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1995/02/23 第132回国会 参議院 参議院会議録情報 第132回国会 外務委員会 第2号
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1995/02/23 第132回国会 参議院

参議院会議録情報 第132回国会 外務委員会 第2号

#1
第132回国会 外務委員会 第2号
平成七年二月二十三日(木曜日)
   午前十一時四十分開会
    ―――――――――――――
  出席者は左のとおり。
    委員長         田村 秀昭君
    理 事
                野間  赳君
                矢田部 理君
                猪木 寛至君
    委 員
                笠原 潤一君
                成瀬 守重君
                野沢 太三君
                宮澤  弘君
                矢野 哲朗君
                大渕 絹子君
                大脇 雅子君
                清水 澄子君
                石井 一二君
                黒柳  明君
                武田邦太郎若
                立木  洋君
                椎名 素夫君
   国務大臣
       外 務 大 臣  河野 洋平君
   政府委員
       外務大臣官房外
       務参事官     谷内正太郎君
       外務省総合外交
       政策局軍備管
       理・科学審議官  林   暘君
       外務省アジア局
       長        川島  裕君
       外務省北米局長  時野谷 敦君
       外務省経済局長  原口 幸市君
       外務省経済協力
       局長       平林  博君
       外務省条約局長  折田 正樹君
   事務局側
       常任委員会専門
       員        大島 弘輔君
   説明員
       科学技術庁原子  森口 泰孝君
       力局核燃料課長
       外務大臣官房審
       議官       梅津  至君
       通商産業省産業
       政策局商務室長  近藤 正春君
    ―――――――――――――
   本日の会議に付した案件
○千九百九十四年の国際コーヒー協定の締結につ
 いて承認を求めるの件(内閣提出)
○千九百八十八年五月三十一日に総会において採
 択された千九百二十八年十一月二十二日の国際
 博覧会に関する条約一千九百四十八年五月十日
 、千九百六十六年十一月十六日及び千九百七十
 二年十一月三十日の議定書並びに千九百八十二
 年六月二十四日の改正によって改正され及び補
 足されたもの一の改正の受諾について承認を求
 めるの件(内閣提出)
    ―――――――――――――
#2
○委員長(田村秀昭君) ただいまから外務委員会を開会いたします。
 千九百九十四年の国際コーヒー協定の締結について承認を求めるの件及び千九百八十八年五月三十一日に総会において採択された千九百二十八年十一月二十二日の国際博覧会に関する条約(千九百四十八年五月十日、千九百六十六年十一月十六日及び千九百七十二年十一月三十日の議定書並びに千九百八十二年六月二十四日の改正によって改正され及び補足されたもの一の改正の受諾について承認を求めるの件、以上二件を一括して議題とし、これより質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
#3
○笠原潤一君 自民党の笠原潤一であります。
 ただいま委員長から御報告がありましたように、条約承認案件二件でありますけれども、先般河野外務大臣からこの案件についての趣旨説明がございました。その中で、私は特に千九百八十八年五月三十一日に総会において採択された千九百二十八年十一月二十二日の国際博覧会に関する条約、この承認案件ですが、この問題について二、三質問をしたいと思います。
 特に、国際博覧会については言をまつまでもなく、御承知のようにパリでエッフェル塔ができまして、自来世界各国で博覧会が開かれ、その都度人類に大きな夢と希望を与えてきたわけです。その中でも特にニューヨークの博覧会、シアトルの博覧会は私も知っていますし、同時に一番大きなインパクトを与えたのは大阪万国博覧会です。日本博覧会でありますが、これは特に画期的な、日本国民の戦後二十年間のうつぼつした大きな夢と希望を達成した博覧会でもありますが、その前にオリンピックもやったわけです。したがって、オリンピックとこの博覧会によってようやく日本は戦後を脱却して、そして文字どおり科学技術立国の道を開いていったわけです。
 その点を思い合わせまして、今回は特にこの博覧会については承認案件の中でいろいろと述べられておりますが、決して異議を差し挟むわけではなくて、非常に時宜を得た条約の協定内容であろうと思っています。
 我が国におきましては、いや世界じゅうもそうですけれども、一般博と科学博覧会はたくさんございます。特にここ二十数年間というのは世界各国で、一般博はもとよりでありますが、特別博覧会が随分随所で開かれておりまして、そういう点でいえばもうそろそろ、博覧会の内容もそうでありますし、いろんなことそのものも変えていかなきゃならない時代に立ち至ってきたのではないかと思っています。我が国においては、大阪万国博覧会以来いろいろと経緯を経ながら、特にバブル時代においては日本国はどこの都道府県も全部が博覧会イベント一色でありました。したがって、随分大きな成果を上げましたし、各府県のいろんなことについては地域のそういうものが非常に底上げされ、そして地域の活性化にも役立ったことは否めない事実です。
 しかし、大阪万博が開かれて約三十年近くになりますか、今回私がお尋ねしたいのは、昭和六十三年に愛知県が実は一般博覧会をやりたい、万国博覧会をやろうということを提唱されたわけであります。パリの博覧会事務局に赴いて、これは正式な外交ルートでなく愛知県独自の誘致を試みた、こういうことでありました。そういう点で、愛知県も、また東海、特に三県一市、非常に希望を持っておるわけであります。そして、昨年六月に愛知県は基本構想を策定いたしまして、愛知県の瀬戸市近郊の丘陵地帯でこの博覧会を開催したい、こういう希望を持って今着々と準備を進めておられるわけです。
 したがって、この開催日程でありますが、御承知のように紀元二〇〇〇年、これはハノーバーにおいて二十一世紀初頭の大博覧会が開かれるということであります。本来でいえば十年ごとですから、前の総会の規定は十年ごとですから、したがって一般博は二〇一〇年ということでありますが、今回の改定によりまして五年ごとということになったわけですから、愛知県にとっては非常に大きな希望、それを満たされる状況になってきたと思うんです、これが改定されれば。したがって、承認案件ですから、私も当然これは案件を承認いたしたいと思っておりますし、五年ごとの開催で愛知県が二〇〇五年にいよいよ開催ができるという可能性が高まってきたことは否めない事実です。
 では、開催することにつきましては、開催の意義があると思うんです。理念とか哲学みたいなものがあるんですが、そのタイトル、特に目玉の問題がありますし、それからもちろん開催の経費があるでしょう。同時に、開いた以上は入場規模、またお互いに動員もしなきゃならぬとかいろいろございまして、愛知県は四千万人ぐらいを期待しておる。過去、日本の博覧会は大抵ほとんど二千万以上でしたから、つくば万博にしても、大阪万博は言うに及ばず、大阪の花博覧会も大体二千万以上ですから、大成功に終わってきたわけであります。
