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1947/06/10 第2回国会 衆議院 衆議院会議録情報 第002回国会 議院運営委員会 第47号
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1947/06/10 第2回国会 衆議院

衆議院会議録情報 第002回国会 議院運営委員会 第47号

#1
第002回国会 議院運営委員会 第47号
昭和二十三年六月十日(木曜日)
    午後二時二十分開議
   委員長 淺沼稻次郎君
   理事 坪川 信三君
      石田 博英君    小澤佐重喜君
      高橋 英吉君   山口喜久一郎君
      佐々木更三君    笹口  晃君
      吉川 兼光君    椎熊 三郎君
      中村 俊夫君    石田 一松君
      成重 光眞君    田中 久雄君
      中野 四郎君    林  百郎君
 委員外の出席者
        議     長 松岡 駒吉君
        副  議  長 田中 萬逸君
        議     員 本田 英作君
        事 務 総 長 大池  眞君
    ―――――――――――――
本日の会議に付した事件
 委員派遣承認申請に関する件
 國会法改正に関する件
 会期に関する件
 合同審査会開会に関する件
    ―――――――――――――
#2
○淺沼委員長 これより会議を開きます。
 議題は四項目あります。まず最初に國土計画委員会で、委員派遣の件について申出があります。
#3
○大池事務總長 國土計画委員から、北上川における融雪災害の実情調査のために、高田弥市さんと長谷川政友さん、原孝吉さんの三人を、四日間、盛岡から一ノ関に至る北上川沿岸に派遣する。日程は承認があれば直ぐ決定いたしたいのですが、十五日以降の見込みです。
#4
○淺沼委員長 御異議ございませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#5
○淺沼委員長 異議なければさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#6
○淺沼委員長 次に参議院の議院運営委員会から、合同審査の要求がありました。これは議員の歳費その他に関する件で向うの希望は午後一時ですが、よろしゆうございますか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#7
○淺沼委員長 御異議なければさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#8
○淺沼委員長 その次に國会法の改正案を議題に供します。事務総長の御説明を願います。
#9
○大池事務總長 國会法の改正案は、先日当委員会で一応成案を得まして関係方面に提出しましたところ、大体あの通りでオーケーが参りました。それ以外に、ただ一つこういう点を十分考えて、その点をさらに入れてもらえないかという希望があります。それは先日から問題になりました常任委員長がやめる場合は、政府が送つた場合にもあり得るし、そうでなくて同じ党の中の委員長でも、ある場合にその方にやめていただいて他の人とかえようという場合も起り得るでありましようが、そこに何ら法規の規定がないと、先日図書館運営委員長がおやめになるために相当の時日を要しましたので、何らかの法規が必要ではないかと自分たちは考えておりましたが、そのために議院が必要のある場合に、院議で個人の一人をやめさせることができる、という規定を置くのはどうかと思われますので、同じ結論ですが院議である常任委員長の席が空位になつたとしたらどうかという希望で、向うの指示した案を文章に直してみれば、「各議院において特に必要があるときは、全部又は一部の常任委員長につきその議院の議決をもつて空位となすことができる」という言葉以外にないと思います。若しその言葉を表面的にすれば「院議をもつて解任することができる」とかえれは一番よいが、解任というのはろこつ過ぎる、むしろ空位になつたという方がいいではないかということでございます。
#10
○中村(俊)委員 「委員長の職を辞せしめる」としてはどうですか。
#11
○淺沼委員長 それではそういうことにして異議ありませんか。
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#12
○淺沼委員長 さよう決定いたします。國会法の改正案は以上をもちまして全部議了するわけでありますが、取扱いは従来の慣例に測つてよろしゆうございますか、
