に出さなければ大体問題にならぬのだが、今まで出てきませんね。新聞等を見ると大分混乱しておるようだが、一体二十日に出ますか。
#51
○小島委員 暫定予算が出ておりますよ。
#52
○徳田委員 本予算が出なければ意味がない。この議会にほんとうに入用なものを出さずに、切れつ端を出しても、何の用にも立たぬ。それを二十日までに出さぬと、またぞろ会期を延ばすという問題になるから、それを聽いておきたい。
#53
○淺沼委員長 それは私どもの方で返事を申し上げるというわけにいきませんが、明日にでも打合会で政府から聽くようにしたらどうです。
    ―――――――――――――
#54
○大池事務総長 もう一点、衆議院の解散に關する決議案というのが、尾崎さんから二月十八日に御提案になつておるわけです。その決議案の内容は、一、衆議院の解散は必ず國会の議決によつてこれを行うべし。二、衆議院と参議院の議決が違つたときには衆議院の議決による。こういう二つの内容でございます。これは委員会付託になれば議院運営委員会におそらく來べきものだと思つておりますが、御本人からは本会議即決の要求があるわけでありますから、これをかける場合には、本会議で即決するかしないかをまず諮りまして、即決するということになれば、そこで決議案の趣旨弁明を聽いて、態度を決定するということになりますし、即決すべきでない、この委員会にかけて審議すべきものだということになれば、即決要求をやめて、こちらの委員会で一應取上げなければならないと思いますが、尾崎さんはなるべく早くやつてくれと言われる。今まで実質的の面がはいつて來ませんから延び延びになつておりましたが、これを適当の時期にやるように、いつがよいか、ひとつお考えおき願いたい。
#55
○中野(四)委員 この問題は國会運営上の重大な問題でありまして、御承知のように審法の條章の中に二箇條ありますけれども、いずれも解散の主体というものが明確でない。特にこの衆議院は國家の最高機關たる建前から言いましても、國会以外の何人も、いかなる機關もこれを解散し得べき道理がないということは明確であるのでありますから、これを今まで國会の指名によつて、就職した総理大臣が天皇の御承認によれば解散し得るということが間違いだとてうことをここにうたつてありますが、これはあくまでも委員会に取上げて、そうしてこの議院運営委員会へ付託して本会議でこれを決定するというようにすることが妥当だと思うのです。皆さん方の御意見を聽いていただいて、速やかにこの点を議院運営委員会に付託する。そして運営委員会において十二分に審査して本会議で決定する。解散するとかしないというのでなくて、解散の主体がきまらない。これは天皇が解散するにあらず、総理大臣が解散するにあらず、國会みずからが解散すべきであるという明文がどこにもないのです。
#56
○小島委員 ちよつと聽きたいのだが、委員会省略の請求があつた場合には、必ずそれを承知しなければいかぬのですか。一旦本会議へかけてきめなければならぬのか、それとも運営委員会だけできめてもいいのですか。
#57
○大池事務総長 そうはいきません。本人の方から特に緊急を要するから委員会付託省略の要求があるのですから、それを容れるか容れないか……。
#58
○小島委員 本会議できめてそれがまた運営委員会にかけるかどうかきまるわけですか。
#59
○大池事務総長 そうです。
#60
○小島委員 一体こういう要求があるけれども、一應その要求を運営委員会で判断するということはないのですか。
#61
○大池事務総長 それは事前のことでして、こういうのはすぐ本会議で即決するのはいかぬから委員会にかけろというような問題があれば、もちろんそれをやるわけです。
#62
○小島委員 しかし運営委員会できめておいて、まだ本会議でもきめるのですか。
#63
○大池事務総長 形式的には本会議できめるわけです。
#64
○徳田球一君 しかしこの決議文が出れば、國会法を改めるか憲法を改めるかする方がいい。
#65
○淺沼委員長 ちよつと速記を止めて……。
    〔速記中止〕
#66
○淺沼委員長 それでは今の尾崎さん提出の衆議院の解散に關する決議案の内容は、憲法の解釈に非常に重大な影響をもつ議案ですから、一應尾崎さんの提唱に從つて本会議にかける前に、案の内容について尾崎さんから説明をこの委員会においてしてもらつて、取扱い方を決定するということでいかがですか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#67
○淺沼委員長 ほかにございませんか。――なければ本日はこの程度で散会いたします。明日は午後一時より開会いたします。
    午後零時五十一分散会
ソース: 国立国会図書館
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