 したがって、その入場規模も大きな要因になりますし、同時にもう一つ、博覧会を開こうと思った場合にはアクセスが非常に大事になるわけです。お客がたくさん来るんですから、観客誘致が大事ですから、そういう点でいえばこのアクセスの問題。今、愛知県は中都空港をつくろうとしていらっしゃるんです。これは二〇〇五年に間に合わせたいということでやっておるんですけれども、これは果たしてどういくのかそこら辺のことはまだ定かではありませんが、一応愛知県も、きのうの新聞でしたか今回の愛知県の予算では十六億ぐらい計上して、技術調査等いろんなことをやろうと。国の方も何か二億五千万くらい予算をつけてここ数年間やっておるわけです。アクセスの問題、これは中部空港ができればもう万全の体制でありますが、名古屋空港とか、関西空港も御承知のように昨年開港いたしましたので、そういう問題もあろうかと思うんです。
 それともう一つは、環境アセスメントの問題が重要な問題になってくるということであります。
 それからもう一つは土地利用。これをクリアできれば、これは一つの条件として満たされるわけです。
 そういう点でお聞きいたしますと、来年度開催に対して申請のための立候補をしようということであります。したがって、BIEに対してスケジュール、プログラム、こういうものについていかなる方法で、またいかなる機関でまず立候補申請を行われるのか。もちろん愛知県でなくてこれは日本国がレジストレーションを行うわけですから、そういう点についてまず一点外務省の方にお尋ねをしたいということであります。
 それから、先ほど申しましたように、昭和四十五年、日本万国博覧会、俗に言う大阪万博が大阪府で開催され、すばらしい成果と非常に大きな夢と希望を与えた博覧会であります。その中で世界じゅうに喧伝されたのはビュレットトレーンですかこれは日本の新幹線です。世界じゅうどこへ行ってもこのビュレットトレーンというのは有名です。これが非常に大きな役割を果たじたじ、これによって日本の技術レベルを本当に世界的に公表した、こういうことであります。この問題は後にちょっと触れるとして、このビュレットトレーン、これが大阪万博で非常に大きな効果、最大の効果を発揮したと思うんです。
 そういうことでありますので、将来の問題としてこの愛知万博をやった場合、ではこの目玉にするのは何かということであります、これは後ほど申し上げたいと思うんですが。
 今ちょうど日本国の通産省が、実はこれ非常に私もびっくりしたんですが、二百五十億円計上いたしまして、十年間で何と日本とアメリカ、サンフランシスコ―日本間を二時間半で結ぼう、ハイパーソニックという計画をしているわけです。これはアメリカのゼネラル・エレクトリック、それから日本では通産省が主導的な役割を果たしていますが、石川島播磨、三菱重工、川崎重工、それから米国のプラット・アンド・ホイットニー、それから英国のロールスロイス、フランスの航空公団、これらが共同開発して二時間半でつくろうということで、今このエンジンは成功したわけです。石川島播磨も、非常に低騒音で燃費がよくて、例のコンコルドなんか問題にならぬというような、これは世界的に画期的な開発に実は成功したのです。これは大臣にひとつまた一回これを見てもらうといいんですが。同時にまた、GEも世界一のエンジン工場ですが、一番大きな問題は、低騒音でなきゃいかぬ、燃費が少なくなきゃいかぬと。
 これが成功したんですから、あと十年後ですから、それが関西空港でも、中部空港でもできればこれは結構なことですが、そういうところへ入ってくる。これは非常に大きな意味が私はあると思うんです。これは、本当に日本の通産省が技術の枠といいますか、そうしたお金をかけてこういうことをやっているんですから、これが本当に可能ならば博覧会は成功するに間違いない、私はこう思っておるわけであります。
 そんなことを余談で申し上げながら、実は来年度の予備調査で約二千万円、通産省の方はもう既に計上されておるということであります。したがって、先ほど申しましたような前述の幾つかの項目を果たしてクリアできるか。クリアできればこれは可能になるんですから、そこら辺の問題についてちょっとお尋ねをしたい、こういうことであります。もちろん、これは万国博覧会の協会主催でおやりになると思うんです。
 そこで愛知県ですけれども、もちろん日本国じゅうのコンセンサスを得なきゃならぬし、国家も挙げてやっていただかなきゃならぬ。でありますが、特に愛知県というのは、こう言うと怒られるかもわかりませんが、何といっても尾張藩というのが大半です。そういう点で言うと、三県一市の我が岐阜県もあるいは三重県もお互いにやっぱり協力し合わないといけないということであります。もちろん瀬戸ですから有名な瀬戸物の産地ということですけれども、実は日本のほとんど七割も八割もこの地域で、茶わんを初め陶磁器、そういうものは全部ここでつくっているわけです。そういう点で言えば我々も協力にやぶさかではありませんし、そのために一生懸命やろう、こういうことでありますので、そこら辺のコミュニケーションが非常に大事になってくる、こういうことでありますし、国家挙げでまた取り組んでもらわなきゃならぬということであります。
 ここで一つ懸念されるのは、今を去る約三十年くらい前ですか、御承知のように日本で一番最初のオリンピックをやったのは東京オリンピック、それかられ幌オリンピックをやりましたね。それで大成功だったんですが、名古屋オリンピックはシドニーが立候補をやめて必ず来ると思ったところが、案に相違いたしまして残念ながら結局ソウル・オリンピックに持っていかれてしまった、あの轍を再び踏んじゃいけないと思うんです。あのとき事前調査とか、いろんな方法もありましたしいろいろなこともありますが、これは過去の傷ですから言いませんけれども、あのオリンピックの二の舞をやってはいけないということでありまして、そのためにはやっぱりそのように体制を持っていかなきゃならぬ、私はこう思っておるわけです。
 実はこういうところで発表していいかどうかわかりませんが、当時は東海銀行さんが主力でおやりになりました。はっきり言えば日本を代表するトヨタ。御承知のように、トヨタの方はどの程度の協力をされたかわかりませんけれども、あのときは初めての民活オリンピックをやろうということでしたから、どうも産業界にしても初めての民活オリンピックですから多少の懸念もあったのではないか。同時に、当時レーガン、カーターさんの選挙のときでレーガンさんが勝たれたんですが、ちょうど日本の車というのは二百万台を超えて二百二、三十万までいった。アメリカは日本の車が入ってくるものですから大変な問題を起こしまして百八十万台までカットされた、御承知のあの経緯があるわけです。
 したがって、当時の国際情勢というか政治の駆け引きというのは非常に熾烈ですから、今回の博覧会といえども、そういう競争場裏になって果たしてこれがうまく成功するかどうかというのはやっぱり取り組みだと、こう思っています。
 御承知のように、トヨタというのは日本を代表する世界で第二位の自動車会社ですが、トヨタの本場だということで、世界ではどこでもトヨタ、トヨタと言います。豊田佐吉翁は御承知のように非常な貧農の息子さんでしたけれども、一念発起、発明に次ぐ発明で、これは恐らく万国博覧会、東京の上野で開かれた勧業博覧会で自動織機を見て非常に大きな影響を受けたんです。
 したがって、私はそういう意味で、今回の愛知博覧会というのは二十一世紀博覧会という名称だそうですけれども、ひとつ思い切った、なお一層これから将来二十一世紀に日本は高齢化に向かい福祉社会に向かっていくんですから、前の東京オリンピックとか大阪博覧会とか花の博覧会とかつくば万博のときと違って、日本は産業の空洞化がやや進展しておりますし、高齢化もどんどん進んでくる中でありますから、当時の日本の上昇気流のあのころの博覧会と違って、この二〇〇五年というのは、十年後には違った意味が出てくると思うんです。そこら辺の気構えといいますかそういうものもまた違った意味になってくると思います。
 そういう点について外務大臣の所見と、それからまたこの博覧会の当事者である外務省それから通産省の方からもその点についてお尋ねをしたいと思います。
#4