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#13
○淺沼委員長 それではさよう決定いたします。
    ―――――――――――――
#14
○淺沼委員長 次に会期の問題を議題に供します。議長及び常任委員長の報告がございます。
#15
○松岡議長 先ほど常任委員長の方が寄りまして、各委員会の委員長全部が発言されたわけではありませんが、それぞれ発言がありました。最も心配をしておりました各委員会の審議は、存外進んでおるようです。今月一ぱいにはできると思います。委員長によつては六月一ぱいでは法案の審議ができかねるというように感じている人もあつたが大体今月一ぱいにはできるだろうと思います。それから法制長官が見えておりましたので説明を求めましたところ、昨日現在で残つているものが九十件あるそうです。そのうちで今日十件議会に提案されたものがありまして、残りが約八十件、そのうちで重要な法律案だと思われるものが四、五ありました。
#16
○淺沼委員長 会期延長の問題はどうですか。
#17
○小澤(佐)委員 ここは一応散会して、各党の態度を決めた上、あらためて会期の問題を取扱うことにしたらどうですか。
#18
○淺沼委員長 いま小沢君から御意見がありました、常任委員長会議の結果は、六月一ぱい延期すれば、という答申があつたということを議長から承つておりまして、明日参議院との間で歳費のことで合同審査がございますから、明後日の午前十一時から、会期の問題を取扱うことに決めたらどうですか。
#19
○中野(四)委員 院議をもつて一応の期間を制限いたし、政府は責任をもつてという答弁をしているが、その責任を明確にせず、会期延長を議論するのは、今後の國会の運営上おもしろくない。政府側の意向のみによつて会期を延長することを、今日においても今後においても議題に供していくかどうか、ということを、議院運営委員会において相当態度をきめて、政府に責任をとらせ、かつ会期延長の審議に入ることが至当と思います。
#20
○淺沼委員長 そのことも含めて十二日にやることにしたらいかがでしよう。
 十二日の午前十時より本委員会を開くことに御異議ありませんか、
    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#21
○淺沼委員長 さよう決定いたします。
#22
○中野(四)委員 会期を延期しようという点は了承できますが、一応運営委員会を円満に運ぶ上にも、会期を延長し、審議を慎重ならしめる上にも、この責任の問題は一応運営委員会で與党、野党を離れて、衆議院としての態度をきめておく必要があると思います。國会の見地よりしても、政府に対して要望すべきものは十分に要求する必要があると思いますが、十二日に委員会を開かれてそこで議論されても、おそらく在野各党の連中は一致して反対することは火を見るよりも明らかだと思います。反対ということになれば最後は再び数で採決をするという段階にはいると思います。いま少し真剣にこの問題は政府側に、ただ遺憾の意を表すということでなしに、その責任の所在を明確ならしめる必要があると私は思います。十二日にもち越すことは、会期切迫まで問題をもち越すという段階になると思いますので、それは審議の上にも影響をもたらす問題だろうと思います。こういう問題は日を延ばさずに、いま少し懇談的に話を進めていつたらどうかと思いますが、それもすべて私の申上げることは杞憂であれば結構だが……。
#23
○淺沼委員長 それですから、それまでに各党の意見も大体まとめていただいて、実は今日民自党で幹部会を開くというのを、今日は問題を決定しないで、日を延ばすことによつて出席願つたわけで、いろいろ各党の御意見もございましようから、そういう点があれば政府から来ていただいて、直接政府から会期延長を申し込んだことに対しての意見も聴かれることがいいと思います。
#24
○成重委員 私は会期の延長をせざるを得ないことは了承しますが、政府がもう少し私たちに誠意をもてば、少くとも六月十日までにはこの法案は提出する、十日以後出されるものは國会として審議をしないということを明らかにしておるのです。今日に至つて院議を無視したような政府の提議は議院運営委員会を冒涜しておると思います。政府の誠意のないことに対し遺憾の意を表します。
#25
○小澤(佐)委員 私も同意見です。
#26
○林(百)委員 十二日の午前十時から総理と官房長官に出席を求めたいと思います。
#27
○淺沼委員長 出席手続をとつておきます。
 それでは議院運営委員会はこの程度において散会いたします。
    午後二時五十四分散会
ソース: 国立国会図書館
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