○国務大臣(河野洋平君) 後ほど所管の通産省から具体的なお答えを申し上げることになるかと思いますが、今、議員お話しのように、戦後の我が国の経済発展の段階の中で幾つかの万国博がその一つの節目をつくってきた。大阪万博もそうですし、つくば万博もそうでございます。あるいは沖縄万博もそうでございました。そういう節目にこの万博が行われる、あるいは万博がその節目をつくったと言ってもいいのかもしれませんが、国際的に見てこれらの万博が余りに規模が大きくなり過ぎた、あるいは資金的な負担も余りに大きくなり過ぎたというような事象もあるんでしょう。例えば、ハンガリーとオーストリアが一緒にやろうと言っていた万博がなかなかうまくいかなくて不調に終わったというような例もございます。そうした反省などもあって、少し開催の間隔その他について考えるということもあるいはあるかもしれません。そうしたことで、今回、私どももこの条約について御審議をいただくことといたしたわけでございます。
 今、議員からるるお述べになりましたが、私どもも日本の国内におきまして時宜にかなった催し物が適切な形で行われるということは非常に意味のあることではないかというふうに思っているわけでございます。名古屋市あるいは愛知県、その近隣自治体が非常に意欲を燃やしておられるということも承知しております。まだあと十一年先のことでございますが、規定によりますと九年ぐらい前から届け出をして云々ということにもなっているようでございまして、もう準備のための意欲が非常に強まっているということを伺っているわけでございます。こうしたことが経済的にあるいは技術的にどういう意味をもたらすかということは、当事者その他の熱意にもよることだと思います。
 今回の今おっしゃいました愛知万博と言われるものの構想だけ拝見しますと、「技術・文化・交流−新しい地球創造」、こういうテーマでやりたいというふうなことを言っておられるというふうに伺っておりますが、これらのことは地元の方々の熱意というものが極めて重要なことだというふうに思います。
 政府としては、閣議決定をするという段階にはまだ至っていないと承知しておりますが、国際的な合意が得られるということになれば、恐らくそれ相応の対応をするということになるだろうと思います。
#5
○説明員(近藤正春君) 博覧会の開催につきましては、通産省でもこれまで大阪万博等々開催に携わってきておりますけれども、やはり我が国について世界にいろいろメッセージを発信するとかあるいは国際交流の促進、地域の活性化等々、非常に重要な意義を有するというふうに感じております。
 ただ、先ほども委員の方のお話もございましたとおり、非常に大きなプロジェクトでございますので、関係省庁の一致した協力も必要でございますし、経済界も含めて国内各層の協力ということで、日本全体で祝福される形で開催されるという国民的なコンセンサスというのが非常に大事であるというふうに考えております。
 昨年六月に、愛知県の方から基本構想というものを政府に御提出があり、政府部内での検討をしてほしいという強い要望がございまして、これを踏まえまして、通産省におきまして七年度予算に二千万円強でございますけれども国際博覧会の予備調査費というのに計上してございます。予算を成立させていただきますれば、この費用をもとに来年度調査検討を行ってまいりたいと思います。
 その中で、先ほどいろいろ御指摘ございましたような開催意義の問題ですとか開催の経費、あるいはどれだけ入場者が入るのか、あるいはその輸送アクセスがどうか等々、さらに環境問題とか跡地利用、そういったものを含めて十分な調査検討をやっていきたいと思っております。その上でまた関係省庁とも御相談をいたしまして、日本政府全体としてこの国際博覧会の開催を申請していくかどうかということを来年度十分検討していきたいというふうに考えております。
#6
○笠原潤一君 どうもありがとうございました。万全の体制でひとつ取り組んでいただきたいと思います。
 以上をもちまして私の質問を終わります。
#7
○清水澄子君 まず、国際博覧会条約の改正によりまして、これまで十年ごとに開催されていた博覧会が二つの方式になりましたね。このことによって今後国際博覧会の乱立の防止というものにどのようにつながっていくのか。博覧会の開催が秩序立って開催される、そういう見通しというものについてお聞かせいただきたいと思います。簡潔にお願いします。
#8
○政府委員(谷内正太郎君) 現行条約におきましては、国際博覧会の区分を問わず開催間隔の例外的短縮を行うことができることなどから、近年、毎年のように大規模な国際博覧会が開催される状況となってきたわけでございます。これに対しまして、このたびの改正が発効した場合には大規模な国際博覧会、登録博覧会と申しますが、この登録博覧会の開催間隔は原則五年以上となります。それからまた、より小規模な認定博覧会につきましては、この登録博覧会と登録博覧会との間に一回のみ開催可能ということになります。そういうことからして開催頻度は従来よりも秩序立ったものになるというふうに考えております。
#9
○清水澄子君 ちょっと質問を変えますけれども、現在ジュネーブで国連の人権委員会が開催されておることは御承知だと思います。そこで、けさの新聞にありましたけれども、「「旧日本軍の従軍慰安婦問題は、武力紛争下の組織的な婦女暴行・性的奴隷という重大な人権侵害を裁く国際基準の、法的先例となり得る今日的な案件」との指摘が出された。」という報道がありました。このことについて私は、外務省はジュネーブの人権委員会には参加しているわけですから毎日いろんな情報が入っていると思いますが、どのようにこの問題について把握をしていらっしゃるのか。
 それと、けさのNHKのニュースでしたけれども、外務省は国連人権委員会からの日本への調査。団を受け入れることになったような報道がありましたけれども、これは私は報道が必ずしも正しいかどうかわかりませんので、そういう国連の方の調査団の依頼があるか、そしてそれがあるときは受け入れるという、そういう姿勢があるかということについてお答えください。
#10
○説明員(梅津至君) お答えいたします。
 まず最初の御質問の件でございますけれども、第五十一回人権委員会、今、先生御指摘のとおりジュネーブで開催されております。そこにスリランカのラディカ・クマラスワミ女史が特別報告者を務めておりますけれども、その報告者からの報告が提出されております。その報告におきましては、従軍慰安婦問題につきまして過去の事例としてではなく現在の問題として考慮されるべきであること、それから補償問題が決定されなければならない、また旧日本軍による行為は国際人道法上の犯罪として認識されねばならない、それから第三に国際法上の適切な補償の権利は十分に認められていること等の記述が存在するというふうに私どもは承知しております。
 それから第二点のけさの報道でございますけれども、私ども政府といたしましては、国連人権委員会において採択された決議に基づいて任命された女性に対する暴力に関する特別報告者ラディカ・クマラスワミ女史が訪日について関心を有しておられるということは承知いたしております。政府といたしましては、同女史から訪日について正式に御要請があった場合には適切に対処してまいりたい、かように考えております。
#11
○清水澄子君 私は前からこのことを申し上げてきましたけれども、ことしは九月に第四回世界女性会議が北京で開かれますね。これに合わせて、社会開発サミットもそうですし、一連のこの人権委員会でもそうですし、女性に対する暴力撤廃という、こういうテーマが人権問題として非常に強く世界の人権の規範になりつつあります。これと日本の慰安婦問題、過去に犯した慰安婦問題が非常に連動しているわけです。
 このことについては、私は毎回、外務省はこの問題を先取りして、そしてむしろ人権問題として従軍慰安婦問題について明確な処置をすべきだと主張してきましたけれども、なかなかこれまでその認識に至らないという、私たち女性議員から見るととても国際的にもつらい立場に立たされてきました。ですから、今度は今お答えいただいたそういう基本理念で外務省もこの問題にぜひ積極的に取り組んでくださることを私は要望しておきたいと思います。
 次に、これは高レベル廃棄物のフランスからの輸送でございますが、これもニュースで二十三日にフランスのシェルブール港から日本に向かって廃棄物の輸送船が出港したと報道されておりますけれども、外務大臣は、この輸送の日数、航海の日数、それから輸送物の内容がいかなるものであるか、それから輸送ルート、日本にはいつ到着するのか、この輸送計画の全般についてどの程度認識されておられるのかお答えいただきたいと思います。
#12
○国務大臣(河野洋平君) 今般の輸送に関しまして、我が国における直接当事者となっている電気事業者及び科学技術庁によりますと、我が国の原子力発電所において発生する使用済み燃料をフランスにおいて再処理した結果生じる高レベル放射性廃棄物を積んだ輸送船パシフィック・ピンテール号が二月二十三日、すなわちきょうでございますが、フランスのシェルブールを出港して一月半ないし二カ月後にむつ小川原港に到着する予定である、こういうふうに聞いております。
 なお、輸送ルートにつきましては、イギリス、フランスと我が国との間で慎重な議論をし、さまざまな考慮を払った結果、輸送ルートについては公表しないこととなったというふうに聞いておりまして、この答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
#13
○清水澄子君 今回の場合は、これは第一回の輸送ですね。ガラス固化体が総重量十四トン。
 今後の高レベル放射性廃棄物の輸送頻度と輸送量はどのような計画になっているか、お答えください。
#14
○政府委員(林暘君) 今御指摘のように、今回返還されますものは第一回目でございまして、二十八本のガラス固化体を一つにまとめたものとして返還をされてまいります。
 今後の予定でございますけれども、大体年に一、二回、十数年間にわたって合計三千数百本が返還される予定でございますけれども、二回目以降の返還輸送の具体的なスケジュールについては、今後事業者の間で調整をされるというふうに承知をいたしております。
#15
○清水澄子君 今後十年から二十年にわたって輸送される、そういう長期のものだと思います。そういうものについて私たち国会議員も、輸送ルートも私たちはつかめない、そしてそのことは公開しないということですが、では日本政府はそれを知っているわけですね。
#16
○政府委員(林暘君) 先ほど大臣から御答弁申し上げましたとおり、輸送ルートの問題につきましては、廃棄物が積み出されますフランス、再処理を委託しましたフランス、それから船を運航いたしますイギリス、その間で慎重にいろいろ十分協議をしたわけでございますけれども、最終的にルートは公表しないということになったわけでございます。
 ルートについては、政府としては事業者から通報は受けております。
#17
○清水澄子君 二年前のあかつき丸によるプルトニウム輸送のときには、輸送計画のやはり情報を公開せずに国際的な環境団体や通過沿岸国から非常に強い非難を浴びだと思います。そのときに政府は今後は情報を公開したいということを示したわけですが、今回の高レベル放射性廃棄物の輸送計画では、いろんな国から公式抗議声明または抗議声明が三十三カ国にわたって外務省にも、それから事業体にも出されていると思いますが、それらはどういう内容になっておりますか。それに対して日本政府はどのように理解を求めるための説明をされているのかお答えください。
#18
○政府委員(林暘君) フランスから日本に物を持って帰ります場合に想定されるルートというのは幾つかあるわけでございますけれども、そういったルートの近くにある国々を中心といたしまして、日本政府に対しないしは現地においていろいろな懸念等が表明されていることは御指摘のとおりでございます。
 国の数が先生御指摘の数であるというふうには我々も網羅的に全部を承知しているわけではございませんので確認はいたしかねますけれども、これらの国々が基本的に表明しております懸念というものは、彼らの国の領海の通過に反対するないしはその近海の通過に反対するというものが、ほぼこれらの国々の懸念ないしは意見の表明の内容でございます。
#19
○清水澄子君 それに対してどのように説明をしておられるんですか。
#20
○政府委員(林暘君) 日本政府としましては、そういう現実の輸送が起こります前から政府ないしは事業者等がこれらの国々にも参りましたし、今回ないしはこれ以降行います輸送の内容、それがいかに安全性という観点からの配慮がなされているか、それは輸送物の仕様それから鉛その他を含めましてでございますけれども、そういったことの説明をいたしております。また、現在におきましてもこれらの国々、いろいろな懸念その他の表明がありました国々に対しましては、適切な形で彼らが有しております懸念を払拭し得るように我々としてできる限りの説明はいたして、これら諸国の理解を得るように努めているところでございます。
#21
○清水澄子君 ぜひお聞かせください。私、わからないです。適切な形で諸般の懸念を払拭するといっても私にはわからない。どういう内容か言葉で言ってください。どういうふうに相手に説明されているのか。
#22
○政府委員(林暘君) 基本的には、今回ないしは今後、具体的には今回でございますけれども、今回輸送されるものがIMOないしはIAEAの国際的な基準に十分適合した形で運ばれるということ、したがってそういった面から安全性について特に懸念をすることはないということを説明いたしている次第でございます。
#23
○清水澄子君 それで、皆さん、全部わかりましたと納得されましたでしょうか。
#24
○政府委員(林暘君) 納得している国もございますし、必ずしもわかったということではない、議論として平行線をたどっている国ももちろんございます。
#25
○清水澄子君 それはどこの国ですか。
#26
○政府委員(林暘君) 具体的にどこの国とどういつ話をしているということにつきましては、コメントを差し控えさせていただきたいと思います、相手国との関係もございますので。
#27
○清水澄子君 それでは、報道されている輸送ルートではパナマ運河を通過することになっておりますけれども、パナマ運河の通過はパナマ政府は認めましたか。
#28
○政府委員(林暘君) 輸送ルートについては公表を差し控えるということにした次第でございますので、御質問の点についてはコメントを差し控えさせていただきたいと思います。
#29
○清水澄子君 これはちょっとおかしくないですか。全部コメントを差し控えると。私は質問しているんですが全部そういう答えで、では政府の外務省だけが知っておればいいということになりますか。
#30
○政府委員(林暘君) 今御指摘のパナマということでございますけれども、パナマ運河を通るという場合には、当然のことながらパナマ政府、パナマ委員会には通報はいたします。
#31
○清水澄子君 そこで、高レベルの放射性廃棄物というのはこの間のロシアの日本海への投棄の一千三百万倍の危険な物質であるということですけれども、この輸送計画においてはこれは地球を半周しているわけですから、もし事故が起きればもう本当に地球規模での核汚染は避けられないと思います。
 今度の輸送計画においては、最大限の事故というのはどのようなものを想定してやっておられるかその想定されている事故についてはどのような事故対策がとられるのかを説明してください。
#32
○政府委員(林暘君) 先ほども御説明申し上げましたとおり、本件の輸送につきましては、船舶につきましては国際海事機関、IMO、輸送容器につきましては国際原子力機関の定めます国際基準に準拠したもので行っておりまして、十分安全に行われるというふうに考えておりますし、そういう意味で事故の危険があるというふうには我々としては想定をいたしておりません。
 しかしながら、事故を回避するためには当然そのための措置が必要でございまして、輸送船につきましては、自動衝突予防援助装置つきのレーダーが装置されておりますほか、万が一の場合、環境に影響が及ぶことがないようにこの船自体は船底、船側を二重化いたしておりますし、耐衝突構造を有するなど極めて沈みがたい構造になっておりますし、また輸送容器を納めます船倉には水を張る設備を設けるなど火災対策も充実しているというふうに我々としては承知をいたしております。さらに、輸送容器につきましては、厳しい火災条件を想定した試験それから落下事故を想定した試験をクリアしているものと承知しておりますし、そういう意味で安全対策は万全なものになっているというふうに承知しております。
 また、御参考まででございますけれども、我が国はこの今回入ってきますもとになります使用済み燃料を一九六九年から九四年まで百四十三回輸送をいたしておりまして、それについては事故は全く起こってないという状況でございます。
 放射能レベルにつきましては、当然のことながら運んでおります使用済み燃料と返っできます廃棄物とは同等の放射能レベルを有しております。
#33
○清水澄子君 とても何かやりとりが難しいですね。
 万が一というのはだれでも想定をするんだと思いますね。IAEAが安全と言うからもう絶対安全と、そんなことだけではわからない。例えば火災のときはどうするかとか沈没したときはどうするんだとか衝突したときはどうするかとか私はそういう意味で最大限の事故というのは何かが想定されているのじゃないかということをお尋ねしたんですが、一切そういうことは沈まない船でありますからいいんですとおっしゃるわけですか。万が一というのは、沈まないと思ってつくるんだけれども何が起きるかわからないから、その万が一のときの事故にはどうするという想定があるのじゃないんでしょうか。いかがですか。
 特にこれは公海を運ぶわけですよ。その公海上の原則というのがあるのじゃないですか非常に危険なものを運ぶときには。その点についてはどういう御認識を持っていらっしゃるのか再度お答えください。
#34
○政府委員(林暘君) 先ほどお答え申し上げましたとおり、こちらから運びます使用済み燃料につきましても、また今回初めて返ってまいります廃棄物にいたしましても、御指摘のとおり高い放射能レベルを有する物質でございますので、その輸送が最大限安全に行われるように輸送業者、事業者等が最大限の措置を講じているということは今御説明したとおりでございます。そういう意味で我々としてはこの輸送が基本的に安全に行われるものというふうに思っておりますし、それに応じた安全に輸送し得る方策というものは、船、容器その他を含めまして万全のことがとられているというふうに承知しております。
 公海の輸送につきまして、かかる船が公海を通航するについての国際的な規制というものは特にございません。先ほど申し上げましたようにIMO、IAEAの基準というのがございますので、それに合致していることを前提に、特に規制はないと承知しております。
#35
○清水澄子君 それじゃ科学技術庁、お答えください。
 今回の高レベルの放射性廃棄物の輸送計画において、輸送責任の分担はどのようになっているんでしょうか。そして、輸送責任の分担に応じた損害賠償責任はどのようになっているんでしょうか。
#36
○説明員(森口泰孝君) お答え申し上げます。
 まず、今回の輸送における輸送責任の分担でございますけれども、輸送計画上では事業者間の契約がございまして、むつ小川原港までの輸送についてコジェマが担当し、それから海上輸送につきましてはコジェマからBNFLに委託されております。
 それで、具体的な原子力の損害等が起こった場合の責任でございますが、日本の電力会社とフランスの核燃料会社コジェマとの間で契約が締結されておりまして、原則としまして日本領海到着まではコジェマ、フランスの核燃料会社が賠償の責任を負い、日本領海内及び陸上におきましては日本の日本原燃株式会社が費用負担の責任を負うということになっております。
#37
○清水澄子君 それは荷主、いわゆる事業者間の契約ですね。
 そこで、河野大臣にお伺いしたいと思います。
 今回の高レベルの放射性廃棄物の輸送計画において、日本領海外の公海や他国の沿岸部で事件が起きてもそれは事業者間の契約でよろしいということになりますか。もしそういう問題が起きたときに日本政府はどのような責任を負うのか、ぜひお答えいただきたいと思います。
#38
○政府委員(林暘君) 法律上の考え方の問題でございますので、私からお答えさせていただきます。
 万一事故が発生した場合の損害賠償責任につきましては、当然のことながら、いわゆる国際司法の原則に従って、どこの準拠法に従って賠償責任をいかなる人が負うか、ないしは賠償損害額が幾らになるかということが決定をされるわけでございます。先ほど科学技術庁の方から答弁がございましたように、役割分担がフランスと日本でできておりまして、我が国の領海内ないしは日本国内については日本原燃が責任を負うというふうになっていると承知しております。その限りにおいて各会社がそれぞれ民事上の損害賠償責任を一元的に負うことになっておりまして、直ちに日本政府の法的な責任が生じるということはないというふうに考えております。
#39
○清水澄子君 私は今、法的責任を聞いておりません。日本政府の政治的な責任はどうなのかということで大臣にお伺いしております。
#40
○国務大臣(河野洋平君) さまざまなケースがあって一概には言えないと思います。しかし、常識的に申し上げれば、国際的なルールにのっとって、国際社会が定めたルールにのっとって事が進められている、しかもそれに対して政府としてなすべきことをきちっとしておるということであれば事故は起きないはずだと思います。そういうことがきちんと進められているということであれば、これは一体だれが責任を負うかということになれば、今、政府委員が御答弁申し上げたことでよろしいのだというふうに思います。それが我が国がなすべきことをしていないというような状況があれば、それはまた話は別だろうと思います。
#41
○清水澄子君 我が国がなすべきことをしているとおっしゃっても私たちにはわからないわけですよ。ですから、先ほどから、情報の公開もありませんし、そして輸送ルートも公表しない、それから各国からはどういう話になっているかも公表しないという中で、私たちにただすべて信頼せよと言うだけではやっぱりこれだけの、この放射性廃棄物の輸送というのは特に高レベルですから、大変今後もいろいろな問題になる。だから各国からも非常な抗議が出ているんだと思いますし、事故というものも想定される。想定されるというのは、絶対ないとはだれも言えないわけです。ですからそういう不安があると思いますね。
 しかもこれから、日本は原子力開発をしていくという政策に立っているわけですから、やはり日本の原子力開発の透明性といいますかそういうことや海外からの批判に対して日本はこういう姿勢で臨んでいる、こういうことをやっています、こういう責任をとりますという日本側の政治的な立場、それから姿勢というものを私は明確にしていくべきだと思います。それがなければ国際的に私はいろんな意味で日本の核政策に対する姿勢がさまざまな批判になってくると思うわけです。
 ですから、情報公開という意味からも私たち議員が要求した資料、私は何にも資料が手に入らないんですよね。民間の人たちからもらっているような資料しか手に入らない。幾ら外務省にお願いしてもそれは出せないということなんですね。ですから、そういうことじゃなくて、今後私はもっとこの点について透明度を高めるということをぜひお約束していただきたい。きょうはもう時間がありませんので、そのことをお願いしたいと思います。
#42
○国務大臣(河野洋平君) 公表できるものはできるだけ公表すべきだと私自身は思っております。
 問題は、先ほど来御説明申し上げておりますように、フランス、イギリスというものはこの輸送にかかわる当事者でございまして、その当事者から公表しないと言われているものまで国際的な約束を守って公表するということができないことを大変恐縮に存じておりますが、私自身、基本的には公表できるものはできるだけ公表していく、そういう姿勢が必要だというふうに思っております。
#43
○清水澄子君 最後に。
 本当に今度いろいろ資料を請求したんですが手に入らないので、ぜひ委員会として資料を求めていただくように、私はひとつ委員長にお取り計らいをお願いしたいと思います。
#44
○委員長(田村秀昭君) 理事会で検討させていただきます。
 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時に再開することとし、休憩いたします。
   午後零時三十一分休憩
     ―――――・―――――
   午後一時一分開会
#45
○委員長(田村秀昭君) ただいまから外務委員会を再開いたします。
 休憩前に引き続き、千九百九十四年の国際コーヒー協定の締結について承認を求めるの件外一件を議題とし、質疑を行います。
 質疑のある方は順次御発言願います。
#46
○猪木寛至君 先日も北朝鮮問題で質問させていただきましたが、きょうはまた、たまたまこれは日経新聞なんですが、金書記がスポーツのイベントに出席するということで、これは発信が中国大使館になっているんですが、出席すると信じているという見通しを明らかにしたということで発表になっているんです。この件については、多分、このイベントを私が提案したときに、それが目的でというか出席されるだろうということでいろいろ事務レベルでも打ち合わせをしてまいりましたので、間違いなく出られると思うんですね。
 そこで、今までずっと姿をあらわさなかった、初めての登場ということで、このイベントの意味が多分最初はなかなか御理解できなかったんではなかったかと思うんですが、そういう意味での北朝鮮が抱えている事情、そういう部分で、この意義というものを改めて外務大臣にお聞きしたいと思います。
#47
○国務大臣(河野洋平君) 先日も猪木議員からこのスポーツ交流についての長い間のいきさつ、御苦労なさったことについてお話がございました。私も初めて伺う部分も大変多かったものですから非常に関心を持ちました。
 先日も申し上げましたけれども、人間の交流がすべての土台だというふうに思っておりますし、スポーツの交流、文化の交流、こうしたことは有意義なものであるというふうに私は思います。成功裏に終わられるように心から期待をいたしております。
#48
○猪木寛至君 ありがとうございました。
 きょうは、コーヒー協定そして博覧会条約ということで、特にブラジルは、コーヒーの二四・五%ですか、日本が輸入しているということで、一つにはやはりこれからの世界的な農産基地とでもいうかそういう位置づけで私は見ているんです。
 たまたま今、ブラジルは大雨が続いております。ちょうど私は一月の八日から二十二日ということで二週間の予定でブラジルを訪問させてもらいまして、新しい政権が誕生して、そしてカルドゾ大統領とも会見させてもらう機会をいただきました。そのときに、大変日本には熱い期待と、日本政府にもよろしくというメッセージがあったんですが、その中で、ことしは百周年という大事な節目というか、修好百周年。その旨についても大統領は大変関心を持たれたようなんです。
 日本では百周年といっても何だろうかという人が随分多いだろう、多分私どもがそういう意味ではやはりイベントというかブラジルの方で企画されているようなものをもっともっと国民の皆さんに知らせていく役目があるかなと思うんですが、この百周年についてちょっと考えを聞かせていただきたいと思います。
#49
○国務大臣(河野洋平君) 私も昨年ブラジルを訪問させていただきました。関係者、日本から移民をしていらっしゃる方々にまずお目にかかったわけですが、移民の方々も大変この百周年というものに大きな関心を持っておられましたが、ブラジルではその日系の移民の方のみならず、多くのブラジル国民がこの日伯修好百年ということに関心を寄せておられるということがよくわかりました。外務大臣にもお目にかかりましたが、この修好百年の行事をいろいろ考えておられて、ぜひ成功させたいということをおっしゃっておられました。
 私どもとしても、この修好百周年という長い歴史というものを考え、しかもそれはもうある意味では地球の裏側と言われるほど一番遠い地域との関係が百年に達するということを考えますと、ぜひこの修好百周年を意義あるものにしたいというふうに考えております。
 日本でももう日伯修好百周年の委員会ができておりまして、いろいろな行事を計画しておられるというふうに伺っております。私も斎藤委員長にお目にかかって、そのあたりのことも伺っております。ぜひ意義深いものにしていただきたいというふうに思っております。
#50
○猪木寛至君 日系人が百五十万からいるわけですし、出稼ぎと言われてよくバブルのときに随分来られて、日本の企業の中で下働きというかそういうようなことも皆さんやられたということで、ぜひこのイベントが、百周年が成功するように、よろしくお願いいたします。
 そこでコーヒー協定について。
 前回も質問はさせてもらったんですが、私もコーヒーというのはちょっと思い入れが強いというか自分自身がコーヒー移民で行ったこともあって、コーヒーの収穫、そういうこともやりまして、コーヒーについては多少の知識もありますのでちょっとお話をさせてもらいたいと思うんです。
 ちょうど去年、コーヒーがブラジルは霜でやられました。コーヒーというのは霜に大変弱くて、一回霜に遭いますと、その木を切るかもしくは全部根こそぎ倒して新しい苗を植えてやる。そうするとコーヒーのこのサイクルが、大体大霜が来るのが六年サイクルというか、そういう中でこの国際変動というのが非常に、今回の協定にも関連するわけですが、ブラジルの非常に不安定な生産というものについて、その六年サイクルという霜のあれがあるわけです。新しい苗木を植えて二、三年で実を持ち出して、それで収穫があると。そうすると、たまたまその年が大豊作にぶつかるということになると、逆に言えば価格が大暴落を起こすというようなことにつながってくる。そういうことからこの協定は大変意義があるなど、私は大賛成なんです。
 我々がこれからコーヒーを飲む量というのはまだまだふえていくようですね。そして、一つには例えば、例えばというよりは、中国の人たちがコーヒーを一杯ずつ飲み出しますと今の市場の三倍でも追いつかないというのをある専門家の話で聞いたことがあるんですが、たまたま、ずっと昔の話になるんですが、そういう戦略の中で中国にコーヒー園をつくるという話がありまして、中国のコーヒー園というのは採算が合うのか合わないのかはともかく、宴するに中国の人たちがコーヒーを認識することによって市場がそれだけ広がるという大変国際戦略的な話を聞いたことがありましたが、やはりコーヒーというものの非常に微妙な、木自体が持っている弱い部分とかこういうことで安定的なものというのは非常に将来的にも考えていかなきゃいけないんだろうと思います。
 それで、今回のコーヒー協定における分担金というんでしょうかここに書いてありましたが、二千五百万円という数字なんですが、これは日本以外にどのくらいの国がそういう分担金の割合になっているんですか。もしなければ結構ですけれども。
#51
○政府委員(原口幸市君) 今お答えすべき資料を持ち合わせておりませんので、後刻お許しいただければお示ししたいと思います。
#52
○猪木寛至君 結構です。私も今余り時間がないもので。
 最後に、北朝鮮の問題と、それからもう一つはブラジルの問題。いろいろ私もこの間行ったときに陳情がありましたものですから、その陳情に対して全部おこたえするというのは大変なんですが、ひとつ友好という一つのきずなを深めていくためにと。
 もう一つ、これもまた次の機会に質問させてもらいたいと思うんですが、アマゾン道路という、今回大統領の会見の中でも一番強調された部分がアマゾン道路の開発ということです。これは環境破壊だとかいろんな問題がたくさんあるわけですが、将来ブラジルがやはり自分の国でそれを、それだけの経済力がなければ外から幾ら指摘されてもそれにこたえることができないだろう、そういう意味での経済効率を上げていくアマゾン道路計画というのが非常にまた浮上してきましたので、次回それについてもまた質問をさせていただきたいと思います。
 ありがとうございました。
#53
○立木洋君 コーヒー協定の質問に入る前に大臣に一つだけお尋ねしておきたいと思うんです。
 御承知のように、昨年、国連総会で核兵器の使用と威嚇、これが国際法に違反するかどうかということを国際司法裁判所に判断を求めるということが採択をされました。既にその問題に関しては、六月二十日までに各国の政府がそれに対する陳述書を国際司法裁判所の方に提出するというふうになっているようであります。これについての要望が十七日に外務省にその通知が届いたというふうに私は聞いております。
 さてそれで、この問題に関してはもう振り返るまでもなく、先般、御承知のように、必ずしも国際法違反とは言えないという文言を削除するというふうな経過があったということについて、改めてそのことをどうこう言うつもりはございませんけれども、今までの政府の歴代のいろいろな答弁、総理並びに外相等の答弁を聞いていますと、核兵器の使用は国連憲章違反であるというふうな指摘、あるいは核兵器の使用は絶対悪であるというふうな指摘、あるいは核兵器の使用についてはこれは容認できないという、さまざまな指摘があります、人道主義に反するだとか。
 それで、私は昨年の国連総会で行われた経過を調べてみたんです、日本政府がどのような態度をおとりになったのかと。調べてみますと、この核兵器の使用問題についてICJに対して諮問をするという問題に関して、十一月十八日、この問題について国連の第一委員会で採択するかどうかが諮られました。そのときに、決議案を表決しない、すべきではないという提案がモロッコから出されました。日本政府はその表決すべきでないというのに賛成をされたという経過が一つあります。
 それから、十二月十五日に開かれた総会では、今度フランスが決議案を表決しないようにと、これまた動議が出されました。これについても、日本政府はその動議に賛成をして採決しない方がいいという態度をとられたわけです。
 その後、今度はフランスが、この決議案の中に緊急に国際司法裁判所の判断を求めるという「緊急」という文言が入っている、その「緊急」という文言をとるべきだというフランス案が出されました。それに対して今度インドネシアの方から、それについては表決に付すべきではないと、そういう修正案を。というのを出したのに対して、日本政府はインドネシアの動議に対して反対の態度をとりました。
 これずっと一連の経過を見てみますと、大体こういう核兵器の使用が国際法違反になるのかどうか威嚇が違反になるのかどうかという問題については、極端に言えばずっとこれは妨害する側で表決に立っておる。最終的にはこれは棄権されたわけですね。棄権ということではあるけれども、事実上そういう経過を見ると妨害されておると。だから、核兵器の使用をすべきではないということをおっしゃるけれども、実際にはそういうことが決まることを妨げるという態度を現実にとられているのではないかというふうに私は見たわけです。これは大臣は異論があるかもしれませんけれども。
 しかし、この点に関して、今度六月二十日に国際司法裁判所に陳述書を出され、あるいはさらには九月二十日にそれに対する、他国の意見に対する意見書を出すという権利もあるわけですが、この問題に関して今までの経過からどういうふうなお考えを今お持ちになっているのか。官僚の方がなさった態度に対する問題も閣僚会議でいろいろ意見が出ているようでありますから、大臣御自身の現時点における判断をお聞きしておきたいと思います。
#54
○国務大臣(河野洋平君) 議員が最後にお尋ねになった部分については、目下検討中でございます。どういう返事をするか、返事についてどういう判断をするかこれもまた検討中でございます。ただ、そこに至るまでのプロセスについて議員がいろいろお話しになりましたことについて少し私の見解も述べさせていただきたいと思います。
 確かに議員が御調査になった部分はそのとおりであります。日本の態度はそのとおりであります。ただ、せっかくそこまで御調査をいただいたならば、あの国連総会全体で我が国がどういう対応をしたかということについてもお調べをいただいて……
#55
○立木洋君 調べて私は本会議で質問しました。
#56
○国務大臣(河野洋平君) 言及をしていただきたいと思うんです。それは我が国は究極的核廃絶についての決議案を出して、これは我が国が提案をして世界各国から同意を得て、これはほとんどすべての国の賛成を得て決議をすることができたということが同時にあるわけでございまして、つまり我が国の主張は、究極的な核廃絶というのが我が国の明確な主張であるということは申し上げていいと思うんです。
 問題は、今、議員の御指摘になった部分についてでありますが、私どもは究極的な核廃絶を行おうとすればどういうことが必要かといえば、これは非同盟諸国の主張というものももちろん私どもは耳をかすべきものがあると思います。しかし一方、具体的に核廃絶をしようとすれば、核保有国が何を考えるかどうするかということについて全く耳をかさないで究極的な核廃絶ができるというわけにはいかないと思います。
 つまり、非同盟諸国と言ってしまっては少しくくり方があるいは乱暴かもしれませんが、この二つの考え方を対決させる、非常に対立的にとらえて対決をさせるということではこの問題は解決しない。むしろ、二つの考え方をどうやってその間に合意点を導き出していくかという努力こそが本当の核廃絶に向かっために必要な努力ではないかというのが私の見解でございます。
 長くなりますからこの辺でやめますが、そうした我々の考え方をもって前国連総会には臨んだということでございます。
#57
○立木洋君 究極的廃絶というのは事実上核廃絶を棚上げするものであるという見解を私は持っておりますが、それを議論するともう時間がありませんから、きょうはその議論はやめます。
 ただ、使用禁止の問題に関して、大臣が去年の七月二日に毎日新聞のインタビューで答えられている文書を私はここに持ってきております。それによりますと、「核兵器の使用は実定国際法に違反するとまでは言えない」との文言を削ったことに関連して大臣が述べられているのは、「政治家が政治の場で国民感情を踏まえて物を言うとすれば、ああいうもの(違反するとまで言えない、との表現)を認める気にはならない」と明確に述べております。そういうことを認める気にならないという立場で国際法違反になるんだという観点も含められるわけですから、そういう観点で私は政治家として今度の国連の司法裁判所に対する陳述書を出していただきたい。今、検討中だということですから回答は要りません。そういう立場で私はやっていただきたいということを強く要望しておきたいと思います。
 コーヒー協定の問題も、時間がなくなりましたからこれも最終的なお考えとしてひとつ大臣にお尋ねしたいんですが、UNCTADが一九六四年に開かれまして、そしていわゆる南北の経済格差をなくしてと」うということで、国際的な商品協定もその一つの方式としてどんどんやっていこうということになったわけですね。
 しかし、一九六四年から今日まで三十年たちました。確かに国際商品協定はさまざまな商品協定がありました。いろいろ私もこの外務委員会で審議をしてきましたけれども、例えば緩衝在庫方式といえばすずだとかジュート、そういう方式はもうなくなりました。
 ところが、今度のコーヒーの場合も、これは輸出割り当て方式をとっているんだけれども、これは将来検討するとはなっているものの、一九八九年からこれまたなくなったんですね。その他小麦にしろオリーブ油にしろ熱帯木材にしろ、あるいは砂糖等々にしても価格の問題に対して安定させるという方式、これはほとんど合意に達していないんですよ。
 ですから、せっかく一九六四年に南北の経済格差をなくしていくための一つの方式として国際商品協定が定められ、それが三十年間いろいろ運用されてきたけれども、実際には経済条項がどんどん外されていって、事実上いわゆる価格を生産国をも消費国をも需要と供給のバランスをとりながら安定させていくという経済的な機能が最近は非常に弱まってきている。だから、国際商品協定のあり方は今後どうあるべきか。
 私は、コーヒーの問題をもっと詳しく聞きたいんだけれども、そういうものの一つとして見るならば、国際的な経済のあり方についての、今のそういう状況についての御判断を大臣に最後にお尋ねして、質問を終わりたいと思います。
#58
○政府委員(原口幸市君) 確かに先生御指摘のとおり、幾つかの国際商品協定につきましては経済条項がなくなっていることは事実でございますが、他方、今ある国際商品協定につきましてはそれ以外に関係の市場情報の充実とか商品の消費振興、あるいは生産加工の研究開発等々の規定がございまして、そもそも生産国自身がそういうものを依然として非常に強く要望しているという点がございます。
 したがいまして、私どもは決して経済条項を否定するわけではございません。経済条項につきましても、生産国それから消費国がそれぞれ納得のいく合理的なものができれば、それはそれで大いに奨励すべきだと思いますが、たとえそれがなくても依然として国際的な商品協定の意味はあると思っておりまして、それがまたとりもなおさず開発途上国への支援にもつながると、そのように考えております。
#59
○椎名素夫君 きょうの議題のコーヒー協定、国際博覧会の承認については賛成であります。
 きょうはごくごく短い時間ですけれども、アメリカの話を伺いたいと思います。
 クリントン政権ができて、長年の冷戦でくたびれてきたせいか、非常に内向きになったと言われてきました。その中で日米関係は三つの柱があって、一つは安保、政治、もう一つは経済、それからグローバルな問題、この三つの柱があるけれども、経済を除いては大変にうまくいっているからとりあえずは経済重点でやるというような話を聞かされました。その後いわゆる経済摩擦というのが非常にしぶとい形でずっと今まで続いてきたんですが、最近それも表面は少し静かになってきたと。
 それから、去年の十月の中間選挙で大統領にとっては大変打撃な選挙の結果が出たというあたりからかもしれませんけれども、アメリカの政治の空気が少し変わってきたような気がするんです。どうやら、うまくいっているということを前提にして、ほっておくと安全保障というような非常に大事な関係がだんだん侵食をされるという認識がアメリカの行政府にも出てきたというあらわれが幾つかあるような気がするんです。しかし、せんだっての年頭教書の中では、およそ外交問題というのは一時間半も異例の長さでしゃべりまくったにしてはほとんど触れられていない。メキシコのペソの問題ぐらいしかなかったというような話になっている。
 それにしても、実際問題としてはいろいろな作業、我々に直接関係をするところで言いますと、日米安保というものを一体どういうふうにこの新しい環境の中で据え直すかというような作業は進んでいるように聞いておりますけれども、そういう流れの中で政府としてお感じになっているアメリカの変化、そしてそれに対してどういう対処をしていくおつもりであるか。この一点だけを伺いたいと思います。
#60
○国務大臣(河野洋平君) 昨年の中間選挙の結果、アメリカの政治地図は大変大きく塗りかえられたわけでございます。共和党が上下両院でイニシアチブをとったということになりまして、とりわけ下院のギングリッチ氏は大変意欲満々で登場をされたということから大きな変化があるのではないかというふうに私どもも注目をしておりました。
 ことし一月早々に村山総理が訪米をされまして、クリントン・村山会談、さらにはその会談の後、上下両院を訪ねて、そう長い時間ではありませんでしたけれども、上下両院で民主党、共和党双方の指導者の方々とお会いになりました。これは首脳会談と違って非常にざっくばらんな、ある意味では何が話題になるかわからないという感じで出会い、いろいろな話がございました。
 しかし、私どもが考えておりましたことと少し違ってといいますか、むしろ非常に日本に対する考え方、見方というものはこれまでの日米関係というものに肯定的な評価をしておられるというふうに私は感じました。それは、今、議員からもお話がありましたように、五十年間という長い日米関係の中で、その二つの国をつないできたのはやはり日米安保条約である。その上で、両国の安定した関係の上で経済はどんどんと進んできた。これは両国の経済関係というものも進んだし、両国がそれぞれに経済力も伸ばしてきた。とりわけ日本は非常に伸ばした。しかし、近年、経済的には少しいざこざがある。そこで、経済的側面が非常に注目をされているけれども、考えてみれば、経済的側面というものも大事だけれども、もっとベーシックなものは安全保障体制だ、この日米の安全保障体制というものを再認識する必要があるという感じをそれぞれの方が持っておられるように思いました。したがって、その再認識という言葉がややもすると見直しなんという言葉に言いかえられて安保条約の修正が論ぜられるのかというふうにマスコミに取り上げられている向きがありますが、そういう感じではなくて再認識をするということが一つあると思います。
 しかし、その再認識という言葉の中には、やはり冷戦が終わった後の日米安全保障体制というものに一体どういう意味づけがさらにもたらされるかということについてはよく議論をし、お互いが再認識をする必要があるとアメリカ側は考えているというふうに思いました。その点については我々も全くそういうふうに思っておりまして、これは両国間でさらにさまざまなレベルで話し合いをする必要がある、そんな感じを持って帰ってきました。
#61
○椎名素夫君 二国間の関係というのはなかなか面倒なところがあって、殊に五十年も続いていると前からのいきさつというのがいろいろ引きずるわけですね。それで、断絶するときには話が途切れますから割に簡単なんですが、続けようというときには何かいきさつというのがいろいろと尾を引いてくるというところがあるので、やはり、今、節目だと思うんですね。
 そこで、何というんでしょうね、試行実験というのかな、というようなことで、今、白紙にまず、絵を戻してみて、この世界の中で我々にとってのそれぞれの二国間関係、あるいは地域との関係というものを見直すというかそういう試行実験みたいなものをやっぱり我々やっていかなきゃいけないんじゃないかと思うんですね。そうでないと何となしに惰性に流れる部分がどうしても出てきてしまう。殊に日米関係というのは占領時代からずるずると続いてきてしまっておりますから我々の手でしっかりしたチョイスをやったという感じが非常に薄いだけに、その点ぜひ心がけてもう一度、日米関係は私は一番大事な関係だと思いますので、お考えいただきたいと思います。御答弁は要りません。
 ありがとうございました。
#62
○委員長(田村秀昭君) 他に御発言もなければ、二件の質疑は終局したものと認め、これより討論に入ります、――別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。
 まず、千九百九十四年の国際コーヒー協定の締結について承認を求めるの件の採決を行います。
 本件を承認することに賛成の方の挙手を願います。
   〔賛成者挙手〕
#63
○委員長(田村秀昭君) 全会一致と認めます。よって、本件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。
 次に、千九百八十八年五月三十一日に総会において採択された千九百二十八年十一月二十二日の国際博覧会に関する条約一千九百四十八年五月十日、千九百六十六年十一月十六日及び千九百七十二年十一月三十日の議定書並びに千九百八十二年六月二十四日の改正によって改正され及び補足されたもの一の改正の受諾について承認を求めるの件の採決を行います。
 本件を承認することに賛成の方の挙手を願います。
   〔賛成者挙手〕
#64
○委員長(田村秀昭君) 全会一致と認めます。よって、本件は全会一致をもって承認すべきものと決定いたしました。
 なお、二件の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
#65
○委員長(田村秀昭君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
   午後一時二十七分散会
ソース: 国立国会図書館
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